JP2006190765A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 MIM構造の容量素子の形成にあたり、表面が凹凸を有する下部電極の形成に際して高温の熱処理を必要としない半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体装置の製造方法は、下部電極20を形成する工程が、容量素子収容孔18の表面に400℃の基板温度でスパッタ法によってCoを堆積し、表面に凹凸を有するCo膜19を形成する工程と、Co膜19を覆って窒化チタンから成る下部電極20を形成する工程とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、更に詳細には、半導体装置にMIM型の容量素子を形成する技術に関する。
DRAM(Dynamic Random-Access Memory)などの半導体装置では、メモリセルに容量素子が用いられる。容量素子では、情報として蓄積された電荷が時間と共に減少するため、情報を維持するためには、これを定期的に書き換える必要がある。ここで、容量素子の容量が大きいほど多くの電荷を蓄えられるので、情報の書換えに必要な時間の間隔を長くでき、消費電力が少ない半導体装置が得られる。
近年、素子の高集積化に伴って、個々の容量素子に許容される容積が縮小され、必要な容量を確保することが困難になっている。小さな容積で大きな容量を得る技術として、容量絶縁膜を金属電極とシリコン電極とで挟んだMIS(Metal Insulator Semiconductor)構造の容量素子において、シリコン電極の表面にHSG(Hemi-Spherical-Grain)を形成することによって、容量素子の表面積を拡大する方法が実用化されている。
図7に、下部電極の表面にHSGを形成したMIS構造の容量素子を備える半導体装置の断面を示す。半導体装置30は、p型の単結晶シリコン基板11を備える。シリコン基板11の表面近傍には、素子形成領域を区画して、酸化シリコンから成る素子分離領域12が形成されている。素子形成領域では、シリコン基板11上にトランジスタのゲート電極(図示なし)が形成され、ゲート電極の両脇のシリコン基板11の表面近傍にトランジスタのn型ソース・ドレイン領域13が形成されている。ゲート電極を覆ってシリコン基板11上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜15、及び窒化シリコンから成る層間絶縁膜16が順次に形成されている。
層間絶縁膜16及び層間絶縁膜15を貫通して、ソース・ドレイン領域13に達するコンタクト孔14aが形成され、コンタクト孔14aを埋め込んでコンタクト電極14が形成されている。
コンタクト電極14及び層間絶縁膜16上には、酸化シリコンから成る層間絶縁膜17が成膜されている。層間絶縁膜17を貫通して、コンタクト電極14及びコンタクト電極14近傍の層間絶縁膜16を露出させる容量素子収容孔18が形成されている。容量素子収容孔18の側面18a及び底面18bには、シリコンから成る下部電極31が形成され、下部電極31の表面にはHSGが形成されている。
下部電極31の表面を覆って窒化シリコン層32が形成され、窒化シリコン層32の表面及び層間絶縁膜17上に連続して、Ta(酸化タンタル)層33が形成されている。窒化シリコン層32は、下部電極31を構成するシリコンの表面酸化を抑制する目的で形成され、窒化シリコン層32及びTa層33は容量絶縁膜34を構成する。容量絶縁膜34の表面にTiNから成る上部電極35が形成されている。下部電極31、容量絶縁膜34、及び上部電極35は、半導体装置30の容量素子を構成する。下部電極31を構成するシリコンの表面にHSGが形成されることによって、下部電極31の表面積を拡大して、容量素子の容量を増大させることが出来る。なお、HSGは、PH雰囲気中で基板温度が700℃程度の熱処理によって、良好な形状に形成される。
ところで、次世代の半導体装置では、容量素子に許容される容積が更に縮小されるため、より小さな容積で所要の容量を確保する必要がある。しかし、半導体装置30では、容量素子の形成に際して、リーク電流の低減を目的とする、NH雰囲気中の基板温度が700℃以上のRTN(Rapid Thermal Nitridation)が必須であり、このRTNの際に、下部電極31の表面に除去が困難な酸化シリコン層が形成される問題があった。この場合、Ta層33を薄く形成しても、誘電率が比較的低い酸化シリコン層がTa層33に対して直列に形成されるため、容量絶縁膜の薄膜化に障害となり、所要の容量を確保することが困難である。
