JP2006182715A - 毛髪改質方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪繊維、特にハリ・コシがない毛髪に対し、短時間で優れたハリ・コシを付与することができる毛髪改質方法を提供。
【解決手段】一般式(1)で表されるアルコキシシラン、有機酸及び水を構成要素とする毛髪処理剤(A1)を攪拌混合し、当該アルコキシシランが加水分解され一般式(2)で表されるシラノール化合物に変換された後の毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布、浸透させ、次いで重合促進剤として、毛髪処理剤(A2)に1:1の重量比で混合したときのpHを1〜4とする酸性水溶液(Ba)、又は毛髪処理剤(A2)に1:1の重量比で混合したときのpHを8〜12とするアルカリ性水溶液(Bb)を毛髪に塗布する毛髪改質方法、並びに、上記毛髪処理剤及び重合促進剤からなる毛髪改質剤。
1 pSi(OR2)4-p (1)
1 pSi(OH)n(OR2)4-p-n (2)
〔R1及びR2は、C1-C6のアルキル基又はC2-C6のアルケニル基を示し、pは0〜3の整数を示し、nは1以上(4-p)以下の整数を示す。〕
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪にハリ・コシを付与する毛髪改質方法に関する。
従来、毛髪の内部に物質を浸透させて毛髪の物性や外観、感触を改質する方法として毛髪成分と類似したコラーゲン、ケラチン等の分解物及び誘導体を補充する方法が提案されているが、未だ十分な効果とはいえない。
一方、アルカリ処理した毛髪に、アルキルトリアルコキシシランを用いて、毛髪を強化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、有機ケイ素化合物等を用い部分的又は全体的に加水分解し、部分的又は全体的に重合させることで得られる有機ケイ素化合物を、爪、毛髪等のケラチン物質に適用することで、ケラチン物質を保護および強化するための方法も提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
しかしながら、これらの技術では、有機ケイ素化合物は、ケラチン表面にのみ存在するものであるため、洗浄により効果が無くなったり、ケラチン表面の感触が本来の感触でなくなったりするという問題を有する。
特開昭61-7号公報 特表2000-510167号公報 特開2002-97114号公報
本発明は、毛髪繊維、特にハリ・コシがない毛髪(化学処理等で損傷した毛髪、欧米人や高齢者の細い毛髪等)に対し、短時間で優れたハリ・コシを付与することができる毛髪改質方法を提供することを目的とする。ここで、ハリ・コシを付与するとは、毛髪弾性を向上させることをいう。
本発明者は、アルコキシシランを加水分解する際に、有機酸を共存させることにより、加水分解で生成したシラノール化合物の重合を適度な速度に抑制しつつ毛髪に浸透させ、毛髪内部で重合させて優れたハリ・コシを付与できること、更には、毛髪にシラノールが浸透した後、酸性水溶液又はアルカリ性水溶液を塗布すれば、シラノール化合物の重合を促進し、重合にかかる時間を大幅に短縮化できることを見出した。
本発明は、一般式(1)で表されるアルコキシシラン、有機酸及び水を配合してなる毛髪処理剤(A1)を攪拌混合し、当該アルコキシシランが加水分解され一般式(2)で表されるシラノール化合物に変換された後の毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布、浸透させ、次いで重合促進剤として、毛髪処理剤(A2)に1:1の重量比で混合したときのpHを1〜4とする酸性水溶液(Ba)、又は毛髪処理剤(A2)に1:1の重量比で混合したときのpHを8〜12とするアルカリ性水溶液(Bb)を毛髪に塗布する毛髪改質方法を提供するものである。
1 pSi(OR2)4-p (1)
1 pSi(OH)n(OR2)4-p-n (2)
〔式(1)及び(2)中、R1及びR2は、炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数2〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基を示す。pは0〜3の整数を示し、nは1以上(4−p)以下の整数を示し、式(1)及び(2)中のp個のR1、式(1)中の(4−p)個のR2、式(2)中の(4−p−n)個のR2は、それぞれ同一でも異なってもよい。〕
更に本発明は、次の処理剤(A)と、処理剤(Ba)又は(Bb)とからなる毛髪改質剤を提供するものである。
