JP2006166396A - カメラ、カメラの手ブレ状態報知方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 撮影開始からスルー画像表示以下の処理に並行して手ブレ量を検出し、手ブレをグラフ化する。そして線グラフ56としてグラフ表示欄52内に表示する。図示の例では左から右に向かって時系列に線グラフ56が展開し、グラフ表示欄52の範囲を超えると最も古いものから順に消去され新しい手ブレ量が表示される(線グラフがグラフ表示欄52の範囲を超えた場合、モニタ画面5上では、右から左にグラフが移動するように見える)。
【選択図】 図1
Description
このようなカメラとして、加速度センサの出力が所定値より大きいことを判定する第1判定手段と、画像信号が所定量以上に変化した時を判定する第2判定手段とを設け、第1、第2の判定手段の判定結果に従って警告を行うカメラがある(例えば、特許文献1参照)。
これにより、カメラはスルー画像表示時に時系列に手ブレ量を表示するので撮影者は手ブレの大きさと推移を把握しやすい。従って、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。つまり、前述した特許文献1の場合のように警告があるたびにカメラを構えなおすのではなくて、撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止できるので、撮影者は特許文献1の技術の場合のように煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは自動合焦時にのみ時系列に手ブレ量を表示するので、撮影者は手ブレの大きさの推移と現状を把握しやすく、撮影指示までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。また、自動合焦時にのみグラフ表示を行うので、グラフが邪魔にならず、オートフォーカス処理前に行う構図決定がしやすい。
これにより、カメラはスルー画像表示時に時系列に手ブレ成分を表示するので撮影者は手ブレの推移をより把握しやすい。従って、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにしてより意識的にカメラを安定させることができる。つまり、前述した特許文献1の場合のように警告があるたびにカメラを構えなおすのではなくて、撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止できるので、撮影者は特許文献1の技術の場合のように煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは自動合焦時にのみ時系列に手ブレ状態を表示するので、撮影者は手ブレの推移と現状を把握しやすく、撮影指示までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。また、自動合焦時にのみグラフ表示を行うので、グラフが邪魔にならず、オートフォーカス処理前に行う構図決定がしやすい。
これにより、カメラは最もブレの生じやすい上下の手ブレ状態を時系列に表示するので撮影者は生じやすい上下の手ブレの推移を把握しやすい。従って、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。
これにより、カメラは手ブレ状態を上下、左右、前後の3成分のうちすくなくとも2成分を時系列に表示するので撮影者は上下、左右、前後のうちの少なくとも2種類の手ブレの推移と大きさを把握しやすく、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。
これにより、カメラは手ブレ状態を手ブレの生じやすいピッチとヨーの2成分を画面上で縦と横に時系列に表示するので、撮影者は生じやすい上下、左右の手ブレの推移と大きさをより容易に把握できることから、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。
これにより、スルー画像は小さいのでブレを視認し難いが部分的に拡大して表示するとブレを視認しやすいことから、グラフ表示によって認識した手ブレの大きさをウインドウ内に表示された拡大された部分画像で視認できるので、撮影者はブレを抑制するようにカメラを構え直しやすい。
これにより、被写体の一部を拡大してウインドウ内に強調してスルー表示するので、スルー画像でみるより手ブレが増幅されて見えることから、手ブレ検出用のセンサを備えていなくても撮影者は簡易的に手ブレを認識することができる。また、手ブレ検出用のセンサを備えているカメラでも被写体の一部を拡大してスルー表示することによりブレを意識できるのでこの表示方法を手ブレ報知の補助手段として用いることができる。
これにより、被写体の形状が複雑だったり、色が紛らわしくて視認し難いような場合にも拡大表示された輪郭線をみるだけでブレの有無を意識/判別することができる。
これにより、ブレを判別しやすい先端や端部を拡大して被写体の中央にウインドウ表示できるので、拡大された部分とスルー画像のうちブレの少ない中央部分との比較が簡単にできるのでブレの有無を判別しやすい。
