JP2006168792A - 帯掛け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な種類の被帯掛け商品に対して、該商品の大きさに合った帯シート上の位置に印字をすることが可能な帯掛け装置を提供すること。
【解決手段】 被帯掛け商品Wの外周に沿って帯シートaを巻回する帯掛け装置において、被帯掛け商品毎に商品情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段から商品情報を読み出す読み出し手段と、該読み出し手段に基づき読み出された商品情報を帯シートに印字する印字手段4と、を有し、前記商品情報が印字された帯シートで被帯掛け商品に帯掛けする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、帯シートで商品を巻き締める、所謂「帯掛け」する帯掛け装置に関する。
一般に、蓋付トレイの商品、例えば弁当等は該商品(蓋付きトレイ)の周りに帯シートを周回させ、該帯シートの先端部と重なり合う重合部を溶着して商品(蓋付きトレイ)の蓋などを固定する、所謂「帯掛け」が行われている。
この帯シートによる帯掛けは、環状のガイド内側に沿って帯シートを供給して、帯シートでループを作り、ガイドの中に置かれた商品に対して前記帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けしている。
そして、その帯掛けの帯シートには商品に関する各種情報が表示されている。その情報の表示方法としては、下記のような方法が実施されている。
(1)帯掛けに使用する帯シートに予め所定の情報を印字しておき、商品に応じて帯シートを変更して帯掛けする。
(2)帯掛け機に設けた印字用の判部材により、帯掛け前のテープに印字情報を印字する。
しかし、上記した(1)の方法では、種類が異なる商品に帯掛けする場合には、その都度、商品に応じた情報が印字された帯シートに交換する必要があり、交換作業に多くの手数が掛かり、作業性に欠けるという問題を有する。
叉、(2)の方法では印字用の判部材の交換が必要で、(1)と同様、交換作業に手数を要し、作業性に欠けるものである。
実開平4−74601号公報
しかしながら、弁当や、お寿司、お刺身の盛り合わせ等に用いられる蓋付きトレイなどの食品を帯掛けする場合は、使用されるトレイの大きさや、帯シートに印字される内容は個々の商品によって異なり、その商品毎に上記の交換を行なうことは非常に大変な作業であり、現実的でないという問題があった。
本発明は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、様々な種類の被帯掛け商品に対して、商品に合った印字を容易にできる帯掛け装置を提供することを第一の目的とする。
叉、様々な種類の被帯掛け商品に対して、該商品の大きさに合った帯シート上の位置に印字をすることが可能な帯掛け装置を提供することを第二の目的とする。
上記課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、被帯掛け商品の外周に沿って帯シートを巻回する帯掛け装置において、被帯掛け商品毎に商品情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段から商品情報を読み出す読み出し手段と、該読み出し手段に基づき読み出された商品情報を帯シートに印字する印字手段と、を有し、前記商品情報が印字された帯シートで被帯掛け商品を帯掛けすることを特徴とする(請求項1)。
上記帯掛けに使用する帯シートとしては、フィードローラによる繰り出しで環状のガイド内側に沿って直進するだけの剛性(コシの強さ)を備え、且つ合成樹脂製の帯状のシート、或いは紙シートを使用することができる。即ち、帯シートの種類、材質は問わない。
そして、帯シートの重合する部分の接着は、熱溶着、接着剤などによるどのような接着方法であってもよい。
叉、記憶手段から被帯掛け商品毎の商品情報を読み出す読み出し手段としては、商品番号(品番)、トレイ(容器)のトレイ番号を操作部から入力する方法、或いはトレイの寸法を測定することでトレイ番号を自動的に特定する方法、更に商品を撮影した画像から得られる商品の形や色により商品番号を自動的に特定する方法等が挙げられる。
本発明で言う被帯掛け商品とは、商品或いは商品を収容したトレイ(容器)の両方を意味する。
上記手段によれば、被帯掛け商品毎に商品情報が記憶手段に記憶されている為、被帯掛け商品が特定されると、特定された被帯掛け商品に該当する商品情報が読み出され、その読み出した商品情報に基づいて帯シートに印字が行われ、且つ帯掛け包装が行われる。
具体的には、商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを被帯掛け商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を溶着し切断して帯シートを被帯掛け商品に帯掛けする帯掛け装置において、被帯掛け商品毎に、品名、値段等の商品情報が設定されている商品ファイル、前記商品情報を帯シートに対して印字するための印字位置情報と、前記帯シートに商品情報を印字する印字手段と、を備え、前記印字位置情報は前記商品ファイルに関連付けられており、前記商品ファイル中の被帯掛け商品が特定されると、前記印字手段により、前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする(請求項2)。
上記の関連付けられているとは、印字位置情報を示す識別子が、各被帯掛け商品に設定されており、該識別子にひも付けられている印字位置情報に基づき印字制御される場合と、印字位置情報が各品番に直接記憶されている場合の両方を意味する。
