JPH10184691A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH10184691A
JPH10184691A JP35572696A JP35572696A JPH10184691A JP H10184691 A JPH10184691 A JP H10184691A JP 35572696 A JP35572696 A JP 35572696A JP 35572696 A JP35572696 A JP 35572696A JP H10184691 A JPH10184691 A JP H10184691A
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JP
Japan
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lubricant
bearing
dynamic pressure
liquid interface
gas
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Application number
JP35572696A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Nose
保 能勢
Masato Gomyo
五明  正人
Masamichi Hayakawa
正通 早川
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Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡が発生しても当該気泡を自然と消滅さ
せ、気泡の発生に起因する潤滑剤漏れ等の不具合を良好
に防止する。 【解決手段】 潤滑剤8が空気と接する気液界面Xの位
置における回転部材6と固定部材13との間隔XXを、
気液界面Xより内部位置における前記潤滑剤8が充填さ
れている充填空間21,22等のどの間隔YY,ZZよ
りも大きく設定し、充填空間21,22で発生した気泡
の曲率を気液界面Xでの曲率よりも大きくし、気泡内で
その曲率に応じた圧力を発生させ大気よりも内圧を高く
して、この圧力差により気泡の溶解を促進して当該気泡
を自然と消滅し得るように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軸受装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、モータ等の各種装置において、特
に高速回転に対応し得るようにオイル等の潤滑剤の動圧
を利用した動圧軸受装置が種々検討され提案されてい
る。この動圧軸受装置においては、固定部材側の動圧面
と回転部材側の動圧面とが対向配置された動圧軸受部を
有していると共に、これら両対向動圧面のうちの少なく
とも一方側に動圧発生手段としての動圧発生用溝が形成
されており、上記回転部材と固定部材との両対向面間の
軸受隙間に介在された所定のオイル等の潤滑剤が、回転
部材の回転時に動圧発生用溝のポンピング作用により昇
圧され、当該潤滑剤の動圧によって回転部材の回転支持
が行われるようになっている。
【0003】このように動圧軸受装置は、オイル、磁性
流体等の潤滑剤(以下単に潤滑剤という)を軸受部内に
有しているため、該動圧軸受装置には、この潤滑剤の漏
出を防止するための潤滑剤シール手段が付設されてい
る。この潤滑剤シール手段としては、例えば特開昭58
−50321号公報等に記載の毛細管シール部が知られ
ている。
【0004】この毛細管シール部は、上述した動圧軸受
部より外部側に配置され、該動圧軸受部より外部側に位
置している固定部材と回転部材との間の隙間が外部側に
向かって徐々に広がる構成を有しており、この隙間まで
連続して充填される上記潤滑剤の気液界面を毛細管力に
より保持して外部側への漏出を防止するといったもので
ある。
【0005】ここで、上記毛細管シール部を有する動圧
軸受装置では、潤滑剤に空気が残留していると、当該空
気の膨張により潤滑剤が外部側へ押し出されて該毛細管
シール部より漏出する畏れが生じるため、例えば実開平
6−54916号公報に記載のように、当該潤滑剤の充
填時に、真空注入等の手段を講じて空気の残留をなくす
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、潤滑剤に対
する空気の溶解度は、一般に圧力に比例し、また温度の
上昇と共に徐々に減少する。ここで、動圧軸受部では、
使用時(回転部材の回転時)に非常な高圧となる(例え
ば、場合によっては10気圧以上となる)ため、回転部
