JP2006162040A - トルク伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で装置を小型化、軽量化し易くすることを可能とする。
【解決手段】 押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部51と、回転入力を推力に変換してクラッチ部51に押圧力を付与する差動ねじ機構53と、回転入力を行う電動モータ55とを備え、差動ねじ機構53は、電動モータ55側の回転駆動軸113に軸方向移動可能に回転係合支持された駆動ねじ体109及び駆動ねじ体109に螺合し軸方向移動不能に回転支持された被動ねじ体111からなり、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111の螺合回転により駆動ねじ体109が軸方向移動してクラッチ部51に締結力を付与することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車等の駆動力伝達系に用いられるトルク伝達装置に関する。
従来のこの種のトルク伝達装置としては、電動モータの回転を推力に変換し、摩擦多板クラッチを締結する構造のものがある。前記推力への変換はボールカムが用いられ、電動モータの回転を減速ギヤを介してボールカムへ入力する。従って、電動モータの回転により減速ギヤを介してボールカムに回転が伝達され、この回転伝達によりボールカムが推力を発生して摩擦多板クラッチを締結することができる。
しかし、このような構造では、減速及び推力変換が減速ギヤ及びボールカムで各別に行われ、構造が複雑で装置が大型化し易すく、重量増を招き易いという問題があった。
特開2003−184993号公報
解決しようとする問題点は、構造が複雑で装置が大型化し易い点である。
本発明は、構造が簡単で装置を小型化、軽量化し易くするために、押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部と、回転入力を推力に変換して前記クラッチ部に押圧力を付与する差動ねじ機構と、前記回転入力を行う回転アクチュエータとを備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明のトルク伝達装置は、押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部と、回転入力を推力に変換して前記クラッチ部に押圧力を付与する差動ねじ機構と、前記回転入力を行う回転アクチュエータとを備えたため、差動ねじ機構のみで回転アクチュエータの回転入力トルクを大きな推力へ変換することができ、全体として構造を簡単とし、小型化を図ることもできる。
構造が簡単で装置を小型化、軽量化し易くするという目的を、差動ねじ機構を採用することで実現した。
図1,図2は、本発明の実施例1に係り、図1はトルク伝達装置の配置を示し、横置きフロントエンジン・フロントドライブベース(FFベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図、図2(a)は、トルク伝達装置の断面図、同(b)は、差動ねじ機構の断面図である。
[四輪駆動車の概要]
図1のように、トルク伝達装置であるトルク伝達カップリング1は、リヤデファレンシャル装置3の入力側において、回転部材としての回転軸5及びドライブピニオンシャフト7間に介設されている。
前記リヤデファレンシャル装置3は、デフキャリヤ9に回転自在に支持されている。リヤデファレンシャル装置3には、左右のアクスルシャフト11,13を介して左右の後輪15,17が連動連結されている。
前記回転軸5には、ユニバーサルジョイント19を介してプロペラシャフト21が結合されている。プロペラシャフト21には、ユニバーサルジョイント23を介して、トランスファ25の出力軸27が結合されている。
前記出力軸27の傘歯車29は、中空伝動軸31の傘歯車33に噛み合っている。中空伝動軸31は、フロントデファレンシャル装置35のデフケース37に一体的に結合され、連動構成されている。
前記フロントデファレンシャル装置35にはエンジン39からトランスミッション41を介してトルクが入力されるようになっている。フロントデファレンシャル装置35には、左右のアクスルシャフト43,45を介して、左右の前輪47,49が連動連結されている。
従って、エンジン39からトランスミッション41を介してフロントデファレンシャル装置35にトルクが入力されると、一方ではアクスルシャフト43,45を介して左右の前輪47,49へトルク伝達が行われる。また他方では、デフケース37、中空伝動軸31、傘歯車33、29を介して出力軸27へトルク伝達が行われる。