上記手段によれば、被帯掛け商品毎の商品情報と印字位置情報が関連付けて記憶されている為、商品ファイル中から被帯掛け商品が特定されると、該商品に関する商品情報が読み出され、帯掛けする帯シートに所定の印字項目が印字位置情報に基づいて印字される。従って、商品に合った印字が容易に可能になる。
また、上記帯掛け装置において、被帯掛け商品毎に、品名、値段等の商品情報が設定されている商品ファイルと、被帯掛け商品を収納するトレイサイズ、或いは被帯掛け商品自体のサイズであるサイズ情報が設定されているトレイファイルと、前記商品情報を帯シートに対して印字する印字位置情報と、前記帯シートに商品情報を印字する印字手段と、
を備え、前記印字位置情報が前記トレイファイルに関連付けられており、前記トレイファイルから被帯掛け商品のトレイが特定され、且つ、商品ファイルから商品が特定されると、前記印字手段により前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする(請求項3)。
上記の関連付けられているとは、印字位置情報を示す識別子が、各トレイに設定されており、該識別子にひも付けられている印字位置情報に基づき印字制御される場合と、印字位置情報が各品番に直接記憶されている場合の両方を意味する。
上記手段によれば、トレイ毎の情報を記憶するトレイファイルと印字位置情報が関連付けて記憶されているので、トレイファイル中からトレイが特定されると、該商品に関する商品情報が読み出され、帯掛けする帯シートに所定の印字項目が印字位置情報に基づいて印字される。従って、商品が変わってもトレイに合った印字が容易に可能になる。
更に、前記印字手段より下流側に、前記帯シートを初期ループ形成方向に繰り出し叉は初期ループを被帯掛け商品の外周に沿うように縮径する引き戻し方向に搬送するフィード手段と、該フィード手段より下流側に、ループが形成され重合された帯シートを接着する接着手段と、帯シートの帯シートロールに接続する部分を切断する切断手段と、切断された帯シートロールに接続する帯シート先端部を初期位置へ位置させるリセット手段と、を備えるようにしてもよい(請求項4)。
上記手段によれば、リセット手段により帯掛け包装完了後の帯シートの先端部が初期位置にリセットされる。即ち、帯シートを縮径して帯シートの先端部との重合部を接着し、その接着部に繋がる帯シートを前記接着部近傍で切断後、帯シートの切断先端部をフィード手段上(初期位置)にリセットできる。そして、帯シートの先端部を初期位置にリセットできることで、帯掛けの際の帯シートの繰り出しを確実に行うことができると共に、印字開始位置の制御も先端位置(初期位置)が一定している為、印字位置の制御も安定して行うことが出来る。
叉、前記印字位置情報には、印字を開始する帯シート長尺方向の帯シート先端からの位置を示す位置情報を含み、前記初期位置から該位置情報まで帯シートを搬送するようにしてもよい(請求項5)。
更に、前記帯シートを繰り出すフィード手段を起動させる起動手段(開始ボタン等)の操作に基づき、所定のタイミングで前記印字手段による印字が開始されるようにしてもよい(請求項6)。
この手段によれば、起動手段(開始ボタン等)を操作してフィード手段を起動させることで、印字位置情報に設定されたデータに基づいて帯シートへの印字開始が制御され、帯掛けを行うことが出来る。
更に、上記フィード手段の起動は、被帯掛け商品が載置される商品載置部近傍に配置した商品検知手段の検知信号に基づいて自動的に行われるようにしてもよい(請求項7)。
上記手段によれば、起動手段(開始ボタン等)を操作することなく、被帯掛け商品を商品載置部に置くだけで、帯シートへの印字及びその印字された帯シートによる帯掛けを行うことが出来る。
また、前記印字位置情報の印字開始位置は前記帯シートの先端を基準に定められており、先端から所定長さ分印字しない領域を有し、その非印字領域を可変する可変手段を備えてもよい(請求項8)。
この手段によれば、帯シートに印字する商品情報の印字開始位置が、帯シートの長手方向の先端を基準としているので、同じ印字内容でも非印字領域の長さを可変手段によって変更するだけで、印字開始位置が変わり、商品サイズ(トレイ)に合った印字位置に印字することが出来る。
本発明の帯掛け装置は請求項1記載の構成により、商品情報を読み出して、該情報に基づき帯シートに印字が行われるので、被帯掛け商品に合った内容を容易に印字することができる。
叉、請求項2記載の構成により、商品ファイル中から被帯掛け商品を特定することで、該商品に関する商品情報が読み出され、帯掛けする帯シートに所定の印字項目が印字位置情報に基づいて印字される。従って、容易に被帯掛け商品の大きさに合った印字が可能になる。
更に、請求項3記載の構成により、トレイファイル中からトレイを特定することで、被帯掛け商品に関する商品情報が読み出され、帯掛けする帯シートに所定の印字項目が印字位置情報に基づいて印字される。従って、被帯掛け商品が変わっても容易にトレイに合ったレイアウトの印字が可能になる。
請求項4、5記載の構成によれば、リセット手段により帯掛け包装完了後の帯シートの先端部が初期位置にリセットされる。そして、帯シートの先端部を初期位置にリセットできることで、帯掛けの際の帯シートの繰り出しを確実に行うことができると共に、印字開始位置の制御も先端位置(初期位置)が一定している為、印字位置の制御も安定して行うことが出来る。しかも、帯シートは繰り出されて帯掛け包装後、切断され、所定位置(初期位置)まで引き戻されるので、帯シートの先端を検出するセンサを不要にできる。
