JP2006185544A - 記録ヘッドの残留磁化消磁機能を有するヘッドアンプ回路及び同回路を備えた磁気ディスク装置 - Google Patents

記録ヘッドの残留磁化消磁機能を有するヘッドアンプ回路及び同回路を備えた磁気ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】記録ヘッドの残留磁化をより効率良く消磁させることを可能とする。
【解決手段】データ記録モードでは、データライトドライバ212からヘッド12に対し、ライトデータに対応する記録電流信号(WS)44が出力される。消磁モードでは、デガウスライトドライバ215からヘッド12に対し、ヘッド12の残留磁化を消磁するための消磁用電流信号としての記録電流信号(WS)44であって、その立ち上がり及び立ち下がり時間が、データ記録モードにおける記録電流信号(WS)44のそれよりも長く設定された記録電流信号(WS)44が出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気ディスク媒体にデータを記録するのに用いられる記録ヘッドを備えた磁気ディスク装置に係り、特に記録ヘッドの残留磁化を消磁するのに好適なヘッドアンプ回路及び同回路を備えた磁気ディスク装置に関する。
磁気ディスク装置において、ディスク媒体へのデータ書き込みは、ライトデータに応じた記録電流(ライト電流)を記録ヘッドに供給することにより行われる。ここでは、記録ヘッドに記録電流が供給されると、当該ヘッドに記録磁界が発生する。この記録磁界によりディスク媒体にライトデータに応じた磁気記録(ライト動作)が行われる。
ところが、記録ヘッドに記録電流を供給してライト動作を行った後に、当該記録電流の供給が停止されると、記録ヘッドに磁化(磁区)が滞留する現象、即ち記録ヘッドが帯磁する現象が発生するおそれがあることが知られている。この現象が発生すると、記録ヘッドにより磁気ディスク媒体上のデータセクタにデータが記録された後に、当該データセクタに連続する以降のセクタに記録されているデータもしくはサーボデータの全てまたは一部が消去される可能性がある。
そこで従来から、記録ヘッドに滞留した磁化(残留磁化)を除去する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、記録ヘッドによるデータのライト動作の直後、つまりライトゲート(ライトゲート信号)がOFFした後に、ダミーのライトデータに基づいて発生される一定周波数の記録電流を消磁用電流として記録ヘッドに供給することにより、当該記録ヘッドの帯磁を防止する技術が記載されている。この消磁用電流の特徴は、その振幅が漸次減衰する点にある。また、特許文献2には、記録ヘッドに供給される記録電流を、ライトゲートがOFFした直後から、一定の勾配または減衰指数曲線に沿うように、一定時間(特性緩和時間)単調に減衰させることにより、当該記録ヘッドの帯磁を防止する技術が記載されている。この特許文献2には、上記一定時間、データライト時より高周波の記録電流であって、その振幅の包絡線形状が単調減少する記録電流を記録ヘッドに供給することも記載されている。
特開平2−64903号公報(公報第3頁左下欄第17行乃至同頁右下欄第18行、第2図) 特開平4−228103号公報(段落0016乃至0018及び図8、段落0019乃至0022及び図11)
上記特許文献1及び2に記載された技術(以下、先行技術と称する)は、いずれも所定のライトデータの後端に、再生不要なデータを記録電流を漸次減衰させながら記録することで、記録ヘッド内の残留磁化を消磁させることを目的としている。特に特許文献2は、記録電流の減衰のさせかたのパラメータとして、(1)周波数、(2)作用時間、(3)減衰形状を開示している。したがって、最適なパラメータを設定して記録電流を減衰させることにより、記録ヘッドの残留磁化を確実に防止することが期待される。
しかしながら、先行技術では、最近の高密度記録用の磁気ヘッドに対して完全には残留磁化を防止できない場合があることが分かってきている。また、記録電流を減衰させるのに必要な時間は、10ns乃至数100ns程度必要である。この時間に相当する、磁気ディスク媒体上の領域に、本来不要であるべきデータが記録されるため、その不要なデータの分だけ磁気ディスク媒体のフォーマット効率の低下につながる。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、通常のデータ記録時とは異なる記録電流の立ち上がり、立ち下がり特性を用いることにより、記録ヘッドの残留磁化をより効率良く消磁させることができるヘッドアンプ回路及び同回路を備えた磁気ディスク装置を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、磁気ディスク媒体上にデータを磁気記録するのに用いられる記録ヘッドを有する磁気ディスク装置に適用されるヘッドアンプ回路が提供される。このヘッドアンプ回路は、上記磁気ディスク媒体上にライトデータを記録するデータ記録モードでは、当該ライトデータに対応する記録電流を第1の記録電流として上記記録ヘッドに出力し、上記記録ヘッドの残留磁化を消磁する消磁モードでは、上記記録ヘッドの残留磁化を消磁するための消磁用電流であって、その立ち上がり及び立ち下がり時間が、上記第1の記録電流の立ち上がり及び立ち下がり時間よりも長く設定された消磁用電流を第2の記録電流として上記記録ヘッドに出力するドライバ手段と、上記データ記録モードから上記消磁モードへの切り替えを制御することで上記ドライバ手段を制御する制御手段とを具備する。
このような構成においては、データ記録モードが完了すると、消磁モードが設定される。この消磁モードでは、データ記録モードでライトデータを磁気ディスク媒体に記録するために用いられる記録電流(第1の記録電流)と比較して、立ち上がり及び立ち下がり時間が長く設定された記録電流(消磁用電流としての第2の記録電流)が記録ヘッドに出力される。このように、立ち上がり及び立ち下がり時間が長い記録電流を記録ヘッドに供給することにより、消磁モードに先行するデータ記録モードでの立ち上がり及び立ち下がり時間が短い記録電流に基づくライト動作で記録ヘッドに残留した磁化を効率よく消磁(除去)することが可能となる。
