JP2006164366A - 光ディスク、光ディスク装置、光ディスク再生方法 - Google Patents

光ディスク、光ディスク装置、光ディスク再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 1つのディスクで、次世代DVDであるBDと既存DVDの情報も、次世代DVDであるBDとHD DVDの情報も扱えるようにした光ディスク、光ディスク装置、光ディスク再生方法を提供する。
【解決手段】 第1光透過層66と、第1レーザ光37によりアクセスされる第1記録層62と、第2光透過層74と、第2レーザ光17によりアクセスされる第2記録層72が光入射面から入射方向に順に配置された片面2層光ディスク60であって、光入射面から第2記録層72までの距離が570〜630μmであり、第1記録層62の面記録密度が第2記録層72の面記録密度の5倍以上であることを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

この発明は、DVD(Digital Versatile Disc)のように映画や音楽などのデジタル化された映像音響作品などを蓄積する媒体となる光ディスクに関し、また光ディスクの記録情報を読み取る光ディスク装置、光ディスク再生方法に関する。
===DVD規格の概要===
周知のように、デジタル映像を蓄積する光ディスクとして、DVD(デジタル多用途ディスク)があり、主に映画コンテンツの蓄積・配布(デジタル作品出版物)として全世界で幅広く使われている。このDVDは、DVDフォーラムが作成した規格で、DVD規格(DVD Book)として公開され、また国際規格やJISとしても定められている。ここでは、DVD物理規格の1つである、120mmDVD−ROMのECMA規格、ECMA−267(ISO/IEC 16448に対応)に従って簡単に説明する。
120mmDVD−ROMには、片面仕様で記録層が1層のものと2層のもの、そしてこれらを両面化したもの、合わせて4種類のディスクがある。映画などのコンテンツの蓄積配布では、主に片面仕様の2つのタイプがある。ディスクの容量は、片面1層のディスクで4.7GB、片面2層のディスクで各層4.27GB(ディスクあたりは8.54GB)である。
一方、上記DVD(既存DVDと称する)に比べて、さらに大容量のディスクの開発が要望されている。これは、高精細映像を、1枚のディスク(次世代DVDと仮に称する)に入れたいという要望から生じている。なお、次世代DVDはBlu-ray Disc(ブルーレイディスク(BD))であったり、またHigh Definition Digital Versatile Disc(HD DVD)であったりする。
ECMA267
上記の次世代DVDが開発された場合、新たに次世代DVD用に設計された次世代DVD装置(ドライブあるいはプレーヤ)であれば、次世代DVDディスクだけではなく、現存DVDについても読めるように設計することは可能である。しかし、この次世代DVDは、現存DVDに比べ、記録密度、変調方式、信号処理、トラックフォーマットなどが大きく異なるため、従来のDVD装置(ドライブあるいはプレーヤ)では読み取ることができない。つまり、従来のDVD装置では、次世代DVDディスクに収録された高精細な映画コンテンツだけではなく、次世代DVDに収録された従来のDVD映画コンテンツも読み取ることができないなどの課題があり、次世代DVDを普及させる上で、阻害要因となることが考えられる。
そこでこの発明の目的は、上記のような課題に鑑みて、1つのディスクで、次世代DVDであるBDと既存DVDの情報も、次世代DVDであるBDとHD DVDの情報も扱えるようにした光ディスク、光ディスク装置、光ディスク再生方法を提供することにある。
上記した課題を解決するために、この発明は、第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層が光入射面から入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであって、前記光入射面から前記第2記録層までの距離が570〜630μmであり、前記第1記録層の面記録密度が前記第2記録層の面記録密度の5倍以上であることを特徴とする。
また、上記した課題を解決するために、この発明は、第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層が光入射面から入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであって、前記光入射面から前記第2記録層までの距離が578〜622μmであり、前記第1記録層の面記録密度が第2記録層の面記録密度の1.5倍以上であることを特徴とする。
この発明によれば、片側から第1記録層(BD層に相当)に第1レーザ光(青紫色レーザ)、第2記録層(DVD層に相当)に第2レーザ光(赤色レーザ)でアクセス可能な光ディスクを提供することができる。したがって、1枚のディスクにBD用のコンテンツとDVD用のコンテンツを収納することができ、BDの再生機能のない従来の装置でもDVDのコンテンツを楽しむことができる。また、BD再生機能のある装置を使えば、BDのコンテンツ(例えばHDコンテンツなど)を楽しむことができる。
