JP2009123311A - 再生専用媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる記録再生方式の2つの規格に対応でき、いずれの規格に準拠した再生手段によっても記録されたデータを再生できる再生専用媒体を提供する。
【解決手段】HD規格に準拠した所定の厚さ(0.6mm)を有するHD基板10と、記録層20と、記録層20を挟んでHD基板10と対向する側に形成されたBD規格に準拠した所定の厚さ(0.1mm)を有するBD基板30とを有して構成し、ディスク形状の再生専用媒体とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク媒体の再生専用媒体に関し、特に、2つの規格に対応可能な再生専用媒体に関する。
来るべき、HDTVの時代に対応すべき光記録媒体は、一般に、次世代DVDと呼ばれるが、それには2つの規格(HD DVD、Blu−ray Disk、以下、それぞれ、HD規格、BD規格という。)がある。この2つの規格の違いは、基本的には、レンズのNAと基板の厚さ(光ヘッドがアクセスする側の基板の厚さは、BDは0.1mm、HDは0.6mmである)に由来する。このために、同一のヘッドで異なった厚さの基板を通して、記録再生することが非常に困難である。そのために、両規格間の互換性が確保されず、それぞれ独立の市場を形成しようとしている。そのために、ユーザーは、どちらかの方式を選択する必要がある。その結果、ユーザーの買い控えが生じ、市場が活性化しないという、業界全体から見たら大きなマイナスになると予想される。
一方、著作権を考慮して、デジタル放送の録画は、1世代に限り9回までコピーできることになった。しかし、たとえば、一方の記録方式を選択し、後に他方の記録方式の媒体に情報を移動するためには、コピーが1世代に限られているため、一方の記録方式が廃れる場合、その記録方式で記録した情報を他方の記録方式の媒体に移動することができなくなる。そのために、ユーザーは、自分でそのリスクを負わなければならない事態に至っている。このリスクは、やはり、市場の活性化にとってマイナス要因になると予想される。
ここで、従来の光記録媒体として、CDまたはDVDプレーヤのいずれによっても再生することができ、半分高の標準方式コンパクトディスクの金属被覆基板と金属被覆DVD基板を背中合わせに接着して1枚の両面ハイブリッドDVD−CDディスクにした単一ディスクが提案されている(特許文献1)。この単一ディスクによれば、各側はそれに対応したプレーヤで再生することができる。例えば、CD側の方式は、従来のソニー/フィリップス方式のいずれでもよく、CD−オーディオ、CD−ROM、CD−I、CD+G、CD−ROM XA、CD−PLUSおよびCD−ビデオが含まれる。また、DVD側のディスク方式はDVD方式のいずれでもよく、DVD−ビデオ、DVD−ROM、DVD−オーディオが含まれる。この方式により、CDまたはDVDプレーヤのいずれでも再生できる単一ディスクによる光記録媒体が可能とされている。
特表20003−509879号公報
しかし、特許文献1の光記録媒体は、異なる記録方式に対応したディスクを背中合わせに接着して1枚のディスクにしたものであって、ぞれぞれの記録方式に対応したディスクを2枚用意するのと実質的な差異はない。
また、1層の記録膜を有する従来の光記録媒体は、例えば、HD規格に基づいて記録された情報をBD規格に基づいて再生することはできず、また、逆に、BD規格に基づいて記録された情報をHD規格に基づいて再生することはできない。
従って、本発明の目的は、異なる記録再生方式の2つの規格に対応でき、いずれの規格に準拠した再生手段によっても記録されたデータを再生できる再生専用媒体を提供することにある。
[1]本発明は、上記目的を達成するために、第1の規格に準拠し、前記第1の規格に準拠した所定の厚さを有し、予め所定の情報が前記第1の規格に準拠したフォーマットによりピット構造として形成された第1の基板と、前記ピット構造と、前記ピット構造上に所定の反射率で形成された反射膜とを有して構成される記録層と、前記記録層を挟んで前記第1の基板と対向する側に形成された第2の基板と、を有し、前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠した再生手段により前記記録層から前記情報を読み出し、また、前記第2の基板側から第2の規格に準拠した再生手段により前記記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体を提供する。
[2]本発明は、上記目的を達成するために、所定の厚さを有する第1の基板と、予め所定の情報が第1の規格に準拠したフォーマットにより形成された複数層のピット構造と、前記複数層のピット構造にそれぞれ所定の反射率で形成された反射膜を有して、前記第1の基板に順次積層された複数層の記録層と、前記記録層を挟んで前記第1の基板と対向する側に形成された第2の基板と、を有し、前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠した再生手段により前記それぞれの記録層から前記情報を読み出し、また、前記第2の基板側から第2の規格に準拠した再生手段により前記それぞれの記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体を提供する。