(A) 一般式(1)で表されるアルコキシシラン、第1解離指数(pKa1)が4.1〜5の範囲にある有機酸及び水を配合してなる毛髪処理剤
(Ba) 第1解離指数(pKa1)が4.1未満の有機酸又は無機酸を含有し、かつ毛髪処理剤(A)に1:1の重量比で混合したときのpHを1〜4とする重合促進剤
(Bb) 毛髪処理剤(A)に1:1の重量比で混合したときのpHを8〜12とする重合促進剤
本発明によれば、アルコキシシランの加水分解で生成したシラノール化合物を毛髪に浸透させ、かつ毛髪内部で速やかに重合させて毛髪直径を増加することができる。その結果として、毛髪、特に、ハリ・コシがない毛髪(損傷毛、細い毛髪等)に対し、短時間で優れたハリ・コシを付与することにより、しっかりとした健康的な毛髪に改質することができる。更に、毛髪のまとまり性向上効果や、くせ毛の矯正効果も得られる。また、その効果はシャンプーを繰り返しても持続する。
本発明における「毛髪改質」とは、毛髪をハリ・コシやまとまりのある髪質にすることをいう。また、本発明において、「毛髪処理剤(A1)」とは、アルコキシシラン(1)が加水分解される前の毛髪処理剤をいい、「毛髪処理剤(A2)」とは、アルコキシシラン(1)が加水分解されシラノール化合物(2)に変換された後の毛髪処理剤をいい、「毛髪処理剤(A)」又は単に「毛髪処理剤」というときは、「毛髪処理剤(A1)」、「毛髪処理剤(A2)」のいずれをも含む。更に、本発明において、「重合促進剤(Ba)」とは、重合促進剤として酸性水溶液を使用する場合の当該重合促進剤をいい、「重合促進剤(Bb)」とは、重合促進剤としてアルカリ性水溶液を使用する場合の当該重合促進剤をいい、単に「重合促進剤」というときは、「重合促進剤(Ba)」、「重合促進剤(Bb)」のいずれを含む。
《毛髪処理剤》
本発明の毛髪改質方法の第一段階は、まず、アルコキシシラン(1)、有機酸及び水を構成要素とする毛髪処理剤(A1)を攪拌混合し、加水分解反応によってアルコキシシランがシラノール化合物(2)に変換された後の毛髪処理剤(A2)を、毛髪に塗布、浸透させることである。
〔アルコキシシラン(1)〕
一般式(1)中のR1及びR2において、アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基、イソブチル基、t-ブチル基等が挙げられ、アルケニル基としては、ビニル基、アリル基等が挙げられる。特に、R2としては、加水分解により生じる副生成物の安全性、加水分解反応の反応性等の点から、エチル基が好ましい。
アルコキシシラン(1)は、本発明で使用する毛髪処理剤(A1)が二剤式の場合には、水を含有しない第1剤に配合され、水を含有する第2剤と混合後、加水分解によって水溶性のシラノール化合物(2)となり、毛髪内への浸透が可能になる。生成するシラノール化合物(2)の物性、毛髪内への浸透性の点から、一般式(1)中のpは0〜2が好ましい。アルコキシシラン(1)としては、アルキル(炭素数1〜6)トリメトキシシラン、アルキル(炭素数1〜6)トリエトキシシラン、ジアルキル(炭素数1〜6)ジエトキシシラン等が挙げられる。
アルコキシシラン(1)の含有量は、架橋反応による反応性の点から、毛髪処理剤(A1)中(二剤式の場合には第1剤と第2剤を合わせた全組成中;以下同じ)の4重量%以上、特に12重量%以上が好ましく、また82重量%以下、特に58重量%以下が好ましい。また、第1剤中のアルコキシシラン(1)の含有量は、保存安定性の点から、70〜100重量%、更には80〜100重量%、特に90〜100重量%が好ましい。
〔有機酸〕
有機酸としては、pH調整が容易な点から、第1解離指数(pKa1)が4.1〜5.0、特に4.1〜4.7の範囲にある有機酸が好ましい。具体的には、グルタル酸(pKa=4.13,5.01)、アジピン酸(pKa=4.26,5.03)、酢酸(pKa=4.56)、プロピオン酸(pKa=4.67)等を例示することができ、なかでもシラノール化合物(2)の重合反応の制御が容易で、臭気が少ないアジピン酸が好ましい。
有機酸は、本発明で使用する毛髪処理剤(A1)が二剤式の場合には、第1剤に配合されるアルコキシシラン(1)とは別個に第2剤に配合することが溶解性、保存安定性の点から好ましい。有機酸の含有量は、重合反応の抑制の点から、毛髪処理剤中の0.001〜5重量%、特に0.001〜1重量%が好ましい。
〔水〕
水は、本発明で使用する毛髪処理剤(A1)が二剤式の場合には、第1剤に配合されるアルコキシシラン(1)とは別個に、第2剤に配合され、その含有量は、毛髪を十分に膨潤させ、加水分解で生成するシラノール化合物(2)を毛髪へ十分浸透させる観点から、毛髪処理剤中の20〜95重量%、特に30〜86重量%が好ましい。