そこで、酸化シリコン層のような低誘電率膜が形成されない容量素子として、容量絶縁膜を金属電極で挟んだMIM(Metal Insulator Metal)構造の容量素子が検討されている。
図8に、MIM構造の容量素子を有する従来の半導体装置の一例を示す。半導体装置40は、容量素子の構成が異なることを除いては、図7に示した半導体装置30と同様の構成を有している。半導体装置40では、容量素子の下部電極41は、略平坦な表面を有するTiNで構成されている。容量絶縁膜42は、下部電極41の表面及び層間絶縁膜17上に連続して形成された酸化アルミニウム(Al)で構成されている。
半導体装置40では、図7に示した半導体装置30のように下部電極の表面に低誘電率膜が形成されないため、所望の薄膜化が達成できるものの、半導体装置30と異なり下部電極の表面が平坦であるため、十分な表面積が得られず、所要の容量を確保するには不十分である。
上記に対して、特許文献1は、下部電極に導電性金属酸化膜や金属膜等の材料を用い、表面が凹凸を有する下部電極を形成することを提案している。同特許文献によれば、表面が凹凸を有する下部電極は、これらの材料をスパッタ法により500〜600℃の基板温度で堆積し、又は、これらの材料を300〜400℃程度の基板温度で堆積した後、600〜700℃程度の基板温度のアニールを行うことによって、形成されるものとしている。
特開2000−357783号
ところで、次世代の半導体装置では、より微細で且つ高い性能を有する半導体メモリを形成するために、容量素子の形成に際して、既に形成されたトランジスタの性能に影響を与える高温の熱処理をできるだけ避けることが望まれる。しかし、特許文献1によれば、表面が凹凸を有する下部電極の形成に際して、基板温度が500℃を超える高温の熱処理を経ることが不可欠であるため、トランジスタの性能への影響を十分に抑えることが出来ない。
本発明は、上記に鑑み、MIM構造の容量素子を備え、表面が凹凸を有する下部電極の形成に際して高温の熱処理を必要としない半導体装置及びその製造方法を提供し、これによって、より微細で且つ高い性能を有する半導体メモリの製造を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、順次に形成された下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極を有する容量素子を備える半導体装置において、
前記下部電極が、絶縁層の表面に島状に離散して形成されたCo膜と、該Co膜を覆って形成された金属又は金属化合物から成ることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、順次に形成された下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極を有する容量素子を備える半導体装置の製造方法において、前記下部電極を形成する工程が、
絶縁層の表面に500℃未満の基板温度でCoを堆積し、表面に凹凸を有するCo膜を形成する工程と、
前記Co膜を覆って金属又は金属化合物から成る下部電極を形成する工程と
を有することを特徴とする。
本発明に係る半導体装置によれば、絶縁層の表面に島状に離散して形成されたCo膜の形状が反映されることによって、金属又は金属化合物の表面が凹凸に形成される。これによって、下部電極の表面積を拡大して、容量素子の容量を効果的に増大させることが出来る。
本発明に係る半導体装置の好適な実施態様では、前記容量絶縁膜が、高い誘電率を有するAl膜又はHfO膜を含んで構成されることによって、容量素子の容量を更に増大させることが出来る。Al膜及びHfO膜は、CVD法などにより何れも500℃程度以下の低い基板温度で成膜できるので、既に形成されたトランジスタの特性への影響を抑えることが出来る。
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、500℃未満の基板温度でCoを堆積し、表面に凹凸を有するCo膜を形成することによって、容量素子の電極の表面積を拡大しつつ、且つ既に形成されたトランジスタへの影響を抑えることが出来る。
本発明に係る半導体装置の製造方法の好適な実施態様では、前記Co膜を形成する工程を、450℃以下の基板温度でスパッタ法で行うことによって、既に形成されたトランジスタへの影響を更に抑えることが出来る。
