JP2009089001A - Ip電話システム、ip電話端末およびプログラム - Google Patents

Ip電話システム、ip電話端末およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通話を管理しているSIPサーバに異常が発生した場合であっても、相手先端末との通話の継続性を高める。
【解決手段】発信側IP電話端末10−1は、着信側IP電話端末10−2との通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎にSIPサーバ20を介して着信側IP電話端末10−2に送信し、ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、継続要求メッセージを着信側IP電話端末10−2に送信する。着信側IP電話端末10−2は、受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが継続要求メッセージである場合に、発信側IP電話端末10−1との現在の通話を継続すべきと判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IP電話技術に関し、特にIP網に接続された呼制御サーバによる呼制御に基づき、IP電話端末間でIP網を介した音声通話を行うIP電話システム、IP電話端末およびプログラムに関するものである。
IP電話端末は、インターネットに代表されるIP網を介して音声パケットを送受信することにより、VoIP(Voice over IP)音声通話を実現する電話装置である。このようなIP電話端末は、一般的な公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)を利用する場合と比較して通話コストが安価であることから多くの注目を集めており、企業だけでなく個人でもその導入が進みつつある。
この種のIP電話端末では、SIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれる呼制御プロトコルを用いて、IP網に配置されているSIPサーバとメッセージをやり取りして各種呼制御を行う。SIPは、IP網上でマルチメディアセッションを確立・変更・終了するために用いられる、アプリケーション層のシグナリングプロトコルである(例えば、非特許文献1参照)。
図7は従来のIP電話システムの構成を示すブロック図である。図7において、1000,1001はIP電話端末、1002はSIPサーバ、1003はIP網、1004は公衆電話網、1005はSIPを用いてIP電話端末1000,1001と公衆電話網1004の電話端末との音声通話のための呼制御を行うゲートウェイ、1006,1007はIP電話端末1000,1001とIP網1003とを接続するアクセス回線である。
図8は従来のIP電話システムの動作を示すシーケンス図である。IP電話システムでは、従来の公衆電話網のように電話番号とアクセス回線とが対応付けられていないため、各電話端末を特定する情報としてIP電話端末のIPアドレスやURI(Uniform Resource Identifier)などのネットワークアドレスを用いる。したがって、SIPでは、利用者がIP電話サーヒスを受ける所定のSIPサーバへ、IP電話端末から自端末のアドレスや電話番号を含む各種端末情報を予め端末登録処理を行うことにより、当該IP電話端末がSIPサーバの管理下にあることを登録しておくものとなっている。図8に示すIP電話端末1000,1001からの登録要求メッセージ(Regist)300,302の送信とそれに対するSIPサーバ1002からの応答メッセージ301,303の返信は、この端末登録処理を示している。
IP電話端末で利用者が発信操作を行った場合、予め登録されているSIPサーバへ、相手先端末の電話番号を含む発信要求メッセージがIP電話端末から送信される。これに応じてSIPサーバは、予め登録されている各IP電話端末の端末情報を参照して、その発信要求メッセージに含まれる相手先端末の電話番号に対応するネットワークアドレスを検索し、そのアドレスを用いて相手先端末へ発信要求メッセージを転送する。このようにして、発信側のIP電話端末は、IP網上のSIPサーバを介して着信側の相手先端末と各種メッセージをやり取りした後、相手先端末からの応答メッセージに応じて相手先端末とIP網を介して直接接続し、音声パケットを用いたVoIP音声通話を開始する。図8の例では、IP電話端末1000から発信要求メッセージ(INVITE)304が送信され、SIPサーバ1002によって相手先端末であるIP電話端末1001に発信要求メッセージ305が転送される。さらに、SIPサーバ1002は、IP電話端末1001からの応答メッセージ306をIP電話端末1000に応答メッセージ307として転送している。
従来、この種のIP電話システムでは、通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックを所定時間毎に行っている。図8の例では、IP電話端末1000からヘルスチェックメッセージ(INVITE)308が送信され、SIPサーバ1002によってIP電話端末1001にヘルスチェックメッセージ309が転送される。さらに、SIPサーバ1002は、IP電話端末1001からの応答メッセージ310をIP電話端末1000に応答メッセージ311として転送している。ここで、SIPサーバ1002に異常が発生した場合、IP電話端末1000はヘルスチェックの応答メッセージを受信できなくなる。この場合、IP電話端末1000は、IP電話端末1001との通話を切断するようにしていた。図8の例では、ヘルスチェックの応答メッセージを受信できなかったIP電話端末1000が、切断メッセージ313を送出している。
