JP2006188586A - 刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた部材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被保護物の表面保護方法並びに表面保護層 - Google Patents

刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた部材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被保護物の表面保護方法並びに表面保護層 Download PDF

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Abstract

【課題】2枚の基材の間に設け、光を照射することで、これら2枚の基材間を強固に接着することができ、優れた接着性を示す一方で、光や熱等の刺激を与えるとことで、必要なときに容易に一旦貼り付けた2枚の基材同士を容易に剥離することができる刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた基材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被着体の表面保護方法並びに表面保護層を提供する。
【解決手段】光硬化性樹脂、光開始剤及び刺激によりガスを発生させるガス発生剤を含有する刺激剥離型接着剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、様々な形状の基材に対する優れた接着性を示す一方、必要に応じて容易に剥離することができる刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた基材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被保護物の表面保護方法並びに表面保護層に関する。
合成樹脂板、金属板、化粧合板、被覆塗装鋼板、各種銘板等の加工時及び運搬時に、これらの表面に汚れが付着したり、傷が付いたりすることを防止するために、表面保護フィルム、粘着ラベル、養生テープ等を貼り付けて保護すること知られている。これらは再剥離型の粘着シートであり、一般に、熱可塑性樹脂や紙等からなる基材層の片面に粘着剤層が形成された構造を有している。使用の際には、粘着シートの粘着剤層を合成樹脂板等の被着体の表面に仮着し、それによって被着体表面を保護し、汚れの付着や傷付きを防止する機能を発揮する。また、被着体が使用される際には、これらの粘着シートは被着体の表面から剥離される。
従って、これらの粘着シートには、被着体の表面に容易に仮着され得る適度の粘着性を有するとともに、使用後には、被着体の表面から容易に剥離し得る良好な剥離性を有することが必要であり、経時での著しい粘着力上昇がないことが必要である。
このような要求を克服するために、従来、アクリル系粘着剤等を外部刺激により架橋させて凝集力を発現させる方法が提案されている。例えば、特許文献1には、エポキシ基を含有するアクリル系共重合体と、カルボキシル基、アミド基、アミノ基等とを含有するアクリル系共重合体及び硬化触媒からなる剥離性粘着剤組成物等が開示されている。
しかしながら、このような剥離性粘着剤組成物は、自発的な剥離が起こらないために、例えば、剛直な2枚の板等を貼り合わせた場合等においては、強い接着力を有し剥離が困難であるという問題があった。
また、従来、粘着シートの形状を取っており、自由な形状や凹凸のある面に対応した剥離型粘接着剤はなかった。
特開平5−43855号公報
本発明は、上記現状に鑑み、様々な形状の基材に対する優れた接着性を示す一方、必要に応じて容易に剥離することができる刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた基材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被保護物の表面保護方法並びに表面保護層を提供することを目的とする。
本発明は、光硬化性樹脂、光開始剤及び刺激によりガスを発生させるガス発生剤を含有する刺激剥離型接着剤組成物である。
以下に本発明を詳述する。
本発明の刺激剥離型接着剤組成物(以下、本発明の接着剤組成物ともいう)は、光硬化性樹脂を含有する。
上記光硬化性樹脂は、光が照射されることで全体が均一にかつ速やかに重合架橋して一体化する樹脂である。このような光硬化性樹脂を含有する本発明の接着剤組成物は、光を照射することで重合硬化させることができ、被着体を強固に接着することができる。
上記光硬化性樹脂としては特に限定されないが、ラジカル重合性樹脂であることが好ましく、具体的には、例えば、分子内にラジカル重合性の不飽和結合を有してなるアクリル酸アルキルエステル系及び/又はメタクリル酸アルキルエステル系の重合性ポリマー、ラジカル重合性の多官能オリゴマー又はモノマーを主成分とするものが挙げられる。