本発明に係る半導体装置の製造方法の好適な実施態様では、前記Co膜を形成する工程を、350℃以上の基板温度で行う。この場合、更に好ましくは、前記Co膜を形成する工程は、膜厚等の条件を調節することによって、前記Co膜を島状に離散して形成する。
本発明者は、本発明に先立って、MIM構造の容量素子において容量を増大させる検討を行い、下部電極の下地となる酸化シリコン等の絶縁膜上にCo(コバルト)を500℃未満の基板温度で堆積した場合に、表面に凹凸を有するCo膜が形成されることを見出した。このようなCo膜を下部電極又は下部電極の一部とすれば、Co膜の表面形状が反映されることによって、電極の面積を拡大できる。
酸化シリコン上にCoの堆積を行った際の電子顕微鏡写真を、図9に示す。同図において、酸化シリコン層に容量素子収容孔を模した、深さが約1μmで径が約0.5μmの略円筒形の溝を形成し、スパッタ法により酸化シリコン層の表面に対してCoの堆積を行った。同図(a)〜(c)は、基板温度を室温(25℃)、200℃、及び400℃に設定した際の様子をそれぞれ示している。これらの図において、Co膜の表面に凹凸が形成されている。特に、図9(c)では、図9(a)、(b)に比して凹凸の起伏が極めて大きく形成されていると共に、膜が島状に離散して不連続に形成されている。島状のCo膜は、高さが30nmで、粒径が15〜80nm、隣接するCo膜間の間隔が2〜15nmである。
更に実験を行った結果、基板温度が350℃以上で、Co膜が不連続に形成されることが判った。Co膜の表面に凹凸が形成されるのは、Coに凝集作用が働いているためであり、温度の上昇に伴ってCo膜が不連続になるのは、その凝集作用が強くなるためと考えられる。
本発明者は、上記知見に鑑み、MIM構造の容量素子の形成に際して、500℃未満の基板温度で、下部電極の下地となる絶縁層上に表面に凹凸が形成されたCo膜を形成し、このCo膜を含む下部電極を形成することによって、電極の面積を拡大し、容量素子の容量を増大することとした。また、基板温度を350℃以上にすることによって、島状に離散したCo膜を形成し、下部電極の面積を効果的に拡大することとした。なお、既に形成されているトランジスタへの影響を更に抑えるために、Co堆積時の基板温度を更に450℃以下に設定することが好ましい。
以下、図面を参照し、本発明に係る実施形態に基づいて、本発明を更に詳細に説明する。図1に、本発明の一実施形態に係る半導体装置を、ソース・ドレイン領域が並ぶ方向に沿って見た横断面で示す。半導体装置10は、MIM構造の容量素子を備える半導体装置であって、p型の単結晶シリコン基板11を備える。シリコン基板11の表面近傍には、素子形成領域を区画して、酸化シリコンから成る素子分離領域12が形成されている。素子形成領域では、シリコン基板11上にトランジスタのゲート電極(図示なし)が形成され、ゲート電極の両脇のシリコン基板11の表面近傍にトランジスタのn型ソース・ドレイン領域13が形成されている。ゲート電極を覆ってシリコン基板11上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜15、及び窒化シリコンから成る層間絶縁膜16が順次に形成されている。
層間絶縁膜16及び層間絶縁膜15を貫通して、ソース・ドレイン領域13に達するコンタクト孔14aが形成され、コンタクト孔14aを埋め込んでポリシリコンから成るコンタクト電極14が形成されている。
コンタクト電極14及び層間絶縁膜16上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜17が成膜されている。層間絶縁膜17を貫通して、コンタクト電極14及びコンタクト電極14近傍の層間絶縁膜16を露出させる容量素子収容孔18が形成されている。容量素子収容孔18の側面18aには凸状のCo膜19が、島状に離散して形成されている。Co膜19を覆って容量素子収容孔18の側面18a及び底面18bにTiNから成る下部電極20が形成されている。下部電極20とコンタクト電極14との間には、コバルトシリサイド層21が形成されている。
下部電極20の表面及び層間絶縁膜17上に連続して、酸化アルミニウム(Al)から成る容量絶縁膜22が成膜されている。容量絶縁膜22の表面にTiNから成る上部電極23が形成されている。下部電極20、容量絶縁膜22、及び上部電極23は、半導体装置10の容量素子を構成する。
