JP2011030104A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像装置に機械的な可動機構を設けることなく、ハイアングル撮影時やローアングル撮影時における、表示装置の撮影者に対する視認性を向上させる画面提示を行う。
【解決手段】ハイアングル撮影時は撮影された画像データの中心より下側に切り出し中心を設けて切り出し範囲を設定し、ローアングル撮影時は撮影された画像データの中心より上側に切り出し中心を設けて切り出し範囲を設定して切り出した画像データを、表示装置に提示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関するものであり、特に画像の切出し位置を制御することで、光軸中心の方向とは異なる方向の撮影を可能とする撮像装置及びその制御方法に関するものである。
デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置には、撮像装置の背面にファインダ機能を兼ねた表示装置を有しているものがある。撮影者は表示装置に表示された被写体像を視認しながら撮影することで、所望の画像や映像を撮影することができる。
撮影者の目の高さよりも高い位置に撮像装置を保持して撮影するハイアングル撮影や、撮影者の目の高さよりも低い位置に撮像装置を保持して撮影するローアングル撮影では、撮影者は撮像装置に設けられた表示装置の表示画面の視認性を確保できないことがある。図6の(b)は例えば、ハイアングル撮影(i)、通常撮影(ii)、ローアングル撮影(iii)時の、撮影者と撮像装置に設けられた表示装置との位置関係を示した図である。(ii)の通常撮影では、撮影者の目に対して撮像装置に設けられた表示装置が正対する状態になるが、ハイアングル撮影(i)とローアングル撮影(iii)では、撮像装置に設けられた表示装置が撮影者に対して斜めの方向に位置することになる。つまり、例えば表示装置がLCDであった場合、LCD固有の視認角度の範囲外からは表示装置の表示内容の輝度差やコントラスト比が認識しづらい。また、例えば広い視認角度を持つ広視野角の表示装置を備える場合であっても、表示装置に対して斜め方向から表示画面を見るときは、撮影の画角や構図を決定しにくい。
このようなハイアングル撮影やローアングル撮影時の、撮像装置に設けられた表示装置の視認性の問題点に対してさまざまな提案がなされている。特許文献1には、撮像装置に、撮像装置に設けられた表示装置の開閉機構を設けることにより、撮影者が表示装置の視認性を確保できるようにする技術が開示されている。また特許文献2には、撮像装置に、撮像装置に設けられた表示制御装置を回転させる機構を設け、撮像装置の傾き角度情報と位置(高さ)情報から表示装置の回転角度を制御する技術が開示されている。特許文献1及び2に開示されている撮像装置では、例えば図6の(c)に示すように、ハイアングル撮影(i)、通常撮影(ii)、ローアングル撮影(iii)時に、撮像装置に設けられた表示装置が、撮影者の目に正対するようになっている。このため、撮影者は撮像装置に設けられた表示装置の視認角度を意識することなく、正対した表示装置を確認しながら、撮影を行うことができる。
特開2001−94845号公報 特開2007−180663号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の撮像装置では、表示装置を可動とさせるために、開閉機構や回転機構等の機械的な可動機構を撮像装置に設ける必要があり、撮像装置が大型化してしまう問題がある。また、機構が増えることにより製造コストも増えてしまう問題がある。
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、撮像装置に機械的な可動機構を設けることなく、ハイアングル撮影時やローアングル撮影時における、表示装置の撮影者に対する視認性を向上させることを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、以下の構成を備える。
被写体を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された画像の一部の領域を切り出す切り出し手段と、切り出し手段により切り出された一部の領域の画像を表示する表示手段とを有し、切り出し手段は、撮像装置を撮影者の目の高さより高い位置に構えて撮影を行うハイアングル撮影の場合は、切り出し手段により切り出される一部の領域の中心を、撮像手段により撮像された画像の中心より下の位置に設定し、撮像装置を撮影者の目の高さよりも低い位置に構えて撮影を行うローアングル撮影の場合は、切り出し手段により切り出される一部の領域の中心を、撮像手段により撮像された画像の中心より上の位置に設定することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置に機械的な可動機構を設けることなく、ハイアングル撮影時やローアングル撮影時における、表示装置の撮影者に対する視認性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の機能構成例を示すブロック図。 実施形態1に係る画像切り出し処理のフローチャート。 画像切り出し処理を説明するための図。 実施形態2に係る画像切り出し処理のフローチャート。 空間位置角度情報の取得処理を説明するための図。 撮影者と撮像装置に設けられた表示装置との位置関係を模した図。
