JPH10339320A - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JPH10339320A
JPH10339320A JP16656997A JP16656997A JPH10339320A JP H10339320 A JPH10339320 A JP H10339320A JP 16656997 A JP16656997 A JP 16656997A JP 16656997 A JP16656997 A JP 16656997A JP H10339320 A JPH10339320 A JP H10339320A
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JP
Japan
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dynamic pressure
lubricant
lubricant reservoir
pressure bearing
bearing
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Withdrawn
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JP16656997A
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English (en)
Inventor
Masamichi Hayakawa
正通 早川
Kazuji Miura
和司 三浦
Masato Gomyo
五明  正人
Hideki Kanebako
秀樹 金箱
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動圧軸受装置の焼き付き等の発生を防止し、
長寿命化を図る。 【解決手段】 動圧軸受部22a,22aの間に形成さ
れる潤滑剤溜り部33を、第1、第2の潤滑剤溜り部3
3a,33bに分けると共に、動圧軸受部22aに隣接
して第2の潤滑剤溜り部33bを設け、第2の潤滑剤溜
り部33b,33b同士の間に隣接して第1の潤滑剤溜
り部33aを設け、この時第2の潤滑剤溜り部33bを
第1の潤滑剤溜り部33aに比して気泡を発生し難く
し、気泡が発生する場合には、第1の潤滑剤溜り部33
aに発生させて滞留させるようにする一方で、第2の潤
滑剤溜り部33bを、回転時に動圧軸受部22aに必要
とされる潤滑剤8の補充量を確保し得る大きさに設定
し、第1の潤滑剤溜り部33aに気泡4が発生・滞留し
ていても、第2の潤滑剤溜り部33bから動圧軸受部2
2aへの潤滑剤8の補充を良好に行い得るように構成し
てなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸側部材と軸受側
部材との間に2つの動圧軸受部を形成し、これらの2つ
の動圧軸受部の間に潤滑剤を連続充填して相対回転可能
とした動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、モータ等の各種装置において、特
に高速回転に対応し得るようにオイル等の潤滑剤の動圧
を利用した動圧軸受装置が種々検討され提案されてい
る。この動圧軸受装置においては、固定部材側の動圧面
と回転部材側の動圧面とを対向配置すると共に、これら
両対向動圧面のうちの少なくとも一方側に動圧発生用溝
を形成し、さらに上記回転部材と固定部材との両対向面
間に所定のオイル等の潤滑剤を介在させて動圧軸受部と
し、当該動圧軸受部に介在している上記潤滑剤を、回転
部材の回転時に上記動圧発生用溝のポンピング作用によ
り昇圧することによって動圧を生ぜしめて、回転部材の
回転支持を行うようになっている。
【0003】ここで、上記動圧軸受装置においては、図
5に示されるように、動圧軸受部80,80(図5にお
いてはラジアル動圧軸受部での説明となっているがスラ
スト動圧軸受部の場合も同様)の軸受隙間(動圧面同士
の間の摺動隙間)同士の間に、対向部材に対する隙間を
拡大してなる潤滑剤溜り部81を設け、モータ回転時に
上記動圧軸受部80,80に必要とされる潤滑剤の補充
量を当該潤滑剤溜り部81に常時確保しておいて、動圧
軸受部80,80での潤滑剤の枯渇を防止し、動圧軸受
装置の長寿命化を図るようにしたものが広く知られてい
る。なお、図5において、符号83はポンピング作用を
生ぜしめるへリングボーン形状のラジアル動圧発生用溝
を示している。また、図5においては、判りやすいよう
に、軸側部材84と軸受側部材85との間の隙間は誇張