ここで、上記ドライバ手段が、上記データ記録モードにおいて、ライトデータに対応する記録電流を上記第1の記録電流として生成する第1のライトドライバと、上記消磁モードにおいて、上記第2の記録電流としての上記消磁用電流を生成する第2のライトドライバとを含む構成とするならば、記録電流の周波数が高周波となっても、データ記録モードから消磁モードへの切り替えに容易に対処可能となる。
また、磁気ディスク媒体に記録すべき1セクタのライトデータが、ユーザデータ及び上記ライトデータの終端部をなすポストアンブルを含む場合に、当該ポストアンブルの一部が磁気ディスク媒体に記録された時点で、上記制御手段の制御によってデータ記録モードから消磁モードに切り替え、ポストアンブルの残りの部分が上記消磁用電流に基づいて磁気ディスク媒体に記録される構成とするとよい。この消磁用電流が、ポストアンブルの残りの部分に対応して生成される記録電流であっても良い。
このような構成によれば、ポストアンブルの一部を消磁用波形(デガウス波形)の記録領域(デガウス部)として兼用できるため、フォーマット効率を上げることが可能となる。
また、消磁用電流として、三角波またはサイン波の記録電流を用いるならば、例えば同じ周波数の記録電流であっても、三角波またはサイン波の記録電流の方が、一般に広く用いられてる例えば方形波の記録電流よりも立ち上がり及び立ち下がり時間をより長く設定できるため、記録ヘッドの残留磁化をより効率的に消磁できる。また、帯磁を促進する要因の1つとなりうるオーバーシュートレベルに関しては、第2の記録電流としての消磁用電流のオーバーシュートレベルを、第1の記録電流のオーバーシュートレベルよりも低く設定することによっても、記録ヘッドの残留磁化をより効率的に消磁できる。
本発明によれば、データ記録モードに後続する消磁モードでは、データ記録モードでライトデータを磁気ディスク媒体に記録するために用いられる記録電流と比較して、立ち上がり及び立ち下がり時間が長く設定された記録電流(消磁電流)が記録ヘッドに出力される構成とすることにより、先行技術を適用した場合よりも短時間で、残留磁化を消磁することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。この磁気ディスク装置(以下、HDDと称する)は、大きく分けて、機構部1と、回路部2とから構成される。
機構部1は、磁気ディスク(磁気ディスク媒体)11と、磁気ヘッド12と、スピンドルモータ(SPM)13と、アクチュエータ14とを含む。ディスク11は上側と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面、例えば上側のディスク面は、データが磁気記録される記録面をなしている。ディスク11の記録面には、複数のサーボ領域110が当該ディスク11の半径方向に放射状に配置され、且つ当該ディスク11の円周方向に等間隔で離散的に配置されている。各サーボ領域110には、ヘッド12のシーク・位置決め制御に必要な位置データを含むサーボデータ(SD)が記録されている。隣接するサーボ領域110の間は、ユーザデータ領域となっており、当該データ領域にはデータセクタが複数個配置されている。また、ディスク11の記録面には、同心円状の多数のトラック(図示せず)が配置されている。
図2は、本実施形態で適用される、ディスク11上に記録される1データセクタのライトデータの一般的なフォーマット(つまりデータセクタフォーマット)の例を示す。図2に示すように、1データセクタのライトデータは、プリアンブル111と、シンクマーク(SM)112と、ユーザデータ113と、誤り訂正符号(ECC)114と、ポストアンブル115とを含む。プリアンブル111は、予め定められた周波数の同期パターンからなるデータ(プリアンブルデータ)であり、クロック信号の生成のための同期信号や再生信号の自動ゲインコントロール(AGC)に用いられる。シンクマーク112は、再生時に後続のユーザデータ113の先頭ビットを検出するための識別パターン(特定コード)である。ユーザデータ113は、符号化されたデータである。ECC114は、再生されたユーザデータ113のエラーを訂正するのに用いられる。ポストアンブル115は、ユーザデータ113をPRML(Partial Response Maximum Likelihood)処理で復号する際に実行されるML(最尤)判定を終了させるために付加されるデータである。
再び図1を参照すると、ヘッド12は、上記記録面をなす、ディスク11の一方のディスク面に対応して配置されている。ヘッド12は、ディスク11へのデータの記録(書き込み)に用いられる記録ヘッド(ライトヘッド)とディスク11からのデータの再生(読み出し)に用いられる再生ヘッド(リードヘッド)とを含む複合ヘッドである。なお図1では、作図の都合上、ヘッド12が1つの場合が示されている。しかし、一般には、ディスク11の2つのディスク面が共に記録面をなしており、各々のディスク面に対応してヘッドが配置される。また図1の構成では、単一枚のディスク11を備えたHDDを想定している。しかし、ディスク11が複数枚積層配置されたHDDであっても構わない。
SPM13は、ディスク11を高速に回転させる。ヘッド12は、アクチュエータ14の先端に取り付けられている。更に具体的に述べるならば、ヘッド12はアクチュエータ14のアーム140から延出したサスペンション141に取り付けられている。アクチュエータ14は、当該アクチュエータ14の駆動力を発生するボイスコイルモータ(VCM)15を含む。アクチュエータ15は、後述するCPU(マイクロプロセッサ)24のサーボ制御により、ヘッド12をディスク11の半径方向に移動させる。これにより、ヘッド12は、ディスク11の目標位置(目標トラック)に位置決めされる。
一方、回路部2は、ヘッドアンプ回路21と、リード/ライトチャネル回路22と、ハードディスクコントローラ(HDC)23と、CPU24と、メモリ25と、モータドライバ26とを含む。最近、HDD内の複数の回路のうち、数回路を単一のICチップに統合することが一般的になってきている。したがって、本実施形態においても、ヘッドアンプ回路21、リード/ライトチャネル回路22、HDC23、CPU24、メモリ25及びモータドライバ26の幾つかが、単一のICチップに統合されていても構わない。