以下、本発明の好適且つ例示的な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、ハイアングル撮影やローアングル撮影に対応する撮影モードが、ユーザにより選択できるように設けられた撮像装置の1例としての、デジタルカメラに、本発明を適用した例である。
(実施形態1)
図1に示すデジタルカメラ100において、撮像レンズ101はデジタルカメラ100に被写体の情報を取り込むための光学系である。撮像レンズ101は、例えば変倍レンズや焦点調整レンズ等を有し、被写体像を拡大・縮小したり、被写体像に対して焦点を合わせるために用いられる。撮像素子102は、撮像レンズ101により結像された被写体像を光電変換してアナログ画像信号を生成してA/D変換部103に渡す。A/D変換部103は、入力されたアナログ画像信号をA/D変換し、出力されたデジタル画像データを画像処理部104に渡す。
画像処理部104は、入力された(デジタル)画像データに対して、例えば輝度調整やレベル補正、解像度変換等の変換処理を適用する。また本実施形態では、画像処理部104に画像切り出し処理部105が設けられている。画像切り出し処理部105は、画像処理部104に入力された画像データの一部分を切り出して出力する処理を行う。画像処理部104で変換処理が適用された画像データは、画像表示部106に表示される。画像表示部106は、例えばLCD等の小型表示装置であり、電源SW111を撮影者が操作することによりデジタルカメラ100が起動された後は、デジタルカメラ100が撮像して変換した画像データを逐次表示する。
レンズ駆動部107は、例えば撮影者によるシャッターSW112やズームSW113の操作を受けて、撮像レンズ101の駆動を制御する。例えば、撮影者のズームSW113の操作によりズーム要求があった場合は倍率レンズを駆動させ、撮影者によりシャッターSW112の半押し動作による合焦要求があった場合は焦点調整レンズを駆動させる。
制御部108は、デジタルカメラ100の各ブロックの動作を制御する。制御部108は、例えばCPUであり、ROM109に記憶された各ブロックの動作プログラムをRAM(図示せず)に展開し、実行することにより、上述の各ブロックに動作を行わせる。ROM109に記憶される情報には、各ブロックの動作プログラムに限らず、例えば出力画素数、焦点距離等の、デジタルカメラ100やデジタルカメラ100の各ブロックの処理に必要なパラメータが含まれる。またROM109には、後述する撮影モードや、撮影モードに対応したデジタルカメラ100の各ブロックの動作パラメータ、現在選択されている撮影モードの情報等も記憶する。
撮影者によるシャッターSW112の操作により撮像要求の指示が入力されると、制御部108は画像処理部104が出力した画像データを記録媒体110に記録する。記録媒体は、例えばメモリーカードのような着脱可能なものでも、内部メモリのような組み込まれているものであってもよい。
撮影者のメニューSW114の操作による入力を受け付けると、制御部108はROM109から撮影モードを選択するためのGUIの情報を読み出し、画像表示部106に表示させる。本実施形態では、デジタルカメラ100のROM109に記憶されている撮影モードの中には、3つの撮影モードが含まれ、撮影者がその一つを選択可能である。3つの撮影モードのうちの1つは、通常の撮影者の目の高さにデジタルカメラ100を構えて撮影するモードであり、撮像装置の初期状態では、このモードに設定されている。残りの2つの撮影モードは、撮影者の目の高さより上にデジタルカメラ100を構えて前方の被写体を撮影する「ハイアングル撮影モード」と、撮影者の目の高さより下にデジタルカメラ100を構えて前方の被写体を撮影する「ローアングル撮影モード」である。また、本発明において撮影者により撮影モードが決定された後は、制御部108はROM109から、選択された撮影モードに対応したデジタルカメラ100の各ブロックの設定となる動作パラメータを読み出し、各ブロックに適用する。
前述のような構成をもつ、本実施形態1のデジタルカメラにおける画像切り出し処理について、図2のフローチャートを用いて詳細に説明する。
S201で、制御部108はROM109に記憶されている、デジタルカメラ100の現在選択されている撮影モードが、「ハイアングル撮影モード」又は「ローアングル撮影モード」であるかを判断する。現在選択されている撮影モードが、「ハイアングル撮影モード」でも「ローアングル撮影モード」でもない場合、制御部108はS202で現在のデジタルカメラ100のズーム設定において、デジタルズームが使用されているかを判断する。デジタルズームが使用されている場合は、S203に進み、制御部108は撮像した画像データの中心を、拡大するための画像を切り出す中心とする。また、デジタルズームが使用されていない場合は、画像切り出しを行う必要はない。