材が連続回転すれば、いずれは飽和に達し、その圧力で
の高い溶解度となって空気が溶解する。その後、回転が
停止すれば、潤滑剤は大気圧に戻るため、溶解空気は過
飽和状態となる。この過飽和は、上記毛細管シール部で
の気液界面で徐々に解消されることになるが、上記動圧
軸受部や、動圧軸受部間に潤滑剤溜り部を有している動
圧軸受装置では該潤滑剤溜り部で、例えば塵芥、摩耗粉
等の核となり得る異物の存在等のトリガーがあれば、気
泡の発生に繋がることになる。この間、大気圧や環境温
度等の変化があれば、より気泡が発生する畏れがある。
【0007】このように上記動圧軸受部や潤滑剤溜り部
に気泡が発生しその気泡が滞留すると、該気泡の膨張に
より潤滑剤が外部側へ押し出されて上記毛細管シール部
より漏出してしまう不具合が生じる。特に、上記潤滑剤
溜り部を有している動圧軸受装置にあっては、隙間の広
い潤滑剤溜り部で気泡ができやすく、しかも安定した大
きな気泡ができて該潤滑剤溜り部に気泡が滞留すること
になるため、上記漏出傾向がより顕著となる。
【0008】すなわち、上述したように、潤滑剤の充填
時に、真空注入等の手段を講じて空気の残留をなくすよ
うにしても、前述のようにして気泡が発生し、潤滑剤が
漏出するという問題があった。
【0009】このような問題は、上述した毛細管シール
部以外の潤滑剤シール手段として例えば所謂ポールピー
ス型の磁性流体シールを有する動圧軸受装置に対しても
同様に生じることになる。すなわち、このポールピース
型の磁性流体シールは、上述した動圧軸受部より外部側
に配置され、該動圧軸受部より外部側に位置している固
定部材と回転部材との間の隙間が上記毛細管シール部と
異なり一定であり、磁石と、この磁石を軸線方向に挟む
ようにして設けられた一対のポールピースと、を有し
て、ポールピースの内周面と該ポールピースの内周面に
対向する部材との間に磁性流体を磁気的に保持し、この
磁性流体シールにより、内側のポールピースと動圧軸受
部より外部側との間に気液界面が位置している潤滑剤の
漏出を防止するといったものであるが、このようなポー
ルピース型の磁性流体シールを備える動圧軸受装置で
も、上述した気泡が発生すると潤滑剤の気液界面の外部
側への移動が行われ、これによって上記磁性流体シール
が破れて、潤滑剤が漏出するといった問題があった。
【0010】このような問題は、動圧軸受装置に限られ
ず、単なる軸受装置でも同様に発生することになる。
【0011】そこで本発明は、気泡が発生しても当該気
泡を自然と消滅でき、気泡の発生に起因する潤滑剤漏れ
等の不具合を良好に防止できる軸受装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の軸受装置は、固定部材に対して回転部材
を回転可能に支承する少なくとも2つの軸受部により軸
受隙間を含む一連の軸受空間が形成されると共に、この
軸受隙間を含む一連の軸受空間内に潤滑剤が連続して充
填され、前記軸受隙間に充填された潤滑剤により前記回
転部材が前記固定部材に対して回転可能に支承された軸
受装置において、前記潤滑剤が空気と接する気液界面の
位置における回転部材と固定部材との間隔を、前記気液
界面より内部位置における前記潤滑剤が充填されている
充填空間のどの間隔よりも大きく設定したことを特徴と
している。
【0013】上記目的を達成するために、請求項2の軸
受装置は、請求項1に加えて、回転部材と固定部材との
間隔及び潤滑剤が充填されている充填空間の間隔は、そ
の位置において形成可能な真円の最大径を指すものであ
ることを特徴としている。
【0014】上記目的を達成するために、請求項3の軸
受装置は、請求項2に加えて、軸受空間より外部側に
は、固定部材と回転部材との間の隙間間隔が外部側に向
かって徐々に拡大する毛細管シール部が設けられ、この
毛細管シール部における潤滑剤の気液界面の最小間隔よ
りも、気液界面より内部位置における潤滑剤が充填され
ている充填空間の間隔を小さく設定したことを特徴とし
ている。
【0015】上記目的を達成するために、請求項4の軸
受装置は、請求項2または3に加えて、2つの軸受部
は、その間に潤滑剤溜り部が形成された2つの動圧軸受
部であり、前記潤滑剤溜り部における回転部材と固定部
材との間隔を、気液界面の位置における回転部材と固定
部材との間隔よりも小さく設定したことを特徴としてい
る。
【0016】上記目的を達成するために、請求項5の軸
受装置は、請求項4に加えて、2つの動圧軸受部は、ラ
ジアル動圧軸受部とスラスト動圧軸受部であることを特
徴としている。
【0017】このような請求項1乃至5における軸受装
置によれば、潤滑剤が空気と接する気液界面の位置にお
ける回転部材と固定部材との間隔が、前記気液界面より
内部位置における前記潤滑剤が充填されている充填空間
