JP2006184667A - タンデムレーザ走査ユニット - Google Patents

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【課題】 光学部品の組み付け誤差等により発生した色成分毎の走査光学系のBOW及びSKEWを、fθレンズを取り外すことなく、容易に補正することができるタンデム方式のレーザ走査ユニット(LSU)を提供すること。
【解決手段】 タンデムレーザ走査ユニットにおいて、
第二レンズのうち少なくとも一つが、主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整されるβ回転調整機構を備え、
β回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を2つ備え、支持部は少なくとも一つの第二レンズに当接し、調整部材を回転させることにより、少なくとも一つの第二レンズを主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であることを特徴とするタンデムレーザ走査ユニットを提供する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、カラーレーザプリンタ等に利用されるタンデム方式のレーザ走査ユニットの走査光学系の調整機構に関する。
タンデム方式のレーザ走査ユニット(LSU)は、レーザ光源から発するレーザ光をポリゴンミラーにより偏向し、複数のレンズから構成されるfθレンズと偏向ミラーにより色成分毎の走査線を形成する走査光学系と、各走査線に対応して配置された複数の感光体ドラムを備え、1枚のシートに多重印刷することによりカラー画像を形成する。
高い描画品質を維持するためには、各走査線をできる限り湾曲のない直線として感光体ドラム上に形成することが望ましい。また、感光体ドラムの母線に沿って傾きのない直線として形成することが望ましい。特に、タンデム方式のカラープリンタでは、走査線の湾曲(BOW)と傾き(SKEW)が色成分毎に異なると、印刷結果に色ずれが生じるため、各走査光学系により形成される走査線のBOW及びSKEWをきわめて低く抑える必要がある。そこで、光学系の設計段階では各走査光学系の走査線のBOWとSKEWが許容範囲に収まるよう各レンズ、ミラー等を設計している。
しかしながら、光学系を構成するレンズやミラー等が設計値通りに作成されたとしても、各部品の組み付け誤差があれば設計通りの性能を得ることができない。そのため、色成分毎にfθレンズの取り付け角度を調整可能にして、BOWとSKEWの補正を行うことができるようにしている。例えば、BOWの補正は、fθレンズの両端を同一量調整する必要があるため、fθレンズの両端に位置するハウジングの当てつけ面にシムを貼り付けて、fθレンズを主走査方向と平行な軸回りに微小角度回転(β回転)させることにより行っている。
また、下記特許文献1,2には、調整ネジを使用してfθレンズをβ回転させることによりBOWの補正を行い、偏心ピンの挿入により回転を可能とする調整板を使用してfθレンズを副走査方向と平行な軸回りに微小角度回転(γ回転)させることによりSKEWの補正を行うことができるタンデム方式の走査光学装置が開示されている。
特開2000−221428 特開2000−221429
ところが、シムを貼り付けてfθレンズの角度を調整する方法では、調整の度にfθレンズを取り外さなければならないため、fθレンズが汚れたり、作業の際にゴミが発生したりするという問題があった。
また、上述の調整ネジを用いたBOWの補正では、工具を用いて調整ネジを回し、fθレンズの微妙な角度調整を行わなければならないという煩雑で時間を要する作業が必要であった。また、上述の調整板を用いたSKEWの補正では、調整時に調整板を固定しているネジを緩めた状態で、調整板の長手方向の一方側に形成された係合穴に偏心ピンを挿入して調整板を回転させなければならないという煩雑な作業が必要であった。
この発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、光学部品の組み付け誤差等により発生した色成分毎の走査光学系のBOW及びSKEWを、fθレンズを取り外すことなく、従来の方法よりも容易に補正することができるタンデム方式のレーザ走査ユニット(LSU)を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、複数の光束を発する光源と、前記複数の光束を偏向するポリゴンミラーと、前記複数の光束が通過する第一レンズと前記複数の光束が夫々通過する複数の第二レンズと、ハウジングとを有するタンデムレーザ走査ユニットにおいて、前記第二レンズのうち少なくとも一つが、主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整されるβ回転調整機構を備え、前記β回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられ前記ハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を2つ備え、前記支持部は前記少なくとも一つの第二レンズに当接し、前記調整部材を回転させることにより、前記少なくとも一つの第二レンズを主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であることを特徴とするタンデムレーザ走査ユニットを提供する。