[3]本発明は、上記目的を達成するために、第1の規格に準拠し、前記第1の規格に準拠した所定の厚さを有し、予め所定の情報が前記第1の規格に準拠したフォーマットによりピット構造として形成された第1の基板と、前記第1の規格に準拠したフォーマットにより形成された1または2層以上のピット構造と、前記ピット構造にそれぞれ所定の反射率で形成された反射膜を有して、前記第1の基板に順次積層されて形成された記録層と、前記記録層を挟んで前記第1の基板と対向する側に形成された第2の基板と、を有し、前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠した再生手段により前記積層されたそれぞれの記録層から前記情報を読み出し、また、前記第2の基板側から第2の規格に準拠した再生手段により前記積層されたそれぞれの記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体を提供する。
[4]前記第1の規格は、HD規格であり、前記第2の規格は、BD規格であることを特徴とする上記[1]から[3]のいずれかに記載の再生専用媒体であってもよい。
[5]また、前記記録層は、前記記録層は、金属、またはその合金、あるいは、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる反射膜を有して形成されていることを特徴とする[1]から[3]のいずれかに記載の再生専用媒体であってもよい。
[6]また、前記積層された記録層は、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる同一の誘電体記録膜によりそれぞれ形成されていることを特徴とする上記[1]または[2]に記載の再生専用媒体であってもよい。
[7]また、前記積層されたそれぞれの記録層の前記誘電体反射膜の反射率は、略同一であることを特徴とする上記[6]に記載の再生専用媒体であってもよい。
[8]また、前記積層された記録層は、前記第1の基板側から入射した光の前記それぞれの記録層からの反射率、および前記第2の基板側の反対の側から入射した光の前記それぞれの記録層からの反射率が、それぞれ5%から50%に設定されていることを特徴とする上記[7]に記載の再生専用媒体であってもよい。
[9]本発明は、上記目的を達成するために、上記[1]から[8]のいずれかに係る再生専用媒体を使用し、前記再生専用媒体を回転させて前記第1の規格に準拠して前記記録層から前記情報を読み出すと共に、前記再生専用媒体を前記回転方向と逆方向に回転させて前記第2の規格に準拠して前記記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体の再生方法を提供する。
[10]本発明は、上記目的を達成するために、上記[1]から[8]のいずれかに係る再生専用媒体を使用し、前記再生専用媒体を回転させて前記第1の規格に準拠して前記記録層から前記情報を読み出すか、または、前記再生専用媒体を前記回転方向と同方向に回転させて前記第2の規格に準拠した再生手段により前記記録層から前記情報に係る信号を読み出し、この読み出した前記信号を所定の回転毎に逆の時系列信号として出力することにより前記記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体の再生方法を提供する。
[11]本発明は、上記目的を達成するために、上記[2]から[8]のいずれかに係る再生専用媒体を使用し、前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠して、前記それぞれの記録層から前記積層された所定の順序で前記情報を読み出すと共に、前記第2の基板側から前記第2の規格に準拠して、前記それぞれの記録層から前記第1の基板側から読み出した順序と同じ順序で、前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体の再生方法を提供する。
本発明によると、異なる記録再生方式の2つの規格に対応でき、いずれの規格に準拠した再生手段によっても記録されたデータを再生できる再生専用媒体を提供することができる。
(本発明の第1の実施の形態に係る再生専用媒体)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るディスク状の再生専用媒体の一部の構造を示す断面斜視図である。第1の実施の形態に係る再生専用媒体1は、HD規格に準拠した所定の厚さ(0.6mm)を有するHD基板10と、記録層20と、記録層20を挟んでHD基板10と対向する側に形成されたBD規格に準拠した所定の厚さ(0.1mm)を有するBD基板30とを有して構成され、ディスク形状とされている。
HD基板10のレーザ光入射側面10aと反対側の面には、HD規格に準拠したフォーマットによりピット構造21として予め所定の情報が形成されている。記録層20は、このピット構造21と、ピット構造上に所定の反射率で形成された反射膜22とを有して構成される。
