JP2006177375A - 液体動圧軸受、モータ、および記録媒体駆動装置 - Google Patents

液体動圧軸受、モータ、および記録媒体駆動装置 Download PDF

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廣光 後藤
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Abstract

【課題】軸体支持部との隙間に充填された液体の動圧により軸体を回転自在に支持する液体動圧軸受において、オイル中に含まれる気泡が動圧発生部に到達することを防止できるようにする。
【解決手段】軸体3と、閉塞端を有し、前記軸体3を回転自在に収容する軸体挿入穴5aを形成した軸体支持部5と、前記軸体3と前記軸体挿入穴5aとの間に形成された隙間R3,R4に充填された液体7とを備え、前記液体7と、前記軸体3の外面13aまたは前記軸体挿入穴5aの内面22bの少なくとも一方に形成された動圧発生溝15とにより構成された動圧発生部26を備え、前記軸体挿入穴5aの閉塞端中央部、または、これに対向する前記軸体3の端面中央部のいずれかに凹部25が形成されていることを特徴とする液体動圧軸受1を提供する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸体支持部との隙間に充填された液体の動圧により軸体を回転自在に支持する液体動圧軸受、この液体動圧装置を備えたモータ、およびこのモータを備えた記録媒体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オイル、水等の液体を利用した液体動圧軸受としては、従来、軸体とスリーブ(軸体支持部)との隙間にオイルを満たして、これらが互いに接触しないように軸体を回転させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。図9に示すように、この液体動圧軸受80には、軸体81の円盤状スラスト軸受部材82の外周面およびラジアル軸受用円柱部83の端面と、スリーブ85の軸体挿入穴86の内面との各隙間R1〜R3にオイル91を集めてスラスト動圧およびラジアル動圧を発生させる動圧発生部が形成されている。これら隙間R1〜R3の各端部には、オイル溜S1〜S4が形成されている。
この液体動圧軸受80においては、軸体81が回転する際に、各隙間R1〜R3においてスラスト動圧およびラジアル動圧が発生し、これら動圧によってスリーブ85が軸体81を回転可能に支持するようになっている。この際には、オイル91が各オイル溜S1〜S4から隙間R1〜R3に供給されるため、オイル91が過度に隙間R1〜R3側に集められることを抑制している。
【0003】
軸体81が高速で回転している状態においては、軸体81を挿入するスリーブ85の軸体挿入穴86の閉塞端面86aと、この閉塞端面86aに対向する軸体81の端面83aとから形成される狭い隙間R4にあるオイル91の液圧が減少し、キャビテーション(気泡)が発生する。
また、この液体動圧軸受80を製造する際には、軸体81の外面とスリーブ85の内面との隙間の空気を排除した後にオイル91を注入するが、このオイル注入の際には、スリーブ85の軸体挿入穴86の開放端86bから最も離れて位置する隙間R4に気泡が残留する場合がある。
【0004】
【特許文献1】
特許第3184794号公報(第4−6頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の液体動圧軸受においては、スリーブ85の閉塞端面86aと軸体81の端面83aとの隙間R4にある気泡が、ラジアル動圧の発生する隙間R3に移動する場合がある。この状態において軸体81を回転させた際には、ラジアル動圧が安定しないため、軸体81が振動し、軸受特性が損なわれるという問題があった。
また、この隙間R3に到達する気泡が大きい場合には、軸体81の外周面とスリーブ85の内周面とが接触し、相互の摩擦によって軸受特性が劣化するという問題があった。