これにより、ブレを判別しやすい先端や端部を拡大して被写体の任意の位置にウインドウ表示できるので、ウインドウをスルー画像全体の邪魔にならない位置に表示したり、ウインドウを拡大された部分とスルー画像のうちブレの少ない中央部分との比較がしやすい部分に表示できるので、ウインドウ内の拡大画像とスルー画像のうち拡大対象となった部分等との比較が容易である。
これにより、カメラはスルー画像表示時に時系列に手ブレ量を表示するので撮影者は手ブレの大きさを把握しやすい。従って、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。つまり、前述した特許文献1の場合のように警告があるたびにカメラを構えなおすのではなくて、撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止できるので、撮影者は特許文献1の技術の場合のように煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは自動合焦時にのみ時系列に手ブレ量を表示するので、撮影者は手ブレの大きさを把握しやすく、撮影指示までにカメラの手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。また、自動合焦時にのみグラフ表示を行うので、グラフが邪魔にならず、オートフォーカス処理前に行う構図決定がしやすい。
これにより、カメラはスルー画像表示時に時系列に手ブレ状態を表示するので撮影者は手ブレの推移を把握しやすい。従って、撮影指示直前までに手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。つまり、前述した特許文献1の場合のように警告があるたびにカメラを構えなおすのではなくて、撮影指示の直前までに自発的にカメラを安定させて手ブレを未然に防止できるので、撮影者は特許文献1の技術の場合のように煩わしさを感ずることがない。
これにより、カメラは自動合焦時にのみ時系列に手ブレ状態を表示するので、撮影者は手ブレの推移と現状を把握しやすく、撮影指示までにカメラの手ブレが生じないようにして意識的にカメラを安定させることができる。また、自動合焦時にのみグラフ表示を行うので、グラフが邪魔にならず、オートフォーカス処理前に行う構図決定がしやすい。
これにより、被写体の一部を拡大してウインドウ内に強調してスルー表示するので、スルー画像でみるより手ブレが増幅されて見えることから、手ブレ検出用のセンサを備えていなくても撮影者は簡易的に手ブレを認識することができる。また、手ブレ検出用のセンサを備えているカメラでも被写体の一部を拡大してウインドウ内に強調してスルー表示することによりブレを意識できるのでこの表示方法を手ブレ報知の補助手段として用いることができる。
これにより、カメラはスルー画像表示時に手ブレを検出して時系列に手ブレ量を画面上に表示できる。
これにより、カメラは自動合焦時にのみ時系列に手ブレ量を表示できる。
これにより、カメラはスルー画像表示時に手ブレを検出して時系列に手ブレ状態を画面上に表示できる。
これにより、カメラは自動合焦時にのみ時系列に手ブレ状態を表示できる。
撮像部によって取得された被写体画像を表示部の画面上にスルー表示する機能と、被写体画像の部分画像を切出して拡大する機能と、拡大した部分画像を表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示する機能と、を実現させるためのプログラムを提供する。
これにより、カメラはスルー表示時に被写体画像の部分画像を切出して拡大する機能と、拡大した部分画像を表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示することができる。
図1は、本発明に基づく手ブレ状態報知方法によるカメラの手ブレ状態表示の一実施例を示す図であり、手ブレ検出機能を備えたカメラにおいて、手ブレの1成分を時系列にモニタ画面5(図4)にグラフ表示した例を示す。
撮影時に撮影者はモニタ表示されるスルー画像を見てカメラ視野内に所望の被写体51を収め、シャッターキー8(図4)を半押しし、オートフォーカスが終わると構図を確認してシャッターキー8を全押しする。撮影開始からスルー画像表示と略同時にブレ検出部31(図5)により手ブレ量や方位(手ブレの方向)が検出され、手ブレ成分のうちの1成分がグラフ化手段(図6のステップS3〜S5、図7のステップT3及びT4、又はステップT6参照)によってグラフ化される。そして線グラフ(図1の例ではピッチ(PITCH)成分の線グラフ)56としてグラフ表示欄52内に表示される。図示の例では左から右に向かって時系列に線グラフ56が展開し、グラフ表示欄52の範囲を超えると最も古いものから順に消去され新しい手ブレ量が表示される(線グラフがグラフ表示欄52の範囲を超えた場合、モニタ画面5上では、右から左にグラフが移動するように見える)。なお、グラフ表示欄52の中心線53は手ブレ0(ゼロ)を意味する。なお、表示するグラフは線グラフに限定されない。例えば、波状のグラフや折れ線グラフ若しくは棒グラフでもよく、線の太さや形状を変えてもよい。
ここで、図8に示すように、カメラ200の横方向をX軸、縦方向をY軸、カメラを前面から背面に向かって貫く軸をZ軸とするとき、ピッチとはZ軸を中心としたY方向の動き(つまり、左右の上下動)であり、ヨーとはY軸を中心としたZ方向の動き(つまり、左右の前後動)であり、ロールとはX軸を中心としたY方向の動き(つまり、前後の上下動)を意味する。