ヘッドアンプ回路21は、リードアンプ211と、データライトドライバ212とを含む。リードアンプ211は、ヘッド12によって再生された(読み出された)信号(再生信号)43を増幅して、リード信号(RS)39として出力する。データライトドライバ212は、ライトゲート信号(WG)45がアクティブな(例えば高レベルの)期間、ライトデータ(WD)42を記録電流(ライト電流)信号(WS)44に変換する。つまりデータライトドライバ212は、WG45がアクティブな期間、WD42に対応するWS44を生成する。ヘッドアンプ回路21は更に、後述する、デガウス制御回路213と、デガウス信号発生回路214と、デガウスライトドライバ215とを含む。
リード/ライトチャネル回路22は、RS(リード信号)39に対するアナログ/ディジタル変換処理、ライトデータ(WD)35の符号化処理及びリードデータの復号化処理を含む各種の信号処理を実行する信号処理回路である。リード/ライトチャネル回路22の処理機能の詳細は後述する。
HDC23は、HDDとホストシステム(図示せず)とのインタフェースを構成する。ホストシステムは、図1のHDDを記憶装置として利用するパーソナルコンピュータ等の電子機器である。HDC23は、ホストシステムとHDDとの間のユーザデータ(リード/ライトデータ)の転送を制御する。また、HDC23は、一般にバスインタフェース(I/F)からなる双方向制御信号線(RWC_CTL)32を介してリード/ライトチャネル回路22のリード/ライト処理を制御する。また、HDC23は、所定のフォーマットを持つライトデータ/リードデータ(WD/RD)35のリード/ライトチャネル回路22への送信(WDの場合)及びリード/ライトチャネル回路22からの受信(RDの場合)を、それぞれ、ライトゲート信号(WG)33及びリードゲート信号(RG)34に同期して行う。以下の説明では、WD/RD35がWDの場合にはWD35と表記し、WD/RD35がRDの場合にはRD35と表記することもある。
更にHDC23は、一般にシリアルI/Fからなる双方向制御信号線(AMP_CTL)30を介してヘッドアンプ回路21のリード/ライト動作を制御すると共に、WG(ライトゲート信号)31をヘッドアンプ回路21に送出する。WG31は、WG33と同時に送出される。WG31は、リード/ライトチャネル回路22から送出されるWD(ライトデータ)38に同期するようにタイミングを調整されたゲート信号であり、アクティブ(例えば高レベル)の状態でヘッドアンプ回路21に対してデータ記録モードを指定する。WG31は、アクティブこのWD38は、HDC23から送出されるWG33とWD35とをリード/ライトチャネル回路22が受け取った場合に、当該リード/ライトチャネル回路22から所定のフォーマットでWG33及びWD35に対して一定のタイミング遅延をもって送出される。WG33、WD35、WG31及びWD38の相互の関係を図3のタイミングチャートに示す。また、HDC23は、リード/ライトチャネル回路22に対してディスク11上のサーボ領域110に対応したタイミング信号であるサーボゲート(SG)36を送出する。これによりHDC23は、RS(再生信号)39からリード/ライトチャネル回路22によって復号されるヘッド位置決めのためのSD(サーボデータ)37を受け取る。
CPU24は、HDDのメイン制御装置であり、ヘッド12の位置決め制御(サーボ制御)を実行するサーボシステムのメイン要素である。CPU24は、上記SD(サーボデータ)37に従って、ヘッド12をディスク11上の目標トラックに移動するためのシーク動作及びヘッド12を目標トラック上の目標位置に位置付けるためのトラック追従動作を制御する。そのためCPU24は、VCMドライバ26Bの入力値(制御電圧値)を制御することにより、アクチュエータ14のVCM15を駆動制御する。メモリ25は、RAM、ROM及びフラッシュEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)を含み、CPU24の制御プログラム及び各種制御データを格納する。モータドライバ26は、CPU24からの制御に従ってSPM13を駆動するためのSPMドライバ26Aと、CPU24からの制御に従ってVCM15を駆動するためのVCMドライバ26Bとを有する。
ヘッドアンプ回路21は、前記したように、リードアンプ211とデータライトドライバ212とに加えて、デガウス制御回路213と、デガウス信号発生回路214と、デガウスライトドライバ215とを含む。デガウス制御回路213は、HDC23から出力されるWG(ライトゲート信号)31に同期して、データライトドライバ212に対してWG(ライトゲート信号)45を出力する。このWG45は、データライトドライバ212による磁気ヘッド12へのWS(記録電流信号)44の出力を制御するのに用いられる。デガウス制御回路213は、WG45の出力時に、リード/ライトチャネル回路22から出力されるWD38に対応するWD(ライトデータ)42をデータライトドライバ212に対して出力する。デガウス制御回路213はまた、WG31に同期して、デガウスライトドライバ215に対してWG(ライトゲート信号)47を出力する。WG47は、デガウスライトドライバ215による磁気ヘッド12へのWS44の出力を制御するのに用いられる。デガウス制御回路213は、WG47の出力時に、デガウスライトドライバ215に対してWD(ライトデータ)46も出力する。デガウス制御回路213はまた、WG31がアクティブから非アクティブに切り替わる際に、デガウス信号発生回路214にデガウスゲート信号(DG)40を出力する。DG40はアクティブな状態で磁気ヘッド12の残留磁化を消磁するための消磁モードを指定し、デガウス信号発生回路214によるデガウス(帯域除去)信号(DS)41の発生と、デガウスライトドライバ215によるDS41に基づく消磁用記録電流の生成とを制御するのに用いられる。ここで、WG45、WG47及びDG40は排他的に出力され、同時に出力されることはない。したがって、WD42、WD46及びDS41も排他的に出力され、同時に出力されることはない。よって、ヘッド12に供給されるWS44は、常にWD42、WD46及びDS41のいずれか1つだけに対応する。
デガウス信号発生回路214は、DG40がアクティブな(例えば高レベルの)消磁モードの期間、ヘッド12の残留磁化を除去するのに用いられるダミーのデータ信号(つまり消磁用データ信号)としてのDS(デガウス信号)41を発生する。デガウスライトドライバ215は、ヘッド12に帯磁した磁極を消磁するためのデガウス用のライトドライバである。デガウスライトドライバ215は、DG40またはWG47がアクティブな(例えば高レベルの)期間、DS41またはWD46をWS44に変換して、つまりDS41またはWD46からWS44を生成して出力する。デガウスライトドライバ215とデータライトドライバ212との相違点は、当該ドライバ215及び212からそれぞれ出力されるWS(記録電流信号)44の立ち上がり及び立ち下がり特性が異なることである。このWS44の立ち上がり及び立ち下がり特性の詳細は後述する。
