JP2000221429A - タンデム方式の走査光学装置 - Google Patents

タンデム方式の走査光学装置

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JP2000221429A
JP2000221429A JP2062699A JP2062699A JP2000221429A JP 2000221429 A JP2000221429 A JP 2000221429A JP 2062699 A JP2062699 A JP 2062699A JP 2062699 A JP2062699 A JP 2062699A JP 2000221429 A JP2000221429 A JP 2000221429A
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scanning
lens
scanning optical
optical system
tandem
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JP2062699A
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Masataka Nishiyama
政孝 西山
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部品の組み付け誤差等により発生した各
走査光学系毎に走査線の湾曲(ボウ)を、容易な調整によ
り補正することができるタンデム方式の走査光学装置を
提供することを課題とする。 【解決手段】 第2レンズ132,232,332,4
32は、感光体ドラム上に形成される走査線の湾曲(ボ
ウ)を補正するため、主走査方向に平行な回転軸回りに
回動調整可能に配置されている。第1の走査光学系の第
2レンズ132は、抑えバネ150により上筐体10の
底壁側に押圧されており、光軸方向に沿った一方側は底
壁に対して2点で支持され、他方側はあおり角調整機構
を構成する調整ねじ151により1点で支持されてい
る。ドライバーにより調整ネジ151の突出量を調整す
ることにより、第2レンズ132を回動調整することが
でき、感光体ドラム31上に形成される走査線の湾曲の
度合いを変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラーレーザー
プリンタ等に利用されるタンデム方式の走査光学装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】タンデム方式の走査光学装置は、半導体
レーザーから発するレーザー光をポリゴンミラーにより
偏向し、fθレンズを介して走査線を形成する走査光学
系と、走査光学系に対応して配置された感光体ドラムと
を各色成分毎に複数組備え、1枚のシートに多重印刷す
ることによりカラー画像を形成する。高い描画品質を維
持するためには、各走査線をできる限り湾曲のない直線
として形成することが望ましい。特に、タンデム方式の
カラープリンタでは、走査線の湾曲が色成分毎に異なる
と、印刷結果に色ずれが生じるため、各走査光学系によ
り形成される走査線の湾曲をきわめて低く抑える必要が
ある。
【0003】そこで、光学系の設計段階では走査線の湾
曲が許容範囲に収まるよう各レンズ、ミラー等を設計す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光学系
を構成するレンズやミラー等が設計値とおりに作成され
たとしても、各部品の組み付けに誤差があれば設計通り
の性能を得ることができない。
【0005】この発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、光学部品の組み付け誤差等
により発生した各走査光学系毎に走査線の湾曲(ボウ)
を、容易な調整により補正することができるタンデム方
式の走査光学装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるタンデ
ム方式の走査光学装置は、上記の目的を達成させるた
め、光源から発するレーザー光を偏向器により偏向し、
結像光学系を介して走査線を形成する走査光学系と、走
査光学系に対応して配置された感光体ドラムとを複数組
備え、1枚のシートに多重印刷するタンデム方式の装置
において、各走査光学系について、結像光学系のうち少
なくとも主走査、副走査の両方向に対してパワーを持つ
被調整レンズを、主走査方向と平行な軸回りに微小角度
回動調整するためのあおり角調整機構を設け、このあお
り角調整機構を、被調整レンズの光軸に対して主走査方
向に偏心した位置に配置したことを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、あおり角調整機構を
用いて被調整レンズを回動調整することにより、感光体