Request for Comments:3261,「SIP: Session Initiation Protocol」,Network Working Group,June 2002,The Internet Society
以上のように従来のIP電話システムでは、ヘルスチェックで通信不可を検出した場合、通話を切断するようにしている。このため、相手先端末とピアツーピア(Peer to Peer)で通話音声を正常に送受信している場合であっても、通話を管理しているSIPサーバとの通信が不能になると、通話を切断してしまうという問題点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、通話を管理しているSIPサーバに異常が発生した場合であっても、相手先端末との通話の継続性を高めることができるIP電話システム、IP電話端末およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、IP網に接続された呼制御サーバによる呼制御に基づき、IP電話端末間で前記IP網を介した音声通話を行うIP電話システムにおいて、各IP電話端末は、所望の着信側IP電話端末へ発信する際、呼制御サーバへ着信側IP電話端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、前記呼制御サーバからの返答に基づき着信側IP電話端末と音声通話を開始する呼制御手段と、発信側IP電話端末又は着信側IP電話端末として相手先端末と通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に前記呼制御サーバを介して相手先端末に送信するヘルスチェック手段と、前記ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先端末に関する相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御手段と、前記ヘルスチェックメッセージを送信した相手先端末との通話中に受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが前記継続要求メッセージである場合に、相手先端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定手段を備えることを特徴とするものである。
また、本発明のIP電話システムの1構成例において、前記通話継続制御手段は、前記通話中に利用している呼制御サーバの他に利用可能な呼制御サーバが存在しない場合に、前記所定の通信相手として現在通話中の相手先端末に前記継続要求メッセージを送信するものである。
また、本発明のIP電話システムの1構成例において、前記通話継続制御手段は、前記通話中に利用している呼制御サーバの他に利用可能な呼制御サーバが存在する場合に、前記所定の通信相手として他の呼制御サーバに前記継続要求メッセージを送信し、前記他の呼制御サーバは、受信した継続要求メッセージの送信元と通話中の相手先端末に前記受信した継続要求メッセージを転送し、この相手先端末の判定手段は、前記他の呼制御サーバを介して前記継続要求メッセージを受信するものである。
また、本発明のIP電話システムの1構成例において、前記通話継続制御手段は、前記発信要求メッセージと同じSDP(Session Description Protocol)の内容を含む前記継続要求メッセージを生成し、前記判定手段は、通話中に受信したメッセージのSDPの内容と通話開始前に送受信した前記発信要求メッセージのSDPの内容とを比較して、前記通話中に受信したメッセージが前記継続要求メッセージかどうかを判定するものである。
また、本発明は、IP網に接続された呼制御サーバによる呼制御に基づき、他のIP電話端末と前記IP網を介した音声通話を行うIP電話端末において、所望の着信側IP電話端末へ発信する際、呼制御サーバへ着信側IP電話端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、前記呼制御サーバからの返答に基づき着信側IP電話端末と音声通話を開始する呼制御手段と、発信側IP電話端末又は着信側IP電話端末として相手先端末と通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に前記呼制御サーバを介して相手先端末に送信するヘルスチェック手段と、前記ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先端末に関する相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御手段と、前記ヘルスチェックメッセージを送信した相手先端末との通話中に受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが前記継続要求メッセージである場合に、相手先端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明のIP電話端末プログラムは、所望の着信側IP電話端末へ発信する際、呼制御サーバへ着信側IP電話端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、前記呼制御