ここで、参考までに、図1のHDDにおいて、先行技術によりデガウス制御を行ったと仮定した場合の、WS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて図11のタイミングチャートに示す。ここでは、図2に示したライトデータのフォーマットを適用する場合を前提としている。図11の例では簡単のために、ライトデータ部116に対応するWS44の信号波形が単一周波数の繰り返しパターンとして表現されている。しかし実際には、ライトデータ部116中のユーザーデータ113及びECC114の部分はランダマイズされたパターンで記録されており単純な繰り返し波形ではない。
一般のヘッドアンプ回路は、1つのライトドライバのみを有しており、WS44のうち、ライトデータ部116に対応する記録電流の立ち上がり時間(Tr)100A及び立ち下がり時間(Tf)100Bと、デガウス部117に対応する記録電流の立ち上がり時間(Tr)101A及び立ち下がり時間101Bとは、全て同じ値をとる。先行技術においては、デガウス部117の波形パラメータとして、主として周波数、電流の減衰形状、及び/または作用時間が適用されている。しかし、これらのパラメータだけでは、ヘッド12に帯磁した磁極の消磁は不十分である。このため、デガウス終了後もヘッド12からディスク11に向けて磁束が発生し、ディスク11上に既に記録されている情報を消去してしまう(非記録時消去と称する)おそれがある。
本発明者らは、記録電流波形の立ち上がり時間101A及び立ち下がり時間101Bをコントロールすることによって、ヘッド12に帯磁した磁極の消磁をより確実に行えることを見出した。そこで本実施形態のヘッドアンプ回路21には、上述したように、データライトドライバ212とは別に、デガウス用のライトドライバとしてのデガウスライトドライバ215を設けられる。このデガウスライトドライバ215は、データライトドライバ212が出力するWS(第1の記録電流信号)とは異なる立ち上がり/立ち下がり特性のWS(第2の記録電流信号としての消磁用電流信号)をWS44として出力するように構成されている。具体的には、デガウスライトドライバ215は、データライトドライバ212が出力するWSよりも、立ち上がり時間(Tr)及び立ち下がり時間(Tf)が長いWSを出力する。これにより本実施形態では、先行技術と比較してデガウスの効果を高めることが可能となる。理論的には、磁極内で細分化された各磁区が、記録電流の立ち下がり/立ち下がり時間が早過ぎると部分的に容易軸(easy axis)方向に戻れなくなるものが発生し、これが非記録時消去の要因となっていると理解される。なお、信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間をコントロールすること自体は、従来から良く知られている技術によって容易に実現できる。
次に本実施形態の動作について、WS(記録電流信号)44、WG(ライトゲート信号)45及びDG(デガウスゲート信号)40の関係をデータフォーマットと対応付けて表す図4のタイミングチャートを参照して説明する。
HDC23は、RWC_CTL(双方向制御信号線)32を介してリード/ライトチャネル回路22のライト処理を制御する場合、WG(ライトゲート信号)33を当該チャネル回路22に、WG31をヘッドアンプ回路21に、それぞれ出力する。また、HDC23は、ホストシステムから転送されるユーザデータを含むWD(ライトデータ)35を生成し、当該WD35をWG33に同期してリード/ライトチャネル回路22に出力する。 リード/ライトチャネル回路22は、HDC23から出力されるWD35を符号化し、WD38としてヘッドアンプ回路21に出力する。このWD38のデータフォーマットは、図2に示したフォーマットに一致し、プリアンブル111、シンクマーク112、ユーザデータ113、ECC114及びポストアンブル115から構成される。HDC23からヘッドアンプ回路21に出力されるWG31は、その後縁(立ち下がり)のタイミングが、前述したように、リード/ライトチャネル回路22からヘッドアンプ回路21に出力されるWD38の終端のタイミングに同期するように調整されている。
ヘッドアンプ回路21のデガウス制御回路213は、HDC23から出力されるWG31に同期して、データライトドライバ212に対してWG45を出力する。この結果、WG31によってヘッドアンプ回路21に対してデータ記録モードが指定された際に、WG45によってデータライトドライバ212に対してデータ記録モードが指定される。またデガウス制御回路213は、リード/ライトチャネル回路22から出力されるWD39に対応するWD42を、WG45の出力に応じてデータライトドライバ212に出力する。
データライトドライバ212は、デガウス制御回路213から出力されるWG45がアクティブな期間(ここでは高レベルの期間)動作して、デガウス制御回路213から出力されるWD45をWS(記録電流信号)44に変換する。このWS44は磁気ヘッド12に含まれている記録ヘッドに供給される。すると、WG45がアクティブなデータ記録モードの期間において、WS44(WD45)に対応するライトデータが、図10に示すように、ライトデータ部116のデータとして、記録ヘッドによってディスク11に記録される。ここで、WG45がアクティブな期間におけるWS(第1の記録電流信号)44の立ち上がり時間(Tr)100A及び立ち下がり時間(Tf)100Bは、例えば、図11に示した従来のWS44の立ち上がり時間(Tr)100A及び101A並びに立ち下がり時間(Tf)100B及び101Bと同一である。本実施形態におけるWS44の立ち上がり時間(Tr)及び立ち下がり時間(Tf)は、WS44の波高値(振幅)の10%となる時点と90%となる時点との間の時間によって定義されるものとする。但し、図4では、簡略化のために、WS44の波高値(振幅)の0%となる時点と100%となる時点との間の時間が、それぞれTr及びTfとして表されている。