さらに、本発明は、前記第二レンズのうち少なくとも一つが、該レンズの光軸と平行な軸回りに微小角度回動調整されるγ回転調整機構を備え、前記γ回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられ前記ハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を備え、前記支持部は前記少なくとも一つの第二レンズに当接し、前記調整部材を回転させることにより、前記少なくとも一つの第二レンズを該レンズの光軸と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であることを特徴とするタンデムレーザ走査ユニットを提供する。
上記の構成により、本発明は、走査線を形成するためのfθレンズ(第二レンズ)を取り外すことなく、各色成分ごとにBOWとSKEWの調整を行うことができる。
また、本発明は、前記支持部の断面形状が多角形であり、前記多角形の各辺は、前記調整部材の回転中心軸に対向する辺と平行であり、各対向する辺間の距離は各辺が隣あう辺の対向する辺間の距離とは異なり、前記多角形が複数の対向する辺間の距離を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記調整部材が、前記ハウジングに形成された所定の穴に挿入され、前記少なくとも一つの第二レンズの長手方向端部付近に前記支持部の一つの面が当接するよう配置され、前記支持部の前記一つの面に対向する面が前記ハウジングの所定の位置に当接するように配置されることを特徴とする。
したがって、本発明は、調整部材を所定の角度でデジタル的に回転させることができ、さらに、目視で現状の回転量を確認することができるため、BOW及びSKEWの調整が容易に行うことができる。
さらに、本発明は、前記支持部の断面形状が、楕円形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタンデムレーザ走査ユニットを提供する。
また、本発明は、前記調整部材が、前記ハウジングに形成された所定の穴に挿入され、前記少なくとも一つの第二レンズの長手方向端部付近に前記支持部の一部が当接するよう配置され、前記支持部のレンズ当接部分の回転軸に対する反対側付近が前記ハウジングの所定の位置に当接するように配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記複数の第二レンズのうち一つのみが、前記β回転調整機構を備えていないことを特徴とし、また、前記複数の第二レンズのうち一つのみが、前記γ回転調整機構を備えていないことを特徴とする。
したがって、本発明は上記の構成により、光学部品の組み付け誤差等により発生した色成分毎の走査光学系のBOW及びSKEWを、fθレンズを取り外すことなく、従来の方法よりも容易に補正することができるタンデム方式のレーザ走査ユニット(LSU)を提供することができる。
以下、本発明に係るタンデム方式のレーザ走査ユニット(LSU)の具体的な実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態によるLSUの側面図(右側面とする)である。このLSUは、単一のポリゴンミラーを有し、ブラック、シアン、イエロー、マゼンタの各色成分に対する4つの感光体ドラムに向けてレーザ光を走査する単一の第一fθレンズ、複数の偏向ミラー及び4つの第二fθレンズを含む走査光学系を備え、1枚のシートに多重印刷することによりカラープリントを得るタンデム方式のカラープリンタに適用される。
実施形態のLSUは、図1に示すように、ハウジング10及びハウジング10内に備えられた各種光学系からなる。また、図1に示すように、LSUがプリンタ内に設置された状態のとき、LSUの下部には感光体ドラムを含むドラム支持台12が配置される。ハウジング10には、光源からのレーザ光を各感光体ドラムへと導く走査光学系、すなわち、ポリゴンミラー40、第一fθレンズ50、ハウジング10の左右方向(紙面鉛直方向)に延びる第二fθレンズ52,54,56,58及び偏向ミラー61,62,63,64,65,66,67が図のように配置されている。また、ドラム支持台12には、走査光学系により走査線が形成される第1,第2,第3,第4の感光体ドラム152,154,156,158が設けられている。感光体ドラム152,154,156,158は、回転軸が互いに平行となるように4本並列して設けられている。各感光体ドラムの周囲には、走査光学系による露光プロセスの他、現像、転写、クリーニングの各プロセスを実行するためのユニットが配置されるが、ここでは図示を省略する。
プリント用紙は、例えば図1中左側から供給され、それぞれの色成分のトナーにより現像された第1の感光体ドラム152、第2の感光体ドラム154、第3の感光体ドラム156、第4の感光体ドラム158の順にパターンが転写され、これらが多重印刷されて用紙上にカラー画像が形成される。
最初に、走査光学系の光学部品の配置について図1と図2に基づいて説明する。図2は図1のハウジング10を上方から見た平面図である(図2の紙面上側がLSUの左側、紙面下側がLSUの右側)。ハウジング10は、副走査方向に並んだ4つのレーザ光を発する光源部20と、この光源部20が発したレーザ光をポリゴンミラー40の所定の位置へと偏向するコリメートミラー30と、レーザ光を主走査方向に偏向する偏向器であるポリゴンミラー40と、ポリゴンミラー40により偏向されたレーザ光を透過し主走査方向及び副走査方向にパワーを有し、それぞれのレーザ光を偏向ミラー61,63,65,67へと向ける第一fθレンズ50を備える。
