JP2022054013A - 包装方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これにより、容器Wがフィルム(F)に当接する時から、接続箇所(F3)を容器(W)の前部(7)における設定高さの範囲からなる規定領域(Z1)に位置付けることができるため、容器(W)がフィルム(F)に載った後から、フィルム(F)を引っ張るなどして容器(W)をフィルム(F)上で滑らせながら位置を合わせなくても良いことから、接続箇所(F3)の接続状態を良好に維持することができる。
なお、印字処理がなされた上側フィルム(F5)は、フィルム送り量調整手段(25)を介して、第1フィルム搬送手段(24)により下流側へ送られる。これにより、印字処理に伴い、印字処理におけるフィルム送り量と、第1フィルム搬送手段(24)によるフィルム送り量に差が生じても、フィルム送り量の不足分が補償される。そのため、印字処理能力に起因したフィルム送り量の制約が緩和され、単位時間当たりの包装数(包装能力)の向上を図ることができる。
次に、容器(W)がフィルム(F)に当接しながら第1コンベヤ(13)から第2コンベヤ(14)に搬送され、容器(W)が第2コンベヤ(14)上における特定位置(K)に移動するまでに、第1フィルム搬送手段(24)により上側フィルム(F5)と下側フィルム(F6)が送り出される。容器(W)に巻き掛けられるフィルム(F)は、上側フィルム(F5)の第1情報が容器(W)の上部(5)のみに位置付くように、且つ、第2情報が容器(W)の前部(7)のみに位置付くように、規定領域(Z1)内に接続箇所(F3)が位置付けられ、フィルム(F)の接続箇所(F3)から上側フィルム(F5)が容器(W)の上部(5)を経て容器(W)の後部(8)に延在すると共に、下側フィルム(F6)が容器(W)の底部(6)を経て容器(W)の後部(8)に延在する。
これにより、フィルム(F)は設定された一定の位置で容器(W)に巻き掛けられる。例えば、容器(W)がフィルム(F)に載った後に、上側フィルム(F5)又は下側フィルム(F6)を引っ張って、接続箇所(F3)の位置を調整しなくても良い。よって、接続箇所(F3)にかかる負荷を低減できる。
次に、容器(W)が第2コンベヤ(14)上における特定位置(K)に移動すると、第2コンベヤ(14)による容器(W)の搬送が一時停止し、上側フィルム(F5)と下側フィルム(F6)は、容器(W)の後部(8)側において、一対のシール体(41、42)により挟持される。挟持されたフィルム(F)は、挟持された箇所において溶着され、切断される。フィルム(F)が挟持される際に容器(W)の搬送を一時停止することにより、フィルム(F)が容器(W)に引っ張られる力を抑制し、接続箇所(F3)にかかる負荷を低減することができる。
これらのことから、一包装サイクル(シール体(41、42)によって挟持されたフィルム(F)を切断してから、次に到来する物品にフィルム(F)を巻き掛けてシール体(41、42)でフィルム(F)を挟持して切断する迄のサイクル)の終盤まで、即ち、シール体(41、42)によって挟持された上下のフィルム同士の熱溶着が始まり、溶着し終えるまで、フィルム(F)の接続箇所(F3)への負荷を低減することにより、生産性を高め得ることができる。
また、上側フィルム(F5)と下側フィルム(F6)が環状に巻き掛けられた容器(W)は、接続箇所(F4)が容器(W)の後部(8)側に形成される。そのため、第3コンベヤ(16)上において、容器(W)の後部(8)にのみ熱風を吹き付けることにより、後部(8)側の下側フィルム(F6)を熱収縮させて、容器(W)の後部(8)と底部(6)の境界部分に密着させることができる。
また、容器(W)の後部(8)側の下側フィルム(F6)が容器(W)に密着すると、上側フィルム(F5)が容器(W)の後部(8)と上部(5)の境界部分に密着し、容器(W)の底部(6)における下側フィルム(F6)の熱収縮が完了する前に、容器(W)に対する上側フィルム(F5)の位置が固定される。そのため、容器(W)に巻き掛けられたフィルム(F)が位置ずれすることなく、第3コンベヤ(16)の搬送部によって容器(W)を搬送しながら、容器(W)の底部(6)の下側フィルム(F6)のみ加熱して熱収縮させることができる。よって、上側フィルム(F5)に印字された第1情報が容器(W)の上部(5)のみに位置すると共に、第2情報が容器(W)の前部(7)のみに位置するように、適切な位置で下側フィルム(F6)を熱収縮することができる。