上記重合性ポリマーは、例えば、分子内に官能基を持った(メタ)アクリル系ポリマー(以下、官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーともいう)を予め合成し、この官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーを、分子内に上記官能基含有(メタ)アクリル系ポリマー中の官能基と反応する官能基とラジカル重合性の不飽和結合とを有する化合物(以下、官能基含有不飽和化合物ともいう)と反応させることにより得ることができる。なお、本明細書において、(メタ)アクリルとは、アクリル又はメタクリルを意味する。
上記官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーとしては特に限定されないが、常温で粘着性を有するポリマーとして従来公知のものが挙げられ、例えば、アルキル基の炭素数が2〜18の範囲にあるアクリル酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキルエステルを主モノマーとし、この主モノマーと官能基含有モノマーと、更に必要に応じてこれらと共重合可能な他の改質用モノマーとを常法により共重合させることにより得られたもの等が挙げられる。
このような官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーの重量平均分子量の好ましい下限は20万、好ましい上限は200万程度である。
上記官能基含有モノマーとしては特に限定されず、例えば、アクリル酸、メタクリル酸等のカルボキシル基含有モノマー;アクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシエチル等のヒドロキシル基含有モノマー;アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等のエポキシ基含有モノマー;アクリル酸イソシアネートエチル、メタクリル酸イソシアネートエチル等のイソシアネート基含有モノマー;アクリル酸アミノエチル、メタクリル酸アミノエチル等のアミノ基含有モノマー等が挙げられる。
上記改質用モノマーとしては特に限定されず、例えば、酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン等の一般の(メタ)アクリル系ポリマーに用いられている各種のモノマーが挙げられる。
上記官能基含有不飽和化合物としては特に限定されず、例えば、上記官能基含有(メタ)アクリルポリマーの官能基に応じて上述した官能基含有モノマーと同様のモノマーが挙げられる。具体的には、例えば、官能基含有(メタ)アクリル系ポリマーの官能基がカルボキシル基の場合、エポキシ基含有モノマーやイソシアネート基含有モノマーが用いられ、上記官能基含有(メタ)アクリルポリマーの官能基がヒドロキシル基の場合、イソシアネート基含有モノマーが用いられ、上記官能基含有(メタ)アクリルポリマーの官能基がエポキシ基の場合、カルボキシル基含有モノマーやアクリルアミド等のアミド基含有モノマーが用いられ、上記官能基含有(メタ)アクリルポリマーの官能基がアミノ基の場合、エポキシ基含有モノマーが用いられる。
上記ラジカル重合性の多官能オリゴマー又はモノマーとしては、分子量の上限が1万であるものが好ましく、加熱又は光の照射による上記光硬化性樹脂組成物の三次元網状化が効率よくなされるように、より好ましくは分子量の上限が5000であり、かつ、分子内のラジカル重合性の不飽和結合の数の下限が2個、上限が20個のものである。
このようなラジカル重合性の多官能オリゴマー又はモノマーとしては特に限定されず、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、1,4−ブチレングリコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、市販のオリゴエステルアクリレート、又は、上述した官能基含有モノマー等が挙げられる。これらの多官能オリゴマー又はモノマーは、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
また、本発明の接着剤組成物において、上記光硬化性樹脂は、上述したラジカル重合性樹脂のほか、光カチオン重合性樹脂も好適に用いられる。光カチオン重合性樹脂を含有する本発明の接着剤組成物も、光を照射することにより硬化して弾性率の上昇が著しく、粘着力が大きく低下し、被着体を強固に接着することができるからである。
上記光カチオン重合性樹脂としては特に限定されず、分子内に少なくとも1個の光カチオン重合性の官能基を有する樹脂であればよく、例えば、分子内に少なくとも1個のエポキシ基、オキセタン基、水酸基、ビニルエーテル基、エピスルフィド基、エチレンイミン基等の光カチオン重合性の官能基を有する樹脂が挙げられる。