現在選択されている撮影モードが「ハイアングル撮影モード」又は「ローアングル撮影モード」の場合、制御部108はROM109に記憶されている切り出し画素数の情報を取得するとともに、現在の光学系の状態から焦点距離の情報を取得する(S204)。切り出し画素数の情報とは、例えばROM109に記憶される「ハイアングル撮影モード」と「ローアングル撮影モード」のそれぞれの設定に含まれる情報であって、撮像された画像データから切り出す画像データの画素数を指す。また切り出し画素数の情報は撮影モードの設定に含まれなくてもよく、例えば撮影者が設定できるようになっていてもよい。
次に制御部108は、ROM109に記憶されている、現在選択されている撮影モードが、「ハイアングル撮影モード」であるか否かを判断する(S205)。現在選択されている撮影モードが「ハイアングル撮影モード」であった場合、撮像された画像データから画像を切り出す範囲の中心(切り出し中心)を、光軸中心(画像データの中心)よりも下側の位置に設定する(S206)。また、「ローアングル撮影モード」であった場合、切り出し中心を光軸中心よりも上側の位置に設定する(S207)。
ここで、切り出し中心と光軸中心との関係を図6の(a)を参照して説明する。図6の(a)は、ハイアングル撮影(i)、通常撮影(ii)、ローアングル撮影(iii)のそれぞれの場合に、撮影者に対して画像表示部106が正対するようにデジタルカメラ100を把持した状態を示した図である。まず、通常撮影の場合、例えば図のように光軸中心の方向611と、被写体の方向612は同じになる。被写体の方向612は、撮像する画像データの切り出し中心として最適な方向であるので、通常撮影でデジタルズームを用いた場合は、画像の切り出し中心と光軸中心とは一致する。次に、ハイアングル撮影の場合、撮影者に対して画像表示部106が正対するようにデジタルカメラ100を把持すると、光軸中心の方向601と、被写体の方向602は異なる。被写体の方向602が、例えば図のように撮影者の正面方向であるときは、切り出し中心を光軸中心よりも下側、つまり被写体の方向602を切り出し中心とする。また同様に、ローアングル撮影の場合、撮影者に対して画像表示部106が正対するようにデジタルカメラ100を把持すると、光軸中心の方向621と、被写体の方向622は異なる。被写体の方向622が、例えば図のように撮影者の正面方向であるときは、切り出し中心を光軸中心よりも上側、つまり被写体の方向602を切り出し中心とする。これにより、撮影者に対して画像表示部106が正対するようにデジタルカメラ100を把持したまま、つまり視認性を確保した状態で、被写体像を中心とした撮影を行うことができる。
S208で、制御部108は光軸中心の方向と切り出し中心の方向のなす角である、傾斜角の情報を取得する(傾斜角検出)。傾斜角の情報は、例えばROM109に「ハイアングル撮影モード」、「ローアングル撮影モード」のそれぞれの設定情報として記憶されているか、撮影者によって設定され、ROM109に記憶されていてもよい。
S209で、制御部108は傾斜角、焦点距離、撮像した画像データの画素数の情報から切り出し中心の位置を算出する。ここで、「ハイアングル撮影モード」を例にとって切り出し中心の位置の算出方法について図3を用いて説明する。図3の(a)において、デジタルカメラ100の光軸中心の方向301と切り出し中心の方向302とは、傾斜角Θをなしており、焦点距離の情報から導き出される縦方向の画角の半分をαとすると、撮像素子102に撮像される撮像範囲は304で表される。また、撮像範囲304のうち、切り出し範囲は303にあたる。図3(b)はこのとき撮像される画像データを表し、撮像される画像データ全体が撮像範囲304であり、斜線で表された矩形領域が切り出し範囲303である。点Oは撮像される画像データの中心であり、光軸中心にあたる。また、点O’が算出する切り出し中心である。このとき、切り出し中心O’と光軸中心Oの距離Xは、傾斜角Θ、画角α、撮像した画像データの縦画素数の半分である画素数Yを用いると、X=Y・tanΘ/tanαで算出される。つまり、算出する切り出し中心O’は、「ハイアングル撮影モード」では、光軸中心に対し、縦方向の下側にXだけずれた点となる。
S210で、制御部108は算出された切り出し中心を中心とする切り出し範囲が、切り出し可能な領域であるか否か、即ち撮像された画像データの領域内に切り出し範囲の全てが入っているかを判断する。具体的には、図3の(b)において切り出し範囲303の縦画素数(切り出し画素数の縦成分)の半分である画素数Zを用いると、切り出し範囲303が切り出し可能な領域(撮像範囲304)に含まれるための条件は、X≦Y−Zとなる。
