JP2006168792A - 帯掛け装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 被帯掛け商品Wの外周に沿って帯シートaを巻回する帯掛け装置において、被帯掛け商品毎に商品情報を記憶する記憶手段と、該記憶手段から商品情報を読み出す読み出し手段と、該読み出し手段に基づき読み出された商品情報を帯シートに印字する印字手段4と、を有し、前記商品情報が印字された帯シートで被帯掛け商品に帯掛けする。
【選択図】 図1
Description
この帯シートによる帯掛けは、環状のガイド内側に沿って帯シートを供給して、帯シートでループを作り、ガイドの中に置かれた商品に対して前記帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を接着し切断して帯シートを商品に帯掛けしている。
(1)帯掛けに使用する帯シートに予め所定の情報を印字しておき、商品に応じて帯シートを変更して帯掛けする。
(2)帯掛け機に設けた印字用の判部材により、帯掛け前のテープに印字情報を印字する。
叉、(2)の方法では印字用の判部材の交換が必要で、(1)と同様、交換作業に手数を要し、作業性に欠けるものである。
本発明は上記した従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、様々な種類の被帯掛け商品に対して、商品に合った印字を容易にできる帯掛け装置を提供することを第一の目的とする。
叉、様々な種類の被帯掛け商品に対して、該商品の大きさに合った帯シート上の位置に印字をすることが可能な帯掛け装置を提供することを第二の目的とする。
そして、帯シートの重合する部分の接着は、熱溶着、接着剤などによるどのような接着方法であってもよい。
本発明で言う被帯掛け商品とは、商品或いは商品を収容したトレイ(容器)の両方を意味する。
上記の関連付けられているとは、印字位置情報を示す識別子が、各被帯掛け商品に設定されており、該識別子にひも付けられている印字位置情報に基づき印字制御される場合と、印字位置情報が各品番に直接記憶されている場合の両方を意味する。
を備え、前記印字位置情報が前記トレイファイルに関連付けられており、前記トレイファイルから被帯掛け商品のトレイが特定され、且つ、商品ファイルから商品が特定されると、前記印字手段により前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする(請求項3)。
上記の関連付けられているとは、印字位置情報を示す識別子が、各トレイに設定されており、該識別子にひも付けられている印字位置情報に基づき印字制御される場合と、印字位置情報が各品番に直接記憶されている場合の両方を意味する。
更に、前記帯シートを繰り出すフィード手段を起動させる起動手段(開始ボタン等)の操作に基づき、所定のタイミングで前記印字手段による印字が開始されるようにしてもよい(請求項6)。
この手段によれば、起動手段(開始ボタン等)を操作してフィード手段を起動させることで、印字位置情報に設定されたデータに基づいて帯シートへの印字開始が制御され、帯掛けを行うことが出来る。
上記手段によれば、起動手段(開始ボタン等)を操作することなく、被帯掛け商品を商品載置部に置くだけで、帯シートへの印字及びその印字された帯シートによる帯掛けを行うことが出来る。
この手段によれば、帯シートに印字する商品情報の印字開始位置が、帯シートの長手方向の先端を基準としているので、同じ印字内容でも非印字領域の長さを可変手段によって変更するだけで、印字開始位置が変わり、商品サイズ(トレイ)に合った印字位置に印字することが出来る。
叉、請求項2記載の構成により、商品ファイル中から被帯掛け商品を特定することで、該商品に関する商品情報が読み出され、帯掛けする帯シートに所定の印字項目が印字位置情報に基づいて印字される。従って、容易に被帯掛け商品の大きさに合った印字が可能になる。
更に、請求項3記載の構成により、トレイファイル中からトレイを特定することで、被帯掛け商品に関する商品情報が読み出され、帯掛けする帯シートに所定の印字項目が印字位置情報に基づいて印字される。従って、被帯掛け商品が変わっても容易にトレイに合ったレイアウトの印字が可能になる。