なかでも、エポキシ基を有するエポキシ基含有樹脂が好適に用いられる。これらの光カチオン重合性樹脂は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記エポキシ基含有樹脂としては特に限定されず、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニルノボラック型エポキシ樹脂、トリスフェノールノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエンノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂;ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、2,2’−ジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ポリオキシプロピレンビスフェノールA型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂等が挙げられる。
上記エポキシ基含有樹脂の他の例としては、エポキシ基含有モノマーやエポキシ基含有オリゴマーの付加重合体、例えば、エポキシ基含有ポリエステル樹脂、エポキシ基含有ポリウレタン樹脂、エポキシ基含有アクリル樹脂等が挙げられる。なお、光硬化後の樹脂に適度な柔軟性を付与するために、可撓性のエポキシ樹脂を用いることも可能である。
これらのエポキシ基含有樹脂は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記光カチオン重合性樹脂は、モノマー状、オリゴマー状、ポリマー状又はこれらの混合物のいずれであってもよく、このような光カチオン重合性樹脂の粘度としては特に限定されないが、好ましい下限は100mPa・s、好ましい上限は10万mPa・sである。
本発明の接着剤組成物は、光重合開始剤を含有する。
上記光重合開始剤としては特に限定されず、例えば、上記光硬化性樹脂がラジカル重合性樹脂である場合、上記光重合開始剤としては、波長250〜800nmの光を照射することにより活性化される光ラジカル重合開始剤が挙げられる。具体的には、例えば、メトキシアセトフェノン等のアセトフェノン誘導体化合物;ベンゾインプロピルエーテル、べンゾインイソブチルエーテル等のベンゾインエーテル系化合物;ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジエチルケタール等のケタール誘導体化合物;フォスフィンオキシド誘導体化合物;ビス(η5−シクロペンタジエニル)チタノセン誘導体化合物、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、クロロチオキサントン、トデシルチオキサントン、ジメチルチオキサントン、ジエチルチオキサントン、α−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシメチルフェニルプロパン等の光ラジカル重合開始剤が挙げられる。これら
の光ラジカル重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
また、上記光硬化性樹脂が光カチオン重合性樹脂である場合、上記光重合開始剤としては、イオン性光酸発生タイプや非イオン性光酸発生タイプの光カチオン重合開始剤が挙げられる。
上記イオン性光酸発生タイプの光カチオン重合開始剤としては特に限定されず、例えば、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ハロニウム塩、芳香族スルホニウム塩等のオニウム塩類や、鉄−アレン錯体、チタノセン錯体、アリールシラノール−アルミニウム錯体等の有機金属錯体類等が挙げられる。
これら光カチオン重合開始剤は、単独で用いられてもよく、2種類以上が併用されても良い。
上記イオン性光酸発生タイプの光カチオン重合開始剤の具体例としては、特に限定されず、例えば、「アデカオプトマーSP150」、「アデカオプトマーSP170」(以上、旭電化工業社製)、「UVE−1014」(ゼネラルエレクトロニクス社製)、「CD−1012」(サートマー社製)、「RD−2074」(ローディア社製)等の市販品が挙げられる。
上記光硬化性樹脂が光カチオン重合性樹脂である場合、光照射後の硬化時間を制御するため、本発明の課題達成を阻害しない範囲で、更に、硬化制御剤が含有することが好ましい。上記硬化制御剤が含有されていることで、本発明の接着剤組成物の可使時間、硬化時間の調整が可能となり作業性を大幅に向上せしめることができる。上記硬化制御剤が含有されることによって本発明の接着剤組成物を防湿性基材等の基材の全面又は部分的に塗布した後、光を照射して、上記光硬化性接着剤組成物が硬化するまでの間に他の基材を貼合して仮止めするという接着方法が可能となる。即ち、基材が光を透過させない非透明な材料からなるものであっても、これら非透明な基材同士を強固に接着させることができ、また、加熱することにより後述するガス発生剤からガスを発生させることで、一旦接着させた非透明な基材同士を容易に剥離させることができる。
