JP2010254230A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動力伝達装置において、装置の小型化を可能とする。
【解決手段】エンジン11と各モータジェネレータ15,16の駆動力を駆動輪13に伝達する駆動力伝達経路を有するハイブリッド車両を構成し、この駆動力伝達経路上であって、モータジェネレータ15におけるロータ15cの内側にトルクリミッタ機構31を配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンと電気モータとを動力源として走行可能なハイブリッド車両において、エンジンや電気モータの駆動力を駆動輪に伝達するとき、その駆動力伝達経路で発生したトルク変動を吸収可能なトルクリミッタ機構を有する駆動力伝達装置に関するものである。
一般的なハイブリッド車両では、運転状態に応じてエンジン及び電気モータの駆動と停止を制御することにより、電気モータのトルクだけで車輪を駆動したり、エンジンと電気モータの両者のトルクにより車輪を駆動するようにしており、電気モータはバッテリに蓄積された電力により駆動することができ、このバッテリのエネルギが低下したときには、エンジンを駆動してバッテリの充電を行うようにしている。
このハイブリッド車両は、エンジンと、ダンパ装置を介して伝達されるエンジン出力を第1モータジェネレータ(発電機)及び駆動輪側に機械的に分配する遊星歯車機構と、駆動輪側に回転力を加える第2モータジェネレータ(電動機)とを有している。そして、このエンジン、ダンパ装置、遊星歯車機構、第1モータジェネレータが同一軸線上において軸方向に並んで配設されていると共に、第2モータジェネレータはダンパ装置及び遊星歯車機構の外周側に同心に配設されている。
上述したハイブリッド車両におけるダンパ装置には、エンジンや電気モータの駆動力を駆動輪に伝達するとき、その駆動力伝達経路で発生したトルク変動を吸収可能なトルクリミッタ機構が設けられている。このようなトルクリミッタ機構をダンパ装置に配置したものとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
この特許文献1に記載されたトルク変動吸収装置は、フライホイールの外周部、つまり、ダンパ部としてのコイルスプリングの外周側にトルクリミッタを配置し、このトルクリミッタを摩擦材と板ばねなどにより構成している。
また、下記特許文献2に記載された駆動力配分装置では、遊星歯車機構においてモータトルクの入力要素を構成するプラネタリキャリヤとモータとの間、つまり、その間に介在された減速機構とモータとの間に、予め設定された所定のトルク範囲内においてトルク伝達可能な摩擦クラッチを設けている。
特開2004−019834号公報 特開2008−064281号公報
ところが、特許文献1のトルク変動吸収装置にあっては、トルクリミッタがフライホイールの外周部に配置されていることから、トルク伝達のために摩擦材の外径が大きなものとなり、大型化や高コスト化を招いてしまう。また、トルクリミッタがダンパ部の外周側に配置されることで、コイルスプリングの配置スペースが限定され、ダンパ装置の性能に制約を受けてしまう。
また、特許文献2に記載された駆動力配分装置にあっては、特許文献1のトルク変動吸収装置に比べて、径方向に小型することができるものの、軸方向には大型化してしまい、更なる小型化が望まれている。
本発明は、このような問題を解決するためのものであって、装置の小型化を可能とする駆動力伝達装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の駆動力伝達装置は、エンジンと電気モータの駆動力を駆動輪に伝達する駆動力伝達経路を有するハイブリッド車両において、前記駆動力伝達経路上であって、前記電気モータにおけるロータの内側にトルクリミッタ機構が配置される、ことを特徴とするものである。
本発明の駆動力伝達装置では、前記ハイブリッド車両は、前記電気モータとして、前記エンジンの出力の少なくとも一部を用いて発電可能な発電機と、該発電機からの電力供給を受けて回転可能な電動機とを有し、前記エンジンの出力を前記駆動輪及び前記発電機に動力伝達すると共に前記電動機の出力を前記駆動輪に動力伝達する動力分配機構が設けられ、前記トルクリミッタ機構は、前記発電機の出力軸に設けられることを特徴としている。