サーバからの返答に基づき着信側IP電話端末と音声通話を開始する呼制御ステップと、発信側IP電話端末又は着信側IP電話端末として相手先端末と通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に前記呼制御サーバを介して相手先端末に送信するヘルスチェックステップと、前記ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先端末に関する相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御ステップと、前記ヘルスチェックメッセージを送信した相手先端末との通話中に受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが前記継続要求メッセージである場合に、相手先端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定ステップとを、コンピュータに実行させるようにしたものである。
本発明によれば、ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、IP電話端末が、継続要求メッセージを所定の通信相手に送信するようにしたので、通話を管理している呼制御サーバに異常が発生した場合であっても、相手先端末との通話の継続性を高めることができる。
また、本実施の形態では、ヘルスチェックメッセージを送信したIP電話端末の通話継続制御手段が、発信要求メッセージと同じSDPの内容を含む継続要求メッセージを生成し、相手先端末の判定手段が、通話中に受信したメッセージのSDPの内容と通話開始前に送受信した発信要求メッセージのSDPの内容とを比較することにより、通話中に受信したメッセージが継続要求メッセージかどうかを判定することができる。メッセージを受信したIP電話端末は、SDPの内容が一致すれば、受信したメッセージが継続要求メッセージであると判定し、相手先端末との現在の通話を継続する。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係るIP電話システムの構成を示すブロック図である。
IP電話端末10−1,10−2は、専用の電話装置やパーソナルコンピュータからなり、インターネットに代表されるIP網50に接続されて、このIP網50を介して音声パケットを送受信することにより、VoIP(Voice over IP)音声通話を実現する端末装置である。
IP網50には、SIP(Session Initiation Protocol)と呼ばれる呼制御プロトコルを用いて、IP電話端末10−1,10−2に関する呼制御を行うSIPサーバ20が接続されている。また、IP網50には、SIPを用いてIP電話端末10−1,10−2と公衆電話網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)60の電話端末との音声通話のための呼制御を行うゲートウェイ30が接続されている。これらSIPサーバ20およびゲートウェイ30は、公知の技術に基づくものであり、ここでの詳細な説明は省略する。本発明では、SIPサーバ20およびゲートウェイ30をまとめて呼制御サーバという。
IP電話端末10−1,10−2は、アクセス回線40−1,40−2を介してIP網50に接続されており、IP電話端末10−1,10−2がSIPサーバ20を利用する際には、予め各SIPサーバ20に対して、IP電話端末10−1,10−2に関する端末情報を含む端末登録要求メッセージを送信することによりIP電話端末10−1,10−2がSIPサーバ20の管理下にあることを登録する端末登録処理を行う。また、IP電話端末10−1,10−2は、所望の相手先端末へ発信する際、SIPサーバ20へ所望の相手先端末を示す相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、SIPサーバ20からの返答に基づき相手先端末とIP網50を介したVoIP音声通話を開始する。
IP電話端末10−1には、通信インターフェース部(以下、通信I/F部という)11、音声処理部12、表示部13、操作入力部14、記憶部15、および制御部16が設けられている。
通信I/F部11は、アクセス回線40−1を介して各種パケットを送受信する通信回路からなり、IP網50を介してSIPサーバ20や相手先端末(不図示)との間で各種呼制御メッセージを含む呼制御パケットやVoIP音声通話用の音声パケットを送受信する機能を有している。
音声処理部12は、音声符号化/復号化処理を行うコーデックやDSP(Digital Signal Processor)などの音声処理回路からなり、通信I/F部11を介して受信した音声パケットを音声信号に変換してハンドセットやスピーカ(不図示)から出力する機能と、マイクから入力された音声信号を音声パケットに変換して通信I/F部11へ出力する機能とを有している。
表示部13は、LCDやLEDなどの表示素子からなり、制御部16からの指示に応じて各種情報や状態を可視表示する機能を有している。
操作入力部14は、操作キーやフックスイッチなどの操作入力回路からなり、利用者の操作を検出して制御部16へ出力する機能を有している。
記憶部15は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部16での処理動作に用いる各種制御情報やプログラム15Pを記憶する記憶装置である。