のどの間隔よりも大きく設定されているため、充填空間
で発生した気泡はその曲率が気液界面での曲率よりも大
きくなり、気泡内ではその曲率に応じた圧力が発生して
大気よりも内圧が高くなって、この圧力差により気泡の
溶解が促進されて当該気泡が自然と消滅されるようにな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示されている本発明の実施
の形態は、所謂軸回転型のHDDスピンドルモータに本
発明を適用したものである。当該軸回転型のHDDスピ
ンドルモータは、フレーム1側に組み付けられたステー
タ組と、このステータ組に対して軸方向に組み付けられ
たロータ組とから構成されている。
【0019】上記フレーム1には、円筒状の軸受ホルダ
ー2が立設されており、この円筒状の軸受ホルダー2の
外周部に、巻線3が巻回されたステータコア4が装着さ
れている。上記軸受ホルダー2の内周側には、円筒状の
ラジアル軸受5が装着されており、このラジアル軸受5
内に、回転部材としての回転軸6が挿入配置されてい
る。
【0020】上記回転軸6の図示上端部分には、ハブ9
が固着されている。このハブ9は、磁気ディスク等のメ
ディアを外周部に装着する中空円筒状の胴部9aを有し
ていると共に、この胴部9aの内周壁面に環状のバック
ヨーク11を介して環状の駆動マグネット12が装着さ
れている。そして、この駆動マグネット12は、前述し
たステータコア4の外周面に環状に対向するように配置
されている。
【0021】回転軸6とラジアル軸受5との周状対向部
位には、一対のラジアル動圧軸受部7,7が軸方向に並
設されており、これらの両ラジアル動圧軸受部7,7を
含む円筒状空間内には、潤滑剤としての磁性流体8が充
填されている。上記各ラジアル動圧軸受部7における回
転軸6の外周面及びラジアル軸受5の内周面は、対向動
圧面として構成されており、ラジアル軸受5側の各動圧
面及び回転軸6側の動圧面の少なくとも一方に、動圧発
生用のラジアルグルーブが環状に並列するように凹設さ
れている。なお、本実施形態においては、図2に示され
るように、ラジアル軸受5側の各動圧面に、例えばへリ
ングボーン形状のラジアルグルーブ5aが形成されてい
る。そして、上記回転軸6の回転時に、ラジアルグルー
ブ5aのポンピング作用により磁性流体8が昇圧されて
動圧が生じ、この磁性流体8に生じさせられた動圧によ
って、回転軸6がラジアル方向に回転支持されるように
構成されている。
【0022】上記フレーム1の上記回転軸6に対向する
部分は、閉塞板18によって閉塞されており、上記回転
軸6の上記閉塞板18に対向する端部(図示下端部)に
は、リング状のスラスト板16が固着されている。この
スラスト板16は、ラジアル軸受5の図示下側に隣接す
るように配置されている。すなわち、上記スラスト板1
6の図示上端面は、ラジアル軸受5の図示下端面に対面
するように配置され、これらの面対向部位により、スラ
スト動圧軸受部16aが構成されていると共に、スラス
ト板16の図示下端面は、上記閉塞板18の図示上端面
に対面するように配置され、これらの面対向部位によ
り、スラスト動圧軸受部16bが構成されている。
【0023】上記スラスト板16の図示上端面及びこれ
に対向するラジアル軸受5の図示下端面の少なくとも一
方、及びスラスト板16の図示下端面及びこれに対向す
る閉塞板18の図示上端面の少なくとも一方には、ヘリ
ンボーン形状のスラストグルーブが環状にそれぞれ形成
されている。
【0024】そして、上記スラスト板16の図示上下端
面及び外周面と、スラスト板16の図示上端面に対向す
るラジアル軸受5の図示下端面と、スラスト板16の図
示下端面に対向する閉塞板18の図示上端面と、スラス
ト板16の外周面に対向するフレーム1の内周面と、で
画成される隙間部分には、上述したラジアル動圧軸受部
7,7側の磁性流体8が連続するようにして充填されて
おり、上記回転軸6の回転時に、スラストグルーブのポ
ンピング作用によって磁性流体8が昇圧されて動圧が生
じ、この磁性流体8に生じさせられた動圧によって回転
軸6がスラスト方向に軸支持されるように構成されてい
る。
【0025】上述した2つのラジアル動圧軸受部7,
7、及び2つのスラスト動圧軸受部16a,16bは、
軸方向に延びる一連の軸受空間(軸受隙間;摺動隙間を
含む)を画成するように併設されており、これら4つの
動圧軸受部7,7,16a,16bを含む軸受空間の軸
方向上側部分(外部開放側部分)には、上記回転軸6と
この回転軸6に対向する固定側の部材13との隙間を狭
小にしてなる毛細管シール部(潤滑剤シール手段)20
が設けられている。
【0026】この毛細管シール部20は、回転軸6に対