前記出力軸27からは、ユニバーサルジョイント23、プロペラシャフト21、ユニバーサルジョイント19、回転軸5を介してトルク伝達カップリング1へトルクが入力される。
前記トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であれば、ドライブピニオンシャフト7からリヤデファレンシャル装置3へトルク伝達が行われる。リヤデファレンシャル装置3からは、左右のアクスルシャフト11,13を介して、左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。
こうして、トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であるときには、前輪47,49、後輪15,17によって、四輪駆動状態で走行することができる。トルク伝達カップリング1が、トルク伝達状態にないときには、前輪47,49による二輪駆動状態で走行することができる。
[トルク伝達カップリング]
前記トルク伝達カップリング1の詳細は図2のようになっている。
図2のように、トルク伝達カップリング1は、カップリングケース50に対してクラッチ部51と差動ねじ機構53と回転アクチュエータとして環状に形成された電動モータ55とを備えている。
前記カップリングケース50は、クラッチカバー部57とねじカバー部59とモーターカバー部61と端部カバー部63との四部品構成であり、クラッチカバー部57及びねじカバー部59間、ねじカバー部59及びモーターカバー部61間は、それぞれボルトナットなどにより着脱自在に結合されている。端部カバー部63は、モーターカバー部61にボルト65により着脱自在に結合されている。付記するが、カップリングケース50は、それぞれのカバー部57、59、61、63を適宜、一体化することができる。
前記クラッチ部51は、クラッチハウジング67及びクラッチハブ69間に摩擦多板クラッチ71を備えている。
前記クラッチハウジング67は、本実施形態において出力側の回転部材として構成され、クラッチハブ69は、同入力側の回転部材として構成されている。なお、クラッチハウジング67を、入力側の回転部材として構成し、クラッチハブ69を、出力側の回転部材として構成することもできる。
前記クラッチハウジング67は、断面がクランク状に屈曲した縦壁部73により内周側の結合軸部75に一体に設けられている。結合軸部75は、中空状に形成され、ボールベアリング77によりカップリングケース50のクラッチカバー部57の軸支持部79内周に回転自在に支持されている。軸支持部79と結合軸部75との間には、シール81が設けられ、前記デフキャリヤ9内部に対し摩擦多板クラッチ71及び差動ねじ機構53側の潤滑環境が独立している。結合軸部75には、内周のインナースプライン83に、前記ドライブピニオンシャフト7がスプライン連結されている。
前記クラッチハブ69は、内周縦壁部85を介して回転軸5に一体に形成されている。回転軸5の先端87は、前記結合軸部75の軸穴89にニードルベアリング91を介して嵌合し、連れ持ち支持されている。付記するなら、回転軸5とクラッチハブ69、内周縦壁部は、適宜、分割部材を一体的に連結して用いることができる。
前記摩擦多板クラッチ67は、クラッチハブ69及びクラッチハウジング67間、すなわち回転軸5及びドライブピニオンシャフト7間のトルク伝達を行うものであり、アウタープレートが前記クラッチハウジング63に係合し、インナープレートが前記クラッチハブ65に係合している。
前記回転軸5の他端側は、ボールベアリング93によりカップリングケース50の端部カバー63に支持されている。回転軸5の外端部には、結合フランジ95がスプライン係合している。結合フランジ95は、ナット97によって回転軸5に締結され、抜け止めが行われている。結合フランジ95と端部カバー63との間に、シール99が設けられている。結合フランジ95は、前記ユニバーサルジョイント19に結合される。
前記クラッチハウジング67及びクラッチハブ69間の端部には、ドーナツ形状(環状)のプレートで形成された押圧部材101の押圧部103が対向配置されている。押圧部103と前記クラッチハウジング67との間には、皿ばね105が介設されている。皿ばね105は、押圧部材101を摩擦多板クラッチ71から離れる方向へ付勢している。前記押圧部材101には、その内周側に加圧受部107が一体に設けられている。
前記押圧部材101に隣接して前記差動ねじ機構53が設けられている。差動ねじ機構53は、回転入力を推力に変換して前記クラッチ部51に押圧力を付与する構成となっている。