HD基板10は、略0.6mm厚のポリカーボネート樹脂(PC)でディスク状に形成され、片面はレーザ光入射側として平滑な面に形成され、他の面は、後述する製造方法により、所定の記録情報に基づいてHD規格に準拠したフォーマットによりピット構造21として予めピット21aが記録ピットとして形成されている。尚、上記示したようなHD規格に準拠したフォーマットによりピット構造21として予め記録ピットを形成した再生専用媒体ではなく、BD規格に準拠したフォーマットによりピット構造21として予め記録ピットを形成した再生専用媒体1とすることも可能である。
ピット21aは、ディスク状の再生専用媒体1の内周側から外周側まで螺旋状のピット列として形成され、レーザ光入射側面10aから見て凸の形状である(オンピット形状)。また、ピット深さは、略λ/4で形成されている。隣接するピット列のピッチ(トラックピッチP)は、HD規格では0.4μm、BD規格では0.32μmであり、第1の実施の形態に係る再生専用媒体1では0.32〜0.4μmの間に設定する。
記録層20は、上記示したピット構造21とこのピット構造21上に形成された反射膜22とを有して構成され、反射膜22はAl、Ag等の金属、またはその合金、あるいは、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる反射膜からなり、概略、HDおよびBDの両規格で決められた反射率を実現するための膜厚に設定されている。
BD基板30は、略0.1mm厚の紫外線硬化樹脂で、記録層20を挟んでHD基板10と対向する側にスピンコート等により形成され、レーザ光入射側面30aは平滑な面に形成されている。
(再生専用媒体1の製造方法)
図2は、第1の実施の形態に係る再生専用媒体1の製造方法を工程順に示す工程図である。尚、図2においてはクランプ用の穴を省略して図示している。本発明の第1の実施の形態に係る再生専用媒体1は、現行DVDの製造方法とほぼ同じ方法が使用可能である。
(スタンパ準備工程)
HD基板10に予め所定の情報をピット構造21として形成するため、成形用スタンパ101を製作等して準備する工程である(図2(a))。ガラスディスク等の上にレジスト塗布した後、LBR(Laser Beam Recorder)と呼ばれる露光装置により所定の情報によりレーザ光を変調して露光する。レーザ光波長は、例えば、351nmの紫外光が使用でき、NA0.9の対物レンズで露光すると0.2μm程度のピット構造が形成可能である。露光後、アルカリ溶液により現像、洗浄等の工程を経てピット構造を有する原盤が得られる。PC(ポリカーボネート)樹脂でHD基板10を射出成形するため、上記の原盤から電鋳等により金属スタンパを製作する。
(ディスク基板成形工程)
予め所定の情報をピット構造として形成された成形用スタンパ101により、HD基板10を射出成形により製作する工程である(図2(b))。HD基板10は、PC(ポリカーボネート)樹脂により、厚さ0.6mmで成形され、成形用スタンパ101によりピット構造21が正確に転写される。
(反射膜形成工程)
HD基板10のピット構造21側に、反射膜としてAl、Ag等の金属、またはその合金をスパッタリングにより膜形成する工程である(図2(c))。膜厚はHDおよびBDの両規格で決められた反射率を実現するための膜厚に設定されるが、具体的な数値については後述する。
(BD基板形成工程)
反射膜22が形成されたHD基板10のピット構造21側に、紫外線硬化樹脂をスピンコートにより、0.1mmの厚さにBD基板30を形成する工程である(図2(d))。以上の工程により、記録層20を挟んで、片側が0.6mmの厚のHD基板10、他の一方が0.1mm厚のBD基板30から構成される記録層が1層構造の再生専用媒体1が製作される。
(再生専用媒体1の再生用光ディスク装置)
図3は、再生専用媒体1を再生する光ディスク装置の構成ブロック図である。この光ディスク装置200は、スピンドルモータ201、光ピックアップ202、サーボ回路203、レーザ駆動回路204、検出回路205、コントローラ206、記憶回路207、復調回路208、映像・音声処理回路209から概略構成されている。
スピンドルモータ201は、再生専用媒体1をどちらの面からもクランプ可能で、光ピックアップ202から見て時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に所定の回転数で回転可能とされている。再生専用媒体1のHD基板10側から光ピックアップ202で信号を読み出す場合はCCW回転とし、BD基板30側から光ピックアップ202で信号を読み出す場合はCW回転または読み出した信号の並べ替えを行なう方式で再生する場合はCCW回転とされている。これらの回転方向制御は、再生専用媒体1のリードイン情報に基づいて、コントローラ206からサーボ回路203を介してスピンドルモータ201の回転方向の極性を制御することで行なわれる。
