JP2001140862A - 流体動圧軸受及びスピンドルモータ - Google Patents

流体動圧軸受及びスピンドルモータ

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JP2001140862A
JP2001140862A JP32617999A JP32617999A JP2001140862A JP 2001140862 A JP2001140862 A JP 2001140862A JP 32617999 A JP32617999 A JP 32617999A JP 32617999 A JP32617999 A JP 32617999A JP 2001140862 A JP2001140862 A JP 2001140862A
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Hiromitsu Goto
廣光 後藤
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Naoki Kawada
直樹 川和田
Kazuaki Oguchi
和明 小口
Shigeru Oki
大木  茂
Atsushi Ota
敦司 太田
Takafumi Suzuki
隆文 鈴木
Koji Nitori
幸司 似鳥
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラスト動圧溝が上面と下面に且つラジアル
動圧溝が外周面にそれぞれ形成されたリング部材とこの
リング部材に圧入された円柱部材とからなるフランジ付
シャフトを有する流体動圧軸受において、潤滑油の適正
な分配と円滑な流動を行わせること。 【解決手段】 流体動圧軸受を、スラスト動圧溝G2が
その上面と下面に且つラジアル動圧溝G1がその外周面
にそれぞれ形成されたリング部材3とこのリング部材3
に圧入された円柱部材2とからなるフランジ付シャフト
1と、このフランジ付シャフト1が回転自在に嵌合する
スリーブ4と、スラスト押さえ部材としても機能する環
状蓋部材5とで構成した。そして、リング部材3には、
その外周面の上下エッジ部分から半径方向内側に斜めに
伸びた複数の一対の細長い潤滑油溜穴Q21、Q22を
周方向に複数対等間隔に形成した。また、シャフト1の
底面の回転中心の近傍に潤滑油溜穴Q23を縦方向に少
なくとも1ケ所形成した。これらの潤滑油溜穴Q21、
Q22の奥部Bおよび潤滑油溜穴Q23の奥部Dには撥
油処理を施して、気泡を滞留させ易くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スラスト動圧溝が
その上面と下面に且つラジアル動圧溝がその外周面にそ
れぞれ形成されたリング部材とこのリング部材に圧入さ
れた円柱部材とからなるフランジ付シャフトと、このフ
ランジ付シャフトが回転自在に嵌合するスリーブとを基
本構成部材とする流体動圧軸受、換言すれば1個のリン
グ部材をスラスト動圧軸受部材とラジアル動圧軸受部材
に兼用した流体動圧軸受であって、薄形の小型スピンド
ルモータに適した流体動圧軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に示す従来の流体動圧軸受は、フラ
ンジ付シャフトを有する流体動圧軸受であって、円柱部
材2にスラスト部材であるリング部材3が圧入されて形
成されたフランジ付シャフト1と、このフランジ付シャ
フト1が回転自在に嵌合する段付円筒状スリーブ4と、
スラスト押さえ部材としても機能する環状蓋部材5とか
ら構成されている。これらの軸受構成部材間に形成され
た円盤状微小隙間RS1、RS2、RV2、及び環状隙
間RR、RV1には潤滑油が充填されている。円柱部材
2の上側の外周面と環状蓋部材5の内周面との間に形成
されたテーパー状微小隙間Sは、毛細管現象と表面張力
を利用して潤滑油が外部に漏出しないように機能するキ
ャピラリーシールである。円柱部材2の下側の外周面に
はヘリングボーン溝の如きラジアル動圧溝G1が形成さ
れ、リング部材3の上面と下面にはヘリングボーン溝の
如きスパイラルのスラスト動圧溝G2がそれぞれ形成さ
れている。
【0003】円盤状微小隙間RS1とRS2は第1スラ