さて、デガウス制御回路213は、HDC23から出力されるWG31が例えば高レベルから低レベルに遷移して、アクティブな状態(データ記録モードを指定する状態)から非アクティブな状態に切り替わると、DG(デガウスゲート信号)40を非アクティブな状態(例えば低レベル)から消磁モードを指定するアクティブな状態(高レベル)に切り替える。このDG40は、デガウス制御回路213からデガウス信号発生回路214及びデガウスライトドライバ215に供給される。また、DG40のアクティブな状態は、デガウス制御回路213によって一定期間だけ継続される。このDG40をアクティブにする期間を、ユーザの操作に従うホストシステムからの指示に基づいて、CPU24がHDC23及びAMP_CTL30を介してデガウス制御回路213に対して指定することも可能である。この期間の指定は、例えば、デガウス制御回路213内にレジスタを用意し、当該レジスタに当該期間を示す情報を設定することにより実現される。
デガウス信号発生回路214は、デガウス制御回路213から出力されるDG40がアクティブな消磁モードの期間、ヘッド12の残留磁化を除去するのに用いられるDS(デガウス信号)41を発生する。このDS41は、デガウス信号発生回路214からデガウスライトドライバ215に供給される。デガウスライトドライバ215は、上記DG40がアクティブな消磁モードの期間動作して、デガウス信号発生回路214によって供給されるDS41をWS(記録電流信号)44に変換する。ここで、DG40がアクティブな期間におけるWS(第2の記録電流信号としての消磁用電流信号)44の立ち上がり時間(Tr)101A及び立ち下がり時間(Tf)101Bは、図11に示した従来のWS44の立ち上がり時間(Tr)100A及び101B並びに立ち下がり時間100B及び101Bよりも長いことに注意されたい。
一般に最近の記録電流のTr(立ち上がり時間)100A及びTf(立ち下がり時間)100Bは、電流波高値10〜90%の範囲で1ns前後である。これに対し本実施形態では、DG40がアクティブな期間にデガウスライトドライバ215によって出力されるWS44のTr101A及びTf101Bは、Tr100A及びTr100B(更には、従来のTr101A及びTf101B)より長く、例えば1ns〜10ns程度である。ここで、Tr101A及びTf101Bは、ヘッド12の残留磁化を除去する観点からは、後述するように長い方が効果的である。それにも拘わらず、本実施形態においてTr101A及びTf101Bの上限を設定しているのは次の理由による。まず、Tr101A及びTf101Bを必要以上に長くすると、ディスク11のフォーマット効率を悪化させる。しかも、残留磁化を消磁する効果は、Tr101A及びTf101Bに比例する訳ではなく、ある時間を超えると効果が余り変わらなくなる。したがって、フォーマット効率を考慮するならば、Tr101A及びTf101BをTr100A及びTr100Bよりも長く設定しても、必要以上に長く設定しないことが好ましい。
さて、DG40がアクティブな期間にデガウスライトドライバ215によってDS41から変換されたWS(記録電流信号)44は、磁気ヘッド12に含まれている記録ヘッドに供給される。すると、DG40がアクティブな期間において、WS44に対応するデータが、図4に示すように、ライトデータ部116に後続するデガウス部117のデータとして、記録ヘッドによってディスク11に記録される。このようにDG40がアクティブな消磁モードの期間には、DS41から変換されたWS(記録電流信号)44に応じて、記録ヘッドによりデガウス部117のデータがディスク11に記録される。
本実施形態では、DG40がアクティブな期間におけるWS44の周波数を100MHz(1周期10ns)とした場合を例として示す。また、DG40がアクティブな期間は、その期間におけるWS44の周期の複数倍、例えば2倍(つまり20ns)であるものとする。この場合、DG40がアクティブな期間に、100MHzのWS44に対応するデータが、デガウス部117を構成するデータとして2周期だけディスク11に記録される。DG40がアクティブな期間におけるWS44のTr101A及びTf101Bは、上記したように通常のWS44のTr100A及びTf100Bより長い1ns〜10ns程度に設定されている。このようなWS44に基づいて、DG40がアクティブな期間にデガウス部117が記録されることにより、記録ヘッドの磁極内で種々の方向に向いた磁化を、記録終了時に容易軸方向に向きやすくすることが可能となる。よって本実施形態によれば、ヘッド12に残留した磁化を効率的に消磁すること、つまり消磁効果の効率向上が図れる。なお、デガウス部117の記録周波数に関しては、その1周期がTr101AとTf101Bとの和を下回らないように設定される必要がある。
上記の消磁効果について図5を参照して説明する。本発明者は、WS(記録電流信号)44のTr(立ち上がり時間)101A及びTf(立ち下がり時間)101Bを可変して、各Tr及びTf毎の、記録ヘッドの残留磁化により記録データ消去現象が発生する頻度を調べた。図5は、この各Tr及びTf毎の記録データ消去発生率を示すグラフである。図5から明らかなように、Tr及びTfが長いほど、記録データ消去発生率は低くなる。このことは、Tr及びTfが長いほど、記録ヘッドの残留磁化を消磁する効果が高くなることを表している。但し、Tr及びTfがある程度長くなると、記録データ消去発生率が低くなる度合いは低下する。このため、上述したように、Tr及びTfを必要以上に長くする必要はない。よって本実施形態においては、記録ヘッド内の残留磁化により非記録時に記録が行われてしまう現象に対し、従来の抑制効果を更に強化し、また従来50ns程度必要とされていた作用時間をそれ以下としても従来と同等以上の効果をあげることができ、フォーマット効率の低下を防ぐことも可能となる。
本実施形態では、磁気ヘッド12に対してWS44を供給するライトドライバとして、立ち上がり及び立ち下がり特性が異なる2つのライトドライバ、即ちデータライトドライバ212及びデガウスライトドライバ215が用意されている。しかし、1つのライトドライバに、WG45のアクティブから非アクティブへの切り替え時に、速やかに立ち上がり及び立ち下がり特性を切り替えることが可能なライトドライバであるならば、ドライバ212及び215に代えて1つのライトドライバで代用することも可能である。
[第1の変形例]
次に、上記実施形態の第1の変形例について図6のタイミングチャートを参照して説明する。図6は、図4と同様に、WS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて示す。
