JP2006180106A - 接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】接続回線の使用可能回線数に制限されずに、相手端末と接続できる接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の接続制御システムは、収容する発信端末からの通信要求を受けて、発信端末と発信端末が要求する相手端末との間の接続を制御する接続制御システムにおいて、予め設定された使用できる回線数が制限された接続回線を通じて、相手端末側から接続制御情報を受信する対向側通信手段と、対向側通信手段が受信した接続制御情報に含まれている相手端末のアドレス情報を抽出する接続制御手段と、接続制御手段が抽出した相手端末のアドレス情報を発信端末に送信する端末側通信手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の接続制御システムは、収容する発信端末からの通信要求を受けて、発信端末と発信端末が要求する相手端末との間の接続を制御する接続制御システムにおいて、予め設定された使用できる回線数が制限された接続回線を通じて、相手端末側から接続制御情報を受信する対向側通信手段と、対向側通信手段が受信した接続制御情報に含まれている相手端末のアドレス情報を抽出する接続制御手段と、接続制御手段が抽出した相手端末のアドレス情報を発信端末に送信する端末側通信手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置に関し、例えば、複数のIP(インターネットプロトコル)端末を収容するIP交換機、IP交換機が有する接続制御方式に適用し得る。
例えば、図2は従来の音声通信ネットワークシステムの概略的な全体構成を示した図である。図2において、IP交換機100は4台のIP端末2(2−1〜2−4)を収容し、またコールエージェント(CA)3は4台のIP端末4(4−1〜4−4)を収容すると共にVoIP公衆網6に接続している。
このような従来のシステムにおいて、IP交換機100が収容するIP端末2が、VoIP公衆網6側と通信又はIP端末3と通信しようとする場合、IP交換機100は、ネットワーク5を通じてコールエージェント3との間のセッションを確立することが必要となる。
また、従来、IP交換機100のIP端末2がコールエージェント2と通話する際、音声データを通信するために必要な帯域を確保するために、IP交換機100とネットワーク5との間の接続回線の帯域とIP交換機100の収容端末数との関係から、ネットワーク5との接続回線の帯域が設定され、又その接続回線の数も制限される。この設定される接続回線をビハインド接続回線という。例えば、図2において、IP交換機100の収容端末2が使用できるビハインド接続回線7は最大2回線である場合を示している。
上述したように、図2に示す従来のシステムにおいて、IP交換機100の収容端末2がコールエージェント(CA)3と通話する場合、IP交換機100の収容端末2が使用できるビハインド接続回線数は最大2回線と制限されている。そこで、ビハインド接続回線7の設定数に制限されることなく、収容端末2とコールエージェント(CA)3との間で通話を実現することが望まれている。
また、図2において、IP交換機100からVoIP公衆網6に接続する場合、IP交換機100はコールエージェント(CA)3と接続し、コールエージェント(CA)3のVoIP公衆網回線8を使用する必要がある。しかし、IP交換機100からVoIP公衆網6までの間で機器障害が生じた場合にはIP交換機100はVoIP公衆網6への発信ができなくなってしまう。
なお、上記では、音声通信の場合を例に挙げて説明したが、音声通信の場合だけでなく、他のメディアデータ(例えば、画像データ、映像データ、オーディオデータ、FAXデータ等)通信の場合も同様の課題が生じる。
そのため、接続回線の使用可能な回線数に制限されることなく、収容端末と相手端末との通話を実現させることができ、公衆網との接続経路上での障害が生じたときでも、公衆網との接続を可能にできる接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の接続制御システムは、収容する発信端末からの通信要求を受けて、発信端末と発信端末が要求する相手端末との間の接続を制御する接続制御システムにおいて、予め設定された使用できる回線数が制限された接続回線を通じて、相手端末側から接続制御情報を受信する対向側通信手段と、対向側通信手段が受信した接続制御情報に含まれている相手端末のアドレス情報を抽出する接続制御手段と、接続制御手段が抽出した相手端末のアドレス情報を発信端末に送信する端末側通信手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明の接続制御方法は、収容する発信端末からの通信要求を受けて、発信端末と発信端末が要求する相手端末との間の接続を制御する接続制御方法において、対向側通信手段が、予め設定された使用できる回線数が制限された接続回線を通じて、相手端末側から接続制御情報を受信し、接続制御手段が、対向側通信手段が受信した接続制御情報に含まれている相手端末のアドレス情報を抽出し、端末側通信手段が、接続制御手段が抽出した相手端末のアドレス情報を発信端末に送信することを特徴とする。
