JP2006173199A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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英明 山越
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Abstract

【課題】SRAMを有する半導体装置の信頼性を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】CMOSインバータを構成する負荷用MISと駆動用MISとに共通するゲート電極の引き出し部GM2の側壁に形成する第2サイドウォール9a1によって素子分離2の端部を覆うことにより、負荷用MIS(Ld1)のドレイン(p型半導体領域13)と上記引き出し部GM2との両者に接する配線溝HM1を形成する際の素子分離2を構成する酸化シリコン膜の削れを、負荷用MIS(Ld1)のp型半導体領域13の深さよりも小さく抑える。
【選択図】図12

Description

本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、SRAM(Static Random Access Memory)を有する半導体装置の製造に適用して有効な技術に関するものである。
パソコンやワークステーション用のキャッシュメモリには、SRAMが使用されている。このSRAMのメモリセルは、1ビットの情報を記憶するフリップフロップ回路と2個の情報転送用電界効果トランジスタ(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor:以下、MISFETと記す)とで構成され、上記フリップフロップ回路は、例えば一対の負荷用MISFETと一対の駆動用MISFETとで構成される。すなわち、このSRAMのメモリセルは、6個のMISFETを使用した、いわゆる完全CMOS(Full Complementary Metal Oxide Semiconductor)型で構成される。
なお、完全CMOS(Full Complementary Metal Oxide Semiconductor)型メモリセルで構成したSRAMについては、例えば特開平7−99255号公報(特許文献1)、特開平8−17944号公報(特許文献2)に記載がある。
特開平7−99255号公報 特開平8−17944号公報
半導体記憶装置の大容量化に伴ったSRAMのメモリセルの占有面積の縮小は、レイアウトルールの縮小によって図られている。しかし、0.18μmプロセス世代以降の高集積のSRAMにおいては、フォトリソグラフィ技術の加工限界以下の寸法でのレイアウトが要求されている。
この対策の1つとして、一方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETと駆動用MISFETとに共通するゲート電極の引き出し部と配線とを接続するコンタクトホールと、他方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETのドレインと上記配線とを接続するコンタクトホールとを1つの開口部で共有し、メモリセルを縮小する方法が採用されている。
しかしながら、上記共通の開口部の形成においては、以下に説明する技術的課題が存在する。
一方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETと駆動用MISFETとに共通するゲート電極の引き出し部は素子分離上に配置されるが、共通の開口部を形成する際に、オーバーエッチングによって素子分離を構成する絶縁膜が削られることがある。素子分離を構成する絶縁膜が削られると、他方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETのドレインが共通の開口部に埋め込まれる導体膜を介して半導体基板に接続される。これにより、素子分離の端部で上記負荷用MISFETのドレインと半導体基板との間でリーク電流が流れ、例えばスタンバイ不良などの特性不良がSRAMのメモリセルにおいて発生して、SRAMを有する半導体装置の信頼性を著しく低下させてしまう。
本発明の目的は、SRAMを有する半導体装置の信頼性を向上させることのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体装置の製造方法は、一方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETと駆動用MISFETとに共通するゲート電極の素子分離上に設けられた引き出し部の側壁に、素子分離の端部を覆うサイドウォールを形成し、その後、一方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETと駆動用MISFETとに共通するゲート電極の素子分離上に設けられた引き出し部と、他方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETのドレインとの両者に共通の開口部を形成する。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