上記実施形態では、DG40がアクティブな期間におけるWS44の振幅が一定である場合を想定している。これに対し、第1の変形例では、DG40がアクティブな期間におけるWS44(つまりDS41に対応するWS44)は、その波形の振幅の包絡線形状が、上記実施形態とは異なって、直線的にまたは指数関数的に単調に減少するように設定される。ここで、DG40がアクティブな期間におけるWS44のTr101A及びTf101Bは、上記実施形態と同様に、通常のWS44(つまりWD45に対応するWS44)のTr100A及びTf100Bより長く設定されている。
つまり、第1の変形例の特徴は、記録ヘッドの帯磁消去に効果があるとして従来から知られている記録電流の減衰のさせかたのパラメータである、(1)周波数、(2)作用時間、(3)減衰形状のうちの減衰形状を、上記実施形態と組み合わせた点にある。第1の変形例によれば、DG40がアクティブな期間におけるWS44の特徴、即ちTr101A及びTf101BがTr100A及びTf100Bに比べて長いだけでなく、その信号波形の振幅の包絡線形状が漸次減衰(単調減少)するという特徴により、上記実施形態と比較して消磁効果を一層高めることができる。勿論、DG40がアクティブな期間におけるWS44の減衰形状以外のパラメータ、例えば周波数を上記実施形態と組み合わせることも可能である。なお、図6の例では、DG40がアクティブな期間に、100MHzのWS44に対応するデータがデガウス部117を構成するデータとして4周期だけディスク11に記録される。
上記実施形態及び上記実施形態の第1の変形例では、WG31がアクティブの間はデガウス制御回路213からデータライトドライバ212に対してWD42が出力される。これによりWG31がアクティブの間は、WD42に対応するWS44が磁気ヘッド12に供給される。そして、WG31が非アクティブに切り替わると同時にデガウス制御回路213によってDG40がアクティブに切り替えられる。すると、デガウス信号発生回路214からデガウスライトドライバ215にデガウス信号DS41が送られる。これによりDG40がアクティブの間は、DS41に対応するWS44が磁気ヘッド12に供給される。このように、上記実施形態及び上記実施形態の第1の変形例では、DG40がアクティブの期間、デガウス信号発生回路214によってWD(ライトデータ)42とは独立に発生されるDS41に基づいてWS44が生成される。そして、DS41に基づいて生成されるWS44によってデガウス部117が記録される。
[第2の変形例]
次に、上記実施形態の第2の変形例について図7のタイミングチャートを参照して説明する。図7は、図6と同様に、WS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて示す。
第2の変形例の特徴は、ライトデータ部116内のポストアンブル115の終端側の一部をデガウス部117として兼用することにある。そのために第2の変形例では、WG31がHDC23によってポストアンブル115の途中でアクティブから非アクティブに切り替えられる。このWG31の切り替えに同期して、DG40がデガウス制御回路213によってポストアンブル115の途中で非アクティブからアクティブに切り替えられる。同時にWG45もデガウス制御回路213によってポストアンブル115の途中でアクティブから非アクティブに切り替えられる。DG40は、ポストアンブル115の終端のタイミングで非アクティブに切り替えられる。
これにより、WG45がアクティブな期間は、データライトドライバ212によってWD42から生成されるWS44に従い、ライトデータ部116の先頭から当該ライトデータ部116のポストアンブル115の途中まで対応するデータが記録される。これに対し、WG45が非アクティブに切り替えられて、DG40がアクティブに切り替えられると、デガウスライトドライバ215によってDS41から生成されるWS44に従い、ライトデータ部116のポストアンブル115の途中から当該ポストアンブル115の終端まで対応するデータがデガウス部117として記録される。このポストアンブル115内のデガウス部117に対応するWS44のTr101A及びTf101Bは、デガウスライトドライバ215によってTr100A及びTr100Bより長く設定されている。よって、第2の変形例においても、ヘッド12に残留した磁化を効率的に消磁できる。しかも第2の変形例においては、デガウス部117はポストアンブル115内に収まる。このため、上記実施例及び第1の変形例のようにポストアンブル115(ライトデータ部116)の後に、ライトデータ部116から独立したデガウス部117を付加する必要がなくなり、ディスク11のフォーマット効率を向上することができる。
[第3の変形例]
次に、上記実施形態の第3の変形例について図8のタイミングチャートを参照して説明する。図8は、WS44、WG45及びWG47の関係をデータフォーマットと対応付けて示す。
第3の変形例の特徴は、上記第2の変形例と同様に、ライトデータ部116内のポストアンブル115の終端側の一部をデガウス部117として兼用することにある。第3の変形例が第2の変形例と異なる点は、リード/ライトチャネル回路22からデガウス制御回路213に出力されるWD38に対応するWD42及びWD46を用いて、それぞれデータライトドライバ212及びデガウスライトドライバ215によるWS44の生成が行われることである。
そのために第3の変形例では、WG31がHDC23によってポストアンブル115の途中でアクティブから非アクティブに切り替えられるると、WG45だけでなく、WG47もデガウス制御回路213によって制御される。即ちデガウス制御回路213は、WG31が非アクティブに切り替えられるのに同期して、WG45をアクティブに切り替えると同時に、WG47をアクティブに切り替える。また、デガウス制御回路213は、WG47がアクティブな期間、WD38に含まれるポストアンブル115の残りのデータに対応するWD46をデガウス制御回路213に出力する。ここでは、DG40は、第2の変形例と異なって、常に非アクティブに設定される。なお、WG31が非アクティブに切り替わった際に、デガウス制御回路213が、この例(第3の変形例)のようにWG47をアクティブに切り替えるか、上記第2の変形例のようにDG40をアクティブに切り替えるかは、例えばCPU24からHDC23及びAMP_CTL30を介してデガウス制御回路213に対して指示することで実現できる。