向するように固定配置された環状のマグネット13の内
周壁面と、上記回転軸6の外周面との隙間を狭小にする
ことによって形成されており、本実施形態においては、
マグネット13の内周壁面を、外部に向かうに従って
(図示上側に向かうに従って)徐々に回転軸6の外周面
との隙間が拡大する傾斜壁面とすることによって構成さ
れている。そして、この毛細管シール部20より内部側
(図示下側)の軸受空間部分には、磁性流体8が連続し
て充填されており、その磁性流体8が大気と接する気液
界面X(図2参照)が、毛細管シール部20の内部所定
位置に位置するように設定がなされている。
【0027】また、前述したラジアル動圧軸受部7,7
同士の軸方向間部分には、内周面を窪ませることによっ
て回転軸6との隙間を拡大してなる潤滑剤(磁性流体)
溜り部21が設けられている。
【0028】また、前述したスラスト板16の外周面と
これに対向するフレーム1の内周面との間にも潤滑剤溜
り部22が形成されている。
【0029】すなわち、本実施形態の動圧軸受装置で
は、2つのスラスト軸受部16a,16bと、2つのラ
ジアル軸受部7,7と、2つの潤滑剤溜り部21,22
と、を備えている。
【0030】そして、図2に示されるように、潤滑剤溜
り部21の隙間間隔YYと、潤滑剤溜り部22の隙間間
隔ZZが、上述した気液界面Xでのマグネット13と回
転軸6との隙間間隔XXより小さい間隔となるように、
すなわちXX>YY,ZZとなるように設定がなされて
いる(詳しくは後述)。因に、磁性流体8が充填されて
いる隙間の中で最もその隙間間隔が大きいのが潤滑剤溜
り部であるから、磁性流体8が充填されている他の隙間
間隔は勿論上記XXより小さいというのはいうまでもな
い。
【0031】このように構成された実施形態装置によれ
ば、先ず磁性流体8の気液界面位置Xが、回転軸6とマ
グネット13との間の狭隙間からなる毛細管シール部2
0内に存在するため、回転時には勿論、停止時において
も毛細管シール力が常時働く状態になっており、この毛
細管シール力に基づく引戻力によって、磁性流体8が内
部側の所定位置に保持される。加えて、マグネット13
からの磁束が、磁性材からなる回転軸6、ラジアル軸受
5、マグネット13の外周面に密着配置した磁性ヨーク
19を通る磁気回路が形成されるため、これにより磁性
流体8が内部側の所定位置にさらに良好に保持される。
【0032】一方、大きな慣性力が負荷された場合に
は、磁性流体8の流体粘性抵抗による動圧力が狭隙間か
らなる毛細管シール部20に生じ、その磁性流体8の流
体粘性抵抗による動圧力が保持力の主となると共に上記
磁気力が加わって、磁性流体8の外部拡散が防止され
る。
【0033】また、回転時においては、動圧軸受部7,
7,16a,16bにて発生される動圧力により磁性流
体8が高い溶解度となって空気が溶解し、停止時におい
ては、磁性流体8が大気圧に戻り、溶解空気は過飽和状
態となる。この過飽和は、上記毛細管シール部20での
気液界面Xで徐々に解消されることになるが、上記動圧
軸受部7,7,16a,16bや、動圧軸受部間に潤滑
剤溜り部21,22を有している動圧軸受装置では該潤
滑剤溜り部で、例えば塵芥、摩耗粉等の核となり得る異
物の存在等のトリガーがあれば、気泡の発生に繋がるこ
とになる。
【0034】このように気泡が発生しても、本実施形態
においては、上述したように、XX>YY,ZZとなる
ように設定がなされているため、気泡を消滅することが
できるようになっている。
【0035】すなわち、本実施形態においては、XX>
YY,ZZとしているため、例えば潤滑剤溜り部21,
22で気泡ができたとすると、潤滑剤溜り部21,22
で発生した気泡の曲率は気液界面Xでの曲率よりも大き
くなる。ここで、気泡内では、その曲率に応じた圧力が
発生し、曲率が大きくなれば圧力が高くなり、曲率が小
さくなれば圧力が低くなる。従って、潤滑剤溜り部2
1,22で発生した気泡の内部圧力は、気液界面X付近
の大気よりも高くなり、この圧力差により気泡の溶解が
促進されて当該気泡が自然と消滅することになる。勿
論、潤滑剤溜り部21,22以外の場所に気泡ができて
も、当該位置での気泡の曲率は気液界面Xでの曲率より
も大きくなるため、同様に消滅することになる。加え
て、回転により発生する動圧力により、さらに磁性流体
8の溶解度が高まるため、消滅速度が一層加速されるこ
とになる。
【0036】すなわち、本実施形態においては、気泡発
生・滞留に起因して発生していた毛細管シール部20か
らの磁性流体8の漏出等の不具合を、良好に防止できる
ようになっている。
【0037】なお、本実施形態においては、毛細管シー
ル部20を構成する部材をマグネット13として磁気回
路を形成して、これによっても回転軸6とマグネット1