前記差動ねじ機構53は、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111からなっている。駆動ねじ体109及び被動ねじ体111は、直径がわずかに異なり、本実施例において駆動ねじ体109の直径が被動ねじ体111の直径よりも若干大きく形成され、螺合部112によって円周方向2箇所で噛み合っている。
前記駆動ねじ体109は、環状に形成された前記電動モータ55の軸心側に配置された回転駆動軸113にスプライン嵌合し、軸方向移動可能に回転係合支持された構成となっている。回転駆動軸113は、この回転駆動軸113の軸心側を貫通する前記回転軸5の外周に相対回転自在に支持されている。このように軸心側に重ねて各部材を配置することで、駆動力伝達系路の連結自由度を向上し、コンパクトなコルク伝達カップリングを構成することができる。駆動ねじ体109の端部には、フランジ部115が設けられ、前記押圧部材101の加圧受部107にニードルベアリング117を介して当接している。なお、回転駆動軸113は、モーターカバー部61にベアリングを介して支持される構成であっても良い。
前記被動ねじ体111は、駆動ねじ体109の外周に配置され、周方向に所定間隔で複数備えられている。各被動ねじ体111は、前記駆動ねじ体109に、例えば同一ピッチの一条ねじで螺合している。各被動ねじ体111は、軸119により前記ねじカバー部59に回転支持され、軸方向移動不能となっている。すなわちに被動ねじ体111の一方の端面は、軸119に取り付けられ、複数の被動ねじ体111の端面に当接し、かつ複数の軸119を一括して位置保持可能なプレート121で受けられ、同他方の端面はニードルベアリング123を介してねじカバー部59に受けられている。また、回転軸5の軸心から螺合部112までの半径方向距離より、回転軸5の軸心からクラッチ部51までの半径方向距離は大きくなるように、環状の押圧部材101は、半径方向に延設され、押圧力を伝達できる形状を成している。この場合、螺合部112の微妙な噛み合い振動が押圧部103までダイレクトに伝幡されるのを抑制でき、クラッチ締結特性が安定する。
前記電動モータ55は、出力軸として前記回転駆動軸113を備えている。回転駆動軸113と前記駆動ねじ体109とは、同軸に設けられている。前記電動モータ55或いは電動モータ55に連結する回転部材には、回転数又は回転角を検出するエンコーダが配置されている。このエンコーダにより電動モータ55の回転がフィードバック制御され、摩擦多板クラッチ71の締結制御を的確に行わせる。エンコーダの種類としては光学式エンコーダ、磁気式エンコーダが用いられる。光学式エンコーダは、モータ出力軸後部にスリット(円盤に窓を開けたもの)を固定し、フォトセンサでパルス数を検出することによりモータ回転数又は回転角を算出することができる。磁気式エンコーダは、ホールICの性質を利用し、リングマグネットの極数をパルス信号にて出力するため、検出−制御が容易となる。
なお、発生推力の大きさ、(クラッチ部51の押圧力の大きさ)は、電動モータ55へ付与される電流値の大小によっても調節できる。
[トルク断続]
前記摩擦多板クラッチ71が締結されていないとき、クラッチハウジング67及びクラッチハブ69間は相対回転可能である。従って、前記のようにエンジン39側から回転軸5に伝達されたトルクがクラッチハブ69に入力されてもトルクがクラッチハウジング67側に伝達されることはなく、トルク伝達カップリング1はトルクを伝達しない状態となっている。すなわち、前記のように前輪47,49の駆動による二輪駆動状態での走行を行うことができる。
前記電動モータ55を回転駆動すると、回転駆動軸113を介して駆動ねじ体109が一体に回転し、駆動ねじ体109に螺合する被動ねじ体111が連動回転する。駆動ねじ体109及び被動ねじ体111は、同一ピッチの一条ねじで螺合しているため、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111が同一径であるときは定位置で螺合回転する。
本実施例では、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111は、直径がわずかに異なり、駆動ねじ体109の直径が被動ねじ体111の直径よりも若干大きく形成されているため、一回転の周長差に応じて相互の軸方向位置がずれる。つまり、螺合部の相互のねじ面は滑り接触せず、転がり接触しながら、駆動ねじ体109と被動ねじ体111の軸方向相対位置がわずかに変位をするように進む。このことより、特別な減速機構造を用いることなく、電動モータ51のトルクを効率良く、大きな推力に変換することができる。このとき、被動ねじ体111はニードルベアリング123を介してねじカバー部59に受けられているため、被動ねじ体111の相互離間の反力が駆動ねじ体109に働き、推力を発生する。この推力により駆動ねじ体109が押圧部材101の押圧部103にニードルベアリング117を介して押圧力を付与する。この機構によれば、クラッチ部51を押圧するように軸方向移動する駆動ねじ体又は被動ねじ体のいずれか一方を軸方向に微妙に進めることができる。