これにより、容器(W)の後部(8)側を覆う下側フィルム(F6)の容器(W)への密着が完了する前から、容器(W)の底部(6)に対して小さい熱量の熱を徐々に加え始めることができるため、下側フィルム(F6)を熱収縮させる時間が短縮され、第3コンベヤ(16)の搬送部の長さを短くすることができる。よって、熱収縮の効率化を図ることができる。
一回目のフィルム送りにおけるフィルム送り量は、容器(W)に上側フィルム(F5)と下側フィルム(F6)が巻き掛けられつつ、容器(W)がフィルム(F)に引っ張られて搬送方向後方へ引き戻されることなく第2コンベヤ(14)の特定位置(K)に到達できるように設定される。また、二回目のフィルム送りにおけるフィルム送り量は、一回目のフィルム送りにおけるフィルム送り出しでは満たなかった容器(W)の一包装に必要なフィルム長さに達するように設定される。
これにより、容器に巻き掛けられるフィルム(F)の接続箇所(F3)にかかる負荷を低減することができる。また、フィルム(F)が容器(W)に引っ張られる力を抑制しつつ、フィルム(F)を容器(W)に巻き掛けて挟持することができる。
また、一対のシール体(41、42)により挟持される上側フィルム(F5)と下側フィルム(F6)の接続箇所(F4)が容器(W)の後部(8)の高さの半分より高い位置に形成される。これにより、容器(W)の後部(8)側を覆う下側フィルム(F6)の面積がより広くなり、下側フィルム(F6)が熱収縮して容器(W)に密着する範囲を広くすることができる。
これにより、容器(W)が上下方向に延在するフィルム(F)に当接してから、フィルム(F)に載るまでの短い期間に、後続の容器(W)に対する接続箇所(F3)の位置を合わせるために、素早くフィルム(F)を送る必要がない。また、容器(W)がフィルム(F)に載った後に、上側フィルム(F5)又は下側フィルム(F6)を引っ張って、接続箇所(F3)の位置を調整しなくても良い。
図1は、包装装置の概略図である。本実施形態に係る包装装置は、容器W(物品)を搬送するための容器搬送機構と、フィルムFを二方向から送り出すためのフィルム移送機構と、フィルムFを挟持して溶着し、その接続箇所F3、F4の間において切断する一対のシール体41、42と、これらに駆動指令を行う、不図示の制御部などを備えている。
本実施形態においては、主に以下の1)から10)の工程の順番で包装がなされる。
2)中間コンベヤ13の搬送終端付近に設けられた物品検知装置61によって、容器Wが検知されると、その検知情報と中間コンベヤ13を走行駆動するモータに付設されたエンコーダのパルス情報(容器Wの搬送量に関する情報)に基づき、繰出ローラー24a、24bの駆動制御により非収縮性フィルムF1と熱収縮性フィルムF2が所定のタイミングで送られ始める(図1、図2参照)。
(1)フィルム移送経路20において上下方向に延在するフィルムFは、上側フィルムF5と下側フィルムF6との接続箇所F3が容器Wにおける設定高さの範囲からなる規定領域Z1に位置付くように、ガイドローラー26、27、及び支持ローラー29によって支持され、上側フィルムF5には、一包装長さごとに容器Wの内容物に関する第1情報と第2情報が、印字装置22によりフィルム長さ方向に間隔を開けて印字される。容器WにフィルムFを当接させる際には、繰出ローラー24a、24bを駆動して、上側のダンサローラー25から支持ローラー29に向けて上側フィルムF5を送り始めると共に、下側のダンサローラー25から支持ローラー29に向けて下側フィルムF6を送り始める。これにより、容器WがフィルムFに当接する時から、接続箇所F3を容器Wの前部7における設定高さの範囲からなる規定領域Z1に位置付けることができるため、容器WがフィルムFに載った後から、フィルムFを引っ張るなどして容器WをフィルムF上で滑らせながら位置を合わせなくても良いことから、接続箇所F3の接続状態を良好に維持することができる。なお、印字処理がなされた上側フィルムF5は、ダンサローラー25を介して、繰出ローラー24により下流側へ送られる。これにより、印字処理に伴い、印字処理におけるフィルム送り量と、繰出ローラー24によるフィルム送り量に差が生じても、フィルム送り量の不足分が補償される。そのため、印字処理能力に起因したフィルム送り量の制約が緩和され、単位時間当たりの包装数(包装能力)の向上を図ることができる。