【0006】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、軸体の端面と軸体支持部の閉塞端面との隙間に存在する気泡が、動圧の発生する隙間に到達することを防止して、良好な軸受特性を維持できる液体動圧軸受を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の液体動圧軸受は、軸体と、閉塞端を有し、前記軸体を回転自在に収容する軸体挿入穴を形成した軸体支持部と、前記軸体と前記軸体挿入穴との間に形成された隙間に充填された液体とを備え、前記液体と、前記軸体外面または前記軸体挿入穴内面の少なくとも一方に形成された動圧発生溝とにより構成された動圧発生部を備え、前記軸体挿入穴の閉塞端中央部、または、これに対向する前記軸体の端面中央部のいずれかに凹部が形成されていることを特徴とする。
【0008】
この発明に係る液体動圧軸受によれば、軸体がその軸線回りに回転した場合には、動圧発生部において発生する動圧によって軸体支持部が軸体を回転可能に支持する。この際には、軸体支持部の閉塞端面と軸体の端面との隙間(以下、閉塞端面側の隙間と呼ぶ。)にある液体が動圧発生部に集められるため、この閉塞端面側の隙間における液圧が減少し、キャビテーション(気泡)が発生する。この気泡に閉塞端面側の隙間から動圧発生部に向かう液体の流れ等の力が作用しても、この気泡の移動が凹部の周縁部において妨げられるため、この気泡が動圧発生部に到達することを防止できる。
また、凹部を形成することにより、閉塞端面側の隙間に溜めることができる液体の量を増やすことができるため、動圧発生による液圧の減少を抑制し、キャビテーション(気泡)の発生を抑えることができる。さらに、凹部を形成することにより、軸体挿入穴の閉塞端面と軸体の端面との間隔が広がるため、軸体が回転する際に発生する液体の粘性抵抗が小さくなる。
【0009】
また、液体動圧軸受において、前記軸体が、軸方向中央部に鍔状に形成されたスラスト軸部と、該スラスト軸部の軸方向の両側に円柱状に形成されたラジアル軸部および支持部とを備え、前記軸体支持部が、前記軸体挿入穴の閉塞端側を形成し、前記ラジアル軸部を回転自在に挿入させる小径円筒部と、前記軸体挿入穴の開放端側を形成し、前記スラスト軸部を回転自在に挿入させる大径円筒部と、前記軸体挿入穴の開放端を塞ぐと共に、前記支持部との間にキャピラリーシールを形成するアッパープレートとを備え、前記スラスト軸部およびラジアル軸部が、それぞれ前記動圧発生部を構成し、前記凹部から前記ラジアル軸部の外周面と該外周面に対向する前記小径円筒部の内周面との隙間に向けて延びる連結溝を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明に係る液体動圧軸受によれば、軸体が回転した際には、液体が、動圧発生溝によって、ラジアル軸部の外周面と小径円筒部の内周面との隙間(以下、周面側の隙間と呼ぶ。)に集められることになる。この際には、小径円筒部の閉塞端面と軸体の端面との隙間(以下、閉塞端面側の隙間と呼ぶ。)の周縁部近傍の液圧が減少し、この周縁部においてキャビテーション(気泡)が発生する。軸体が回転している状態においては、閉塞端面側の隙間の中央部における液圧が、周面側の隙間における液圧よりも低くなるため、この気泡は、連結溝に沿って閉塞端面側の隙間の中央部に向けて移動し、凹部に収容されることになる。なお、複数の気泡が、連結溝に沿って凹部に収容された場合には、互いに連結してサイズの大きい気泡に成長する。
【0011】
また、前記ラジアル軸部の外周面と、該外周面に隣接する前記スラスト軸部の軸方向の表面とにより形成される軸体角部に対向する前記軸体挿入穴の内面により形成される挿入穴角部に、前記軸体と前記軸体支持部との隙間を広げる段部が形成されていることを特徴とする。
この発明に係る液体動圧軸受によれば、軸体が回転した際には、液体が、動圧発生溝によって、ラジアル軸部の周面側の隙間、およびスラスト軸部の表面と小径円筒部の開放端側の端面との隙間に集められることになる。この際には、軸体角部と挿入穴角部との隙間における液圧が減少するため、この隙間においてキャビテーション(気泡)が発生する。そして、この気泡に隙間から動圧発生部に向かう液体の流れ等の力が作用しても、この気泡の移動が挿入穴角部に形成された段部において妨げられるため、この気泡が動圧発生部に到達することを防止できる。