ドラム上に形成される走査線の湾曲の度合いを変化させ
ることができる。したがって、部品組み付け後、検査に
より走査線の湾曲が検出された場合には、回動調整機構
を利用することにより、容易に湾曲を補正することがで
きる。また、各部の調整は、光源を発光させ、レーザー
光が光軸に一致する状態でレーザー光の位置を確認しな
がら行われるが、あおり角調整機構は光軸から偏心して
いるため、これを操作する工具が測定用のレーザー光を
遮るのを防ぐことができる。
【0008】タンデム式の走査光学装置では、省スペー
ス化のため、感光体ドラムを支持するドラム支持台上に
下筐体、上筐体を重ね、それぞれの筐体に少なくとも一
組の走査光学系を配置する場合がある。このような場
合、上下の筐体を組み付けた状態で下筐体に配置された
走査光学系のあおり角調整機構を操作できるように、上
筐体の底壁に工具を挿入するための調整穴を形成するこ
とが望ましい。被調整レンズは、例えば、抑えバネによ
り筐体底壁側に押圧されており、光軸方向に沿った一方
側は底壁に対して2点で支持され、他方側はあおり角調
整機構により1点で支持されている。あおり角調整機構
としては、筐体に螺合して頭部で被調整レンズの一端に
当接してこれを支持する調整ねじを用いることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るタンデム方
式の走査光学装置の実施形態について説明する。図1は
実施形態の走査光学装置の断面図である。この装置は、
ブラック、シアン、イエロー、マゼンタの各色成分につ
いてそれぞれ独立した走査光学系と感光体ドラムとを備
え、1枚のシートに多重印刷することによりカラープリ
ントを得るタンデム方式のカラープリンタである。
【0010】実施形態のタンデム方式の走査光学装置
は、図1に示すように、上筐体10及び下筐体20、そ
してドラム支持台30を備えている。上筐体10には、
第1,第2の走査光学系100,200の主要部分が配
置され、下筐体20には第3,第4の走査光学系30
0,400が配置されている。また、ドラム支持台30
には、各走査光学系により走査線が形成される第1,第
2,第3,第4の感光体ドラム31,32,33,34
が設けられている。感光体ドラム31,32,33,3
4は、回転軸が互いに平行となるように4本並列して設
けられている。感光体ドラムの周囲には、走査光学系に
よる露光プロセスの他、現像、転写、クリーニングの各
プロセスを実行するためのユニットが配置されるが、こ
こでは図示を省略する。
【0011】プリント用紙は、例えば図1中左側から供
給され、それぞれの色成分のトナーにより現像された第
3の感光体ドラム33、第1の感光体ドラム31、第4
の感光体ドラム34、第2の感光体ドラム32の順にパ
ターンが転写され、これらが多重印刷されて用紙上にカ
ラー画像が形成される。
【0012】最初に、各走査光学系の光学部品の配置に
ついて図1〜図3に基づいて説明する。図2は上筐体1
0、図3は下筐体20を示す平面図である。第1の走査
光学系100は、図1及び図2に示すように、平行なレ
ーザー光を発する光源部110と、この光源部110か
ら発したレーザー光を主走査方向に偏向する偏向器であ
るポリゴンミラー120と、ポリゴンミラー120によ
り偏向されたレーザー光を感光体ドラム31上に結像さ
せて走査線を形成する結像光学系であるfθレンズとを
備えている。
【0013】光源部110は、半導体レーザーと、半導
体レーザーから発する発散光を平行光にするコリメート
レンズとを備えている。光源部110とポリゴンミラー
120との間には、副走査方向にのみパワーを有するシ
リンドリカルレンズ115が設けられている。
【0014】fθレンズは、上筐体10内に配置された
第1レンズ131及び第2レンズ132と、下筐体20
内に配置された第3レンズ133とから構成されてい
る。ポリゴンミラー120で反射され、fθレンズの第
1,第2レンズ131,132を透過したレーザー光
は、ミラー135によりほぼ直角に反射、偏向され、第
3レンズ133を介して感光体ドラム31に達する。ポ
リゴンミラー120は、図2中時計回りに回転し、反射
光束は矢印yで示す方向に走査される。
【0015】光源部110から平行光として射出された
レーザー光は、主走査方向においては平行光のままポリ
ゴンミラー120で反射され、fθレンズのパワーによ
って感光体ドラム31上に結像する。また、副走査方向
においては、シリンドリカルレンズ115によりポリゴ
ンミラー120の近傍で一旦結像し、発散光としてfθ
レンズに入射し、fθレンズのパワーにより感光体ドラ
ム31上に結像する。このようにレーザー光をポリゴン
ミラー120の近傍で一旦結像させることにより、ポリ
ゴンミラーの反射面の傾き(面倒れ)による走査位置のず
れを防ぐことができる。
【0016】第2レンズ132とミラー135との間に
は、感光体ドラム31上での走査範囲外の光束をモニタ