撮影開始からスルー画像表示と略同時にブレ検出部31により手ブレ量や方位が検出され、3成分(ピッチ成分、ヨー成分、ロール成分)がグラフ化手段によってそれぞれグラフ化される。そして、それぞれ色の異なる線グラフ56、57、58としてグラフ表示欄52内に表示される。図示の例では左から右に向かって時系列に線グラフ56、57、58が展開し、グラフ表示欄52の範囲を超えると最も古いものから順に消去され新しい手ブレ量が表示される。
なお、図2の例では3つの線グラフを同一の表示欄に表示したが、画面5の左辺や右辺、或いは上辺に表示欄を設けてそれぞれ別々に表示するようにしてもよい(図3参照)。また表示欄の位置は周辺に限定されない。つまり、被写体の邪魔にならない位置に線グラフを表示するようにすればよい。また、表示するグラフは線グラフに限定されない。例えば、波状のグラフや折れ線グラフ若しくは棒グラフでもよく、線の太さや形状を変えてもよい。
撮影開始からスルー画像表示と略同時にブレ検出部31により手ブレ量や方位が検出され、2成分(ピッチ成分及びヨー成分)がグラフ化手段によってそれぞれグラフ化される。そして線グラフ56が横方向のグラフ表示欄52内に表示され、線グラフ57が縦方向のグラフ表示欄53に表示される。図示の例では、グラフ表示欄52の左から右に向かって時系列に線グラフ57が展開し、グラフ表示欄53の上から下に向かって時系列に線グラフ56が展開する。グラフ表示欄52、53の範囲を超えるとそれぞれ最も古いものから順に消去され新しい手ブレ量が表示される。なお、各線グラフは異なる色で表示することが望ましい。また、表示するグラフは線グラフに限定されない。例えば、波状のグラフや折れ線グラフ若しくは棒グラフでもよく、線の太さや形状を変えてもよい。
なお、図3の例では2つの線グラフを別々の表示欄に表示したが、同一の表示欄に一緒に表示するようにしてもよい。また表示欄の位置は周辺に限定されない。つまり、被写体の邪魔にならない位置に線グラフを表示するようにすればよい。
図4で、デジタルカメラ100は図4(a)に示すように正面側にレンズ光学系の受光窓1、デジタルカメラを安定的に保持するためのグリップ部6及びストロボ発光部10を備えている。また、図4(a)の符号7−1は正面内部に設けられている角度センサ/振動ジャイロ(X方向)を示し、符号7−2は角度センサ/振動ジャイロ(Y方向)を示す。更に、Z方向の角度センサ/振動ジャイロを設けるようにしてもよい。これら角度センサ/振動ジャイロは図5に示すブレ検出部31を構成する。
図5で、デジタルカメラ100は、基本モードである撮影モードにおいて自動合焦(オートフォーカス(AF))機能を備え、合焦位置や絞り位置を移動させるモータ11、撮影レンズ2を構成するレンズ光学系12、撮像素子であるCCD13、タイミング発生器(TG)14、垂直ドライバ15、サンプルホールド回路(S/H)16、A/D変換器17、カラープロセス回路18、DMA(Direct Memory Access)コントローラ19、DRAMインターフェイス(I/F)20、DRAM21、制御部22、VRAMコントローラ23、VRAM24、デジタルビデオエンコーダ25、表示部26、JPEG回路27、メモリカード28、内蔵メモリ29、キー入力部30、ブレ検出部31を備えている。図5で、レンズ光学系12〜カラープロセス回路18は本発明で撮像部に相当する。
CCD13は被写体の二次元画像を撮像する固体撮像デバイスであり、典型的には毎秒数十フレームの画像を撮像する。なお、撮像素子はCCDに限定されずCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの固体撮像デバイスでもよい。
例えば、ブレ検出部31からの手ブレ(手ブレ量及び方位)検出信号により、カメラ本体の上下、前後、左右の手ブレ成分を算出し、算出した手ブレ成分をグラフ化して液晶モニタ画面5に表示させる(図1〜図3参照)。
このように表示部26にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されているいわゆるスルー画像の表示状態で、静止画像表示を行いたいタイミングでキー入力部30を構成するシャッターキー8(図4)を操作するとトリガ信号(撮影指示信号)を発生する。
そして得た符号データを1画像のデータファイルとしてJPEG回路27から読出し、デジタルカメラ100の記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカード28か内蔵メモリ29のいずれか一方に記録保存する。
そして1フレーム分の輝度及び色差信号の圧縮処理及びメモリカード28または内蔵メモリ29への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部22はCCD13からDRAM21への経路を再び起動する。
また、高画素数から低画素数にも対応している。例えば、SXGA(1600×1200)、XGA(1024×786)、SVGA(800×600)、VGA(640×480)等と呼ばれる画素サイズがある。