本実施形態の半導体装置によれば、容量素子収容孔の側面18aに島状に離散して形成されたCo膜19の凸形状が反映されることによって、下部電極20の表面が凹凸に形成される。これによって、下部電極20及び上部電極23の表面の面積を拡大して、容量素子の容量を効果的に増大させることが出来る。
図2〜6に、半導体装置10を製造する製造段階を順次に示す。先ず、p型の単結晶シリコン基板11の表面近傍に酸化シリコンから成る素子分離領域12を形成することによって、素子形成領域を区画する。素子形成領域で、シリコン基板11上にトランジスタのゲート電極(図示なし)を形成した後、ゲート電極両脇のシリコン基板11の表面近傍にトランジスタのn型ソース・ドレイン領域13を形成する。次いで、公知のCVD法により、ゲート電極を覆って全面に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜15、及び窒化シリコンから成る層間絶縁膜16を順次に成膜する。引き続き、リソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜15及び層間絶縁膜16を貫通し、ソース・ドレイン領域13の一部を露出させるコンタクトホール14aを形成する。
次いで、公知のCVD法により、コンタクトホール14aの内部を埋め込んで、導電材としてポリシリコンを堆積する。導電材には、アモルファスシリコンを用いることも出来る。引き続き、ドライエッチング又はCMP(Chemical Mechanical Polishing)により、層間絶縁膜16上のポリシリコンを除去し、コンタクトホール14aの内部にポリシリコンを残すことにより、ソース・ドレイン領域13に接続されるコンタクト電極14を形成する。
次いで、コンタクト電極14を覆って層間絶縁膜16上に、酸化シリコンから成る層間絶縁膜17を成膜する。引き続き、リソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜17を貫通し、コンタクト電極14の表面を露出させる容量素子収容孔18を形成する(図2)。
次いで、圧力が2mTorrのAr雰囲気中で、基板温度を400℃に保った状態で、スパッタ法によりCoを100nmの膜厚となるように堆積する。この堆積条件において、容量素子収容孔の側面18aでは、島状に離散した凸状のCo膜19が形成される。層間絶縁膜17上では、堆積の初期においてはCo膜19は島状に離散して形成されるものの、容量素子収容孔の側面18aよりも厚く短時間に堆積されるため、堆積に伴って島が相互に繋がり、連続したCo膜19に形成される。コンタクト電極14を構成するシリコンの表面では、堆積されたCoは凝集せずに、部分的又は全体的にコバルトシリサイド層18が形成される(図3)。
一般的に、孔を有する膜上にスパッタ法で堆積を行う場合には、孔の内部よりも膜の表面において厚く堆積される。従って、Co膜を島状に形成するための最適な膜厚は、堆積を行う場所、孔の形状、スパッタ法における被覆性能や堆積速度等の条件に基づいて決定する。
次いで、図4に示すように、リソグラフィ等により、容量素子収容孔18の内部に選択的にレジスト24を充填する。引き続き、ドライエッチングにより、層間絶縁膜17上のCo膜19を除去する。Co膜19の除去は、ウエットエッチングにより行うことも出来る。更に、図5に示すように、容量素子収容孔18の内部のレジスト24を除去する。
次いで、基板を500℃に加熱し、TiCl(四塩化チタン)を用いたCVD法により、TiNを成膜する。成膜されたTiNの表面は、Co膜19の凸形状が反映されることによって、凹凸に形成される。引き続き、リソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜17上のTiNを除去し、容量素子収容孔18の内部にTiNを残すことによって、下部電極20を形成する(図6)。
次いで、基板を450℃に加熱し、TMA(トリメチルアルミニウム)を用いたCVD法により、Alから成る容量絶縁膜22を成膜する。引き続き、下部電極21の形成の際と同様の方法で、容量絶縁膜22の表面にTiNから成る上部電極23を成膜する。Co膜19は、500℃以上の耐熱性を有し、電極や容量絶縁膜の成膜に際して形状変化等を生じない。更に、リソグラフィ及びドライエッチングにより、容量絶縁膜22及び上部電極23のパターニングを行う。これによって、図1に示したMIM構造の容量素子を備える半導体装置10を完成する。