スト軸受隙間と第2スラスト軸受隙間としてそれぞれ機
能し、且つ環状微小隙間RRはラジアル軸受隙間として
機能する。これらの軸受隙間の間隔は、流体動圧軸受の
サイズ、回転数及び潤滑油の粘性係数にもよるが、数μ
mから数100μmである。また、潤滑油溜として機能
する環状微小隙間RV1と円盤状微小隙間RV2の間隔
は、軸受隙間の数倍程度である。
【0004】図6に示す従来の流体動圧軸受は、スラス
ト動圧軸受部とラジアル動圧軸受部は隣接しているが、
回転軸方向に上下に分かれている。このため、スラスト
動圧軸受部の潤滑油溜は環状微小隙間RV1が、ラジア
ル動圧軸受部の潤滑油溜は円盤状微小隙間RV2がそれ
ぞれ担うことになる。従って、軸受の回転中は潤滑油は
矢印の方向に流れ、潤滑油の分配と流動は理論的には適
正に行われている。しかしながら、実際の装置では必ず
しも適正ではない。
【0005】携帯型電子機器の急速な普及に伴って、そ
の回転駆動源であるスピンドルモータに小型化と軽量化
の要求がなされてきた。その結果、スピンドルモータの
軸受に広く採用されている流体動圧軸受には更なる小型
化と軽量化が要求されるようになった。そこで、図5に
示す如く、リング部材3の外周面と対応するスリーブ4
の内周面との間の微小隙間RRをラジアル軸受隙間と
し、円柱部材2の下側を大幅に短くした流体動圧軸受、
換言すればリング部材3にスラスト動圧軸受部とラジア
ル動圧軸受部の両方の軸受部材として機能させる流体動
圧軸受が提案された。
【0006】ところが、図5に示す流体動圧軸受におい
ては、円柱部材2の下端面とスリーブ4の底面との間に
形成された円盤状微小隙間RRが潤滑油溜となる。従っ
て、唯一の共用の潤滑油溜である円盤状微小隙間RRか
ら、スラスト動圧軸受部とラジアル動圧軸受部に潤滑油
を適正に分配して供給しなければならないが、潤滑油溜
の容量が十分でないために、動圧発生に必要な潤滑油を
供給することが極めて困難であるという問題がある。
【0007】また、図5に示す流体動圧軸受において
は、その動圧分布は図4の如くリング部材3の上面と下
面にスラスト動圧がそれぞれ発生すると共に、リング部
材3の外周面にラジアル動圧が発生する。このため、第
1スラスト軸受隙間RS1とラジアル軸受隙間RRとの
境界部C1と、第1スラスト軸受隙間RS2とラジアル
軸受隙間RRとの境界部C2、及び円盤状微小隙間RV
において、負圧(大気圧以下)を生じ、気泡が発生し易
い。この気泡が潤滑油の円滑な流動を阻害するという問
題もある。即ち、小さな気泡が集まれば大きな気泡とな
る。微小隙間の間隔を超えるような、そうでなくてもそ
れに近い大きさに気泡が育ってしまえば、潤滑油の流動
が妨げられ、動圧軸受として機能しなくなってしまい、
場合によっては焼き付き等の事故となってしまう。
【0008】そこで、従来の流体動圧軸受では、この気
泡に関わる問題を解決する様々な方法が開発ないし提案
されている。例えば特開平10−339320号公報に
開示されている方法は、これを図6の従来の流体動圧軸
受に適用すれば、潤滑油溜である環状微小隙間RV1を
その軸方向中央部を大きな空間(第1の潤滑油溜)とし
且つ隣接する上下の部分を相対的に小さな空間(第2の
潤滑油溜)として形成し、これによって気泡を第1の潤
滑油溜に滞留させるようにしたものである。しかしなが
ら、この方法は環状微小隙間RRがラジアル軸受隙間と
なる図5の流体動圧軸受には適用できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、スラスト動圧溝が上面と下面に且つラジア
ル動圧溝が外周面にそれぞれ形成されたリング部材とこ
のリング部材に圧入された円柱部材とからなるフランジ
付シャフトと、このフランジ付シャフトが回転自在に嵌
合するスリーブとを基本構成部材とする流体動圧軸受、
換言すれば1個のリング部材をスラスト動圧軸受部材と
ラジアル動圧軸受部材に兼用した流体動圧軸受におい
て、潤滑油の適正な分配と円滑な流動を行わせ、焼き付
き等の事故を防止することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、スラスト動圧溝がその上面と下面に且つラジアル動
圧溝がその外周面にそれぞれ形成されたリング部材とこ