切り出し範囲が切り出し可能な領域内に入っている場合、制御部108は処理をS213に移す。また、切り出し範囲が切り出し可能な領域内に入っていない場合、制御部108は、切り出し中心と切り出し範囲とを、切り出し可能な領域内で設定可能な限界位置(例えば図3の(b)で、X=Y−Zとなるように)に変更する(S211)。さらにS212で、制御部108は、例えば設定された傾斜角の値によって決定した切り出し範囲が撮像範囲内に含まれていないため、切り出し範囲を変更した旨の画面表示をROM109より読み出して画像表示部106に表示する。画面表示は、例えば文章による通知でもよいし、画像表示部106の一部に切り出し範囲を変更した旨のマークでもよい。
S213で、制御部108は、画像切り出し処理部105に設定された切り出し範囲に応じて、撮影された画像データから切り出し処理を行う。切り出し処理が適用された画像データは、画像処理部104で各種変換処理が施された後、画像表示部106に表示される。
以上説明したように、本実施形態によれば、例えば撮影者が撮影者の目の高さと異なる位置にデジタルカメラを把持して撮影を行う際に、機械的な機構を用いることなくデジタルカメラが備える表示部の視認性を確保した状態での撮影が可能となる。具体的には、例えばデジタルカメラを撮影者の目の高さより上に把持して撮影する場合、デジタルカメラの光軸中心より下側の点を中心として撮影された画像を切り出すことで、光軸とは異なる方向を中心とした画像の撮影を行うことができる。また、これにより例えばデジタルカメラの表示部を撮影者に対して正対させて視認性を確保した状態で、前方の撮影を行うことが可能となる。
(実施形態2)
本実施形態2のデジタルカメラは、実施形態1のデジタルカメラの構成に加えて、さらにデジタルカメラの傾斜角を検出する加速度センサ121、デジタルカメラの高さ情報を検出する気圧センサ122を備える。
このような構成をもつ、本実施形態2のデジタルカメラにおける画像切り出し処理について、図4のフローチャートを参照して詳細に説明する。なお、図4において実施形態1と同じ処理を行うステップについては、図2と同じ参照番号を付して重複する説明を省略し、本実施形態において特徴的なステップの説明にとどめる。
また、本実施形態では撮影モードに「アングル撮影モード」を備え、撮影者に選択可能とさせる。「アングル撮影モード」は、「ハイアングル撮影モード」と「ローアングル撮影モード」を総括するものであり、本実施形態では「アングル撮影モード」選択中に、制御部108が「ハイアングル」か「ローアングル」かを判断して処理を変えるものとする。
S401で、制御部108はROM109に記憶されている、デジタルカメラ100の現在選択されている撮影モードが、「アングル撮影モード」であるか否かを判断する。現在選択されている撮影モードが「アングル撮影モード」ではない場合、制御部108は処理をS202へ移す。また、現在選択されている撮影モードが「アングル撮影モード」である場合、制御部108はROM109に記憶されている切り出し画素数の情報を取得するとともに、現在の光学系の状態から焦点距離の情報を取得する(S204)。
S402で、制御部108は気圧センサ122から空間におけるデジタルカメラ100の現在の高さ情報を取得する。制御部108は取得した高さ情報を元に、現在のデジタルカメラ100の位置が「ハイアングル」であるか又は「ローアングル」であるかを判断する(S403)。具体的には、図5の(a)を用いて説明する。例えば基準とする気圧P0(高さhでの気圧)より、ROM109に記憶された気圧の閾値以上低下した気圧PHが測定された場合は「ハイアングル(高さhより高い)」とする。また、同様に例えば基準とする気圧P0より、ROM109に記憶された気圧の閾値以上上昇した気圧PLが測定された場合は「ローアングル(高さhより低い)」として判断する。基準とする気圧としては、例えばデジタルカメラ100の電源ON時に気圧センサ122で検出される気圧や、「アングル撮影モード」が選択されたときに気圧センサ122で検出される気圧を用いることができる。その場合制御部108は、基準とする気圧の情報をROM109に記憶し、撮影モードを変更するまでROM109に記憶管理するものとする。
S403で「ハイアングル」でも「ローアングル」でもないと判断された(例えば、気圧の変化が閾値以下である)場合、制御部108は処理をS203に移す。制御部108は、光軸中心を切り出し中心とし(S203)、S213でROM109に記憶されている「アングル撮影モード」に対応付けられた切り出し画素数で切り出し処理を行う。
またS403で「ハイアングル」又は「ローアングル」と判断された場合、制御部108は加速度センサ121から重力加速度の方向を取得し、その値から現在のデジタルカメラ100の傾斜角を算出する(S404)。S405で、高さ情報(「ハイアングル」又は「ローアングル」)、傾斜角、焦点距離、撮像された画像の画素数から切り出し中心を算出する。なお、高さ情報は切り出し中心が光軸中心に対して上下のどちらに位置するかを判断する情報であり、例えば「ハイアングル」の場合、切り出し中心は光軸中心の下側になる。
本実施形態によれば、例えばデジタルカメラの高さ情報と傾斜角情報を用いることで、デジタルカメラを把持する位置が流動的に変わっても、表示部の視認性を確保した状態での撮影を行うことが可能になる。