【0012】
また、この液体動圧軸受は、前記支持部、ラジアル軸部およびスラスト軸部が、一体的に形成されていることを特徴とする。
この発明に係る液体動圧軸受によれば、軸体を構成する支持部、ラジアル軸部およびスラスト軸部が一体的に形成されているため、軸体の剛性を向上させることができる。また、軸体の剛性が向上するため、スラスト軸部の径寸法を大きくして、スラスト軸部において発生する軸方向の動圧を容易に高くすることができ、軸体が軸線方向に振動することを容易に防止できる。
【0013】
また、本発明に係るモータは、前記液体動圧軸受と、前記軸体支持部に対して前記軸体を回転させる駆動手段とを備えていることを特徴とする。
この発明に係るモータによれば、駆動手段の駆動力により軸体が回転しても、閉塞端面側の隙間において発生した気泡が動圧発生部に到達しないため、液体動圧軸受の軸受特性に起因するモータの回転特性が変化しない。したがって、軸体を安定して回転させることができる。
【0014】
また、本発明に係る記録媒体駆動装置は、前記モータを備えると共に、前記軸体に薄板状の記録媒体を回転自在に支持するハブが取り付けられていることを特徴とする。
この発明に係る記録媒体駆動装置によれば、記録媒体を回転させた際に発生した気泡が閉塞端面側の隙間から動圧発生部に到達しないため、軸体が安定して回転し、記録媒体に記録を書き込む際、もしくは、記録媒体から記録を読み出す際の不具合を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1から図4はこの発明に係る第1の実施形態を示す図である。この実施の形態に係る液体動圧軸受は、薄板の円盤状に形成された磁気記録媒体等のディスク型記録媒体を回転させる記録媒体駆動装置に適用したものである。図1に示すように、記録媒体駆動装置60は、液体動圧軸受1と、ディスク型記録媒体55を固定するハブ31と、このハブ31を回転させる駆動手段40とを備えている。
液体動圧軸受1は、図2に示すように、断面略十字型の円柱状に形成された軸体3と、軸体3を回転自在に収容する断面略十字型の軸体挿入穴5aを有するスリーブ(軸体支持部)5と、軸体挿入穴5aと軸体3との隙間に充填されたオイル(液体)7とを備えている。
【0016】
軸体3は、軸方向の中央部に鍔状に形成されたスラスト軸部9と、その中心軸線A1方向の両側に突出する略円柱状の支持部11およびラジアル軸部13とを備えている。この軸体3は、旋削加工により形成されており、スラスト軸部9、支持部11およびラジアル軸部13が一体的に形成されている。
ラジアル軸部13の外周面(外面)13aには、ヘリンボーンと呼ばれる形状の動圧発生溝15が複数形成されている。また、スラスト軸部9の表面(外面)9aおよび裏面(外面)9bには、スパイラル形状の動圧発生溝(図示せず)が複数形成されている。
【0017】
これら動圧発生溝は、軸体3を中心軸線A1回りに回転させた際に、オイル7を集めて動圧を発生させ、スリーブ5により軸体3を回転可能に支持するものである。すなわち、ラジアル軸部13の動圧発生溝15において発生するオイル7の動圧が軸体3の径方向の軸受の役割を果たし、スラスト軸部9の動圧発生溝において発生するオイル7の動圧が軸体3の中心軸線A1方向の軸受の役割を果たしている。これらオイル7および動圧発生溝により動圧発生部26が構成されている。
【0018】
また、スラスト軸部9の半径方向内側の周縁部には、表面9aおよび裏面9bから中心軸線A1方向に没する凹部が形成され、ラジアル軸部13の中心軸線A1方向のうちスラスト軸部9側に位置する端部には、外周面13aから半径方向内方に没する凹部が形成されている。これら凹部は、動圧発生部26にオイル7が集められてもオイル切れが生じないようにするためのオイル溜S1,S2を構成している。
【0019】