〔毛髪処理剤のpH〕
本発明で使用する毛髪処理剤においては、アルコキシシラン(1)を加水分解させ、シラノール化合物(2)を生成させる必要があり、またシラノール化合物(2)を毛髪内に浸透させて毛髪内で重合反応をさせるために、重合反応を遅らせる必要がある。このために毛髪処理剤(A2)のpH(20℃)が2〜5、特に3〜4となるように調整するのが好ましい。なお、二剤式の場合には第2剤のpH(20℃)を上記範囲に調整するのが好ましい。
〔その他の成分〕
また、シラノール化合物(2)を溶解する目的で、メタノール、エタノール等の炭素数1〜3の低級1級アルコール、グリセリン等の水溶性有機溶剤を使用することもできるが、その量が多すぎると、毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布した際に、毛髪が十分に膨潤せず、シラノール化合物(2)が十分に浸透し難くなる。そのため、水溶性有機溶剤の使用量は、毛髪処理剤中の35重量%以下、特に20重量%以下とすることが好ましい。なお、これ以外に、アルコキシシラン(1)の加水分解後の毛髪処理剤(A2)には、副生物としてのR2OHが含有されることになる。
毛髪処理剤には、その他、界面活性剤、油剤、シリコーン誘導体、カチオン性ポリマー、保湿剤、粘度調整剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤等を、目的に応じて適宜配合することができる。
〔毛髪処理剤(A1)の形態〕
毛髪処理剤(A1)の形態は、長期間安定である点から、好適には、アルコキシシラン(1)を含有する第1剤と、有機酸及び水を含有する第2剤からなるものであるが、使用直前にアルコキシシラン(1)、有機酸及び水、並びにその他任意成分を混合することによって調製されたものであってもよい。
毛髪処理剤を、使用直前にアルコキシシラン(1)、有機酸及び水、並びにその他任意成分を混合することによって調製する場合、混合する順序は、特に限定されないが、加水分解によって生成したシラノール化合物(2)は、即座に重合反応を開始するので、これを抑制するため、有機酸と水を混合した後にアルコキシシラン(1)を混合することが好ましい。
二剤式毛髪処理剤(A1)の第1剤及び第2剤を使用直前に混合することにより、又はアルコキシシラン(1)、有機酸及び水、並びにその他任意成分を混合することにより、アルコキシシラン(1)は、加水分解によって水溶性のシラノール化合物(2)となり、毛髪内への浸透が可能になる。シラノール化合物(2)の物性、毛髪内への浸透性の点から、一般式(2)中のpは0〜2が好ましく、nは2〜4が好ましく、(4−p−n)は0が好ましい。また、シラノール化合物(2)の分子量は、毛髪内への浸透のし易さから、300以下、特に90〜200が好ましい。
《重合促進剤》
本発明の毛髪改質方法の第二段階は、シラノール化合物(2)が毛髪に浸透した後、重合促進剤として酸性水溶液(Ba)又はアルカリ性水溶液(Bb)を毛髪に塗布して、シラノール化合物の重合を促進することである。特に、前記毛髪処理剤に配合される有機酸のpKaが4.1〜5の場合は毛髪に浸透したシラノール化合物が安定で重合しにくいため、重合促進剤を用いて重合することは、効果向上と時間短縮に効果的である。
〔酸性水溶液〕
重合促進剤(Ba)を使用する場合、すなわち毛髪に浸透したシラノール化合物の重合促進に酸性水溶液を使用する場合、酸としては、重縮合の反応速度の点から、pKaが4.1未満、特に3.7以下であるものが好ましい。なお、ここでいうpKaは、二酸以上の場合には、第1解離指数(pKa1)をいう。このうち有機酸としては、シュウ酸(pKa=1.04,3.82)、マレイン酸(pKa=1.75,5.83)、アスパラギン酸(pKa=1.93,3.70)、サリチル酸(pKa=2.81)、酒石酸(pKa=2.82,3.96)、フマル酸(pKa=2.85,4.10)、クエン酸(pKa=2.90,4.34)、リンゴ酸(pKa=3.24,4.71)、コハク酸(pKa=4.00,5.24)、蟻酸(pKa=3.55)、乳酸(pKa=3.66)等が、無機酸としては、リン酸(pKa=2.15)、塩酸(pKa=-8)等が挙げられる。なかでも、リンゴ酸、乳酸、塩酸、リン酸が好ましい。
酸性水溶液(Ba)は、重縮合の反応速度の点から、毛髪処理剤(A)〔好ましくは毛髪処理剤(A2)〕に1:1の重量比で混合したときのpHを1〜4とするものを使用し、好ましくは当該pHを1.5〜3.5、特に2〜3.3とするものを使用する。また、酸性水溶液(Ba)は、上記pH範囲の緩衝系としてもよい。
