JP2006173169A - マグネットローラ、現像剤担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
マグネットローラ、現像剤担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006173169A JP2006173169A JP2004359568A JP2004359568A JP2006173169A JP 2006173169 A JP2006173169 A JP 2006173169A JP 2004359568 A JP2004359568 A JP 2004359568A JP 2004359568 A JP2004359568 A JP 2004359568A JP 2006173169 A JP2006173169 A JP 2006173169A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- molded body
- long
- moisture
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】磁性紛を含有するプラスチック磁石で構成される円筒状磁石成形体1の極に相当する部分に、他の部材が埋設できるような凹状の溝部2が少なくとも1つ設けられ、そして、該凹状の溝部2に、磁石紛とそれらの周囲に付着した熱可塑性樹脂微粒子で固着された該円筒状磁石成形体1のプラスチック磁石よりも高磁力の長尺磁石成形体3が配置されマグネットローラーにおいて、(イ)防湿性の樹脂膜4が、該長尺磁石成形体3の上表面に被覆されていると共に、(ロ)該防湿性の樹脂膜5が、該長尺磁石成形体3の両側面と該凹状の溝2を形成する両壁面との間の隙間に充填されているものとする。
【選択図】図1
Description
(イ)防湿性の樹脂膜が、該長尺磁石成形体の上表面に被覆されていると共に、
(ロ)該防湿性の樹脂膜が、該長尺磁石成形体の両側面と該凹状の溝部を形成する両壁面との間の隙間に充填されている
ことを特徴とするマグネットローラである。
(イ)該熱可塑性樹脂微粒子が、熱可塑性樹脂、並びに、 顔料、帯電制御剤及び離型剤から選ばれる少なくとも1種の配合材料で構成され、そして、
(ロ)該熱可塑性樹脂微粒子の平均粒径が、10μm以下である
ことを特徴とするものである。
(1)(a)異方性のNd−Fe−Bで構成される平均粒径:107μmの磁石粉(愛知製鋼社製、MFP−13)95重量%、及び、(b)熱可塑性樹脂として、ポリエステル樹脂89.8重量部及びスチレンアクリル樹脂9重量部よりなる熱軟化点:75℃の熱可塑性樹脂、並びに、流動性付与剤として、疎水性スリカ1.2重量部を配合してなる樹脂組成物で構成される平均体積粒径:5.5μmの熱可塑性樹脂微粒子5重量%、を混合し、これらをターブラーミキサーで10分間攪拌してコンパウンドとした。そして、このコンパウンドを幅2.5mm、高さ13.0mm、及び、長さ313mmの大きさのキャビティ有する調温された金型のキャビティに充填した後、金型に18000(Oe)の磁界が発生するように直流電界を加え、続いて、室温において前記キャビティに充填した圧縮成形用コンパウンドに磁場印加状態で5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて成形した。次に、この金型に逆磁場を印加して、ワークと金型の両方の脱磁を行なった後、ワークを金型から取り出した。このようにして得られた長尺磁石成形体は、幅5.02mm、頂上部高さ5.51mm、及び、長さ312.6mmであり、その長さ312.6mmの幅方向が直径11.3mmのR形状になっており、また、その長尺磁石成形体の成形密度は、5.65g/cm3 であった。次に、この長尺磁石成形体を100℃のオーブンで60分間熱処理し、バインダーを溶解すると共に、成形後のウネリを矯正した。
(1)(a)異方性のNd−Fe−Bで構成される平均粒径:107μmの磁石粉(愛知製鋼社製、MFP−13)95重量%、及び、(b)熱可塑性樹脂として、ポリエステル樹脂89.8重量部及びスチレンアクリル樹脂9重量部よりなる熱軟化点:75℃の熱可塑性樹脂、並びに、流動性付与剤として、疎水性スリカ1.2重量部を配合してなる樹脂組成物で構成される平均体積粒径:5.5μmの熱可塑性樹脂微粒子5重量%、を混合し、これらをターブラーミキサーで10分間攪拌してコンパウンドとした。そして、このコンパウンドを幅2.5mm、高さ13.0mm、及び、長さ313mmの大きさのキャビティ有する調温された金型のキャビティに充填した後、金型に18000(Oe)の磁界が発生するように直流電界を加え、続いて、室温において前記キャビティに充填した圧縮成形用コンパウンドに磁場印加状態で5.5ton/cm2 のプレス圧を加えて成形した。次に、この金型に逆磁場を印加して、ワークと金型の両方の脱磁を行なった後、ワークを金型から取り出した。このようにして得られた長尺磁石成形体は、幅5.05mm、頂上部高さ5.53mm、及び、長さ312.6mmであり、その長さ312.6mmの幅方向が直径11.3mmのR形状になっており、また、その長尺磁石成形体の成形密度は、5.66g/cm3 であった。次に、この長尺磁石成形体を100℃のオーブンで60分間熱処理し、バインダーを溶解すると共に、成形後のウネリを矯正した。
2 凹状の溝部
3 長尺磁石成形体
3a 磁石紛
3b バインダー材料としての熱可塑性樹脂微粒子
4,5 防湿性の樹脂膜
4b、5b 磁石微粒子
6 接着剤
7 他の長尺磁石成形体
8 凹部分
10 マグネットローラ
11 非磁性円筒体
20 現像剤担持体(現像ローラ)
21 現像剤供給部材
22 現像剤層規制部材
24 帯電ローラ
30 現像装置
40 プロセスカートリッジ
50 画像形成装置
Claims (9)
- 磁性紛を含有するプラスチック磁石で構成される円筒状磁石成形体の極に相当する部分に、他の部材が埋設できるような凹状の溝部が少なくとも1つ設けられ、そして、該凹状の溝部に、磁石紛とそれらの周囲に付着した熱可塑性樹脂微粒子で固着された該円筒状磁石成形体のプラスチック磁石よりも高磁力の長尺磁石成形体が配置されたマグネットローラーにおいて、