光ピックアップ202は、波長405nmの半導体レーザとこのレーザ光を記録層20にフォーカスおよびトラッキングするためのフォーカスアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、レーザ光をフォーカスするための対物レンズ、再生専用媒体1からの反射光を検出するフォーカスおよびトラッキング用の光検出器から構成されている。光ピックアップ202全体は、再生専用媒体1の内周側と外周側の間で任意のトラックにアクセス可能となるようにシークあるいはジャンプ動作ができ、また再生専用媒体1に形成された螺旋状のピット列をトラッキングしながら順次読み出すことができる。尚、対物レンズは、NA0.65〜NA0.85の開口数のレンズを使用する。
サーボ回路203は、検出回路205からのフォーカスおよびトラッキング方向の信号をコントローラ206から入力し、これを基にフォーカスおよびトラッキングサーボ信号を生成して光ピックアップ202を駆動してフォーカスおよびトラッキング制御を行なう。また、コントローラ206からスピンドルモータ201の回転数制御および回転方向の極性制御を行なう。また、光ピックアップ202全体を所望のトラックにアクセス制御する。これにより、トラッキング制御、トラックジャンプ制御をしながら情報を順次読み出すことができる。
レーザ駆動回路204は、コントローラ206から所定のパワーで半導体レーザを駆動する。
検出回路205は、光ピックアップ202のフォーカスおよびトラッキング用の光検出器からの出力を基に、フォーカスおよびトラッキングサーボ信号を生成すると共に、再生専用媒体1に記録された情報をRF信号として生成する。
コントローラ206は、内蔵するメモリに記憶された制御データに基づき所定のプログラムにより各部の制御を行なうと共に、再生専用媒体1の表裏、すなわち、HD基板10側からの再生かBD基板30側からの再生かの判別を行なう。具体的な制御項目は、フォーカス制御、トラッキング制御、トラックジャンプ制御、スピンドルモータ201の回転数制御および回転方向の極性制御、レーザパワー制御、及び、後述する復調回路208へのRF信号のスイッチング制御である。
記憶回路207は、検出回路205から出力されるRF信号を再生専用媒体1の1回転から数回転分を順次記憶し、記憶されたデータを1回転毎に逆のアドレスから出力するものである。スピンドルモータ201の回転方向の極性を制御して再生する代わりに、1回転毎にトラックジャンプ(2トラックのキックバック)制御して、RF信号を逆方向の時系列信号として復調回路208に出力するためのもので、記憶回路207の処理時間を考慮して必要なメモリー量をバッファとして備える。尚、上記のトラックジャンプは、1回転毎に限られず、複数回転毎に行なってもよく、所定の回転毎に逆のアドレスから出力する方式としてもよい。
復調回路208は、検出回路205または記憶回路207から出力されたRF信号を復調して再生データを生成し、映像・音声処理回路209に出力する。これにより、表示装置210に映像情報を表示すると共に、音声出力をすることができる。尚、復調回路208は、HD規格に準じてデータ復調を行なうHDデコーダ部またはBD規格に準じてデータ復調を行なうBDデコーダ部を搭載している。
(再生専用媒体1の再生)
第1の実施の形態に係る再生専用媒体1は、HD規格に準拠したフォーマットによりピット構造21として記録層20が形成されている。この再生専用媒体1をスピンドルモータ201にクランプして、HD基板10側から光ピックアップ202により再生する場合を示す。光ピックアップ202から見てスピンドルモータ201をCCW回転させて、記録層20にフォーカスさせながら順次再生を行う。コントローラ206は、再生専用媒体1のリードイン情報に基づいてHD規格に準拠したフォーマットにより記録されたものであること、HD基板10側からの再生であること、また、スピンドルモータ201の回転方向極性とを判別して、検出回路205からRF信号を復調回路208へ出力するようスイッチング制御する。復調回路208に入力されたRF信号は、HDデコーダ部により復調され再生データが生成される。
一方、HD規格に準拠した再生専用媒体1をBD規格に準じて再生する場合を示す。この再生専用媒体1をBD基板30側から光ピックアップ202により再生するようスピンドルモータ201にクランプする。光ピックアップ202から見てスピンドルモータ201をCW回転させて、記録層20にフォーカスさせながら順次再生を行う。コントローラ206は、再生専用媒体1のリードイン情報に基づいてHD規格に準拠したフォーマットにより記録されたものであること、BD基板30側からの再生であること、また、スピンドルモータ201の回転方向極性(CW)とを判別して、検出回路205からRF信号を復調回路208へ出力するようスイッチング制御する。復調回路208に入力されたRF信号は、HDデコーダ部により復調され再生データが生成される。
また、HD規格に準拠した再生専用媒体1をBD規格に準じて再生する場合の他の方法を示す。この再生専用媒体1をBD基板30側から光ピックアップ202により再生するようスピンドルモータ201にクランプする。光ピックアップ202から見てスピンドルモータ201をCCW回転させて、記録層20にフォーカスさせながら順次再生を行う。コントローラ206は、再生専用媒体1のリードイン情報に基づいてHD規格に準拠したフォーマットにより記録されたものであること、BD基板30側からの再生であること、また、スピンドルモータ201の回転方向極性(CCW)とを判別して、検出回路205からRF信号を記憶回路207へ出力するようスイッチング制御する。記憶回路207は、検出回路205から出力されるRF信号を再生専用媒体1の1回転から数回転分を順次記憶し、記憶されたデータを1回転毎に逆のアドレスから復調回路208へ順次出力する。復調回路208に入力されたRF信号は、HDデコーダ部により復調され再生データが生成される。