プログラム15Pは、制御部16に読み込まれて実行されることにより、各種機能手段を実現するプログラムであり、予めIP電話端末10−1の通信I/F部11や他の入出力インターフェース部(不図示)を介して外部装置や記録媒体から読み込まれて記憶部15へ格納される。
記憶部15で記憶される主な制御情報としては、呼制御情報15Aとサーバ情報15Bがある。呼制御情報15Aは、IP電話端末10−1での呼制御で用いる情報であり、IP電話端末10−1のIPアドレスおよび電話番号を含む端末情報や、IP電話端末10−1の動作状態を示す状態情報などが含まれている。サーバ情報15Bは、IP電話端末10−1で利用するSIPサーバ20に関する情報である。サーバ情報の例としては、SIPサーバ20の識別情報IDと、SIPサーバ20のIPアドレス、SIPサーバ20へアクセスする際に用いる認証情報、SIPサーバ20の利用可否状態などがある。
制御部16は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部15のプログラム15Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム15Pとを協働させて各種機能手段を実現する。
制御部16で実現される主な機能手段としては、端末登録部16Aと、呼制御部16Bと、サーバ管理部16Cと、ヘルスチェック部16Dとがある。
端末登録部16Aは、SIPサーバ20へIP電話端末10−1に関する端末情報を含む登録要求メッセージを送信することによりIP電話端末10−1がSIPサーバ20の管理下にあることを登録する端末登録処理を行う機能を有している。
呼制御部16Bは、所望の相手先端末へ発信する際に利用可能状態のSIPサーバに対して相手先端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信する機能と、当該SIPサーバからの返答に基づき相手先端末とVoIP音声通話を開始する機能とを有している。さらに、呼制御部16Bは、発信側IP電話端末として動作するときに、ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御手段と、相手先端末として動作するときに、受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが継続要求メッセージである場合に、発信側IP電話端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定手段とを構成している。
サーバ管理部16Cは、サーバ情報15Bに基づいて利用可能なSIPサーバを判定する機能を有している。
ヘルスチェック部16Dは、発信側IP電話端末として動作するときに、相手先端末との通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に送信する機能を有している。
なお、図1では、IP電話端末10−1のみその構成を示しているが、IP電話端末10−2についても構成は同じである。
次に、本実施の形態のIP電話システムの動作を説明する。図2は発信側のIP電話端末の動作を示すフローチャート、図3は着信側のIP電話端末の動作を示すフローチャート、図4はIP電話システムの動作を示すシーケンス図である。図4の例では、発信側のIP電話端末を10−1、着信側のIP電話端末を10−2としている。なお、図2、図3は、IP電話端末10−1と10−2との間で通話が開始された後の動作を示している。
まず、IP電話端末10−1の端末登録部16Aは、通信I/F部11を介してSIPサーバ20に登録要求メッセージ(Regist)100を送信する。SIPサーバ20は、受信した登録要求メッセージ100に含まれる端末情報に応じて所定の処理を行い、IP電話端末10−1に登録成功メッセージ101を返送する。これにより、IP電話端末10−1は、SIPサーバ20の管理下の端末として登録される。
同様に、IP電話端末10−2の端末登録部16Aは、SIPサーバ20に登録要求メッセージ102を送信し、SIPサーバ20は、登録成功メッセージ103を返送する。
次に、IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、相手先端末であるIP電話端末10−2と通話したい場合、IP電話端末10−2の電話番号を含む発信要求メッセージ(INVITE)104をSIPサーバ20に対して送信する。
発信要求メッセージ104に応じてSIPサーバ20は、予め登録されている各IP電話端末の端末情報を参照して、発信要求メッセージ104に含まれる相手先端末の電話番号に対応するネットワークアドレスを検索し、そのアドレスを用いて相手先端末であるIP電話端末10−2に発信要求メッセージ105を転送する。
発信要求メッセージ105を受けたIP電話端末10−2が応答すると、IP電話端末10−2の呼制御部16BからSIPサーバ20に対して応答メッセージ106が返送される。
SIPサーバ20は、応答メッセージ106をIP電話端末10−1に応答メッセージ107として転送する。こうして、IP電話端末10−1とIP電話端末10−2との間でIP網50を介したVoIP音声通話が開始される。
次に、IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、応答メッセージ107を受信したときに、内部のヘルスチェックタイマ(不図示)をカウント値0に設定して、ヘルスチェックタイマのカウントを開始する(図2ステップS1)。ヘルスチェック部16Dは、IP電話端末10−2との通話中(ステップS2)、ヘルスチェックタイマの値が所定値を経過したかどうかを判定する(ステップS3)。