して描かれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、潤滑剤に対
する空気の溶解度は、一般に圧力に比例し、また温度の
上昇と共に徐々に減少する。ここで、上記動圧軸受部8
0,80では、使用時(回転部材の回転時)に非常な高
圧となる(例えば、場合によっては10気圧以上とな
る)ため、回転部材(軸側部材84または軸受側部材8
5の何れか一方)が連続回転すれば、いずれは飽和に達
し、その圧力での高い溶解度となって空気が溶解する。
その後、回転が停止すれば、潤滑剤は大気圧に戻るた
め、溶解空気は過飽和状態となる。この過飽和は、潤滑
剤の気液界面(潤滑剤の大気開放面)で徐々に解消され
ることになるが、上記動圧軸受部80,80間に潤滑剤
溜り部81を有している動圧軸受装置では、該潤滑剤溜
り部81で、例えば塵芥、摩耗粉等の核となり得る異物
の存在等のトリガーがあれば、気泡の発生に繋がること
になる。この間、大気圧や環境温度等の変化があれば、
より気泡が発生する畏れがある。
【0005】このようにして上記潤滑剤溜り部81に一
旦気泡が発生すると、潤滑剤の気液界面の曲率と面積が
変わらないため、発生した気泡は該潤滑剤溜り部81で
成長しやすく消滅し難く、その結果、図5に示されるよ
うに、上記潤滑剤溜り部81に、成長した気泡(仮想線
で描かれている断面楕円形状の気泡)82が滞留するこ
とになる。すると、当該潤滑剤溜り部81に溜められて
いる潤滑剤の補充量が減少してしまうため、動圧軸受部
80,80での潤滑剤が枯渇し、焼き付き等の不具合を
発生する畏れがある。
【0006】特に、気泡82が、潤滑剤溜り部81の円
周方向全体に渡って成長・滞留している場合や動圧軸受
部80,80の端部に隣接するように成長・滞留してい
る場合には、動圧軸受部80,80に対して潤滑剤の補
充(供給)が殆ど行われなくなってしまうため、上記焼
き付き等の不具合の発生が顕著となる。
【0007】因に、潤滑剤の充填時に、真空注入等の公
知の手段を講じて空気の残留をなくすようにしても、前
述のようにして潤滑剤溜り部81に気泡82が発生・滞
留するため、上記問題点は解消されない。
【0008】そこで本発明は、潤滑剤溜り部に気泡が発
生、滞留しても、潤滑剤溜り部から動圧軸受部への潤滑
剤の補充を良好に行うことができ、焼き付き等の不具合
の発生を防止することができて、長寿命化を図ることが
できる動圧軸受装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の動圧軸受装置は、軸側部材と、該軸側部
材と嵌合する軸受側部材と、を有し、前記軸側部材と前
記軸受側部材との間に2つの動圧軸受部を形成し、これ
らの2つの動圧軸受部の間に潤滑剤を連続充填して相対
回転可能とした動圧軸受装置において、前記2つの動圧
軸受部の間に、第1の潤滑剤溜り部と、この第1の潤滑
剤溜り部と前記動圧軸受部との間に位置し前記第1の潤
滑剤溜り部に比して気泡の発生し難い第2の潤滑剤溜り
部と、を設け、前記第2の潤滑剤溜り部は、回転時に前
記動圧軸受部に必要とされる前記潤滑剤の補充量が確保
される大きさに設定されていることを特徴としている。
【0010】上記目的を達成するために、請求項2の動
圧軸受装置は、請求項1に加えて、第1の潤滑剤溜り部
と第2の潤滑剤溜り部との間には、対向面側に突出し前
記第1、第2の潤滑剤溜り部の境界部となるエッジ部が
設けられ、前記第1の潤滑剤溜り部の対向部材に対する
間隔が、前記第2の潤滑剤溜り部の対向部材に対する間
隔より大きく設定されていることを特徴としている。
【0011】上記目的を達成するために、請求項3の動
圧軸受装置は、請求項1または2に加えて、2つの動圧
軸受部は、離間した2つのラジアル動圧軸受部、または
離間した2つのスラスト動圧軸受部であることを特徴と
している。
【0012】上記目的を達成するために、請求項4の動
圧軸受装置は、請求項1乃至3の何れか一つに加えて、
第1の潤滑剤溜り部及び第2の潤滑剤溜り部の少なくと
も一方は、軸線方向に対して傾斜した傾斜面部と、平行
な平行面部と、を備え、前記傾斜面部が、動圧軸受部側
に位置していることを特徴としている。
【0013】上記目的を達成するために、請求項5の動
圧軸受装置は、請求項1乃至4の何れか一つに加えて、
2つの動圧軸受部の各々の外側に、潤滑剤の液面が内部
の所定位置に位置し当該潤滑剤を保持する毛細管シール
部がそれぞれ設けられていることを特徴としている。
【0014】このような請求項1乃至5における動圧軸
受装置によれば、2つの動圧軸受部の間に形成される潤