一方、他の例では、片側から第1記録層(BD層に相当)に第1レーザ光(青紫色レーザ)、第2記録層(HD DVD層に相当)に第2レーザ光(青紫色レーザ光)でアクセス可能な光ディスクを提供することができる。従来、アクセスするレーザ光の波長が同じな場合、光透過層の厚さが大きく異なることから、互換をとるのが困難であった。しかし、このように、1枚のディスクにBD用とHD DVD用のコンテンツが入っていれば、BD装置でもHD DVD装置のどちらでもコンテンツを再生することができ、ユーザメリットは大きい。
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明する。まず、この発明の理解を容易にするために、図1乃至図8を用いて、現存DVDと次世代DVD(BD)の技術について説明する。そして図9に本発明に係る次世代DVD(BDと既存DVD)の基本的構成を説明する。
===片面1層DVD===
図1に片面1層DVDディスク10の基本構造と光ヘッドの関係を示す。よく知られているように、DVDディスク10は、0.6mm厚のディスク基板2枚を貼り合せた構造をもつ。1つは信号基板11、もう1つは、ダミー基板16で、記録層14を内側にして、接着層15で貼り合されている。通常これらの基板は、射出成形機を用いて、ポリカーボネートというプラスチック材料で形成される。
信号基板11には、映像情報やデータ情報などが、エンボスピットという形で、スパイラルトラックに形成される。記録層の情報を読み取る赤色レーザ光17(波長:650nm)は、対物レンズ18(NA:0.6)で絞られ、信号基板11の光透過層13を通して、記録層14にフォーカスされる。
図2は、片面1層ディスクの光入射面12から見た記録層の位置を示す図である。図2(a)図は、従来から用いられているNormal single layerの場合で、光透過層13の厚みの中心値は600μmで、入射面から最小570μm、最大630μmの位置にある。この値は、対物レンズ18の球面収差を考慮して定められている。最近、DVD規格として、片面1層のディスクでも、図2(b)図に示すように、記録層の中心値が565μmで、入射面から最小550μm、最大580μmにある、Thin single layerの場合が追加された。このディスクは、従来の装置で読んだ時の互換性確保のため、ジッターがNormal single layerの8%以下に対し、7%と以下と規定されている。
追加された規格では入射面からの最小距離が550μmであるが、Thin single layerの場合と同様、ジッターを7%以下にできれば、入射面からの最大距離は、2層ディスクと同様、640μmにすることが可能である。
===片面2層DVD===
図3は片面2層ディスク20の基本構造と光ヘッドの関係を示す。よく知られているように、このディスクは、第1記録層(L0層)24と第2記録層27(L1層)をもち、ディスクの片面から、この2つの記録層にアクセスして信号の再生ができる。図示しているとおり、光の入射面22から見ると、光透過層23を通して、手前が第1記録層(L0層)24で、その奥側が第2記録層(L1層)27である。各記録層へのアクセスは、対物レンズ18をレンズアクチュエータで動かし、層間ジャンプさせることで実現している。
この2層ディスクの作製は、片面1層ディスクとほぼ同じように作製できるのが大きな特徴である。まず、射出成形機で、第1記録層(L0層)24の形成される信号基板21と、第2記録層(L1層)27の形成される信号基板19を別々に作製する。次に、第1記録層(L0層)24には半透明膜、第2記録層(L1層)27には高反射率膜をつけ、その後両方の基板を、記録層を内側にして、中間層25で貼り合わせれば完成である。
図4は、片面2層ディスクの入射面22から見た記録層の位置を示す図である。入射面からみた第1記録層(L0層)24と第2記録層(L1層)27の位置は、対物レンズ18の球面収差や記録層間のクロストークを考慮し、第1記録層(L0層)24の位置は、最小550μm、第2記録層(L1層)27の位置は、最大で640μmに限定され、かつ2つの層間(中間層25)の距離は、55μm±15μm(40μm〜70μm)と定められている。この中間層25は、通常2つの基板を貼り合せたときに出来る接着層の厚みで、実際の製造では、貼り合わせの精度と信号基板21の成形精度を考慮して決められる。なお、線記録密度は片面1層ディスクに対し、10%減らされ、各層あたりの容量は、4.27GBである。ジッターは、8%以下と規定されている。
===記録層の反射率など===
一方、記録層の反射率は、
1層ディスク:45-85%(PBS有り)、60-85%(PBS無し:円偏光)
2層ディスク:18-30%(PBS有り)、18-30%(PBS無し:円偏光)
と決められている。
また、ディスクの反射率(Reflectivity)を示す情報は、データフレームにある4バイトのID(Identification Data)のb29で、