なお、本実施形態では気圧センサ122による高さ情報の取得により、「アングル撮影モード」が「ハイアングル撮影」、「ローアングル撮影」、「通常撮影」のいずれであるかを判断した。しかし図5の(b)のように、加速度センサ121によって重力加速度とのなす角Θを取得することで、「ハイアングル撮影」、「ローアングル撮影」、「通常撮影」のいずれであるかを判断してもよい。
実施形態1と2によれば、
(1)「ハイアングル撮影モード」と「ローアングル撮影モード」を用意し、
(2)予め設定された傾斜角の値によって画像切り出し処理を行うか、
(3)「アングル撮影モード」を用意し、気圧センサを用いて高さ情報を取得して「ハイアングル」「ローアングル」「通常」の判断を行うか、
(4)「アングル撮影モード」を用意し、加速度センサの検出する傾斜角の値を用いて「ハイアングル」「ローアングル」「通常」の判断を行うかし、
(5)加速度センサの検出する傾斜角の値によって画像切り出し処理を行う。
なお、本発明の実施形態では説明を容易にするために、(1)(2)を有するデジタルカメラを実施形態1で、(3)〜(5)を有するデジタルカメラを実施形態2で説明した。しかし、(1)(3)(4)と(2)(5)の構成は任意の組み合わせで実装することが可能である。

Claims (7)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された画像の一部の領域を切り出す切り出し手段と、
    前記切り出し手段により切り出された前記一部の領域の画像を表示する表示手段とを有し、
    前記切り出し手段は、
    前記撮像装置を撮影者の目の高さより高い位置に構えて撮影を行うハイアングル撮影の場合は、前記切り出し手段により切り出される前記一部の領域の中心を、前記撮像手段により撮像された画像の中心より下の位置に設定し、
    前記撮像装置を撮影者の目の高さよりも低い位置に構えて撮影を行うローアングル撮影の場合は、前記切り出し手段により切り出される前記一部の領域の中心を、前記撮像手段により撮像された画像の中心より上の位置に設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記切り出し手段は、該切り出し手段により切り出される前記一部の領域の中心の位置を算出する算出手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置の傾斜角を検出する傾斜角検出手段をさらに有し、
    前記算出手段は、前記傾斜角検出手段で検出された傾斜角に基づいて、前記切り出し手段により切り出される前記一部の領域の中心の位置を算出することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記切り出し手段は、前記傾斜角検出手段で検出された傾斜角に基づいて、前記撮像装置の撮像する状態がハイアングル撮影であるかローアングル撮影であるかを判断することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像装置の高さ情報を検出する高さ検出手段をさらに有し、
    前記切り出し手段は、前記高さ検出手段により検出された高さ情報に基づいて、前記撮像装置の撮像する状態がハイアングル撮影であるかローアングル撮影であるかを判断することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記切り出し手段は、前記算出手段により算出された位置を中心とする前記切り出し手段により切り出される前記一部の領域が、前記撮像手段により撮像された画像の領域内に収まらない場合、前記撮像手段により撮像された画像の領域内に収まるように、前記切り出し手段により切り出される前記一部の領域の中心の位置を変更することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 被写体を撮像する撮像手段を備える撮像装置の制御方法であって、
    切り出し手段が、前記撮像手段により撮像された画像の一部を切り出す切り出し工程と、
    表示手段が、前記切り出し工程により切り出された前記一部の領域の画像を表示する表示工程とを有し、
    前記切り出し工程において、
    前記撮像装置を撮影者の目の高さより高い位置に構えて撮影を行うハイアングル撮影の場合は、前記切り出し工程により切り出される前記一部の領域の中心を、前記撮像手段により撮像された画像の中心より下の位置に設定し、
    前記撮像装置を撮影者の目の高さよりも低い位置に構えて撮影を行うローアングル撮影の場合は、前記切り出し手段により切り出される前記一部の領域の中心を、前記撮像手段により撮像された画像の中心より上の位置に設定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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