JP6995012B2 - 防振装置 - Google Patents
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Description
この種の防振装置として、例えば下記特許文献1に示されるような、仕切部材が、径方向の外端部が外側取付部材に連結された環状の弾性部と、内側に内側取付部材が嵌合され、かつ径方向の外端部が弾性部に連結された環状の剛体部本体と、を備え、剛体部本体の外周面に、第1液室と2液室とを連通するオリフィス溝が形成され、弾性部内に、剛体部本体の外周面におけるオリフィス溝の開口部を閉塞する蓋体が埋設された構成が知られている。
また、例えば、剛体部本体と蓋体および弾性部とを組付けた状態で、剛体部本体内に内側取付部材を嵌合させたときなどに、剛体部本体および蓋体が相対的に位置ずれするおそれがあり、蓋体によるオリフィス溝のシール性を確保することが困難であるという問題もある。
振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、および他方に連結されるとともに、前記外側取付部材の内側に配置された内側取付部材と、前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、前記外側取付部材の中心軸線に沿う軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1本体ゴムと、一対の前記第1本体ゴム間の液室を、軸方向に第1液室と第2液室とに仕切るとともに、前記第1液室と前記第2液室とを連通する制限通路が形成された仕切部材と、を備え、前記仕切部材は、径方向の外端部が前記外側取付部材に連結された環状の弾性部と、内側に前記内側取付部材が嵌合され、かつ径方向の外端部が前記弾性部に連結された環状の剛体部と、を備え、前記剛体部は、軸方向の一方側を向く一端面に、前記第1液室と前記2液室とを連通するオリフィス溝が形成された剛体部本体と、前記剛体部本体の一端面に配置され、前記オリフィス溝における軸方向の一方側の開口を閉塞することにより、前記制限通路を画成する蓋体と、を備え、前記剛体部本体の一端面に、前記蓋体が圧入された圧入孔が形成されていることを特徴とする。
また、剛体部本体内に内側取付部材を嵌合するときの両者の相対的な移動方向と、蓋体がオリフィス溝を閉塞する方向と、がともに軸方向となって一致しているので、剛体部本体と蓋体との組付け、並びに剛体部本体と内側取付部材との組付けを、例えば同一の装置を用いて行えるなど、容易に行うことができるとともに、これらの組付け時に、剛体部本体および蓋体が、剛体部本体の一端面におけるオリフィス溝の開口を開放するように、相対的に位置ずれするのを防ぐことが可能になり、蓋体によるオリフィス溝のシール性を確実に確保することができる。
しかも、制限通路を画成する蓋体が、剛体部本体の一端面に形成された圧入孔に圧入されているので、例えば、蓋体を剛体部本体に締結部材を用いて固定したり、蓋体を剛体部本体に加締めて固定したり、あるいは蓋体と剛体部本体との間にパッキン部材を配設したりなどしなくても、前述の組付け時に、蓋体によりオリフィス溝を確実にシールすることができる。
ここで、前述したように、制限通路を形成するオリフィス溝が、剛体部本体の一端面に形成されていて、剛体部本体の軸方向の長さが短く抑えられることから、防振ゴムと液封防振装置とが軸方向に直結された構成であるにもかかわらず、この防振装置全体が軸方向にかさ張るのを抑制することができる。
図1に示すように、防振装置1は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材11、および他方に連結されるとともに外側取付部材11の内側に配置された内側取付部材12と、外側取付部材11と内側取付部材12とを連結するとともに、外側取付部材11の中心軸線Oに沿う軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1本体ゴム13a、13bと、一対の第1本体ゴム13a、13b間の液室14を、軸方向に仕切る仕切部材15と、外側取付部材11と内側取付部材12とを連結するとともに、液室14の外側に配置された第2本体ゴム30と、を備える。
液室14には、例えばエチレングリコール、水、シリコーンオイル等が封入される。この防振装置1は、例えばキャビンマウント等に適用され、軸方向が上下方向に向けられた状態で用いられる。
第1端部材17および第2端部材18はそれぞれ、軸方向に厚さを有する板状に形成され、中部材16は、軸方向に延びる筒状に形成されている。第1端部材17の板厚は、第2端部材18の板厚より薄い。第2端部材18は、環状に形成されるとともに、中部材16における軸方向の一方側の端縁に配置されている。第1端部材17は、環状に形成されるとともに、中部材16における軸方向の他方側の端縁に配置されている。第1端部材17、第2端部材18および中部材16はそれぞれ、中心軸線Oと同軸に配設されている。
以下、軸方向の一方側を下側といい、軸方向の他方側を上側という。
第1突出部17aの上端開口縁に、窪み部が形成されており、この窪み部の底面に、注入孔17bが形成されている。第1突出部17aにおいて、注入孔17bが位置する部分における軸方向の大きさは、第1端部材17の板厚と同等になっている。
外側部分19bは、外筒部19eの下端部から径方向の外側に向けて延び、環状に形成されている。外側部分19bは、表裏面が軸方向を向く板状に形成されている。外側部分19bの下面は、被連結部35に連結され、第1端部材17の上面に被連結部35を介して軸方向で対向している。
なお、外側取付部材11は、図示の形態に限らず例えば、全体が一体に形成されるなど適宜変更してもよい。