これにより、WG45がアクティブな期間は、データライトドライバ212によってWD42から生成されるWS44に従い、ライトデータ部116の先頭から当該ライトデータ部116のポストアンブル115の途中まで対応するデータが記録される。これに対し、WG45が非アクティブに切り替えられると同時に、WG47がアクティブに切り替えられると、デガウスライトドライバ215によってWD46から生成されるWS44に従い、ライトデータ部116のポストアンブル115の途中から当該ポストアンブル115の終端まで対応するデータがデガウス部117として記録される。
ここで、ポストアンブル115の記録周波数は、上記第2の変形例と異なって、デガウス部117であるか否かに無関係に、ポストアンブル115の始端から終端に亙って同一である。しかし、デガウスライトドライバ215によってWD46から生成される(デガウス部117の記録に用いられる)WS44のTr101A及びTf101Bは、上記実施形態及び第1の変形例と同様に、データライトドライバ212によって生成されるWS44のTr100A及びTf100Bより長く設定される。これにより、デガウス部117を記録するための特別のデータ信号(DS41)を用いることなく、ヘッド12に残留した磁化を効率的に消磁できる。しかも第2の変形例と同様に、ライトデータ部116から独立したデガウス部117を付加する必要がなくなり、ディスク11のフォーマット効率を向上することができる。なお、第3の変形例では、必ずしもデガウス信号発生回路214を必要としないことは明白である。
[第4の変形例]
次に、上記実施形態の第4の変形例について図9のタイミングチャートを参照して説明する。図9は、図6と同様に、WS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて示す。
第4の変形例の特徴は、DG40がアクティブな期間にデガウスライトドライバ215によって生成されるWS44の波形が、方形波ではなくて、三角波である点にある。この場合、DG40がアクティブな期間におけるWS44の周波数が、例えば第1の変形例(図6参照)と同一であったとしても、図9から明らかなように、Tr101A及びTf101Bをより長く設定できる。これにより、ヘッド12に残留した磁化をより一層効率的に消磁できる。
[第5の変形例]
次に、上記実施形態の第5の変形例について図10のタイミングチャートを参照して説明する。図10は、図6と同様に、WS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて示す。
第5の変形例の特徴は、DG40がアクティブな期間にデガウスライトドライバ215によって生成されるWS44の波形が、方形波ではなくて、サイン波である点にある。この場合、DG40がアクティブな期間におけるWS44の周波数が、例えば第1の変形例(図6参照)と同一であったとしても、図10から明らかなように、Tr101A及びTf101Bをより長く設定できる。これにより、ヘッド12に残留した磁化をより一層効率的に消磁できる。しかも、WS44の波形をサイン波としたことで、波形の立ち上がり/立ち下がり傾度を小さくできるだけでなく、記録電流のオーバーシュートレベルを極力低くすることができるため、残留磁化のそもそもの発生を抑える効果もある。
一般に、データ記録モードにおいては、記録ヘッドにより確実にデータを記録するのに必要十分な記録電流を確保するために、当該記録電流を意図的にオーバーシュートさせている。しかし、DG40がアクティブな消磁モードでは、記録電流を意図的にオーバーシュートさせる必要はない。そこで、上記実施形態及び第1乃至第4の変形例のようにWS44に方形波を用いる場合でも、DG40がアクティブな消磁モードにおけるWS44のオーバーシュートレベルを、デガウスライトドライバ215が低くすることにより、消磁率を一層向上できる。
なお、本発明は、上記実施形態及びその変形例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態またはその変形例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、上記実施形態またはその変形例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態または変形例に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図。 同実施形態で適用されるデータセクタフォーマットを示す図。 同実施形態におけるWG(ライトゲート信号)33、WD(ライトデータ)35、WG31及びWD38の相互の関係を表すタイミングチャート。 同実施形態におけるWS(記録電流信号)44、WG(ライトゲート信号)45及びDG(デガウスゲート信号)40の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。 WS(記録電流信号)44の各立ち上がり時間(Tr)101A及び立ち下がり時間(Tf)101B毎の記録データ消去発生率を示すグラフ。 上記実施形態の第1の変形例におけるWS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。 上記実施形態の第2の変形例におけるWS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。 上記実施形態の第3の変形例におけるWS44、WG45及びWG47の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。 上記実施形態の第4の変形例におけるWS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。 上記実施形態の第5の変形例におけるWS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。 図1のHDDにおいて、先行技術によりデガウス制御を行ったと仮定した場合の、WS44、WG45及びDG40の関係をデータフォーマットと対応付けて表すタイミングチャート。
符号の説明