モード選択キー2は図示の例ではスライドキーからなり、基本モードである撮影モード及び下位モードである動画撮影モード等の選択や、再生モード及びその下位モードである動画再生モード等の選択を行うことができる。
カーソルキー3は、通常はメニュー選択時等に行うカーソルの移動操作に用いられる。セットキー4は通常はカーソルキー3でのポイント結果の確認や設定値の確認等の際に用いられ、セットキー4を押すとカーソルキー3によるポイント結果が確定し、カーソル指定された処理が開始される。
また、シャッターキー8は、半押しと全押しの2段押し構造をなし半押して開放すると第1のトリガ信号(この場合は自動合焦指示信号)を出力し、全押して開放すると前述したように(第2の)トリガ信号(撮像指示信号)を出力する。
なお、動画撮影や動画再生等の各種撮影モードや再生モードの選択は専用キーを設けて行うようにしてもよい。
なお、ブレ検出部31を小型の方位及び振動検出装置とワンチップのマイクロコンピュータからなる手ブレ算出装置として構成し、算出したカメラ本体の手ブレ成分情報(ピッチ、ヨー、ロール情報)を制御部22に送出するようにしてもよい。
また、ブレ検出部31は振動(手ブレ量)だけを検出できる小型で安価なセンサ等の装置であってもよい。
また、ブレ検出部31を、DRAM21に取り込んだ前後の画像の比較対象域における画像の差を取得して手ブレ量を算出して循環的に記憶する機能を実現するワンチップのマイクロコンピュータとして構成するようにしてもよいし、ブレ検出部31の代わりに、DRAM21に取り込んだ前後の画像の比較対象域における画像の差を取得して手ブレ量を算出して循環的に記憶する機能を実現するプログラムをプログラム格納メモリに格納しておくようにしてもよい。
図6はデジタルカメラの手ブレ状態報知動作例を示すフローチャートである。以下に示す処理は基本的に制御部22が予めフラッシュメモリ等のプログラムメモリに記憶されたプログラムに従って実行する例で説明するが、全ての機能をプログラムメモリに格納する必要はなく、必要に応じて、その一部若しくは全部をネットワークを介して受信して実現するようにしてもよい。以下、図4及び図5に示したデジタルカメラ1に本発明を適用した例について説明する。
上記図6のフローチャートでは、撮影時に表示されるスルー画像に手ブレ状態を示すグラフを時系列に表示することとしたが、撮影者は撮影直前に手ブレ状態を知れば、手ブレしないようにカメラを安定させて撮影できるので、オートフォーカス処理と撮影指示(シャッターキー全押し)の間にその時点から過去に遡って現在までの手ブレ状態を表示するようにしてもよい。
付けて記録するようにしたが、シャッター全押し直後または画像記録時に、手ブレ量を基
に撮影を補正してブレの略ない画像として記録するようにできる。
作又はチルト操作と撮影指示の間に図6のステップS2〜S4と同様の処理、つまり、手
ブレ検出、グラフ値生成、グラフ表示等を行うように動作プログラムを構成し、動画を表
示している画面の一部に手ブレ量を時系列に表示することができる。
上記実施形態1ではデジタルカメラ100は角度センサ/振動ジャイロのような振動検出装置からなるブレ検出部31を備え、この手ブレ検出部31で手ブレを検出し、検出結果をグラフ化して時系列的に表示することにより手ブレ状態を報知するようにしたが、手ブレ状態の報知方法はこれに限定されず、デジタルカメラ100が振動検出装置からなるブレ検出部31装置を備えていない場合にも手ブレ状態の報知を行うことができる。以下、図4、図9〜図12に基づいて説明する。なお、本実施形態に係わる発明はデジタルカメラ100が図4、図5に示すようにブレ検出部31を備えていてもよいが、以下の説明では、デデジタルカメラ100は図4、図5でブレ検出部31を備えていないものとする。
説明上、橋脚91,92は白く塗られており、空95は曇天でうすく灰色がかっているものとし、撮影者は橋脚91にピントを合わせて撮影しようとしているものとすると、橋脚91の色が背景(曇天95)に紛れるので、撮影者にとって図9のようなスルー画像90を見ただけではブレがあるかどうかよく分からない場合がある。
なお、この例では、被写体の色彩が背景と紛らわしいものとして説明したが、そうでない場合であってもスルー画像にその部分画像を拡大してウインドウ表示することにより、スルー画像の他の部分との比較ができ、ブレの有無を判別できることはいうまでもない。
本実施形態の説明では、拡大した部分画像を強調してウインドウ表示するようにしたが、部分画像の輪郭をウインドウ表示するようにしてもよい。
図12はデジタルカメラ100の液晶モニタ画面5に表示されるスルー画像と共に部分画像の輪郭の拡大画像をウインドウ表示した例を示す図である。
図12に示すようにスルー画像90の部分画像(この例では橋脚91の先端部)の輪郭の拡大画像97(スルー画像)をウインドウ99に表示すると全体画像が複雑であったり、同じような画像の集合であったりしても、輪郭97とスルー画像の他の部分との比較が簡単にできるので、撮影者は手ブレ等のブレの有無を容易に視認できる。更に、輪郭を太くしたり、黒色表示して強調表示するとスルー画像の他の部分との比較がしやすくなる。
図13において、デジタルカメラ150のモータ11〜表示部26の機能及び構成は図5に示したモータ11〜表示部26の機能および動作と同様であり、輪郭抽出部32は制御部22の制御下で画像の輪郭を抽出して輪郭画像データを出力する。画像の輪郭抽出方法は公知の方法により行うことができる。