さらに、ハウジング10は、第1の感光体ドラム152上に走査線を形成するために、偏向ミラー61により偏向されたレーザ光を透過する結像光学系である第二fθレンズ52、そのfθレンズ52を透過したレーザ光を第1の感光体ドラム152に向けて偏向させる偏向ミラー62を備え、また、第2の感光体ドラム154上に走査線を形成するために、偏向ミラー63により偏向されたレーザ光を透過する結像光学系である取付け角度(後述するβ回転、γ回転)調整可能な第二fθレンズ54、そのfθレンズ54を透過したレーザ光を第2の感光体ドラム154に向けて偏向させる偏向ミラー64を備え、また、第3の感光体ドラム156上に走査線を形成するために、偏向ミラー65により偏向されたレーザ光を透過する結像光学系である取付け角度調整可能な第二fθレンズ56、そのfθレンズ56を透過したレーザ光を第3の感光体ドラム156に向けて偏向させる偏向ミラー66を備え、また、第4の感光体ドラム158上に走査線を形成するために、偏向ミラー67により偏向されたレーザ光を透過して第4の感光体ドラム158に走査線を形成させる結像光学系である取付け角度調整可能な第二fθレンズ58を備える。
図3は、光源部20について図2中破線aを通る紙面に垂直な切断面を矢印Aの方向から見た図であり、光源部20から射出され第一fθレンズ50を透過するレーザの光路については、実際はコリメートミラー30およびポリゴンミラー40で反射されて方向が変わるが、模式的に直線として示した図である。光源部20は、副走査線方向に配列された4つの射出端21a、21b、21c、21dそれぞれから半導体レーザの発散光を射出し、その4つのレーザ光を平行光にする4つのコリメートレンズ22a、22b、22c、22dを備えている。また、光源部20には、副走査方向にのみパワーを有するシリンドリカルレンズ24が備えられている。コリメートレンズ22a、22b、22c、22dをそれぞれ出たレーザ光は感光体ドラム152,154,156,158にそれぞれ結像する。
光源部20から射出された4つのレーザ光は、主走査方向においては平行光のままポリゴンミラー40で反射され、fθレンズのパワーによって各感光体ドラム上に結像する。ポリゴンミラー40は、図2中時計回りに回転し、反射光束は矢印yで示す方向に走査される。また、副走査方向においては、図3に示すように、光源部20のシリンドリカルレンズ24により、4つのレーザ光が個々のビーム径を絞りつつ、各レーザ光の相対的な位置についても絞りながら、コリメートミラー30を介してポリゴンミラー40の近傍で一旦結像し、その後第一fθレンズに入射し、各fθレンズのパワーにより各感光体ドラム上に結像する。このようにレーザ光をポリゴンミラー40の近傍で一旦結像させることにより、ポリゴンミラー40の反射面の傾き(面倒れ)による走査位置のずれを防ぐことができる。
偏向ミラー61は、その長手方向の左右両端を、押さえバネ611(右)、612(左)によって、反射面と側面(図中下側)をそれぞれ反射面裏面と他の側面の方向へと付勢され、また、ハウジング10の対応するミラー支持部に反射面裏面の2点と側面(図中上側)の1点で支持され固定されている。偏向ミラー63,65も同様な構成であり、偏向ミラー63は押さえバネ631,632によって、偏向ミラー65は押さえバネ651,652によってそれぞれ付勢され、ハウジング10に支持され固定されている。
偏向ミラー62は、その長手方向の左右両端を、押さえバネ621(右)、622(左)によって、反射面と側面(図中下側)をそれぞれ反射面裏面と他の側面の方向へと付勢されている。偏向ミラー62は、その左端は、偏向ミラー61と同様に、ハウジング10の対応するミラー支持部に反射面裏面の2点と側面(図中上側)の1点で支持され固定されているが、右端においては、反射面裏面に当接する1点がハウジング10の支持部であり、もう1点が調整ネジ623の頭部となっている。この調整ネジ623は、ドライバ等で回転させて、ハウジング10からの突出量を調整することにより、当接する偏向ミラー62の角度を微小量調整することができる。偏向ミラー64,66も同様な構成であり、偏向ミラー64は押さえバネ641、642によって、偏向ミラー66は押さえバネ661,662によってそれぞれ付勢され、偏向ミラー64の右端の反射面裏面は1点が調整ネジ643の頭部で支持され、偏向ミラー66の右端の反射面裏面は1点が調整ネジ663の頭部で支持されている。この調整ネジ643,663によって、偏向ミラー64,66の角度を微小量調整することができる。
偏向ミラー67は、偏向ミラー62と同様に、その長手方向の左右両端を、押さえバネ671(右)、672(左)によって、反射面と側面(図中右下側)をそれぞれ反射面裏面と他の側面の方向へと付勢されている。偏向ミラー67は、その左端は、ハウジング10の対応するミラー支持部に反射面裏面の2点と側面(図中左上側)の1点で支持され固定されているが、右端においては、反射面裏面に当接する1点がハウジング10の支持部であり、もう1点が調整ネジ673の先端部となっている。この調整ネジ673は、ハウジング10の上側に露出している頭部をドライバ等を用いて回転させて、ハウジング10内側への突出量を調整することにより、当接する偏向ミラー67の角度を微小量調整することができる。