11…磁気ディスク、12…磁気ヘッド(記録ヘッド)、21…ヘッドアンプ回路、22…リード/ライトチャネル回路、23…HDC(ディスクコントローラ)、24…CPU、211…リードアンプ、212…データライトドライバ(第1のライトドライバ、ドライバ手段)、213…デガウス制御回路(制御手段)、214…デガウス信号発生回路(消磁用データ信号発生手段)、215…デガウスライトドライバ(第2のライトドライバ、ドライバ手段)、31…WG(ライトゲート信号)、38…WD(ライトデータ)、40…デガウスゲート信号(消磁ゲート信号)、41…DS(デガウス信号、消磁用データ信号)、42…WD、44…WS(記録電流信号、第1の記録電流、第2の記録電流、消磁用電流)、45…WG、46…WD。

Claims (12)

  1. 磁気ディスク媒体上にデータを磁気記録するのに用いられる記録ヘッドを有する磁気ディスク装置に適用されるヘッドアンプ回路において、
    前記磁気ディスク媒体上にライトデータを記録するデータ記録モードでは、当該ライトデータに対応する記録電流を第1の記録電流として前記記録ヘッドに出力し、前記記録ヘッドの残留磁化を消磁する消磁モードでは、前記記録ヘッドの残留磁化を消磁するための消磁用電流であって、その立ち上がり及び立ち下がり時間が、前記第1の記録電流の立ち上がり及び立ち下がり時間よりも長く設定された消磁用電流を第2の記録電流として前記記録ヘッドに出力するドライバ手段と、
    前記データ記録モードから前記消磁モードへの切り替えを制御することで前記ドライバ手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とするヘッドアンプ回路。
  2. 前記ドライバ手段は、
    前記データ記録モードにおいて、ライトデータに対応する記録電流を前記第1の記録電流として生成する第1のライトドライバと、
    前記消磁モードにおいて、前記第2の記録電流としての前記消磁用電流を生成する第2のライトドライバと
    を含むことを特徴とする請求項1記載のヘッドアンプ回路。
  3. 前記消磁モードにおいて、前記第2のライトドライバによる前記消磁用電流の生成に用いられる消磁用データ信号を発生する消磁用データ信号発生手段を更に具備することを特徴とする請求項2記載のヘッドアンプ回路。
  4. 前記制御手段は、外部から与えられる前記データ記録モードを指定するライトゲート信号が非アクティブに切り替わる際に、前記消磁モードを指定する消磁ゲート信号をアクティブに切り替え、
    前記消磁用データ信号発生手段は、前記消磁ゲート信号がアクティブな期間、前記消磁用データ信号に基づいて当該消磁用データ信号に対応する前記消磁用電流を生成する
    ことを特徴とする請求項3記載のヘッドアンプ回路。
  5. 前記磁気ディスク媒体に記録すべき1セクタ当たりのライトデータは、ユーザデータ及び前記ライトデータの終端部をなすポストアンブルを含み、
    前記制御手段は、前記ポストアンブルの一部が前記磁気ディスク媒体に記録された時点で前記データ記録モードから前記消磁モードに切り替えることにより、前記ポストアンブルの残りの部分を前記第2のライトドライバによって生成される前記消磁用電流に基づいて前記磁気ディスク媒体に記録させる
    ことを特徴とする請求項2記載のヘッドアンプ回路。
  6. 前記第2のライトドライバは、前記消磁モードでは、前記ポストアンブルの残りの部分に対応する記録電流を前記消磁用電流として生成することを特徴とする請求項5記載のヘッドアンプ回路。
  7. 前記第2のライトドライバは、前記消磁用電流の振幅の包絡線形状が単調減少するように当該消磁用電流を漸次減衰させることを特徴とする請求項2記載のヘッドアンプ回路。。
  8. 前記第2のライトドライバは、前記消磁用電流として、三角波またはサイン波の記録電流を生成することを特徴とする請求項2記載のヘッドアンプ装置。
  9. 前記第2のライトドライバは、前記第2の記録電流としての前記消磁用電流のオーバーシュートレベルを、前記第1のライトドライバによって生成される前記第1の記録電流のオーバーシュートレベルよりも低く設定することを特徴とする請求項2記載のヘッドアンプ装置。
  10. 磁気ディスク媒体上にデータを磁気記録するのに用いられる記録ヘッドを有する磁気ディスク装置において、
    前記磁気ディスク媒体上にライトデータを記録するデータ記録モードを指定するディスクコントローラと、
    前記データ記録モードでは、前記磁気ディスク媒体上に記録されるべきライトデータに対応する記録電流を第1の記録電流として前記記録ヘッドに出力し、前記記録ヘッドの残留磁化を消磁する消磁モードでは、前記記録ヘッドの残留磁化を消磁するための消磁用電流であって、その立ち上がり及び立ち下がり時間が、前記第1の記録電流の立ち上がり及び立ち下がり時間よりも長く設定された消磁用電流を第2の記録電流として前記記録ヘッドに出力するドライバ手段と、前記データ記録モードから前記消磁モードへの切り替えを制御することで前記ドライバ手段を制御する制御手段とを含むヘッドアンプ回路と
    を具備することを特徴とする磁気ディスク装置。
  11. 前記ドライバ手段は、
    前記データ記録モードにおいて、ライトデータに対応する記録電流を前記第1の記録電流として生成する第1のライトドライバと、
    前記消磁モードにおいて、前記第2の記録電流としての前記消磁用電流を生成する第2のライトドライバと
    を含むことを特徴とする請求項10記載の磁気ディスク装置。
  12. 磁気ディスク媒体上にデータを磁気記録するのに用いられる記録ヘッドを有する磁気ディスク装置に適用され、前記記録ヘッドの残留磁化を消磁するための残留磁化消磁方法であって、
    データ記録モードにおいて、前記磁気ディスク媒体上にライトデータを記録するために、当該ライトデータに対応する記録電流を第1の記録電流として前記記録ヘッドに出力するステップと、
    前記データ記録モードから前記記録ヘッドの残留磁化を消磁する消磁モードに切り替えるステップと、
    前記消磁モードにおいて、前記記録ヘッドの残留磁化を消磁するための消磁用電流であって、その立ち上がり及び立ち下がり時間が、前記第1の記録電流の立ち上がり及び立ち下がり時間よりも長く設定された消磁用電流を第2の記録電流として前記記録ヘッドに出力するステップと
    を具備することを特徴とする残留磁化消磁方法。
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