0b:反射率が40%より大きい場合(PBS有り)
1b:反射率が40%以下の場合(PBS有り)
この他、IDには、
Area type b27−b26
00b In the Data area
01b In the Lead -in area
10b In the lead-out area
11b in the Middle area
Data type b25
0b Read-only data
1b Other than read only data
Layer number b24
0b Layer0 of DL discs or on SL discs
1b Layer1 of DL discs
また、ディスクが1層か2層かを示す情報は、コントロールデータゾーンの(BP2)で、Disc structureが定義され、その中の第5と第6ビット目(b6-b5)が記録層の数を示す。
00b Single
01b Dual
Others:reserve
さらに、1層ディスクと2層ディスクでは、1層当たりの容量が異なるが、これは線記録密度の違いである。(BP3)に記録密度が定義されており、b7-b4が線密度で
0000b:0.267μm (1層の場合の線記録密度)
0001b:0.293μm (2層の場合の線記録密度)
となっている。
===HD DVD===
HD映像(高精細)をディスク1枚に入れたいという要望から、青紫色半導体レーザ光(以降、青紫色レーザ光)を用いて、DVDの3倍以上の高密度化したHD DVDが提案され、DVDフォーラムで規格化が行われている。
HD DVDは、従来のDVDとディスク構造を有し、容量は、片面1層ディスクが15GB、両面2層ディスクが30GBである。これらの大容量化は、レーザ光の短波長化、高NA化、変調方式、新しい信号処理(PRML:Partial Response and Most Likelyhood)などの新しい技術で実現されている。
図5に、片面1層HD DVDディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す。図5に示すように、HD DVDディスク30は、DVDディスク10と同様、0.6mm厚のディスク基板2枚を貼り合せた構造をもつ。1つは信号基板31、もう1つは、ダミー基板36で、記録層34を内側にして、接着層35で貼り合されている。光透過層33の厚さは、中央値が600μmで、対物レンズ38の球面収差から、最大613μm、最小587μmとなっている。信号基板31に形成された記録層34は、対物レンズ38(NA:0.65)で絞られた青紫色レーザ光37(波長:405nm)で読み出される。
次に、図6に片面2層HD DVDディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す。図6に示すように、HD DVDディスク40は、信号基板41(第1記録層(L0層)44が形成されている)と信号基板46(第2記録層(L1層)47が形成されている)を中間層45で貼り合せた構造をもつ。DVDの場合と同様、レーザ光のフォーカス位置を記録層の間でジャンプさせることにより、ディスクの片側から2つの記録層44又は記録層47にアクセスすることができる。
図7は、入射面42から見た片面2層HD DVDディスクの記録層の位置を示している。短波長化、高NA化に伴い、球面収差が厳しくなったため、第1記録層(L0層)44の位置は、最小578μm、最大622μmに限定され、2つの層間距離(中間層45)は、20μm±5μm(15μm〜25μm)と定められている。
===ブルーレイディスク===
HD映像を扱う光ディスクとして、青紫色レーザと高NA対物レンズを用いて、高密度・大容量化を図ったBlu−ray Disc(ブルーレイディスク(BD))がある。HD映像など収録し、配布が可能な再生専用のディスクとして、最近、BD−ROM規格が報告されている。その概要は、Technical White Paperとして公開されている。
図8に1層BD-ROMディスクの基本構造と光ディスクの関係を示す。BDディスク50は、記録層52が形成されているプラスチック基板の信号基板51(厚さ:1.1mm)と0.1mmの光透過層(カバー層)56からなる。カバー層56は、透明なカバーフィルム53と接着層54からなる。光入射面55側から、高NA対物レンズ58(NA:0.85)で絞った青紫色レーザ光(波長:405nm)を記録層52に照射することで、記録層の情報を読み出すことができる。
DVDやHD DVDの場合は、光透過層の厚さは、ほぼ0.6mmで、これによって、光入射面についてゴミや傷に対する耐性を強めている。一方、BDディスクは、高密度化に重点をおき、NA0.85の対物レンズが使えるように、カバー層の厚さを0.1mmとしている。このため、光入射面55に付着したゴミや傷が問題となることから、ディスク表面に特殊なコーディングを施している。