素子分離を構成する絶縁膜の削れを、他方のCMOSインバータを構成する負荷用MISFETのドレインの深さよりも小さく抑えることができるので、素子分離の端部におけるリーク電流が減少し、SRAMのメモリセルにおいてスタンバイ不良などの発生を防止することができる。これにより、SRAMを有する半導体装置の信頼性を向上させることができる。
本実施の形態においては、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、本実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、本実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、本実施の形態で用いる図面においては、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す。また、本実施の形態においては、電界効果トランジスタを代表するMISFETをMISと略し、pチャネル型のMISFETをpMISと略し、nチャネル型のMISFETをnMISと略す。
また、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施の形態1であるSRAMのメモリセルを示す等価回路図である。
図示のように、このメモリセルMCは、一対の相補性データ線(データ線DL、データ線/(バー)DL)とワード線WLとの交差部に配置され、一対の駆動用MIS(Dr1,Dr2)、一対の負荷用MIS(Ld1,Ld2)および一対の転送用MIS(Tr1,Tr2)により構成されている。駆動用MIS(Dr1,Dr2)および転送用MIS(Tr1,Tr2)はnMISで構成され、負荷用MIS(Ld1,Ld2)はpMISで構成されている。
メモリセルMCを構成する上記6個のMISのうち、駆動用MIS(Dr1)および負荷用MIS(Ld1)はCMOSインバータINV1を構成し、駆動用MIS(Dr2)および負荷用MIS(Ld2)はCMOSインバータINV2を構成している。これら一対のCMOSインバータINV1,INV2の相互の入出力端子(記憶ノードA,B)は交差結合され、1ビットの情報を記憶する情報蓄積部としてのフリップフロップ回路を構成している。また、このフリップフロップ回路の一方の入出力端子(記憶ノードA)は、転送用MIS(Tr1)のソース、ドレインの一方に接続され、他方の入出力端子(記憶ノードB)は転送用MIS(Tr2)のソース、ドレインの一方に接続されている。
さらに、転送用MIS(Tr1)のソース、ドレインの他方はデータ線DLに接続され、転送用MIS(Tr2)のソース、ドレインの他方はデータ線/DLに接続されている。また、フリップフロップ回路の一端(負荷用MIS(Ld1,Ld2)の各ソース)は電源電圧(Vcc)に接続され、他端(駆動用MIS(Dr1,Dr2)の各ソース)は基準電圧(Vss)に接続されている。
上記回路の動作を説明すると、一方のCMOSインバータINV1の記憶ノードAが高電位(“H”)であるときには、駆動用MIS(Dr2)がONになるので、他方のCMOSインバータINV2の記憶ノードBが低電位(“L”)になる。従って、駆動用MIS(Dr1)がOFFになり、記憶ノードAの高電位(“H”)が保持される。すなわち、一対のCMOSインバータINV1,INV2を交差結合させたラッチ回路によって相互の記憶ノードA,Bの状態が保持され、電源電圧が印加されている間、情報が保存される。
転送用MIS(Tr1,Tr2)のそれぞれのゲート電極にはワード線WLが接続され、このワード線WLによって転送用MIS(Tr1,Tr2)の導通、非導通が制御される。すなわち、ワード線WLが高電位(“H”)であるときには、転送用MIS(Tr1,Tr2)がONになり、フリップフロップ回路と相補性データ線(データ線DL,/DL)とが電気的に接続されるので、記憶ノードA,Bの電位状態(“H”または“L”)がデータ線DL,/DLに現れ、メモリセルMCの情報として読み出される。
メモリセルMCに情報を書き込むには、ワード線WLを“H”電位レベル、転送用MIS(Tr1,Tr2)をON状態にしてデータ線DL,/DLの情報を記憶ノードA,Bに伝達する。
次に、本実施の形態であるSRAMの製造方法の一例を図2〜図16を用いて工程順に説明する。
図2は、メモリセル約1個分の領域を示す半導体基板の要部平面図、図3(a)は、メモリセル領域の一部(図2のA−A′線)を示す半導体基板の要部断面図、図3(b)は、周辺回路領域の一部を示す半導体基板の要部断面図であり、周辺回路領域にはI/Oおよびアナログ回路を構成する高耐圧MIS、ならびにロジック回路を構成する低耐圧MISを示す。
まず、半導体基板1を用意する。半導体基板1は、例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンからなる基板1aと、例えばエピタキシャル成長法により形成されたエピタキシャル層1bとから構成されている。