(本発明の第2の実施の形態に係る再生専用媒体)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るディスク状の再生専用媒体の一部の構造を示す断面である。第2の実施の形態では、記録層20が、L0層およびL1層が中間層23を挟んで2層構成とされており、それぞれの層に反射膜22が形成されている。
L0層およびL1層は、それぞれ、ピット構造21とこのピット構造21上に形成された反射膜22とからなり、反射膜22は、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる同一の誘電体反射膜からなり、概略、HDおよびBDの両規格で決められた反射率を実現するための膜厚に設定されている。具体的な反射率は後述する。
L0層およびL1層には、それぞれディスク内周部にリードイン情報として、L0またはL1層である識別ピットが形成され、多層構造での再生が容易にできる構成とされている。その他の構成は、第1の実施の形態に係る再生専用媒体1と同様であり、説明を省略する。
(本発明の第3の実施の形態に係る再生専用媒体)
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るディスク状の再生専用媒体の一部の構造を示す断面である。第3の実施の形態では、記録層20として、L0層、L1層、およびL2層が中間層23をそれぞれ挟んで3層構成とされており、それぞれの層に反射膜22が形成されている。
L0層、L1層、およびL2層は、それぞれ、ピット構造21とこのピット構造21上に形成された反射膜22とからなり、反射膜22は、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる同一の誘電体反射膜からなり、概略、HDおよびBDの両規格で決められた反射率を実現するための膜厚に設定されている。具体的な反射率は後述する。
L0層、L1層、およびL2層には、それぞれディスク内周部にリードイン情報として、L0層、L1層、またはL2層である識別ピットが形成され、多層構造での再生が容易にできる構成とされている。その他の構成は、第1および第2の実施の形態に係る再生専用媒体1と同様であり、説明を省略する。
(本発明の第2および第3の実施の形態に係る再生専用媒体の製造方法)
第2および第3の実施の形態に係る再生専用媒体は、記録層20が、多層構成のものであり、以下に、一例として、第2の実施の形態に係る記録層20が2層構成の再生専用媒体の製造方法を示す。
図6は、第2の実施の形態に係る2層構成の再生専用媒体の製造方法を工程順に示す工程図である。尚、図6においてはクランプ用の穴を省略して図示している。
(HD基板準備工程)
反射膜22が形成されたHD基板10を準備する工程である(図6(a))。具体的には、図2(a)〜(c)に示した工程によりHD基板10を製作することにより、HD基板10を準備することができる。この段階で、L0層が形成されている。なお、反射膜22は、金属、またはその合金の酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる同一の誘電体反射膜で形成されている。
(樹脂スタンパによる中間層成形工程)
ポリカーボネート製の樹脂スタンパ201をHD基板10に対向させ、間に紫外線硬化樹脂をスピンコートして、中間層23を成形する工程である(図6(b))。中間層23には樹脂スタンパ201のピット構造が転写されると共に、中間層23の厚さが0.025mmに成形される。尚、透過性の樹脂スタンパ201を使用するので、紫外線が中間層23まで透過して硬化可能である。
(L1層形成工程)
樹脂スタンパ201を中間層23から剥離し、L1層に反射膜として、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる同一の誘電体反射膜をスパッタリングにより形成する工程である(図6(c))。柔軟性を有する樹脂スタンパ201を使用するので、反射膜22の剥離が抑制できて高精度のピット構造が形成可能である。
(BD基板形成工程)
紫外線硬化樹脂をスピンコートにより、0.075mm厚のBD基板30を形成する工程である(図6(d))。以上の工程により、記録層20を挟んでL0層およびL1層の2層構造を有し、片側が0.6mmの厚のHD基板10、他の一方が0.1mm厚のBD基板30から構成される記録層20が2層構造の再生専用媒体1が製作される。
以上は、第2の実施の形態に係る再生専用媒体1の製造方法を示したが、第3の実施の形態に係る記録層が3層構造の再生専用媒体1やさらに多層構造の再生専用媒体についても同様の工程により層数を増加させるこよにより製造することが可能である。
(反射膜22の反射率の設定)