高NAレンズを使用しているため、カバー層の厚み誤差が大きな球面収差となる。そこで、DC的な厚み誤差は、球面収差補正レンズ59で取り除き、1周内の変動成分は、±2μmに抑えている。このカバー層(光透過層)56は、カバーフィルム53と接着層54からなるため、各々の変動は±1μm程度に抑える必要がある。DVDやHD DVDに比べ、1桁以上厳しい製造精度が求められる。また、対物レンズ58と光入射面55との間の空隙は、DVDやHD DVDなどでは、概ね1.6mm程度あるが、BDの場合は0.1〜0.3mmと極めて狭いのが特徴である。
===DVD、HD DVD、ブルーレイディスクの互換性===
このように、HD映像を蓄積可能な大容量光ディスクとして、HD DVDとBDが提案されているが、BDディスクの構造が、DVDやHD DVDとは全く異なることから、その互換性には大きな課題である。
<この発明の基本的な概念を述べると以下のようになる>
この発明に係る光ディスクは、基本的に、つぎの事項(1)〜(3)により特定されるものである。
(1)第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであること
(2)光入射面から第2記録層までの距離が570〜630μmであること
(3)第1記録層の面記録密度が第2記録層の面記録密度の5倍以上であること
また、この発明に係る光ディスクは、上記の事項を基本とし、つぎの事項(4)〜(6)を加えて実施することができる。
(4)光入射面から第1記録層までの距離がおおむね100μmであること
(5)第1レーザ光に対する第1記録層の反射率は、4%以上であること
(6) 第2レーザ光に対する第2記録層の反射率は、45%以上であること
この発明に係る光ディスク装置は、つぎの事項(7)〜(9)により特定されるものである。
(7)第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層がレーザ光入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであること
(8)光入射面から第2記録層までの距離が578〜622μmであること
(9)第1記録層の面記録密度が第2記録層の面記録密度の1.5倍以上であること
また、この発明に係る光ディスク装置は、上記の事項を基本とし、つぎの事項(10)〜(12)を加えて実施することができる。
(10)光入射面から第1記録層までの距離がおおむね100μmであること
(11)第1レーザ光に対する第1記録層の反射率は、12%以上であること
(12)第2レーザ光に対する第2記録層の反射率は、18%以上であること
この発明によれば、片側から第1記録層(BD層に相当)に第1レーザ光(青紫色レーザ)、第2記録層(DVD層に相当)に第2レーザ光(赤色レーザ)でアクセス可能な光ディスクを提供することができる。したがって、1枚のディスクにBD用のコンテンツとDVD用のコンテンツを収納することができ、BDの再生機能のない従来の装置でもDVDのコンテンツを楽しむことができる。また、BD再生機能のある装置を使えば、BDのコンテンツ(例えばHDコンテンツなど)を楽しむことができる。
一方、他の例では、片側から第1記録層(BD層に相当)に第1レーザ光(青紫色レーザ)、第2記録層(HD DVD層に相当)に第2レーザ光(青紫色レーザ光)でアクセス可能な光ディスクを提供することができる。従来、アクセスするレーザ光の波長が同じな場合、光透過層の厚さが大きく異なることから、互換をとるのが困難であった。しかし、このように、1枚のディスクにBD用とHDDVD用のコンテンツが入っていれば、BD装置でもHD DVD装置のどちらでもコンテンツを再生することができ、ユーザメリットは大きい。
===この発明に係る光ディスクの基本構成===
図9にこの発明の一実施例による光ディスク(BDとDVD)60と光ヘッドの関係を示す。光ディスク60は、第1信号基板61、第2信号基板71、及び第1光透過層(カバー層)66で構成され、レーザ光の入射面65に対し、近い方に半透明膜からなる第1記録層(BD層に相当)62が第1信号基板61に形成されているとともに、遠い方に高反射膜からなる第2記録層(DVD層に相当)72が第2信号基板71に形成されている。第1光透過層(カバー層)66は、カバーフィルム63(約75μm)と第1接着層64からなり、その厚さは、対物レンズ58の球面収差の発生を防ぐため、100μm±2μmで作製されている。ただし、実際にこの精度で作るのは難しいので、DC的な厚み誤差は球面収差補正レンズ59で吸収する。第2記録層となるDVD層は、通常のNormal single layer discであれば、光入射面65から、600±30μmとなるように作製する(ジッターは8%以下)。もし、Thin single layer discと同様、ジッターが7%以下にできれば、Dual layer discと同様、550〜640μmに拡大することができる。最近の2層DVDディスクは、製造技術の向上によって、550〜640μmの範囲でジッターを7%以下にすることが可能である。