叉、請求項6記載の構成によれば、帯シートを送り出すための起動手段を起動させるだけで、帯シートへの印字と、その印字した帯シートでの帯掛け包装の両方を行うことができる。
また、請求項7記載の構成により、商品載置部近傍に配置された検知センサにより被帯掛け商品が検知されると、帯シートの繰り出しが開始されるので、起動手段(開始ボタン等)を操作することなく、被帯掛け商品を商品載置部へ置くという動作で、所定事項を印字した帯シートで帯掛けすることができる。
更に、請求項8記載の構成により、帯シートに印字する商品情報の印字開始位置が、帯シートの長手方向の先端を基準としているので、同じ印字内容でも非印字領域の長さを可変手段によって変更するだけで、印字開始位置が変わり、商品サイズ(トレイ)に合った印字位置に印字することが出来る。
以下、本発明に実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図2は帯掛け装置Aの概略を示し、該装置は商品Wの周りに帯シートaを周回させるための初期ループを形成する環状のガイド1と、そのガイド1の側方に配置した帯シートロールa’の装填部2と、前記帯シートaにバーコード印字用のラベルbを貼付するラベル貼付部3と、前記帯シートaに貼付されたラベルb及び帯シートaに商品情報を印字する印字手段4と、商品情報が印字された帯シートを前記環状のガイド1内面に沿って繰り出し及び引き戻すフィード手段5と、初期ループ状態から帯シートの後端側を引き戻して商品Wの外周に沿うループ形状に縮径して帯シートの先端部と重合部を熱溶着する接着手段6と帯シートを切断するカッタ7(切断手段)、及びこれら接着手段6とカッタ7を上下駆動する駆動部8と、更に商品情報等が表示される表示部9と、操作部10とで構成されている。
被帯掛け商品Wは、蓋付きトレイ内に商品が収納され蓋が閉まった、例えば弁当やお刺身の盛り合わせ等が考えられるが、蓋付きのトレイばかりでなく、蓋が無いトレイ内に商品が収納され、その上に商品とトレイを覆うように紙などが被せられた商品に帯掛け包装する場合でもよい。また、蓋はトレイと結合した一体的なものだけでなく、トレイと蓋とが別体のものでもよい。
上記環状のガイド1は、商品Wの出し入れに供する正面略長方形状の窓孔11を開設した前後一対の側板1a,1bと、その前後の側板1a,1bを帯シートaのテープ幅よりやや広い間隔を置いて対峙させ、且つ前記窓孔の開口縁より所定寸法外側に入った位置に沿って周方向に回した底板1cとで構成され、底板1cの表面が帯シートaの案内面として作用する。そして、底板1cは窓孔の孔縁に沿わせて略楕円形状に湾曲形成され、繰り出される帯シートaがスムーズに案内されて初期ループを確実に形成できるように構成されている。そして、底板1cは繰り出された帯シートaの先端とロールa’に連続する部分が重なってループを形成できるように該底板1cに開設した開口12を挟む始端と終端は上下方向にずらして取り付けられており、更に底板1cの始端側の上方における側板1a,1bの内面にはストッパ13が取り付けられ、帯シートaの先端が位置決めされるように構成されている。
叉、上記ガイド1の窓孔の下側孔縁は商品Wの載置部として機能する。尚、前後の側板に開設する窓孔の形状は長方形状に限定されず、商品の出し入れに支障とならなければ形状は任意である。
前記ガイド1の側方に配置した帯シートロールa’の装填部2は、帯掛けの材料となるテープ状の帯シートがロール状に巻かれたロールa’を装填する場所で、中央には帯シートを前記ガイドに向けて繰り出す方向には自由回転し、逆方向には帯シートロールを一体化して駆動回転する一方向クラッチ内蔵の回転軸14が取り付けられており、その回転軸14はモータ15で駆動するように構成されている。この帯シートロールa’がモータ15で逆回転されることで、後述するフィード部5の逆回転による帯シートの引き戻し分を帯シートロールa’に巻き取られる。叉、この装填部2の前面には開閉自在な扉(図示省略)が取り付けられ、帯シートにゴミや埃などが付着しないように構成されている。尚、回転軸14には帯シートが引き出される方向の回転に対して過剰回転を防止する摩擦板ブレーキ構造16が装備されている。
上記装填部2に装填された帯シートロールa’の帯シートa先端部は本体ケースに取り付けたガイドローラ17及びガイド板17’を径由してフィード部5に供給され、そのフィード部5の作動で帯シートaは前記ガイド1内側に繰り出される。そして、前記ガイド板17’の途中にはラベル貼付部3が配置され、そのラベル貼付部3より下流側でフィード部5より上流側にはラベル用紙が貼付された帯シートに印字を行う印字手段(印字部4)が配置されている。
ラベル貼付部3は、ロール状に巻いた台紙b’の外側にラベル用紙bを剥離可能に貼付したラベルロールb”と、台紙巻取りリール18と、台紙b’からラベル用紙bを剥離するディスペンサ19と、そのディスペンサ19より下流側に台紙b’から剥離したラベル用紙bを帯シートaに対して貼付するために押え付ける押え部材20が配置されて構成され、前記台紙巻取りリール18がモータ21で駆動回転されることで、ラベルロールb”からラベル用紙bを貼着した台紙b’が引き出されるように構成されている。
ラベル用紙が貼付された帯シートに商品情報を印字する印字手段(印字部4)は、インクリボン22と、サーマルヘッド23と、プラテンローラ24と、前記プラテンローラ24を駆動回転させるステッピングモータ25と、同プラテンローラ24を上下移動させる移動機構26とで構成され、前記サーマルヘッド23とプラテンローラ24とは対向して配置されている。これにより、帯シートaに商品に関する所定項目が印字され、ラベル用紙bにJANコード(バーコード)が印字される。尚、帯シート及びラベル用紙への印字は、帯シートの先端からの長さによって管理制御される。この点については後段で説明する。