滑剤溜り部が、第1、第2の潤滑剤溜り部に分けられる
と共に、動圧軸受部に隣接して前記第2の潤滑剤溜り部
が設けられ、第2の潤滑剤溜り部同士の間に隣接して前
記第1の潤滑剤溜り部が設けられる。この時、動圧軸受
部に隣接する前記第2の潤滑剤溜り部は、第1の潤滑剤
溜り部に比して気泡が発生し難くされているため、気泡
が発生する場合には、第2の潤滑剤溜り部に挟まれた格
好の第1の潤滑剤溜り部に発生し当該第1の潤滑剤溜り
部に滞留することになる。この時さらに、動圧軸受部に
隣接する前記第2の潤滑剤溜り部は、回転時に前記動圧
軸受部に必要とされる潤滑剤の補充量が確保される大き
さに設定されているため、第1の潤滑剤溜り部に気泡が
発生・滞留していても、第2の潤滑剤溜り部から動圧軸
受部への潤滑剤の補充が良好に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示されている本発明の実施
の形態は、所謂軸固定型のHDDスピンドルモータに本
発明を適用したものである。
【0016】当該軸固定型のHDDスピンドルモータ
は、固定部材としてのステータ組1と、このステータ組
1に対して図示上側から組み付けられた回転部材として
のロータ組2とから構成されている。このうちステータ
組1は、図示を省略した固定基台側にネジ止めされたフ
レーム11を有していると共に、このフレーム11の略
中央部分に立設された固定軸12が、図示上方に向かっ
て延在している。
【0017】また、上記フレーム11は、中空円筒状の
支持ホルダー13を有しており、この支持ホルダー13
の外周にステータコア14が嵌着され、このステータコ
ア14の突極部に対して巻線15が巻回されている。
【0018】一方、上記ロータ組2は、ハブ21を有し
ている。このハブ21は、磁気ディスク等の磁気記録媒
体を外周部に装着する略円筒形状の胴部21aを有して
いると共に、この胴部21aの内周側に、バックヨーク
21bを介して駆動マグネット21cが環状に装着され
ている。この駆動マグネット21cは、前述したステー
タコア14の外周端面に対して環状に対向するように近
接配置されている。
【0019】上記ハブ21の中心側には、略円筒形状の
軸受ホルダー部21dが形成され、この軸受ホルダー部
21dの内周には、円筒状のラジアル軸受22が装着さ
れており、このラジアル軸受22内に、上記固定軸12
が挿入配置されている。
【0020】固定軸12とラジアル軸受22との周状対
向部位には、一対のラジアル動圧軸受部22a,22a
が軸方向に並設されており、これらの両ラジアル動圧軸
受部22a,22a同士の軸方向間部分には、ラジアル
軸受22の内周面を窪ませることによって固定軸12と
の隙間を拡大してなる潤滑剤溜り部33が設けられてい
る。
【0021】この潤滑剤溜り部33は、本実施形態の特
徴をなすものであり、第1の潤滑剤溜り部33aと第2
の潤滑剤溜り部33b,33bとを有している。第2の
潤滑剤溜り部33bは、図2に拡大して示されるよう
に、上記ラジアル動圧軸受部22aに隣接して設けられ
ており、第1の潤滑剤溜り部33aは、第2の潤滑剤溜
り部33b,33b同士の間に隣接して設けられてい
る。
【0022】上記第2の潤滑剤溜り部33bは、上記ラ
ジアル動圧軸受部22aに連設し、上記固定軸12の軸
線方向に対して外方(軸線から離間する方向)に開くよ
うに傾斜した、すなわち固定軸12に対する隙間を拡大
するように傾斜した傾斜面部33cと、この傾斜面部3
3cに連設し、上記固定軸12の外周面に対して平行な
平行面部33dと、を有している。
【0023】また、上記第1の潤滑剤溜り部33aは、
上記第2の潤滑剤溜り部33bの平行面部33dに連設
し、同上軸線方向に対して外方に開くように傾斜した傾
斜面部33eと、傾斜面部33e,33eに連設し、上
記固定軸12の外周面に対して平行な平行面部33f
と、を有している。
【0024】従って、上記第1の潤滑剤溜り部33aと
第2の潤滑剤溜り部33bとの境界は、上記第2の潤滑
剤溜り部33bの平行面部33dと第1の潤滑剤溜り部
33aの傾斜面部33eとを繋ぐと共に、固定軸12側
に突出した格好となっているエッジ部33gの所であ
り、このエッジ部33gを境界として分けられた第1、
第2の潤滑剤溜り部33a,33bの固定軸12に対す
る間隔(凹設深さ)は、第2の潤滑剤溜り部33bに比
して第1の潤滑剤溜り部33aの方が大きくなってい
る。
【0025】また、上記第2の潤滑剤溜り部33b,3
3bは、モータ回転時に上記両ラジアル動圧軸受部22
a,22aに必要とされる潤滑剤の補充量が確保される
大きさに設定されている。