なお、第1信号基板61の厚さは、第2接着層の厚さの中央値を25μmとすれば、475μmを中央値として成型することで、カバー層66を貼りあわせた後で、第2記録層(DVD層)72の距離を600μmとすることができる。実際には、第1信号基板61の成型精度(スタンパーの精度も含まれる)、第1接着層64の厚み誤差、第2接着層73の厚み誤差などが加わるが、±30μm以内で作製することはそれほど難しくはない。
例えば、カバーフィルム63の厚みを75±1μmとし、HD DVDディスクの製造誤差程度を考えると、第1接着層64の厚さを25±5μm、第1信号基板61を475±10μm、第2接着層73の厚さを25±5μmとなる。その結果、光入射面65から第2記録層72までの距離、すなわち第2記録層72までの光透過層75は、600±21μmとなり、±30μmの誤差内に対し余裕がある。この余裕は、第1信号基板61の成型精度や第2接着層73の接着厚精度にまわすことができる。もし、2層DVDと同じ範囲、550〜640μmまで拡張できれば、その分、更に余裕ができる。
第2記録層72から見た複屈折は、第1光透過層66と第2光透過層74の加算となる。BDディスクのカバー層の複屈折はダブルパスで30nmと規定されているが、カバーフィルムで作られる場合はこれより小さく、20nm程度と見積もれる。一方、HD DVDの複屈折は、ダブルパスで60nmなので、第2記録層の光透過層75の複屈折は、最悪ダブルパスで80nm以下となる。
なお、第2記録層(DVD層)72は赤色レーザ光17で、第1記録層(BD層)62は、青紫色レーザ光37で読み出される。
===反射率など===
図10に本発明の一実施例の光ディスクを赤色レーザ光で再生したときの状態を示す。すでに大量に市販されている従来のDVD装置で、この光ディスク60が片面1層のDVDディスク として認識されるためには、図10に示すように、赤色レーザ光17に対し、DVD層72からの信号光は入射光の45%以上でなければならない。一方、同じ光ディスクに青紫色レーザ光37を照射した場合、図11に示すように、BD層62からの信号光でフォーカス及びトラッキングサーボがかかり、かつ信号が再生できなければならない。
青紫色レーザ光に対するBD-ROMの反射率の規定は、
片面1層ディスク 35%−70%(複屈折を含む)
片面2層ディスク 12%−28%(複屈折を含む)
となっている。
このため、BD層の反射率は12%以上が望ましい。しかし、BD−ROMはまだ商品化されていないので、反射率が低くても装置としては対応可能である。例えば、HD DVD-Rewritable discでは、反射率が4〜8%でも対応できているからである。
図3に示す片面2層DVDディスクの場合、再生光が赤色レーザ光17なので、普通、第1記録層24は、半透明膜としてAuかSiなどが使われ、高反射膜の第2記録層27は、コストの安いAl合金が用いられる。
図6に示すHD DVDの場合、AuやSiでは、青紫色レーザ光に対し適度な範囲で半透明層を作るのが難しい。そのため、最近では、半透明膜の第1記録層(L0層)44は、Ag合金で形成され、高反射膜の第2記録層(L1層)47は、Ag合金またはAl合金などが使われている。
以下、光ディスク60の第1記録層(BD層)(半透明膜)62をAg合金で作り、第2記録層(DVD層) (高反射率) 72をAg合金で作った場合について検討する。
図10で、入射面での反射率(Rrs)は、カバー層66の赤色レーザ光17に対する屈折率で定まり、ほぼ4.8%(反射防止なし)となる。また、DVD層72に対する光透過層75は、複屈折がダブルパス80nmであるから、この複屈折による振幅低下は最大で14.2%となる。
Ag合金で作製されたDVD層の反射率Rr2は、赤色レーザ光に対してはおおよそ92%である。よって、DVD層72からの信号光Irsは、0.952×(BD層の透過率)×0.92×0.858×100%となる。この値が、45%以上となるためには、BD層の透過率は赤色レーザ光に対し、79.3%以上あればよい。このとき、赤色レーザ光に対するBD層の反射率は、16.8%である 。BD層62とDVD層72との間の距離は大きいので、DVD層で反射されたノイズ光Irnは、信号光Irsの光検出器にはほとんど入らないので、無視することができる。
次に、図11を用い、この条件で、青紫色レーザ光37を入射させたときを計算してみる。青紫色レーザ光37に対しては、光入射面65での反射率(Rbs)は5%、カバー層66での複屈折(20nm)による振幅低下は2.4%である。従って、BD層からの信号光Ibsは、4.4%(=0.947×0.05×0.976×100%)となる。この反射光は、表面反射光より小さいが、フォーカスサーボをかけることは可能である。
一方、青紫色レーザ光で再生した場合のDVD層72からのノイズ光Ibnは、BD層62の光透過率が、おおむね90%、DVD層での反射率が71%、青紫色レーザ光の複屈折(80nm)による低下は38%なので、38%(=0.947×0.9×0.71×0.662×100%)となる。この値は、信号光Ibsの4.4%に比べると極めて大きいが、BD層とDVD層の間の距離が大きいため、光検出器にほとんど入らないので無視ができる。なお、この反射光を小さくするためには、赤色レーザ光で反射が高く(83%)、青紫色レーザ光で反射が低い(30%)Auを用いることで、減らすことができる。しかし、DVD層にAuを用いると、反射率がAgの場合より低いため、BD層の透過率を上げなければならず、その結果、BD層からの信号光Ibsが減ってしまう欠点がある。