上記実施形態2およびその変形例の説明では、デジタルカメラがブレ検出装置を備えていない場合を例としたが、本実施形態2に係る発明はデジタルカメラがブレ検出装置を備えていて、前記実施形態1のように時系列的にグラフ表示を行う機能を備えているカメラにおいてグラフ表示と拡大部分画像のウインドウ表示を共に行うようにしてもよい。
図15(a)に図6のステップS1とS2の間に図11のフローチャートのステップU2〜U9の動作を加えた例を示し、図15(b)に図6のステップS1とS2の間に図11のフローチャートのステップU2〜U9の動作を加えた例を示す。
4 セットキー
5 液晶モニタ画面(画面)
21 DRAM(時系列グラフ記憶手段)
22 制御部(グラフ値取得手段、グラフ値記憶手段、グラフ表示手段)
26 表示部(グラフ表示手段)
28 メモリカード(記録メモリ)
29 内蔵メモリ(記録メモリ)
31 ブレ検出部(手ブレ検出手段)
32 輪郭抽出部(輪郭抽出手段)
51 被写体
100、150 デジタルカメラ(カメラ)
200 カメラ
Claims (23)
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力する手ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出値から手ブレ量のグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、
前記取得した手ブレ量のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段に循環記憶するグラフ値記憶手段と、
前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶された手ブレ量のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力する手ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出値から手ブレ量のグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、
前記取得した手ブレ量のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段に循環記憶するグラフ値記憶手段と、
合焦動作開始指示を検出する合焦開始指示検出手段と、
前記合焦動作開始指示が検出されたとき、前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶された手ブレ量のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力する手ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出値から手ブレ成分のグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、
前記取得した手ブレ成分のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段に循環記憶するグラフ値記憶手段と、
前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶された手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力する手ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出値から手ブレ成分のグラフ値を取得するグラフ値取得手段と、
前記取得した手ブレ成分のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段に循環記憶するグラフ値記憶手段と、
合焦動作開始指示を検出する合焦開始指示検出手段と、
前記合焦動作開始指示が検出されたとき、前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶された手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するグラフ表示手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 前記グラフ値取得手段は、前記手ブレ検出値からピッチ成分のグラフ値を取得し、前記グラフ値記憶手段は前記グラフ値取得手段によって取得されたピッチ成分のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段に循環記憶し、前記グラフ表示手段は前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶されたピッチ成分のグラフ値を取り出して、前記画面上の下辺又は上辺に時系列に所定の色で線グラフ表示する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラ。