叉、上記印字手段(印字部4)におけるプラテンローラ24は、断面略コ字型に形成したプラテンローラ支持枠27の一側に回転自在に横架支持され、そのプラテンローラ支持枠27の他端側はフレーム28に軸29で上下回動可能に支持されており、更に前記プラテンローラ支持枠27内に支持されたプラテンローラ24の軸部はフレームに開設した円弧案内孔30に嵌挿され、軸29を中心としたプラテンローラ24の上下動が円弧案内孔30によって案内されるように構成されている。
そして、プラテンローラ24をサーマルヘッド23に対して接離させる移動機構26は、前記フレーム28に横架した軸31に前記プラテンローラ支持枠27を下方に押し下げる押圧片32を固着し、軸31の回転による押圧片32の下向き回動で前記プラテンローラ支持枠27が軸29を中心として下方に押し下げられることでプラテンローラ24がサーマルヘッド23に押し付けられる。そして、前記押圧片32を軸着した軸31の回転は、モータ33の回転軸と該軸31とを複数のリンク片34で連結し、モータ33の回転が軸31に伝達されるように構成されている。
叉、前記押圧片32を固着した軸31の端部にはプラテンローラ24がサーマルヘッド23に対する接離(開閉)を検出するフラグ35が取り付けられており、そのフラグ35の回動軌跡上にセンサ36,36’が配置されている。更に、プラテンローラ24をサーマルヘッド23に対して当接させる動作は前記したモータ33の回転により行われるが、プラテンローラ24をサーマルヘッド23から離反させる動作は、前記プラテンローラ支持枠27とフレーム28とに亘って引張りバネ37を張設し、この引張りバネ37の張力でプラテンローラ支持枠27が上方に引き上げられ、プラテンローラ24がサーマルヘッド23から離反される。プラテンローラ24の離反は、前記モータ33の回転により押圧片32がプラテンローラ支持枠27から離れる上向き方向に回動された時、前記引張りバネ37が機能して行われる。
尚、押圧片32を固着した軸31の前面側端部には操作レバー38が取り付けられ、手動操作で押圧片32によるプラテンローラ支持枠27の押圧を解除できるように構成されている。
上記印字手段(印字部4)で所定事項(品名、値段等)の印字Pが行われた帯シートaをガイド1側に供給するフィード手段5は、上下一対のフィードローラ5a,5bで構成され、下側のフィードローラ5bは定位置に支持され、上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bに対して接離するよう上下回動可能に支持されている。
そして、下側のフィードローラ5bはモータ5cによって駆動回転するように構成され、上側のフィードローラ5aは前記印字部4におけるプラテンローラ24の上下動(接離動)に連繋して下側のフィードローラ5bに対する接近/離反が切り換わるように構成されている。即ち、印字手段(印字部4)のプラテンローラ24がサーマルヘッド23に接近する印字状態時は上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bから離反し、印字手段(印字部4)のプラテンローラ24がサーマルヘッド23から離反する時は上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bと接触するように構成されている。
この上側のフィードローラ5aが下側のフィードローラ5bと接触し、上下のフィードローラ5a,5bによって帯シートaが挾着され、下側のフィードローラ5bが正転方向(時計回り方向)に駆動回転することで帯シートaはガイド1に向けて送り出され、逆転方向(反時計回り方向)に駆動回転することで帯シート1は引き戻される。
上側のフィードローラ5aは、矩形状の枠体39に回転可能に横架支持され、その枠体39はフレーム28に対し軸40で上下回動可能に軸支されている。枠体39の回動支点となる軸40の位置は、上側のフィードローラ5aが下方に回動して下側のフィードローラ5bと接触する接点が下側のフィードローラの軸芯を通る鉛直線上となる位置とする。
そして、この前記枠体39は、該枠体39の側近でフレーム28に回動自在に軸支した押圧カム41によって下方に回動されるように構成されている。
上記押圧カム41の回動は、前記印字手段(印字部4)における押圧片32を固着した軸31と押圧カム41とをリンク42で連結し、軸31の回動により押圧カム41がリンク42を介して揺動されるように構成されている(図4、図5参照)。尚、上側のフィードローラ5aを保持した枠体39の上方への回動(フィードローラの離反)は、前記押圧カム41による枠体39の押圧が解除された時、付勢手段64によって軸40を中心として上方に回動することで離反される。
上記フィード手段5の下流側で前記ガイドの下側位置には、前記ガイド1内に供給した帯シートaを該ガイド1の内面に沿って案内し、初期ループを形成し、その後ガイド内に載置した商品Wの外周面に沿うように初期ループを絞って縮径し、帯シートaの先端部と重なり合う部分を熱溶着する接着手段6と、帯シートロールa’に繋がる帯シートaを切断するカッタ7、及びこれら接着手段6とカッタ7を上下駆動する駆動部8が配置されている。
上記接着手段6は、前記ガイド1の窓孔11における下側の底板1cの開口12内に、帯シートの繰り出し方向に向かい所定間隔をおいて鉛直に起立配置した第1押え板43,第2押え板44と、その第1押え板43と第2押え板44との間に配置した熱溶着板45と、これら第1押え板43、第2押え板44及び熱溶着板45の真上位置にガイド1の側方から出没自在に配置した受け板46とで構成されている。