fθレンズ52は、その長手方向の左右両端を、押さえバネ521(右)、524(左)によって付勢されている。押さえバネ521は、中央凸部522によってfθレンズ52右端を光軸方向に沿って出射側から、先端部523によってfθレンズ52右端を副走査方向に沿って図中下方向から押圧している(図1)。また、fθレンズ52右端は、L字型に形成されたハウジング10の内壁に支持され固定されている。なお、fθレンズ52左端の押さえバネ524による構成も右端と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図4にfθレンズ54両端の拡大図を示す。図4(A)に右側を、Bに左側をそれぞれ示す。fθレンズ54は、その長手方向の左右両端を、押さえバネ541(右)、544(左)によって付勢されている。図4(A)では、押さえバネ541は、中央凸部542によってfθレンズ54を光軸方向に沿って出射側から、先端部543によってfθレンズ54を副走査方向に沿って図中下方向から押圧している。また、fθレンズ54は、光軸方向入射側の副走査方向に平行な枠部分を2箇所で支持されており、一箇所はハウジング10の当接部141であり、もう一箇所はハウジング10の右側面の穴から差し込まれた調整部材547の多角柱部分である。なお、fθレンズ54の光軸方向入射側の枠部分は、当接部141や調整部材547が当接でき得る十分な面を有している。また、fθレンズ54の主走査方向と平行(紙面に垂直な方向)に形成されている副走査方向端部の外壁の図中上側は、ハウジング10の右側面の穴から差し込まれた調整部材549の多角柱部分により支持されている。
図4(B)では、押さえバネ544は、中央凸部545によってfθレンズ54を光軸方向に沿って出射側から、先端部546によってfθレンズ54を副走査方向に沿って図中下方向から押圧している。また、fθレンズ54は、光軸方向入射側の副走査方向に平行な枠部分を2箇所で支持されており、一箇所はハウジング10の当接部142であり、もう一箇所はハウジング10の左側面の穴から差し込まれた調整部材548の多角柱部分である。なお、fθレンズ54の光軸方向入射側の枠部分は、当接部142や調整部材548が当接でき得る十分な面を有している。また、fθレンズ54の主走査方向と平行(紙面に垂直な方向)に形成されている副走査方向端部の外壁の図中上側は、ハウジング10の当接面144により支持されている。また、後に詳述するが、調整部材547と調整部材548を同角度回転させることにより、fθレンズ54がβ回転(主走査方向と平行な軸回りの回転)し、BOWを補正することができる。また、調整部材549を回転させることにより、fθレンズ54がγ回転(光軸方向と平行な軸回りの回転)し、SKEWを補正することができる。
図5(A)は、fθレンズ56の右側を示すが、fθレンズ56に対する、押さえバネ561、中央凸部562、先端部563、当接部161、調整部材567、調整部材569の構成はfθレンズ54と同様であるので説明は省略する。図5(B)も同様に、fθレンズ56に対する、押さえバネ564、中央凸部565、先端部566、当接部162、調整部材568の構成はfθレンズ54と同様であるので説明は省略する。
fθレンズ58は、その長手方向の左右両端を、押さえバネ581(右)、584(左)によって付勢されている。図6(A)では、押さえバネ581は、先端部583によってfθレンズ58を光軸方向に沿って出射側から、中央凸部582によってfθレンズ58を副走査方向に沿って図中右方向から押圧している。また、fθレンズ58は、光軸方向入射側の副走査方向に平行な枠部分を2箇所で支持されており、一箇所はハウジング10の当接部181であり、もう一箇所はハウジング10の右側面の穴から差し込まれた調整部材587の多角柱部分である。なお、fθレンズ58の光軸方向入射側の枠部分は、当接部181や調整部材587が当接でき得る十分な面を有している。また、fθレンズ58の主走査方向と平行(紙面に垂直な方向)に形成されている副走査方向端部の外壁の図中左側は、ハウジング10の右側面の穴から差し込まれた調整部材589の多角柱部分により支持されている。
図6(B)では、押さえバネ584は、先端部586によってfθレンズ58を光軸方向に沿って出射側から、中央凸部585によってfθレンズ58を副走査方向に沿って図中左方向から押圧している。また、fθレンズ58は、光軸方向入射側の副走査方向に平行な枠部分を2箇所で支持されており、一箇所はハウジング10の当接部182であり、もう一箇所はハウジング10の左側面の穴から差し込まれた調整部材588の多角柱部分である。なお、fθレンズ58の光軸方向入射側の枠部分は、当接部182や調整部材588が当接でき得る十分な面を有している。また、fθレンズ58の主走査方向と平行(紙面に垂直な方向)に形成されている副走査方向端部の外壁の図中右側は、ハウジング10の当接面184により支持されている。また、後に詳述するが、調整部材587と調整部材588を同角度回転させることにより、fθレンズ58がβ回転(主走査方向と平行な軸回りの回転)し、BOWを補正することができる。また、調整部材589を回転させることにより、fθレンズ58がγ回転(光軸方向と平行な軸回りの回転)し、SKEWを補正することができる。