さらに、第3の本発明の通信制御装置は、収容する発信端末からの通信要求を受けて、発信端末と発信端末が要求する相手端末との間の通信を制御する通信制御装置が、第1の発明の接続制御システムを有して構成することを特徴とする。
本発明の接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置によれば、接続回線の使用可能な回線数に制限されることなく、収容端末と相手端末との通話を実現させることができ、公衆網との接続経路上での障害が生じたときでも、公衆網との接続を可能にできる。
(A)第1の実施形態
以下、本発明の接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
以下、本発明の接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、音声通信ネットワークシステムを構成するIP交換機に、本発明の接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置を適用した場合について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態の音声通信ネットワークシステムの概略的な全体構成を示した図である。
図1は、本実施形態の音声通信ネットワークシステムの概略的な全体構成を示した図である。
図1において、本実施形態の音声通信ネットワークシステム10Aは、IP交換機1、コールエージェント(CA)3を少なくとも備え、IP交換機1及びコールエージェント(CA)3はネットワーク5を通じて接続可能である。
図1において、IP交換機1は、4台のIP端末2(2−1〜2−4)を収容し、ビハインド接続回線7を通じてネットワーク5に接続可能なものである。なお、本実施形態において、IP交換機1が使用できるビハインド接続回線7の回線数は最大2回線に制限されているとする。
また、コールエージェント3は、4台のIP端末4(4−1〜4−4)を収容すると共に、VoIP接続回線8を用いてVoIP公衆網6に接続するものである。なおIP交換機1及びコールエージェント3のIP端末2及び4の収容数は特に限定されない。
ここで、ネットワーク5は、IP交換機1とコールエージェント3との間でデータ通信が可能であれば、専用網、公衆網又はこれらが結合した通信網のいずれにも適用できる。また、VoIP公衆網6は、インターネットプロトコル(IP)に従って音声データを通信し得る通信網であり、図1には図示しないが、VoIP公衆網6に接続可能なIP端末があるものとする。
本実施形態の音声通信ネットワークシステム10Aの適用例として、例えば、企業や組織等の本店にコールエージェント3を設置し、また支店等にIP交換機1を設置し、拠点間の音声通信を実現するネットワークなどが考えられる。
なお、図1においては、IP交換機1とネットワーク5との間にルータ9を介在させたが、これはコールエージェント3が構成するネットワークとIP交換機1が構成するネットワークとの間でセグメントが異なる場合でも、IP交換機1とコールエージェント3との間でデータ通信ができるようにするためである。
IP交換機1は、上述したように4台のIP端末2(2−1〜2−4)を収容し、これらIP端末2についての呼制御を行ない、IP端末2による通話を実現させるものである。ここで、IP交換機1による呼制御方法は、本実施形態ではSIP(Session Initiation Protocol)に従った呼制御方式を用いた場合について説明するが、特にこれに限定されず、これ以外に、例えばITU−T勧告のH.323に従った呼制御方式などを用いてもよい。
本実施形態において、IP交換機1は、収容するIP端末2からコールエージェント3が収容するIP端末4に対する通話要求を受けた場合、ビハインド接続回線7を用いて、SIPに基づく所定シーケンスに従ってコールエージェント3と所定のメッセージを送受信し、IP端末2とコールエージェント2との間の呼制御をする。このとき、IP交換機1は、コールエージェント3から受信した接続制御に係るメッセージ(制御データ)に含まれている相手IP端末4のアドレス情報を取得し、その相手IP端末4のアドレス情報を通話要求してきたIP端末2に通知するものである。
このように、相手IP端末4のアドレス情報を通話要求のIP端末2に通知することで、IP端末2は、音声データに相手IP端末4のアドレス情報を付与し、直接ネットワーク5を介して相手IP端末4と通話を行なうことができる。つまり、IP端末2と相手IP端末3との間の、シグナリングについてはビハインド接続回線7を用いて行ない、音声データそのものの通信はビハインド接続回線7を用いずに行なうことができる。そのため、ビハインド接続回線7の回線数制限に関わらず、IP交換機1が収容するIP端末2はコールエージェント3と直接通信することができる。
図3は、IP交換機1のハードウェア的に示した概略的な内部構成を示すブロック図であり、図4は、IP交換機1の機能部を概略的に示す機能ブロック図である。