前記押圧力の付与により押圧部材101が移動し、押圧部103を介してクラッチ部51の摩擦多板クラッチ71に押圧力を伝達する。この押圧力の伝達により摩擦多板クラッチ71がクラッチハウジング67の縦壁部73との間で締結される。従って、摩擦多板クラッチ71は、押圧部材101の押圧力に応じて摩擦係合力を発揮し、クラッチハブ69とクラッチハウジング67との間のトルク伝達を行わせる。
従って、回転軸5から伝達されたトルクは、クラッチハブ69から摩擦多板クラッチ71を介してクラッチハウジング67へ伝達される。クラッチハウジング67からは、結合軸部75を介してドライブピニオンシャフト7へトルクが伝達され、ドライブピニオンシャフト7から前記のようにして後輪15,17側へ出力される。これによって、前記のように前輪47,49及び後輪15,17の駆動による四輪駆動状態で走行することができる。
前記電動モータ55が停止されると、前記駆動ねじ体109の推力は無くなり、皿ばね105の付勢力又は駆動モータ55の逆回転作動により、押圧部材101等が元位置へ復帰移動する。この復帰移動により摩擦多板クラッチ71の締結が解除され、再び二輪駆動状態となる。
このように、本実施例では、電動モータ55により回転駆動を行わせると、差動ねじ機構53が螺合回転して推力を効率良く発生し、摩擦多板クラッチ71を締結することができ、大きなねじを使用するなどして力伝達の効率の良い締結を行わせることができる。また、差動ねじ機構53以外に減速機構を特に必要としないから、構造を簡単にすることができ、小型化、軽量化を図ることもできる。また、ピッチの大きなねじを使用しても、互の径を近づけることにより微妙な動きが可能となり、信頼性を向上できる。
なお、駆動ねじ体109の直径を被動ねじ体111の直径よりも若干小さく形成しても同様に締結動作させることができる。
図3は本発明の実施例2に係り、トルク伝達カップリングの断面図である。尚、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にAを付して説明する。
本実施例においては、差動ねじ機構53Aを構成する被動ねじ体111Aの端面とねじカバー部59Aとの間のニードルベアリングを省き、駆動ねじ体109の背後に回転受部125を配置し、回転受部125に被動ねじ体111Aを当接させる構成とした。
前記回転受部125は、ニードルベアリング127により回転可能に受けられ、ニードルベアリング127は、軸受レース129を介して前記ねじカバー部59の内周側の凹部131に支持されている。
前記回転受部125には、テーパー面133が設けられ、前記被動ねじ体109Aに設けられたテーパー面135が当接している。
そして、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111Aの螺合回転時にテーパー面133,135でスラスト力を受け、ねじカバー部59Aの凹部131側に働く力の反力として駆動ねじ体109に推力を働かせることができる。
従って、本実施例でも、電動モータ55の回転駆動調整及び断続によりクラッチ部51の締結力調整及び締結断続を行わせることができ、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111Aの螺合部に対し軸方向にテーパー面133,135を配置することで、ねじカバー部59Aに対する反力として駆動ねじ体109に推力を確実に働かせることができる。
図4は本発明の実施例3に係り、トルク伝達カップリングの断面図である。尚、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にBを付して説明する。
本実施例においては、差動ねじ機構53Bを構成する被動ねじ体111Bをキャリヤ137に回転支持し、被動ねじ体111B及びキャリヤ137が軸方向移動してクラッチ部51に締結力を付与する構成とした。
前記キャリヤ137は、一対のキャリヤプレート139,141とキャリヤピン143とから成っている。キャリヤピン143に被動ねじ体111Bが回転自在に支持されている。被動ねじ体111Bとキャリヤプレート139間には、ニードルベアリング145が介設されている。