のリング部材に圧入された円柱部材とからなるフランジ
付シャフトと、このフランジ付シャフトが回転自在に嵌
合するスリーブとを基本構成部材として構成された流体
動圧軸受において、前記リング部材にはその外周面の上
下エッジ部分から半径方向内側に斜めに伸びた複数の一
対の細長い潤滑油溜穴を周方向に等間隔に形成し、かつ
前記シャフト底面の回転中心の近傍に潤滑油溜穴を縦方
向に少なくとも1ケ所形成した。
【0011】また、前記一対の細長い潤滑油溜穴をその
奥の部分を相互に連通して形成した。
【0012】更にまた、前記細長い潤滑油溜穴および前
記シャフト底面の潤滑油溜穴にはその奥部に撥油処理を
施した。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施例の流体動圧軸
受は、微小隙間を誇張して示した図1の縦断面図に示す
通り、リング部材3と円柱部材2とからなるフランジ付
シャフト1と、このフランジ付シャフト1を受けるスリ
ーブ4と、スラスト押さえ部材としても機能する環状蓋
部材5とから構成されている。リング部材3の上面と下
面には図8に示すヘリングボーン溝の如きスパイラルの
スラスト動圧溝G2がプレスやエッチング等により形成
され、且つ円柱部材2の外周面には図7に示すヘリング
ボーン溝の如きラジアル動圧溝G1が転造等により形成
されている。更にこれらの軸受構成部材間に形成された
円盤状微小隙間RS1、RS2、略円盤状微小隙間R
V、環状隙間RR、及び複数対の細長い潤滑油溜穴Q2
1とQ22およびシャフト底面の潤滑油溜穴Q23には
潤滑油が真空注入法により注入され、充填されている。
【0014】細長い潤滑油溜穴Q21とQ22は、リン
グ部材3にその外周面の上下エッジ部分から半径方向内
側に斜めに伸びた一対の細長い潤滑油溜穴であって、周
方向に複数対が等間隔にドリル等により形成されたもの
である。細長い潤滑油溜穴Q21とQ22のそれぞれの
奥部Bには、潤滑油を撥じく撥油剤が塗布されている。
【0015】円盤状微小隙間RS1とRS2は第1スラ
スト軸受隙間と第2スラスト軸受としてそれぞれ機能
し、且つ環状微小隙間RRはラジアル軸受隙間として機
能する。これらの軸受隙間の間隔は、流体動圧軸受のサ
イズ、回転数及び潤滑油の粘性係数にもよるが、数μm
から数100μmである。また、潤滑油溜として機能す
る略円盤状微小隙間RVの間隔は、軸受隙間の数倍程度
である。
【0016】略円盤状微小隙間RVと複数対の細長い潤
滑油溜穴Q21とQ22およびシャフト底面の潤滑油溜
穴Q23は、スラスト動圧軸受部とラジアル動圧軸受部
の両方に潤滑油を供給する潤滑油溜として機能する。こ
れらの潤滑油溜穴Q21とQ22およびシャフト底面の
潤滑油溜穴Q23の内径は流体動圧軸受のサイズ、回転
数及び潤滑油の粘性係数にもよるが、数100μmから
数mmである。また、これらの潤滑油溜穴Q21とQ2
2の長さは、リング部材3の半径の3分の1程度あれば
十分である。
【0017】このように構成された図1の流体動圧軸受
において、潤滑油溜穴Q21とQ22に充填された潤滑
油は回転による遠心力により外側に押し出されるから、
スラスト軸受隙間とラジアル軸受隙間に必要量の潤滑油
を供給する。この場合、もし境界部C1とC2に気泡が
発生していると、この気泡は遠心力により潤滑油溜穴Q
21とQ22の奥部Bの方に移動させられ、ここに捕捉
され、そのまま滞留することになる。この潤滑油溜穴Q
21とQ22の奥部Bは撥油処理が施されているから、
停止時に潤滑油が軸受隙間から戻ってきても既に滞留し
ている気泡を押し出すことはない。また、略円盤状微小
隙間RV近傍に気泡が発生していると、上記と同様に遠
心力により前記気泡は潤滑油溜穴Q23の奥部Dに補足
される。なお、潤滑油溜穴Q23の奥部Dも撥油処理が
施されている。
【0018】本発明の第2実施例の流体動圧軸受は、微
小隙間を誇張して示した図2の縦断面図に示す通り、第
1実施例の流体動圧軸受と基本的構成は同一である。相
違点は、潤滑油溜の構成にある。即ち、第1実施例の流
体動圧軸受においては潤滑油溜はリング部材3にその外
周面の上下エッジ部分から半径方向内側に斜めに伸びた
一対の細長い潤滑油溜穴Q21とQ22で構成されてい