次に、半導体基板1に素子分離2を形成する。この素子分離2は、以下のように形成する。フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクにして半導体基板1をエッチングすることにより、例えば深さ0.3〜0.5μm程度の素子分離溝を形成した後、半導体基板1を約1000℃の温度で熱酸化することによって、溝の内壁に、例えば厚さ0.01μm程度の薄い酸化シリコン膜を形成する。この酸化シリコン膜は、溝の内壁に生じたドライエッチングのダメージを回復すると共に、次の工程で溝の内部に埋め込まれる絶縁膜と半導体基板1との界面に生じるストレスを緩和するために形成する。
次に、溝の内部を含む半導体基板1上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、例えば厚さ0.45〜0.5μm程度の絶縁膜を堆積し、化学的機械研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法により溝の上部の絶縁膜を研磨して、その表面を平坦化する。
次に、半導体基板1にp型不純物(例えばホウ素)またはn型不純物(例えばリン)をイオン注入した後、約1000℃の温度で熱処理することにより上記不純物を拡散させて、半導体基板1にp型ウェル4およびn型ウェル5を形成する。
図2に示すように、メモリセルMCでは、半導体基板1に2つのp型ウェル4および2つのn型ウェル5の主表面である活性領域An1,An2,Ap1,Ap2が形成され、これらの活性領域は、絶縁膜が埋め込まれた素子分離2で囲まれている。また、追って説明するように、メモリセルMCを構成する6個のMIS(転送用MIS(Tr1,Tr2)、駆動用MIS(Dr1,Dr2)、負荷用MIS(Ld1,Ld2))のうちnMIS(転送用MIS(Tr1)と駆動用MIS(Dr1))は活性領域Ap1(p型ウェル4)上に形成され、nMIS(転送用MIS(Tr2)と駆動用MIS(Dr2))は活性領域Ap2(p型ウェル4)上に形成される。また、pMIS(負荷用MIS(Ld2))は活性領域An1(n型ウェル5)上に形成され、pMIS(負荷用MIS(Ld1))は活性領域An2(n型ウェル5)上に形成される。
図4は、図2、3に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図、図5(a)は、図2、3に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図5(b)は、図2、3に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1のメモリセル領域の主表面にnMIS(転送用MIS(Tr1,Tr2)、駆動用MIS(Dr1,Dr2))およびpMIS(負荷用MIS(Ld1,Ld2))を形成し、半導体基板1の周辺回路領域の主表面に高耐圧nMIS(QnH)と高耐圧pMIS(QpH)、および低耐圧nMIS(QnL)と低耐圧pMIS(QpL)とを形成する。
まず、フッ酸系の洗浄液を用いて半導体基板1(p型ウェル4およびn型ウェル5)の表面をウェット洗浄した後、約800℃の温度で熱酸化処理することによりp型ウェル4およびn型ウェル5のそれぞれの表面に、例えば厚さ6nm程度の清浄なゲート絶縁膜6を形成する。
次に、ゲート絶縁膜6上にゲート電極Gを形成する。このゲート電極Gは、以下のように形成する。まず、ゲート絶縁膜6の上部に、例えば厚さ0.2μm程度の低抵抗多結晶シリコン膜をCVD法により堆積する。続いて、フォトリソグラフィ法により形成されたレジストパターンをマスクにして多結晶シリコン膜をドライエッチングすることにより、多結晶シリコン膜からなるゲート電極Gを形成する。
図4に示すように、メモリセルMCでは、活性領域Ap1上に転送用MIS(Tr1)のゲート電極Gと駆動用MIS(Dr1)のゲート電極Gとが形成され、活性領域Ap2上に転送用MIS(Tr2)のゲート電極Gと駆動用MIS(Dr2)のゲート電極Gとが形成される。また、活性領域An1上に負荷用MIS(Ld2)のゲート電極Gが形成され、活性領域An2上に負荷用MIS(Ld1)のゲート電極Gが形成される。負荷用MIS(Ld1)のゲート電極Gと駆動用MIS(Dr1)のゲート電極Gとは共通であり、ゲート電極Gの端部には後の工程で局所配線が接続される引き出し部GM1が備わる。また、同様に、負荷用MIS(Ld2)のゲート電極Gおよび駆動用MIS(Dr2)のゲート電極Gとは共通であり、ゲート電極Gの端部には後の工程で局所配線が接続される引き出し部GM2が備わる。上記引き出し部GM1,GM2は素子分離2上に形成され、引き出し部GM1,GM2の端部と素子分離2の端部との距離Laは、例えば0.18μm程度である。
次に、ゲート電極Gの両側のp型ウェル4にn型不純物(例えばリン)をイオン注入することによってn型半導体領域7を形成し、またゲート電極Gの両側のn型ウェル5にp型不純物(例えばヒ素)をイオン注入することによってp型半導体領域8を形成する。