そして、IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、ヘルスチェックタイマの値が所定値を経過した場合(ステップS3においてYES)、接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージ(INVITE)108をSIPサーバ20に送信する(ステップS4)。
SIPサーバ20は、受信したヘルスチェックメッセージ108をIP電話端末10−2にヘルスチェックメッセージ109として転送する。
IP電話端末10−2のヘルスチェック部16Dは、ヘルスチェックメッセージ109を受信すると(図3ステップS20においてYES)、SIPサーバ20に対して応答メッセージ110を返送する(ステップS21)。
SIPサーバ20は、応答メッセージ110をIP電話端末10−1に応答メッセージ111として転送する。
IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、応答メッセージ111を正常に受信した場合(ステップS5においてYES)、ヘルスチェックタイマをカウント値0に再設定し(ステップS6)、ステップS3に戻ってヘルスチェックタイマのカウントを再び開始する。
こうして、図2のステップS3〜S6の処理が繰り返され、図4に示すようにヘルスチェックメッセージ112が所定時間毎に送信される。
ここで、SIPサーバ20の異常動作により、ヘルスチェックの応答メッセージが戻ってこない場合、ステップS5において判定NOとなり、IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、SIPサーバ20との通信が不可であると判断する。
SIPサーバ20との通信が不可となった場合、IP電話端末10−1のサーバ管理部16Cは、SIPサーバ20の他に利用可能なSIPサーバが存在するかどうかを判定する(図2ステップS7)。本実施の形態では、利用可能なサーバはSIPサーバ20のみである。
SIPサーバ20との通信が不可で、他に利用可能なSIPサーバも無い場合、IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、通信I/F部11を介してIP電話端末10−2に対して継続要求メッセージ(INVITE)113を送信する(ステップS8)。このとき、呼制御部16Bは、発信要求メッセージ104に含まれる相手先情報をそのまま継続要求メッセージ113に記述すると共に、発信要求メッセージ104に含まれるSDP(Session Description Protocol)フィールドと同じ内容を継続要求メッセージ113のSDPフィールドに記述する。具体的には、発信要求メッセージ104のSDPフィールドに含まれる発信元IPアドレス(IP電話端末10−1のIPアドレス)と音声ポート番号とを、そのまま継続要求メッセージ113のSDPフィールドに格納する。なお、SDPについては、例えば文献「Request for Comments: 4566,“SDP: Session Description Protocol”,Network Working Group,July 2006,The Internet Society」に開示されている。
IP電話端末10−2の呼制御部16Bは、IP電話端末10−1からメッセージ113を受信すると(図3ステップS22においてYES)、このメッセージ113のSDPフィールドの内容を確認する(ステップS23,S24)。そして、呼制御部16Bは、メッセージ113のSDPフィールドに含まれる発信元IPアドレスと音声ポート番号とが、それぞれ現在の通話に関わるSDPの発信元IPアドレスと音声ポート番号(発信要求メッセージ105から取得した発信元IPアドレスと音声ポート番号)とに一致する場合、メッセージ113を継続要求メッセージであると判定し、IP電話端末10−1との現在の通話を継続し、応答メッセージ114をIP電話端末10−1に返送する(ステップS25)。
なお、メッセージ113のSDPフィールドに含まれる発信元IPアドレスと音声ポート番号のうち少なくとも一方が、現在の通話に関わるSDPの発信元IPアドレスと音声ポート番号とに一致しない場合、メッセージ113は現在の通話を継続するための継続要求メッセージではなく、新規の発信要求メッセージである。この場合、IP電話端末10−2の呼制御部16Bは、メッセージ113を新規の着信として扱う(ステップS26)。
IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、応答メッセージ114を正常に受信した場合(図2ステップS9においてYES)、ヘルスチェックタイマをカウント値0に再設定し(ステップS10)、ステップS3に戻ってヘルスチェックタイマのカウントを再び開始する。
また、IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、応答メッセージ114を受信できなかった場合(ステップS9においてNO)、IP電話端末10−2との通話を切断する(ステップS11)。