図3に示すように、IP交換機1は、制御部11、記憶部12、端末側インターフェース部13、回線側インターフェース部14を少なくとも有する。
制御部11は、IP交換機1が実現する機能を制御するものであり、例えば、CPUなどが該当する。また、記憶部12は、処理プログラムや処理プログラムの実行に必要なデータを記憶するものであり、例えば、ROM、RAMなどが該当する。そして、制御部11は、記憶部12に記憶されている処理プログラムを読み出し、その処理プログラムを実行することで、処理プログラムに係る機能を実現させるものである。
端末側インターフェース部13は、収容するIP端末2(2−1〜2−4)とのインターフェースである。また、回線側インターフェース部14は、ネットワーク5とのインターフェースである。
図4に示すように、IP交換機1に実現される機能部は、SIP−PROXY41、マルチラインサーバ機能42、公衆VoIP接続機能43、内線ユーザエージェント(UA)機能44、公衆ユーザエージェント(UA)機能45を少なくとも有する。
図4において、IP交換機1は、内線UA機能44と公衆UA機能45とを有し、後述するマルチラインサーバ機能42に接続するインターフェースを内線UA機能44の1つとする構成を有する。また、IP交換機1は、SIP−PROXY41をマルチラインサーバ機能42の裏側に設ける構成を有する。
このように、IP交換機1が内線UA機能44と公衆UA機能45を備えることにより、IP交換機1の内線側はIP端末2のUA機能部と内線UA機能44とで完結し、公衆側はコールエージェント3のUA機能と公衆UA機能45との間で完結することができる。
また、マルチラインサーバ機能42へのインターフェースを1つとすることで、公衆側及び内線側の全てのメッセージを、マルチラインサーバ機能42に与えることができるので、IP交換機1が扱う全ての通信に対して、マルチラインサーバ機能42が有するPBXサービスを提供することができる。
以下では、図4に示すIP交換機1の各機能部について説明する。
SIP−PROXY41は、マルチラインサーバ機能42に接続し、マルチラインサーバ42から受け取ったメッセージに基づいて、IP端末2のメッセージルーティング処理、認証処理、登録処理等を行なうものである。また、SIP−PROXY41は、処理したメッセージをマルチラインサーバ機能42に与えるものである。また、SIP−PROXY41は、マルチラインサーバ機能42の裏側に設けられており、かつ、SIP−PROXY41とマルチラインサーバ機能42との接続は例えばソケットインターフェースで接続することが可能である。そのため、SIP−PROXY41のみ別のものと取り替えができる。これにより、SIP−PROXY41の機能拡張・追加が容易になる。
マルチラインサーバ機能42は、内線UA機能44に接続し、内線UA機能44からメッセージを受け取り、接続を確立させるためのキー番号及びダイヤル処理、接続制御処理、所定のPBXサービスを行なうものである。また、マルチラインサーバ機能42は、内線UA機能44から受け取ったメッセージをSIP−PROXY41に与える、また、SIP−PROXY41から与えられたメッセージを内線UA機能44に与えるものである。
また、マルチラインサーバ機能42は、IP端末2からコールエージェント3へのメディアセッションを確立する際、コールエージェント3から与えられた200 OKメッセージに含まれている相手IP端末3のアドレス情報を抽出し、その抽出した相手IP端末3のアドレス情報をIP端末2に通知させるものである。
公衆VoIP接続機能43は、メディアセッションを確立する際に、内線UA機能44と公衆UA機能45との間で授受されるメッセージを管理するものである。つまり、公衆VoIP接続機能43は、内線UA機能44からメッセージを受け取ると、そのメッセージを公衆UA機能45に与え、公衆UA機能45からメッセージを受け取ると、そのメッセージを内線UA機能44に与えるものである。
公衆UA機能45は、ネットワーク5側との間のメディアセッションを確立するために、ネットワーク5側とメッセージの授受をするものである。つまり、IP交換機1が収容するIP端末2がコールエージェント3と通話を要求する場合、公衆UA機能45は、コールエージェント3との間でセッションを確立するために、ネットワーク5を通じてコールエージェント3とメッセージを送受信するものである。
内線UA機能44は、IP交換機1が収容するIP端末2との間のメディアセッションを確立するために、IP端末2とメッセージの授受をするものである。また、内線UA機能44は、マルチラインサーバ機能42と接続し、内線UA機能44に与えられた全てのメッセージをマルチラインサーバ機能42に与えるものである。すなわち、内線UA機能44は、IP端末2から受け取ったメッセージ及び公衆VoIP接続機能43から受け取ったネットワーク5側とのメッセージを、マルチラインサーバ機能42に与えるものである。
また、内線UA機能44は、IP端末2からコールエージェント3へのメディアセッションを確立する際、マルチラインサーバ機能42が相手IP端末3のアドレス情報を受け取り、その相手IP端末3のアドレス情報をIP端末2に与えるものである。