なお、上記の計算は、複屈折が最悪の場合を示したものである。実際は、複屈折がもっと小さいので、上記の反射率はもっと大きな値となる。
===フラグ情報===
次に、本発明の光ディスク60のフラグのセットについて説明する。DVD層72は、通常の片面1層DVDとして扱う必要があり、データフレーム(Data frame)のID及びコントロールデータゾーン(Control data zone) のフィジカルフォーマットインフォメーション(Physical format information)の(BP2)は、片面1層ディスクとして設定する。また、BD層62も、反射率は2層ディスクと同じであるが、フラグは、片面1層ディスクとして設定する。
次に、図12を用いて本発明の第2実施例による光ディスク80(BDとHD DVD)と光ヘッドの関係について説明する。光ディスク80は、第1信号基板81、第2信号基板91、及び第1光透過層(カバー層)86で構成され、レーザ光の光入射面85に対し、近い方に半透明膜からなる第1記録層(BD層に相当)82が第1信号基板81に形成されているとともに、遠い方に高反射膜からなる第2記録層(HD DVD層に相当)92が信号基板91に形成されている。第1光透過層(カバー層)86は、カバーフィルム83(約75μm)と第1接着層84からなり、その厚さは、対物レンズ58の球面収差の発生を防ぐため、100μm±2μmで作製されている。ただし、実際にこの精度で作るのは難しいので、DC的な厚み誤差は球面収差補正レンズ59で吸収する。第2記録層92となるHD DVD層は、光入射面85から、HD DVDの2層ディスクと同様、600μm±22μmとなるように作製する。
なお、第1信号基板81の厚さは、第2接着層93の厚さの中央値を25μmとすれば、475μmを中央値として成型することで、カバー層86を貼りあわせた後で、第2記録層(HD DVD層)92の距離を600μmとすることができる。実際には、第1信号基板81の成型精度(スタンパーの精度も含まれる)、第1接着層84の厚み誤差、第2接着層93の厚み誤差などが加わるが、±22μm以内で作製することは可能である。
例えば、カバーフィルム83の厚みを75±1μmとし、HD DVDディスクの製造誤差程度を考えると、第1接着層84の厚さを25±5μm、第1信号基板81を475±10μm、第2接着層93の厚さを25±5μmとなる。その結果、光入射面85から第2記録層92までの距離、すなわち第2記録層92までの光透過層95は、600±21μmとなり、所定の±22μmに収めることが可能である。
一方、第2記録層92から見た複屈折は、第1光透過層86と第2光透過層94の加算となり、第1実施例で検討したように、ダブルパスで80nm以下となる。
なお、本実施例2では、第1記録層(BD層)82も第2記録層(HD DVD層)92も、青紫色レーザ光37で読み出される。
===反射率など===
図13に、本発明の第2実施例に係る光ディスク80を青紫色レーザ光37で再生したときの様子を示し、特に、青紫色レーザ光37をBD層82にアクセスしたときと、HD DVD層92にアクセスしたときのものである。
青紫色レーザ光に対するBD-ROMの反射率の規定は、既に述べたとおり
片面1層ディスク 35%−70%(複屈折を含む)
片面2層ディスク 12%−28%(複屈折を含む)
となっている。
一方、HD DVDでは
片面1層ディスク 40%−70%(複屈折を含む)
片面2層ディスク 18%−32%(複屈折を含む)
つまり、BD層からの信号光は、入射光の12%以上必要であり、一方、HD DVD層からの信号光は18%以上必要となる。
以下、第1の実施例と同様、光ディスク80の第1記録層(BD層)(半透明膜)82をAg合金で作り、第2記録層(HD DVD層) (高反射率) 92をAl合金で作った場合について検討する。
図13で、光入射面85での反射率(Rbs)は、5.3%(反射防止なし)、カバー層86での複屈折を30nm(BDの規定値)なので、振幅低下は最大で5.3%となる。BD層82からの信号光Ibsが入射光Ibの12%以上となるためには、BD層の青紫色レーザ光37に対し、反射率Rb1は14.1%以上あればよい(=0.12×100%/(0.947×0.947))。なお、ノイズ光Ibnは実施例1と同様、無視することができる。
次に、HD DVD層92に青紫色レーザ光37でアクセスしたときの様子について説明する。BD層82の反射率を少し高めの16%とすると、透過率は76%となる。HD DVD層92に対する光透過層95の複屈折を80nmとすると、これによる振幅低下は、最大で38%となる。また、Al合金で作られたHD DVD層92の反射率Rb2は71%である。よって、HD DVD層92からの信号光Ibsは19.5%(=0.947×0.662×0.71 ×0.76×100%)となる。すなわち、HD DVDの2層ディスクの規定にいれることができる。