そして、前記フィード手段5寄りに配置した第1押え板43には上端面より僅か下方位置に帯シートaが嵌挿される通孔47が開設されており、フィード手段5の作動で繰り出される帯シートaの先端はこの通孔47を通ってガイド1に供給される。その為に、第1押え板43より下流側に配置される第2押え板44の上端は前記第1押え板43の通孔47の下側孔縁と面一か或いは下側孔縁より下方となるように配置されている。
叉、第1押え板43と第2押え板44との間に配置する熱溶着板45は、第1押え板43と第2押え板44で帯シートaを押えた後熱溶着する為、該熱溶着板45の上端は第2押え板44の上端より下方に位置されている。
前記第1押え板43と熱溶着板45の上端面を受け止める受け板46は、前記ガイド1の側方(裏側)に該ガイドと直交して配置され、且つその受け板46の上面はガイド1の窓孔11の下側孔縁と面一に保持され、ガイド1内に突出して商品載置面を形成する。そして、この受け板46とガイド1の底板1cとで区画される通路(空間)に帯シートaの先端部が嵌入し、その帯シートaの先端部は前記開口12より下流側における側板1a,1bの内面に突出形成したストッパ13に衝合して先端の位置決めが行われる。
カッタ7は、帯シートaの重合部を熱溶着してループを完成させた後、そのループに連続する帯シートを溶着部近傍で切断するもので、前記第1押え板43と熱溶着板45との間に挾着配置され、且つ前記第1押え板43の側面に沿って該第1押え板43の通孔47を越える位置まで上下することで、該通孔47を貫通している帯シートaは第1押え板43の通孔47の孔縁とカッタ7によるせん断作用で切断されるように構成されている。但し、重合部近傍を前記せん断作用にて切断して、第1押え板43にて帯シートを押えておき、その後、熱溶着板45にて溶着するようにしてもよい。
上記した接着手段6とカッタ7を上下駆動する駆動部8は、モータ48とカム機構49とで構成され、カム機構49はカムやリンク機構を前記第1押え板43、第2押え板44、熱溶着板45、カッタ7に連結し、更に前記第1押え板43、第2押え板44、熱溶着板45とカッタ7が順次時間差をおいて上下作動するように構成されている。そして、カム機構49の動作を制御する為に該カムを回転する軸に回転板51を固着し、回転板51の外周所定箇所に設けた原点をカム原点センサ52で検知し、駆動部8が制御されるようになっている。
叉、前記ガイド1の帯シートaの先端が位置決め停止される位置より手前側(上流側)の所定位置には、帯掛けする為に供給される帯シートaの先端部が所定位置に到達したことを検出する帯シート先端検出センサ(停止センサ)53が配置されている。この帯シート先端検出センサ53の検出信号により前記帯シートaを繰り出すフィード手段5の駆動が停止され、再度駆動して帯シートaの先端がストッパに当接するまでの繰り出しが制御されている。
更に、前記ガイド1における商品Wが載置される位置の線上外側には、商品検出センサ54が設置され、ガイド1内の所定位置に商品Wが置かれているか否かが検出されるようになっており、商品Wが検出されると前記フィード手段5が起動し、帯シートaの引き戻しを開始するようになっている。
図6は、上記の如く構成した帯掛け装置Aの帯掛けの作動を制御する制御部と、帯掛けの帯シートaに印字を行う印字部の電気的構成を示すブロック図である。
帯掛制御部55は、通信用INFを介して印字制御部56と接続され相互に交信できるようにしてあり、各制御部55,56は、マイクロコンピュータで構成されるCPU(中央処理装置)57,61により制御される。
CPU57には、バス57aを介してROM58、RAM59、帯掛機構駆動部60、帯シート先端検出センサ(停止センサ)53、商品検出センサ54、カム原点センサ52、ラベル貼付部(ラベル発行部)3が接続されている。
ROM58は、CPU57が実行する制御プログラムが格納されており、RAM59はCPU57とCPU61との通信データ等を一時記憶するエリアである。
前記帯掛機構駆動部60としては、接着手段6の熱溶着板45への通電のON/OFF、プラテンローラ22及び上側フィードローラ5aの開閉駆動モータ33、下側フィードローラ5bの駆動用モータ5c、帯シート巻取り駆動用モータ15、溶着切断手段6及びカッタ7の上下駆動用モータ48、プラテンローラ駆動用モータ25が挙げられ、これ等の駆動/停止が制御される(図6参照)。
印字制御部56のCPU61には、バス61aを介してROM62、RAM63、表示操作部9、キー操作部10、印字部4が接続されている。
ROM62は、CPU61が実行する制御プログラムが格納されており、RAM63には被帯掛け商品毎の品名等の商品情報を記憶しておく商品ファイル(図7参照)、トレイに関する各種データを記憶しておくトレイファイル(図8参照)、帯掛けの帯シート(ラベルを含む)に商品に関する所定の項目を印字する為の印字位置情報を記憶しておく印字フォーマットファイル(図9参照)などのファイルが記憶されている。
表示操作部9は、タッチパネルで構成されており、CPU61の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部10は、装置の起動、停止等のための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
印字部4は、サーマルヘッドにより印字を行う。
前記RAM63に記憶される商品ファイルは、図7に示すように、品番(商品番号)、JANコード(バーコード)、品名、単価、印字フォーマット番号等が設けられており、品番を特定することで、被帯掛け商品を特定することができる。
また、商品ファイルの各被帯掛け商品(各品番)毎に、後述する印字フォーマット番号が識別子として関連付けられて記憶してあるので、被帯掛け商品を特定することで各印字項目のレイアウトである印字フォーマットも特定できる。