【0026】さらに、上記潤滑剤溜り部33及び上記ラ
ジアル動圧軸受部22a,22aにより構成される軸受
隙間には、潤滑剤8が連続して充填されており、上記潤
滑剤溜り部33の潤滑剤8により、ラジアル動圧軸受部
22a,22aにおける潤滑剤の枯渇を防止し長寿命化
を図り得るようになされている。
【0027】また、上記各ラジアル動圧軸受部22a,
22aにおける固定軸12の外周面及びこれに対向する
ラジアル軸受22の内周面は、対向動圧面として構成さ
れており、対向動圧面の少なくとも一方側に、図2に示
されているような、例えばへリングボーン形状の多数の
ラジアル動圧発生用溝22b,22bが環状に軸線方向
に並設するように凹設されている。なお、図2において
は、上記ラジアル動圧発生用溝は、ラジアル軸受22側
に形成されている。
【0028】そして、上記ハブ21の回転時に、ラジア
ル動圧発生用溝22b,22bのポンピング作用により
潤滑剤8が昇圧されて動圧が生じ、この潤滑剤8に生じ
させられた動圧によって、ハブ21(ラジアル軸受2
2)がラジアル方向に回転支持されるように構成されて
いる。
【0029】さらに、上記固定軸12の先端側(図示上
端側)の途中部分には、リング状のスラスト板16が固
着されている。このスラスト板16は、ラジアル軸受2
2の図示上側に隣接するように配置されている。すなわ
ち、上記スラスト板16の図示下端面は、ラジアル軸受
22の図示上端面に対面するように配置され、これらの
面対向部位により、スラスト動圧軸受部16aが構成さ
れていると共に、スラスト板16の図示上端面は、前記
ハブ21の中央部分に螺子止めされたスラスト押え板2
5の図示下端面に対面するように配置され、これらの面
対向部位により、スラスト動圧軸受部16aが構成され
ている。
【0030】上記スラスト板16の図示上下端面及び外
周面と、スラスト板16の図示下端面に対向するラジア
ル軸受22の図示上端面と、スラスト板16の図示上端
面に対向するスラスト押え板25の図示下端面と、スラ
スト板16の外周面に対向する軸受ホルダー部21dの
内周面と、で画成される隙間部分のうちの、さらに上記
両スラスト動圧軸受部16a,16a同士の間の隙間部
分(断面形状コの字部分)には、スラスト板16の図示
上下端面及び軸受ホルダー部21dの内周面を窪ませる
ことによって、各々に対向する部材との隙間を拡大して
なる潤滑剤溜り部34が設けられている。
【0031】この潤滑剤溜り部34も、本実施形態の特
徴をなすものであり、第1の潤滑剤溜り部34aと第2
の潤滑剤溜り部34b,34bとを有している。第2の
潤滑剤溜り部34bは、図2に拡大して示されるよう
に、上記スラスト動圧軸受部16aに隣接して設けられ
ており、第1の潤滑剤溜り部34aは、第2の潤滑剤溜
り部34b,34b同士の間に隣接して設けられてい
る。
【0032】上記第2の潤滑剤溜り部34bは、上記ス
ラスト動圧軸受部16aに連設し、上記スラスト板16
の端面外周部を窪ませるように傾斜した、すなわち対向
する部材22,25に対する隙間を拡大するように傾斜
した傾斜面部34cと、この傾斜面部34cに連設し、
上記スラスト板16の端面に対して平行な平行面部34
dと、を有している。
【0033】また、上記第1の潤滑剤溜り部34aは、
上記軸受ホルダー部21dの内周面を窪ませるように傾
斜した、すなわち対向するスラスト板16の外周面に対
する隙間を拡大するように傾斜すると共に互いに向き合
うように傾斜した2つの離間する傾斜面部34e,34
eと、傾斜面部34e,34e同士の間に連設し、上記
スラスト板16の外周面に対して平行な平行面部34f
と、を有している。
【0034】上記第1の潤滑剤溜り部34aと第2の潤
滑剤溜り部34bとの境界は、上記軸受ホルダー部21
dにおける第2の潤滑剤溜り部34bを構成する内周面
と第1の潤滑剤溜り部34aの傾斜面部34eとを繋ぐ
と共に、スラスト板16の外周面側に突出した格好とな
っているエッジ部34gの所であり、このエッジ部34
gを境界として分けられた第1、第2の潤滑剤溜り部3
4a,34bの対向部材に対する間隔(凹設深さ)は、
第2の潤滑剤溜り部34bに比して第1の潤滑剤溜り部
34aの方が大きくなっている。
【0035】また、上記第2の潤滑剤溜り部34b,3
4bは、モータ回転時に上記両スラスト動圧軸受部16
a,16aに必要とされる潤滑剤の補充量が確保される
大きさに設定されている。
【0036】さらに、上記潤滑剤溜り部34及び上記ス
ラスト動圧軸受部16a,16aにより構成される軸受
隙間には、上述したラジアル動圧軸受部22a,22a