なお、SIP−PROXY41とマルチラインサーバ機能42との間、マルチラインサーバ機能42と内線UA機能44との間、例えばソケットインターフェースで接続することが可能であり、相互に連携可能であれば、少なくともSIP−PROXY41、マルチラインサーバ機能42は物理的に同一装置内に存在していなくてもよい。
IP端末2(2−1〜2−4)及びIP端末3(3−1〜3−4)は、IP交換機1及びコールエージェント3の収容端末であり、例えば、IP電話機や、IP電話機能を有するソフトウェアを実行できるパーソナルコンピュータ、IP電話機能搭載の無線通信機器(例えば、IP電話機能を有する移動通信電話機を含む)などが該当する。
(A−1)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態の音声通信ネットワークシステム10AにおけるIP端末間の接続動作について図面を参照して説明する。
次に、本実施形態の音声通信ネットワークシステム10AにおけるIP端末間の接続動作について図面を参照して説明する。
図5は、IP交換機1が収容するIP端末2がコールエージェント3の収容端末4に対して通話要求し、通話を実現するまでのシーケンスを示す図である。
図5に示すように、まず、IP交換機1の収容するIP端末2が、コールエージェント3の収容するIP端末4と通話を要求するとき、IP端末2は、IP交換機1にINVITEを送信する(S1)。
IP交換機1にINVITEが与えられると、IP交換機1は応答メッセージである100TryingをIP端末2に返信する(S2)。
IP交換機1が100TryingをIP端末2に返信すると、IP交換機1は、INVITEをコールエージェント3に送信する(S3)。このとき、INVITEには要求元であるIP端末2のアドレス情報が付加されて送信される。
コールエージェント3にINVITEが与えられると、コールエージェント3は応答メッセージである100TryingをIP交換機1に返信する(S4)。
コールエージェント3は通話要求先の相手IP端末4に対してINVITEを送信し、相手IP端末4は100Trying及び180Ringingをコールエージェント3に返信する。
そして、コールエージェント3は180RingingをIP交換機1に送信し(S5)、IP交換機1が180Ringingを受信すると、IP交換機1は180RingingをIP端末2に送信する(S6)。
コールエージェント3は、セッション確立が成功した旨を示す200 OKをIP交換機1に送信する(S7)。
200 OKを受け取ったIP交換機1は、その200 OKメッセージに含まれている相手IP端末3のアドレス情報を抽出し、その相手IP端末3のアドレス情報を含む200 OKをIP端末2に送信する(S2)。
これにより、セッションが確立すると共に、IP端末2は、取得した相手IP端末3のアドレス情報を用いた音声データを直接相手IP端末3に対して送信することができる。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、IP交換機1が収容するIP端末2がコールエージェント3への通話を要求する場合、コールエージェント3から受け取ったメッセージに含まれている対向側端末のアドレス情報を取り出し、その対向側端末のアドレスをIP端末2に通知することで、セッション確立後、IP端末2と対向側端末との間で直接音声データの送受信をさせることができる。これにより、ビハインド接続回線の回線数に制限されず、通話を実現させることができる。
以上、本実施形態によれば、IP交換機1が収容するIP端末2がコールエージェント3への通話を要求する場合、コールエージェント3から受け取ったメッセージに含まれている対向側端末のアドレス情報を取り出し、その対向側端末のアドレスをIP端末2に通知することで、セッション確立後、IP端末2と対向側端末との間で直接音声データの送受信をさせることができる。これにより、ビハインド接続回線の回線数に制限されず、通話を実現させることができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置の第2の実施形態を、図面を参照して説明する。
次に、本発明の接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置の第2の実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と同様の音声通信ネットワークシステムにIP交換機SUBを新たに設け、IP交換機1がIP交換機SUBを経由してVoIP公衆網6に接続できるシステムについて説明する。
(B−2)第2の実施形態の構成
図6は、第2の実施形態の音声通信ネットワークシステムの概略的な全体構成を示した図である。図6において、図1に示す構成要件と同一・対応する構成要件については対応する符号を付して示す。
図6は、第2の実施形態の音声通信ネットワークシステムの概略的な全体構成を示した図である。図6において、図1に示す構成要件と同一・対応する構成要件については対応する符号を付して示す。
図6において、第2の実施形態の音声通信ネットワークシステム10Bは、第1の実施形態と同様に、IP交換機1及びコールエージェント(CA)3がネットワーク5を通じて接続可能である。