ー光として分離する分離ミラー140が配置されてお
り、この分離ミラー140により反射されたモニター光
は、モニター用集光レンズ141を介してモニターセン
サ142上に集光する。モニター光は、レーザー光が入
射するポリゴンミラー14の反射面が切り替わる毎に、
感光体ドラム31上のレーザー光が走査範囲に入る手前
でモニターセンサー142を図中の矢印x方向に走査
し、モニターセンサー142からは一走査毎の書き始め
タイミングを決める同期信号が出力される。
【0017】モニター用集光レンズ141は、副走査方
向に主たるパワーを持つ第3レンズを介さずに分離され
たモニター光をモニターセンサ142上に集光させるた
め、副走査方向に収束パワーを有するシリンドリカルレ
ンズとして構成されている。
【0018】図4は、モニタセンサ142のセンサ基板
143への取り付け状態を示す拡大図であり、(A)が正
面図、(B)が側面図である。モニターセンサ142は、
長方形平板状のセンサ基板143の長手方向の一方側に
固定され、このセンサ基板143は、その長手方向の中
央付近で、上筐体10にネジ止めされた断面L字型の取
り付け板144に第1、第2のネジ145a,145b
により固定されている。
【0019】固定部であるネジ145a,145bは、
モニター光の走査方向xに沿ってモニターセンサ142
と並列してセンサの一方側にのみ設けられており、走査
方向の手前側にモニターセンサ142、後ろ側に固定部
という順序で配列している。ここで、モニターセンサ1
42中心と第2のネジ145bの中心との距離をLとす
る。
【0020】同様にして、第2の走査光学系200も、
光源部210、ポリゴンミラー220、fθレンズを構
成する第1,第2,第3レンズ231,232,23
3、ミラー235を備えており、第2の感光体ドラム3
2上に走査線を形成する。
【0021】また、分離ミラー240により分離された
モニター光は、モニター用集光レンズ241を介してモ
ニターセンサ242上に集光する。モニターセンサ24
2は、図4に示したのと同一の構成でセンサ基板243
を介して上筐体10に固定された取り付け板244にネ
ジ245a,245bにより固定されている。モニター
光の走査方向に対するモニターセンサ242と固定部と
の配列順序、固定部とセンサとの距離Lも第1の走査光
学系におけるのと同一に設定されている。
【0022】下筐体20に配置された第3、第4の走査
光学系300,400は、図2及び図3に示すように、
基本的な構成においては第1の走査光学系100と同一
であり、光路の取り回しのみが若干異なる。すなわち、
第3の走査光学系300では、光源部310から発して
ポリゴンミラー320で反射されfθレンズの第1,第
2レンズ331,332を透過したレーザー光は、第1
ミラー335により図中斜上側に向けてポリゴンミラー
320側へ反射された後、第1レンズ331の図中上側
に配置された第2ミラー336により反射され、第3レ
ンズ333を介して感光体ドラム33に達する。
【0023】また、分離ミラー340により分離された
モニター光は、モニター用集光レンズ341を介してモ
ニターセンサ342上に集光する。ポリゴンミラー32
0が図3において時計回りに回転すると、モニター光は
図中のy方向に走査する。モニターセンサ342は、図
4に示したのと同一の構成でセンサ基板343を介して
下筐体10に固定された取り付け板344に2本のネジ
により固定されている。モニター光の走査方向に対する
モニターセンサ342と固定部との配列順序、固定部と
センサとの距離Lも第1の走査光学系におけるのと同一
に設定されている。
【0024】同様にして、第4の走査光学系400も、
光源部410、ポリゴンミラー420、fθレンズを構
成する第1,第2,第3レンズ431,432,43
3、第1,第2ミラー435,436を備えており、第
4の感光体ドラム34上に走査線を形成する。
【0025】第4の走査光学系400のモニター光学系
も、第3の走査光学系300におけるのと同様に分離ミ
ラー440、モニター用集光レンズ441、モニターセ
ンサ442を有し、モニターセンサ442は、センサ基
板443を介して下筐体10に固定された取り付け板4
44に固定されている。モニター光の走査方向に対する
モニターセンサ442と固定部との配列順序、固定部と
センサとの距離Lも第1の走査光学系におけるのと同一
に設定されている。
【0026】このように各走査光学系についてモニター
センサの取り付け状態を共通にすることにより、センサ
基板が温度変化により膨張、収縮した場合にも、全ての
走査光学系についてセンサは同一方向に同一量だけシフ
トすることになる。したがって、温度変化前とはセンサ
の出力タイミングは変化するものの、この出力タイミン
グの変化は全ての走査光学系について同一に現れるた
め、モニターセンサの出力信号によって決定される各走
査光学系毎の書き出し位置のバラツキを抑えることがで
