JP2017056990A - 印字包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包材のコストを低減しつつ、見栄えに優れた帯包装が可能になる印字包装装置を提供する。【解決手段】印字包装装置1は、商品Pを搬送する搬送部3と、商品の上面を覆う第一フィルム17が巻回された第一ロール15を支持する第一ロール支持部11と、商品の下面を覆う第二フィルム27が巻回された第二ロール25を支持する第二ロール支持部21と、第一ロール支持部から繰り出される第一フィルムに印字する印字部30と、第一フィルム及び第二フィルム同士を溶着して重合部wを形成すると共に当該重合部を切断する溶着切断部45と、切断部により切断されてフィルムにより巻回された状態にある商品に対して下方向から熱を加えてフィルムを熱収縮処理するヒータブロック9と、を備えている、【選択図】図1

Description

本発明は、印字包装装置に関する。
例えば、弁当等の蓋付トレーの商品に対し、当該商品の周りに帯シートを周回させ、端部同士が重なり合う重合部を溶着することによって蓋等を固定(以下、「帯包装」とも称する。)することが行われている。このような、帯包装を行う印字包装装置として、例えば特許文献1には、商品載置部を囲むように帯シート(フィルム)をループ状に繰り出し、その帯シートを商品の外周に沿うように絞り、当該帯シートの先端部と重合する部分を溶着して切断することにより、帯シートを商品に帯掛けする包装装置が開示されている。また、近年、当該商品の周りに帯シートを周回させ、端部同士が重なり合う重合部を溶着するだけでなく、商品全体をシュリンクトンネルに通過させることによりシュリンク処理(熱収縮処理)させることが行われている。
特開2006−168792号公報
このような印字包装装置で包装される帯包装には、商品名や特徴的な模様柄等が印字されていることが多い。このため、比較的高価なフィルムや、予め模様等が印字されたフィルム等が包材として使用される。しかしながら、このような印字は、通常、商品棚に陳列された場合に見やすい位置である蓋を覆う部分等に施されるにもかかわらず、上記特許文献1に示したように、同一の包材により巻回されるので、印字されない部分にも高価な包材が使用されているといった事情がある。
本発明は、包材のコストを低減しつつ、見栄えに優れた帯包装が可能になる印字包装装置を提供することを目的とする。
本発明の包装装置は、商品の外周を環状に帯包装する印字包装装置であって、商品を搬送する搬送部と、商品の上面を覆う第一フィルムが巻回されたロールを支持する第一ロール支持部と、商品の下面を覆う第二フィルムを支持する第二ロール支持部と、第一ロール支持部から繰り出される第一フィルムに印字する印字部と、第一フィルム及び第二フィルム同士を溶着して重合部を形成する溶着部と、重合部を切断する切断部と、切断部により切断されてフィルムにより巻回された状態にある商品に対して下方向から熱を加えてフィルムを熱収縮処理するヒータと、を備えている。
この構成の印字包装装置では、商品を帯包装するのに二つの包材を使用する構成としたことにより、印字を施さない側のフィルムを汎用性のある熱収縮フィルムを使用することができる。これにより、包材のコストを低減することができる。また、切断部により切断されたフィルムにより巻回された状態にある商品を下方向から熱を加えるヒータを備えているので、第一フィルム及び第二フィルムのうち第二フィルムにのみ熱収縮処理のための熱が供給される。これにより、第一フィルムが熱による変形などで見栄えが悪くなることを回避できるので、外観に優れた帯包装が可能になる。これらの結果、包材のコストを低減しつつ、見栄えに優れた帯包装が可能になる。
本発明の印字包装装置では、第一ロール支持部には、第二ロール支持部が対向配置されており、ヒータは、ヒータベルトであってもよい。
この構成の印字包装装置では、第一ロール支持部と第二ロール支持部とが互いに対向して配置されているので、商品の上方向と下方向とからフィルムを容易に供給できる。また、熱を加えるヒータが下方向から支持しながら熱を供給するので、商品の下面を覆うフィルムのみに容易に熱を加えることができる。
本発明の印字包装装置では、第一フィルムは、感熱層を有していてもよい。
シュリンクトンネルを使用する包装装置では、感熱フィルムを使うことができなかったので、インクを別途用意する必要があった。この構成の印字包装装置では、第一フィルムに熱が供給されないので、熱により発色することもない。したがって、感熱フィルムにより商品の上面を覆う位置に印字することが可能になる。