次に、本発明の実施形態におけるBOW、SKEW調整機構について説明する。BOW、SKEW調整はfθレンズ54,56,58の一部を支持する各調整部材を用いて行われる。なお、本実施形態では感光体ドラム152に形成される走査線に沿って、他の感光体ドラム154,156,158のBOW及びSKEWを補正するため、fθレンズ52には調整機構がなく回転されずに固定されている。fθレンズ54,56,58はそれぞれ、感光体ドラム154,156,158上に形成される走査線のBOWを補正するため、主走査、副走査の両方向に対してパワーを持つ被調整レンズとして、主走査方向に平行な回転軸回りに段階的に微小角度回動調整可能に配置されている。一方、fθレンズ54,56,58はそれぞれ、感光体ドラム154,156,158上に形成される走査線のSKEWを補正するため、副走査方向に主たるパワーを有するアナモフィックな被調整レンズとして、各fθレンズの光軸と平行な回転軸回りに段階的に微小角度回動調整可能に配置されている。
ここで、調整部材について、図7を参照して説明する。図1〜5中の調整部材547,548,549,567,568,569,587,588,589は全て同一形状及びサイズである(以降、特に個別の調整部材を指定しない場合は単に「調整部材」という)。調整部材は、頭部701、調整つまみ部702、にがし部703、係合部704、多角柱部705からなる。
頭部701の直径は、調整部材全体がハウジング10内に入ることを防ぐためにハウジング10の側面に形成された調整部材用の穴よりも大きく設定されている。頭部701には、直径方向に延びる調整つまみ部702が形成されている(図7(A))。調整つまみ部702の調整部材軸方向における回転方向と多角柱部705の回転方向は、一定の方向関係を有するように形成される。調整部材をハウジング10の所定の穴に嵌め込んだ際、頭部701及び調整つまみ部702はハウジング10の外部に突出している。したがって、調整を行う際、オペレータは、ハウジング10の外部から調整つまみ部702を指でつまんで調整部材をその軸回りに回転させることができるので、調整されるfθレンズを取り外す必要がない。また、調整つまみ部702の角度により、fθレンズ調整量を目視で確認することができる。
頭部701からは、ハウジング10の側面に形成された調整部材用の穴を通るように、頭部701よりも直径が小さく、中心軸が同一のにがし部703、係合部704が順に延び、多角柱部705へと繋がっている(図7(B))。なお、にがし部703の形成は任意であり、無くてもよい。係合部704は、ハウジング10に係合する円柱状の部分であり、その直径はにがし703よりは大きく、その軸方向の長さはハウジング10の穴の部分の厚みと同じか多少大きく設定されている。係合部704は、ハウジング10の側面に形成された調整部材用の穴に係合するため、調整部材を回転させた際に、スムーズに回るよう、表面が比較的滑らかであることが好ましい。。この頭部701、調整つまみ部702、にがし部703、係合部704、多角柱部705は一体成型されることが好ましい。調整部材の材質は例えば金属などが挙げられる。
多角柱部705は、ハウジング10のそれぞれ所定の位置に嵌め込まれたときにfθレンズに十分に当接することができるよう、軸方向の長さが設定されている。また、本発明の実施形態における多角柱部705は12角形であり、対角する面は平行であり、対角する面の距離(面間隔)がそれぞれ異なるように形成されている。すなわち、図7(C)に示すように、多角柱部705は、軸周りに30°回転するごとに面間隔がそれぞれd、d、d、dとなるように形成されている(d<d<d<dとする)。以降、面間隔がdとなる両面をD面、その他同様にD面、D面、D面と称す。すなわち、この面間隔の差により、後述するように、fθレンズ54,56,58のβ回転量あるいはγ回転量が決定される。
fθレンズ54,56,58のβ回転調整機構を図8及び図9を参照して説明する。上述のようにfθレンズ54,56は、β回転用の調整部材の配置がfθレンズに対して同様であるが、fθレンズ58は、左右異なる配置となっている。したがって、図8及び図9の説明図は、fθレンズ54,56においてはレンズ右側、fθレンズ58においてはレンズ左側を示す。また、図8では、簡略化のために、調整部材の多角柱部を楕円形で示している。また、以降の説明はfθレンズ54を代表して行う。β回転調整時には、fθレンズ54左右の調整部材547,548を互いに同角度回転させる。調整部材547は、上述したように、fθレンズ54の光軸方向入射側面に接している(図中底面)。本発明の実施形態においては、初期状態では、図9(A)に示すように、調整部材547の図中上側のD面をfθレンズ54の底面の枠部分に当接させ、下側のD面をハウジング10の当てつけ面145に当接させることにより、fθレンズ54の底面(すなわち副走査方向)と当てつけ面145とが平行となるように配置されている。また、当接部141と、調整部材547とfθレンズ54の当接部147(D面は面として当接するが、ここでは、調整部材547の中心軸をとおる当てつけ面145の垂線がfθレンズ54と交わる点をいうこととする)との距離をLとする(図8(A))。また、その当接部147から当てつけ面145までの距離dBは、調整部材547の多角柱部の面間隔に等しく、この初期状態ではdB=dである。なお、この初期状態では、fθレンズ54のβ回転量は0°とする。