図6(a)は、図4,5に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図6(b)は、図4、5に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1上にCVD法により、例えば厚さ0.1μm程度の窒化シリコン膜9を堆積し、続いて、例えば厚さ0.1μm程度の酸化シリコン膜10を堆積する。窒化シリコン膜9および酸化シリコン膜10の厚さは、メモリセルMCのCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2の端部と素子分離2の端部との距離Laによって決まり、堆積された厚さで距離La、例えば0.18μmを覆うことのできる厚さ、例えば0.2μm程度に設定される。
なお、窒化シリコン膜9および酸化シリコン膜10の厚さはメモリセル領域に形成される各種MIS(駆動用MIS(Dr1,Dr2)、転送用MIS(Tr1,Tr2)および負荷用MIS(Ld1,Ld2))ならびに周辺回路領域に形成される各種MIS(高耐圧nMIS(QnH)、高耐圧pMIS(QpH)、低耐圧nMIS(QnL)および低耐圧pMIS(QpL))の特性をも左右するため、これら各種MISの特性も考慮して決定される。しかし、上記距離Laにより決まった窒化シリコン膜9および酸化シリコン膜10の厚さで所望する特性が得られない場合は、各MISにおいて、例えばゲート絶縁膜6の厚さ、p型ウェル4またはn型ウェル5の不純物濃度、ソース、ドレインを構成する半導体領域の不純物濃度などが調整される。
図7は、図6に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図、図8(a)は、図6に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図8(b)は、図6に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
酸化シリコン膜10を異方的にエッチングすることによって、ゲート電極Gの側壁に第1サイドウォール10aを形成する。このエッチングにおける窒化シリコン膜9に対する酸化シリコン膜10のエッチング選択比は、例えば7〜10程度とすることができるので、窒化シリコン膜9は第1サイドウォール10aの形成時のエッチングストッパとしての役割を果たす。第1サイドウォール10aの長さL1aは、例えば0.1μm程度である。
次に、メモリセルMCのCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2、ならびに周辺回路領域に形成される高耐圧nMIS(QnH)および高耐圧pMIS(QpH)のゲート電極Gを覆うレジストパターン(図7中、網掛けのハッチングで示す)11をフォトリソグラフィ法により形成する。
図9(a)は、図7、8に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図9(b)は、図7、8に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
レジストパターン11をマスクにしたウエットエッチングにより、レジストパターン11に覆われていない領域(ここでは、メモリセルMCのCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2、ならびに周辺回路領域に形成される高耐圧nMIS(QnH)および高耐圧pMIS(QpH)のゲート電極G以外の領域)の第1サイドウォール10aを除去する。その後、レジストパターン11を除去する。
図10(a)は、図9に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図10(b)は、図9に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
窒化シリコン膜9を異方的にエッチングすることによって、ゲート電極Gの側壁に第2サイドウォール9a1,9a2を形成する。このエッチングでは、酸化シリコン膜10に対する窒化シリコン膜9のエッチング選択比を、例えば1〜2程度とすることにより、酸化シリコン膜10からなる第1サイドウォール10aと窒化シリコン膜9とが、ほぼ同程度にエッチングされるようにする。これにより、メモリセルMCのCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2、ならびに周辺回路領域に形成される高耐圧nMIS(QnH)および高耐圧pMIS(QpH)のゲート電極Gの側壁には、例えば0.2μm程度の長さL1を有する第2サイドウォール9a1が形成され、また、上記以外のゲート電極Gの側壁には、例えば0.07〜0.08μm程度の長さL2を有する第2サイドウォール9a2が形成される。