上記硬化制御剤としては特に限定されず、例えば、脂肪族水酸基含有化合物、及び、ポリエーテル化合物からなる群より選択される1種又は2種以上の化合物が挙げられる。
具体的には、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール等のポリアルキレンオキサイド、クラウンエーテル等のエーテル結合を有する化合物が挙げられる。これらの硬化制御剤は、単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記アルキレンオキサイドの末端としては特に限定されず、例えば、水酸基であってもよいし、他の化合物によりエーテル化又はエステル化されていてもよいし、更に、エポキシ基等の官能基となっていてもよい。なかでも、水酸基、エポキシ基等は上記光カチオン重合性化合物と反応するので好適に用いられる。
更に、上記ポリアルキレンオキサイドとしては、ポリアルキレンオキサイド付加ビスフェノール誘導体も好適に用いられ、特に末端に水酸基又はエポキシ基を有する化合物がより好適に用いられる。
本発明の接着剤組成物において、上記硬化制御剤としては、ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレングリコールを分子内に2つ以上有する化合物であることが好ましい。
上記ポリエチレングリコールを分子内に2つ以上有する硬化制御剤の市販品としては、例えば、「リカレジンBEO−60E」、「リカレジンEO−20」(いずれも新日本理化
社製)等が挙げられる。また、ポリプロピレングリコールを分子内に2つ以上有する硬化制御剤の市販品としては、例えば、「リカレジンBPO−20E」、「リカレジンPO−20」(いずれも新日本理化社製)等が挙げられる。
本発明の接着剤組成物は、刺激によりガスを発生させるガス発生剤を含有する。
上記ガス発生剤を含有する本発明の接着剤組成物を用いて貼り付けた2枚の基材は、光の照射により接着剤組成物が重合硬化して弾性率の上昇が著しくなり粘着力が大きく低下することで、強固に接着される一方、刺激の付与により発生したガスが硬化した接着剤組成物と基材との界面に移行し、2枚の基材を容易に剥離することができる。なお、基材を剥離させる際には接着剤組成物は硬化しているため、刺激の付与により発生したガスの大部分は接着界面に放出され発泡することがなく、剥離した基材表面に接着剤組成物が残留して糊残りが生じることもない。
上記ガス発生剤からガスを発生させる刺激としては特に限定されず、例えば、熱や光が挙げられる。
熱により上記ガス発生剤からガスを発生させる場合、好ましい温度の下限としては40℃、このましい上限は200℃である。40℃未満であると、常温でガス発生剤からガスが発生してしまい、取扱性が悪くなることがあり、200℃を超えると、ガスを発生させるための加熱により本発明の接着剤組成物を構成する光硬化性樹脂が分解してしまうことがある。より好ましい下限は70℃、より好ましい上限は150℃である。
また、光により上記ガス発生剤からガスを発生させる場合、上述した光硬化性樹脂を硬化させる光によりガスが発生しないことが必要である。例えば、上記光硬化性樹脂を硬化させる際に照射する光のエネルギーが数百ミリジュール程度である場合には、上記ガス発生剤からガスを発生させる際に照射する光のエネルギーが数千ミリジュールであることか好ましい。また、例えば、上記光硬化性樹脂を硬化させる際に照射する光の波長領域が365nm以上である場合には、上記ガス発生剤からガスを発生させる際に照射する光の波長領域が365nm未満であることが好ましい。
このように、上記光硬化性樹脂を硬化させる光と、上記ガス発生剤がガスを発生させる光とが、その強度や波長において充分に異なる場合には、上記光硬化性樹脂を硬化させる際に上記ガス発生剤が反応してガスが発生してしまうことを防止することができる。
このようなガス発生剤としては特に限定はされないが、例えばアゾ化合物、アジド化合物が好適に用いられる。
上記アゾ化合物としては、例えば、2,2’−アゾビス−(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−[1,1−ビス(ヒドロキシメチル)−2−ヒドロキシエチル]プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−[2−(1−ヒドロキシブチル)]プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[2−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド]、2,2’−アゾビス[N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド]、2,2’−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス(N−シクロヘキシル−2−メチルプロピオンアミド)、2,2’−アゾビス[2−(5−メチル−2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]ジサルフェイトジハイドロレート、2,2’−アゾビス[2−(3,4,5,6−テトラハイドロピリミジン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2イミダゾイリン−2−イル]プロパン]ジハイドロクロライド、2,2’−アゾビス[2−(2−イミダゾイリン−2−イル)プロパン]、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミダイン)ハイドロクロライド、2,2’−アゾビス(2−アミノプロパン)ジハ