叉、トレイファイルは、図8に示すように、トレイ番号毎にトレイサイズ(幅、高さ)(mm)、印字フォーマット番号、及び帯シートで形成した初期ループを商品の外周に沿う形状に絞り縮径するため絞り情報(帯シートの引き戻し量、トレイの硬度)等のトレイデータが設けられており、トレイ番号を被帯掛け商品に設定することで、その特定した商品を帯掛けする際の引き戻し量を特定することができ、安定した帯掛けが可能となる。
また、後述する印字フォーマットファイルの印字フォーマット番号が、識別子として記憶されている。従って、トレイ番号を特定することで、各印字項目のレイアウトである印字フォーマット番号も特定できる。
叉、帯シートの引き戻し量などが設定されている絞り情報ファイル(図示省略)をRAM63に有し、該ファイル中の絞り情報を識別するための識別子が、各トレイ番号に割振られている。
印字フォーマットファイルは、図9に示すように印字項目毎に印字するレイアウトが設定されているもので、印字フォーマット番号(識別子)毎に、印字開始、印字項目毎の印字位置等の印字位置情報が設定されており、印字開始は帯シートの先端からの距離(mm)を示し、印字位置として帯シートの幅方向の一方端を原点O(0,0)とし、その原点から幅方向(X)、及び長手方向(Y)を始点として、その始点から幅方向(印字領域X幅)と、長手方向(印字領域Y幅)が設定されており、これにより各印字エリアが設定される。尚、JANコード(バーコード)が帯シートにラベル用紙を貼付して印字する場合、JANコードの印字位置データがラベル用紙が貼着された位置と一致するよう貼付部を駆動する。
上記のように、前記商品ファイルに印字フォーマット番号を関連付けることで、各被帯掛け商品、品番を選択するだけで、被帯掛け商品に合わせて帯シートの所定の位置に印字をすることができる。
また、各被帯掛け商品に印字フォーマット番号を関連付ける代わりに、各トレイ番号を関連付けるようにしてもよい。図8に示すように、各トレイ番号には、印字フォーマット番号が識別子として記憶されているので、被帯掛け商品(品番)を特定するだけで、選択した商品の品名等の商品情報、トレイデータ(トレイ番号)、印字位置情報(印字フォーマット番号)が特定されるので、トレイの大きさに合った正しい位置に印字された帯シートで、被帯掛け商品を帯掛け包装することができる。
叉、印字フォーマット番号を商品ファイルの各品番、トレイファイルの各トレイ番号の、それぞれに関連付けておいて、且つ、トレイ番号を商品ファイルの各品番に関連付けた場合は、例えば、トレイ番号に関連付けておいた印字フォーマット番号を優先して使用するようにしてもよいし、叉その逆で、各品番に関連付けられた印字フォーマット番号を優先するようにしてもよい。
次に、帯シートに印字し、その印字した帯シートで被帯掛け商品が帯掛けされる動作の制御の概略を図10のフローチャートに基づいて説明する。尚、以下は、各被帯掛け商品(品番)には印字フォーマット番号は設定されていなく、各トレイ番号に印字フォーマット番号である識別子が設定されており、該トレイ番号が商品ファイルの各被帯掛け商品(品番)に設定されている例で示す。
(S1)…オペレータの操作により電源スイッチがONされると、CPU57は接着手段6とカッタ部7を上下するカム機構49のカムが初期位置(カム原点センサ52を遮る)に戻るよう制御する。
(S2)…フィード部5を駆動するキーが、オペレータにより押下されると、CPU57によりフィードローラモータ5cを作動させ、帯シートaの先端を所定位置まで繰り出し、駆動部8が作動してカム機構49が作動することでカッタ7が上昇し、受け板46がカッタ7の上方位置へ突出移動し、受け板46とカッタ7とで帯シートaが挟まれ、帯シートaが切断される。そして、CPU57はフィードローラモータ5cを逆回転させ、前記帯シートaの切断先端部をフィード手段5の上下一対のフィードローラの接点間に帯シートの先端が挟まれる位置へ引き戻し、位置させる(リセット手段)(図4、5参照)。この位置が帯シートの初期位置である。尚、印字部4のサーマルヘッドとプラテンローラとの接点からフィード手段5上の初期位置までの距離は装置構成時に決定され、本実施例では、この距離が40mmとする。
(S3)…表示操作部9に表示された商品情報の商品ファイルから、オペレータの選択操作により、帯掛けする被帯掛け商品Wの品番が選択され、当該品番の商品情報が読み出される。
(S4)…スタートボタンがオペレータにより押される。
(S5)…(S3)で選択された品番に関連付けられているトレイ番号(絞り情報を含むトレイデータ)、更に該トレイ番号に設定されている印字フォーマット番号(印字位置情報)がRAM63の印字フォーマットファイル、トレイファイルより読み出され、その読み出された品番の商品情報、印字位置情報、絞り情報を含むトレイデータがRAM63の他のエリアに一時記憶される。
(S6)…(S5)でRAM63の他のエリアに一時記憶された印字位置情報の印字開始データが40mmか否かをCPU61が判断する。つまり、該印字開始データから40mmを減算し、その値が“0(ゼロ)”かどうかを判断する。そして、その減算した差分データを(S5)のRAM63の他のエリアに記憶する。
(S7)…YES(40mm)の場合、前記初期位置にて、(S5)で一時記憶された印字位置情報にて印字を開始する(図11参照)。印字位置情報とは前述のように、印字開始位置の他に、帯シートaに印字する項目毎に、印字位置の始点である幅方向(X)、長さ方向(Y)、その始点からのX方向の幅、Y方向の幅等のデータが設定されている。