以上のように、本実施の形態では、ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、発信側IP電話端末10−1が、継続要求メッセージを相手先端末10−2に送信するようにしたので、通話を管理しているSIPサーバ20に異常が発生した場合であっても、相手先端末10−2との通話の継続性を高めることができる。継続要求メッセージの内容は、宛先IPアドレスが相手先端末10−2のアドレスに変わるだけで、その他の内容は発信要求メッセージと同様である。したがって、IP電話端末の構成を大幅に変更する必要はなく、SIPの手順を利用して相手先端末10−2に継続要求メッセージを処理させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、利用可能なSIPサーバが1台の場合について説明したが、本実施の形態では、利用可能なSIPサーバが複数台存在する場合について説明する。図5は本発明の第2の実施の形態に係るIP電話システムの構成を示すブロック図であり、図1と同様の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態では、利用可能なSIPサーバが20−1と20−2の2台存在する。
図6は本実施の形態のIP電話システムの動作を示すシーケンス図である。以下、図2、図3、図6を用いて本実施の形態のIP電話システムの動作を説明する。
まず、IP電話端末10−1の端末登録部16Aは、通信I/F部11を介してSIPサーバ20−1に登録要求メッセージ(Regist)200を送信する。SIPサーバ20−1は、受信した登録要求メッセージ200に含まれる端末情報に応じて所定の処理を行い、IP電話端末10−1に登録成功メッセージ201を返送する。
同様に、IP電話端末10−2の端末登録部16Aは、SIPサーバ20−1に登録要求メッセージ202を送信し、SIPサーバ20−1は、登録成功メッセージ203を返送する。
続いて、IP電話端末10−1の端末登録部16Aは、SIPサーバ20−2に登録要求メッセージ204を送信し、SIPサーバ20−2は、登録成功メッセージ205を返送する。同様に、IP電話端末10−2の端末登録部16Aは、SIPサーバ20−2に登録要求メッセージ206を送信し、SIPサーバ20−2は、登録成功メッセージ207を返送する。
こうして、本実施の形態では、2台のSIPサーバ20−1,20−2に対して端末登録処理を行う。
次に、IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、IP電話端末10−2と通話したい場合、発信要求メッセージ(INVITE)208をSIPサーバ20に送信する。図6の発信要求メッセージ208,209の送信処理と応答メッセージ210,211の返送処理は、図4の発信要求メッセージ104,105の送信処理と応答メッセージ106,107の返送処理と同様なので、説明は省略する。
次に、IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、SIPサーバ20−1から応答メッセージ211を受信したときに、ヘルスチェックタイマをカウント値0に設定して、ヘルスチェックタイマのカウントを開始する(図2ステップS1)。図2のステップS1〜S6の処理と、ステップS4によるヘルスチェックメッセージ212,213,216の送信処理と応答メッセージ214,215の返送処理は、第1の実施の形態と同様なので、説明は省略する。
SIPサーバ20−1の異常動作により、ヘルスチェックの応答メッセージが戻ってこない場合(ステップS5においてNO)、IP電話端末10−1のサーバ管理部16Cは、SIPサーバ20−1の他に利用可能なSIPサーバが存在するかどうかを判定する(ステップS7)。
ここでは、他に利用可能なSIPサーバとしてSIPサーバ20−2が存在する。そこで、IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、サーバ管理部16Cの判定結果に従って、現在の通話を継続するための継続要求メッセージ(INVITE)217をSIPサーバ20−2に送信する(ステップS12)。
第1の実施の形態と同様に、IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、発信要求メッセージ208のSDPフィールドに含まれる発信元IPアドレスと音声ポート番号とを、そのまま継続要求メッセージ217のSDPフィールドに格納する。
SIPサーバ20−2は、継続要求メッセージ217を発信要求メッセージと同様に処理し、IP電話端末10−2に継続要求メッセージ218として転送する。
IP電話端末10−2の呼制御部16Bは、受信したメッセージ218のSDPフィールドの内容を確認し(図3ステップS23,S24)、メッセージ218のSDPフィールドに含まれる発信元IPアドレスと音声ポート番号とが、それぞれ現在の通話に関わるSDPの発信元IPアドレスと音声ポート番号(発信要求メッセージ209から取得した発信元IPアドレスと音声ポート番号)とに一致する場合、メッセージ218が継続要求メッセージであると判定し、IP電話端末10−1との現在の通話を継続し、応答メッセージ219をSIPサーバ20−2に返送する(ステップS25)。
SIPサーバ20−2は、応答メッセージ219をIP電話端末10−1に応答メッセージ220として転送する。
IP電話端末10−1のヘルスチェック部16Dは、応答メッセージ220を正常に受信した場合(図2ステップS12においてYES)、ヘルスチェックタイマをカウント値0に再設定し(ステップS6)、ステップS3に戻ってヘルスチェックタイマのカウントを再び開始する。
また、IP電話端末10−1のサーバ管理部16Cは、応答メッセージ220を受信できなかった場合(ステップS12においてNO)、SIPサーバ20−1,20−2の他に利用可能なSIPサーバが存在するかどうかを判定する(ステップS7)。SIPサーバ20−1,20−2の他に利用可能なサーバは存在しないので、ステップS8に進み、第1の実施の形態で説明した処理が行われる。