以上から、1つのディスクにBD層とHD DVD層を設ける場合は、各々、2層ディスクの反射率規定に反射率を合わせこむことができる。
===フラグ情報===
次に、本発明の光ディスクのフラグのセットについて説明する。BD層もHD DVD層ともに、通常の片面1層DVDとして扱う必要があり、フラグは、片面1層ディスクとして設定する。
===DVD規格の光ディスク装置による再生===
次に、本発明の第1実施例に係る光ディスク60を従来のDVD装置で再生する場合について、図14及び図15を使って説明する。図14はよく知られている従来のDVD装置の主要構成を示し、図15はその動作フローとフォーカスサーボについて示している。
DVD装置の主要構成を簡単に説明する。スピンドルモータ100は、ターンテーブルを回転駆動する。クランパ101は、光ディスク60をターンテーブル上に把持する。スピンドルモータ100は、モータドライバ102により制御される。光ヘッド110は、対物レンズ35及び光学系113を含む。光学系113は、フォーカス及びトラッキングアクチュエータ(F/T ACT)116により駆動される。フォーカス及びトラッキングアクチュエータ116がアクチュエータドライバ(ACTドライバ)118により制御されると、レーザ光が光ディスクのトラックに焦点を合わせ、かつ追従する。ラジアルアクチュエータキャリッジ(Radial ACTキャリッジ)117は、光ヘッド110をディスクの半径方向へ移動させるものであり、アクチュエータドライバ118により制御される。
ディスクからの反射光は、光学系113から導出され、変換ユニット115のフォトディテクタ(PD)で電気信号に変換される。この電気信号は、ゲイン調整ユニット120の再生信号増幅器でゲイン調整され、信号処理回路130に入力される。信号処理回路130では、復調処理及バッファリング、エラー訂正などが行われ、その出力はデータ処理回路140に入力される。ここでは、パケット分離、制御信号分離などが行われ、映像及び音声の情報はAVデコーダ150に入力される。AVデコーダ150で復調された、映像信号及び音声信号、副映像信号などは、AV増幅器160を介してベースバンド信号として出力される。
サーボコントローラ170は、例えば4分割フォトダイオードからの再生信号を演算処理したフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を用いて、アクチュエータドライバ118に対して制御信号を与える。システムコントローラ180は、入力端末(例えばリモートコントローラ、あるいは操作キー入力部)190からの信号に応答して、装置の再生、停止、一時停止などを制御する。また、ゲイン調整ユニット120内のレーザダイオードドライバを制御する。レーザダイオードドライバは、光ヘッド110に搭載されているレーザダイオードを駆動し、この結果先の赤色レーザ光30が出力される。
上記のDVD装置に本発明の光ディスク60が装填されると、スピンドルモータ100が所定の回転数まで回転する。次に、フォーカスアクチュエータ116に周期的な駆動電流が流され、光ヘッドが軸方向に上下する(図15(a)のステップ200−202)。再生信号から作ったフォーカス信号205(図15(b))が周期的に現れる。DVD層からのフォーカス信号レベルはBD層からの信号レベルに比べ、数倍も大きいので、大半のDVD装置は、このディスクを片面1層DVDディスクと認識し、図15(b)の206に示すように、DVD層へのフォーカスサーボをオンにする(ステップ210)。
そうするとわずかな整定時間を置いて、オンフォーカスオンとなる。続いて、トラッキングサーボがオンとなり、ディスクの適当な位置にオントラッキング(ステップ211)する。この状態で、Data frameのIDを読み(ステップ220)、ディスクのArea type, Reflectivity, Layer numberなどをチェックし、続いて、ラジアルアクチュエータ117を駆動し、光ヘッド110をLead in areaに移動させる(ステップ221)。次に、Control data zoneに移動し(ステップ222)、Physical format informationの(BP2)Number of layer, Layer typeを読み、片面1層DVDディスクであることを確認し、DVD映像の再生となる(ステップ223)。
装置によっては、BD層の信号レベルが小さいにもかかわらず、片面2層DVDディスクと判断し、BD層を読みに行く場合もある。しかしながら、BD層からは、所定の信号が得られないので、再び、DVD層にフォーカシングし、DVD層を読むことになる。
===他の実施形態===
上記の実施例では、第1記録層の半透明膜をAg合金で形成した場合を説明した。しかしながら、2つの波長の異なるレーザ光に対し、選択的に反射率、透過率が設定できれば更に効率よく働かすことができる。