叉、請求項6記載の構成によれば、帯シートを送り出すための起動手段を起動させるだけで、帯シートへの印字と、その印字した帯シートでの帯掛け包装の両方を行うことができる。
更に、請求項8記載の構成により、帯シートに印字する商品情報の印字開始位置が、帯シートの長手方向の先端を基準としているので、同じ印字内容でも非印字領域の長さを可変手段によって変更するだけで、印字開始位置が変わり、商品サイズ(トレイ)に合った印字位置に印字することが出来る。
図1乃至図2は帯掛け装置Aの概略を示し、該装置は商品Wの周りに帯シートaを周回させるための初期ループを形成する環状のガイド1と、そのガイド1の側方に配置した帯シートロールa’の装填部2と、前記帯シートaにバーコード印字用のラベルbを貼付するラベル貼付部3と、前記帯シートaに貼付されたラベルb及び帯シートaに商品情報を印字する印字手段4と、商品情報が印字された帯シートを前記環状のガイド1内面に沿って繰り出し及び引き戻すフィード手段5と、初期ループ状態から帯シートの後端側を引き戻して商品Wの外周に沿うループ形状に縮径して帯シートの先端部と重合部を熱溶着する接着手段6と帯シートを切断するカッタ7(切断手段)、及びこれら接着手段6とカッタ7を上下駆動する駆動部8と、更に商品情報等が表示される表示部9と、操作部10とで構成されている。
被帯掛け商品Wは、蓋付きトレイ内に商品が収納され蓋が閉まった、例えば弁当やお刺身の盛り合わせ等が考えられるが、蓋付きのトレイばかりでなく、蓋が無いトレイ内に商品が収納され、その上に商品とトレイを覆うように紙などが被せられた商品に帯掛け包装する場合でもよい。また、蓋はトレイと結合した一体的なものだけでなく、トレイと蓋とが別体のものでもよい。
叉、上記ガイド1の窓孔の下側孔縁は商品Wの載置部として機能する。尚、前後の側板に開設する窓孔の形状は長方形状に限定されず、商品の出し入れに支障とならなければ形状は任意である。
そして、プラテンローラ24をサーマルヘッド23に対して接離させる移動機構26は、前記フレーム28に横架した軸31に前記プラテンローラ支持枠27を下方に押し下げる押圧片32を固着し、軸31の回転による押圧片32の下向き回動で前記プラテンローラ支持枠27が軸29を中心として下方に押し下げられることでプラテンローラ24がサーマルヘッド23に押し付けられる。そして、前記押圧片32を軸着した軸31の回転は、モータ33の回転軸と該軸31とを複数のリンク片34で連結し、モータ33の回転が軸31に伝達されるように構成されている。
尚、押圧片32を固着した軸31の前面側端部には操作レバー38が取り付けられ、手動操作で押圧片32によるプラテンローラ支持枠27の押圧を解除できるように構成されている。
そして、下側のフィードローラ5bはモータ5cによって駆動回転するように構成され、上側のフィードローラ5aは前記印字部4におけるプラテンローラ24の上下動(接離動)に連繋して下側のフィードローラ5bに対する接近/離反が切り換わるように構成されている。即ち、印字手段(印字部4)のプラテンローラ24がサーマルヘッド23に接近する印字状態時は上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bから離反し、印字手段(印字部4)のプラテンローラ24がサーマルヘッド23から離反する時は上側のフィードローラ5aは下側のフィードローラ5bと接触するように構成されている。
この上側のフィードローラ5aが下側のフィードローラ5bと接触し、上下のフィードローラ5a,5bによって帯シートaが挾着され、下側のフィードローラ5bが正転方向(時計回り方向)に駆動回転することで帯シートaはガイド1に向けて送り出され、逆転方向(反時計回り方向)に駆動回転することで帯シート1は引き戻される。
そして、この前記枠体39は、該枠体39の側近でフレーム28に回動自在に軸支した押圧カム41によって下方に回動されるように構成されている。