ここで、第2サイドウォール9a1の長さL1(0.2μm程度)は、メモリセルMCのCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2の端部と素子分離2の端部との距離La(0.18μm)よりも長く形成される。従って、第2サイドウォール9a1,9a2を形成する際、素子分離2を構成する酸化シリコン膜に削れは生じない。さらに、第2サイドウォール9a1の長さL1(0.2μm程度)は、周辺回路領域に形成される高耐圧nMIS(QnH)および高耐圧pMIS(QpH)において所望する特性が得られる長さに設定されている。また、第2サイドウォール9a2の長さL2(0.07〜0.08μm程度)は、メモリセル領域に形成される各種MIS(駆動用MIS(Dr1,Dr2)、転送用MIS(Tr1,Tr2)および負荷用MIS(Ld1,Ld2))、ならびに周辺回路領域に形成される低耐圧nMIS(QnL)および低耐圧pMIS(QpL)において所望する特性が得られる長さに設定されている。
なお、図10には、上記引き出し部GM1,GM2の側壁に形成される第2サイドウォール9a1を全て窒化シリコン膜9により構成する図を示したが、第1サイドウォール10aの一部を残すことで、窒化シリコン膜9と酸化シリコン膜10とからなる第2サイドウォール9a1を構成することもできる。
次に、ゲート電極Gの両側のp型ウェル4にn型不純物(例えばリンまたはヒ素)をイオン注入することによってn型半導体領域(ソース、ドレイン)12を形成し、ゲート電極Gの両側のn型ウェル5にp型不純物(例えばホウ素)をイオン注入することによってp型半導体領域(ソース、ドレイン)13を形成する。
ここまでの工程で、メモリセルMCを構成する6個のMIS(駆動用MIS(Dr1,Dr2)、転送用MIS(Tr1,Tr2)および負荷用MIS(Ld1、Ld2))、ならびに周辺回路領域の高耐圧nMIS(QnH)、高耐圧pMIS(QpH)、低耐圧nMIS(QnL)および低耐圧pMIS(QpL)が完成する。
図11は、図10に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図、図12(a)は、図10に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図12(b)は、図10に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
半導体基板1の表面を洗浄した後、半導体基板1上にスパッタリング法によりコバルト膜およびチタン膜を順次堆積する。続いて、例えば600℃の温度で1分間程度の熱処理を半導体基板1に施し、半導体基板1の露出部(n型半導体領域12、p型半導体領域13)およびゲート電極G上にコバルトシリサイド膜14を形成する。さらに、未反応のコバルト膜およびチタン膜をエッチングにより除去した後、例えば700〜800℃の温度で1分間程度の熱処理を半導体基板1に施し、コバルトシリサイド膜14を低抵抗化する。
次に、半導体基板1上にCVD法により、例えば厚さ0.03〜0.05μm程度の窒化シリコン膜15を堆積する。なお、窒化シリコン膜15は、後述するコンタクトホール等の形成時のエッチングストッパとしての役割を果たす。
次に、窒化シリコン膜15上にPSG(Phosphor Silicate Glass)膜16を形成し、熱処理を行い、平坦化した後、酸化シリコン膜17を堆積する。この酸化シリコン膜17は、例えば、テトラエトキシシランを原料とし、プラズマCVD法により形成する。窒化シリコン膜15、PSG膜16および酸化シリコン膜17は、例えばゲート電極Gと後に形成される配線との間の層間絶縁膜となる。また、CVD法により、例えば厚さ0.7〜0.8μm程度の酸化シリコン膜17を窒化シリコン膜15上に堆積した後、酸化シリコン膜17の表面をCMP法で研磨してその表面を平坦化してもよい。
次に、フォトリソグラフィ法により形成したレジストパターンをマスクにして酸化シリコン膜17およびPSG膜16をドライエッチングし、続いて、窒化シリコン膜15をドライエッチングすることによって、n型半導体領域12およびp型半導体領域13上にコンタクトホールC1を形成し、さらに配線溝(共通の開口部)HM1,HM2を形成する。また、転送用MIS(Tr1,Tr2)のゲート電極Gの引き出し部上にコンタクトホールC1を形成する。
2つの配線溝HM1,HM2のうち、一方の配線溝HM1は、負荷用MIS(Ld1)のドレイン上から、CMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2上まで延びている。すなわち、配線溝HM1は、上記ゲート電極Gの引き出し部GM2と後に形成される局所配線とを接続するコンタクトホールと、負荷用MIS(Ld1)のドレインと上記局所配線とを接続するコンタクトホールとを共有する1つの溝である。また、他方の配線溝HM2は、負荷用MIS(Ld2)のドレイン上から、CMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1上まで延びている。すなわち、配線溝HM2は、上記ゲート電極Gの引き出し部GM1と後に形成される局所配線とを接続するコンタクトホールと、負荷用MIS(Ld2)のドレインと上記局所配線とを接続するコンタクトホールとを共有する1つの溝である。