本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、島状に離散するCo膜19を400℃の基板温度で形成することによって、容量素子の形成に必要な基板温度を500℃未満に抑えることが出来る。従って、下部電極20及び上部電極23の面積を拡大しつつ、既に形成されたトランジスタへの影響を抑えることが出来る。
なお、本実施形態では、下部電極20の形成に先立ってCo膜19を形成したが、凝集などによって表面に凹凸が形成される材料であれば他の材料を形成しても構わない。好ましくは、500℃以下の基板温度で表面に凹凸が形成され、且つ500℃以上の耐熱性を有する材料を用いる。容量絶縁膜には、Al膜以外にもHfO(酸化ハーフニューム)膜を用いることが出来る。HfO膜は、基板を300℃に加熱し、TemaHf(テトラキスエチルメチルアミノハーフニューム)を用いたCVD法により成膜することが出来る。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明に係る半導体装置及びその製造方法は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した半導体装置及びその製造方法も、本発明の範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の構成を示す断面図である。 実施形態の半導体装置を製造方法について、一製造段階を示す断面図である。 実施形態の半導体装置を製造方法について、図2に後続する製造段階を示す断面図である。 実施形態の半導体装置を製造方法について、図3に後続する製造段階を示す断面図である。 実施形態の半導体装置を製造方法について、図4に後続する製造段階を示す断面図である。 実施形態の半導体装置を製造方法について、図5に後続する製造段階を示す断面図である。 従来のMIS構造の半導体装置の構成を示す断面図である。 従来のMIM構造の半導体装置の構成を示す断面図である。 図9(a)〜(c)は、酸化シリコン膜上及び孔の内部に、室温、200℃、及び400℃の基板温度でCoを堆積した際の電子顕微鏡写真をそれぞれ示す図である。
符号の説明
10:半導体装置
11:シリコン基板
12:素子分離領域
13:ソース・ドレイン領域
14:コンタクト電極
14a:コンタクト孔
15:層間絶縁膜
16:層間絶縁膜
17:層間絶縁膜
18:容量素子収容孔
18a:(容量素子収容孔の)側面
18b:(容量素子収容孔の)底面
19:Co膜
20:下部電極
21:コバルトシリサイド層
22:容量絶縁膜
23:上部電極
24:保護レジスト

Claims (7)

  1. 順次に形成された下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極を有する容量素子を備える半導体装置において、
    前記下部電極が、絶縁層の表面に島状に離散して形成されたCo膜と、該Co膜を覆って形成された金属又は金属化合物から成ることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記容量絶縁膜が、Al膜又はHfO膜を含んで構成される、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 順次に形成された下部電極、容量絶縁膜、及び上部電極を有する容量素子を備える半導体装置の製造方法において、前記下部電極を形成する工程が、
    絶縁層の表面に500℃未満の基板温度でCoを堆積し、表面に凹凸を有するCo膜を形成する工程と、
    前記Co膜を覆って金属又は金属化合物から成る下部電極を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 前記Co膜を形成する工程を、450℃以下の基板温度でスパッタ法で行う、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記Co膜を形成する工程を、350℃以上の基板温度で行う、請求項3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記Co膜を形成する工程は、前記Co膜を島状に離散して形成する、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記容量絶縁膜を形成する工程が、Al膜又はHfO膜を堆積する工程を含む、請求項3〜6の何れか一に記載の半導体装置の製造方法。
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