JP2006172101A - 移動体のrfid読み書き方法および装置 - Google Patents

移動体のrfid読み書き方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】移動する物品に設けられたRFIDタグに多量のデータをRFIDリーダライタにより高速且つ正確に読み書き可能にする移動体のRFID読み書き方法および装置を提供する。
【解決手段】移動体に設けられたRFIDタグ30およびRFIDリーダライタ20により構成される。RFIDリーダライタ20は、移動体の移動方向に沿って配置された複数のアンテナ22A〜22Cを有し、これら複数のアンテナ22A〜22Cの検知エリア(又は通信エリア)が移動体の移動方向に実質的に連続するようにし、移動体の移動に応じてこれら複数のアンテナ22A〜22CをRFIDリーダライタ20の本体21内部の切替部により切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は移動体のRFID読み書き方法および装置に関し、特にベルトコンベアなどにより移動される物品等に設けられたRFIDタグ又は無線通信タグにRFIDリーダライタにより情報又はデータを読み書きする移動体のRFID読み書き方法および装置に関する。
RFIDは、Radio Frequency Identificationの略称であり、一般にRFタグ、RFIDタグ、ICタグ又は比接触ICカード等の種々の名称で呼ばれている。本明細書中では、これらをRFIDタグという。斯かるRFIDタグは、RFIDリーダライタを使用して種々のデータ(例えば、商品名、重量、数量、製造元(又は生産地)、製造年月日、価格、賞味期限等)が書き込まれて管理したい物品に取り付けられている。そして、斯かる物品に取り付けられたRFIDタグのデータをRFIDリーダライタで読み取り、又は新たなデータを書き込み在庫管理その他の目的に使用する。
RFID読書システムは、RFIDリーダライタ(又は質問器)とRFIDタグにより構成され、RFIDリーダライタによりRFIDタグにデータを書き込み、またRFIDタグに書き込まれたデータをRFIDリーダライタにより適宜読み取られる。このRFIDリーダライタによる読み書きは、誘導電磁界を利用する電磁誘導式(動作周波数は135kHz又は13.56MHz)および放射電磁界を利用する電波方式(動作周波数は433MHz、900MHz又は2.4GHz)があり、これら各方式で動作周波数が規定されている。上述の如く、電磁誘導方式は電波方式に比較して動作周波数が低く、データの伝送用量が小さい。しかし、そのアンテナは、導線を巻回した簡単な構成でよいので、この電磁誘導方式が多くのRFID読書システムに使用されている。
RFIDリーダライタとRFIDタグ間の通信は、RFIDリーダライタのアンテナとRFIDタグとを接近させて動作させる必要がある。通常は、30cm以下、好ましくは10cm以下まで接近させる。
移動体のRFID読書(読み取り/書き込み)システムでは、移動体に設けられた(又は貼付された)RFIDタグは、RFIDリーダライタのアンテナの導線の内側を通信処理のための通信エリア(又は検知エリア)としている。移動体の高速移動や大量データの通信処理のためには、RFIDタグの検知エリア、即ち検知可能範囲を大きくする必要がある。そのためには、RFIDリーダライタのアンテナの大型化や出力増加で対応する必要があった。しかし、RFIDリーダライタの大型アンテナの開発は技術的に困難であり、コスト高となる。また、RFIDリーダライタの検知可能範囲を広くすると、電磁波出力を増加することとなり、電波法の規制や規格取得等の問題を生じるので、1つのアンテナで通信エリア又は検知エリアを広くすることには限界がある。
また、RFIDタグおよびRFIDリーダライタの一方又は双方を移動、即ちこれら両者を相対移動させると、RFIDタグはRFIDリーダライタのアンテナの外側からアンテナの内部へ進入し、更にその検知エリア外へ出て行く。RFIDタグがRFIDリーダライタのアンテナの導線上を通過する際に、RFIDタグのアンテナに供給される磁束の方向が相互に反対方向となる。そこで、誘起起電力が生じず、通信が途切れてしまうこともあり得る。
上述した又は関連する課題を解決する改良技術が種々の技術文献に開示されている。複数の受信アンテナを有するIDタグ用リーダライタが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。大出力の電波を使用することなく狭い範囲で管理対象物品の在庫等を迅速且つ正確に把握可能な比接触物品管理システムが開示されている(例えば、特許文献2参照。)。各々狭い通信領域を有する複数のアンテナの1つを選択して比接触情報媒体と通信する通信装置が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。また、複数のアンテナ素子を使用して、従来よりカードリーダから遠い位置でもICカードに十分な電力を供給する非接触ICカードリーダライタ装置が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。更に、移動する応答器(ICカード)の移動方向に沿って設けられた、形状又は配置方向が異なる複数のアンテナを備え、干渉、検出漏れ、処理速度の低下を招くことなく質問器(リーダライタ)による通信可能領域を拡大する質問器システムが開示されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2001−34720号公報(第2−3頁、第1図) 特開2002−356227号公報(第5−6頁、第1図) 特開2002−359511号公報(第3−4頁、第2図) 特開2003−242451号公報(第3−4頁、第1図、第2図) 特開2003−283367号公報(第3−4頁、第1図)