(イ)防湿性の樹脂膜が、該長尺磁石成形体の上表面に被覆されていると共に、
(ロ)該防湿性の樹脂膜が、該長尺磁石成形体の両側面と該凹状の溝部を形成する両壁面との間の隙間に充填されている
ことを特徴とするマグネットローラ。 - 前記防湿性の樹脂膜が、ブタジエン系ゴム及びメチルシクロヘキサン溶媒を含有する樹脂組成物によって形成された樹脂膜であることを特徴とする請求項1に記載のマグネットローラ。
- 前記防湿性の樹脂膜が、平均粒径:10μm以下の磁石微粒子を含有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のマグネットローラ。
- 前記防湿性の樹脂膜の膜厚:50μmで測定したときの透湿度が、0.01g/cm2 ・24hr以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマグネットローラ。
- 前記長尺磁石成形体が、磁石紛と熱可塑性樹脂微粒子とを含む磁石コンパウンドを磁場中で圧縮成形して得た長尺磁石成形体であって、
(イ)該熱可塑性樹脂微粒子が、熱可塑性樹脂、並びに、 顔料、帯電制御剤及び離型剤から選ばれる少なくとも1種の配合材料で構成され、そして、
(ロ)該熱可塑性樹脂微粒子の平均粒径が、10μm以下である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のマグネットローラ。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のマグネットローラの外周に回転可能な非磁性円筒体を有することを特徴とする現像剤担持体。
- 現像剤担持体、現像剤供給部材、現像剤層規制部材、及び、現像剤を少なくとも有する現像装置において、該現像剤担持体として、請求項6に記載の現像剤担持体を有することを特徴とする現像装置。
- 現像装置、像担持体及び帯電手段を少なくとも有するプロセスカートリッジにおいて、該現像装置として、請求項7に記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
- プロセスカートリッジ、光書き込み手段、転写部材、及び、定着装置を少なくとも有する画像形成装置において、該プロセスカートリッジとして、請求項8に記載のプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004359568A JP4778705B2 (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | マグネットローラ、現像剤担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004359568A JP4778705B2 (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | マグネットローラ、現像剤担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011051896A Division JP2011119769A (ja) | 2011-03-09 | 2011-03-09 | マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006173169A true JP2006173169A (ja) | 2006-06-29 |
JP4778705B2 JP4778705B2 (ja) | 2011-09-21 |
Family
ID=36673614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004359568A Expired - Fee Related JP4778705B2 (ja) | 2004-12-13 | 2004-12-13 | マグネットローラ、現像剤担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4778705B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119769A (ja) * | 2011-03-09 | 2011-06-16 | Ricoh Co Ltd | マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002278280A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Ricoh Co Ltd | 現像ローラ及びその製造方法 |
JP2003280394A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Ricoh Co Ltd | 現像マグネットローラの製造方法、現像装置、及び電子写真式画像形成装置 |
JP2004193543A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-07-08 | Ricoh Co Ltd | 磁石混成剤材料、磁石成型体とその製造方法、現像マグネットローラ、現像装置、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
JP2004271876A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Ricoh Co Ltd | 現像剤担持体、現像方法、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
-
2004
- 2004-12-13 JP JP2004359568A patent/JP4778705B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002278280A (ja) * | 2001-03-21 | 2002-09-27 | Ricoh Co Ltd | 現像ローラ及びその製造方法 |
JP2003280394A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Ricoh Co Ltd | 現像マグネットローラの製造方法、現像装置、及び電子写真式画像形成装置 |