上記押圧カム41の回動は、前記印字手段(印字部4)における押圧片32を固着した軸31と押圧カム41とをリンク42で連結し、軸31の回動により押圧カム41がリンク42を介して揺動されるように構成されている(図4、図5参照)。尚、上側のフィードローラ5aを保持した枠体39の上方への回動(フィードローラの離反)は、前記押圧カム41による枠体39の押圧が解除された時、付勢手段64によって軸40を中心として上方に回動することで離反される。
そして、前記フィード手段5寄りに配置した第1押え板43には上端面より僅か下方位置に帯シートaが嵌挿される通孔47が開設されており、フィード手段5の作動で繰り出される帯シートaの先端はこの通孔47を通ってガイド1に供給される。その為に、第1押え板43より下流側に配置される第2押え板44の上端は前記第1押え板43の通孔47の下側孔縁と面一か或いは下側孔縁より下方となるように配置されている。
叉、第1押え板43と第2押え板44との間に配置する熱溶着板45は、第1押え板43と第2押え板44で帯シートaを押えた後熱溶着する為、該熱溶着板45の上端は第2押え板44の上端より下方に位置されている。
更に、前記ガイド1における商品Wが載置される位置の線上外側には、商品検出センサ54が設置され、ガイド1内の所定位置に商品Wが置かれているか否かが検出されるようになっており、商品Wが検出されると前記フィード手段5が起動し、帯シートaの引き戻しを開始するようになっている。
帯掛制御部55は、通信用INFを介して印字制御部56と接続され相互に交信できるようにしてあり、各制御部55,56は、マイクロコンピュータで構成されるCPU(中央処理装置)57,61により制御される。
CPU57には、バス57aを介してROM58、RAM59、帯掛機構駆動部60、帯シート先端検出センサ(停止センサ)53、商品検出センサ54、カム原点センサ52、ラベル貼付部(ラベル発行部)3が接続されている。
ROM58は、CPU57が実行する制御プログラムが格納されており、RAM59はCPU57とCPU61との通信データ等を一時記憶するエリアである。
ROM62は、CPU61が実行する制御プログラムが格納されており、RAM63には被帯掛け商品毎の品名等の商品情報を記憶しておく商品ファイル(図7参照)、トレイに関する各種データを記憶しておくトレイファイル(図8参照)、帯掛けの帯シート(ラベルを含む)に商品に関する所定の項目を印字する為の印字位置情報を記憶しておく印字フォーマットファイル(図9参照)などのファイルが記憶されている。
表示操作部9は、タッチパネルで構成されており、CPU61の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部10は、装置の起動、停止等のための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
印字部4は、サーマルヘッドにより印字を行う。
また、商品ファイルの各被帯掛け商品(各品番)毎に、後述する印字フォーマット番号が識別子として関連付けられて記憶してあるので、被帯掛け商品を特定することで各印字項目のレイアウトである印字フォーマットも特定できる。
また、後述する印字フォーマットファイルの印字フォーマット番号が、識別子として記憶されている。従って、トレイ番号を特定することで、各印字項目のレイアウトである印字フォーマット番号も特定できる。
叉、帯シートの引き戻し量などが設定されている絞り情報ファイル(図示省略)をRAM63に有し、該ファイル中の絞り情報を識別するための識別子が、各トレイ番号に割振られている。
上記のように、前記商品ファイルに印字フォーマット番号を関連付けることで、各被帯掛け商品、品番を選択するだけで、被帯掛け商品に合わせて帯シートの所定の位置に印字をすることができる。
また、各被帯掛け商品に印字フォーマット番号を関連付ける代わりに、各トレイ番号を関連付けるようにしてもよい。図8に示すように、各トレイ番号には、印字フォーマット番号が識別子として記憶されているので、被帯掛け商品(品番)を特定するだけで、選択した商品の品名等の商品情報、トレイデータ(トレイ番号)、印字位置情報(印字フォーマット番号)が特定されるので、トレイの大きさに合った正しい位置に印字された帯シートで、被帯掛け商品を帯掛け包装することができる。