上記配線溝HM1,HM2およびコンタクトホールC1の形成時においては、まず、窒化シリコン膜15をエッチングストッパとして機能させて、酸化シリコン膜17およびPSG膜16をドライエッチングする。このエッチングにおける窒化シリコン膜15に対する酸化シリコン膜17またはPSG膜16のエッチング選択比は、例えば20〜30程度であるので、窒化シリコン膜15は酸化シリコン膜17およびPSG膜16のエッチングストッパとしての役割を果たす。
次に、露出した窒化シリコン膜15をドライエッチングする。この際、配線溝HM1,HM2が形成される領域のp型拡散領域13、ならびにCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2を構成する多結晶シリコン膜を確実に露出させるために、窒化シリコン膜15はオーバーエッチングされる。このオーバーエッチングでは、CMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2の側壁に形成された第2サイドウォール9a1もエッチングされるが、第2サイドウォール9a1が、配線溝HM1,HM2が形成される領域の素子分離2の端部を覆っていることから、第2サイドウォール9a1がエッチングされても、素子分離2を構成する酸化シリコン膜の削れを、負荷用MIS(Ld1,Ld2)のp型半導体領域13の深さよりも小さく抑えることができる。
次に、コンタクトホールC1、ならびに第1および第2配線溝HM1,HM2の内部を含む酸化シリコン膜17上にスパッタリング法によりチタン膜および窒化チタン膜を順次堆積し、例えば500〜700℃の温度で1分間程度の熱処理を半導体基板1に施す。続いて、CVD法によりタングステン膜を堆積し、酸化シリコン膜17の表面が露出するまでエッチバックもしくはCMPを施して、コンタクトホールC1、ならびに第1および第2配線溝HM1,HM2の外部のチタン膜、窒化チタン膜およびタングステン膜を除去することにより、コンタクトホールC1の内部にプラグP1を形成し、第1および第2配線溝HM1,HM2の内部に局所配線18a,18bを形成する。
一方の局所配線18aは、負荷用MIS(Ld1)のドレイン、転送用MIS(Tr1)のソース、およびCMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2に接続されている。また、他方の局所配線18bは、負荷用MIS(Ld2)のドレイン、転送用MIS(Tr2)のソース、およびCMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1に接続されている。
この後、上層の配線、例えば第0、第1および第2層配線が形成される。引き続き、これらの配線の形成工程について説明する。
図13は、図11、12に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図、図14(a)は、図11、12に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図14(b)は、図11、12に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
まず、局所配線18a,18b、プラグP1上にスパッタリング法により、例えば厚さ0.1μm程度のタングステン膜を堆積する。続いて、パターニングすることによって第0層配線M0を形成する。
次に、局所配線18a,18b、第0層配線M0および酸化シリコン膜17上に、CVD法により酸化シリコン膜19を堆積する。続いて、第0層配線M0上の酸化シリコン膜19をエッチングにより除去することによりコンタクトホールC2を形成する。
次に、コンタクトホールC2の内部を含む酸化シリコン膜19上にスパッタリング法により、例えば厚さ0.01μm程度のチタン膜および厚さ0.05μm程度の窒化チタン膜を順次堆積し、例えば500〜700℃の温度で1分間程度の熱処理を半導体基板1に施す。続いて、CVD法によりタングステン膜を堆積し、酸化シリコン膜19の表面が露出するまでエッチバックもしくはCMPを施して、コンタクトホールC2の外部のチタン膜、窒化チタン膜およびタングステン膜を除去することによりプラグP2を形成する。なお、図13の平面図においては、ゲート電極Gおよび活性領域An1等の表示を省略している。
次に、酸化シリコン膜19およびプラグP2上に第1層配線(図13中、網掛けのハッチングで示す)M1を形成する。まず、スパッタリング法により、例えば厚さ0.01μm程度のチタン膜および厚さ0.05μm程度の窒化チタン膜を順次堆積し、例えば500〜700℃の温度で1分間程度の熱処理を半導体基板1に施す。続いて、CVD法によりタングステン膜を堆積し、パターニングすることによって第1層配線M1を形成する。第1層配線M1のうち、プラグP1,P2を介して転送用MIS(Tr1,Tr2)のゲート電極Gを接続する第1層配線M1はワード線WLとなる。
図15は、図13、14に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図、図16(a)は、図13、14に続く製造工程における図3(a)と同じ箇所の要部断面図、図16(b)は、図13、14に続く製造工程における図3(b)と同じ箇所の要部断面図である。