本発明の印字包装装置では、第一ロール支持部に支持された第一フィルム及び第二ロール支持部に支持された第二フィルムの送り出し量を制御する送出制御部を更に備え、送出制御部は、搬送部における搬送方向下流側に位置する重合部が商品の下面近傍に位置するように第一フィルム及び第二フィルムの少なくとも一方の送り出し量を制御してもよい。
この構成の印字包装装置では、商品の一の側面を、商品の上面を覆う第一フィルムによって覆うことができる。これにより、商品の上面と一の側面との両方に印字する場合も、感熱フィルムである第一フィルムへの印字が可能になる。この結果、フィルム上面に印字されていた内容の一部を当該側面に印字することができるので、商品の見栄えが向上する。また、従来商品の下面に印字されていた内容を当該側面に印字できるようになるので、商品の見易さが向上する。
本発明の印字包装装置では、第一識別子と商品に印字する商品に関する情報とを関連付けて記憶する商品情報記憶部と、第二識別子と商品情報を印字する位置に関する情報とを関連付けて記憶する印字情報記憶部と、第一識別子と第二識別子とが一のコードとして記憶されたコード情報を読み取るスキャナと、スキャナによってコード情報が読み取ることにより、商品情報と印字情報との関連付けを行う印字制御部と、を更に備える。
この構成の印字包装装置では、コードをスキャナで読み取るだけの簡易な作業によって、商品情報と印字情報との関連付けが可能になる。また、第一識別子と第二識別子とが組み合わされたコードを複数準備しておくことで、任意の商品情報を任意の位置に印字することが容易になる。なお、ここでいうコードとは、例えば、一次元コード(バーコード)又は二次元コード等という。
本発明によれば、包材のコストを低減しつつ、見栄えに優れた帯包装が可能になる。
一実施形態の印字包装装置の全体構成を示した全体構成図である。 一実施形態の印字包装装置の機能構成を示した機能ブロックである。 (A)及び(B)は、商品を帯包装の流れを説明するための図である。 (A)は、帯包装された商品を商品上面から見た上面図、(B)は、帯包装された商品を商品下面から見た下面図である。 (A)は、商品情報記憶部に記憶された情報の一例であり、(B)は、印字情報記憶部に記憶された情報の一例である。 (A)〜(D)のそれぞれは、印字設定のためのバーコードの一例を示す図である。
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
(1)全体構成
本実施形態の印字包装装置1は、弁当等の蓋付トレーの商品Pに繰り出されるフィルムに印字すると共に、図4(A)及び図4(B)に示されるように当該商品の周りに帯状のフィルム(第一フィルム17及び第二フィルム27)を周回させ、端部同士が重なり合う重合部w(図3(A)及び図3(B)参照)を溶着することによって蓋等を固定(以下、「帯包装」とも称する。)する。図1に示されるように、印字包装装置1は、搬送部3と、第一フィルム供給部10と、印字部30と、第二フィルム供給部20と、溶着切断部(溶着部・切断部)45と、ヒータブロック(ヒータ)9と、スキャナ71(図2参照)と、制御部60(図2参照)と、を備えている。
搬送部3は、商品Pを略水平方向に搬送する。搬送部3は、搬送駆動ローラ4Aと搬送従動ローラ4Bとに架け渡された無端ベルト6とを備えた複数のベルトコンベヤ7からなる。ベルトコンベヤ7は、水平方向に所定方向に沿って一列に配列されている。
搬送部3には、一のベルトコンベヤ7と当該一のベルトコンベヤ7に隣接する他の一のベルトコンベヤ7との間に、後述する第二フィルム供給部20から供給された第二フィルム27をベルトコンベヤ7上に案内する開口部8が設けられている。搬送部3の搬送方向における開口部8の隙間の大きさは、第二フィルム供給部20から繰り出される第二フィルム27が通り、且つ第一フィルム17及び第二フィルム27を溶着する溶着切断部45の下側の溶断刃45Bが通過することができるが、包装に供される商品Pが落下しない大きさとされる。
開口部8の上方は、後述する第一フィルム供給部10及び第二フィルム供給部20から第一フィルム17及び第二フィルム27が供給されると共に、端部同士が重なり合う重合部w(図3(A)及び図3(B)参照)が溶着切断部45によって溶着切断されることによって、商品が帯包装される帯包装領域40である。