第2または第3の実施の形態に係る再生専用媒体1の記録膜22を同一の記録膜22と、膜厚も同じ膜厚とすることで、L0、L1、L2層の反射率に多少の反射率差は許容するが、HDヘッド、BDヘッドの両ヘッドによる再生信号強度には差が出ないようにする。第2の実施の形態に係る再生専用媒体1において、HD用ヘッドに近い側の層をL0層、BDヘッドに近い側の層をL1層とする。それぞれの層を誘電体からなるほとんど吸収を無視できる高屈折率材料で構成し、膜厚を同じに設定する。L0層およびL1層の反射率をr、透過率をtとすると、ヘッドから遠い層からの反射率は、
r 式(1)
ヘッドから近い層からの反射率は
r 式(2)
一方、吸収を無視すると、t=1−rであるから、
式(1)はr(1−r) 式(3)
となる。
図7は、HDヘッドから再生する場合のL0、L1、L2層の反射率を示す図である。式(2)および式(3)から、同じ反射率となる解は無い(図7参照)ので、なるべく反射率差を小さくし、かつ、信号検出上からあまり小さくない反射率を確保する条件を選択する。それぞれの層の反射率の差は、ヘッド側のレーザパワーをコントロールすることにより、同じ反射強度を得られるようにすることができる。
第3の実施の形態に係る記録層が3層構造の再生専用媒体1の場合も、同様である。L0、L1、L2層の反射膜22からのそれぞれの反射率は、先の2層媒体と同様の材料、膜厚設定を用いると、図7に示すように以下のようになる。
L0層からの反射率 r(1−r) 式(4)
L1層からの反射率 r(1−r) 式(5)
L2層からの反射率 r 式(6)
図7に示す計算結果から、各層の反射膜の反射率が小さくなればなるほど、各層からの反射率の差が小さくなることを示している。一方で、サーボ信号強度、信号品質を考慮すると、極端な低パワーは避けるのが好ましく、最低5%の反射率が必要である。その場合、L0、L1、L2各層からの反射率は、それぞれ、4、4.5、5%となり、ほとんど差がなくなり、ほんのわずかの補正でよいことが分かる。BD−ROMの規格では、2層媒体の場合、反射率は、12〜28%必要とされている。この規格にフィットさせようとすると、反射膜22の反射率を、約5%から50%、あるいは約10%から40%の間に設定すれば、規格を満たすことが判る。再生ドライブ側から見ると、レーザパワーを一定で駆動するほうが好ましく、その観点からは、反射膜22の反射率を約5%に設定するのが好ましい。
(本発明の第2および第3の実施の形態に係る再生専用媒体の再生)
第1の実施の形態に係る再生専用媒体1の再生は、記録層20が1層のみであったが、記録層20が多層に構成されている場合は、再生専用媒体1のL0層、L1層、またはL2層に形成された識別ピットに対応したリードイン情報に基づいて、各層の判別を行いながら再生する。すなわち、図3に示したコントローラ206は、記録層20がL0層、L1層、またはL2層であることを判別し、HD基板10側からHD規格に準じて光ピックアップ202により再生する場合は、L0層、L1層、L2層の順序により順次再生を行い、BD基板30側からBD規格に準じて光ピックアップ202により再生する場合も、L0層、L1層、L2層の順序により順次再生を行なう。上記の再生順序は、再生専用媒体1がHD規格に準拠してL0層、L1層、L2層の順に情報がピット構造21として記録層20に記録されている場合である。
HD基板10側からHD規格に準じて光ピックアップ202により再生する場合と、BD基板30側からBD規格に準じて光ピックアップ202により再生する場合は、多層構造の順序を互いに同じ順序で再生することにより、HD規格およびBD規格の両規格に対応した再生が可能となる。尚、コントローラ206は、サーボ回路203のフォーカスサーボにおけるオフセット値を変化させることにより上記示したL0層、L1層、L2層の任意の層にフォーカスサーボをオンにすることができ、リードイン情報に基づいて、各層の再生順序を制御する。その他については第1の実施の形態に係る再生専用媒体1の再生と同様であり、説明を省略する。
(本発明の実施の形態の効果)
HD規格により作製した媒体を、BD用光ヘッドで再生できるので、コンテンツ配布事業者にとっては、1つのコンテンツに対して2重の作業、手間が省けるので、コスト、時間等の大幅な節約が期待される。また、将来、どちらかの規格が廃れたとしても、どちらかのドライブで再生できるので、ユーザーにとってもコンテンツを長く保存し、活用できる。
本発明の実施の形態では、再生専用媒体1をHD規格により作製し、これをHD用光ヘッドまたはBD用光ヘッドで再生する場合を示したが、再生専用媒体1がBD規格により作製され、これをHD用光ヘッドまたはBD用光ヘッドで再生することも同様に可能である。
本実施例は、1層媒体の例である。PC基板上に、成型によりHD準拠の信号がカッティングされているHD基板10を用いる。そのHD基板10上に、約100nmのアルミニューム(Al)合金膜をDCスパッタリングにより形成し、その上に0.1mmの厚さのカバー層を紫外線硬化樹脂により形成してBD基板30とした。上記媒体をHD用記録試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.65のレンズを使用、線速度(6.61m/s))により信号を再生した。その結果、反射率は、55%となった。また、BD用試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.85のレンズを使用、線速度4.92m/s)により、信号を再生した。その結果、反射率は、53%となり、HDと同様の信号波形を観測することができた。