スリーブ5は、軸体挿入穴5aを有する有底円筒状のスリーブ本体17と、軸体3の支持部11を突出させた状態で、軸体3との間に隙間を空けてスリーブ本体17の開放端を塞ぐアッパープレート19とから構成されている。そして、スリーブ本体17は、小径円筒部21および大径円筒部23を備えており、旋削加工により小径円筒部21と大径円筒部23とを一体的に形成したものである。
小径円筒部21は、軸体挿入穴5aのうち閉塞端側を形成する穴22を有しており、この穴22にはラジアル軸部13を挿入できるようになっている。なお、軸体3が回転した際には、この穴22の内周面22bとラジアル軸部13の外周面13aとの隙間R3にオイル7が集められて動圧が発生する。
【0020】
図3に示すように、ラジアル軸部13の端面13bに対向する穴22の閉塞端面(内面)22aの中央部には、中心軸線A1方向に没する凹部25が形成されている。また、閉塞端面22aには、凹部25の周縁部から閉塞端面22aの周縁部まで半径方向外方に延びる連結溝27が複数形成されている。この連結溝27の深さや幅は、凹部の深さ寸法よりも浅くかつ小さい寸法となっている。
大径円筒部23は、図2に示すように、軸体挿入穴5aのうち開放端側を形成する貫通孔24を有しており、この貫通孔24にはスラスト軸部9を挿入できるようになっている。
【0021】
なお、閉塞端面22aの中央部に凹部25を形成した場合には、スリーブ5の軸体挿入穴5aの加工が容易となる。すなわち、軸体挿入穴5aを形成する場合には、スリーブ5を中心軸線A1回りに回転させながら、正面削りにより閉塞端面22aを形成するが、閉塞端面22aの中央部における切削速度は小さくなるため、閉塞端面22aを精度よく仕上げることが困難となる。これに対して、凹部25を予め形成した場合には、閉塞端面22aは、凹部25の周縁部のみに形成すればよいため、閉塞端面22aを精度よく仕上げることが容易となる。
【0022】
アッパープレート19は、略円盤状に形成されており、その中心軸線A1方向に支持部11を挿入するための貫通孔20が形成されている。この貫通孔20は、小径円筒部21の穴22および大径円筒部23の貫通孔24と共に軸体挿入穴5aを構成している。また、このアッパープレート19と支持部11との間にはキャピラリーシールが施されており、このキャピラリーシールにより軸体3と軸体挿入穴5aとの隙間からオイル7が漏出しないようになっている。
なお、軸体3が回転した際には、スラスト軸部9の表面9aと、この表面9aに対向するアッパープレート19の裏面(内面)19aとの隙間R1、およびスラスト軸部9の裏面9bと、この裏面9bに対向する小径円筒部21の軸方向の端面(内面)21aとの隙間R2に、オイル7が集められて動圧が発生する。
【0023】
ハブ31は、図1に示すように、略円盤状に形成された底壁部33と、この底壁部33の周縁から中心軸線A1方向に突出する略円筒状の円筒壁部35とから構成されている。底壁部33の中央部には、貫通孔33aが形成されており、この貫通孔33aは、軸体3の支持部11のうち、軸体挿入穴5aの外方に突出する端部11aを嵌め込むためのものである。この貫通孔33aに支持部11を嵌め込んだ状態においては、ハブ31が液体動圧軸受1に覆い被さるように配置されている。
【0024】
駆動手段40は、円環状の永久磁石42と、この永久磁石42の外周面42a側に対向する位置に配されたコア44およびコイル46とを備えている。永久磁石42は、ハブ31の円筒壁部35の外周面35aに固定されている。コア44は、浅底の円筒状に形成されたステータ51の内周面51aに固定されている。ここで、ステータ51とは、スリーブ5と一体的に固定されるものである。すなわち、ステータ51の底壁部51bの中央部には、穴51cが形成されており、この穴51cにスリーブ5の閉塞端側を嵌め込むことにより、スリーブ5とステータ51とが相互に固定される。
軸体3およびハブ31は、コア44およびコイル46において発生させた交番磁界を永久磁石42に作用させることにより、スリーブ5およびステータ51に対して回転するようになっている。これら液体動圧軸受1および駆動手段40によりモータ45が構成されている。
【0025】