しかし、斯かる従来技術では、複数のアンテナを設けていても、これらのアンテナを合わせて、全てのアンテナを通信処理のために利用するものではなく、データ処理量を大幅に改善することは不可能又は困難である。従って、RFIDタグとRFIDリーダライタ間の高速相対移動に対応することができないという課題があった。
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、高速で相対移動するRFIDタグおよびRFIDリーダライタ間で、多量のデータを正確に読み書きすることが可能な移動体のRFID読み書き方法および装置を提供することを主たる目的とする。
前述の課題を解決するため本発明による移動体のRFID読み書き方法および装置は次のような特徴的な構成を採用している。
(1)移動体に設けられたRFIDタグおよび該RFIDタグに情報を読み書きするRFIDリーダライタを備える移動体のRFID読み書き装置において、
前記RFIDリーダライタは、前記移動体の移動方向に沿って並べて配置された複数のアンテナを含み、該複数のアンテナのうち隣接するアンテナの検知エリアを実質的に連続にする移動体のRFID読み書き装置。
(2)前記RFIDリーダライタが含んでいる前記複数のアンテナは、1つのアンテナの後端部と前記1つのアンテナの隣のアンテナの前端部を前記移動体の移動方向に相互にオーバラップする上記(1)の移動体のRFID読み書き装置。
(3)前記RFIDリーダライタが含んでいる前記隣接するアンテナによる検知エリアのオーバラップは、前記移動体の移動方向における各アンテナの長さの約5%〜約25%に選定する上記(2)の移動体のRFID読み書き装置。
(4)前記RFIDリーダライタが含んでいる複数のアンテナは、相互に離間して配置し、1つのアンテナの後端検知エリアを前記1つのアンテナの隣のアンテナの前端非検知エリアと実質的に一致させる上記(1)の移動体のRFID読み書き装置。
(5)前記RFIDリーダライタが含んでいる複数のアンテナは、前記移動体の移動方向に相互に移動可能に配置される(1)乃至(4)の何れかの移動体のRFID読み書き装置。
(6)前記RFIDリーダライタが含んでいる前記複数のアンテナを、前記移動体の移動に応じて順次切り替える切替手段を備える(1)乃至(5)の何れかの移動体のRFID読み書き装置。
(7)RFIDリーダライタのアンテナに沿って移動する移動体に設けられたRFIDタグに前記RFIDリーダライタによりデータを読み書きする移動体のRFID読み書き方法において、
前記RFIDリーダライタのアンテナとして、複数のアンテナを前記移動体の移動方向に沿って配置することと、該複数のアンテナを前記移動体の移動に応じて切り替えて前記RFIDタグの読み書き処理を行なう移動体のRFID読み書き方法。
(8)前記複数のアンテナにより前記移動体の前記RFIDタグから読み取られたデータを組み合わせて前記移動体に設けられたRFIDタグの読取データとする上記(7)の移動体のRFID読み書き方法。
本発明の移動体のRFID読み書き装置および方法によると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。先ず、RFIDリーダライタとRFIDタグ間のデータ読み書き処理時間を増加することが可能である。その理由は、RFIDリーダライタに設けられた複数のアンテナを、移動体の移動方向に沿って配置し、RFIDタグとの間で通信処理が行なえる検知エリアを十分有効に活用可能にするからである。また、RFIDリーダライタとRFIDタグ間の相対移動速度を高速にすることが可能である。その理由は、RFIDリーダライタの複数のアンテナを、相対移動方向に沿って配置し、相対移動に応じて順次切り替えて検知エリアを増加させるからである。更に、電磁誘導方式で通信を行なうRFIDリーダライタのアンテナ導線上の非検知エリアに起因する移動体のデータの読み書きエラーが生じない又は少なく、正確なデータの読み書きが可能である。その理由は、RFIDリーダライタの複数のアンテナを相互に一部オーバラップさせ、これらアンテナを切り替えることにより、各アンテナの通信処理可能な検知エリアのみを使用して連続した通信エリアでデータの読み書きを行なうからである。
更に、データの読み書き処理をプログラム制御により行い、自由度を持たせることが可能であり、RFIDリーダライタとRFIDタグの相対移動速度を一定にする必要がない。また、通信処理による読み書き処理制度を向上して、加速原則が必要な移動型台車等に好適である。更にまた、各アンテナの前端部検知エリア、中央部検知エリアおよび後端部検知エリアを有効に利用して、検知エリアを広げて読み書き処理時間を大幅に増加可能である。