イドロクロライド、2,2’−アゾビス[N−(2−カルボキシアシル)−2−メチル−プロピオンアミダイン、2,2’−アゾビス[2−[N−(2−カルボキシエチル)アミダイン]プロパン]、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミドオキシム)、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、ジメチル2,2’−アゾビスイソブチレート、4,4’−アゾビス(4−シアンカルボニックアシッド)、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタノイックアシッド)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)等が挙げられる。
これらのアゾ化合物は、光、熱等による刺激により窒素ガスを発生する。
また、アジド化合物としては、例えば、3−アジドメチル−3−メチルオキセタン、テレフタルアジド、p−tert−ブチルベンズアジド;3−アジドメチル−3−メチルオキセタンを開環重合することにより得られるグリシジルアジドポリマー等のアジド基を有するポリマー等が挙げられる。これらのアジド化合物は、光、熱及び衝撃等による刺激により窒素ガスを発生する。
上記ガス発生剤のうち、アジド化合物は、衝撃を与えることによっても容易に分解して窒素ガスを放出する。従って、取扱いが困難であるという難点がある。更に、アジド化合物は、一旦分解が始まると連鎖反応を起こし、爆発的に窒素ガスを放出し、その制御が容易でない。従って、爆発的に発生した窒素ガスにより基材が損傷するおそれがあり、アジド化合物を用いる場合、その使用量を少なくすることが好ましい。
これに対して、アゾ化合物は、アジド化合物とは異なり、衝撃によって気体を発生しない。従って、取扱いが極めて容易である。また、アゾ化合物は連鎖反応を起こして爆発的に気体を発生することもない。従って、基材の損傷が生じ難い。加えて、光の照射を中断した場合には、気体の発生も中断させることがある。従って、アゾ化合物を用いた場合には、用途に応じて本発明の接着剤組成物の接着性の制御が容易に行い得る。よって、ガス発生剤としては、アゾ化合物を用いることが好ましい。
上記ガス発生剤の配合量としては特に限定されないが、本発明の接着剤組成物100重量部に対して、好ましい下限は5重量部、好ましい上限は50重量部である。5重量部未満であると、ガス発生量が不足し、所望の剥離性が得られないことがある。50重量部を超えると、溶解性が悪化し、ブリード等の不具合が発生することがある。
本発明の接着剤組成物には、以上の成分の他、粘着剤としての凝集力の調節を図る目的で、所望によりイソシアネート化合物、メラミン化合物、エポキシ化合物等の一般の粘着剤に配合される各種の多官能性化合物が適宜配合されていてもよい。また、可塑剤、樹脂、界面活性剤、ワックス、微粒子充填剤等の従来公知の添加剤が配合されていてもよい。
本発明の接着剤組成物は、光を照射することで光硬化性樹脂全体が均一にかつ速やかに重合架橋して一体化し、弾性率の上昇が著しくなって粘着力が低下するため、被着体に対する接着力が高くなる。一方、光の照射により硬化させた本発明の接着剤組成物は、刺激を付与することで、含有するガス発生剤からガスが発生し、この発生したガスは、硬化した本発明の接着剤組成物を発泡させることなく外部へ放出される。
従って、例えば、本発明の接着剤組成物を2つの部材の間に塗布して光を照射することで、部材を強固に接着することができ、その後、本発明の接着剤組成物に刺激を付与することで、ガス発生剤からガスが発生し、この発生したガスは、硬化した接着剤組成物を発泡させることなく部材との界面へ放出され、2つの部材を容易に剥離することができる。即ち、本発明の接着剤組成物によれば、部材表面に他の部材を強固に貼り付けることができる一方、所定の刺激を与えることで上記他の部材を容易に剥離することができる。
また、部材表面に塗布することで他の部材を貼り付けることができるため、自由な形状や
凹凸のある面に対しても充分な接着性を示す一方、接着した他の部材を必要に応じて容易に剥離することができる。
本発明の刺激剥離型接着剤組成物を用いて部材同士を貼り合わせる接着工程と、上記刺激剥離型接着剤組成物に刺激を付与することにより、上記刺激剥離型接着剤組成物よりガスを発生させて上記部材同士を剥離させる剥離工程とを有する部材の接着及び剥離方法もまた、本発明の1つである。