前記キャリヤプレート139の外周部には、ばねプレート147が取り付けられ、該ばねプレート147は、ねじカバー部59Cに固定されている。ばねプレート147の撓みによりキャリヤプレート139は軸方向へ移動可能であり、且つばねプレート147のねじカバー部59Bへの固定によりキャリヤプレート139は回転不能となっている。このキャリヤプレート139の内周部が、押圧部材101の加圧受部107にニードルベアリング117を介して当接している。
前記被動ねじ体111Bが螺合する駆動ねじ体109Bは、回転駆動軸113にスプライン嵌合し、ニードルベアリング149を介してねじカバー部59Bに軸方向に受けられている。
なお、ねじカバー部59Bは、ボルト151によりモーターカバー部61に締結結合されている。
そして、駆動ねじ体109B及び被動ねじ体111Bの螺合回転時に二ドルベアリング149を介してねじカバー部59B側がスラスト力を受け、その反力として被動ねじ体111B及びキャリヤ137に推力が働いて軸方向移動する。この軸方向移動によりキャリヤプレート139からニードルベアリング117を介して押圧部材101が移動し、クラッチ部51に締結力を付与する。
従って、本実施例でも、電動モータ55の回転駆動調整及び断続によりクラッチ部51の締結力調整及び締結断続を行わせることができ、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、押圧部材101の押圧部103及び加圧受部107間の寸法を短くすることができ、押圧力の伝達をより確実に行い、押圧部材101の薄板化も可能である。
図5は本発明の実施例4に係り、(a)はトルク伝達カップリングの断面図、(b)は、差動ねじ機構の断面図である。尚、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明する。
本実施例においては、差動ねじ機構53Cを、駆動ねじ体109と固定ねじ体151と被動ねじ体153とで構成した。駆動ねじ体109は、実施例1と同様に回転駆動軸113に軸方向移動可能に回転係合支持されている。固定ねじ体151は、駆動ねじ体109の外周に配置されねじカバー部59Cにスプライン係合している。被動ねじ体153は、駆動ねじ体109及び固定ねじ体151に螺合している。各被動ねじ体153は、リング状のプレート155により結合支持されている。
そして、前記駆動ねじ体109の回転駆動により被動ねじ体153が駆動ねじ体109及び固定ねじ体151間で螺合回転し駆動ねじ体109が軸方向移動して前記クラッチ部51に締結力を付与する。
従って、本実施例でも、電動モータ55の回転駆動調整及び断続によりクラッチ部51の締結力調整及び締結断続を行わせることができ、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、前記噛み合い回転により駆動ねじ体109をより迅速に軸方向移動させることができ、締結力調整、締結断続のレスポンスを向上させることができる。
図6は本発明の実施例5に係り、トルク伝達カップリングの断面図である。尚、図5と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号のCをDに代えて説明する。
本実施例においては、差動ねじ機構53Dを、実施例4の差動ねじ機構53Cとほぼ同様の構成とし、固定ねじ体151D及び被動ねじ体153D間に、推力を反力として発生するために力を受けるテーパー面157,159を設けた。
従って、実施例4と同様な作用効果を奏する他、螺合回転時に被動ねじ体153Dをテーパー面157,159により固定ねじ体151D側で確実に受けることができ、クラッチ部51に締結力をより確実に付与することができる。
図7は本発明の実施例6に係り、トルク伝達カップリングの断面図である。尚、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にEを付して説明する。
本実施例においては、差動ねじ機構53Eは、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111Eからなっている。駆動ねじ体109は、実施例1と同様に回転駆動軸113に軸方向移動可能に回転係合支持されている。被動ねじ体111E
は、駆動ねじ体109に偏心して螺合し軸方向移動不能に回転支持されている。被動ねじ体111Eは、ニードルベアリング161を介してねじカバー部59Eに軸方向に受けられている。被動ねじ体111Eの外周は、ニードルベアリング163により回転可能に受けられ、ニードルベアリング163は、軸受レース165を介してねじカバー部59Eに支持されている。