以上のように、本実施の形態では、ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、発信側IP電話端末10−1が、継続要求メッセージを他の利用可能なSIPサーバ20−2に送信するようにしたので、通話を管理しているSIPサーバ20−1に異常が発生した場合であっても、相手先端末10−2との通話の継続性を高めることができる。継続要求メッセージの内容は、宛先IPアドレスがSIPサーバ20−2のアドレスに変わるだけで、その他の内容は発信要求メッセージと同様である。したがって、SIPサーバ20−2の構成を変更することなく、SIPの手順でSIPサーバ20−2に継続要求メッセージを処理させることができる。
なお、第1、第2の実施の形態では、発信側IP電話端末10−1がヘルスチェックメッセージと継続要求メッセージを送信するようにしているが、これに限るものではなく、着信側IP電話端末10−2がヘルスチェックメッセージと継続要求メッセージを送信する場合も有り得る。発信側IP電話端末10−1と着信側IP電話端末10−2のうちどちらがヘルスチェックメッセージを送信するかは、通話を管理しているSIPサーバが決定する。したがって、ヘルスチェックメッセージを送信する端末として決定されたIP電話端末が継続要求メッセージも送信することになる。
着信側IP電話端末10−2の呼制御部16Bは、継続要求メッセージを送信する場合、相手先端末である発信側IP電話端末10−1に関する相手先情報を継続要求メッセージに記述すると共に、受信した発信要求メッセージ105,209に含まれるSDPフィールドと同じ内容を継続要求メッセージのSDPフィールドに記述する。具体的には、発信要求メッセージ105,209のSDPフィールドに含まれる発信元IPアドレス(IP電話端末10−1のIPアドレス)と音声ポート番号とを、そのまま継続要求メッセージのSDPフィールドに格納する。
発信側IP電話端末10−1の呼制御部16Bは、メッセージを受信すると、このメッセージのSDPフィールドの内容を確認し、SDPフィールドに含まれる発信元IPアドレスと音声ポート番号とが、それぞれ現在の通話に関わるSDPの発信元IPアドレスと音声ポート番号(発信要求メッセージ104,208に記述した発信元IPアドレスと音声ポート番号)とに一致する場合、受信したメッセージを継続要求メッセージであると判定し、IP電話端末10−2との現在の通話を継続し、応答メッセージをIP電話端末10−2に返送する。
なお、IP電話端末10−1,10−2がコンピュータからなる場合、このコンピュータのCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、IP電話システムに適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るIP電話システムの構成を示すブロック図である。 図1のIP電話システムにおける発信側IP電話端末の動作を示すフローチャートである。 図1のIP電話システムにおける着信側IP電話端末の動作を示すフローチャートである。 図1のIP電話システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態に係るIP電話システムの構成を示すブロック図である。 図5のIP電話システムの動作を示すシーケンス図である。 従来のIP電話システムの構成を示すブロック図である。 図7のIP電話システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10−1,10−2…IP電話端末、11…通信I/F部、12…音声処理部、13…表示部、14…操作入力部、15…記憶部、15A…呼制御情報、15B…サーバ情報、15P…プログラム、16…制御部、16A…端末登録部、16B…呼制御部、16C…サーバ管理部、16D…ヘルスチェック部、20,20−1,20−2…SIPサーバ、30…ゲートウェイ、40−1,40−2…アクセス回線、50…IP網、60…公衆電話網。

Claims (9)

  1. IP網に接続された呼制御サーバによる呼制御に基づき、IP電話端末間で前記IP網を介した音声通話を行うIP電話システムにおいて、
    各IP電話端末は、
    所望の着信側IP電話端末へ発信する際、呼制御サーバへ着信側IP電話端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、前記呼制御サーバからの返答に基づき着信側IP電話端末と音声通話を開始する呼制御手段と、
    発信側IP電話端末又は着信側IP電話端末として相手先端末と通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に前記呼制御サーバを介して相手先端末に送信するヘルスチェック手段と、
    前記ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先端末に関する相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御手段と、
    前記ヘルスチェックメッセージを送信した相手先端末との通話中に受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが前記継続要求メッセージである場合に、相手先端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定手段を備えることを特徴とするIP電話システム。