以下、本発明による移動体のRFID読み書き装置および方法の好適実施例の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1は、本発明による移動体のRFID読み書き装置の第1実施例の主要部の構成図である。図2は、図1中のアンテナ部の拡大図である。図1において、(A)は移動体のRFID読み書き装置の全体構成を示す斜視図であり、(B)はRFIDタグおよびRFIDリーダライタのアンテナ部を示す正面図である。また、図2において、(A)はアンテナ部の平面図、(B)はアンテナ部の正面図である。
図1に示す移動体のRFID読み書き装置10は、図1(A)に示す如く、RFIDリーダライタ20および移動体(図示せず)に設けられたRFIDタグ30により構成されている。ここで、RFIDタグ30は、例えばベルトコンベア上を高速移動する被管理物品の底面に設けられている。IDリーダライタ20は、RFIDリーダライタ本体21およびこの本体21に外付け接続された複数のループ状のアンテナ22A、22Bおよび22Cにより構成される。これら複数のアンテナ22A〜22Cは、それらの通信エリアがオーバラップするように相互一部重ね合わせて、直列、即ち移動体30の移動方向に沿って配置される。RFIDタグ30は、図1中において、左から右方向へRFIDリーダライタ20の複数のアンテナ22A〜22Cを横切って移動するものとする。
また、図1中には図示しないが、FRIDリーダライタ20は、上述した外付けのアンテナ22A〜22Cに加えて、RFIDリーダライタ本体21内にアンテナ切替部、変復調回路を含む送受信部、データの読み書き等の処理を実行するCPU(中央処理装置)を含む制御部、データを記憶するメモリ部、電源部および処理の結果やデータを表示する表示部等を有する。電源部は、電池又は通常の商用電源からの供給電力を受けて所定の電圧に設定される。
一方、RFIDタグ30は、図1中には図示しないが、このRFIDタグ30の外周に沿って形成されるループ状のRFIDタグ用アンテナ、変復調回路を含む送受信部、制御部、データを記憶するメモリ部および電力供給部により構成されている。このRFIDタグ30の電力供給部の電力は、RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cから電磁誘導により誘起起電力を受けて発電される。
RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cは、それぞれのアンテナ22A〜22Cの外周囲に沿って略矩形状(又は枠状)にアンテナ導線23A〜23Cを多重巻回して形成されたループ状のアンテナである。RFIDタグ30又はこのRFIDタグ30が設けられた物品は、RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23Cの領域を移動する。RFIDタグ30の移動方向におけるアンテナ導線23A〜23C部分の長さをアンテナ長と呼ぶことにする。
次に、図2は、図1中のRFIDリーダライタ20を構成する3個のアンテナ22A〜22Cの拡大正面図である。尚、図2(A)中では、説明の便宜上、RFIDタグ30の移動方向におけるアンテナ22A〜22Cの配列を一部ずらして示す。即ち、アンテナ22Bを他のアンテナ22Aおよび22Cの配列から手前にずらして示す。RFIDリーダライタ20の各アンテナ22A〜22Cの内側には、データの読み書き処理が可能な中央部検知エリア24A〜24Cが形成される。一方、各アンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23C上には、RFIDタグ30との通信が困難である前端部非検知エリア25A〜25Cおよび後端部非検知エリア26A〜26Cが生じる。
RFIDリーダライタ20の上述した非検知エリア25A〜25Cおよび26A〜26Cの発生現象を詳細に説明する。RFIDタグ30がRFIDリーダライタ20の各アンテナ22A〜22Cに接近して、RFIDタグ30のループ状アンテナ(図示せず)がRFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cの何れかのアンテナ導線23A〜23Cの真上位置に移動した状態を考える。このとき、RFIDタグ30のアンテナの半分はRFIDリーダライタ20のアンテナ導線23A〜23Cの外側にあり、残りの半分はRFIDリーダライタ20のアンテナ導線23A〜23Cの内側に位置する。即ち、この状態では、誘導電磁界による誘起起電力がRFIDタグ30のアンテナの半分ずつで極性が反転する。従って、FIDタグ30のループ状アンテナには電力が誘起されず、通信が困難となり、結果的にRFIDリーダライタ20を構成する各アンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23C上の位置近傍には非検知エリア25A〜25Cおよび26A〜26Cが生じる。
上述したRFIDリーダライタ20の各アンテナ22A〜22Cに生じる非検知エリア25A〜25Cおよび26A〜26Cを避ける必要がある。そのために、第1実施例の移動体のRFID読み書き装置10では、RFIDリーダライタ20を構成する複数のアンテナ22A〜22Cのうち隣接するアンテナ、即ちアンテナ22Aとアンテナ22Bおよびアンテナ22Bとアンテナ22Cを相互にオーバラップさせる。
次に、図1および図2に示す本発明による第1実施例の移動体のRFID読み書き装置10の動作を説明する。図1(A)に示す如く、RFIDリーダライタ20およびRFIDタグ30により構成される移動体のRFID読み書き装置10は、複数(3個)のループ状アンテナ22A〜22CがRFIDリーダライタ本体21に外付けで接続される。これら3個のアンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23Cは、上述の如く相互に一部重ね合わせて(オーバラップさせて)直列配置される。アンテナ導線23A〜23Cのオーバラップ部分は、各アンテナ長の約5%〜約25%の範囲に選定されるが、各アンテナ22A〜22Cは直流的には絶縁されている。
更に詳しく説明すると、図2に示す各アンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24CがRFIDタグ30の移動方向に沿って直列配列される。換言すると、各アンテナ22A、22Bの後端部非検知エリア26A、26Bを、それぞれ隣接する次のアンテナ22B、22Cの中央部検知エリア24B、24Cが包囲するように、アンテナ長の約5%〜約25%の長さでアンテナ導線23A〜23Cのオーバラップ部分は調整される。即ち、RFIDタグ30は、図2中の左から右へ連続して複数のアンテナ22A〜22Cを横切りながらある速度で移動する。この際に、複数のアンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24CがRFIDタグ30と連続して通信処理が可能な検知エリア(通信エリア)となる。
RFIDタグ30がRFIDリーダライタ20のアンテナ22Aに近づき、非検知エリア25Aを通過後にアンテナ22Aの内側に進入すると、RFIDタグ30はRFIDリーダライタ20のアンテナ22Aから電磁誘導による電力を受けて誘起起電力が発生する。この誘起起電力によりRFIDタグ30は電力を受けて、電力供給部に電圧が発生して動作を開始し、アンテナ22Aの内側の中央部検知エリア24Aで通信処理が行なわれる。即ち、RFIDタグ30の制御部によりメモリ部から少なくともID番号等のデータを読み取り、送受信部、RFIDタグ用アンテナを介してRFIDリーダライタ20のアンテナ22AへとRFIDタグ30のデータが送信される。RFIDリーダライタ20の送受信部は、アンテナ22Aで受信したデータをRFIDリーダライタ20の制御部へ送り、メモリ部に記憶される。必要により、読み取られたID番号と予め蓄積されたデータとを比較してRFIDタグ30の認証(ID番号認知)を行う。そして、その認証を基にRFIDリーダライタ20およびRFIDタグ30間のデータ処理が開始される。
更に、RFIDタグ30がアンテナ22Aの内側を進み、アンテナ22Aのアンテナ導線23A上のRFIDタグ30を略2分割する位置(非検知エリア26A)に接近したとき、RFIDタグ30がアンテナ22Aから受ける電磁誘導による誘起起電力が低下する。この状態ではアンテナ22Aとの通信が困難になるが、RFIDタグ30は、アンテナ22Bの前端部非検知エリア25Bを過ぎて中央部検知エリア24Bに入っている。従って、アンテナ22Aからアンテナ22Bに切り替えられてRFIDタグ30とRFIDリーダライタ20間のデータの読み書き等の通信処理を行う。同様にして、RFIDタグ30の移動に対応してアンテナ22Bからアンテナ22Cへと電気的に切り替えて、各アンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24CでRFIDタグ30とRFIDリーダライタ20間のデータの読み書き等の通信処理を行うことが可能となる。
このように、本発明の移動体のRFID読み書き装置10によると、単一アンテナの場合に比較して、アンテナの数に比例してRFIDタグ30とRFIDリーダライタ20間のデータの読み書き等の通信処理量が増大可能である。RFIDタグ30とRFIDリーダライタ20間のデータの読み書き等の通信処理量が一定で変わらない場合には、単一アンテナの場合に比較して、アンテナの数に比例してRFIDタグ30とRFIDリーダライタ20の複数のアンテナ22A〜22C間の相対移動速度を上げことが可能である。例えば、アンテナ22の個数を5個にすれば、単一アンテナの場合に比較して、約5倍の速度に対応できることになる。従って、RFIDリーダライタ20のアンテナ22の個数は特に限定しない。データ処理量、移動速度にもよるが、アンテナ22の個数は3〜8個が大きさ、価格の点で実用的である。
データの通信処理としては、ID番号の認証、RFIDタグ30からのデータの読み取りとRFIDタグ30へのデータの書き込み処理又はこれらの何れかの処理、RFIDタグ30へのデータの書き込み後にRFIDタグ30からデータを再度読み取る処理、書き込まれた内容の検証等の種々の通信処理を行うことが可能である。本発明の移動体のRFID読み書き装置10によると、データの通信処理時間が大幅に改善されるので、パケット化したデータの通信処理を行うことも可能となる。
上述の如く、読み書き処理に使用されるアンテナ22上の通信エリアとなる検知エリアを広げて、データの読み書き処理時間を増加させることができる。この一連の処理プロセスは、RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22CとRFIDタグ30の相対移動速度とアンテナ22A〜22CとRFIDタグ30の寸法等から、アンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24Cを通過するために要する時間を計算して、その時間のコントロールにより各アンテナ22を電気的に切り替えることも可能である。
即ち、RFIDタグ30が、各アンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24Cを通過する各所要時間をRFIDリーダライタ20のメモリ部に予め記憶させる。RFIDタグ30が各アンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24Cを通過するとき、RFIDリーダライタ20のメモリ部に記憶された通過に要する各時間により各アンテナ22A〜22Cの切替制御を行う。RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22CとRFIDタグ30間の相対移動速度を変えれば、各所要時間も変化するが、相対移動速度に応じた各所要時間をRFIDリーダライタ20のメモリ部に記憶させておけば、種々の相対移動速度での時間のコントロールに対応できる。
例えば、RFIDリーダライタ20のアンテナ22を3個のアンテナ22A〜22Cで構成して、各アンテナ22の長さを12cm、RFIDタグ30のアンテナ寸法を3cm、RFIDタグ30とRFIDリーダライタ20のアンテナ22との相対移動速度を1m/秒とした場合について、検知エリア、非検知エリア、アンテナ導線のオーバラップ部の長さとRFIDタグ30の読み書き処理に使用できる通信処理時間とを計算する。これらの長さと通信処理時間は、RFIDタグ30の大きさ、動作周波数、電磁誘導型の送信電力、アンテナの共振状態、相対移動速度、RFIDリーダライタ20のアンテナ22とRFIDタグ30の各面に対する垂直方向の接近距離等により変わる。しかし、長さの試算値として、各アンテナ22A〜22Cの中央部検知エリア24A〜24C=10cm、前端部非検知エリア25A〜25C=2cmおよび後端部非検知エリア26A〜26C=2cmが得られる。
上述の場合のアンテナ導線23A〜23Cのオーバラップ部分は2cmに調整され、アンテナ導線23A〜23Cのオーバラップ部分はアンテナ長の約17%となる。各エリアをRFIDタグ30が通過する際の各所用時間は、アンテナ22Aの前端部非検知エリア24A=20ms/2cm、中央部検知エリア24A〜24C=100ms×3/10cm×3、アンテナ22Cの後端部非検知エリア26C=20ms/2cmとなる。この各時間のコントロールにより、RFIDタグ30の読み書き処理に使用できる通信処理時間は300msが得られる。アンテナ22A〜22Cの切り替えを時間コントロールで正しく実行すれば、データ読み書き処理中に通信エラーは発生せずに、安定した通信ができ、データの処理精度も大幅に向上する。
RFIDタグ30の読み書き処理に必要な時間は、データ処理量に影響する。データ処理量が少ない場合には、RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22CとRFIDタグ30間の相対移動速度を上げてベルトコンベア等の移動速度を速くでき、処理作業が改善される。例えば、上述した通信処理時間が60msでよい場合には、RFIDタグ30とRFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cとの相対移動速度を5m/秒に速くすることが可能である。更に、上述した通信処理時間が20msでよい場合には、RFIDタグ30とRFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cとの相対移動速度を15m/秒(約60km/時)に速くすることができるので、道路を走る自動車用のRFID読み書きシステムとしても応用可能である。
即ち、複数のアンテナ22A〜22Cの配置構成を工夫して、アンテナ22A〜22C上のRFIDタグ30の検知を有効に利用して、RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22C上に形成される複数箇所の通信エリアとなる検知エリア24A〜24Cで、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30間の一連のデータの読み書き処理を行う。そこで、移動体のRFID読み書き装置10の読み書きデータ処理量を飛躍的に向上させると共に、RFIDタグ30とRFIDリーダライタ20の移動速度の高速化についても改善可能となる。
RFIDリーダライタ20が3個以上のアンテナ22で構成される場合には、連続した2個のアンテナは通電状態として円滑なアンテナ22の切り替えを行うこともできる。即ち、RFIDタグ30が第1アンテナ22Aを通過後、順次通過済みのアンテナの通電を切断すると共にRFIDタグ30が通過中のアンテナ(例えば、アンテナ22A)の次のアンテナ(例えば、アンテナ22B)を通電させていく方法をとることで、アンテナ22A〜22Cの切替が簡単にでき、電力節減にも寄与するので実用的である。
次に、図3および図4を参照して、本発明による第2実施例の移動体のRFID読み書き装置10Aを説明する。尚、図3および図4は、それぞれ上述した図1および図2と対応する図面である。説明の便宜上、上述した移動体のRFID読み書き装置10の構成素子に対応する構成素子には、同様の参照符号を使用し、移動体のRFID読み書き装置10との相違点を中心に説明するものとする。
図3(A)に示す如く、移動体のRFID読み書き装置10Aは、RFIDリーダライタ20およびRFIDタグ30により構成されている。この移動体のRFID読み書き装置10Aでは、RFIDリーダライタ20は、RFIDリーダライタ本体21および複数のアンテナ22A〜22Cを有する。そして、各アンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23Cは、アンテナ長の約5%〜約25%の範囲で各々RFIDタグ30の移動方向に離間して縦続接続して配置されている。これにより、図4(B)に示す如く、各アンテナ22A〜22Cの検知エリア又は通信エリアを有効に利用して、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30の連続した通信処理が実行される。
具体的には、図4に示す如く、アンテナ22Aとアンテナ22Bの位置関係は、アンテナ22Aの後端部非検知エリア26Aとアンテナ22Bの前端部非検知エリア25Bにアンテナ22Bの前端部検知エリア27Bとアンテナ22Aの後端部検知エリア25Bがそれぞれオーバラップ(重なる)ようにアンテナ長の約5%〜約25%の範囲で調整される。この複数アンテナ22A〜22Cの配置構成では、各アンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23Cの内側の中央部検知エリア24A〜24Cに加えて、アンテナ導線23A〜23Cの外側に形成される前端部検知エリア27A〜27Cと後端部検知エリア28A〜28Cが有効に通信処理に利用される。
即ち、通信可能なアンテナ22の広い検知エリアが簡単な構成で廉価に実現できる。RFIDタグ30は、図4中において左から右に連続して複数のアンテナ22A〜22Cを横切りながらある速度で移動する。この移動体のRFID読み書き装置10Aの処理プロセスは、RFIDリーダライタ20のアンテナ22A〜22Cの内側、外側に形成される前端部検知エリア27A〜27C、中央部検知エリア24A〜24C、後端部検知エリア28A〜28Cとアンテナ導線23A〜23Cの上に現れる前端部非検知エリア25A〜25C、後端部非検知エリア26A〜26Cを基にして、RFID読み書き装置10Aのアルゴリズムでのプログラム制御により実行される。
上述した移動体のRFID読み書き装置10Aは、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30の何れか又は両者を移動させながら作動させる。例えば,RFIDタグ30が設けられた物品がベルトコンベア等の上を移動する場合には、RFIDリーダライタ20の本体21と複数のアンテナ22A〜22Cは置台等に配置されて使用される。RFIDタグ30が設けられた物品が倉庫等に配置されている場合には、RFIDリーダライタ20の本体21と複数のアンテナ22A〜22Cを移動型として作動させる。台車や自動車等に搭載されたRFIDリーダライタ20(即ち、RFIDリーダライタ本体21と複数のアンテナ22A〜22Cを移動させながら、RFIDタグ30のデータの読み書き処理を行うことも可能である。RFIDリーダライタ20のRFIDリーダライタ本体21に接続された複数のアンテナ22A〜22CとRFIDタグ30間の相対移動速度を一定にするのが簡単ではない場合には、プログラム制御によるデータの読み書き処理が適する。
具体的には、図4に示す如く、アンテナ22Aの前端部検知エリア27AへのRFIDタグ30の進入をイベントとしてRFIDリーダライタ20はRFIDタグ30を検知をして、アンテナ22Aの外側の前端部検知エリア27Aで第1の処理として、RFIDタグ30のID番号の読み取り等アンテナ22Aでの通信処理を行う。RFIDタグ30が更に進入して、アンテナ22Aのアンテナ導線23A上では前端部非検知エリア25Aとなり、RFIDリーダライタ20はRFIDタグ30を検知できなくなるので、一旦RFIDタグ30との通信処理を中断させる。
次に、RFIDタグ30がアンテナ22Aのアンテナ導線23A上を越えてアンテナ導線23Aの内側に進入したとき、RFIDリーダライタ20はRFIDタグ30を検知して、中央部検知エリア24Aで第2処理として、RFIDタグ30のデータの読み取りやRFIDタグ30へのデータの書き込み等の時間を要する通信処理を開始する。そして、RFIDタグ30がアンテナ導線23Aの内側から抜けるとき、後端部非検知エリア26Aがあり、RFIDリーダライタ20はRFIDタグ30を検知できなくなる。しかし、RFIDタグ30は、アンテナ22Bの前端部検知エリア27Bに進入しており、アンテナ22Aからアンテナ22Bに切り替えてアンテナ22Bの前端部検知エリア27Bで第3処理として通信処理を行う。
更に進むと、アンテナ22Bのアンテナ導線23B上の前端部非検知エリア25Bに入るが、そのエリアはアンテナ22Aの後端部検知エリア28Aと重なっており、アンテナ作動をアンテナ22Bからアンテナ22Aへ一度戻して、アンテナ22Aの後端部検知エリア28Aで第4処理としてRFIDタグ30との通信処理を行う。その後、RFIDタグ30はアンテナ22Bの中央検知エリア24Bに入り、アンテナ22Aからアンテナ22Bに再度切り替えて第5処理としてRFIDリーダライタ20とRFIDタグ30間でデータの読み書き等の通信処理を行う。図4(B)に示す各アンテナ22A〜22Cの通信エリアとなる検知エリアで、即ちアンテナ22Aの前端部検知エリア27A、中央部検知エリア24A、アンテナ22Bの前端部検知エリア27B、アンテナ22Aの後端部検知エリア28A、アンテナ22Bの中央部検知エリア24Bの順で、アンテナ22A〜22Cを切り替えながら、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30間でデータの読み書き込等の通信処理が行われる。
同様にして、アンテナ22Bからアンテナ22CへとRFIDタグ30が移動していく中で、アンテナ22B、22Cを切り替えながら中央部検知エリア24A〜24Cに加えて、各アンテナ22A〜22Cの前端部検知エリア27A〜27Cおよびと各アンテナ22A〜22Cの後端部検知エリア28A〜28Cを有効に利用して、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30間でデータの読み書き、データの処理確認等の通信処理が行われる。
アンテナ22A〜22Cの中で、アンテナ22Aの前端部検知エリア27Aとアンテナ22Cの後端部検知エリア28Cでの通信処理を省略すれば、若干通信処理時間は下がるが、アンテナ22Aの中央部検知エリア24Aからアンテナ22Cの中央部検知エリア24Cまで通信エリアとなる検知エリアがRFID30の移動方向に沿って縦接続でつながり、アンテナ22A〜22Cを切り替えながら連続した通信処理が可能となり、パケット化したデータの通信処理が可能になる。
更に、移動体のRFID読み書き装置10Aにおいて、RFIDタグ30と通信処理が行われるRFIDリーダライタ20を2個用意して、複数の連続するアンテナは1つおきにそれぞれのRFIDリーダライタ20に接続される。これにより、2個のRFIDリーダライタ20がRFIDタグ30から収集したデータをつなぎ合わせて1つのデータとして処理されて認識される。RFIDリーダライタひとつでの通信処理を並列処理とすることができるので、通信処理の速度が改善される。この一連の処理プロセスは、RFIDリーダライタ20のメモリ部に記憶されたプログラムに従い、制御部でのプログラム制御により実行されるが時間コントロールで実施することも可能である。更には、有線や無線を使って、移動体のRFID読み書き装置を上位サーバと接続して高度なプログラム制御とデータ管理を必要に応じて行うことも可能である。
次に、図5を参照して本発明の第3実施例による移動体のRFID読み書き方法および装置を説明する。図5は、上述した図1および図3に対応する第3実施例による移動体のRFID読み書き装置10Bの構成図である。説明の便宜上、上述の実施例に対応する構成要素には、同様の参照符号を使用する。
特に、図5(A)に示す如く、移動体のRFID読み書き装置10Bは、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30により構成される。図5(B)に示す如く、RFIDリーダライタ20を構成する各アンテナ22A〜22Cは、直流的に相互に絶縁された状態で、各アンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23Cが相互にオーバラップする(又は重なる)ように近づけて、RFIDタグ30の移動方向に沿って配置されている。各アンテナ22A〜22Cは共振状態の動作にして、各アンテナ22A〜22Cのアンテナ導線23A〜23Cの内側の検知エリア24A〜24Cを合わせて、連続した一体の検知エリアを形成して、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30の通信処理が行われる。
即ち、この配置構成ではアンテナ22A〜22Cは細長い帯状のアンテナ構成となる。各アンテナ22A〜22Cは、通電の状態で単一のアンテナとして、RFIDリーダライタ20とRFIDタグ30の通信処理が高速で行われる。図5中において、RFIDタグ30は、左から右に複数のアンテナ22A〜22Cを横切って移動するが、各アンテナ22A〜22Cは、RFIDタグ30の移動速度に応じて電気的に切り替えながら通信処理を行うこともできる。即ち、通信可能な広い検知エリアを有するアンテナを有する移動体のRFID読み書き装置10Bが簡単な構成で廉価に実現可能である。また、アンテナ22の電磁波出力を大きくする必要はないので、電波法の規制、規格取得等の問題も生じない。
以上、本発明による移動体のRFID読み書き方法および装置の複数の実施例の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。例えば、上述した第1〜第3実施例の如く、複数のアンテナはオーバラップ(重ね合わせ)するアンテナ配置構成、隣接するアンテナ同志を少し離間する縦続接続のアンテナ配置構成等の3種類のアンテナ配置構成に留まらず、これらの3種類を組み合せた配置構成により、複数のアンテナを形成することも可能である。又、使用するアンテナの個数は、3個に限定されず、用途に応じて4個以上の任意個数のアンテナを使用してもよい。
また、RFIDリーダライタを構成する複数のアンテナは、相互に移動可能に構成し、アンテナ同志のオーバラップ部分の長さ等のアンテナ配置調整を、移動体のRFID読み書き装置の稼動時のデータ処理量、移動速度に応じて事前に行うことも可能である。更に、RFIDリーダライタを構成する複数のアンテナは、RFIDリーダライタ本体に外付けで接続されることなく、アンテナ全体をRFIDリーダライタ本体内部に実装して、RFIDリーダライタの一部をアンテナ部として形成してもよい。更にまた、RFIDリーダライタの送受信部や制御部等の電子回路を超LSI化して、小型のRFIDリーダライタをアンテナ側の一部として付属させることも可能である。
本発明は、種々の用途に実用化可能である。応用例を列記すると次のとおりである。RFIDリーダライタとRFIDタグとの何れか又は両者が移動体として動作する必要があるRFID読み書きシステムベルトコンベア又は台車等で移動する物品、部材、装置の管理システム工場、倉庫、流通経路等に保管されている物品、部材、装置の管理システム。具体的には、物品の生産管理システム、在庫管理システム、流通管理システム移動体として、RFIDタグが使用される個人認知システム。入退場管理システム、前記管理システムにおいてパケットデータの通信処理を行うシステム。上述の如き管理システムにおいてRFIDリーダライタとRFIDタグの相対移動速度が1m/秒以上の高速であるシステム。道路を走る自動車用のRFID読み書きシステム。
本発明による移動体のRFID読み書き装置の第1実施例を示し、(A)は装置全体の斜視図、(B)はRFIDタグとRFIDリーダライタのアンテナ部の正面図である。 図1(B)の拡大図であり、(A)は一部位置ずれさせて示す平面図、(B)は正面図である。 本発明による移動体のRFID読み書き装置の第2実施例を示し、(A)は装置全体の斜視図、(B)はRFIDタグとRFIDリーダライタのアンテナ部の正面図である。 図3(B)のアンテナ部の拡大図であり、(A)は一部位置ずれさせて示す平面図、(B)は正面図である。 本発明による移動体のRFID読み書き装置の第3実施例を示し、(A)は装置全体の斜視図、(B)はRFIDタグとRFIDリーダライ多のアンテナ部の正面図である。
符号の説明
10、10A、10B 移動体のRFID読み書き装置
20 RFIDリーダライタ
21 RFIDリーダライタ本体
22A〜22C RFIDリーダライタのアンテナ
23A〜23C アンテナ導線
24A〜24C アンテナの中央部検出エリア
25A〜25C アンテナの前端部非検出エリア
26A〜26C アンテナの後端部非検出エリア
27A〜27C アンテナの前端部検出エリア
28A〜28C アンテナの後端部検出エリア
30 RFIDタグ

Claims (8)

  1. 移動体に設けられたRFIDタグおよび該RFIDタグに情報を読み書きするRFIDリーダライタを備える移動体のRFID読み書き装置において、
    前記RFIDリーダライタは、前記移動体の移動方向に沿って並べて配置された複数のアンテナを含み、該複数のアンテナのうち隣接するアンテナの検知エリアを実質的に連続にすることを特徴とする移動体のRFID読み書き装置。
  2. 前記RFIDリーダライタが含んでいる前記複数のアンテナは、1つのアンテナの後端部と前記1つのアンテナの隣のアンテナの前端部を前記移動体の移動方向に相互にオーバラップすることを特徴とする請求項1に記載の移動体のRFID読み書き装置。
  3. 前記RFIDリーダライタが含んでいる前記隣接するアンテナによる検知エリアのオーバラップは、前記移動体の移動方向における各アンテナの長さの約5%〜約25%に選定することを特徴とする請求項2に記載の移動体のRFID読み書き装置。
  4. 前記RFIDリーダライタが含んでいる複数のアンテナは、相互に離間して配置し、1つのアンテナの後端検知エリアを前記1つのアンテナの隣のアンテナの前端非検知エリアと実質的に一致させることを特徴とする請求項1に記載の移動体のRFID読み書き装置。
  5. 前記RFIDリーダライタが含んでいる複数のアンテナは、前記移動体の移動方向に相互に移動可能に配置されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の移動体のRFID読み書き装置。
  6. 前記RFIDリーダライタが含んでいる前記複数のアンテナを、前記移動体の移動に応じて順次切り替える切替手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の移動体のRFID読み書き装置。
  7. RFIDリーダライタのアンテナに沿って移動する移動体に設けられたRFIDタグに前記RFIDリーダライタによりデータを読み書きする移動体のRFID読み書き方法において、
    前記RFIDリーダライタのアンテナとして、複数のアンテナを前記移動体の移動方向に沿って配置することと、該複数のアンテナを前記移動体の移動に応じて切り替えて前記RFIDタグの読み書き処理を行なうこととよりなることを特徴とする移動体のRFID読み書き方法。
  8. 前記複数のアンテナにより前記移動体の前記RFIDタグから読み取られたデータを組み合わせて前記移動体に設けられたRFIDタグの読取データとすることよりなる請求項7に記載の移動体のRFID読み書き方法。
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