そして、駆動ねじ体109及び被動ねじ体111Eの螺合回転時にニードルベアリング161を介してねじカバー部59E側がスラスト力を受け、その反力として駆動ねじ体109に推力が働いて軸方向移動する。この軸方向移動によりニードルベアリング117を介して押圧部材101が移動し、クラッチ部51に締結力を付与する。
従って、本実施例でも、電動モータ55の回転駆動調整及び断続によりクラッチ部51の締結力調整及び締結断続を行わせることができ、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。また、本実施例では、被動ねじ体111Eの偏心により径方向一側のスペースに余裕を持たせることが可能となる。
なお、上記各実施例では、各トルク伝達装置を後輪側デファレンシャル装置3のドライブピニオンシャフト7に結合配置したが、図8〜図11のように配置することもできる。なお、図8〜図11において、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にF〜Iを付して説明する。
図8は、リヤエンジン・リヤライブベース(RRベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図であり、図8では、トルク伝達カップリング1Fa,1Fbが、フロントデファレンシャル装置35Fと左右アクスルシャフト43F,45Fとの間に配置されている。トルク伝達カップリング1Fa,1Fbの各回転軸5は、例えばリヤデファレンシャル装置35Fのサイドギヤに結合され、各結合軸部75に左右アクスルシャフト43F,45F側が結合される。
従って、エンジン39Fからトランスミッション41Fを介してリヤデファレンシャル装置3Fにトルクが入力されると、一方ではアクスルシャフト11F,13Fを介し左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。また他方では、トランスファ25F、プロペラシャフト21を介してフロントデファレンシャル装置35Fへトルク伝達が行われる。
前記フロントデファレンシャル装置35Fからは、トルク伝達カップリング1Fa,1Fbの伝達トルクの調整に応じて左右のアクスルシャフト43F,45Fを介して、左右の前輪47,49へトルク伝達が行われ、後輪47,49のスリップ状態等に応じて後輪47,49へ的確なトルク伝達を行わせることができる。
図9は、フロントエンジン・フロントドライブの二輪駆動車のスケルトン平面図であり、図9では、トルク伝達カップリング1Gを発進クラッチとして配置した。トランスミッション41Gは、エンジン39の出力トルクをトルク伝達カップリング1G、ベルト式の無断変速機構(CVT)167を介してフロントデファレンシャル装置35Gへ伝達するようになっている。
従って、エンジン39Gからトルク伝達装置1G、ベルト式の無断変速機構(CVT)167を介してフロントデファレンシャル装置35Gへトルク伝達が行われる。フロントデンファレンシャル装置35Gからは、左右アクスルシャフト43,35を介して左右前輪47,49へトルク伝達が行われる。
こうして、トルク伝達カップリング1Gの発進クラッチとしての伝達トルクの調整に応じてエンジン39Gから左右前輪47,49へトルク伝達が行われ、前輪47,49の二輪駆動状態で発進走行及び通常走行を行わせることができる。
図10は、減速駆動装置にトルク伝達装置を適用した電動モータアシスト式の四輪駆動車のスケルトン平面図である。図10では、主駆動源としての内燃機関であるエンジン39と副駆動源としての電動モータ169とを備えている。エンジン39は本実施例において、左右の前輪47,49を駆動し、電動モータ169は同左右の後輪15,17をアシスト駆動する駆動源となっている。但し、前輪を副駆動源の電動モータ169で駆動し、後輪15,17を主駆動源のエンジン39で駆動する構成にすることもできる。
前記エンジン39の出力は、トランスミッション41を介してフロントデファレンシャル装置35に入力されるようになっている。フロントデファレンシャル装置35には、左右のアクスルシャフト43,45を介して、前記前輪47,49が連動連結されている。
前記電動モータ169の出力は、減速駆動装置171に入力されるようになっている。減速駆動装置171にはトルク伝達装置1Hが設けられ、減速駆動装置171の出力をリヤデンファレンシャル装置3に伝達するようになっている。リヤデンファレンシャル装置3Hには、左右のアクスルシャフト11H,13Hを介して、左右の後輪11,13が連動連結されている。トルク伝達装置1Hは、回転軸5が例えば減速駆動装置171側に連結され、結合軸部75がリヤデファレンシャル装置3のデフケースに結合される。