  2. 請求項1記載のIP電話システムにおいて、
    前記通話継続制御手段は、前記通話中に利用している呼制御サーバの他に利用可能な呼制御サーバが存在しない場合に、前記所定の通信相手として現在通話中の相手先端末に前記継続要求メッセージを送信することを特徴とするIP電話システム。
  3. 請求項1記載のIP電話システムにおいて、
    前記通話継続制御手段は、前記通話中に利用している呼制御サーバの他に利用可能な呼制御サーバが存在する場合に、前記所定の通信相手として他の呼制御サーバに前記継続要求メッセージを送信し、
    前記他の呼制御サーバは、受信した継続要求メッセージの送信元と通話中の相手先端末に前記受信した継続要求メッセージを転送し、
    この相手先端末の判定手段は、前記他の呼制御サーバを介して前記継続要求メッセージを受信することを特徴とするIP電話システム。
  4. 請求項1記載のIP電話システムにおいて、
    前記通話継続制御手段は、前記発信要求メッセージと同じSDP(Session Description Protocol)の内容を含む前記継続要求メッセージを生成し、
    前記判定手段は、通話中に受信したメッセージのSDPの内容と通話開始前に送受信した前記発信要求メッセージのSDPの内容とを比較して、前記通話中に受信したメッセージが前記継続要求メッセージかどうかを判定することを特徴とするIP電話システム。
  5. IP網に接続された呼制御サーバによる呼制御に基づき、他のIP電話端末と前記IP網を介した音声通話を行うIP電話端末において、
    所望の着信側IP電話端末へ発信する際、呼制御サーバへ着信側IP電話端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、前記呼制御サーバからの返答に基づき着信側IP電話端末と音声通話を開始する呼制御手段と、
    発信側IP電話端末又は着信側IP電話端末として相手先端末と通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に前記呼制御サーバを介して相手先端末に送信するヘルスチェック手段と、
    前記ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先端末に関する相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御手段と、
    前記ヘルスチェックメッセージを送信した相手先端末との通話中に受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが前記継続要求メッセージである場合に、相手先端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定手段とを備えることを特徴とするIP電話端末。
  6. 請求項5記載のIP電話端末において、
    前記通話継続制御手段は、前記通話中に利用している呼制御サーバの他に利用可能な呼制御サーバが存在しない場合に、前記所定の通信相手として現在通話中の相手先端末に前記継続要求メッセージを送信することを特徴とするIP電話端末。
  7. 請求項5記載のIP電話端末において、
    前記通話継続制御手段は、前記通話中に利用している呼制御サーバの他に利用可能な呼制御サーバが存在する場合に、前記所定の通信相手として他の呼制御サーバに前記継続要求メッセージを送信し、
    前記判定手段は、前記他の呼制御サーバを介して前記継続要求メッセージを受信することを特徴とするIP電話端末。
  8. 請求項5記載のIP電話端末において、
    前記通話継続制御手段は、前記発信要求メッセージと同じSDPの内容を含む前記継続要求メッセージを生成し、
    前記判定手段は、通話中に受信したメッセージのSDPの内容と通話開始前に送受信した前記発信要求メッセージのSDPの内容とを比較して、前記通話中に受信したメッセージが前記継続要求メッセージかどうかを判定することを特徴とするIP電話端末。
  9. IP網に接続された呼制御サーバによる呼制御に基づき、他のIP電話端末と前記IP網を介した音声通話を行うIP電話端末としてコンピュータを機能させるIP電話端末プログラムであって、
    所望の着信側IP電話端末へ発信する際、呼制御サーバへ着信側IP電話端末に関する相手先情報を含む発信要求メッセージを送信し、前記呼制御サーバからの返答に基づき着信側IP電話端末と音声通話を開始する呼制御ステップと、
    発信側IP電話端末又は着信側IP電話端末として相手先端末と通話中に接続の有効性を確認するヘルスチェックメッセージを所定時間毎に前記呼制御サーバを介して相手先端末に送信するヘルスチェックステップと、
    前記ヘルスチェックメッセージに対する応答がない場合に、相手先端末に関する相手先情報を含む継続要求メッセージを所定の通信相手に送信する通話継続制御ステップと、
    前記ヘルスチェックメッセージを送信した相手先端末との通話中に受信したメッセージの内容を確認し、このメッセージが前記継続要求メッセージである場合に、相手先端末との現在の通話を継続すべきと判定する判定ステップとを、コンピュータに実行させることを特徴とするIP電話端末プログラム。
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