(2)容器WがフィルムFに当接しながら中間コンベヤ13から排出コンベヤ14に搬送され、容器Wが排出コンベヤ14上における特定位置Kに移動するまでに、繰出ローラー24a、24bにより上側フィルムF5と下側フィルムF6が送り出される。容器Wに巻き掛けられるフィルムFは、上側フィルムF5の第1情報が容器Wの天面5のみに位置付くように、且つ、第2情報が容器Wの前部7のみに位置付くように、規定領域Z1内に接続箇所F3が位置付けられ、フィルムFの接続箇所F3から上側フィルムF5が容器Wの天面5を経て容器Wの後部8に延在すると共に、下側フィルムF6が容器Wの底面6を経て容器Wの後部8に延在する。これにより、フィルムFは設定された一定の位置で容器Wに巻き掛けられる。例えば、容器WがフィルムFに載った後に、上側フィルムF5又は下側フィルムF6を引っ張って、接続箇所F3の位置を調整しなくても良い。よって、接続箇所F3にかかる負荷を低減できる。
(3)容器Wが排出コンベヤ14上における特定位置Kに移動すると、排出コンベヤ14による容器Wの搬送が一時停止し、上側フィルムF5と下側フィルムF6は、容器Wの後部8側において、一対のシール体41、42により挟持される。挟持されたフィルムFは、挟持された箇所において溶着され、切断される。フィルムFが挟持される際に容器Wの搬送を一時停止することにより、フィルムFが容器Wに引っ張られる力を抑制し、接続箇所F3にかかる負荷を低減することができる。
(4)上記(1)乃至(3)のようにフィルムFを送ることによって、一包装サイクル(シール体41、42によって挟持されたフィルムFを切断してから、次に到来する容器W(物品)にフィルムFを巻き掛けてシール体41、42でフィルムFを挟持して切断する迄のサイクル)の終盤まで、即ち、シール体41、42によって挟持された上下のフィルム同士の熱溶着が始まり、溶着し終えるまで、フィルムFの接続箇所F3への負荷を低減することにより、生産性を高め得ることができる。
(5)上側フィルムF5と下側フィルムF6が環状に巻き掛けられた容器Wは、接続箇所F4が容器Wの後部8側に形成される。そのため、第3コンベヤ16上において、容器Wの後部8にのみ熱風を吹き付けることにより、後部8側の下側フィルムF6を熱収縮させて、容器Wの後部8と底面6の境界部分に密着させることができる。また、容器Wの後部8側の下側フィルムF6が容器Wに密着すると、上側フィルムF5が容器Wの後部8と天面5の境界部分に密着し、容器Wの底面6における下側フィルムF6の熱収縮が完了する前に、容器Wに対する上側フィルムF5の位置が固定される。そのため、容器Wに巻き掛けられたフィルムFが位置ずれすることなく、ヒーターコンベヤ16の載置面によって容器Wを搬送しながら、容器Wの底面6の下側フィルムF6のみ加熱して熱収縮させることができる。よって、上側フィルムF5に印字された第1情報が容器Wの天面5のみに位置すると共に、第2情報が容器Wの前部7のみに位置するように、適切な位置で下側フィルムF6を熱収縮することができる。
(6)熱風を下側フィルムF6の容器Wの後部8側に吹き付けて熱収縮させつつ、下側フィルムF6の底面6側に対しては、ヒーターコンベヤ16の載置面から熱風より小さい熱量による余熱を与えることができる。これにより、容器Wの後部8側を覆う下側フィルムF6の容器Wへの密着が完了する前から、容器Wの底面6に対して小さい熱量の熱を徐々に加え始めることができるため、下側フィルムF6を熱収縮させる時間が短縮され、ヒーターコンベヤ16の載置面の長さを短くすることができる。よって、熱収縮の効率化を図ることができる。