また、ハブ31の底壁部33の周縁には、ディスク型記録媒体55を支持するための段部33bが形成されている。この段部33bにディスク型記録媒体55の中央に形成された中央孔55aを嵌め込むことにより、ディスク型記録媒体55が、軸体3およびハブ31と共に中心軸線A1回りに回転することができるようになっている。
この段部33bを備えたハブ31およびモータ45により記録媒体駆動装置60が構成されることになる。
【0026】
次に、液体動圧軸受1の作用について以下に説明する。
軸体3が、モータ45の駆動力により中心軸線A1回りに回転する際には、動圧発生溝において発生する動圧によってスリーブ5が軸体3を回転可能に支持する。この動圧の発生の際には、動圧発生部26のある隙間R3にオイル7が集められるため、隙間R3の周囲におけるオイル7の液圧が減少し、図4に示すように、小径円筒部21の閉塞端面22aとラジアル軸部13の端面13bとの隙間R4、および隙間R4の周縁部近傍においてキャビテーション(気泡)71,72が発生する。
【0027】
軸体3が回転している状態においては、閉塞端面22a側の隙間R4の中央部におけるオイル7の液圧が、動圧発生部26のある隙間R3におけるオイル7の液圧よりも低くなる。このため、隙間R4の周縁部近傍において発生した気泡71は、連結溝27に沿って液圧の低い隙間R4の中央部に移動し、凹部25に収容されることになる。なお、凹部25に収容された気泡71は、他の気泡71,72と合体してサイズの大きいものに成長する。
そして、これら気泡71,72が、ラジアル軸部13の端面13bから連結溝27の底面までの長さ寸法よりも大きいサイズのものになった場合には、閉塞端面22a側の隙間R4から動圧発生部26のある隙間R3に向かうオイル7の流れ等の力が作用しても、これら気泡71,72の移動が凹部25の周縁部において妨げられるため、これら気泡71,72が動圧発生部26のある隙間R3に到達することはない。
【0028】
上記のように、液体動圧軸受1によれば、隙間R4およびその周縁部近傍において発生した気泡71,72が、動圧発生部26に到達することを防止できるため、軸体3のふれを防止して、液体動圧軸受1の軸受特性の劣化を防止できる。また、隙間R4の中央部に凹部25を形成することにより、隙間R4の中央部の空間が拡大するため、オイル溜S1,S2と同様に、隙間R4の中央部におけるオイル切れおよび気泡の発生を抑制できると共に、軸体3が回転する際に発生するオイル7の粘性抵抗が小さくなり、小さいエネルギーで軸体3を効率的に回転させることができる。
さらに、スラスト軸部9、支持部11およびラジアル軸部13を一体的に形成することにより、軸体3の剛性を向上させて液体動圧軸受1の信頼性向上を図ることができると共に、スラスト軸部11の径寸法を大きくして、スラスト軸部11において発生する動圧を容易に高くすることができ、軸体3が中心軸線A1方向に振動することを容易に防止できる。
【0029】
また、この液体動圧軸受1をモータ45に適用した場合には、隙間R4およびその周縁部近傍において発生した気泡71,72が動圧発生部26に到達しないため、一定の駆動力で軸体3の安定した回転を実現でき、駆動手段40の駆動力の制御が容易となると共に、駆動力に要する消費電力の省力化を容易に図ることができる。
【0030】
さらに、このモータ45を記録媒体駆動装置60に適用した場合には、軸体3を安定して回転させることができるため、ディスク型記録媒体55に記録を書き込む際、もしくは、ディスク型記録媒体55から記録を読み出す際の不具合を防止することができる。
【0031】
次に、図5は、この発明に係る第2の実施形態を示しており、この図に示す実施形態は、図1から図4に示す流体動圧軸受1と基本的構成が同一であるが、スリーブ5の小径円筒部21の形状に関して異なっている。ここでは、図5において、小径円筒部21について説明し、図1から図4の構成要素と同一の部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