叉、印字フォーマット番号を商品ファイルの各品番、トレイファイルの各トレイ番号の、それぞれに関連付けておいて、且つ、トレイ番号を商品ファイルの各品番に関連付けた場合は、例えば、トレイ番号に関連付けておいた印字フォーマット番号を優先して使用するようにしてもよいし、叉その逆で、各品番に関連付けられた印字フォーマット番号を優先するようにしてもよい。
(S1)…オペレータの操作により電源スイッチがONされると、CPU57は接着手段6とカッタ部7を上下するカム機構49のカムが初期位置(カム原点センサ52を遮る)に戻るよう制御する。
(S2)…フィード部5を駆動するキーが、オペレータにより押下されると、CPU57によりフィードローラモータ5cを作動させ、帯シートaの先端を所定位置まで繰り出し、駆動部8が作動してカム機構49が作動することでカッタ7が上昇し、受け板46がカッタ7の上方位置へ突出移動し、受け板46とカッタ7とで帯シートaが挟まれ、帯シートaが切断される。そして、CPU57はフィードローラモータ5cを逆回転させ、前記帯シートaの切断先端部をフィード手段5の上下一対のフィードローラの接点間に帯シートの先端が挟まれる位置へ引き戻し、位置させる(リセット手段)(図4、5参照)。この位置が帯シートの初期位置である。尚、印字部4のサーマルヘッドとプラテンローラとの接点からフィード手段5上の初期位置までの距離は装置構成時に決定され、本実施例では、この距離が40mmとする。
(S4)…スタートボタンがオペレータにより押される。
(S5)…(S3)で選択された品番に関連付けられているトレイ番号(絞り情報を含むトレイデータ)、更に該トレイ番号に設定されている印字フォーマット番号(印字位置情報)がRAM63の印字フォーマットファイル、トレイファイルより読み出され、その読み出された品番の商品情報、印字位置情報、絞り情報を含むトレイデータがRAM63の他のエリアに一時記憶される。
(S6)…(S5)でRAM63の他のエリアに一時記憶された印字位置情報の印字開始データが40mmか否かをCPU61が判断する。つまり、該印字開始データから40mmを減算し、その値が“0(ゼロ)”かどうかを判断する。そして、その減算した差分データを(S5)のRAM63の他のエリアに記憶する。
(S7)…YES(40mm)の場合、前記初期位置にて、(S5)で一時記憶された印字位置情報にて印字を開始する(図11参照)。印字位置情報とは前述のように、印字開始位置の他に、帯シートaに印字する項目毎に、印字位置の始点である幅方向(X)、長さ方向(Y)、その始点からのX方向の幅、Y方向の幅等のデータが設定されている。
(S8)…(S5)で一時記憶された商品情報を、該一時記憶された印字位置情報に基づいて印字部4により印字を行う。
(S9)…印字が終了したら、通信INFを介してCPU61(印字制御部)からCPU57(帯掛制御部)へ、印字部4のプラテンローラをサーマルヘッドから離反させるモータ33を駆動させる信号と、(S5)で一時記憶された絞り情報を含むトレイデータとを送信する。送信されたデータは、RAM59の所定エリアに一時記憶される。これにより、CPU57の制御によりプラテンローラがサーマルヘッドから離反する一方、フィード手段5の上側のフィードローラ5aは下方に移動され、下側のフィードローラ5bとで帯シートaを挟持する。
(S11)…ガイド1内の商品載置部に置かれた被帯掛け商品Wに前記帯シートaで帯掛けされ、(S9)でRAM59に一時記憶されたトレイデータのうち、絞り情報が読み出され、該絞り情報にて帯シートaの初期ループから帯シートが商品外周に沿う縮径ループへの絞り量が決定し、被帯掛け商品Wへ帯掛け包装が行われる。帯掛け包装が完了した商品は、例えば図13に示す通りである。