- 前記グラフ値取得手段は、前記手ブレ検出値からピッチ成分、ヨー成分、及びロール成分のうち少なくとも2つの成分のグラフ値を取得し、前記グラフ値記憶手段は前記グラフ値取得手段によって取得された各手ブレ成分のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段にそれぞれ循環記憶し、前記グラフ表示手段は前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶された各手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記画面の所定の位置に時系列にそれぞれ異なる所定の色で線グラフ表示する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラ。
- 前記グラフ値取得手段は、前記手ブレ検出値からピッチ成分及びヨー成分のグラフ値を取得し、前記グラフ値記憶手段は前記グラフ値取得手段によって取得された各手ブレ成分のグラフ値を所定サイズの時系列グラフ値記憶手段にそれぞれ循環記憶し、前記グラフ表示手段は前記時系列グラフ値記憶手段に循環記憶された各手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記画面の下辺又は上辺にピッチ成分のグラフ値を、右辺又は左辺にヨー成分のグラフ値を、それぞれ異なる所定の色で線グラフ表示する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載のカメラ。
- 更に、前記被写体画像の部分画像を切出して拡大する部分画像拡大手段と、前記部分画像拡大手段によって拡大された部分画像を前記表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示する拡大表示手段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のカメラ。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラであって、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示するスルー画像表示手段と、
前記被写体画像の部分画像を切出して拡大する部分画像拡大手段と、
前記部分画像拡大手段によって拡大された部分画像を前記表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示する拡大表示手段と、
を備えたことを特徴とするカメラ。 - 更に、前記部分画像拡大手段によって拡大された部分画像の輪郭を抽出する輪郭抽出手段を備え、前記拡大表示手段は前記輪郭抽出手段によって抽出された輪郭を前記表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示することを特徴とする請求項8または9に記載のカメラ。
- 更に、前記部分画像拡大手段によって拡大される画像部分を指定する拡大部分指定手段を備え、前記拡大表示手段は前記拡大部分指定手段によって指定された部分を切り出して拡大し、前記ウインドウを前記表示部の中央部分に表示することを特徴とする請求項10に記載のカメラ。
- 更に前記部分画像拡大手段によって拡大される画像部分を指定する拡大部分指定手段と前記ウインドウの表示位置を指定するウインドウ表示位置指定手段とを備え、前記拡大表示手段は前記拡大部分指定手段によって指定された部分を切り出して拡大し、前記ウインドウ表示位置指定手段によって指定された位置のウインドウ内にスルー表示することを特徴とする請求項10に記載のカメラ。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラにおける手ブレ状態表示方法であって、
画像撮影時に前記撮像部によって取得された被写体画像を取り込んで前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力するステップと、
前記手ブレ検出値から手ブレ量のグラフ値をそれぞれ取得するステップと、
前記取得した手ブレ量のグラフ値をメモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶された手ブレ量のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
を備えたことを特徴とするカメラの手ブレ状態表示方法。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラにおける手ブレ状態表示方法であって、
画像撮影時に前記撮像部によって取得された被写体画像を取り込んで前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力するステップと、
前記手ブレ検出値から手ブレ量のグラフ値をそれぞれ取得するステップと、
前記取得した手ブレ量のグラフ値をメモリに記憶するステップと、
自動合焦指示の有無を検出するステップと、
自動合焦指示を検出したとき、前記メモリに記憶された手ブレ量のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