第一フィルム供給部10は、搬送部3の上方に配置されており、搬送部3によって略水平方向に搬送される商品Pの上面を覆う第一フィルム17を供給する。第一フィルム供給部10は、第一ロール支持部11と、第一送出部13と、を有している。第一ロール支持部11は、第一フィルム17が巻回された第一ロール15を回転可能に支持する。第一送出部13は、第一ロール支持部11に支持された第一ロール15から第一フィルム17を引き出すと共に、引き出した第一フィルム17を開口部8の上方(帯包装領域40)に送り出す。第一送出部13は、第一フィルム17を挟持する第一駆動ローラ13Aと第一従動ローラ13Bとからなる。第一送出部13は、後述する送出制御部61により、第一フィルム17の送り出しが制御される。
第一フィルム17は、ベースとなる本体部17Aと、本体部17Aの一方の表面が感熱層により形成された印字面17Bと、を有する感熱フィルムである。印字面17Bは、熱の印加により発色する。
印字部30は、第一フィルム供給部10から繰り出される第一フィルム17に印字する。印字部30は、発熱部31と、印字ローラ33と、を有している。
発熱部31は、印字データに応じて加熱される複数の微小な発熱体を備えたサーマルヘッドである。発熱部31は、加熱された発熱体を第一フィルム17の印字面(感熱層が設けられた面)に接触させることで、感熱印字方式の印字を行う。
印字ローラ33は、発熱部31に対向して配置される。印字ローラ33の表面は、ゴム系の素材で構成されている。印字ローラ33は、モータ(図示せず)によって回転駆動される駆動ローラである。モータには、例えばステッピングモータが用いられる。
印字ローラ33は、発熱部31と共に第一フィルム17を挟み込むように配置されている。これにより、印字ローラ33は、第一フィルム17の印字面を発熱部31に押し付けながら、印字ローラ33の回転駆動により第一フィルム17を供給方向(図1の矢印)に移動させることができる。印字ローラ33は、発熱部31の下側に配置されている。そのため、第一フィルム17は、印字面が上面となる姿勢で帯包装領域40へ供給される。
る。
第二フィルム供給部20は、搬送部3の下方に配置されており、搬送部3によって略水平方向に搬送される商品Pの下面を覆う第二フィルム27を供給する。第二フィルム供給部20は、搬送部3を挟んで上下方向に対向配置されている。第二フィルム供給部20は、第二ロール支持部21と、第二送出部23と、を有している。第二ロール支持部21は、第二フィルム27が巻回された第二ロール25を回転可能に支持する。第二送出部23は、第二ロール支持部21に支持された第二ロール25から第二フィルム27を引き出すと共に、引き出した第二フィルム27を開口部8を介して開口部8の上方(帯包装領域40)に送り出す。第二送出部23は、第二フィルム27を挟持する第二駆動ローラ23Aと第二従動ローラ23Bとからなる。第二送出部23は、後述する送出制御部61により、第二フィルム27の送り出しが制御される。
第二フィルム27は、シュリンク用フィルムである。第二フィルム27は、塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、及びポリオレフィン等の材質からなるフィルムが用いられる。
溶着切断部45は、開口部8の上方(帯包装領域40)にて、第一フィルム供給部10から供給される第一フィルム17及び第二フィルム供給部20から供給される第二フィルム27の先端同士を加熱によって熱溶着して重合部w(図3(A)及び図3(B)参照)を形成すると共に、当該重合部wを搬送方向と直交する方向(幅方向)に切断する。溶着切断部45は、上下一対の溶断刃45A,45Bを有している。溶断刃45A,45Bは、鉛直方向に移動可能に設けられており、第一フィルム17及び第二フィルム27の端部を熱溶着して重合部wを形成すると同時に切断する。
ヒータブロック9は、溶着切断部45により切断されて第一フィルム17及び第二フィルム27により巻回された状態にある商品Pに対して下方向から熱を加えて第二フィルム27を熱収縮処理する。本実施形態では、ヒータブロック9は、無端ベルト6が商品Pを搬送する際に無端ベルト6を挟んだ位置において無端ベルト6に接触するように配置されている。これにより、無端ベルト6は、ヒータベルトとして機能する。ヒータベルトとしての無端ベルト6は、商品Pを下方向から支持すると共に支持部分の第二フィルム27をシュリンク処理(熱収縮処理)する。
図2に示される制御部60は、印字包装装置1の動作制御及び各種の信号処理を行う。制御部60は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)等がアドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。制御部60は、印字包装装置1における各種制御処理を実行する概念的な部分としての送出制御部61と、商品情報記憶部63と、印字情報記憶部65と、印字設定部67と、印字制御部69と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行される。