また、図14及び図15にてDVD装置に光ディスク(BDとDVD)60を装填した際の動作フローを説明したが、これに限らず、例えばHD DVD装置に光ディスク(BDとHD DVD)80を装填した際も同様に実施可能である。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
片面1層DVDディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 片面1層DVDディスクの記録層の位置を示す図である。 片面2層DVDディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 片面2層DVDディスクの記録層の位置を示す図である。 片面1層HD DVDディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 片面2層HD DVDディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 片面2層HD DVDディスクの記録層の位置を示す図である。 1層BD−ROMディスクの基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 本発明の第1実施例に係る光ディスク(BDとDVD)の基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 本発明の第1実施例に係る光ディスクを赤色レーザ光で再生したときの状態を示す図である。 本発明の第1実施例に係る光ディスクを青紫色レーザ光で再生したときの状態を示す図である。 本発明の第2実施例に係る光ディスク(BDとHD DVD)の基本構造と光ヘッドの関係を示す図である。 本発明の第2実施例に係る光ディスクのBD層及びHD DVD層を青紫色レーザ光で再生したときの状態を示す図である。 DVD規格の光ディスク装置の構成図である。 DVD規格の光ディスク装置の動作の流れを示す図である。
符号の説明
17 赤色レーザ光
18、38、58 対物レンズ
37 青紫色レーザ光
59 球面収差補正レンズ
60 光ディスク(BDとDVD)
62 第1記録層(BD層)
72 第2記録層(DVD層)
80 光ディスク(BDとHD DVD)

Claims (6)

  1. 第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層が光入射面から入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであって、
    前記光入射面から前記第2記録層までの距離が570〜630μmであり、
    前記第1記録層の面記録密度が前記第2記録層の面記録密度の5倍以上であることを特徴とする光ディスク。
  2. 前記光入射面から前記第1記録層までの距離が略100μmであり、
    前記第1レーザ光に対する前記第1記録層の反射率は、4%以上であり、
    前記第2レーザ光に対する前記第2記録層の反射率は、45%以上であることを特徴とする請求項1記載の光ディスク。
  3. 第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層が光入射面から入射方向に順に配置された片面2層光ディスクであって、
    前記光入射面から前記第2記録層までの距離が578〜622μmであり、
    前記第1記録層の面記録密度が第2記録層の面記録密度の1.5倍以上であることを特徴とする光ディスク。
  4. 前記光入射面から第1記録層までの距離が略100μmであり、
    前記第1レーザ光に対する前記第1記録層の反射率は、12%以上であり、
    前記第2レーザ光に対する前記第2記録層の反射率は、18%以上であることを特徴とする請求項3記載の光ディスク。
  5. 第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層が光入射面から入射方向に順に配置され、
    前記光入射面から前記第2記録層までの距離が570〜630μmであり、
    前記第1記録層の面記録密度が前記第2記録層の面記録密度の5倍以上である光ディスクに記録された情報を読み取る装置であって、
    前記第2レーザ光を発生可能な光ヘッドと、
    この光ヘッドによって発生された前記第2レーザ光に基づいて前記情報を読み取る再生手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 第1光透過層と、第1レーザ光によりアクセスされる第1記録層と、第2光透過層と、第2レーザ光によりアクセスされる第2記録層が光入射面から入射方向に順に配置され、
    前記光入射面から前記第2記録層までの距離が570〜630μmであり、
    前記第1記録層の面記録密度が前記第2記録層の面記録密度の5倍以上である光ディスクに記録された情報を読み取る再生方法であって、
    前記第2レーザ光を発生し、
    この第2レーザ光に基づいて前記情報を読み取ることを特徴とする光ディスク再生方法。

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