たのに対し、第2実施例の流体動圧軸受においてはその
奥部Bが連通された複数対の細長い潤滑油溜穴Q21と
Q22で構成されている。この連通部分Bの壁面には、
撥油剤が塗布されている。このため、第1実施例の流体
動圧軸受よりも、より多くの潤滑油を蓄積できると共
に、潤滑油の分配と流動を更に適切に行えるようになっ
た。また、気泡は、連通部分Bに捕捉され、ここに確実
に滞留させられる。
【0019】なお、撥油剤を塗布する撥油処理は、気泡
が生じ易い微小隙間の特定の個所、即ち第1スラスト軸
受隙間RS1とラジアル軸受隙間RRとの境界部C1
と、第2スラスト軸受隙間RS2とラジアル軸受隙間R
Rとの境界部C2の壁面、特にそのコーナーを形成する
壁面にも施されている。これによって、軸受隙間への潤
滑油の円滑な移動を促進するようにした。
【0020】ところで、細長い潤滑油溜穴Q21とQ2
2の奥部Bおよび潤滑油溜穴Q23の奥部Dに滞留して
いる気泡は、その圧力は少なくとも大気圧である。この
気泡の圧力は、細長い潤滑油溜穴Q21とQ22を通
じ、第1スラスト軸受隙間RS1とラジアル軸受隙間R
Rとの境界部C1と、第2スラスト軸受隙間RS2とラ
ジアル軸受隙間RRとの境界部C2、さらに略円盤状微
小隙間RVの周縁部C3に伝えられる。従って、この境
界部C1とC2および周縁部C3の圧力が負圧になるの
を防止するように作用する。
【0021】次に、本発明に係るスピンドルモータは、
上述の流体動圧軸受によってロータをステータに回転自
在に支持したものである。即ち、図3の一実施例の断面
図を参照して説明すると、本発明に係るスピンドルモー
タは、モータ基板9に立設されている流体動圧軸受であ
って、スラスト動圧溝G2がその上面と下面に且つラジ
アル動圧溝G1がその外周面にそれぞれ形成されたリン
グ部材3とこのリング部材3に圧入された円柱部材2と
からなるフランジ付シャフト1と、このフランジ付シャ
フト1が回転自在に嵌合するスリーブ4と、環状蓋部材
5とで構成され、且つリング部材3にはその外周面の上
下エッジ部分から半径方向内側に斜めに伸びた複数の一
対の細長い潤滑油溜穴が周方向に等間隔に形成されてい
ることを特徴とする流体動圧軸受によって、カップ状ハ
ブ6が回転自在に支持されているものである。
【0022】より具体的には、ロータ構成部材であるカ
ップ状ハブ6は円柱部材2の端部に同軸にして固着され
ている。同じくロータ構成部材であるロータ磁石7は、
カップ状ハブ6の内周面に取り付けられている。ロータ
磁石7は、多極着磁された環状の永久磁石からなるもの
である。ステータ構成部材であるステータコイル8は、
流体動圧軸受のスリーブ4の外周面に、ロータ磁石7と
対向し且つ近接して環状に取り付けられている。モータ
基板9もステータ構成部材の一部をなしている。
【0023】
【発明の効果】本発明は、1個のリング部材をスラスト
動圧軸受部材とラジアル動圧軸受部材に兼用した流体動
圧軸受において、前記リング部材にその外周面の上下エ
ッジ部分から半径方向内側に斜めに伸びた複数の一対の
細長い潤滑油溜穴を周方向に等間隔に形成したので、潤
滑油溜の要量を増やすと共に、スラスト動圧軸受部とラ
ジアル動圧軸受部に必要な潤滑油を適切に供給できるよ
うになった。また、その奥部には撥油剤が塗布されてい
るので、前記細長い潤滑油溜穴は気泡を確実に捕捉し、
その奥部に滞留させる。従って、気泡が潤滑油の流動を
阻止することがなくなったので、焼き付き等の事故を防
止し、円滑な回転を維持でき、長寿命化を図ることがで
きた。
【0024】要するに、本発明によって、1個のリング
部材をスラスト動圧軸受部材とラジアル動圧軸受部材の
両方に用いた流体動圧軸受、及びこの流体動圧軸受を軸
受に採用して構成したスピンドルモータの小型化と薄型
化を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】微小隙間を誇張して示した本発明に係る流体動
圧軸受の第1実施例の縦断面図である。
【図2】微小隙間を誇張して示した本発明に係る流体動
圧軸受の第2実施例の縦断面図である。
【図3】本発明に係るスピンドルモータの一実施例の縦
断面図である。
【図4】スラスト動圧溝とラジアル動圧溝が共にリング
部材に形成された流体動圧軸受の動圧分布を示す圧力分