送出制御部61は、第一ロール支持部11に支持された第一フィルム17及び第二ロール支持部21に支持された第二フィルム27の送り出し量を制御する。具体的には、送出制御部61は、図3(B)に示されるように、搬送方向下流側に位置する重合部wが商品Pの下面Pb近傍(例えば、無端ベルト6に接触するような位置)に位置するように第一フィルム17及び第二フィルム27の少なくとも一方の送り出し量を制御する。なお、送出制御部61における送り出し制御については、後段にて詳述する。
商品情報記憶部63は、商品番号(第一識別子)と商品Pに印字する商品に関する情報とを関連付けて記憶する。商品情報記憶部63は、例えば、シリコンディスク又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置により構成される。商品情報記憶部63は、図5(A)に示されるように、例えば、商品番号に対し、商品名、値段、消費期限、トレー長辺、トレー短辺、トレー高さ、及びフィルム長さ等を関連付けた商品情報を商品情報テーブルT1として記憶する。
印字情報記憶部65は、印字フォーマット番号(第二識別子)と商品情報を印字する位置に関する情報とを関連付けて記憶する。例えば、SSD等の記憶装置により構成される。印字情報記憶部65は、印字フォーマット番号、印字位置(長辺)、印字位置(短辺)及び印字速度等を関連付けた印字情報を印字情報テーブルT2として記憶する。
印字設定部67は、商品情報と印字情報とを関連付ける。具体的には、印字設定部67は、後述するスキャナ71により、図6(A)〜図6(D)に示されるような、商品番号に対応する第一バーコード81と、印字フォーマット番号に対応する第二バーコード83とがセットになったバーコード(コード情報)80を読み取られることにより、商品番号と印字フォーマット番号とを関連付ける。
例えば、図6(A)に示されるバーコード80は、図5(A)に示される商品番号「1234」の商品情報と、図5(B)に示される印字フォーマット番号「1236」の印字情報と、を関連付けるために用いられる。例えば、図6(B)に示されるバーコード80は、図5(A)に示される商品番号「1234」の商品情報と、図5(B)に示される印字フォーマット番号「1237」の印字情報と、を関連付けるために用いられる。例えば、図6(C)に示されるバーコード80は、図5(A)に示される商品番号「1235」の商品情報と、図5(B)に示される印字フォーマット番号「1236」の印字情報と、を関連付けるために用いられる。例えば、図6(D)に示されるバーコード80は、図5(A)に示される商品番号「1235」の商品情報と、図5(B)に示される印字フォーマット番号「1237」の印字情報と、を関連付けるために用いられる。印字包装装置1には、このようなバーコード80が複数印字された冊子等が用意されている。
印字制御部69は、印字設定部67によって関連付けられた設定にしたがって、第一駆動ローラ13A、第二駆動ローラ23A、搬送駆動ローラ4A、発熱部31、印字ローラ33、及び溶着切断部45等を制御する。例えば、印字制御部69は、印字設定部67によって関連付けられた設定によって、第一フィルム17及び第二フィルム27によって帯包装された際に、図3(B)に示されるような、商品Pの上面Paを覆う位置P1に印字すると共に、商品Pの側面Pcを覆う位置P2に印字することが可能になる。
スキャナ71は、商品番号に対応する第一バーコード81と、印字フォーマット番号に対応する第二バーコード83とがセットになったバーコード80を読み取る。スキャナ71の読み取り面には、光源と光センサーとが設けられている。スキャナ71は、バーコードに当たって反射する光源からの光をセンサーで検知し、バーの幅と隙間の幅とに基づいて数値を特定する。
(2)印字包装装置による帯包装の動作
次に、印字包装装置1による帯包装の動作を説明する。印字包装装置1では、帯包装に先立って、オペレータにより帯包装として印字する内容が設定される。印字内容の設定は、オペレータが、印字包装装置1に搭載されるスキャナ71を利用して、図6(A)〜図6(D)に示されるようなバーコード80が複数印字された冊子等から、一のバーコード80を読み取る。このような作業により、印字包装装置1では、第一フィルム17に印字される内容が設定される。