調整部材547を、図8(B)に示すように、時計回りに(この実施形態においては時計回りとしているが、どちら方向でもよい)30°回転させると(30°調整)、D面がfθレンズ54に当接し、dB=dとなり(厳密にいえば、D面とfθレンズ54の底面が平行でなくなるため、図9(B)(この図は90°回転であるが)に示すように、上部D面の右側の辺がfθレンズ54の底面と当接することとなり、調整部材547の中心軸をとおる当てつけ面145の垂線がfθレンズ54と交わる点を当接部147とするとdBはdよりもほんのわずかに大きな値となるが、以降の計算において無視できる程度であるため、dB=dとみなす。以降、60°、90°調整においても同様とする)、fθレンズ54は当接部141を支点として時計回りに所定量β回転する。すなわち、30°調整時のβ回転量をθ30とすると、ΔdB=d2-d1であるので、tanθ30=ΔdB/L=(d2-d1)/Lであり、θ30=tan-1{(d2-d1)/L}となる。さらに、調整部材547を時計回りに30°回転させると(60°調整)、図8(C)に示すように、dB=d3となり、初期状態からのβ回転量をθ60とすると、ΔdB=d3-d1であるので、tanθ60= (d3-d1)/Lであり、θ60=tan-1{(d3-d1)/L}となる。さらに、調整部材547を時計回りに30°回転させると(90°調整)、図8(D)に示すように、dB=d4(>d3)となり、初期状態からのβ回転量をθ90とすると、ΔdB=d4-d1であるので、tanθ90=(d4-d1)/Lであり、θ90=tan-1{(d4-d1)/L}となる。なお、fθレンズ54の調整部材548に関わる、当接部148、当てつけ面146、fθレンズ54等のβ回転に関する機能は、図4(A)と左右反対ではあるが同一であるので、説明は省略する。
本発明による実施形態の一つの例では、fθレンズ54を通ったレーザ光により感光体ドラム54に形成される走査線によってプリント用紙に印刷されたBOWの実測値ΔBOW[mm]は、ΔBOW=ΔBOW0×θ=ΔBOW0×tan-1(ΔdB/L)で表すことができる。ここで、ΔBOW0はβ回転1deg当りの補正量[mm]である。例えば、設計値がΔBOW0=0.078[mm/deg]であり、30°調整時のΔdB=d2-d1が0.07[mm]であった場合、その補正量ΔBOWは、ΔBOW=0.078×tan-1(0.07/13)=0.023[mm]となる。したがって、調整部材547,548を30°回転させることにより、実際のプリント用紙上のBOWを約23μm補正することができる。
本発明のその他の実施形態による、fθレンズ54のβ回転調整機構を図10及び図11を参照して説明する。図10(A)は初期状態を示し、図10(B)は90°調整時を示す。本実施形態では、90°調整時に当てつけ面145とfθレンズ54の底面が平行となるように配置されている。また、初期状態において(dB=d1)、fθレンズ54の底面が調整部材547の当接部147とハウジング10の当接部141に当接すると同時に、その中間に位置する当接部149にも当接する。この構成により、調整部材547が無い状態でも、fθレンズ54のβ回転量は初期状態を維持することができる。fθレンズ54の左端側においても、当接部150によりこの実施形態を行うことができる。また、fθレンズ56においては,当接部169,170により、fθレンズ58においては、当接部189,190により同様に実施することができる。
上の構成によれば、調整部材を30°回転させるごとに、fθレンズ54,56,58をそれぞれ主走査方向と平行な軸回りに所定の微小角度ずつ回動調整することができ、これにより各感光体ドラム154,156,158上に形成される走査線のBOWの度合いを変化させることができる。したがって、部品組み付け後、検査により走査線のBOWが検出された場合には、ハウジング10の側面から、調整部材547(548),567(568),587(588)をそれぞれ回動調整することにより、容易にBOWを補正することができる。また、調整部材547(548),567(568),587(588)を段階的(デジタル的)に調整できるので、fθレンズ両端を同一量の調整が可能である。また、調整つまみの角度により、各fθレンズの両側の調整量が目視で確認できる。また、ハウジング10の側面から調整を行うことができるため、非常にアクセスが良い。
このように、fθレンズ54,56,58にβ回転調整機構を設けることにより、それぞれの感光体ドラム154,156,158に形成される走査線のBOWを独立して補正することができる。したがって、カラー印刷の際の色ずれの発生を防ぐことができる。
fθレンズ54,56,58のγ回転調整機構を図12を参照して説明する。この説明図では、fθレンズ54,56,58のいずれにおいても光軸方向出射側から見た図を示している。以降fθレンズ54を代表して説明するがfθレンズ56,58についてもそれぞれ対応する構成により同様の機能を示す。γ回転調整は、調整部材549を用いて、fθレンズ54の右側(ハウジング10に対して)のみ行う。調整部材549は、上述したように、fθレンズ54の副走査方向上部側壁(図中下側側壁)に当接している。本発明の実施形態においては、初期状態では、調整部材549のD面の一方をfθレンズ54に当接させ、D面の他方をハウジング10の当接面143に当接させることにより、fθレンズ54の主走査方向(すなわち、図中下側側壁)と当接面143とが平行となるように配置されている。また、γ回転の軸となる当接部144と、初期状態における調整部材549のD面の先端のfθレンズ54に当接する辺との距離をWとする。また、当接部151は、調整部材549の先端の辺が接するfθレンズ54の部分であり、当接面143から当接部151までの距離dSは、調整部材549の多角柱部の面間隔に等しく、この状態では、dS=dである。また、初期状態では、fθレンズ54のγ回転量は0°とする。付加的に、dSをd1に維持することができるように、調整部材549よりもfθレンズ54の主走査方向内側に位置し、fθレンズ54に当接する当接部152を備えていてもよい。この当接部152を備えた場合には、調整部材549を用いなくとも、dSをd1に維持することができる。