布図である。
【図5】微小隙間を誇張して示した従来の流体動圧軸受
の一例の縦断面図である。
【図6】微小隙間を誇張して示した従来の流体動圧軸受
の他の一例の縦断面図である。
【図7】ラジアル動圧溝の一例を示した斜視図である。
【図8】スラスト動圧溝の一例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 フランジ付シャフト 2 円柱部材 3 リング部材 4 スリーブ 5 環状蓋部材 6 カップ状ハブ 7 ロータ磁石 8 ステータコイル 9 モータ基板 B 潤滑油溜穴Q21、Q22の底部 C1、C2 境界部 C3 周縁部 D 潤滑油溜穴Q23の底部 G1 ラジアル動圧溝 G2 スラスト動圧溝 Q21、Q22、Q23 潤滑油溜穴 RS1、RS2 スラスト軸受隙間として機能する微小
隙間 RR ラジアル軸受隙間として機能する微小隙間 RV、RV1、RV2 潤滑油溜として機能する微小隙
間 S テーパー状微小隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川和田 直樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 小口 和明 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 大木 茂 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 太田 敦司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番 セイ コーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 似鳥 幸司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA07 BA02 BA09 CA02 JA02 KA04 MA03 MA23 5H607 AA00 BB01 DD03 GG01 GG03 GG12 GG15 GG25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラスト動圧溝がその上面と下面に且つ
    ラジアル動圧溝がその外周面にそれぞれ形成されたリン
    グ部材とこのリング部材に圧入された円柱部材とからな
    るフランジ付シャフトと、このフランジ付シャフトが回
    転自在に嵌合するスリーブとを基本構成部材として構成
    された流体動圧軸受において、前記リング部材にはその
    外周面の上下エッジ部分から半径方向内側に斜めに伸び
    た複数の一対の細長い潤滑油溜穴が周方向に等間隔に形
    成されており、前記シャフト底面の回転中心の近傍に潤
    滑油溜穴が縦方向に少なくとも1ケ所形成されているこ
    とを特徴とする流体動圧軸受。
  2. 【請求項2】 前記一対の細長い潤滑油溜穴はその奥の
    部分が連通していることを特徴とする請求項1の流体動
    圧軸受。
  3. 【請求項3】 前記細長い潤滑油溜穴は奥部に撥油処理
    が施されていることを特徴とする請求項1の流体動圧軸
    受。
  4. 【請求項4】請求項1の流体動圧軸受によってロータが
    ステータに回転自在に支持されたスピンドルモータ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004081399A1 (ja) * 2003-03-14 2004-09-23 Seiko Instruments Inc. 流体動圧軸受、モータ、および記録媒体駆動装置
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KR100733231B1 (ko) 2005-12-19 2007-06-27 삼성전기주식회사 유체동압베어링
CN100351534C (zh) * 2003-11-20 2007-11-28 松下电器产业株式会社 轴向动压轴承、主轴电机及信息记录再生装置

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