なお、図示の例では、リバウンドストッパゴム42aを、第2突出部18aを介して第2端部材18に配設したが、第2端部材18に直接配設してもよい。
下側第1本体ゴム13bは、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びる環状に形成されている。下側第1本体ゴム13bのうち、径方向の内端部は、内側取付部材12の外周面に非接着状態で圧接し、径方向の外端部は、第2突出部18aに接着されている。下側第1本体ゴム13bは、第2突出部18aを介して第2端部材18に連結されている。
仕切部材15に、第1液室26と第2液室27とを連通する制限通路21が形成されている。制限通路21は、中心軸線O回りに360°を超えて延びている。
剛体部本体34および蓋体22はそれぞれ、中心軸線Oと同軸に配設されている。剛体部本体34は、蓋体22と比べて軸方向の大きさ、および径方向の大きさが大きくなっている。
剛体部本体34の上面に、オリフィス溝33aにおける周方向の一方側の端部に開口する第1開口部34bが形成されている。蓋体22に、オリフィス溝33aにおける周方向の他方側の端部に開口する第2開口部22aが形成されている。
ここで、前述したように、制限通路21を形成するオリフィス溝33aが、剛体部本体34の下面に形成されていて、剛体部本体34の軸方向の長さが短く抑えられることから、防振ゴムと液封防振装置とが軸方向に直結された構成であるにもかかわらず、この防振装置1全体が軸方向にかさ張るのを抑制することができる。
また、上記実施形態では、上側第1本体ゴム13aの外面が、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びた構成を示したが、上側第1本体ゴム13aの外面は、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びてもよいし、径方向に真直ぐ延びてもよい。
また、上記実施形態では、下側第1本体ゴム13bが、蓋体22の下面、および剛体部本体34の下面に跨って圧接した構成を示したが、下側第1本体ゴム13bが、蓋体22の下面、および剛体部本体34の下面の双方に当接しない構成、あるいは、蓋体22の下面、および剛体部本体34の下面のうちのいずれか一方に当接する構成を採用してもよい。
また、第2本体ゴム30は、内側取付部材12の外周面に接着されてもよい。
また、本発明は、第2本体ゴム30を有しない防振装置においても適用可能である。
また、第1端部材17の板厚を、第2端部材18の板厚以上としてもよい。
また、注入孔17bは、第1突出部17aに限らず、例えば第2突出部18a若しくは外側取付部材11などに形成してもよく、また、第1突出部17aにおいて、軸方向の大きさが第1端部材17の板厚と異なる部分に形成してもよく、また、注入孔17bを有しない防振装置を採用してもよい。
また、外板部材19の内側部分19aとして、環状頂壁19c、内筒部19d、および外筒部19eを有しない構成を採用してもよい。
また、本発明は、バウンドストッパ41、バウンドストッパゴム41a、リバウンドストッパ42、およびリバウンドストッパゴム42aを有しない防振装置においても適用可能である。
11 外側取付部材
12 内側取付部材
13a、13b 第1本体ゴム
14 液室
15 仕切部材
21 制限通路
22 蓋体
23 支持金具
26 第1液室
27 第2液室
30 第2本体ゴム
32 弾性部
33 剛体部
33a オリフィス溝
34 剛体部本体
34a 圧入孔
O 中心軸線
Claims (4)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、および他方に連結されるとともに、前記外側取付部材の内側に配置された内側取付部材と、
前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、前記外側取付部材の中心軸線に沿う軸方向に間隔をあけて配置された一対の第1本体ゴムと、
一対の前記第1本体ゴム間の液室を、軸方向に第1液室と第2液室とに仕切るとともに、前記第1液室と前記第2液室とを連通する制限通路が形成された仕切部材と、を備え、
前記仕切部材は、
径方向の外端部が前記外側取付部材に連結された環状の弾性部と、
内側に前記内側取付部材が嵌合され、かつ径方向の外端部が前記弾性部に連結された環状の剛体部と、を備え、
前記剛体部は、
軸方向の一方側を向く一端面に、前記第1液室と前記第2液室とを連通するオリフィス溝が形成された剛体部本体と、
前記剛体部本体の一端面に配置され、前記オリフィス溝における軸方向の一方側の開口を閉塞することにより、前記制限通路を画成する蓋体と、を備え、
前記剛体部本体の一端面に、前記蓋体が圧入された圧入孔が形成されていることを特徴とする防振装置。 - 一対の前記第1本体ゴムのうち、軸方向の一方側に位置する一方側第1本体ゴムは、前記内側取付部材の外周面に非接着状態で圧接し、
前記一方側第1本体ゴムに、前記蓋体を前記圧入孔の底面との間で挟み込む支持金具が埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の防振装置。 - 一対の前記第1本体ゴムのうち、軸方向の一方側に位置する一方側第1本体ゴムは、前記蓋体の、軸方向の一方側を向く一端面、および前記剛体部本体の一端面に跨って圧接していることを特徴とする請求項1または2に記載の防振装置。
- 前記外側取付部材と前記内側取付部材とを連結するとともに、前記液室の外側に配置された第2本体ゴムを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置。
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