側の潤滑剤8が連続するようにして充填されており、上
記潤滑剤溜り部34の潤滑剤8により、スラスト動圧軸
受部16a,16aにおける潤滑剤の枯渇を防止し長寿
命化を図り得るようになされている。
【0037】また、上記スラスト板16の図示下端面及
びこれに対向するラジアル軸受22の図示上端面の少な
くとも一方、及びスラスト板16の図示上端面及びこれ
に対向するスラスト押え板25の図示下端面の少なくと
も一方には、例えばヘリングボーン形状のスラスト動圧
発生用溝が環状にそれぞれ凹設されている。
【0038】そして、上記ハブ21の回転時に、スラス
ト動圧発生用溝のポンピング作用により潤滑剤8が昇圧
されて動圧が生じ、この潤滑剤8に生じさせられた動圧
によって、ハブ21がスラスト方向に回転支持されるよ
うに構成されている。
【0039】さらに、上述した2つのラジアル動圧軸受
部22a,22a、及び2つのスラスト動圧軸受部16
a,16aは、軸方向に延びる一連の軸受空間を画成す
るように併設されており、これら4つの動圧軸受部16
a,16a,22a,22aを含む軸受空間の軸方向両
端部分には、前記固定軸12と回転側の部材22,25
との隙間を狭めてなる2箇所の毛細管シール部(潤滑剤
シール手段)31,31が設けられている。
【0040】図示下側の毛細管シール部31は、図2に
示されるように、ラジアル軸受22の軸方向外端部分
(図示下端部分)の内周壁と固定軸12のこれに対向す
る外周面との間に位置しており、2段シール構造となっ
ている。1段目の毛細管シール部31aは、上記下側の
ラジアル動圧軸受部22aに連設し、ラジアル軸受22
の軸方向外端部分の内周壁を隙間を拡大する方向に傾斜
させた第1のテーパーシール部と、この第1のテーパー
シール部に連設し、当該第1のテーパーシール部の傾斜
角より小さい傾斜角で上記ラジアル軸受22の軸方向外
端部分の内周壁を隙間を拡大する方向に傾斜させた第2
のテーパーシール部と、から構成されている。このよう
に、第1、第2という2段のテーパーシール部にしてい
るのは、1段のテーパーシール部に比して隙間内容量を
稼げるからである。
【0041】また、上記1段目の毛細管シール部31a
のさらに軸方向外方側には、上記1段目の毛細管シール
部31aと略同構造の(第1、第2のテーパーシール部
を有する)2段目の毛細管シール部31bが連設されて
いる。
【0042】一方、図示上側の毛細管シール部31は、
スラスト押え板25の内周壁と固定軸12のこれに対向
する外周面との間に位置しており、その構造は上述した
図示下側の毛細管シール部31と略同様である。
【0043】そして、前述した軸受空間に充填されてい
る潤滑剤8が、図2に示されるように、上記2箇所の毛
細管シール部31,31同士の間まで連続して充填され
ており、その潤滑剤8の図示上下端における各液面(気
液界面)位置が、各毛細管シール部31,31の内部所
定位置となるように設定されている。ここで、本実施形
態においては、上記潤滑剤8の定常状態での各液面位置
が、1段目と2段目の毛細管シール部31a,31bの
境界エッジ部の位置となるように設定されている。
【0044】また、上記毛細管シール部31は、前述し
た気泡が潤滑剤溜り部33,34に発生した際に生じる
ことになる潤滑剤8の移動分(膨張分)を許容する隙間
内容量に設定されており、上記2段目の毛細管シール部
31bによって、移動した潤滑剤8を保持し得る隙間内
容量に設定されている。因に、本実施形態においては、
2段目の毛細管シール部31bの容量が、潤滑剤溜り部
33,34の容量の25%程度に設定されている。
【0045】またさらに、各毛細管シール部31,31
の外方部分には、遠心力等により生じる畏れのある潤滑
剤8の外部拡散を防止するための遮蔽板3,3がそれぞ
れ設けられている。
【0046】さて、このように構成された実施形態装置
によれば、回転時には勿論停止時においても、潤滑剤8
の液面位置が、毛細管シール部31,31内に存在し、
毛細管シール力が常時働く状態になっており、この毛細
管シール力に基づく引戻力が連続充填されている潤滑剤
8に作用し(潤滑剤8が外方に移動しようとしても液面
の曲率が徐々に小さくなろうとしてこれが抵抗となっ
て)、潤滑剤8が毛細管シール部31,31の内部所定
位置に保持される。
【0047】ここで、前述したように、気泡が潤滑剤溜
り部33,34に発生することになると、当該気泡は、
曲率の大小に基づく表面エネルギーの小さい方に移動す
る特性を有しているため、隙間が大きく設定された第1
の潤滑剤溜り部33a,34aに移動し、当該位置で成
長・滞留することになる。この時、第1の潤滑剤溜り部