きる。
【0027】次に、fθレンズの第2,第3レンズを用
いた調整機構について説明する。各走査光学系のfθレ
ンズを構成する第2レンズ132,232,332,4
32は、感光体ドラム上に形成される走査線の湾曲(ボ
ウ)を補正するため、主走査、副走査の両方向に対して
パワーを持つ被調整レンズとして、主走査方向に平行な
回転軸回りに微小角度回動調整可能に配置されている。
すなわち、第1の走査光学系100について見ると、図
1、図2及び拡大図である図5に示したように、第2レ
ンズ132は、抑えバネ150により上筐体10の底壁
側に押圧されており、光軸方向に沿った一方側(第1レ
ンズ131側)は底壁に対して2点で支持され、他方側
はあおり角調整機構を構成する調整ねじ151により1
点で支持されている。
【0028】調整ネジ151は、上筐体10に斜めに形
成されたネジ穴に螺合しており、その頭部が第2レンズ
132に当接している。調整ネジ151は、図2に示さ
れるように、第2レンズ132の光軸Ax1に対して図
中左側に偏心した位置に配置されている。
【0029】上の構成によれば、ドライバーにより調整
ネジ151を回して上筐体10からの突出量を調整する
ことにより、第2レンズ132を主走査方向と平行な軸
回りに微小角度回動調整することができ、これにより感
光体ドラム31上に形成される走査線の湾曲の度合いを
変化させることができる。したがって、部品組み付け
後、検査により走査線の湾曲が検出された場合には、調
整ネジ151を回動調整することにより、容易に湾曲を
補正することができる。
【0030】また、第2レンズ132の調整を含む各部
の調整は、光源部110を発光させ、レーザー光が光軸
に一致する状態でレーザー光の位置を確認しながら行わ
れるが、調整ネジ151は光軸から偏心しているため、
調整ネジ151を操作するドライバーが測定用のレーザ
ー光を遮るのを防ぐことができ、レーザー光の位置を確
認しながら調整することができる。
【0031】同様にして、第2、第3、第4の走査光学
系においても、第2レンズ232,332,432は、
それぞれ抑えバネ250,350,450により筐体の
底面側に押しつけられ、光軸方向の一方側が、あおり角
調整機構としての調整ネジ251,351,451によ
り支持されている。
【0032】また、下筐体20に設けられた第3、第4
の走査光学系の第2レンズ332,432を支持する調
整ネジ351,451を、上筐体10を組み付けた状態
で操作できるように、上筐体10の底面にはドライバー
を挿入するための調整穴10a,10bが形成されてい
る。
【0033】このように、全ての走査光学系についてあ
おり角調整機構を設けることにより、それぞれの感光体
ドラム31,32,33,34に形成される走査線の湾
曲(ボウ)を独立して補正することができ、結果として全
ての系において湾曲の少ない走査線を形成することがで
きる。したがって、カラー印刷の際の色ずれの発生を防
ぐことができる。
【0034】一方、各走査光学系のfθレンズを構成す
る第3レンズ133,233,333,433は、感光
体ドラム上に形成される走査線の傾き(スキュー)を補正
するため、副走査方向に主たるパワーを有するアナモフ
ィックな被調整レンズとして、当該レンズの光軸と平行
な回転軸回りに回動調整可能に配置されている。
【0035】すなわち、第3の走査光学系300につい
て見ると、第3レンズ333は、図5に示したように、
下筐体20に形成された取り付け穴20aに図中下側か
ら挿入され、その長手方向の両端で下筐体20にネジ止
めされた第1の板バネ360により図中上側に付勢され
ることにより下筐体20に対して移動可能に取り付けら
れている。また、第3レンズ333は、取り付け穴20
a内に設けられたL字型の第2の板バネ361によって
副走査方向の一方側(ここでは図中の右方向)に付勢され
ている。第3レンズ333を挟んで第2の板バネ361
と対向する側には、第3レンズ333に当接する調整板
362が配置されている。
【0036】調整板362は、第3レンズ333を回動
調整する回動調整機構としての機能を有している。すな
わち、調整板362は、下筐体20の底面図である図6
に示すように、主走査方向の中央付近の2カ所と両端と
の4カ所で第3レンズ333に当接しており、副走査方
向の反対側では取り付け穴20aの主走査方向中央にレ
ンズ側に突出して形成されれた突起20bに当接してい
る。
【0037】調整板362は、使用時には両端で長穴に
挿入されたネジ363により下筐体20に固定される。
そして、調整時にはネジを緩めた状態で長手方向の一方
側に形成された係合穴364に偏心ピンを挿入して回転
させることにより、突起20bとの接点を支点として回
動する。第3レンズ333は、第2の板バネ361によ
り調整板362に押しつけられているため、調整板36
2の回動に応じて回動し、これにより、感光体ドラム3