3との間の磁性流体8の保持を図るようにしているが、
当該磁気回路がなくても傾斜壁面による毛細管シール効
果があるため、毛細管シール部20を構成する部材を、
傾斜壁面を有する非磁性部材に代えても良い。この場合
には、潤滑剤として磁性流体を用いる必要がないため、
潤滑剤を例えば通常のオイル等にすることができる。
【0038】図3は潤滑剤シール手段をポールピース型
の磁性流体シールとした動圧軸受装置に本発明を適用し
た実施形態を表した部分拡大横断面図である。この実施
形態では、当該ポールピース型の磁性流体シール62
が、上側のラジアル動圧軸受部67より外部側に配置さ
れ、磁性材よりなる回転軸61の該動圧軸受部67より
外部側に位置している部分とこの部分に対向する部材
(フレーム)68との間の隙間間隔AAが上記毛細管シ
ール部20と異なり一定であり、マグネット69と、こ
のマグネット69を軸線方向に挟むようにして設けられ
た磁性材よりなる一対のポールピース63,63と、を
有して、ポールピース63,63の内周面と該ポールピ
ース63,63の内周面に対向する回転軸61との間に
磁性流体64,64を磁気的に保持し、この磁性流体シ
ール64,64により、内側(図示下側)のポールピー
スとラジアル動圧軸受部67より外部側との間に気液界
面Aが位置している潤滑剤65の漏出を防止する構成に
なされてる。
【0039】ここで、上記潤滑剤65の気液界面Aでの
回転軸61と対向する部材68との間の隙間間隔AA
は、例えば潤滑剤溜り部66の隙間間隔BBより大き
く、すなわち潤滑剤65が充填されている充填空間のど
の間隔よりも大きく設定されている。
【0040】従って、先の実施形態と同様に、内部に気
泡が発生しても当該気泡が自然と消滅し、上記磁性流体
シール64,64が、気泡発生・滞留による気液界面A
の上昇によって破れるようなことはなくなり、もって潤
滑剤65の漏出等の不具合を、良好に防止できるように
なっている。
【0041】図4に示されている本発明の実施の形態
は、所謂軸固定型のHDDスピンドルモータに本発明を
適用したものである。同図において、符号31はフレー
ムを示しており、このフレーム31の略中央部分には、
固定軸37が図示上方に向かって延在するように立設固
定されている。
【0042】上記フレーム31は、中空円筒状の支持ホ
ルダー32を有しており、この支持ホルダー32の外周
にステータコア33が嵌着され、このステータコア33
の突極部に対して巻線34が巻回されている。
【0043】符号35はハブを示しており、このハブ3
5は、磁気ディスク等の磁気記録媒体を外周部に装着す
る略円筒形状の胴部35aを有していると共に、この胴
部35aの内周側に、バックヨーク35bを介して駆動
マグネット35cが環状に装着されている。この駆動マ
グネット35cは、前述したステータコア33の外周端
面に対して環状に対向するように配置されている。
【0044】上記ハブ35の中心側には、略円筒形状の
軸受ホルダー部35dが形成され、この軸受ホルダー部
35dの内周には、円筒状のラジアル軸受36が装着さ
れており、このラジアル軸受36内に、上記固定軸37
が挿入配置されている。
【0045】固定軸37とラジアル軸受36との周状対
向部位には、一対のラジアル動圧軸受部36a,36b
が軸方向に並設されており、これらの両ラジアル動圧軸
受部36a,36b同士の軸方向間部分には、ラジアル
軸受36の内周面を窪ませることによって固定軸37と
の隙間を拡大してなる潤滑剤溜り部38が設けられてい
る。この潤滑剤溜り部38及び上記ラジアル動圧軸受部
36a,36bにより構成される軸受隙間には、例えば
オイル等の潤滑剤39が連続して充填されており、当該
潤滑剤溜り部38の潤滑剤39により、ラジアル動圧軸
受部36a,36bにおける潤滑剤の枯渇を防止し長寿
命化を図り得るようになされている。
【0046】上記各ラジアル動圧軸受部36a,36b
における固定軸37の外周面及びこれに対向するラジア
ル軸受36の内周面は、対向動圧面として構成されてお
り、両動圧面の少なくとも一方に、例えばへリングボー
ン形状の多数のラジアルグルーブが環状に軸線方向に並
設するように凹設されている。
【0047】そして、上記ハブ35の回転時に、ラジア
ルグルーブのポンピング作用により潤滑剤39が昇圧さ
れて動圧が生じ、この潤滑剤39に生じさせられた動圧
によって、ハブ35(ラジアル軸受36)がラジアル方
向に回転支持されるように構成されている。
【0048】さらに、上記固定軸37の先端側(図示上
端側)の途中部分には、リング状のスラスト板40が固
着されている。このスラスト板40は、ラジアル軸受3
6の図示上側に隣接するように配置されている。すなわ
ち、上記スラスト板40の図示下端面は、ラジアル軸受