本実施例は、2層媒体の例である。PC基板上に、成型によりHD準拠のL0層に対する記録ピットがカッティングされているHD基板10を用いた。そのHD基板10上に、約50nmの酸化チタン膜をDCスパッタリングにより形成し、その上に約25μmの紫外線硬化樹脂からなる中間層をスピンコーティングにより形成し、樹脂スタンパーを用いて、L1層の記録ピットを形成し、その上に約50nmの酸化チタン膜をDCスパッタリングにより形成した。さらにその上に紫外線硬化樹脂からなるBD基板30を約75μm、スピンコーティングにより形成した。上記媒体をHD用記録試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.65のレンズを使用、線速度(6.61m/s))により信号を再生した。その結果、反射率は、HD基板10側から見てL0層に対しては12%を、L1層に対しては約8%を得た。また、BD用試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.85のレンズを使用、線速度4.92m/s)により、信号を再生した。その結果、反射率は、L1層に対しては11%、および、L0層に対しては9%を得られ、同様の信号波形を再生できることを確認した。
本実施例は、3層媒体の例である。PC基板上に、成型によりHD準拠のL0層に対する記録ピットがカッティングされているHD基板10を用いた。そのHD基板10上に、約10μmの紫外線硬化樹脂からなる中間層をスピンコーティングにより形成し、樹脂スタンパーを用いて、L1層の記録ピットを形成し、その上に約50nmの酸化チタン膜をDCスパッタリングにより形成し、さらにその上に、約15μmの紫外線硬化樹脂からなる中間層をスピンコーティングにより形成し、樹脂スタンパーを用いて、L2層の記録ピットを形成し、その上に約50nmの酸化チタン膜をDCスパッタリングにより形成し、さらにその上に、0.075mmのBD基板30を紫外線硬化樹脂により形成した。上記媒体をHD用記録試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.65のレンズを使用、線速度(6.61m/s))により信号を再生した。その結果、反射率は、L0、L1、L2層に対して、11、8、6.5%の反射率を得た。同様に、BD用試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.85のレンズを使用、線速度4.92m/s)により、信号を再生した結果、L0、L1、L2層に対して、反射率6.3、7.8、11%を得た。
本実施例は、酸化チタンの膜厚を30nmに変えた例である。実施例3と同様に、HD用試験機、およびBD用試験機により、再生実験を行った。その結果、HD用記録試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.65のレンズを使用、線速度(6.61m/s))により信号を再生した場合、反射率は、L0、L1、L2層に対して、5、4.5、4.2%の、BD用試験機(波長405nmのレーザー光源、NA0.85のレンズを使用、線速度4.92m/s)により、信号を再生した結果、L0、L1、L2層に対して、反射率3.9、4.4、4.9%を得た。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るディスク状の再生専用媒体の一部の構造を示す断面斜視図である。 図2は、第1の実施の形態に係る再生専用媒体1の製造方法を工程順に示す工程図である。 図3は、再生専用媒体1を再生する光ディスク装置の構成ブロック図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態に係るディスク状の再生専用媒体の一部の構造を示す断面である。 図5は、本発明の第2の実施の形態に係るディスク状の再生専用媒体の一部の構造を示す断面である。 図6は、第2の実施の形態に係る2層構成の再生専用媒体の製造方法を工程順に示す工程図である。 図7は、HDヘッドから再生する場合のL0、L1、L2層の反射率を示す図である。
符号の説明
1‥再生専用媒体、 10‥HD基板、 20‥記録層、 21‥ピット構造、 22‥反射膜、 23‥中間層、 30‥BD基板

Claims (11)

  1. 第1の規格に準拠し、前記第1の規格に準拠した所定の厚さを有し、予め所定の情報が前記第1の規格に準拠したフォーマットによりピット構造として形成された第1の基板と、
    前記ピット構造と、前記ピット構造上に所定の反射率で形成された反射膜とを有して構成される記録層と、
    前記記録層を挟んで前記第1の基板と対向する側に形成された第2の基板と、を有し、
    前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠した再生手段により前記記録層から前記情報を読み出し、また、前記第2の基板側から第2の規格に準拠した再生手段により前記記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体。