また、第2の実施形態の音声通信ネットワークシステム10Bは、VoIP公衆網6に接続するIP交換機SUB21を有し、IP交換機1がこのIP交換機SUB21と接続して構成する点が、第1の実施形態の音声通信ネットワークシステム10Aと異なる。
IP交換機SUB21は、VoIP公衆網6とIP交換機1とに接続し、IP交換機1からの指示により、IP交換機1とVoIP公衆網6とを接続させるものである。
このように、VoIP公衆網6に接続するIP交換機SUB21を新たに設けることにより、例えばIP交換機1からコールエージェント3を介したVoIP公衆網6への接続に障害が生じた場合であっても、その障害が生じた経路を回避し、IP交換機SUB21を経由した経路で、VoIP公衆網6に接続することができる。
IP交換機1は、第1の実施形態と同様に複数のIP端末2を収容し、IP交換機SUB21とビハインド接続回線7を通じてネットワーク5に接続するものである。また、IP交換機1は、VoIP公衆網6と接続する際、ビハインド接続回線7を通じてコールエージェント3経由でVoIP公衆網6に接続するモードと、IP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6に接続するモードとを有するものである。そして、IP交換機1は、ビハインド接続回線7を通じてコールエージェント3経由でVoIP公衆網6に接続するモードと、IP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6に接続するモードのいずれかを選択することが可能である。その選択方法は、種々の方法が考えられるが、例えば、コールエージェント3からVoIP公衆網6に接続するまでの通信機器が障害を発生し、接続ができなくなった場合に、IP交換機SUB21を経由したVoIP公衆網6への接続に切り替える方法や、また例えば、IP端末2側から利用者の意思に応じた選択情報に基づいていずれかの方法で選択する方法などが考えられる。
図7は、IP交換機1とIP交換機SUB21との機能的な接続関係を示した機能ブロック図である。
IP交換機1の内部構成は図4に示す機能部を有するが、図7では説明便宜のために、マルチラインサーバ機能42、公衆VoIP接続機能43、内線UA機能44、公衆UA機能45を示す。これら機能部は基本的には第1の実施形態と同様であるが、マルチラインサーバ機能42の機能が第1の実施形態と異なる。
また、IP交換機SUB21は、図7に示すように、公衆UA機能76、公衆VoIP接続機能73、内線UA機能74、マルチラインサーバ機能72を少なくとも有する。なお、本実施形態では、IP交換機1と同様の内部機能を有するものをIP交換機SUB21とした場合を説明するが、IP交換機SUB21は、少なくともVoIP公衆網6に接続することができるものであればよい。
図7において、マルチラインサーバ機能42は、内線UA機能44と接続し、内線UA機能44を通じて全てのメッセージを受け取ることができるものである。そのため、ビハインド接続回線7を通じてコールエージェント3を経由してVoIP公衆網6に接続する場合、マルチラインサーバ機能42は、VoIP公衆網6との接続制御情報を内線UA機能44に与えて、公衆VoIP接続機能43及び公衆UA機能45を経由し、ビハインド接続回線7を通じて接続させるものである。
また、マルチラインサーバ機能42は、例えばソケットインターフェース等により、IP交換機SUB21の内線UA機能74に接続するものである。マルチラインサーバ機能42は、IP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続する場合に、IP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続する旨をIP交換機SUB21の内線UA機能74に通知するものである。また、マルチラインサーバ機能42は、VoIP公衆網6との接続に係る制御情報についてIP交換機SUB21の内線UA機能74を通じて授受するものである。
IP交換機SUB21のマルチラインサーバ機能72は、IP交換機1のマルチラインサーバ機能42からIP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続する旨の通知を受け取ると、一時的に機能を停止するものである。これにより、IP交換機SUB21内でのマルチラインサーバ機能72は実行せず、IP交換機SUB21の内線UA機能74、公衆VoIP接続機能73及び公衆US機能76を経由させて、IP交換機1とVoIP公衆網6との間で制御情報の送受信させることができる。つまり、IP交換機1は、IP交換機SUB21を経由させて、VoIP公衆網6と接続することができる。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、本実施形態のIP交換機1がIP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続させるまでの動作について説明する。