33a,34aにて成長・滞留した気泡4,5(図2参
照)により、潤滑剤8が外部側に押し出されるが、上述
したように、毛細管シール部31が、気泡4,5の発生
による潤滑剤8の移動分(膨張分)を許容する隙間内容
量に設定されているため、2段目の毛細管シール部31
bにより当該潤滑剤8が保持され、移動した潤滑剤8が
外部に漏出することはない。
【0048】また、このように気泡4,5が潤滑剤溜り
部33,34に成長・滞留していても、当該気泡4,5
は、動圧軸受部22a,16aに対して第2の潤滑剤溜
り部33b,34bを間に介した(動圧軸受部22a,
16aに直接隣接していない)第1の潤滑剤溜り部33
a,34aに成長・滞留しており、さらに上述したよう
に、第2の潤滑剤溜り部33b,34bには、モータ回
転時に動圧軸受部22a,16aに必要とされる潤滑剤
8の補充量が確保されているため、動圧軸受部22a,
16aで潤滑剤が枯渇することはなく、従って焼き付き
等の不具合の発生が防止されるようになっている。
【0049】図3は潤滑剤溜り部の他の実施形態を表し
た拡大横断面図である。この潤滑剤溜り部50も先に説
明した潤滑剤溜り部33と同様に、動圧軸受部22aに
隣接した第2の潤滑剤溜り部50b,50bと、第2の
潤滑剤溜り部50b,50b同士の間に隣接した第1の
潤滑剤溜り部50aと、を備えている。
【0050】上記第2の潤滑剤溜り部50bは、上記ラ
ジアル動圧軸受部22aに連設し、上記固定軸12に対
する隙間を拡大するように傾斜した傾斜面部50cを有
している。また、上記第1の潤滑剤溜り部50aは、上
記第2の潤滑剤溜り部50bの傾斜面部50cに連設
し、軸線方向に対して外方に開くように傾斜した傾斜面
部50eと、傾斜面部50e,50eに連設し、上記固
定軸12の外周面に対して平行な平行面部50fと、を
有している。
【0051】従って、上記第1の潤滑剤溜り部50aと
第2の潤滑剤溜り部50bとの境界は、上記第2の潤滑
剤溜り部50bの傾斜面部50cと第1の潤滑剤溜り部
50aの傾斜面部50eとを繋ぐと共に、固定軸12側
に突出した格好となっているエッジ部50gの所であ
り、このエッジ部50gを境界として分けられた第1、
第2の潤滑剤溜り部50a,50bの固定軸12に対す
る間隔(凹設深さ)は、第2の潤滑剤溜り部50bに比
して第1の潤滑剤溜り部50aの方が大きくなってい
る。
【0052】また、上記第2の潤滑剤溜り部50b,5
0bは、モータ回転時に上記両ラジアル動圧軸受部22
a,22aに必要とされる潤滑剤8の補充量が確保され
る大きさに設定されている。
【0053】図4は潤滑剤溜り部のさらに他の実施形態
を表した拡大横断面図である。この潤滑剤溜り部51も
先に説明した潤滑剤溜り部50と同様に、動圧軸受部2
2aに隣接した第2の潤滑剤溜り部51b,51bと、
第2の潤滑剤溜り部51b,51b同士の間に隣接した
第1の潤滑剤溜り部51aと、を備えている。
【0054】上記第2の潤滑剤溜り部51bは、上記ラ
ジアル動圧軸受部22aに連設し、上記固定軸12に対
する隙間を拡大するように傾斜した傾斜面部51cを有
している。また、上記第1の潤滑剤溜り部51aは、上
記第2の潤滑剤溜り部51bの傾斜面部51c,51c
に連設し、上記固定軸12の外周面に対して平行な平行
面部51fと、この平行面部51fに対向する位置の上
記固定軸12の外周面を上記平行面部51fに対して平
行となるように凹設した平行面部51hと、を有してい
る。なお、平行面部51hは、平行面部51fに対向す
る位置において当該平行面部51fよりその対向面積が
小さくても良い。
【0055】上記第1の潤滑剤溜り部51aと第2の潤
滑剤溜り部51bとの境界は、上記平行面部51hを画
成するために対向するラジアル軸受22側に突出した格
好となっているエッジ部51gの所であり、このエッジ
部51gを境界として分けられた第1、第2の潤滑剤溜
り部51a,51bの対向部材に対する間隔(凹設深
さ)は、第2の潤滑剤溜り部51bに比して第1の潤滑
剤溜り部51aの方が大きくなっている。
【0056】また、上記第2の潤滑剤溜り部51b,5
1bは、モータ回転時に上記両ラジアル動圧軸受部22
a,22aに必要とされる潤滑剤8の補充量が確保され
る大きさに設定されている。
【0057】上記図3、図4に示したように潤滑剤溜り
部50,51を構成しても、気泡4は、隙間が大きく気
泡が発生しやすい第1の潤滑剤溜り部50a,51aで
成長・滞留することになるので、先の実施形態と同様な
効果が得られるというのはいうまでもない。
【0058】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