〔アルカリ性水溶液〕
重合促進剤(Bb)を使用する場合、すなわち毛髪に浸透したシラノール化合物の重合促進にアルカリ性水溶液を使用する場合、アルカリとしては、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化物;モノエタノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール等のアルカノールアミンなどを使用することができる。アルカリ性水溶液(Bb)は、重縮合の反応速度の点から、毛髪処理剤(A)〔好ましくは毛髪処理剤(A2)〕に1:1の重量比で混合したときのpHを8〜12.0とするものを使用し、好ましくは当該pHを8.5〜12、特に9〜10とするものを使用する。
〔その他の成分〕
重合促進剤には、その他、界面活性剤、油剤、シリコーン誘導体、カチオン性ポリマー、保湿剤、粘度調整剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤等を、目的に応じて適宜配合することができる。また、油剤と界面活性剤を用いて乳化物にしても良い。
《毛髪改質方法》
本発明の毛髪改質方法において、毛髪処理剤による毛髪の処理は、毛髪処理剤(A1)が二剤式である場合は第1剤及び第2剤を使用直前に混合後、毛髪処理剤(A1)が一剤式である場合はアルコキシシラン(1)、有機酸及び水、並びにその他任意成分を使用直前に混合後、振とう攪拌して、目視で混合溶液が均一な1相になったことを確認した後に、得られた混合物、すなわち毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布するのが好ましい。一剤式である場合の第1剤と第2剤の混合割合(第1剤/第2剤の重量比)は、好ましくは80/20〜1/99、更に好ましくは60/40〜20/80である。混合直後はお互いに相溶しない状態であったのが、振とう攪拌を継続するうちに均一な1相となることで、アルコキシシラン(1)が加水分解し、シラノール化合物(2)が生成したことを確認することができる。
得られた毛髪処理剤(A2)を放置すれば、シラノール化合物(2)の重合反応が進むので、30分以内、特に15分以内に、得られた毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布することが好ましい。これにより、シラノール化合物(2)を毛髪内に浸透させることができる。塗布する毛髪は、濡れていてもよく、乾いていてもよい。乾燥した毛髪1gに対して、前記毛髪処理剤(A2)を、0.5g〜3g塗布することが好ましい。塗布する対象は、人の頭髪であってもよく、かつら等の毛髪であってもよい。
シラノール化合物(2)を毛髪に十分に浸透させるために、毛髪に塗布しておく時間は、10〜90分、特に20〜60分が好ましい。塗布後一定時間放置することで、シラノール化合物(2)の浸透及び重合反応を進める。この際、毛髪の乾燥を防ぐためにラップ等で包んでもよく、また毛髪の塗布部を40〜90℃、好ましくは40〜60℃に加温してもよい。
毛髪処理剤(A2)による処理後、そのまま重合促進剤を毛髪に塗布してもよいが、重合促進剤の無駄な希釈を避けるために、毛髪表面に付着している毛髪処理剤をタオル等で拭き取るなどして除去した後に、重合促進剤を塗布することが好ましい。
重合促進剤の塗布後、シラノール化合物(2)の重合を進めるために放置しておく時間は、1〜60分、特に20〜40分程度が好ましい。この際、毛髪の乾燥を防ぐためにラップ等で包んでもよく、また塗布部を40〜90℃、好ましくは40〜60℃に加温してもよい。その後はシャンプー等で洗浄し、適宜乾燥すればよい。
試験例1(実施例1〜17及び比較例1〜3)
シラノール化合物が脱水縮合して分子量が増えると、溶液に不溶になるため白濁する。従って溶液が白濁する時間を調べることにより、重合に要する時間を見積もることができる。そこで、表1に示す毛髪処理剤50gと表2に示す重合促進剤50gをガラス容器に入れ、室温(25℃)で攪拌しながら溶液が白濁する時間を調べた。
Figure 2006182715
Figure 2006182715
実施例18〜21及び比較例4
以下の実施例及び比較例では、表3に示す毛髪処理剤及び重合促進剤を使用した。
Figure 2006182715
また、以下の実施例及び比較例での毛髪へのケイ素化合物の収着量の評価は、以下の方法でケイ素元素の収着量を測定することにより行った。
毛髪へのケイ素化合物の収着量評価には「ICP(誘導結合プラズマ)発光分析装置(堀場製作所,JY238ULTRACE)」を用いた。ケイ素化合物の収着量は、灰化/アルカリ溶融/ICP法を用いて測定したケイ素元素の量に基づき、ケイ素元素収着量として求めた。