次に、本実施形態のIP交換機1がIP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続させるまでの動作について説明する。
まず、VoIP公衆網6に接続する場合、利用者がどの経路で接続するか否かを選択することが可能である。この場合、例えばIP端末2はいずれかの経路で接続させるかを選択させる選択ボタン(図示しない)を有し、その選択に基づいてIP交換機1はVoIP公衆網6への接続モードに設定する。
IP交換機1がIP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続するとき、IP交換機1のマルチラインサーバ機能42は、IP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6に接続する旨を、IP交換機SUB21の内線UA機能74に与える。
IP交換機SUB21を経由してVoIP公衆網6と接続する旨の情報が内線UA機能74に与えられると、その情報はIP交換機SUB21のマルチラインサーバ機能72に与えられる。そして、マルチラインサーバ機能72は、一時的に機能実行を停止する。
IP交換機SUB21のマルチラインサーバ機能72が一時的に停止すると、VoIP公衆網6との接続制御に係るメッセージが、IP交換機1のマルチラインサーバ機能42からIP交換機SUB21の内線UA機能74に与えられる。そして、そのメッセージは、内線UA機能74から公衆VoIP接続機能73に与えられ、更にVoIP接続機能73から公衆UA機能76に与えられて、VoIP公衆網6に送信される。
また、VoIP公衆網6との接続制御に係るメッセージがVoIP公衆網6側からIP交換機1に与えられる場合は、IP交換機SUB21の公衆UA機能76がVoIP公衆網6からメッセージを受信する。そして、そのメッセージは、公衆UA機能76から公衆VoIP接続機能73に与えられ、更に公衆VoIP接続機能73から内線UA機能74に与えられる。そして、メッセージが内線UA機能74に与えられると、メッセージはIP交換機1のマルチラインサーバ機能42に与えられ、マルチラインサーバ機能42によりVoIP公衆網6との接続制御がなされる。
一方、ビハインド接続回線を通じてVoIP公衆網6と接続するとき、マルチラインサーバ機能42は、VoIP公衆網6との接続制御に係るメッセージを内線UA機能44に与える。内線UA機能44にメッセージが与えられると、メッセージは、内線UA機能44から公衆VoIP接続機能43に与えられ、更に公衆VoIP接続機能43から公衆UA機能45に与えられ、ビハインド接続回線7を通じてネットワーク5に与えられる。そして、メッセージは、ネットワーク5を通じてコールエージェント3に与えられ、コールエージェント3のVoIP公衆回線8を通じてVoIP公衆網6に送信される。
また、VoIP公衆網6との接続制御に係るメッセージがVoIP公衆網6側からIP交換機1に与えられる場合は、メッセージが、VoIP公衆回線8を通じてコールエージェント3に与えられる。そして、コールエージェント3にメッセージが与えられると、メッセージは、コールエージェント3から送信されて、ネットワーク5を介しビハインド接続回線7を通じてIP交換機1の公衆UA機能45に与えられる。公衆UA機能45にメッセージが与えられると、メッセージは、公衆VoIP接続機能43に与えられ、更に公衆VoIP接続機能43から内線UA機能44に与えられる。そして、内線UA機能44に与えられたメッセージは、マルチラインサーバ機能42に与えられ、マルチラインサーバ機能42によりVoIP公衆網6との接続制御がなされる。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、VoIP公衆網6に接続可能なIP交換機SUB21をIP交換機1に接続することで、コールエージェント3を経由しなくても、VoIP公衆網6と接続することができる。これにより、コールエージェント3を経由してVoIP公衆網6に接続させる場合に、IP交換機1とVoIP公衆網6との間に障害が生じてもその経路を回避した経路でVoIP公衆網6と接続することができる。
以上、本実施形態によれば、VoIP公衆網6に接続可能なIP交換機SUB21をIP交換機1に接続することで、コールエージェント3を経由しなくても、VoIP公衆網6と接続することができる。これにより、コールエージェント3を経由してVoIP公衆網6に接続させる場合に、IP交換機1とVoIP公衆網6との間に障害が生じてもその経路を回避した経路でVoIP公衆網6と接続することができる。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態では、音声通信とする場合について説明したが、他のメディアデータ(例えば、画像データ、映像データ、オーディオデータ、FAXデータ等)を通信するネットワークシステムにも適用できる。
上述した第1及び第2の実施形態では、音声通信とする場合について説明したが、他のメディアデータ(例えば、画像データ、映像データ、オーディオデータ、FAXデータ等)を通信するネットワークシステムにも適用できる。