本発明の部材の接着及び剥離方法の接着工程において、一方の部材に刺激剥離型接着剤組成物を塗布し、他方の部材を貼り合わせた後、光を照射して上記刺激剥離型接着剤組成物を硬化させることが好ましい。上述したように本発明の接着剤組成物は、光を照射することで光硬化性樹脂が均一にかつ速やかに重合架橋して一体化し、弾性率の上昇が著しくなって粘着力が低下するため、2つの部材を強固に接着することができる。
また、本発明の接着剤組成物の光硬化性樹脂が光カチオン重合性樹脂であり、上述した硬化制御剤を含有する場合、接着工程において、一方の部材に刺激剥離型接着剤組成物を塗布した後、光を照射して上記刺激剥離型接着剤組成物の反応を活性化させ、他方の部材を貼り合わせることが好ましい。
このような本発明の接着剤組成物を用いることで、一方の部材の表面に他の部材を強固に貼り付けるとともに、必要に応じて一旦貼り付けた部材を容易に剥離することができるようになる。
本発明の部材の接着及び剥離方法において、接着及び剥離される部材としては特に限定されず、例えば、ガラス、プラスチック、金属からなるもの等が挙げられる。
本発明の接着剤組成物を保護フィルム層の表面に塗工することで、合成樹脂板、金属板、化粧合板、被覆塗装鋼板、各種銘板等を加工時や運搬時に、これらの表面に汚れが付着したり、傷がついたりすることを防止できる表面保護フィルムとすることができる。
このような本発明の接着剤組成物を用いてなる表面保護フィルムは、光を照射することで保護対象の表面に強固に貼り付けることができる一方、上記保護対象の表面から剥離したいときは、光や熱等の刺激を硬化させた接着剤組成物に付与することで、容易に剥離することができ、保護対象の表面を好適に保護することができる。このような、保護フィルム層と、上記保護フィルム層の少なくとも一方の面に塗工された本発明の刺激剥離型接着剤組成物からなる接着層とからなる表面保護フィルムもまた、本発明の1つである。
なお、本発明の表面保護フィルムにおいて、「保護フィルム層」とは、厚さの非常に薄い膜状のほか、ある程度の厚さを有する「板状体」も含むものである。
本発明の表面保護フィルムを構成する保護フィルム層としては特に限定されず、例えば、樹脂、ガラス、アルミニウム等からなるものが挙げられる。なかでも、透明な材料からなるものが好ましい。塗布する本発明の接着剤組成物を構成する光硬化性樹脂の選択の幅が広がるからである。
本発明の接着剤組成物を直接被保護物の表面に塗工し、光を照射して硬化させることで、被保護物を加工時や運搬する際に、表面に汚れが付着したり、傷がついたりすることを防止できる表面保護層とすることもできる。
被保護物の表面に本発明の刺激剥離型接着剤組成物を塗工する工程と、前記被保護物の表面に塗工した刺激剥離型接着剤組成物に光を照射して硬化させて表面保護層を形成する工程と、前記表面保護層に刺激を付与することにより、前記表面保護層よりガスを発生させて前記被保護物の表面から表面保護層を剥離させる工程とを有する被保護物の表面保護方
法もまた、本発明の1つである。
また、このような表面保護層も本発明の1つである。
本発明の被保護物の表面保護方法は、被保護物の表面に本発明の刺激剥離型接着剤組成物を塗工する工程を有する。
上記被保護物としては、その表面を保護する必要があるものであれば特に限定されず、例えば、ガラス、合成樹脂板及びフィルム等のプラスチック類、金属板、化粧合板、被覆塗装鋼板、各種銘板等が挙げられる。
上記被保護物に本発明の刺激剥離型接着剤組成物を塗工する方法としては特に限定されず、従来公知の塗工機を用いることができる。また、本発明の刺激剥離型接着剤組成物は、上記被保護物の表面の全体に塗工してもよく、必要な箇所に部分的に塗工してもよい。
また、本発明の被保護物の表面保護方法は、上記被保護物の表面に塗工した刺激剥離型接着剤組成物に光を照射して硬化させて表面保護層を形成する工程を有する。
上記表面保護層は、上記被保護物の表面に塗工した本発明の接着剤組成物に光を照射して硬化させてなるものであるため、本発明の接着剤組成物中の光硬化性樹脂全体が、光の照射により均一にかつ速やかに重合架橋して一体化し、弾性率の上昇が著しくなって粘着力が低下し、被保護物に対する接着力が高いものとなる。
本発明の被保護物の表面保護方法は、表面保護層に刺激を付与することにより、前記表面保護層よりガスを発生させて前記被保護物の表面から表面保護層を剥離させる工程を有する。
上記表面保護層は、本発明の刺激剥離型接着剤組成物からなるため、上記表面保護層を被保護物の表面から剥離する際には、本発明の表面保護層に刺激を付与することで、上記表面保護層に含まれるガス発生剤からガスが発生し、この発生したガスは、表面保護層を発泡させることなく被保護物との界面へ放出され、上記被保護物から表面保護層を容易に剥離することができる。
本発明によれば、様々な形状の部材に対する優れた接着性を示す一方、必要に応じて容易に剥離することができる刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた部材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被保護物の表面保護方法並びに表面保護層を提供することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