調整部材549を30°回転(調整部材の回転方向はどちらでもかまわない)させると(30°調整)、dS=dとなり、fθレンズ54は当接部144を支点として図中時計回りに所定量γ回転する。すなわち、30°調整時のγ回転量をθ30とすると、ΔdS=d2-d1であるので、tanθ30=(d2-d1)/Wであり、θ30=tan-1{(d2-d1)/W}となる。さらに、調整部材549を同方向に30°回転させると(60°調整)、dS=d3となり、初期状態からのγ回転量をθ60とすると、ΔdS=d3-d1であるので、tanθ60=(d3-d1)/Wであり、θ60=tan-1{(d3-d1)/W}となる。さらに、調整部材549を同方向に30°回転させると(90°調整)、初期状態からのγ回転量をθ90とすると、ΔdS=d4-d1であるので、tanθ90=(d4-d1)/Wであり、θ90=tan-1{(d4-d1)/W}となる。
本発明による実施形態の一つの例では、fθレンズ54を通ったレーザ光により感光体ドラム54に形成される走査線によってプリント用紙に印刷されたSKEWの実測値ΔSKEW[mm]は、ΔSKEW=ΔSKEW0×θ=ΔSKEW0×tan-1(ΔdS/L)で表すことができる。ここで、ΔSKEW0はγ回転1[deg]当りの補正量[mm]である。例えば、設計値がΔSKEW0=3.847[mm/deg]であり、30°調整時のΔdS=d2-d1が0.07[mm]であった場合、その補正量ΔSKEWは、ΔSKEW=3.847×tan-1(0.07/168)=0.092[mm]となる。したがって、調整部材549を30°回転させることにより、実際のプリント用紙上のSKEWを約92μm補正することができる。
上の構成によれば、手動により調整部材を30°回転させるごとに、fθレンズ54,56,58をそれぞれ光軸方向と平行な軸回りに所定の微小角度ずつ回動調整することができ、これにより各感光体ドラム154,156,158上に形成される走査線のSKEWの度合いを変化させることができる。したがって、部品組み付け後、検査により走査線のSKEWが検出された場合には、ハウジング10の側面から、調整部材549,569,589をそれぞれ回動調整することにより、容易にSKEWを補正することができる。また、調整つまみの角度により、各fθレンズの調整量が目視で確認できる。また、ハウジング10の側面から調整を行うことができるため、非常にアクセスが良い。
このように、fθレンズ54,56,58にγ回動調整機構を設けることにより、それぞれの感光体ドラム154,156,158に形成される走査線のSKEWを独立して補正することができる。したがって、カラー印刷の際の色ずれの発生を防ぐことができる。
本発明の実施形態においては、調整部材を12角形形状としたが、その形状は特に限定されるものではない。例えば、調整部材の該当箇所を楕円形形状としても、β回転、γ回転調整を行うことが可能であり、ハウジング外部から調整を容易に行うことができるという同様な効果を得ることができる。
実際の製品においては、部品コストとして、従来のβ回転調整にシムを用いる方法よりも、調整部材を用いた方法の方が高くなる。しかし、ハウジング精度を設計値目標どおりに近づけた場合、BOWやSKEWを無調整時にも、仕様に入る場合もある。このため、本発明においては、上述した実施形態のように、ハウジング10には予め当てつけ基準面(例えば、fθレンズ54では当接部149、150、152)があり、無調整の場合は、調整部材を取り付けずに、ハウジング10側面の穴のみを低価格なシールで穴ふさぎする方法もとれる。したがって、調整が必要な箇所のみ、調整部材をハウジング10側面から差し込んで調整すれば、調整部材の使用本数を節約することができる。
まとめ(発明の効果)
以上説明したように、この発明によれば、光学部品の取付け誤差等により発生した色成分毎の走査光学系のBOW及びSKEWを、fθレンズを取り外すことなく、回動調整機構を利用することにより、従来の方法よりも容易に補正することができる。この調整により、各走査光学系についてBOWやSKEWのない走査線を形成することができ、カラープリンタ等に適用した場合の色ずれを防ぐことができる。
本発明の実施形態によるLSUの側面図である。 本発明の実施形態によるLSUの平面図である。 光源部及び光路を説明する図である。 本発明の実施形態によるfθレンズの側面図である。 本発明の実施形態によるfθレンズの側面図である。 本発明の実施形態によるfθレンズの側面図である。 本発明の実施形態による調整部材を示す図である。 本発明の実施形態によるβ回転を説明する図である。 図8の調整部材を拡大した図である。 本発明の他の実施形態によるβ回転を説明する図である。 図10の調整部材を拡大した図である。 本発明の実施形態によるγ回転を説明する図である。
符号の説明
10 ハウジング
12 ドラム支持台
20 光源部
22(22a、22b、22c、22d) コリメートレンズ
24 シリンドリカルレンズ
30 コリメートミラー
40 ポリゴンミラー
50 第一fθレンズ
52,54,56,58 第二fθレンズ
152,154,156,158 感光体ドラム
547,548,549 調整部材
567,568,569 調整部材
587,588,589 調整部材

Claims (9)