図5(a)に示すように、小径円筒部21に形成された穴22の開放端側の周縁部(挿入穴角部)には、段部28aが形成されている。この段部28aは、スラスト軸部9の半径方向内側の周縁部に位置する裏面9b、およびスラスト軸部9側に位置するラジアル軸部13の中心軸線A1方向端部の外周面13aに形成された凹部28b,28cと共にオイル溜S2を構成している。したがって、このオイル溜S2は、動圧発生部26のある隙間R2,R3よりも広く形成されることになる。
【0032】
この構成において、軸体3が中心軸線A1回りに回転した場合には、動圧発生部26のある隙間R2,R3にオイル7が集められるため、図5(b)に示すように、オイル溜S2におけるオイル7の液圧が減少し、このオイル留S2においてキャビテーション(気泡)73が発生する。そして、この気泡73が、オイル溜S2から動圧発生部26のある隙間R2,R3に向かうオイル7の流れ等の力が作用しても、この気泡73の移動が段部28aおよび凹部28b,28cにおいて妨げられるため、この気泡73が動圧発生部26に到達することを防止できる。
なお、オイル溜S2は動圧発生部26のある隙間R2,R3よりも大きく形成されているため、このオイル溜S2において発生した気泡73は、動圧発生部26のある隙間R2,R3よりも大きく成長することができる。
【0033】
上記のように、この液体動圧軸受1によれば、段部28aおよび凹部28b,28c形成することにより、オイル溜S2にある気泡73が、動圧発生部26に到達することを防止できるため、軸体3のふれを防止して、液体動圧軸受1の軸受特性の劣化を防止できる。
なお、この第2の実施形態においては、オイル溜S2を構成するために段部28aおよび凹部28b,28cを形成するとしたが、これに限ることはなく、少なくとも段部28aまたは凹部28b,28cのいずれか一方が形成されていればよい。したがって、例えば段部28aのみを形成するとしてもよい。
【0034】
また、これら第1、第2の実施形態においては、連結溝27を半径方向外方に延びる形状に形成するとしたが、これに限ることはなく、少なくとも凹部25の周縁部から閉塞端面22aの周縁部に到達する形状に形成すればよい。したがって、連結溝27は、例えば、図6に示すように、凹部25の周縁部から閉塞端面22aの周縁部に到達するスパイラル形状としてもよい。ただし、この凹部25の周縁部からスパイラル状に形成される連結溝27の形成方向は、軸体3の回転方向Dと逆向きであることが好ましい。
また、連結溝27を閉塞端面22aの周縁部に到達させるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも隙間R3に到達していればよい。したがって、連結溝27を凹部25の周縁部から閉塞端面22aの周縁部の手前まで形成するとしてもよい。
【0035】
さらに、連結溝27を凹部25と共に閉塞端面22aに形成するとしたが、これに限ることはなく、例えば、図7に示すように、閉塞端面22aに対向するラジアル軸部13の端面13bに形成するとしてもよい。この構成の場合には、隙間R4の周縁部近傍において発生した気泡71が容易に凹部25に収容できるように、連結溝27の半径方向内方側の端部を凹部25の周縁部と中心軸線A1方向に重なる位置に形成することが好ましい。また、連結溝27の端部と凹部25の周縁部とが重なる領域や、連結溝27の底面27aから凹部25の底面25aまでの長さ寸法は、動圧発生部26に到達させたくない気泡のサイズよりも小さいことが好ましい。
また、凹部25を閉塞端面22aの中央部に形成するとしたが、これに限ることはなく、閉塞端面22aに対向するラジアル軸部13の端面13bの中央部に形成するとしてもよい。また、これら閉塞端面22aおよび端面13bの中央部の両方に凹部25を形成するとしてもよい。
【0036】
なお、ラジアル軸部13の端面13bの中央部に凹部25を形成した場合には、ラジアル軸部13の端面13bの加工が容易となる。すなわち、端面13bを形成する場合には、スリーブ5を中心軸線A1回りに回転させながら、正面削りにより端面13bを形成するため、端面13bを精度よく仕上げることが困難となる。これに対し、凹部25を予め形成した場合には、端面13bは、凹部25の周縁部のみに形成すればよいため、端面13bを精度よく仕上げることが容易となる。