  2. 所定の厚さを有する第1の基板と、
    予め所定の情報が第1の規格に準拠したフォーマットにより形成された複数層のピット構造と、前記複数層のピット構造にそれぞれ所定の反射率で形成された反射膜を有して、前記第1の基板に順次積層された複数層の記録層と、
    前記記録層を挟んで前記第1の基板と対向する側に形成された第2の基板と、を有し、
    前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠した再生手段により前記それぞれの記録層から前記情報を読み出し、また、前記第2の基板側から第2の規格に準拠した再生手段により前記それぞれの記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体。
  3. 第1の規格に準拠し、前記第1の規格に準拠した所定の厚さを有し、予め所定の情報が前記第1の規格に準拠したフォーマットによりピット構造として形成された第1の基板と、
    前記第1の規格に準拠したフォーマットにより形成された1または2層以上のピット構造と、前記ピット構造にそれぞれ所定の反射率で形成された反射膜を有して、前記第1の基板に順次積層されて形成された記録層と、
    前記記録層を挟んで前記第1の基板と対向する側に形成された第2の基板と、を有し、
    前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠した再生手段により前記積層されたそれぞれの記録層から前記情報を読み出し、また、前記第2の基板側から第2の規格に準拠した再生手段により前記積層されたそれぞれの記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体。
  4. 前記第1の規格は、HD規格であり、前記第2の規格は、BD規格であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の再生専用媒体。
  5. 前記記録層は、金属、またはその合金、あるいは、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる反射膜を有して形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の再生専用媒体。
  6. 前記積層された記録層は、酸化物、窒化物、炭化物、またはそれらの混合物からなる同一の誘電体記録膜によりそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の再生専用媒体。
  7. 前記積層されたそれぞれの記録層の前記誘電体反射膜の反射率は、略同一であることを特徴とする請求項6に記載の再生専用媒体。
  8. 前記積層された記録層は、前記第1の基板側から入射した光の前記それぞれの記録層からの反射率、および前記第2の基板側の反対の側から入射した光の前記それぞれの記録層からの反射率が、それぞれ5%から50%に設定されていることを特徴とする請求項7に記載の再生専用媒体。
  9. 請求項1から8のいずれかに係る再生専用媒体を使用し、
    前記再生専用媒体を回転させて前記第1の規格に準拠して前記記録層から前記情報を読み出すか、
    または、前記再生専用媒体を前記回転方向と逆方向に回転させて前記第2の規格に準拠して前記記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体の再生方法。
  10. 請求項1から8のいずれかに係る再生専用媒体を使用し、
    前記再生専用媒体を回転させて前記第1の規格に準拠して前記記録層から前記情報を読み出すか、
    または、前記再生専用媒体を前記回転方向と同方向に回転させて前記第2の規格に準拠した再生手段により前記記録層から前記情報に係る信号を読み出し、この読み出した前記信号を所定の回転毎に逆の時系列信号として出力することにより前記記録層から前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体の再生方法。
  11. 請求項2から8のいずれかに係る再生専用媒体を使用し、
    前記第1の基板側から前記第1の規格に準拠して、前記それぞれの記録層から前記積層された所定の順序で前記情報を読み出すか、
    または、前記第2の基板側から前記第2の規格に準拠して、前記それぞれの記録層から前記第1の基板側から読み出した順序と同じ順序で、前記情報を読み出すことを特徴とする再生専用媒体の再生方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009158050A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Ricoh Co Ltd 光記録方法、光記録媒体、光情報処理装置、再生専用光記録媒体、再生専用装置

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