(7)搬送される容器Wが排出コンベヤ14上の特定位置Kに到達するまでの間に繰出ローラー24を駆動して、フィルムFの送り出しがなされ、また、排出コンベヤ14が容器Wの搬送を一時停止させた後、一対のシール体41、42が上側フィルムF5と下側フィルムF6を挟持するまでの間に繰出ローラー24を駆動して、フィルムFの送り出しがなされる。すなわち、繰出ローラー24によるフィルムFの二段送りが行われる。一回目のフィルム送りにおけるフィルム送り量は、容器Wに上側フィルムF5と下側フィルムF6が巻き掛けられつつ、容器WがフィルムFに引っ張られて搬送方向後方へ引き戻されることなく第2コンベヤ14の特定位置Kに到達できるように設定される。また、二回目のフィルム送りにおけるフィルム送り量は、一回目のフィルム送りにおけるフィルム送り出しでは満たなかった容器Wの一包装に必要なフィルム長さに達するように設定される。これにより、容器に巻き掛けられるフィルムFの接続箇所F3にかかる負荷を低減することができる。また、フィルムFが容器Wに引っ張られる力を抑制しつつ、フィルムFを容器Wに巻き掛けて挟持することができる。
(8)容器Wに当接して巻き掛けられるフィルムFの接続箇所F3は、容器Wの前部7の高さの半分より低い位置に位置付くように設定される。これにより、容器Wの前部7側を覆う上側フィルムF5の面積がより広くなり、第2情報の印字範囲を広く設定することができる。また、一対のシール体41、42により挟持される上側フィルムF5と下側フィルムF6の接続箇所F4が容器Wの後部8の高さの半分より高い位置に形成される。これにより、容器Wの後部8側を覆う下側フィルムF6の面積がより広くなり、下側フィルムF6が熱収縮して容器Wに密着する範囲を広くすることができる。
(9)上側フィルムF5と下側フィルムF6が挟持された後、繰出ローラー24を駆動することにより、上下方向に延在するフィルムFの接続箇所F3を、次に到来する容器Wに対応させて設定された高さ位置に合わせることができる。これにより、容器Wが上下方向に延在するフィルムFに当接してから、フィルムFに載るまでの短い期間に、後続の容器Wに対する接続箇所F3の位置を合わせるために、素早くフィルムFを送る必要がない。また、容器WがフィルムFに載った後に、上側フィルムF5又は下側フィルムF6を引っ張って、接続箇所F3の位置を調整しなくても良い。
(10)一対のシール体41、42の側面には、ガイドローラー26、27がそれぞれ配設されており、フィルム移送経路20におけるフィルムFを巻き掛け案内する構成とされる。これにより、フィルムFは、上側シール体41の側面及び下側シール体42の側面に接することなく、中間コンベヤ13の載置面における終端部13Eと排出コンベヤ14の搬送始端部14Sの隙間Sを介して上下方向に延在する。よって、フィルム移送経路20におけるフィルムFに、シール体41、42の熱が伝わるのを抑制できる。
(11)中間コンベヤ13の載置面における終端部13Eと排出コンベヤ14の搬送始端部14Sの隙間Sには、保持ローラー28が配設されており、フィルム移送経路20におけるフィルムFを容器搬送方向下流側から保持する構成とされる。これにより、容器WにフィルムFが巻き掛けられて溶着、切断されるまでの間において、フィルム移送経路20における熱収縮性フィルムF2が、容器搬送方向下流側へ引っ張られた状態であっても排出コンベヤ14及び下側シール体42に接触するのを防ぐことができる。
(12)補助ローラー73、製品押さえ74は、排出コンベヤ14の上方に配設されており、容器WにフィルムFが巻き掛けられて挟持される際に、容器Wを天面5側から支持する構成とされる。なお、補助ローラー73は、一対のシール体41、42が閉じている際、排出コンベヤ14と共に駆動されず、停止状態とされる。これにより、フィルムFを前方に引っ張ることを回避すると共に、容器Wの傾きが大きくなることを回避することができる。よって、容器Wに巻き掛けられたフィルムFに加わる力を、シール体41、42が閉じることによりフィルムFが巻き締められる力のみに抑えることができる。また、製品押さえ74は、傾いた容器Wの天面5に当接するように下降するため、容器Wの姿勢を維持することができる。
(13)熱風装置76によって容器Wに巻き掛けられた下側フィルムF6のうち、容器Wの後部8側の下側フィルムF6のみが熱収縮することにより、容器Wに巻き掛けられたフィルムFが容器Wを軽く締め付けるため、容器Wに対するフィルムFの位置ずれが抑制される。その後、ヒーター77よって容器Wの底面6側の下側フィルムF6が収縮することにより、容器Wに巻き掛けられたフィルムFによって容器Wを強く締め付ける。このため、容器Wに対して上側フィルムF5の印字箇所の位置がずれることなく、また、接続箇所F3の接続が解除されることなく安定して包装することができる。