【0037】
さらに、軸方向の動圧発生部26を構成する動圧発生溝を、スラスト軸部9の表面9aおよび裏面9bに形成するとしたが、これに限ることはなく、スラスト軸部9の表面9aおよび裏面9bに対向するアッパープレート19の裏面や小径円筒部21の軸方向端面に形成してもよい。
また、径方向の動圧発生部26を構成する動圧発生溝15を、ラジアル軸部13の外周面13aに形成するとしたが、これに限ることはなく、ラジアル軸部13の外周面13aに対向する小径円筒部21の内周面22bに形成してもよい。
【0038】
また、本実施形態においては、軸体3を、スラスト軸部9と、中心軸線A1方向の両側に突出する略円柱状の支持部11およびラジアル軸部13とから構成するとしたが、これに限ることはなく、例えば、図8に示すように、スラスト軸部9の表面9aからスリーブ5の開放端に向けてラジアル軸部13が突出するように構成してもよい。
この場合には、スラスト軸部9の裏面(外面)9bと軸体挿入穴5aの閉塞端面(内面)22aとの隙間R4のうち、中心軸線A1近傍の中央部を除く周縁部に動圧発生部26が構成されることになる。このため、軸体3がスリーブ5に対して回転した際には、隙間R4の周縁部にオイル7が集められるため、隙間R4の中央部にはキャビテーション(気泡)が発生する。そこで、凹部25をスラスト軸部9の裏面9bの中央部、もしくは軸体挿入穴5aの閉塞端面22aの中央部の少なくとも一方に形成することにより、気泡が動圧発生部26に到達することを阻止できる。
【0039】
さらに、動圧発生部26への移動を阻止する効果は、液圧の減少に伴って発生する気泡だけではなく、液体動圧軸受1の製造においてオイル7を注入する際に、隙間R4に残留する気泡に対しても有効である。
また、コア44およびコイル46は、円環状の永久磁石42の外周面42aに対向して配されるとしたが、これに限ることはなく、少なくともこれら永久磁石42、コア44およびコイル46により軸体3およびハブ31を回転させる駆動手段40が構成されていればよい。したがって、コア44およびコイル46は、永久磁石42の内周面側に対向する位置に配されるとしてもよい。この構成の場合には、永久磁石42をハブ31の内周面側に固定し、この内周面に対向するスリーブ5の外周面にコア44およびコイル46を固定すればよい。
【0040】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、凹部および連結溝を形成したり、段部を形成することによって、閉塞端面側の隙間およびその周縁部近傍にある気泡や、挿入穴角部に位置する隙間にある気泡が、動圧発生部に到達することを防止できるため、軸体のふれを防止して、液体動圧軸受の軸受特性の劣化を防止できる。また、凹部を形成することによって、軸体が回転する際に発生する液体の粘性抵抗が小さくなるため、小さいエネルギーで軸体を効率的に回転させることができる。
さらに、軸体を一体的に形成することにより、軸体の剛性が向上するため、液体動圧軸受の信頼性向上を図ることができると共に、スラスト軸部の直径寸法を大きくして、軸体が軸線方向に振動することを容易に防止できる。
【0042】
また、この液体動圧軸受をモータに設けた場合には、一定の駆動力で軸体の安定した回転を実現できるため、駆動手段の駆動力の制御が容易となると共に、駆動力に要するエネルギーの省力化を容易に図ることができる。
【0043】
さらに、この液体動圧軸受を記録媒体駆動装置に設けた場合には、軸体を安定して回転させることができるため、記録媒体に記録を書き込む際、もしくは、記録媒体から記録を読み出す際の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態に係る記録媒体駆動装置を示す断面図である。
【図2】 図1の記録媒体駆動装置において、液体動圧軸受を示す拡大断面図である。
【図3】 図2の液体動圧軸受の要部を示しており、(a)は、軸体挿入穴の閉塞端面に形成された凹部および連結溝を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のA−A矢視断面図である。