1…IP交換機、2(2−1〜2−4)…IP端末、3…コールエージェント、4(4−1〜4−4)…IP端末、5…ネットワーク、6…VoIP公衆網、7…ビハインド接続回線、8…VoIP公衆回線、11…制御部、12…記憶部、13…端末側インターフェース部、14…回線側インターフェース部、41…SIP−PRPXY、42、72…マルチラインサーバ機能、43、72…公衆IP接続機能、44、74…内線UA機能、45、75…公衆UA機能、21…IP交換機SUB。
Claims (8)
- 収容する発信端末からの通信要求を受けて、上記発信端末と上記発信端末が要求する相手端末との間の接続を制御する接続制御システムにおいて、
予め設定された使用できる回線数が制限された接続回線を通じて、上記相手端末側から接続制御情報を受信する対向側通信手段と、
上記対向側通信手段が受信した上記接続制御情報に含まれている上記相手端末のアドレス情報を抽出する接続制御手段と、
上記接続制御手段が抽出した上記相手端末のアドレス情報を上記発信端末に送信する端末側通信手段と
を備えることを特徴とする接続制御システム。 - 公衆網に接続し、公衆網との公衆網接続制御機能を有する公衆網接続制御手段を備え、上記接続制御手段が上記公衆網接続制御手段と接続することで、上記接続制御手段が、公衆網への接続を確立する際、上記対向側通信手段を経由する接続経路と、上記公衆網接続制御手段を経由する接続経路とを有することを特徴とする請求項1に記載の接続制御システム。
- 上記接続制御手段が、受信した経路選択指示情報に応じて、上記対向側通信手段を経由する接続経路と、上記公衆網接続制御手段を経由する接続経路とを使い分けることを特徴とする請求項2に記載の接続制御システム。
- 上記経路選択指示情報が、上記対向側通信手段を経由する接続経路上で生じた接続障害検知情報であることを特徴とする請求項2又は3に記載の接続制御システム。
- 上記経路選択指示情報が、収容する上記発信端末が取り込んだ利用者の選択情報であることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の接続制御システム。
- 上記接続制御手段が、上記公衆網接続制御手段を経由する接続経路を用いる際、上記公衆網接続制御手段の公衆網接続制御機能を一時的に停止させて、上記公衆網接続制御手段を介して公衆網と接続制御情報の送受信を行なうことを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の接続制御システム。
- 収容する発信端末からの通信要求を受けて、上記発信端末と上記発信端末が要求する相手端末との間の接続を制御する接続制御方法において、
対向側通信手段が、予め設定された使用できる回線数が制限された接続回線を通じて、上記相手端末側から接続制御情報を受信し、
接続制御手段が、上記対向側通信手段が受信した上記接続制御情報に含まれている上記相手端末のアドレス情報を抽出し、
端末側通信手段が、上記接続制御手段が抽出した上記相手端末のアドレス情報を上記発信端末に送信する
ことを特徴とする接続制御方法。 - 収容する発信端末からの通信要求を受けて、上記発信端末と上記発信端末が要求する相手端末との間の通信を制御する通信制御装置が、請求項1〜6のいずれかに記載の接続制御システムを有して構成することを特徴とする通信制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004369814A JP2006180106A (ja) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | 接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004369814A JP2006180106A (ja) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | 接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006180106A true JP2006180106A (ja) | 2006-07-06 |
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ID=36733801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004369814A Pending JP2006180106A (ja) | 2004-12-21 | 2004-12-21 | 接続制御システム、接続制御方法及び通信制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006180106A (ja) |
-
2004
- 2004-12-21 JP JP2004369814A patent/JP2006180106A/ja active Pending
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A711 | Notification of change in applicant |
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