(1)一回目のフィルム送りについては、排出コンベヤ14への容器Wの進入量に追従するように、フィルムFを送り出す制御を行なっても良い。
(2)二回目のフィルム送りについては、上下シール体41、42の閉じ動作に伴うシール体41、42の位置の変化に追従するように、フィルムFを送り出す制御を行なっても良い。また、一方のフィルム搬送手段のみを駆動する設定としても良い。例えば、上方側の繰出ローラー24aのみを駆動して、容器Wに対する適切な量のフィルムを送り出す設定としても良い。
(3)容器Wに巻き掛けられるフィルムFの接続箇所F3の規定領域Z1、及び容器Wの後部8側において形成される接続箇所F4の高さ位置は、容器Wの形状に応じて任意に設定できる。
(4)ヒーターコンベヤ16の載置面上における下側フィルムF6の熱収縮については、容器Wの後部8側に向けた熱風の吹き付けが完了した後に、ヒーター77により容器Wの底面6側に位置するフィルムF6へ熱を加え始めても良い。
(5)包装装置におけるフィルム移送機構は、その上方側と下方側にフィルム送り量調整手段としてのダンサローラー25を配設する構成としたが、印字装置22を配設しない下方側においては、ダンサローラー25を配設しない構成としても良い。すなわち、包装の工程において、印字処理がなされない側のフィルム移送経路20においては、原反ロール21をフィルム供給源として繰出ローラー24からフィルムFを引き出し、下流側へ送り出しても良い。
(6)本発明の第1コンベヤ、第2コンベヤとしては、載置面がベルトからなるコンベヤに限らず、搬送台に載置された容器Wを容器支持移動体などからなる押送体によって押送する構成であっても良い。
(7)包装装置における中間コンベヤ13は、その上方にアッパーベルト72が配設された構成としたが、容器の大きさや形状により、アッパーベルト72を配設しない構成としても良い。
(8)包装装置における回転走行体は、補助ローラー73に代えて無端状のベルトを回転走行させる構成として、該ベルトに接触した容器Wを搬送方向下流側に引き込むように回転駆動させたり、回転を停止させたりする制御の切替えを行うようにしてもよい。
(9)本実施形態ではヒーターコンベヤ16に熱風装置76を配設したが、熱風を容器Wの後部8側の下側フィルムF6に吹き付けることができれば、ヒーターコンベヤ16とは分離して配設してもよく、また、後部8側の下側フィルムF6に対して熱風を斜め側方又は斜め上方などから吹き付けてもよい。
F3、F4:接続箇所 F5:上側フィルム F6:下側フィルム
W:容器 5:天面(上部) 6:底面(底部) 7:前部 8:後部
10:容器搬送経路 11:導入コンベヤ 13:中間コンベヤ(第1コンベヤ)
13E:載置面における終端部 14:排出コンベヤ(第2コンベヤ)
14S:搬送始端部 15:バイパスコンベヤ
16:ヒーターコンベヤ(第3コンベヤ) 20:フィルム移送経路
20a:上方側のフィルム移送経路 20b:下方側のフィルム移送経路
21:原反ロール 22:印字装置(印字手段)
23:引出ローラー(第2フィルム搬送手段)
24a、24b(24):繰出ローラー(第1フィルム搬送手段)
25:ダンサローラー(フィルム送り量調整手段、フィルム供給源)
26、27:ガイドローラー(フィルム支持手段) 28:保持ローラー
29:支持ローラー(フィルム支持手段) 41:上側シール体 42:下側シール体 43:受け溝 44:切断刃収容溝 45:切断刃 46:シール面
61:物品検知装置(物品検知手段) 73:補助ローラー(回転駆動体)
74:製品押さえ 76:熱風装置 77:ヒーター S:隙間 K:特定位置
Z1:規定領域 Q:設定位置 P:設定位置
Claims (5)
- 蓋付き容器を載置して搬送する第1コンベヤの下流で、上側フィルムと熱収縮性からなる下側フィルムとの接続箇所を搬送される前記容器の前部における設定高さの範囲からなる規定領域に位置付くように且つ前記第1コンベヤの搬送方向に交差する上下方向に延在するようにフィルム支持手段によって支持されたそれらのフィルムに前記容器が当接する際に、前記フィルム支持手段よりフィルム移送経路における上流側に配設された印字手段によって前記上側フィルムに一包装長さごと、内容物に関する第1情報と第2情報をフィルム送り方向に間隔を開けて印字処理することによって生じるフィルム送り量の不足分を補償すべく、第1フィルム搬送手段を駆動して、前記印字手段と前記フィルム支持手段の間に配設されたフィルム送り量調整手段から前記フィルム支持手段に向けて前記上側フィルムを送り始めると共に、前記第1フィルム搬送手段を駆動して下側のフィルム供給源から前記フィルム支持手段に向けて前記下側フィルムを送り始める工程と、