第1層配線M1および酸化シリコン膜19上に酸化シリコン膜20をCVD法により堆積した後、第1層配線M1上の酸化シリコン膜20をエッチングにより除去することによりコンタクトホールC3を形成する。
次に、酸化シリコン膜20上に第2層配線(図15中、網掛けのハッチングで示す)M2を形成する。まず、スパッタリング法により、例えば厚さ0.01μm程度のチタン膜および厚さ0.05μm程度の窒化チタン膜を順次堆積し、例えば500〜700℃の温度で1分間程度の熱処理を半導体基板1に施す。続いて、CVD法によりタングステン膜を堆積し、パターニングすることによって第2層配線M2を形成する。第2層配線M2を介して駆動用MIS(Dr1,Dr2)のソースに基準電位Vssが供給される。また、第2層配線M2を介して負荷用MIS(Ld1,Ld2)のソースに電源電位Vccが供給される。また、駆動用MIS(Dr1,Dr2)の一端と接続された第2層配線M2はデ−タ線DL,/DLとなる。
以上の工程により、図1を用いて説明したSRAMメモリセルMCおよび周辺回路が、ほぼ完成する。
このように、本実施の形態1によれば、負荷用MIS(Ld2)のドレイン(p型半導体領域13)と、CMOSインバータINV1を構成する負荷用MIS(Ld1)と駆動用MIS(Dr1)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM1との両者に接する配線溝HM1、負荷用MIS(Ld1)のドレイン(p型半導体領域13)と、CMOSインバータINV2を構成する負荷用MIS(Ld2)と駆動用MIS(Dr2)とに共通するゲート電極Gの引き出し部GM2との両者に接する配線溝HM2を形成する際、上記引き出し部GM1,GM2の側壁に形成された第2サイドウォール9a1が素子分離2の端部を覆っていることから、第2サイドウォール9a1がエッチングされても、素子分離2を構成する酸化シリコン膜の削れを、負荷用MIS(Ld1,Ld2)のp型半導体領域13の深さよりも小さく抑えることができる。これにより、素子分離2の端部における配線溝HM1,HM2に埋め込まれる局所配線18a,18bと半導体基板1との間のリーク電流が減少して、SRAMのメモリセルMCにおけるスタンバイ不良などの発生を防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば前記実施の形態では、SRAMの製造方法に適用した場合について説明したが、第1MISのソースまたはドレインと、上記第1MISに隣接する第2MISのゲート電極の素子分離上に設けられた引き出し部との両者に接続する導体膜を形成するいかなる半導体装置の製造方法に適用することが可能である。
本発明の半導体装置の製造方法は、例えば0.18μmプロセス世代以降の高集積が要求される半導体装置の製造に適用される。
本発明の一実施の形態であるSRAMのメモリセルを示す等価回路図である。 本発明の一実施の形態であるSRAMの製造方法を示す半導体基板の要部平面図である。 本発明の一実施の形態であるSRAMの製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。(a)はメモリセル領域の一部(図2のA−A′線)、(b)は周辺回路領域の一部を示す。 図2、3に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図である。 (a)、(b)は、図2、3に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 (a)、(b)は、図4、5に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 図6に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図である。 (a)、(b)は、図6に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 (a)、(b)は、図7、8に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 (a)、(b)は、図9に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 図10に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図である。 (a)、(b)は、図10に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 図11、12に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図である。 (a)、(b)は、図11、12に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。 図13、14に続く製造工程における図2と同じ箇所の要部平面図である。 (a)、(b)は、図13、14に続く製造工程における図3と同じ箇所の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