36の図示上端面に対面するように配置され、これらの
面対向部位により、スラスト動圧軸受部40aが構成さ
れていると共に、スラスト板40の図示上端面は、前記
ハブ35の中央部分に螺子止めされたスラスト押え板4
1の図示下端面に対面するように配置され、これらの面
対向部位により、スラスト動圧軸受部40bが構成され
ている。
【0049】上記スラスト板40の図示下端面及びこれ
に対向するラジアル軸受36の図示上端面の少なくとも
一方、及びスラスト板40の図示上端面及びこれに対向
するスラスト押え板41の図示下端面の少なくとも一方
には、ヘリンボーン形状のスラストグルーブが環状にそ
れぞれ形成されている。
【0050】そして、上記スラスト板40の図示上下端
面とこれらに対向する面とで形成される軸受隙間、及び
スラスト板40の外周面とこれに対向する軸受ホルダー
部35dの内周面とで形成される潤滑剤溜り部42に
は、上述したラジアル動圧軸受部36a,36b側の潤
滑剤39が連続するようにして充填されており、上記ハ
ブ35の回転時に、スラストグルーブのポンピング作用
によって潤滑剤39が昇圧されて動圧が生じ、この潤滑
剤39に生じさせられた動圧によってハブ35がスラス
ト方向に軸支持されるように構成されている。
【0051】上述した2つのラジアル動圧軸受部36
a,36b、及び2つのスラスト動圧軸受部40a,4
0bは、軸方向に延びる一連の軸受空間を画成するよう
に併設されており、これら4つの動圧軸受部36a,3
6b,40a,40bを含む軸受空間の軸方向両端部分
には、前記固定軸37と回転側の部材36b,41との
隙間を狭小にしてなる2箇所の毛細管シール部(潤滑剤
シール手段)43a,43bが設けられている。
【0052】これらの各毛細管シール部43a,43b
のうち、図示下側の毛細管シール部43bは、図6に示
されるように、ラジアル軸受36の軸方向外端部分(図
示下端部分)の内周壁と固定軸37のこれに対向する外
周面との間に位置しており、これらの間の隙間を狭小に
することによって形成されている。一方、図示上側の毛
細管シール部43aは、図5に示されるように、スラス
ト押え板41の内周壁と固定軸37のこれに対向する外
周面との間に位置しており、これらの間の隙間を狭小に
することによって形成されている。
【0053】これら図示上下両側の各毛細管シール部4
3a,43bは、当該毛細管シール部43a,43bを
構成する上記狭小隙間が図示上下の外方に開口するよう
に軸方向に沿って設けられている。すなわち、固定軸3
7に各々対面しているスラスト押え板41の内周壁、及
びラジアル軸受36の図示下側内周壁は、軸方向外方に
向かって上記狭小隙間を連続的に拡大するように傾斜壁
に形成されている。
【0054】そして、前述した軸受空間に充填されてい
る潤滑剤39が、図5及び図6に示されるように、上記
2箇所の毛細管シール部43a,43b同士の間の軸受
空間部分まで連続して充填されており、その潤滑剤39
の図示上下端における各液面(気液界面)位置C,D
が、各毛細管シール部43a,43bの内部所定位置と
なるように設定されている。
【0055】そして、図5乃至図8に示されるように、
潤滑剤溜り部42の隙間間隔EEと、潤滑剤溜り部38
の隙間間隔FFが、上述した気液界面C,Dでの固定軸
37とこれに対向する部材41,36の隙間間隔CC,
DDより小さい間隔となるように、すなわちCC,DD
>EE,FFとなるように設定がなされている。なお、
先の実施形態でも述べたように、潤滑剤39が充填され
ている隙間の中で最もその隙間間隔が大きいのが潤滑剤
溜り部であるから、潤滑剤39が充填されている他の隙
間間隔は勿論上記CC,DDより小さいというのはいう
までもない。
【0056】このように構成された実施形態装置によれ
ば、先ず潤滑剤39の気液界面位置C,Dが、狭隙間か
らなる毛細管シール部43a,43b内に存在するた
め、回転時には勿論、停止時においても毛細管シール力
が常時働く状態になっており、この毛細管シール力に基
づく引戻力によって、潤滑剤39が内部側の所定位置に
保持される。
【0057】一方、大きな慣性力が負荷された場合に
は、潤滑剤39の流体粘性抵抗による動圧力が狭隙間か
らなる毛細管シール部43a,43bに生じ、その潤滑
剤39の流体粘性抵抗による動圧力が保持力の主となっ
て、潤滑剤39の外部拡散が防止される。
【0058】また、上述したように、CC,DD>E
E,FFとなるように設定がなされているため、先に説
明した実施形態と同様に、内部に気泡が発生しても当該
気泡が自然と消滅し、潤滑剤39の毛細管シール部43
a,43bからの漏出等の不具合を、良好に防止できる
ようになっている。