トリメチロールプロパントリアクリレート100重量部、2,2’−アゾビス−(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)20重量部、及び、2−ヒドロキシメチルフェニルプロパン2重量部を混合し、刺激剥離型接着剤組成物を調製した。
調製した刺激剥離型接着剤組成物をソーダガラス(300×300×1.1mm)上に塗布し、膜厚が500μmとなるようもう1枚のソーダガラスを貼り合わせた。
その後、メタルハライドランプにて200mJ/cmのUV光を照射して固定した。
貼り合せた2枚のソーダガラスの一方を固定し、他方のソーダガラスを引っ張って接着力
を確認したところ、剪断強度は30kg/cmであった。
続いて、メタルハライドランプで5000mJ/cmのUV光を貼り合せたソーダガラスに照射したところ、ソーダガラスは容易に剥離した。
(実施例2)
実施例1と同様にして2枚のソーダガラスを貼り合わせた後、100℃、10分間加熱したところ、貼り合せたソーダガラスは容易に剥離した。
(実施例3)
水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂(新日本理化社製、HBE−100)90重量部、プロピレングリコール(n=12)10重量部、2,2’−アゾビス−(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)20重量部及び「アデカオプトマーSP−170」(旭電化工業社製)3重量部を混合して接着剤組成物を調製した。
調製した接着剤組成物をアルミ板(370×470×1.1mm)に塗布し、メタルハライドランプにて1000mJ/cmのUV光を照射した。
その後、膜厚が500μmとなるようもう1枚のアルミ板を貼り合わせ、80℃、10分で加熱して接着剤組成物を硬化させた。
貼り合せた2枚のアルミ板の一方を固定、他方のアルミ板を引っ張って接着力を確認したところ、剪断強度は45kg/cmであった。
続いて、貼り合せたアルミ板を120℃、10分間加熱したところ、貼り合せたアルミ板は容易に剥離した。
本発明によれば、様々な形状の基材に対する優れた接着性を示す一方、必要に応じて容易に剥離することができる刺激剥離型接着剤組成物、刺激剥離型接着剤組成物を用いた基材の接着及び剥離方法、表面保護フィルム、被着体の表面保護方法並びに表面保護層を提供できる。

Claims (10)

  1. 光硬化性樹脂、光重合開始剤及び刺激によりガスを発生させるガス発生剤を含有することを特徴とする刺激剥離型接着剤組成物。
  2. 光硬化性樹脂は、ラジカル重合性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の刺激剥離型接着剤組成物。
  3. 光硬化性樹脂は、光カチオン重合性樹脂であることを特徴とする請求項1記載の刺激剥離型接着剤組成物。
  4. 更に、硬化制御剤を含有することを特徴とする請求項3記載の刺激剥離型接着剤組成物。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の刺激剥離型接着剤組成物を用いて部材同士を貼り合わせる接着工程と、前記刺激剥離型接着剤組成物に刺激を付与することにより、前記刺激剥離型接着剤組成物よりガスを発生させて前記部材同士を剥離させる剥離工程とを有することを特徴とする部材の接着及び剥離方法。
  6. 接着工程において、一方の部材の表面に刺激剥離型接着剤組成物を塗布し、前記刺激剥離型接着剤組成物上に他方の部材を貼り合わせた後、光を照射して前記刺激剥離型接着剤組成物を硬化させることを特徴とする請求項5記載の部材の接着及び剥離方法。
  7. 接着工程において、一方の部材の表面に刺激剥離型接着剤組成物を塗布した後、光を照射して前記刺激剥離型接着剤組成物の反応を活性化させ、前記刺激剥離型接着剤組成物上に他方の部材を貼り合わせることを特徴とする請求項5記載の部材の接着及び剥離方法。
  8. 保護フィルム層と、前記保護フィルム層の少なくとも一方の面に塗工された請求項1、2、3又は4記載の刺激剥離型接着剤組成物からなる接着層とからなることを特徴とする表面保護フィルム。
  9. 被保護物の表面に請求項1、2、3又は4記載の刺激剥離型接着剤組成物を塗工する工程と、前記被保護物の表面に塗工した刺激剥離型接着剤組成物に光を照射して硬化させて表面保護層を形成する工程と、前記表面保護層に刺激を付与することにより、前記表面保護層よりガスを発生させて前記被保護物の表面から表面保護層を剥離させる工程とを有することを特徴とする被保護物の表面保護方法。
  10. 被保護物の表面に請求項1、2、3又は4記載の刺激剥離型接着剤組成物を塗工し、光を照射して硬化させてなることを特徴とする表面保護層。
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