試料0.1gを白金坩堝に採取し、ヒーターで煙が出なくなるまで炭化後、550℃の電気炉に2時間入れ灰化させる。冷却後、残った灰分上にアルカリ融剤(Na2CO3:H3BO3=5:2)1gを加え、950℃電気炉30分でアルカリ溶融し、冷却後、6N塩酸4mLで溶解して純水で50mLにメスアップしたものを試料溶液とした。吸収波長251.612nm、積分時間3秒で3回測定し、その平均値から、検量線を使用してケイ素元素量を求めた。毛髪へのケイ素元素収着量の計算法は次のとおりである。
ケイ素元素収着量(%)=〔ケイ素元素量(mg)/毛髪重量(g)〕×0.1
実施例18
化学処理履歴のない毛束3gに毛髪処理剤aを3g塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、室温(25℃)で放置した。毛髪処理剤aをタオルで拭き取り、重合促進剤aを3g均一に塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、放置した。その後シリコーンを含有しないシャンプーで洗い流し、十分に乾燥した後、毛髪に付着及び浸透したケイ素の収着量を定量した。毛髪のケイ素収着量の測定にはICP(誘導プラズマ)発光分析装置を用いた。処理した毛髪に収着したケイ素の量は0.4重量%であった。なお、毛髪処理剤aと重合促進剤aを1:1の重量比で混合したときのpHは、2.1である。
実施例19
化学処理履歴のない毛束3gに毛髪処理剤aを3g塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、室温(25℃)で放置した。毛髪処理剤aをタオルで拭き取り、重合促進剤aを3g均一に塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、放置した。その後シリコーンを含有しないシャンプーで洗い流し、十分に乾燥した。上記毛髪処理剤塗布からシャンプーまでの処理を3回繰り返した後、毛髪に付着及び浸透したケイ素の収着量を定量した。毛髪のケイ素収着量の測定にはICP(誘導プラズマ)発光分析装置を用いた。処理した毛髪に収着したケイ素の量は1.6重量%であり、繰り返して処理を行うことによりケイ素の収着量が向上した。なお、毛髪処理剤aと重合促進剤aを1:1の重量比で混合したときのpHは、2.1である。
実施例20
化学処理履歴のない毛束3gに毛髪処理剤bを3g塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、室温(25℃)で放置した。毛髪処理剤bをタオルで拭き取り、重合促進剤bを3g均一に塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、放置した。その後シリコーンを含有しないシャンプーで洗い流し、十分に乾燥した後、毛髪に付着及び浸透したケイ素の収着量を定量した。毛髪のケイ素収着量の測定にはICP(誘導プラズマ)発光分析装置を用いた。処理した毛髪に収着したケイ素の量は1.20重量%であり、毛髪処理剤に含まれるケイ素化合物の含有量を増やすことによりケイ素の収着量が向上した。なお、毛髪処理剤bと重合促進剤bを1:1の重量比で混合したときのpHは、3.1である。
実施例21
ヘアカラー、ヘアストレートパーマ履歴のあるロングヘアーの女性の髪を真ん中から二つにクシで分け、片側の髪に毛髪処理剤cを均一に塗布した後、処理部分をラップで覆い、頭部加温器(ローラーボール)で48℃に加温しながら30分間放置した。毛髪処理剤cをタオルで拭き取り、重合促進剤bを均一に塗布した後、室温(25℃)で15分間放置した。その後シリコーンを含有しないシャンプーで洗い流し、十分に乾燥した後、処理した髪と、処理していない髪の外観及び感触を評価した。また、毛髪に付着及び浸透したケイ素の収着量も定量した。毛髪のケイ素収着量の測定にはICP(誘導プラズマ)発光分析装置を用いた。処理した毛髪は、処理していない毛髪と比較して明らかに弾力性が向上し、かつハネ毛、浮き毛が抑制され、まとまりのある外観になった。処理した毛髪に収着したケイ素の量は2.09重量%であり、毛髪処理剤を塗布した後に加温することにより、ケイ素の収着量が向上した。なお、毛髪処理剤cと重合促進剤bを1:1の重量比で混合したときのpHは、3.1である。
比較例4
化学処理履歴のない毛束3gに毛髪処理剤aを3g塗布した後、30分間剤が乾燥しないようにラップで包み、室温(25℃)で放置した。シリコーンを含有しないシャンプーで洗い流し、十分に乾燥した後、毛髪に付着及び浸透したケイ素の収着量を定量した。毛髪のケイ素収着量の測定にはICP(誘導プラズマ)発光分析装置を用いた。処理した毛髪に収着したケイ素の量は0.19重量%であった。