前記第1フィルム搬送手段を駆動して、前記フィルムに当接した前記容器が前記第1コンベヤからその下流の第2コンベヤ上における特定位置に移動するまでに、前記上側フィルムの前記第1情報が前記容器の上部のみに位置付くように、且つ、前記第2情報が前記容器の前記前部のみに位置付くように、前記規定領域内に前記接続箇所を位置付けて、前記接続箇所から、前記上側フィルムを前記容器の前記上部を経て前記容器の後部に延在させると共に前記下側フィルムを前記容器の底部を経て前記後部に延在させるように前記上側フィルムと前記下側フィルムをそれぞれ送る工程と、
前記容器が前記特定位置に移動した際に、前記第2コンベヤによる前記容器の搬送を一時停止させる工程と、
前記容器の搬送を一時停止させた後で、前記容器に巻き掛けられた前記上側フィルムと前記下側フィルムとを前記容器の前記後部側において一対のシール体により挟持して溶着すると共に該挟持したフィルム箇所を切断手段で切断する工程と、
前記上側フィルムと前記下側フィルムとで環状に巻き掛けられた前記容器を、前記第2コンベヤに接続された第3コンベヤに搬送する工程と、
前記環状に巻き掛けられた前記容器が前記第3コンベヤの搬送部における設定位置に到達するタイミングで、前記容器の前記後部側に位置する前記下側フィルムに熱風を吹き付けて、前記容器の前記後部側に巻き掛けられた前記下側フィルムを熱収縮させて、前記容器の前記後部と前記上部の境界部分に前記上側フィルムを密着させると共に、前記容器の前記後部と前記底部の境界部分に前記下側フィルムを密着させて前記容器に対して前記第1情報と前記第2情報の位置を規定する工程と、
前記容器の前記後部側の前記下側フィルムが熱収縮した前記容器を、前記第3コンベヤの搬送部によって搬送しながら前記容器の前記底部の前記下側フィルムのみ加熱して熱収縮させる工程と、を含む、包装方法。 - 前記容器の前記後部に向けて熱風を吹き付ける際に、前記第3コンベヤの搬送部によって、熱風より小さい熱量による余熱を、前記容器の前記底部に巻き掛けられた前記下側フィルムに与える、請求項1に記載の包装方法。
- 前記容器が前記第2コンベヤ上における前記特定位置に到達するまでの間に、前記第1フィルム搬送手段を駆動して、前記容器に巻き掛けられる前記上側フィルムと前記下側フィルムによって前記容器の搬送方向後方への引き戻しを起こし得ないように前記上側フィルムと前記下側フィルムを送り出し、
前記容器の搬送を一時停止させた後、前記一対のシール体が前記上側フィルムと前記下側フィルムを挟持するまでの間に、前記第1フィルム搬送手段を駆動して、先行のフィルムの送り出しでは満たなかった一包装に必要なフィルム長さに達するように、前記上側フィルムと前記下側フィルムの少なくとも一方のフィルムを送り出す、請求項1又は請求項2に記載の包装方法。 - 前記第1フィルム搬送手段を駆動して、前記接続箇所が前記容器の前記前部の高さの半分より低い位置に設定された前記規定領域内に位置付くように、前記上側フィルムと前記下側フィルムをそれぞれ送ると共に、前記容器の前記後部側に位置する前記上側フィルムと前記下側フィルムとの前記接続箇所が前記容器の前記後部の高さの半分より高い位置に形成されるように、前記上側フィルムと前記下側フィルムを送り出す、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の包装方法。
- 前記一対のシール体が前記上側フィルムと前記下側フィルムを挟持した後で、前記第1フィルム搬送手段を駆動して、前記フィルム支持手段が支持する前記上側フィルムと前記下側フィルムとの前記接続箇所を、次に到来する前記容器の前記規定領域に対応した高さ位置に位置するように、前記上側フィルムと前記下側フィルムのいずれかのフィルムを送り出す、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の包装方法。
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