【0059】なお、このような構成の軸固定型のモータ
に対しても、図3で説明したポールピース型の潤滑剤シ
ール手段を毛細管シール部43a,43bに代えて用い
ることが可能である。
【0060】一方、図9に示されている実施形態は、軸
方向に併設された2つのラジアル軸受部44a,44b
及び2つの毛細管シール部45a,45bを有する動圧
軸受装置に対して本発明を適用したものであって、軸部
材46と円筒状部材47とが、ラジアル軸受48を介し
て相対回転可能に支承されている。
【0061】上記ラジアル軸受48は、円筒状部材47
側に固定されており、軸部材46とラジアル軸受48と
の周状対向部位には、一対のラジアル動圧軸受部44
a,44bが軸方向に並設されており、これらの両ラジ
アル動圧軸受部44a,44b同士の軸方向間部分に
は、ラジアル軸受48の内周面を窪ませることによって
軸部材46との隙間を拡大してなる潤滑剤溜り部49が
設けられている。この潤滑剤溜り部49及び上記ラジア
ル動圧軸受部44a,44bにより構成される軸受隙間
には、例えばオイル等の潤滑剤50が連続して充填され
ている。
【0062】上記各ラジアル動圧軸受部44a,44b
における軸部材46の外周面及びこれに対向するラジア
ル軸受48の内周面は、対向動圧面として構成されてお
り、両動圧面の少なくとも一方に、例えばへリングボー
ン形状の多数のラジアルグルーブが環状に軸線方向に並
設するように凹設されている。
【0063】上記2つのラジアル動圧軸受部44a,4
4bは、軸方向に延びる一連の軸受空間を画成するよう
に併設されており、これら2つのラジアル動圧軸受部4
4a,44bを含む軸受空間の軸方向両端部分には、先
の実施形態で説明したのと同様な毛細管シール部45
a,45bが、前記2つのラジアル動圧軸受部44a,
44bを軸方向両側から挟むように設けられている。
【0064】そして、潤滑剤溜り部49の隙間間隔II
が、毛細管シール部45a,45bにおける気液界面
G,Hでの隙間間隔GG,HHより小さい間隔となるよ
うに、すなわちGG,HH>IIとなるように設定がな
されている。
【0065】このように構成しても、先の実施形態と同
様に、内部に気泡が発生しても当該気泡が自然と消滅
し、潤滑剤50の毛細管シール部45a,45bからの
漏出等の不具合を、良好に防止できるようになってい
る。
【0066】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例えば
実開平6−54916号公報等に記載のような、潤滑剤
を循環させるための循環孔を備えたものに対しても本発
明を適用できる。すなわち、潤滑剤が充填されている循
環孔の径(大きさ)を、潤滑剤が空気と接する気液界面
の位置における回転部材と固定部材との間隔より小さく
すれば、当該循環孔で発生した気泡が自然と消滅するこ
とになり、気泡の発生に起因する潤滑剤漏れ等の不具合
を良好に防止することができる。
【0067】さらにまた本発明は、上述したHDDモー
タ以外に用いられる動圧軸受装置に対しても同様に適用
することができ、さらに動圧軸受装置以外の軸受装置に
対しても同様に適用できるというのはいうまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の軸受装置
は、潤滑剤が空気と接する気液界面の位置における回転
部材と固定部材との間隔を、前記気液界面より内部位置
における前記潤滑剤が充填されている充填空間のどの間
隔よりも大きく設定し、充填空間で発生した気泡の曲率
を気液界面での曲率よりも大きくし、気泡内でその曲率
に応じた圧力を発生させ大気よりも内圧を高くして、こ
の圧力差により気泡の溶解を促進して当該気泡を自然と
消滅し得るように構成したものであるから、気泡の発生
に起因する潤滑剤漏れ等の不具合を良好に防止すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における軸受装置を備えた
HDDスピンドルモータを表した半横断面図である。
【図2】同上軸受装置における各隙間間隔を表した要部
拡大説明図である。
【図3】潤滑剤シール手段をポールピース型の磁性流体
シールとした軸受装置に本発明を適用した実施形態を表
した部分拡大横断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態における軸受装置を備え
たHDDスピンドルモータを表した半横断面図である。
【図5】図4に示した上側の毛細管シール部の気液界面
での隙間間隔を表した部分拡大横断面図である。
【図6】図4に示した下側の毛細管シール部の気液界面
での隙間間隔を表した部分拡大横断面図である。
【図7】図4に示したスラスト動圧軸受部間の潤滑剤溜