【図4】 図2の液体動圧軸受において、軸体の端面と軸体挿入穴の閉塞端面との隙間に発生する気泡の挙動を示す模式図である。
【図5】 この発明の第2の実施形態に係る記録媒体駆動装置の液体動圧軸受を示しており、(a)は、拡大断面図であり、(b)は、オイル溜に気泡が発生した状態を示す拡大断面図である。
【図6】 他の実施形態に係る記録媒体駆動装置の液体動圧軸受において、軸体挿入穴の閉塞端面に形成された凹部および連結溝を示す拡大断面図である。
【図7】 他の実施形態に係る記録媒体駆動装置の液体動圧軸受の要部を示しており、軸体挿入穴の閉塞端面に形成された凹部および連結溝を示す拡大断面図であり、(b)は、(a)のB−B矢視断面図である。
【図8】 他の実施形態に係る記録媒体駆動装置の液体動圧軸受を示す拡大断面図である。
【図9】 従来の液体動圧軸受の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液体動圧軸受
3 軸体
5 スリーブ(軸体支持部)
5a 軸体挿入穴
7 オイル(液体)
9 スラスト軸部
9b 裏面(外面)
11 支持部
13 ラジアル軸部
13a 外周面(外面)
13b 端面
15 動圧発生溝
19 アッパープレート
21 小径円筒部
22a 閉塞端面(内面)
22b 内周面(内面)
23 大径円筒部
25 凹部
26 動圧発生部
27 連結溝
28a 段部
31 ハブ
40 駆動手段
45 モータ
55 ディスク型記録媒体(記録媒体)
60 記録媒体駆動装置
R3,R4 隙間

Claims (6)

  1. 軸体と、閉塞端を有し、前記軸体を回転自在に収容する軸体挿入穴を形成した軸体支持部と、前記軸体と前記軸体挿入穴との間に形成された隙間に充填された液体とを備え、
    前記液体と、前記軸体外面または前記軸体挿入穴内面の少なくとも一方に形成された動圧発生溝とにより構成された動圧発生部を備え、
    前記軸体挿入穴の閉塞端中央部、または、これに対向する前記軸体の端面中央部のいずれかに凹部が形成されていることを特徴とする液体動圧軸受。
  2. 前記軸体が、軸方向中央部に鍔状に形成されたスラスト軸部と、該スラスト軸部の軸方向の両側に円柱状に形成されたラジアル軸部および支持部とを備え、
    前記軸体支持部が、前記軸体挿入穴の閉塞端側を形成し、前記ラジアル軸部を回転自在に挿入させる小径円筒部と、前記軸体挿入穴の開放端側を形成し、前記スラスト軸部を回転自在に挿入させる大径円筒部と、前記軸体挿入穴の開放端を塞ぐと共に、前記支持部との間にキャピラリーシールを形成するアッパープレートとを備え、
    前記スラスト軸部およびラジアル軸部が、それぞれ前記動圧発生部を構成し、
    前記凹部から前記ラジアル軸部の外周面と該外周面に対向する前記小径円筒部の内周面との隙間に向けて延びる連結溝を備えることを特徴とする請求項1に記載の液体動圧軸受。
  3. 前記ラジアル軸部の外周面と、該外周面に隣接する前記スラスト軸部の軸方向の表面とにより形成される軸体角部に対向する前記軸体挿入穴の内面により形成される挿入穴角部に、前記軸体と前記軸体支持部との隙間を広げる段部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体動圧軸受。
  4. 前記支持部、ラジアル軸部およびスラスト軸部が、一体的に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の液体動圧軸受。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液体動圧軸受と、前記軸体支持部に対して前記軸体を回転させる駆動手段とを備えていることを特徴とするモータ。
  6. 請求項5に記載のモータを備え、前記軸体に薄板状の記録媒体を回転自在に支持するハブが取り付けられていることを特徴とする記録媒体駆動装置。
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