前記電動モータ169は、バッテリ173から給電されるようになっている。バッテリ173には、エンジン39の出力回転時に発電するジェネレータ175(又はモータージェネレータ)によって給電され、車両の減速時等においては、前記ジェネレータ175の発電電力がバッテリ173に充電されるようになっている。
従って、通常走行時は、エンジン39の駆動によってトランスミッション41を介しフロントデファレンシャル装置35にトルクが伝達される。フロントデファレンシャル装置35から左右のアクスルシャフト43,45を介して、左右の前輪47,49にトルク伝達が行われる。
また、エンジン39の回転によるジェネレータ175の発電によって、バッテリ173が充電され、バッテリ173から電動モータ169に給電が行われ、電動モータ169の出力が減速駆動装置171に伝達される。減速駆動装置171からは、トルク伝達装置1Hの伝達トルクの調整によりリヤデファレンシャル装置3Hへトルク伝達が行われ、リヤデファレンシャル装置3Hから左右のアクスルシャフト11H,13Hを介して、左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。
従って、自動車1は、エンジン39による前輪47,49の駆動と、電動モータ169による後輪15,17の補助的な駆動とによって四輪駆動状態で走行することができる。
図11は、フロントエンジン・リヤドライブベース(FRベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図であり、図11では、トルク伝達カップリング1Iをトランスファ25Iに断続機構として配置した。トルク伝達装置1Iの回転軸5はリヤ側へのプロペラシャフト21に直結状態で結合されている。トルク伝達装置1Iのクラッチハウジング67にスプロケット177が取り付けられ、該スプロケット177と前輪側のプロペラシャフト179へ出力するスプロケット181との間にチェーン183が巻回されている。
従って、エンジン39Iからトランスミッション41Iを介してトランスファ25Iにトルクが入力されると一方ではリヤデファレンシャル装置3I、アクスルシャフト11I,13Iを介して左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。また他方では、トランスファ25I、トルク伝達装置1I、スプロケット177,チェーン183、スプロケット181を介して前輪側のプロペラシャフト179へトルクが伝達される。プロペラシャフト179からはフロントデファレンシャル装置35I、左右アクスルシャフト43I,45Iを介して左右前輪47,49へトルク伝達が行われる。
こうして、トルク伝達カップリング1Iの伝達トルクの調整に応じて前輪47,49へもトルクが伝達され、前輪47,49のみの二輪駆動又は前後輪47,49,15,17による四輪駆動で走行することができる。
クラッチ部51は、多板摩擦クラッチに限定されることなく、コーンクラッチなどの他の摩擦クラッチや一対の噛み合い歯から成るクラッチでも良い。
トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 (a)は、トルク伝達カップリングの断面図、(b)は、差動ねじ機構の断面図である(実施例1)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例2)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例3)。 (a)は、トルク伝達カップリングの断面図、(b)は、差動ねじ機構の断面図である(実施例4)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例5)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例6)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜6)。 トルク伝達カップリングの配置を示す二輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜6)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜6)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜6)。
符号の説明