り部での隙間間隔を表した部分拡大横断面図である。
【図8】図4に示したラジアル動圧軸受部間の潤滑剤溜
り部での隙間間隔を表した部分拡大横断面図である。
【図9】2つのラジアル動圧軸受部及び2つの毛細管シ
ール部を有する動圧軸受装置に本発明を適用した実施形
態を表した半横断面図である。
【符号の説明】 6,36,41,61 回転部材 7,36a,36b,44a,44b,67 ラジアル
動圧軸受部 8,39,50,65 潤滑剤 13,37,68 固定部材 16a,16b,40a,40b スラスト動圧軸受部 20,43a,43b,45a,45b 毛細管シール
部 21,22,38,42,49,66 潤滑剤溜り部 A,C,D,G,H,X 気液界面 AA,CC,DD,GG,HH,XX 気液界面の位置
における回転部材と固定部材との間隔 BB,EE,FF,II,YY,ZZ 潤滑剤が充填さ
れている充填空間の間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に対して回転部材を回転可能に
    支承する少なくとも2つの軸受部により軸受隙間を含む
    一連の軸受空間が形成されると共に、この軸受隙間を含
    む一連の軸受空間内に潤滑剤が連続して充填され、前記
    軸受隙間に充填された潤滑剤により前記回転部材が前記
    固定部材に対して回転可能に支承された軸受装置におい
    て、 前記潤滑剤が空気と接する気液界面の位置における回転
    部材と固定部材との間隔を、前記気液界面より内部位置
    における前記潤滑剤が充填されている充填空間のどの間
    隔よりも大きく設定したことを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】 回転部材と固定部材との間隔及び潤滑剤
    が充填されている充填空間の間隔は、その位置において
    形成可能な真円の最大径を指すものである請求項1記載
    の軸受装置。
  3. 【請求項3】 軸受空間より外部側には、固定部材と回
    転部材との間の隙間間隔が外部側に向かって徐々に拡大
    する毛細管シール部が設けられ、 この毛細管シール部における潤滑剤の気液界面の最小間
    隔よりも、気液界面より内部位置における潤滑剤が充填
    されている充填空間の間隔を小さく設定したことを特徴
    とする請求項2記載の軸受装置。
  4. 【請求項4】 2つの軸受部は、その間に潤滑剤溜り部
    が形成された2つの動圧軸受部であり、 前記潤滑剤溜り部における回転部材と固定部材との間隔
    を、気液界面の位置における回転部材と固定部材との間
    隔よりも小さく設定したことを特徴とする請求項2また
    は3記載の軸受装置。
  5. 【請求項5】 2つの動圧軸受部は、ラジアル動圧軸受
    部とスラスト動圧軸受部であることを特徴とする請求項
    4記載の軸受装置。
JP35572696A 1996-12-24 1996-12-24 軸受装置 Pending JPH10184691A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002048564A1 (fr) * 2000-12-11 2002-06-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Procede de fabrication d'un dispositif a palier a pression dynamique, et dispositif a palier a pression dynamique ainsi fabrique
US6890104B2 (en) 2000-07-10 2005-05-10 Kabushi Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Hydrodynamic bearing device
CN100419288C (zh) * 2002-05-27 2008-09-17 株式会社三协精机制作所 油动压轴承装置及轴回转型电机

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KR100500037B1 (ko) * 2000-12-11 2005-07-12 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 동압 베어링 장치에 윤활유를 충전하는 방법 및 동압 베어링 장치
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Effective date: 20020930