1a 基板
1b エピタキシャル層
2 素子分離
4 p型ウェル
5 n型ウェル
6 ゲート絶縁膜
7 n型半導体領域
8 p型半導体領域
9 窒化シリコン膜
9a1,9a2 第2サイドウォール
10 酸化シリコン膜
10a 第1サイドウォール
11 レジストパターン
12 n型半導体領域
13 p型半導体領域
14 コバルトシリサイド膜
15 窒化シリコン膜
16 PSG膜
17 酸化シリコン膜
18a 局所配線
18b 局所配線
19 酸化シリコン膜
20 酸化シリコン膜
A,B 記憶ノード
An1,An2,Ap1,Ap2 活性領域
C1,C2,C3 コンタクトホール
DL,/DL データ線
Dr1,Dr2 駆動用MIS
G ゲート電極
GM1,GM2 引き出し部
HM1,HM2 配線溝
INV1,INV2 CMOSインバータ
L1,L2,L1a 長さ
La 距離
Ld1,Ld2 負荷用MIS
M0 第0層配線
M1 第1層配線
M2 第2層配線
MC メモリセル
QnH 高耐圧nMIS
QnL 低耐圧nMIS
QpH 高耐圧pMIS
QpL 低耐圧pMIS
P1,P2 プラグ
Tr1,Tr2 転送用MIS
Vcc 電源電圧
Vss 基準電圧
WL ワード線

Claims (5)

  1. 第1ゲート電極を有する第1電界効果トランジスタと、第2ゲート電極を有する第2電界効果トランジスタとが素子分離によって電気的に分離され、
    前記素子分離上に延在する前記第2ゲート電極の引き出し部と、前記第1電界効果トランジスタのソースまたはドレインを構成する半導体領域とが導電層を介して電気的に接続された半導体装置の製造方法であって、以下の工程を含む:
    (a)半導体基板の主面に前記素子分離と、前記素子分離によって互いに電気的に分離された第1および第2活性領域を形成する工程;
    (b)前記第1活性領域に前記第1電界効果トランジスタの第1ゲート電極を形成し、前記第2活性領域に前記第2電界効果トランジスタの第2ゲート電極を形成し、前記第2ゲート電極の前記引き出し部を前記素子分離上に延在させる工程;
    (c)前記工程(b)の後、前記半導体基板の主面上に第1絶縁膜および第2絶縁膜を順次形成する工程;
    (d)前記第2絶縁膜を異方性エッチングすることにより、前記第1ゲート電極の側壁に前記第2絶縁膜からなる第1サイドウォールを形成し、前記第2ゲート電極の側壁に前記第2絶縁膜からなる第2サイドウォールを形成し、前記引き出し部の側壁に前記第2絶縁膜からなる第3サイドウォールを形成する工程;
    (e)前記第1および第2サイドウォールを選択的に除去し、前記第3サイドウォールを前記引き出し部の側壁に残す工程;
    (f)前記工程(e)の後、前記第1絶縁膜を異方性エッチングすることにより、前記第1ゲート電極の側壁に前記第1絶縁膜からなる第4サイドウォールを形成し、前記第2ゲート電極の側壁に前記第1絶縁膜からなる第5サイドウォールを形成し、前記引き出し部の側壁に前記第1絶縁膜からなり、その端部が前記第1活性領域上に延在する第6サイドウォールを形成する工程;
    (g)前記工程(f)の後、前記半導体基板の主面上に第3絶縁膜を堆積する工程;
    (h)前記第1電界効果トランジスタの前記半導体領域の一部と前記引き出し部の一部とに跨る領域の前記第3絶縁膜をエッチングすることにより、前記半導体領域の一部と前記引き出し部の一部とが露出する開口部を形成する工程;
    (i)前記溝の内部に導電層を形成することにより、前記導電層を介して前記半導体領域と前記引き出し部とを電気的に接続する工程。
  2. 前記第1絶縁膜は、窒化シリコンを主成分とする絶縁膜からなり、前記第2絶縁膜は、酸化シリコンを主成分とする絶縁膜からなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第3絶縁膜は、窒化シリコンを主成分とする絶縁膜の上部に酸化シリコンを主成分とする絶縁膜を形成した積層膜からなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1ゲート電極は、一対の駆動用電界効果トランジスタ、一対の負荷用電界効果トランジスタおよび一対の転送用電界効果トランジスタにより構成されるSRAMの一方の負荷用電界効果トランジスタと一方の駆動用電界効果トランジスタとに共通のゲート電極であり、前記第2ゲート電極は、前記SRAMの他方の負荷用電界効果トランジスタと他方の駆動用電界効果トランジスタとに共通のゲート電極であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記素子分離は、前記半導体基板の主面に形成した溝の内部に酸化シリコンを主成分とする第4絶縁膜を埋め込んで形成され、前記工程(h)のエッチングにおける前記第4絶縁膜の削れ量は、前記エッチングにおける前記半導体領域の削れ量よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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