JP2004193543A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-07-08 | Ricoh Co Ltd | 磁石混成剤材料、磁石成型体とその製造方法、現像マグネットローラ、現像装置、プロセスカートリッジ並びに画像形成装置 |
JP2004271876A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Ricoh Co Ltd | 現像剤担持体、現像方法、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119769A (ja) * | 2011-03-09 | 2011-06-16 | Ricoh Co Ltd | マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4778705B2 (ja) | 2011-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7189338B2 (en) | Image forming apparatus and developing device therefor | |
US8023867B2 (en) | Magnet roller and method for the same, magnetic particle-support member, development device, process cartridge, and image forming apparatus | |
EP2077470B1 (en) | Magnetic field generating member and manufacturing method thereof | |
JP4778705B2 (ja) | マグネットローラ、現像剤担持体、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP4491251B2 (ja) | 磁石コンパウンド材料、磁石成型体、現像マグネットローラ、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2011119769A (ja) | マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP2007042816A (ja) | 圧縮成形用磁石コンパウンド、長尺磁石成形体、マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、及び、画像形成装置 | |
JP4949883B2 (ja) | 現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP4571852B2 (ja) | 圧縮成形用磁性粉、圧縮成形用磁石コンパウンド、長尺磁石成形体、マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、及び、画像形成装置 | |
JP2006073595A (ja) | 圧縮成形用コンパウンド、及び、その製造方法、並びに、長尺磁石成形体、及び、その製造方法、並びに、マグネットローラ、現像ローラ、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP4718143B2 (ja) | 圧縮成形用磁石コンパウンド、長尺磁石成形体、マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP4299173B2 (ja) | 圧縮成形用コンパウンド材料、磁石成形体、及び、マグネットローラ | |
JP2822476B2 (ja) | 現像装置 | |
JP4932344B2 (ja) | 長尺磁石成形体の製造方法 | |
JP2006073596A (ja) | 長尺磁石成形体、及び、その製造方法、並びに、マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP2005038941A (ja) | マグネットブロック、磁石ローラ、現像ローラ及び現像装置 | |
JP2002296909A (ja) | 現像ローラ及びその製造方法、現像装置並びに画像形成装置 | |
JP2006196695A (ja) | 長尺磁石成形体、及び、その製造方法、並びに、マグネットローラ、現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP2005070297A (ja) | 現像マグネットローラとその製造方法、現像ローラ並びに画像形成装置 | |
JP2007171297A (ja) | 現像剤担持体、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2003280394A (ja) | 現像マグネットローラの製造方法、現像装置、及び電子写真式画像形成装置 | |
JPH0451249A (ja) | 磁性トナー及びその製造方法 | |
JP2005086103A (ja) | 希土類マグネットブロックの製造方法及び装置 | |
JP2003015424A (ja) | マグネットローラ | |
JP2001291628A (ja) | マグネットローラ及びマグネットローラの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100409 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101214 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110309 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20110316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110704 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |