JP2006170270A - マウント装置のブラケット構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】(1)マウント装置を保持する機能、(2)一方の取付部を支持体に取り付ける機能、(3)一方の取付部に対する他方の取付部の相対変位量を制限する機能を有するマウント装置のブラケットにおいて、加工が容易で、かつ一方の取付部が脱落するのを抑えることができるブラケット構造を提供する。
【解決手段】筒状を呈し、他方の取付部24の外周側に非接触にて配置され、その一端を一方の取付部22に対して位置決めし、その他端に他方の取付部24に対向する相対変位量制限用のストッパ部2cを設けたストッパ部材2と、筒状を呈し、一方の取付部22の外周側に配置され、その一端をストッパ部材2に固定され、その他端にストッパ部材2との間に一方の取付部22を挟み込むカシメ部3cを設けたマウント保持部材3と、マウント保持部材3またはストッパ部材2の外周側に固定され、当該ブラケット1を一方の要素に連結する連結部材4とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振技術に係るマウント装置に係り、特に、マウント装置本体を保持するブラケット構造に関するものである。本発明のマウント装置は例えば、自動車のボディとエンジンとの間に介装され、エンジン側に生起される振動がボディ側へそのまま伝達されないようエンジン側を防振支持するために用いられる。
従来から、図5に示すマウント装置のブラケット構造が知られており、以下のように構成されている(特許文献1参照)。
すなわち、このブラケット構造51は、自動車ボディ等の支持体61側に取り付けられる一方の取付部(一方の取付金具)64と自動車エンジン等の被支持体62側に取り付けられる他方の取付部(他方の取付金具)65とをゴム状弾性体66を介して連結したマウント装置63を保持するものであって、
(1)このマウント装置63を保持する機能とともに、
(2)一方の取付部64を支持体61側に取り付ける機能、および
(3)一方の取付部64に対する他方の取付部65の相対変位量を制限する機能
の3つの機能を有しており、また、その構成要素として、
(A)筒状のブラケット本体52、および
(B)このブラケット本体52を支持体61に連結するための脚部状の連結部材57
の2種類の構成部品を有している。
このうち、筒状のブラケット本体52は、その上下方向略中央に段差部53を有するとともにこの段差部53の下方に大径筒部54、上方に小径筒部55をそれぞれ一体成形したものであって、大径筒部54の内周側に他方の取付部64を嵌着することによって上記(1)の機能を発揮する。また、大径筒部54の外周側に脚部状の連結部材57を固定し、この連結部材57を支持体61にボルト止めすることによって上記(2)の機能を発揮する。また、小径筒部55の上端部に径方向内方へ向けて内向きフランジ状のストッパ部56を一体成形し、このストッパ部56を他方の連結部65と軸方向に対向させることによって上記(3)の機能を発揮する。上記(3)の機能は、他方の取付部65の外周に焼き付けたゴムストッパ67がストッパ部56にその下面から当接することにより、一方の取付部64に対する他方の取付部65の相対変位量を制限する。
以上のように、上記ブラケット構造51によれば、上記(1)ないし(3)の機能を全うすることが可能とされているが、このブラケット構造51には、なお以下の点で改良の余地がある。
すなわち、上記筒状のブラケット本体52は、作動中に高荷重を受けることから一般に高張力鋼板にて成形されるが、上記従来技術によると、この高張力鋼板よりなるブラケット本体52に上記したように段差部53や内向きフランジ状のストッパ部56を一体成形している。しかしながら、高張力鋼板はその強度ゆえに、絞り加工等の加工を施しにくいものである。したがって、上記従来技術によると、筒状のブラケット本体52を加工するのに多くの手間と時間がかかる問題があり、また加工コストが高い問題がある。
また、上記(1)の機能に関して、上記従来技術は、筒状のブラケット本体52の大径筒部54の内周側にマウント装置63の一方の取付部64を嵌着することのみをもってマウント装置63を保持している。したがって、大径筒部54の内周側から一方の取付部64が脱落する可能性を否定することができず、よって長期的な耐久性の点からして信頼性に乏しい問題がある。
特許第3362575号公報
本発明は以上の点に鑑みて、上記(1)ないし(3)の機能、すなわち(1)マウント装置を保持する機能、(2)一方の取付部を支持体に取り付ける機能および(3)一方の取付部に対する他方の取付部の相対変位量を制限する機能を有するマウント装置のブラケットにおいて、加工が容易で、かつ一方の取付部が脱落するのを抑えることができるブラケット構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1によるブラケット構造は、自動車ボディ等の支持体および前記支持体に支持される自動車エンジン等の被支持体の何れか一方の要素に取り付けられる一方の取付部と他方の要素に取り付けられる他方の取付部とをゴム状弾性体を介して連結してなるマウント装置を保持し、前記一方の取付部を前記一方の要素に取り付け、前記一方の取付部に対する他方の取付部の相対変位量を制限する鋼板製のブラケット構造において、筒状を呈し、前記他方の取付部の外周側に非接触にて配置され、その一端を前記一方の取付部に対して位置決めし、その他端に前記他方の取付部と対向する前記相対変位量制限用のストッパ部を設けたストッパ部材と、筒状を呈し、前記一方の取付部の外周側に配置され、その一端を前記ストッパ部材に固定され、その他端に前記ストッパ部材との間に前記一方の取付部を挟み込むカシメ部を設けたマウント保持部材と、前記マウント保持部材またはストッパ部材の外周側に固定され、当該ブラケットを前記一方の要素に連結する連結部材とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2によるブラケット構造は、上記した請求項1のブラケット構造において、高荷重を受けるストッパ部材および連結部材はそれぞれ高張力鋼板にて成形され、カシメ部を有してカシメ加工されるマウント保持部材は汎用鋼板にて成形されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3によるブラケット構造は、上記した請求項1または2のブラケット構造において、マウント装置は、内部に封入した作動液により振動減衰をなす液体封入式マウント装置であることを特徴とするものである。
上記構成を備えた本発明の請求項1によるブラケット構造においては、その構成要素が、ストッパ部材、マウント保持部材および連結部材の3種類の構成部品とされていることから、大きな荷重を受けるストッパ部材および連結部材については、高張力鋼板等の加工が困難な素材を用いても小型(浅い絞り加工)で成形することができ、また形状要素的に応力が低いうえ、カシメ加工の成形に適当な汎用鋼板を用いてマウント保持部材を成形することができる。したがって、いわゆる適材適所の原則にしたがって、ブラケット全体を容易に成形することが可能となる。
また、マウント保持部材にカシメ部を設け、このカシメ部とストッパ部材との間にマウント装置の一方の取付部を挟み込む構造としたことから、一方の取付部が脱落するのを有効に抑えることが可能となる。
請求項2では、ストッパ部材および連結部材の材質ならびにマウント保持部材の材質をそれぞれ特定して、上記作用を明確化している。
また、請求項3では、本発明の構造が液体封入式マウント装置にも適用される旨を明確化している。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明の請求項1または2によるブラケット構造においては、大きな荷重を受けるストッパ部材および連結部材については高張力鋼板等の加工が困難な素材を用いても小型(浅い絞り加工)で成形することができ、また形状要素的に応力が低いうえ、カシメ加工の成形に適当な汎用鋼板を用いてマウント保持部材を成形することができる。したがって、ブラケット全体を容易に成形することができる。
また、マウント保持部材にカシメ部を設けて、このカシメ部とストッパ部材との間にマウント装置の一方の取付部を挟み込む構造としたことから、一方の取付部がブラケットから脱落するのを有効に抑えることができる。
また、請求項3によるブラケット構造においては、マウント装置が液体封入式マウント装置である場合にも請求項1または2による作用効果を得ることができる。
尚、本発明には、以下の実施形態が含まれる。
(1)エンジンマウント等に用いられる液体封入式マウントにおいて、
(1−1)ストッパ部材の下部に筒状のマウント保持部を設ける、
(1−2)マウント保持部の外周に被着部材への取付部を設ける、
(1−3)保持部材内部にマウントを挿入し、保持部材開口端をカシメ、マウントを剛的に保持する、
以上の構成要素からなる液体封入式マウント。
(2)上記構成では、大きな荷重を受けるストッパ部材および取付部を高張力鋼板等の成形が困難な素材を用いても小型(浅い絞り加工)で作成でき、形状要素的に応力が低いうえ、マウントカシメ加工の成形に適当な汎用鋼板をマウント保持部に適用することが可能となり、以下の作用効果を得ることができる。
(2−1)ブラケットの各部位を適切な素材で構成でき、各強度部材の小型化が可能となり、安価に生産できる。
(2−2)カシメ締結によりマウントの保持部は径方向および軸方向に金属で覆われ、確実な保持が可能となるとともに、恒久的な信頼性が向上する。
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1は、本発明の実施例に係るブラケット構造1の内部にマウント装置21を組み込んだ状態の断面を示している。また、図2はブラケット構造1の単品図、図3は組み込み時におけるカシメ工程の説明図をそれぞれ示している。
当該実施例に係るブラケット構造1は、自動車ボディ等の支持体側(図示せず、以下単にボディ側とも称する)に取り付けられる一方の取付部22と自動車エンジン等の被支持体側(図示せず、以下単にエンジン側とも称する)に取り付けられる他方の取付部24とをゴム状弾性体26を介して連結したマウント装置21を保持するものであって、
(1)このマウント装置21を保持する機能とともに、
(2)マウント装置21の一方の取付部22をボディ側に取り付ける機能、および
(3)マウント装置21の一方の取付部22に対する他方の取付部24の相対変位量を制限する機能
の3つの機能を有しており、また、その構成要素として、
(A)ストッパ部材2、
(B)マウント保持部材3、および
(C)連結部材4
の3種類の構成部品を有している。
また、マウント装置21としては、内部に封入した作動液33がオリフィス流路32を通過するときに発生する減衰作用によって振動減衰をなす液体封入式マウント装置が組み込まれており、以下、説明の都合上、先ずこの液体封入式マウント装置を説明する。
すなわち、図1に示すように、環状を呈する金属製のケース23を有する一方の取付部22と、同じく金属製のセンターボス25を有する他方の取付部24とが環状のゴム状弾性体26を介して接続されており、ケース23の下側にダイアフラム27が配置され、これらの各要素に囲まれて当該マウント21の内部に気密空間28が設けられ、この気密空間28が、ケース23およびダイアフラム27間に配置された仕切り部材29によってゴム状弾性体26側の第一液室(主液室)30と、ダイアフラム27側の第二液室(副液室)31とに仕切られ、両室30,31を連通させるオリフィス流路32が設けられ、両室30,31に粘性流体等の作動液33が封入されている。
上記ケース23は、筒状部23aを有し、この筒状部23aの一端(上端)から径方向内方へ向けて円錐面状の斜面部23bが一体に設けられている。センターボス25は、その外周に上面段差部25aおよび下面斜面部25bを有し、上面段差部25aに、ゴム状弾性体26と一体のゴムストッパ34が設けられている。また、センターボス25の中心位置には、取付ボルト35がねじ込まれている。ゴム状弾性体26は、ケース23の斜面部23bおよびセンターボス25の下面斜面部25bにそれぞれ加硫接着されている。上記ケース23の筒状部23aと斜面部23bとの間には、ここにもゴム状弾性体26と一体の弾性体36が充填され、オリフィス流路32の一部を形成している。仕切り部材29は、円板状を呈する金属製のプレート37を有し、このプレート37の平面中央に孔37aが設けられ、この孔37aを閉塞するように高周波振動減衰用のサブダイアフラム38が架設されている。ダイアフラム27は、その外周に金属製のダイアフラム取付環39を有し、このダイアフラム取付環39は断面U字状を呈して、その内部にオリフィス流路32の一部を形成している。上記弾性体36にて形成された一部のオリフィス流路32と、ダイアフラム取付環39にて形成された一部のオリフィス流路32とは、プレート37に設けられた連通孔(図示せず)により連通せしめられている。また、ダイアフラム27の更に下側には、カップ状を呈する金属製の蓋部材40が配置されている。
上記構成の液体封入式マウント装置21は、一方の取付部22をボディ側に連結するとともに他方の取付部24をエンジン側に連結することによりエンジン側を防振支持するものであって、エンジン重量等の初期荷重の入力後、エンジン側から図上A方向の振動が入力すると、他方の取付部24が同方向へ変位し、第一液室30の容積が縮小し、作動液33が第一液室30からオリフィス流路32を介して第二液室31へ流れ、このとき入力振動に対する減衰作用を発揮する。また反対に、図上B方向の振動が入力すると、他方の取付部24が同方向へ変位し、第一液室30の容積が拡大し、作動液33が第二液室31からオリフィス流路32を介して第一液室30へ流れ、このとき入力振動に対する減衰作用を発揮する。また、高周波振動が入力すると、サブダイアフラム38が共振することにより、これを減衰する。
上記液体封入式マウント装置21を組み込むブラケット1は、上記したようにストッパ部材2、マウント保持部材3および連結部材4を有している。
このうち先ず、ストッパ部材2は、他方の取付部24の外周側に非接触にて配置される筒状部2aを有しており、この筒状部2aの一端(下端)に、一方の取付部22のケース23と軸方向に突き当てられることにより当該ストッパ部材2に対して一方の取付部22を軸方向に位置決めする位置決め部2bが設けられている。また、筒状部2aの他端(上端)には、他方の取付部24のゴムストッパ34と軸方向に対向し、一方の取付部22に対する他方の取付部24の相対変位量を制限する内向きフランジ状のストッパ部2cが一体に成形されている。このストッパ部2cは、上記B方向の振動入力に対してストッパ作動する(上記A方向の振動入力に対しては、センターボス25の上方に連結されるエンジン側の部品(図示せず)がストッパ部2cに対してその上方から当接することによりストッパ作動する)。
また、マウント保持部材3は、一方の取付部22の外周側に配置される筒状部3aを有しており、この筒状部3aの一端(上端)に、ストッパ部材2の筒状部2aの外周側に配置されてこの筒状部2aに対して溶接等の手段により固定される固定部3bが設けられている。また、筒状部3aの他端(下端)には、ストッパ部材2の筒状部2aとの間に一方の取付部22のケース23の筒状部23aをプレート37、ダイアフラム取付環39および蓋部材40とともに挟み込むカシメ部3cが一体に成形されている。
また、連結部材4は、マウント保持部材3の外周側に溶接等の手段により固定される固定部4aと、この固定部4aに連なるフランジ部4bとを一体に有しており、フランジ部4bに、取付ボルト(図示せず)を差し通すためのボルト孔4cが設けられている。この連結部材4は、所要数(例えば3つ)がマウント保持部材3の外周に固定されている。
上記ストッパ部材2、マウント保持部材3および連結部材4のうち、高荷重が作用するストッパ部材2および連結部材4はそれぞれ高張力鋼板にて成形されており、カシメ部3cを有してカシメ加工されるマウント保持部材3は汎用鋼板にて成形されている。
上記構成のブラケット1は、ストッパ部材2およびブラケット保持部材3の内部にマウント装置21を組み込み、一方の取付部21のケース22をストッパ部材2の位置決め部2bに突き当て、この状態にて図3に示すように、ブラケット保持部材3のカシメ部3cをカシメ加工(矢印C)することにより、マウント装置21を保持する機能を発揮する。また、保持後、連結部材4をボルト止めによりボディ側に固定することにより、マウント装置21の一方の取付部22をボディ側に取り付ける機能を発揮する。また、ストッパ部材2に設けたストッパ部2cに対してマウント装置21の一方の取付部22のゴムストッパ34が当接することにより、一方の取付部22に対する他方の取付部24の相対変位量を制限する機能を発揮する。
また併せて、上記ブラケット1は、上記構成により、以下の作用効果を発揮する点に特徴を有している。
すなわち先ず、大きな荷重を受けるストッパ部材2および連結部材4に高張力鋼板等の加工が困難な素材を用いても小型(浅い絞り加工)で成形することができ、また形状要素的に応力が低いうえ、カシメ加工の成形に適当な汎用鋼板を用いてマウント保持部材3を成形することができる。したがって、ブラケット1全体を容易に成形することができる。ストッパ部材2は、軸方向長さが短く、かつ上記従来技術のような段差部を有さないことから、加工が困難な高張力鋼板を用いて成形しても比較的容易に絞り加工することができる。マウント保持部材3は、加工が容易な汎用鋼板を用いて成形されることから、容易にカシメ加工することができる。
また、マウント保持部材3にカシメ部3cを設けて、このカシメ部3cとストッパ部材2の位置決め部2bとの間にマウント装置21の一方の取付部22のケース23をプレート37、ダイアフラム取付環39および蓋部材40とともに挟み込む構成としたことから、一方の取付部22がブラケット1から脱落するのを有効に抑えることができる。
尚、上記実施例によると、ケース23、ゴム状弾性体26およびセンターボス25よりなる加硫成形品、仕切り部材29、ダイアフラム27ならびに蓋部材40は、各個別々にブラケット1に挿入されて、マウント保持部材3のカシメ部3cをカシメ加工することにより一体化される(マウント装置21本体が組み立てられる)が、これらの各要素は、ブラケット1に挿入される前に予め一体化されても良い(予めマウント装置21本体を組み立ててからこれをブラケッ1トに挿入することとしても良い)。この場合は、図4に示すように、ケース23の筒状部23aの一端を延長してその先端にカシメ部23cを設定し、このカシメ部23cをカシメ加工することにより各要素を予め一体化する。
本発明の実施例に係るブラケット構造にマウント装置を組み込んだ状態の断面図 ブラケット構造の単品図 組み込み時におけるカシメ工程の説明図 本発明の他の実施例に係るブラケット構造にマウント装置を組み込んだ状態の断面図 従来例に係るブラケット構造にマウント装置を組み込んだ状態の断面図
符号の説明
1 ブラケット構造
2 ストッパ部材
2a,3a,23a 筒状部
2b 位置決め部
2c ストッパ部
3 マウント保持部材
3b,4a 固定部
3c,23c カシメ部
4 連結部材
4b フランジ部
4c ボルト孔
21 マウント装置
22 一方の取付部
23 ケース
23b 斜面部
24 他方の取付部
25 センターボス
25a 上面段差部
25b 下面斜面部
26 ゴム状弾性体
27 ダイアフラム
28 気密空間
29 仕切り部材
30 第一液室
31 第二液室
32 オリフィス流路
33 作動液
34 ゴムストッパ
35 取付ボルト
36 弾性体
37 プレート
37a 孔
38 サブダイアフラム
39 ダイアフラム取付環
40 蓋部材

Claims (3)

  1. 自動車ボディ等の支持体および前記支持体に支持される自動車エンジン等の被支持体の何れか一方の要素に取り付けられる一方の取付部(22)と他方の要素に取り付けられる他方の取付部(24)とをゴム状弾性体(26)を介して連結してなるマウント装置(21)を保持し、前記一方の取付部(22)を前記一方の要素に取り付け、前記一方の取付部(22)に対する他方の取付部(24)の相対変位量を制限する鋼板製のブラケット構造(1)において、
    筒状を呈し、前記他方の取付部(24)の外周側に非接触にて配置され、その一端を前記一方の取付部(22)に対して位置決めし、その他端に前記他方の取付部(24)と対向する前記相対変位量制限用のストッパ部(2c)を設けたストッパ部材(2)と、
    筒状を呈し、前記一方の取付部(22)の外周側に配置され、その一端を前記ストッパ部材(2)に固定され、その他端に前記ストッパ部材(2)との間に前記一方の取付部(22)を挟み込むカシメ部(3c)を設けたマウント保持部材(3)と、
    前記マウント保持部材(3)またはストッパ部材(2)の外周側に固定され、当該ブラケット(1)を前記一方の要素に連結する連結部材(4)とを有することを特徴とするマウント装置のブラケット構造。
  2. 請求項1のブラケット構造において、
    高荷重を受けるストッパ部材(2)および連結部材(4)はそれぞれ高張力鋼板にて成形され、
    カシメ部(3c)を有してカシメ加工されるマウント保持部材(3)は汎用鋼板にて成形されていることを特徴とするマウント装置のブラケット構造。
  3. 請求項1または2のブラケット構造において、
    マウント装置(21)は、内部に封入した作動液(33)により振動減衰をなす液体封入式マウント装置であることを特徴とするマウント装置のブラケット構造。
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