【0059】例えば、上記実施形態においては、動圧軸
受装置を、2つのラジアル動圧軸受部22a,22a
と、これらのラジアル動圧軸受部22a,22aより開
放端側に配置された2つのスラスト動圧軸受部16a,
16aと、を有するものとしているが、例えば動圧軸受
装置を前述した2つのラジアル動圧軸受部22a,22
aだけとして(スラスト動圧軸受部16a,16aのな
いものとして)、これらのラジアル動圧軸受部22a,
22aの間に潤滑剤溜り部を設けたもの、また例えば動
圧軸受装置を前述した2つのスラスト動圧軸受部16
a,16aだけとして(ラジアル動圧軸受部22a,2
2aのないものとして)、これらのスラスト動圧軸受部
16a,16aの間に潤滑剤溜り部を設けたもの、また
例えば動圧軸受装置を、前述した2つのラジアル動圧軸
受部22a,22aの間に前述した2つのスラスト動圧
軸受部16a,16aを配置したもの(2つのラジアル
動圧軸受部22a,22aの間に上記スラスト板16を
挟んだもの)とし、これらのスラスト動圧軸受部16
a,16aの間に潤滑剤溜り部を設けたもの等に対して
も、本発明を同様に適用することできる。すなわち、潤
滑剤溜り部の構成を、前述した第1、第2の潤滑剤溜り
部を有する潤滑剤溜り部33,34,50,51の構成
とすることにより、前述した実施形態と同様な効果を得
ることができる。
【0060】また、本発明を適用する動圧発生用溝は、
上述した実施形態におけるようなヘリングボーン形状の
ものに限定されることはなく、その他のあらゆる形状の
動圧発生用溝に対しても本発明は同様に適用することが
できる。
【0061】また、上述した実施形態は、所謂軸固定型
のモータに対して本発明を適用したものであるが、軸回
転型のモータに対しても本発明は同様に適用することが
できる。また、上述した実施形態は、所謂両端開放型の
モータに対して本発明を適用したものであるが、例えば
米国特許5,427,456等に記載されている所謂片
袋型のモータに対しても本発明は同様に適用することが
できる。
【0062】また本発明は、上述したHDDモータ以外
に用いられる動圧軸受装置に対しても同様に適用するこ
とができる。
【0063】さらにまた、本発明は、本出願人が先に出
願した特願平8−247174号明細書に記載されてい
る動圧軸受装置に対しても適用できる。すなわち、この
特願平8−247174号明細書に記載されている動圧
軸受装置は、2つの動圧軸受部(先の実施形態に適用す
れば図示上側のスラスト動圧軸受部16aと図示下側の
ラジアル動圧軸受部22a)に形成した動圧発生用溝を
故意に非対称な形状の動圧発生用溝として潤滑剤8に対
して意図的に差圧を生じさせ、この潤滑剤8の差圧を解
消するように潤滑剤8を僅かに移動させることによって
バランス状態として、これにより回転時における潤滑剤
8の外部拡散を防止し、さらに潤滑剤8の差圧を解消す
るように潤滑剤8の移動が僅かに行われて平衡状態にな
された時、最外端に位置する上記各動圧軸受部(先の実
施形態に適用すれば図示上側のスラスト動圧軸受部16
aと図示下側のラジアル動圧軸受部22a)の動圧発生
用溝により、該最外端に位置する両動圧軸受部の間の軸
受空間(先の実施形態に適用すれば潤滑剤溜り部33,
34)を潤滑剤8により加圧し、この軸受空間において
潤滑剤8に溶け込んでいた空気を分離・気化させずに気
泡4,5の発生を抑止するようにしたものであるが、こ
のように回転中に気泡4,5の発生を抑止するようにし
たものであっても、気泡4,5の発生・滞留の可能性は
あるため、このように構成された特願平8−24717
4号明細書に記載の動圧軸受装置に対しても本発明構成
の適用の余地はあり、本発明構成を適用すれば、もしも
気泡4,5が発生してしまったとしても問題はない。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、2つの動圧
軸受部の間に形成される潤滑剤溜り部を、第1、第2の
潤滑剤溜り部に分けると共に、動圧軸受部に隣接して上
記第2の潤滑剤溜り部を設け、第2の潤滑剤溜り部同士
の間に隣接して上記第1の潤滑剤溜り部を設け、この
時、動圧軸受部に隣接する上記第2の潤滑剤溜り部を、
第1の潤滑剤溜り部に比して気泡を発生し難くし、気泡
が発生する場合には、第2の潤滑剤溜り部に挟まれた格
好の第1の潤滑剤溜り部に発生させて当該第1の潤滑剤
溜り部に滞留させるようにする一方で、動圧軸受部に隣
接する上記第2の潤滑剤溜り部を、回転時に上記動圧軸
受部に必要とされる潤滑剤の補充量を確保し得る大きさ