  1. 複数の光束を発する光源と、前記複数の光束を偏向するポリゴンミラーと、前記複数の光束が通過する第一レンズと前記複数の光束が夫々通過する複数の第二レンズと、ハウジングとを有するタンデムレーザ走査ユニットにおいて、
    前記第二レンズのうち少なくとも一つが、主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整されるβ回転調整機構を備え、
    前記β回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられ前記ハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を2つ備え、前記支持部は前記少なくとも一つの第二レンズに当接し、前記調整部材を回転させることにより、前記少なくとも一つの第二レンズを主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であることを特徴とするタンデムレーザ走査ユニット。
  2. 複数の光束を発する光源と、前記複数の光束を偏向するポリゴンミラーと、前記複数の光束が通過する第一レンズと前記複数の光束が夫々通過する複数の第二レンズと、ハウジングとを有するタンデムレーザ走査ユニットにおいて、
    前記第二レンズのうち少なくとも一つが、該レンズの光軸と平行な軸回りに微小角度回動調整されるγ回転調整機構を備え、
    前記γ回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられ前記ハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を備え、前記支持部は前記少なくとも一つの第二レンズに当接し、前記調整部材を回転させることにより、前記少なくとも一つの第二レンズを該レンズの光軸と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であることを特徴とするタンデムレーザ走査ユニット。
  3. 複数の光束を発する光源と、前記複数の光束を偏向するポリゴンミラーと、前記複数の光束が通過する第一レンズと前記複数の光束が夫々通過する複数の第二レンズと、ハウジングとを有するタンデムレーザ走査ユニットにおいて、
    前記第二レンズのうち少なくとも一つが、主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整されるβ回転調整機構及び該レンズの光軸と平行な軸回りに微小角度回動調整されるγ回転調整機構とを備え、
    前記β回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状を有し且つ該断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられ前記ハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を2つ備え、前記支持部は前記少なくとも一つの第二レンズに当接し、前記調整部材を回転させることにより、前記少なくとも一つの第二レンズを主走査方向と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であり、
    前記γ回転調整機構は、複数の径方向の長さを有する断面形状が軸方向に延びるよう形成された部分を含む支持部と該支持部の一端に設けられ前記ハウジング外部に突出して配置される調整つまみ部とを有する調整部材を備え、前記支持部は前記少なくとも一つの第二レンズに当接し、前記調整部材を回転させることにより、前記少なくとも一つの第二レンズを該レンズの光軸と平行な軸回りに微小角度回動調整する機構であることを特徴とするタンデムレーザ走査ユニット。
  4. 前記支持部の断面形状が多角形であり、前記多角形の各辺は、前記調整部材の回転中心軸に対向する辺と平行であり、各対向する辺間の距離は各辺が隣あう辺の対向する辺間の距離とは異なり、前記多角形が複数の対向する辺間の距離を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタンデムレーザ走査ユニット。
  5. 前記調整部材が、前記ハウジングに形成された所定の穴に挿入され、前記少なくとも一つの第二レンズの長手方向端部付近に前記支持部の一つの面が当接するよう配置され、前記支持部の前記一つの面に対向する面が前記ハウジングの所定の位置に当接するように配置されることを特徴とする請求項4に記載のタンデムレーザ走査ユニット。
  6. 前記支持部の断面形状が、楕円形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のタンデムレーザ走査ユニット。
  7. 前記調整部材が、前記ハウジングに形成された所定の穴に挿入され、前記少なくとも一つの第二レンズの長手方向端部付近に前記支持部の一部が当接するよう配置され、前記支持部のレンズ当接部分の回転軸に対する反対側付近が前記ハウジングの所定の位置に当接するように配置されることを特徴とする請求項6に記載のタンデムレーザ走査ユニット。
  8. 前記複数の第二レンズのうち一つのみが、前記β回転調整機構を備えていないことを特徴とする請求項1または3に記載のタンデムレーザ走査ユニット。
  9. 前記複数の第二レンズのうち一つのみが、前記γ回転調整機構を備えていないことを特徴とする請求項2または3に記載のタンデムレーザ走査ユニット。

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