(S12)…一方、(S6)で印字開始データが40mmでないと判断された場合は、(S5),(S6)で一時記憶された印字位置情報の、印字開始データと初期位置である40mmとの差分データと、絞り情報を含むトレイデータと、更にプラテン/フィードローラ開閉駆動モータ33を駆動させプラテンローラをサーマルヘッドから離反させる信号とを、通信INFを介してCPU61(印字制御部)からCPU57(帯掛制御部)へ送信する。
つまり40mm以上(本実施例では40mmが最小値)と判断された場合は、印字部4のプラテンローラがサーマルヘッドから離反するよう上昇する。
(S13)…(S12)にて、帯掛制御部側で受信したデータはRAM59の所定の一時記憶エリアに記憶される。
印字部4のプラテンローラの上下動と、フィード手段5の上側のフィードローラ5aの上下動は相反する動きをするようリンク結合されているので、(S12)のプラテンローラをサーマルヘッドから離反させる信号に基づき、CPU57はフィード部5の上側のフィードローラ5aを下降させて下側のフィードローラ5bとで帯シートaを挟持させ、(S12)で帯掛制御部側で受信した印字開始データと40mmとの差分データ分だけ、フィード部5のフィードローラモータ5cを回転させる。例えば、図12に示すように、印字開始データが60mmである場合は、フィードローラモータ5cの駆動で初期位置から20mmだけ繰り出す。
(S14)…印字開始位置に到達する(図12参照)。
(S15)…S13でフィードローラモータ5cが所定量回転すると、CPU57は印字部4のプラテン/フィードローラ開閉駆動モータを駆動させ、プラテンローラを下降させる。以降は(S7)と同様のステップで行われる。つまり、CPU57からCPU61に印字を開始する指示の信号を送信し、CPU61では印字を開始するよう制御し、(S8)と同様に、(S5)で一時記憶された商品情報を、該一時記憶された印字位置情報に基づいて印字部4にて印字を行う。そして、印字が終了したら、帯シートがフィードローラモータにより繰り出され、被帯掛け商品Wが帯掛され、(S13)で一時記憶されたトレイデータのうち絞り情報に基づき絞り量が決定し、被帯掛け商品Wが帯掛けされる。
以上、商品ファイル中の商品を特定することで、トレイデータ(トレイ番号)、印字位置情報(印字フォーマット番号)が自動的に特定される例を示したが、これに限らず、ある商品(品番)を特定し、更に、印字フォーマット番号が関連付けられているトレイ番号を特定するようにしてもよい。このようにすることで、同じ品名の商品であっても使用するトレイの大きさが異なる場合、つまり印字の内容は同じであっても、その印字の位置や帯シートの絞り量が異なる場合でも、随時トレイ番号を選択することで、トレイの大きさに合った正しい位置に印字が可能である。
その自動モードの場合は、複数の同じ商品を帯掛け包装する場合に、包装する商品毎にスタートキーを操作しなくてよいという利点がある。
(1)本実施例では帯シートでループを形成する為に環状のガイドを用いたが、ガイドを用いない帯掛け装置でもよいものである。
(2)帯シートの種類、材質は問わない。熱可塑性の合成樹脂製シートでも、感熱紙でも良い。
(3)本装置の商品載置部に計量装置を配置し、或いは計量装置を接続して、被帯掛け商品の重量を計測し、その計測した重量データを帯シートに印字するようにしてもよい。
(4)本実施例では商品ファイルと、印字フォーマットとをそれぞれ別々に設け、商品ファイルのPLU(品番)毎に印字フォーマットを設定するようにしたがこれに限定されず、商品ファイル中の品名や値段など、各データにどの位置に印字するかを示す印字位置情報をもたせるようにしてもよい。
(5)印字内容は問わない。被帯掛け商品の産地、添加物名、賞味期限、商品の原体を示す個体識別番号、商品に関する広告データやイメージデータ等を印字してもよい。
(6)電源をONすると同時にリセット動作をするようにしているが、リセット動作のみを実行するスイッチを別途設けてもよい。
(7)帯シートを接着する例として、熱溶着による例を示したがこれに限らず、例えば接着剤を塗布して接着するようにしてもよい。
(8)トレイに納まっている商品の内容物の位置に応じて、その内容物と対向する帯シートの位置に、例えば該被帯掛け商品の商品名や該商品を説明するコメントや、産地などが印字でき、帯掛け包装できるように、印字位置を設定してもよい。