商品Pは、搬送部3によって搬送されると共に、第一フィルム17及び第二フィルム27は、第一送出部13及び第二送出部23によってそれぞれ繰り出される。第一フィルム17は、先に設定された内容にしたがって、印字部30によって印字される。
第一送出部13及び第二送出部23によってそれぞれ繰り出される第一フィルム17及び第二フィルム27の先端は、図1に示されるように、搬送部3上の帯包装領域40にて、溶着切断部45によって溶着連結(前側重合部w1)される。次に、図3(A)に示されるように、商品Pは、溶着連結されることにより一体となった第一フィルム17及び第二フィルム27の先端に送り出される。搬送部3によって送り出された商品Pは、第一送出部13及び第二送出部23によってそれぞれ繰り出される第一フィルム17及び第二フィルム27によって、上面Pa及び下面Pbに沿うように覆われる。
このとき、図3(B)に示されるように、送出制御部61は、搬送方向下流側に位置する前側重合部w1が商品Pの下面Pb近傍(搬送面の近傍)に位置するように第一送出部13及び第二送出部23を制御して、第一フィルム17及び第二フィルム27の少なくとも一方の送り出し量を制御する。送出制御部61は、例えば、商品Pが前側重合部w1に接触してから所定時間の間、第一フィルム17の送り出し量が第二フィルム27の送り出し量よりも大きくなるように、第一送出部13及び第二送出部23の少なくとも一方を制御する。
次に、図3(B)に示されるように、商品Pの上面Pa及び下面Pbを巻回した第一フィルム17及び第二フィルム27が、商品Pの後端縁(搬送方向上流側)にて、溶着切断部45によって溶着連結(後側重合部w2)される。これにより、図4(A)及び図4(B)に示されるように、商品Pに対する帯包装が完成する。
(3)特徴及び作用・効果
上記実施形態の印字包装装置1では、商品Pを帯包装するのに第一フィルム17及び第二フィルム27の二つの包材を使用する構成としたことにより、印字を施さない側のフィルム(本実施形態では第二フィルム27)を汎用性のある熱収縮フィルムを使用することができる。これにより、包材のコストを低減することができる。
また、上記実施形態の印字包装装置1では、溶着切断部45により切断された第一フィルム17及び第二フィルム27により巻回された状態にある商品Pを下方向から熱を加えるヒータブロック9を備えているので、第一フィルム17及び第二フィルム27のうち第二フィルム27にのみ熱収縮処理のための熱が供給される。これにより、第一フィルム17が熱による変形などで見栄えが悪くなることを回避できるので、外観に優れた帯包装が可能になる。これらの結果、包材のコストを低減しつつ、見栄えに優れた帯包装が可能になる。
また、上記実施形態の印字包装装置1では、第一ロール支持部11と第二ロール支持部21とが互いに対向して配置されているので、商品Pの上方向から第一フィルム17を、商品Pの下方向から第二フィルム27を、それぞれ容易に供給できる。また、熱を加えるヒータブロック9が下方向から無端ベルト6を介して支持しながら熱を供給するので、商品Pの下面を覆う第二フィルム27のみに容易に熱を加えることができる。
また、上記実施形態の印字包装装置1では、上記構成を有していることで、第一フィルム17に熱が供給されることがない。したがって、感熱フィルムにより商品の上面を覆う位置に印字することが可能になる。また、シュリンクトンネルを使用する印字包装装置においては使用することができなかった感熱フィルムを用いることができるので、印字のためのインクを別途用意する必要がない。
また、上記実施形態の印字包装装置1では、搬送方向下流側に位置する前側重合部w1が商品Pの下面Pb近傍に位置するように第一フィルム17及び第二フィルム27の送り出し量が制御されるので、商品Pの一の側面Pcを、商品Pの上面Paを覆う第一フィルム17によって覆うことができる。これにより、商品Pの上面Paと一の側面Pcとの両方に印字したい場合も、感熱フィルムである第一フィルム17への印字のみで実現が可能になる。また、商品Pの上面Paに印字されていた内容の一部を当該側面Pcに印字することができるので、商品Pの見栄えが向上する。また、従来商品の下面に印字されていた内容を当該側面Pcに印字できるようになるので、商品Pの見易さが向上する。
また、上記実施形態の印字包装装置1では、バーコード80をスキャナ71で読み取るだけの簡易な作業によって、商品情報と印字情報との関連付けが可能になる。
(4)変形例