Claims (9)

  1. 次の一般式(1)
    1 pSi(OR2)4-p (1)
    〔式中、R1及びR2は、炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数2〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基を示し、p個のR1及び(4−p)個のR2は同一でも異なってもよい。pは0〜3の整数を示す。〕
    で表されるアルコキシシラン、有機酸及び水を構成要素とする毛髪処理剤(A1)を攪拌混合し、当該アルコキシシランが加水分解され次の一般式(2)
    1 pSi(OH)n(OR2)4-p-n (2)
    〔式中、R1、R2及びpは前記と同じ意味を示し、nは1以上(4−p)以下の整数を示す。p個のR1及び(4−p−n)個のR2は同一でも異なってもよい。〕
    で表されるシラノール化合物に変換された後の毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布し、次いで重合促進剤として、毛髪処理剤(A2)に1:1の重量比で混合したときのpHを1〜4とする酸性水溶液(Ba)、又は毛髪処理剤(A2)に1:1の重量比で混合したときのpHを8〜12とするアルカリ性水溶液(Bb)を毛髪に塗布する毛髪改質方法。
  2. 毛髪処理剤に配合される有機酸が、第1解離指数(pKa1)が4.1〜5の範囲にある有機酸である請求項1記載の毛髪改質方法。
  3. 重合促進剤である酸性水溶液(Ba)が、第1解離指数(pKa1)が4.1未満の有機酸又は無機酸を含有するものである請求項1又は2記載の毛髪改質方法。
  4. 毛髪処理剤(A1)が、一般式(1)で表されるアルコキシシランを含有する第1剤と、有機酸及び水を含有しpH2〜5である第2剤から構成されるものである請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪改質方法。
  5. 毛髪処理剤(A2)を毛髪に塗布した後、塗布部を加温する、請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪改質方法。
  6. 重合促進剤を毛髪に塗布した後、塗布部を加温する、請求項1〜5のいずれかに記載の毛髪改質方法。
  7. 次の処理剤(A)及び(Ba)からなる毛髪改質剤。
    (A) 次の一般式(1)
    1 pSi(OR2)4-p (1)
    〔式中、R1及びR2は、炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数2〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基を示し、p個のR1及び(4−p)個のR2は同一でも異なってもよい。pは0〜3の整数を示す。〕
    で表されるアルコキシシラン、第1解離指数(pKa1)が4.1〜5の範囲にある有機酸及び水を配合してなる毛髪処理剤
    (Ba) 第1解離指数(pKa1)が4.1未満の有機酸又は無機酸を含有し、かつ毛髪処理剤(A)に1:1の重量比で混合したときのpHを1〜4とする重合促進剤
  8. 次の処理剤(A)及び(Bb)からなる毛髪改質剤。
    (A) 次の一般式(1)
    1 pSi(OR2)4-p (1)
    〔式中、R1及びR2は、炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数2〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルケニル基を示し、p個のR1及び(4−p)個のR2は同一でも異なってもよい。pは0〜3の整数を示す。〕
    で表されるアルコキシシラン、第1解離指数(pKa1)が4.1〜5の範囲にある有機酸及び水を配合してなる毛髪処理剤
    (Bb) 毛髪処理剤(A)に1:1の重量比で混合したときのpHを8〜12とする重合促進剤
  9. 毛髪処理剤(A)が、一般式(1)で表されるアルコキシシランを含有する第1剤と、第1解離指数(pKa1)が4.1〜5の範囲にある有機酸及び水を含有しpH2〜5である第2剤から構成されるものである請求項7又は8記載の毛髪改質剤。
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