b…ラベル用紙 1…ガイド
3…ラベル用紙貼付部 4…印字手段(印字部)
5…フィード手段(フィードローラ) 6…接着手段
7…切断手段(カッタ) 8…熱溶着部/カッタの上下駆動部
9…表示部 10…操作部
Claims (8)
- 被帯掛け商品の外周に沿って帯シートを巻回する帯掛け装置において、 被帯掛け商品毎に商品情報を記憶する記憶手段と、
該記憶手段から商品情報を読み出す読み出し手段と、
該読み出し手段に基づき読み出された商品情報を帯シートに印字する印字手段と、
を有し、前記商品情報が印字された帯シートで被帯掛け商品に帯掛けすることを特徴とする帯掛け装置。 - 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを被帯掛け商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を溶着し切断して帯シートを被帯掛け商品に帯掛けする帯掛け装置において、
被帯掛け商品毎に、品名、値段等の商品情報が設定されている商品ファイル、
前記商品情報を帯シートに対して印字するための印字位置情報と、
前記帯シートに商品情報を印字する印字手段と、
を備え、前記印字位置情報は前記商品ファイルに関連付けられており、前記商品ファイル中の被帯掛け商品が特定されると、前記印字手段により、前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする帯掛け装置。 - 商品載置部を囲むように帯シートをループ状に繰り出し、その帯シートの先端部を固定し、反対側を引き戻して初期ループを被帯掛け商品外周に沿うループに絞り、帯シートの先端部と重合する部分を溶着し切断して帯シートを被帯掛け商品に帯掛けする帯掛け装置において、
被帯掛け商品毎に、品名、値段等の商品情報が設定されている商品ファイルと、
被帯掛け商品を収納するトレイサイズ、或いは被帯掛け商品自体のサイズであるサイズ情報が設定されているトレイファイルと、
前記商品情報を帯シートに対して印字する印字位置情報と、
前記帯シートに商品情報を印字する印字手段と、
を備え、前記印字位置情報が前記トレイファイルに関連付けられており、前記トレイファイルから被帯掛け商品のトレイが特定され、且つ、商品ファイルから商品が特定されると、前記印字手段により前記関連付けられている印字位置情報に基づいて選択された商品情報が帯シートに印字されることを特徴とする帯掛け装置。 - 前記印字手段より下流側に、前記帯シートを初期ループ形成方向に繰り出し叉は初期ループを被帯掛け商品の外周に沿うように縮径する引き戻し方向に搬送するフィード手段と、
該フィード手段より下流側に、ループが形成され重合された帯シートを接着する接着手段と、
帯シートの帯シートロールに接続する部分を切断する切断手段と、
切断された帯シートロールに接続する帯シート先端部を初期位置へ位置させるリセット手段と、
を備えることを特徴とする請求項2叉は3記載の帯掛け装置。 - 前記印字位置情報には、印字を開始する帯シート長尺方向の帯シート先端からの位置を示す位置情報を含み、前記初期位置から該位置情報まで帯シートを搬送させることを特徴とする請求項4記載の帯掛け装置。
- 前記帯シートを繰り出すフィード手段を起動させる起動手段の操作に基づき、所定のタイミングで前記印字手段による印字が開始されることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項記載の帯掛け装置。
- 前記フィード手段の起動が、被帯掛け商品が載置される商品載置部近傍に配置された商品検知手段の検知信号に基づいて自動的に行われることを特徴とする請求項6記載の帯掛け装置。
- 前記印字位置情報の印字開始位置は前記帯シートの先端を基準に定められており、先端から所定長さ分印字しない領域を有し、その非印字領域を可変する可変手段を備えていることを特徴とする請求項2乃至7の何れか1項記載の帯掛け装置。
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