1,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1I トルク伝達カップリング(トルク伝達装置)
51 クラッチ部
53,53A,53B,53C,53D,53E 差動ねじ機構
55 電動モータ(回転アクチュエータ)
109,109B 駆動ねじ体
111,111A,111B,111E,153,153D 被動ねじ体
125 回転受部
133,135,157,159 テーパー面
137 キャリヤ
151 固定ねじ体

Claims (9)

  1. 押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部と、
    回転入力を推力に変換して前記クラッチ部に押圧力を付与する差動ねじ機構と、
    前記回転入力を行う回転アクチュエータとを備えた
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記差動ねじ機構は、前記回転アクチュエータ側の回転駆動軸に軸方向移動可能に回転係合支持された駆動ねじ体及び該駆動ねじ体に螺合し軸方向移動不能に回転支持された被動ねじ体からなり、
    前記駆動ねじ体及び被動ねじ体の螺合回転により該駆動ねじ体が軸方向移動して前記クラッチ部に締結力を付与する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  3. 請求項2記載のトルク伝達装置であって、
    前記被動ねじ体は、テーパー面でスラスト力を受け前記推力を反力として発生する回転可能な回転受部に当接する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  4. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記差動ねじ機構は、前記回転アクチュエータ側の回転駆動軸に回転係合支持された駆動ねじ体及び該駆動ねじ体に螺合し軸方向移動可能且つ回転不能なキャリヤに回転支持された被動ねじ体とからなり、
    前記駆動ねじ体及び被動ねじ体の螺合回転により被動ねじ体及びキャリヤが軸方向移動して前記クラッチ部に締結力を付与する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  5. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記差動ねじ機構は、前記回転アクチュエータ側の回転駆動軸に軸方向移動可能に回転係合支持された駆動ねじ体と該駆動ねじ体の外周に配置された固定ねじ体と駆動ねじ体及び固定ねじ体に螺合した被動ねじ体とからなり、
    前記駆動ねじ体の回転駆動により被動ねじ体が駆動ねじ体及び固定ねじ体間で螺合回転し駆動ねじ体が軸方向移動して前記クラッチ部に締結力を付与する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  6. 請求項5記載のトルク伝達装置であって、
    前記固定ねじ体及び被動ねじ体間に、前記推力を反力として発生するために力を受けるテーパー面を設けた
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  7. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記差動ねじ機構は、前記回転アクチュエータ側の回転駆動軸に軸方向移動可能に回転係合支持された駆動ねじ体及び該駆動ねじ体に偏心して螺合し軸方向移動不能に回転支持された被動ねじ体とからなり、
    前記駆動ねじ体及び被動ねじ体の螺合回転により該駆動ねじ体が軸方向移動して前記クラッチ部に締結力を付与する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  8. 請求項1のトルク伝達装置であって、
    前記アクチュエータは環状に形成され、該アクチュエータの軸心側に前記回転駆動軸を配置し、該回転駆動軸の軸心側にトルク伝達を行う前記回転部材が貫通する
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  9. 請求項1のトルク伝達装置であって、
    前記差動ねじ機構の螺合部は環状の押圧部材を介して前記クラッチ部へ押圧力を付与し、前記螺合部より前記クラッチ部のほうが外径側に配置されている
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
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