3上に形成される走査線の傾きを変化させることができ
る。
【0038】同様にして、第1、第2、第4の走査光学
系においても、第3レンズ133,233,433は、
それぞれ第1の板バネ160,260,460により下
筐体20の取り付け穴20a内に取り付けられており、
第2の板バネ161,261,461により副走査方向
に対向して設けられた調整板162,262,462に
押しつけられ、偏心ピンを用いて調整板を回動調整する
ことにより、光軸と平行な回転軸回りに微小角度回動す
る。
【0039】このように、全ての走査光学系について第
3レンズの回動調整機構を設けることにより、それぞれ
の感光体ドラム31,32,33,34に形成される走
査線の傾き(スキュー)を独立して補正することができ、
結果として全ての系において傾きの少ない走査線を形成
することができる。したがって、カラー印刷の際の色ず
れの発生を防ぐことができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、部品の取付誤差等により走査線に湾曲(ボウ)が生じ
た場合にも、あおり角調整機構を利用することにより、
容易に補正することができる。この調整により、各走査
光学系について湾曲のない走査線を形成することがで
き、カラープリンター等に適用した場合の色ずれを防ぐ
ことができる。
【0041】また、各部の調整は、光源を発光させ、レ
ーザー光が光軸に一致する状態でレーザー光の位置を確
認しながら行われるが、あおり角調整機構は光軸から偏
心しているため、これを操作する工具が測定用のレーザ
ー光を遮るのを防ぐことができ、レーザー光の位置を確
認しながら調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態にかかるタンデム方式の
走査光学装置の光学部品の配置を示す断面図。
【図2】 図1の装置の上筐体内の光学部品の配置を示
す平面図。
【図3】 図1の装置の下筐体内の光学部品の配置を示
す平面図。
【図4】 図1の装置のモニターセンサの取り付けを示
す正面図(A)、及び側面図(B)。
【図5】 図1の一部拡大断面図。
【図6】 図1の装置の下筐体の底面図。
【符号の説明】
10 上筐体 20 下筐体 30 ドラム支持台 31,32,33,34 感光体ドラム 100,200,300,400 走査光学系 110,210,310,410 光源部 120,220,320,420 ポリゴンミラー 131,231,331,431 第1レンズ 132,232,332,432 第2レンズ 133,233,333,433 第3レンズ 151,251,351,451 調整ネジ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発するレーザー光を偏向器によ
    り偏向し、結像光学系を介して走査線を形成する走査光
    学系と、当該走査光学系に対応して配置された感光体ド
    ラムとを複数組備え、1枚のシートに多重印刷するタン
    デム方式の走査光学装置において、 前記各走査光学系について、前記結像光学系のうち、少
    なくとも主走査、副走査の両方向に対してパワーを持つ
    被調整レンズを、主走査方向と平行な軸回りに微小角度
    回動調整するためのあおり角調整機構を備え、該あおり
    角調整機構は、前記被調整レンズの光軸に対して主走査
    方向に偏心した位置に配置されていることを特徴とする
    タンデム方式の走査光学装置。
  2. 【請求項2】 前記感光体ドラムを支持するドラム支持
    台上に順に重ねて配置された下筐体、上筐体を備え、こ
    れらの上下の筐体にはそれぞれ少なくとも一組の走査光
    学系の主要部が配置され、前記上筐体の底壁には、前記
    下筐体に配置された走査光学系の前記あおり角調整機構
    を操作する工具を挿入するための調整穴が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のタンデム方式の走
    査光学装置。
  3. 【請求項3】 前記被調整レンズは、抑えバネにより筐
    体底壁側に押圧されており、光軸方向に沿った一方側は
    前記底壁に対して2点で支持され、他方側は前記あおり
    角調整機構により1点で支持されていることを特徴とす
    る請求項2に記載のタンデム方式の走査光学装置。
  4. 【請求項4】 前記あおり角調整機構は、前記筐体に螺
    合して頭部で前記被調整レンズの一端に当接してこれを
    支持する調整ねじを備えることを特徴とする請求項3に
    記載のタンデム方式の走査光学装置。
JP2062699A 1999-01-28 1999-01-28 タンデム方式の走査光学装置 Withdrawn JP2000221429A (ja)

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