以上、一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態では、第一フィルム17として感熱フィルムを使用する例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第一フィルムとして感熱層を有さないフィルムを使用してもよい。この場合、例えば、第一フィルム印字する塗料(インキ)が含浸されたインクリボンと、インクリボンを加熱して第一フィルムに塗料を転写塗布(印刷)するサーマルヘッドと、サーマルヘッドと対応してインクリボン及び第一フィルムを挟持するプラテンローラと、使用済みインクリボンを回収する巻き軸と、を備える印字部とすることができる。
第一フィルムとして感熱フィルムを使用しない場合の印字部の構成は、上記構成に限定されず、例えば、例えば、インクジェット方式、直接静電複写方式、湿式静電複写方式などを採用した構成であってもよい。
上記実施形態では、加熱によって第一フィルム17及び第二フィルム27を熱溶着することによって重合部wが形成される例を挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、重合部wは、高周波による溶着や、超音波による溶着であってもよい。高周波による溶着を用いた場合は、高周波エネルギーの作用によって、フィルムそのものを内部から発熱させる方法なので安全であり、また、溶着を施す箇所のみを加熱させられるので重合部wの見栄えに優れる。また、超音波溶着を用いた場合は、超音波エネルギーの作用によって、対象フィルムに摩擦熱を発生させることで溶着させる。
上記実施形態では、搬送部3は、ベルトコンベヤ7を例に挙げて説明したが、複数のローラを搬送方向に配設したローラコンベアとしてもよい。
以上説明した種々の実施形態及び変形例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々、組み合わせられてもよい。
1…印字包装装置、3…搬送部、9…ヒータブロック(ヒータ)、10…第一フィルム供給部、17…第一フィルム、20…第二フィルム供給部、27…第二フィルム、30…印字部、45…溶着切断部(溶着部・切断部)、60…制御部、61…送出制御部、63…商品情報記憶部、65…印字情報記憶部、67…印字設定部、69…印字制御部、71…スキャナ、80…バーコード(コード情報)、P…商品、Pa…上面、Pb…下面、Pc…側面、T1…商品情報テーブル、T2…印字情報テーブル、w…重合部。

Claims (5)

  1. 商品の外周を環状に帯包装する印字包装装置であって、
    前記商品を搬送する搬送部と、
    前記商品の上面を覆う第一フィルムが巻回されたロールを支持する第一ロール支持部と、
    前記商品の下面を覆う第二フィルムを支持する第二ロール支持部と、
    前記第一ロール支持部から繰り出される前記第一フィルムに印字する印字部と、
    前記第一フィルム及び前記第二フィルム同士を溶着して重合部を形成する溶着部と、
    前記重合部を切断する切断部と、
    前記切断部により切断されて前記フィルムにより巻回された状態にある前記商品に対して下方向から熱を加えて前記フィルムを熱収縮処理するヒータと、
    を備えている、印字包装装置。
  2. 前記第一ロール支持部には、前記第二ロール支持部が対向配置されており、
    前記ヒータは、ヒータベルトである、請求項1に記載の印字包装装置。
  3. 前記第一フィルムは、感熱層を有している、請求項1又は2記載の印字包装装置。
  4. 前記第一ロール支持部に支持された前記第一フィルム及び前記第二ロール支持部に支持された前記第二フィルムの送り出し量を制御する送出制御部を更に備え、
    前記送出制御部は、前記搬送部における搬送方向下流側に位置する前記重合部が前記商品の下面近傍に位置するように前記第一フィルム及び前記第二フィルムの少なくとも一方の送り出し量を制御する、請求項1〜3の何れか一項記載の印字包装装置。
  5. 第一識別子と前記商品に印字する商品に関する情報とを関連付けて記憶する商品情報記憶部と、
    第二識別子と前記商品情報を印字する位置に関する情報とを関連付けて記憶する印字情報記憶部と、
    前記第一識別子と前記第二識別子とが一のコードとして記憶されたコード情報を読み取るスキャナと、
    を更に備え、
    前記商品情報と前記印字情報との関連付けは、前記スキャナによって前記コード情報が読み取られることによって行われる、請求項1〜4の何れか一項記載の印字包装装置。
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