に設定し、第1の潤滑剤溜り部に気泡が発生・滞留して
いても、第2の潤滑剤溜り部から動圧軸受部への潤滑剤
の補充を良好に行い得るように構成したものであるか
ら、焼き付き等の不具合の発生を防止することができ、
長寿命化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における動圧軸受装置を備
えたHDDスピンドルモータを表した半横断面図であ
る。
【図2】同上動圧軸受装置の動圧軸受部及び潤滑剤溜り
部並びに毛細管シール部を抽出したものであり、軸側部
材と軸受側部材との間の隙間を誇張して表した説明図で
ある。
【図3】潤滑剤溜り部の他の実施形態を表した拡大横断
面図である。
【図4】潤滑剤溜り部のさらに他の実施形態を表した拡
大横断面図である。
【図5】従来技術における動圧軸受装置の動圧軸受部及
び潤滑剤溜り部を表したものであり、軸側部材と軸受側
部材との間の隙間を誇張して表した説明図である。
【符号の説明】
4,5 気泡 8 潤滑剤 16a スラスト動圧軸受部 22a ラジアル動圧軸受部 31 毛細管シール部 33a,34a,50a,51a 第1の潤滑剤溜り部 33b,34b,50b,51b 第2の潤滑剤溜り部 33c,33e,34c,34e,50c,50e,5
1c 傾斜面部 33d,33f,34d,34f,50f,51f,5
1h 平行面部 33g,34g,50g,51g エッジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金箱 秀樹 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸側部材と、当該軸側部材と嵌合する軸
    受側部材と、を有し、前記軸側部材と前記軸受側部材と
    の間に2つの動圧軸受部を形成し、これらの2つの動圧
    軸受部の間に潤滑剤を連続充填して相対回転可能とした
    動圧軸受装置において、 前記2つの動圧軸受部の間に、第1の潤滑剤溜り部と、
    この第1の潤滑剤溜り部と前記動圧軸受部との間に位置
    し前記第1の潤滑剤溜り部に比して気泡の発生し難い第
    2の潤滑剤溜り部と、を設け、 前記第2の潤滑剤溜り部は、回転時に前記動圧軸受部に
    必要とされる前記潤滑剤の補充量が確保される大きさに
    設定されていることを特徴とする動圧軸受装置。
  2. 【請求項2】 第1の潤滑剤溜り部と第2の潤滑剤溜り
    部との間には、対向面側に突出し前記第1、第2の潤滑
    剤溜り部の境界部となるエッジ部が設けられ、 前記第1の潤滑剤溜り部の対向部材に対する間隔が、前
    記第2の潤滑剤溜り部の対向部材に対する間隔より大き
    く設定されていることを特徴とする請求項1記載の動圧
    軸受装置。
  3. 【請求項3】 2つの動圧軸受部は、離間した2つのラ
    ジアル動圧軸受部、または離間した2つのスラスト動圧
    軸受部であることを特徴とする請求項1または2記載の
    動圧軸受装置。
  4. 【請求項4】 第1の潤滑剤溜り部及び第2の潤滑剤溜
    り部の少なくとも一方は、軸線方向に対して傾斜した傾
    斜面部と、平行な平行面部と、を備え、 前記傾斜面部が、動圧軸受部側に位置していることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の動圧軸受
    装置。
  5. 【請求項5】 2つの動圧軸受部の各々の外側に、潤滑
    剤の液面が内部の所定位置に位置し当該潤滑剤を保持す
    る毛細管シール部がそれぞれ設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の動圧軸受装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081399A1 (ja) * 2003-03-14 2004-09-23 Seiko Instruments Inc. 流体動圧軸受、モータ、および記録媒体駆動装置
JP2007107555A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 動圧軸受装置を搭載するモータ

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JP4600240B2 (ja) * 2005-10-11 2010-12-15 パナソニック株式会社 動圧軸受装置を搭載するモータ

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