(S8)…(S5)で一時記憶された商品情報を、該一時記憶された印字位置情報に基づいて印字部4により印字を行う。
(S9)…印字が終了したら、通信INFを介してCPU61(印字制御部)からCPU57(帯掛制御部)へ、印字部4のプラテンローラをサーマルヘッドから離反させるモータ33を駆動させる信号と、(S5)で一時記憶された絞り情報を含むトレイデータとを送信する。送信されたデータは、RAM59の所定エリアに一時記憶される。これにより、CPU57の制御によりプラテンローラがサーマルヘッドから離反する一方、フィード手段5の上側のフィードローラ5aは下方に移動され、下側のフィードローラ5bとで帯シートaを挟持する。
(S10)…CPU57の制御により、フィードローラモータ5cが駆動し、下側のフィードローラ5bが駆動して挟持した帯シートaが所定量繰り出される。
(S11)…ガイド1内の商品載置部に置かれた被帯掛け商品Wに前記帯シートaで帯掛けされ、(S9)でRAM59に一時記憶されたトレイデータのうち、絞り情報が読み出され、該絞り情報にて帯シートaの初期ループから帯シートが商品外周に沿う縮径ループへの絞り量が決定し、被帯掛け商品Wへ帯掛け包装が行われる。帯掛け包装が完了した商品は、例えば図13に示す通りである。
(S12)…一方、(S6)で印字開始データが40mmでないと判断された場合は、(S5),(S6)で一時記憶された印字位置情報の、印字開始データと初期位置である40mmとの差分データと、絞り情報を含むトレイデータと、更にプラテン/フィードローラ開閉駆動モータ33を駆動させプラテンローラをサーマルヘッドから離反させる信号とを、通信INFを介してCPU61(印字制御部)からCPU57(帯掛制御部)へ送信する。
つまり40mm以上(本実施例では40mmが最小値)と判断された場合は、印字部4のプラテンローラがサーマルヘッドから離反するよう上昇する。
(S13)…(S12)にて、帯掛制御部側で受信したデータはRAM59の所定の一時記憶エリアに記憶される。
印字部4のプラテンローラの上下動と、フィード手段5の上側のフィードローラ5aの上下動は相反する動きをするようリンク結合されているので、(S12)のプラテンローラをサーマルヘッドから離反させる信号に基づき、CPU57はフィード部5の上側のフィードローラ5aを下降させて下側のフィードローラ5bとで帯シートaを挟持させ、(S12)で帯掛制御部側で受信した印字開始データと40mmとの差分データ分だけ、フィード部5のフィードローラモータ5cを回転させる。例えば、図12に示すように、印字開始データが60mmである場合は、フィードローラモータ5cの駆動で初期位置から20mmだけ繰り出す。
(S14)…印字開始位置に到達する(図12参照)。
(S15)…S13でフィードローラモータ5cが所定量回転すると、CPU57は印字部4のプラテン/フィードローラ開閉駆動モータを駆動させ、プラテンローラを下降させる。以降は(S7)と同様のステップで行われる。つまり、CPU57からCPU61に印字を開始する指示の信号を送信し、CPU61では印字を開始するよう制御し、(S8)と同様に、(S5)で一時記憶された商品情報を、該一時記憶された印字位置情報に基づいて印字部4にて印字を行う。そして、印字が終了したら、帯シートがフィードローラモータにより繰り出され、被帯掛け商品Wが帯掛され、(S13)で一時記憶されたトレイデータのうち絞り情報に基づき絞り量が決定し、被帯掛け商品Wが帯掛けされる。
以上、商品ファイル中の商品を特定することで、トレイデータ(トレイ番号)、印字位置情報(印字フォーマット番号)が自動的に特定される例を示したが、これに限らず、ある商品(品番)を特定し、更に、印字フォーマット番号が関連付けられているトレイ番号を特定するようにしてもよい。このようにすることで、同じ品名の商品であっても使用するトレイの大きさが異なる場合、つまり印字の内容は同じであっても、その印字の位置や帯シートの絞り量が異なる場合でも、随時トレイ番号を選択することで、トレイの大きさに合った正しい位置に印字が可能である。
上記したフローチャートは、手動モードによる動作であるが、商品載置部近傍に商品センサ54を設け、その商品センサ54により被帯掛け商品Wが検知された時、起動するような自動モードを備えてもよいものである。
その自動モードの場合は、複数の同じ商品を帯掛け包装する場合に、包装する商品毎にスタートキーを操作しなくてよいという利点がある。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で変更可能である。
(1)本実施例では帯シートでループを形成する為に環状のガイドを用いたが、ガイドを用いない帯掛け装置でもよいものである。
(2)帯シートの種類、材質は問わない。熱可塑性の合成樹脂製シートでも、感熱紙でも良い。
(3)本装置の商品載置部に計量装置を配置し、或いは計量装置を接続して、被帯掛け商品の重量を計測し、その計測した重量データを帯シートに印字するようにしてもよい。
(4)本実施例では商品ファイルと、印字フォーマットとをそれぞれ別々に設け、商品ファイルのPLU(品番)毎に印字フォーマットを設定するようにしたがこれに限定されず、商品ファイル中の品名や値段など、各データにどの位置に印字するかを示す印字位置情報をもたせるようにしてもよい。
(5)印字内容は問わない。被帯掛け商品の産地、添加物名、賞味期限、商品の原体を示す個体識別番号、商品に関する広告データやイメージデータ等を印字してもよい。
(6)電源をONすると同時にリセット動作をするようにしているが、リセット動作のみを実行するスイッチを別途設けてもよい。
(7)帯シートを接着する例として、熱溶着による例を示したがこれに限らず、例えば接着剤を塗布して接着するようにしてもよい。