を備えたことを特徴とするカメラの手ブレ状態表示方法。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラにおける手ブレ状態表示方法であって、
画像撮影時に前記撮像部によって取得された被写体画像を取り込んで前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力するステップと、
前記手ブレ検出値から各手ブレ成分のグラフ値をそれぞれ取得するステップと、
前記取得した各手ブレ成分のグラフ値をメモリに記憶するステップと、
前記メモリに記憶された手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
を備えたことを特徴とするカメラの手ブレ状態表示方法。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラにおける手ブレ状態表示方法であって、
画像撮影時に前記撮像部によって取得された被写体画像を取り込んで前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
カメラの手ブレを検出して手ブレ検出値を出力するステップと、
前記手ブレ検出値から各手ブレ成分のグラフ値をそれぞれ取得するステップと、
前記取得した各手ブレ成分のグラフ値をメモリに記憶するステップと、
自動合焦指示の有無を検出するステップと、
自動合焦指示を検出したとき、前記メモリに記憶された手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示するステップと、
を備えたことを特徴とするカメラの手ブレ状態表示方法。 - 前記グラフ表示するステップは、前記手ブレ成分のグラフ値を前記画面上の表示領域の所定位置にそれぞれ異なる色で線グラフ表示するステップを含むことを特徴とする請求項15又は16に記載のカメラの手ブレ状態表示方法。
- 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラにおける手ブレ状態表示方法であって、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示するステップと、
前記被写体画像の部分画像を切出すステップと、
切出した部分画像を拡大するステップと、
拡大した部分画像を前記表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示するステップと、
を備えたことを特徴とするカメラの手ブレ状態表示方法。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、手ブレ検出手段を備えたカメラのコンピュータに、
前記手ブレ検出手段によって検出された手ブレ検出値を取得する機能と、
取得した手ブレ検出値から手ブレ量のグラフ値をそれぞれ取得する機能と、
取得した手量のグラフ値をそれぞれメモリに記憶する機能と、
前記メモリに記憶された手ブレ量のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、手ブレ検出手段を備えたカメラのコンピュータに、
前記手ブレ検出手段によって検出された手ブレ検出値を取得する機能と、
取得した手ブレ検出値から手ブレ量のグラフ値をそれぞれ取得する機能と、
取得した手ブレ量のグラフ値をそれぞれメモリに記憶する機能と、
自動合焦指示の有無を検出する機能と、
自動合焦指示を検出したとき前記メモリに記憶された手ブレ量のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、手ブレ検出手段を備えたカメラのコンピュータに、
前記手ブレ検出手段によって検出された手ブレ検出値を取得する機能と、
取得した手ブレ検出値から各手ブレ成分のグラフ値をそれぞれ取得する機能と、
取得した各手ブレ成分のグラフ値をそれぞれメモリに記憶する機能と、
前記メモリに記憶された手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、手ブレ検出手段を備えたカメラのコンピュータに、
前記手ブレ検出手段によって検出された手ブレ検出値を取得する機能と、
前記取得した手ブレ検出値から各手ブレ成分のグラフ値をそれぞれ取得する機能と、
前記取得した各手ブレ成分のグラフ値をそれぞれメモリに記憶する機能と、
自動合焦指示の有無を検出する機能と、
自動合焦指示を検出したとき前記メモリに記憶された手ブレ成分のグラフ値を取り出して、前記スルー画像が表示されている画面上の表示領域の所定位置に時系列にグラフ表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。 - 被写体を撮影して画像を得る撮像部と、画像を表示する表示部と、撮影画像を記録する記録メモリと、を備えたカメラのコンピュータに、
前記撮像部によって取得された被写体画像を前記表示部の画面上にスルー表示する機能と、
前記被写体画像の部分画像を切出して拡大する機能と、
拡大した部分画像を前記表示部の画面上のウインドウ内にスルー表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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