(8)トレイに納まっている商品の内容物の位置に応じて、その内容物と対向する帯シートの位置に、例えば該被帯掛け商品の商品名や該商品を説明するコメントや、産地などが印字でき、帯掛け包装できるように、印字位置を設定してもよい。
本発明に係る帯掛け装置の実施の一例を示す概略正面図。 同機構部の概略を示す平面図。 同機構部の概略を示す側面図。 帯シートを切断して引き戻す状態を示す説明図。 帯シートが初期位置にセットされ、印字を開始する状態の同説明図。 帯掛制御部と印字制御部の電気的構成を示すブロック図。 商品ファイルの一例を示す説明図。 トレイファイルの一例を示す説明図。 印字フォーマットファイルの一例を示す説明図。 帯掛け動作を説明するフローチャートである。 (a)は印字開始位置が初期位置である場合の説明図、(b)は帯シートに印字される印字位置を示す説明図。 (a)は印字開始位置が初期位置より長い場合の説明図、(b)は帯シートに印字される印字位置を示す説明図。 (a)は帯掛けを完成した商品の斜視図、(b)は(a)図の(X)−(X)線に沿える断面図。
符号の説明
A…帯掛け装置 a…帯シート
b…ラベル用紙 1…ガイド
3…ラベル用紙貼付部 4…印字手段(印字部)
5…フィード手段(フィードローラ) 6…接着手段
7…切断手段(カッタ) 8…熱溶着部/カッタの上下駆動部
9…表示部 10…操作部

Claims (8)

  1. 被帯掛け商品の外周に沿って帯シートを巻回する帯掛け装置において、 被帯掛け商品毎に商品情報を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段から商品情報を読み出す読み出し手段と、
    該読み出し手段に基づき読み出された商品情報を帯シートに印字する印字手段と、
    を有し、前記商品情報が印字された帯シートで被帯掛け商品に帯掛けすることを特徴とする帯掛け装置。
  2. 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを被帯掛け商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を溶着し切断して帯シートを被帯掛け商品に帯掛けする帯掛け装置において、
    被帯掛け商品毎に、品名、値段等の商品情報が設定されている商品ファイル、
    前記商品情報を帯シートに対して印字するための印字位置情報と、
    前記帯シートに商品情報を印字する印字手段と、
    を備え、前記印字位置情報は前記商品ファイルに関連付けられており、前記商品ファイル中の被帯掛け商品が特定されると、前記印字手段により、前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする帯掛け装置。
  3. 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを被帯掛け商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を溶着し切断して帯シートを被帯掛け商品に帯掛けする帯掛け装置において、
    被帯掛け商品毎に、品名、値段等の商品情報が設定されている商品ファイルと、
    被帯掛け商品を収納するトレイサイズ、或いは被帯掛け商品自体のサイズであるサイズ情報が設定されているトレイファイルと、
    前記商品情報を帯シートに対して印字する印字位置情報と、
    前記帯シートに商品情報を印字する印字手段と、
    を備え、前記印字位置情報が前記トレイファイルに関連付けられており、前記トレイファイルから被帯掛け商品のトレイが特定され、且つ、商品ファイルから商品が特定されると、前記印字手段により前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする帯掛け装置。
  4. 前記印字手段より下流側に、前記帯シートを初期ループ形成方向に繰り出し叉は初期ループを被帯掛け商品の外周に沿うように縮径する引き戻し方向に搬送するフィード手段と、
    該フィード手段より下流側に、ループが形成され重合された帯シートを接着する接着手段と、
    帯シートの帯シートロールに接続する部分を切断する切断手段と、
    切断された帯シートロールに接続する帯シート先端部を初期位置へ位置させるリセット手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2叉は3記載の帯掛け装置。
  5. 前記印字位置情報には、印字を開始する帯シート長尺方向の帯シート先端からの位置を示す位置情報を含み、前記初期位置から該位置情報まで帯シートを搬送させることを特徴とする請求項4記載の帯掛け装置。
  6. 前記帯シートを繰り出すフィード手段を起動させる起動手段の操作に基づき、所定のタイミングで前記印字手段による印字が開始されることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項記載の帯掛け装置。
  7. 前記フィード手段の起動が、被帯掛け商品が載置される商品載置部近傍に配置された商品検知手段の検知信号に基づいて自動的に行われることを特徴とする請求項6記載の帯掛け装置。
  8. 前記印字位置情報の印字開始位置は前記帯シートの先端を基準に定められており、先端から所定長さ分印字しない領域を有し、その非印字領域を可変する可変手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項記載の帯掛け装置。
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