本発明の駆動力伝達装置では、前記動力分配機構は、外歯歯車のサンギアと、該サンギアと同心円上に配置された内歯歯車のリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアに噛合する複数のピニオンギアと、前記複数のピニオンギアを自転自在及び公転自在に保持するキャリアとを有し、前記キャリアに前記エンジンの出力軸が連結され、前記サンギアに前記発電機の出力軸が連結され、前記リングギアに前記電動機の出力軸が連結され、前記トルクリミッタ機構は、前記発電機と前記サンギアとの間に介装されることを特徴としている。
本発明の駆動力伝達装置では、前記エンジンに連結されるインプットシャフトの外周部に前記サンギアに連結される円筒形状をなすロータシャフトが回転自在に配設され、該ロータシャフトの外周側に前記ロータが配置され、前記ロータシャフトと前記ロータとの間に前記トルクリミッタ機構が配置されることを特徴としている。
本発明の駆動力伝達装置では、前記トルクリミッタ機構は、前記ロータシャフトと前記ロータのいずれか一方に設けられる摩擦材と、該摩擦材を前記ロータシャフトと前記ロータのいずれか他方に押圧する押圧機構とを有することを特徴としている。
本発明の駆動力伝達装置では、前記トルクリミッタ機構は、前記ロータシャフトと前記ロータの間に介装されるトルクカム機構と、該トルクカム機構を作用させる押圧機構とを有することを特徴としている。
本発明の駆動力伝達装置では、前記ロータシャフトと前記ロータとの間に、前記トルクリミッタ機構と軸方向に対向してベアリングが配置されることを特徴としている。
本発明の駆動力伝達装置によれば、エンジンと電気モータの駆動力を駆動輪に伝達する駆動力伝達経路を有するハイブリッド車両にて、この駆動力伝達経路上における電気モータのロータの内側にトルクリミッタ機構を配置している。従って、径方向及び軸方向に対する大型化を抑制して装置を小型化することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図である。 図2は、実施例1の駆動力伝達装置が適用されたハイブリッド車両の概略構成図である。 図3は、本発明の実施例2に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図である。 図4は、本発明の実施例3に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図である。 図5は、実施例3の駆動力伝達装置における摩擦材を表す詳細図である。 図6は、本発明の実施例4に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図である。
以下に、本発明に係る駆動力伝達装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図、図2は、実施例1の駆動力伝達装置が適用されたハイブリッド車両の概略構成図である。
実施例1の駆動力伝達装置が適用されたハイブリッド車両において、図2に示すように、11はエンジン(内燃機関)、12はトランスアクスル、13は駆動輪である。従って、このエンジン11の出力軸であるクランクシャフト11aを回転駆動すると、その駆動力がトランスアクスル12を介して各駆動輪13に伝達され、各駆動輪13が回転することでハイブリッド車両が前進または後退することができる。
トランスアクスル12は、ダンパ14と、主に発電機として機能する第1モータジェネレータ(MG1)15と、主に電動機として機能する第2モータジェネレータ(MG2)16と、動力分配機構17と、変速機構18と、デファレンシャル19とから構成されている。この場合、第1モータジェネレータ15と第2モータジェネレータ16が、本発明の電気モータとして機能する。
第1、第2モータジェネレータ15,16は、インプットシャフト21と同軸上に位置するロータシャフト15a,16aにそれぞれ外装固定されるロータと、トランスアクスル12のケースにロータに対して非接触で対向する状態で固定配置されるステータとにより構成されている。動力分配機構17は、シングルピニオンタイプの遊星歯車機構を有する構成であり、エンジン11及び第2モータジェネレータ16の少なくとも一方から出力される駆動力を、カウンタドライブギア22、カウンタドリブンギア23からドライブピニオンシャフト24を介してファイナルギア25に伝達し、更にデファレンシャル19に伝達する。
変速機構18は、シングルピニオンタイプの遊星歯車機構を有する構成であり、エンジン11及び第2モータジェネレータ16の少なくとも一方から出力される駆動力を所定の減速比で減速して、カウンタドライブギア22、カウンタドリブンギア23からドライブピニオンシャフト24を介してファイナルギア25に伝達し、更にデファレンシャル19に伝達する。つまり、この変速機構18は、遊星歯車機構を減速機として利用する形態で構成されている。
デファレンシャル19は、ツーピニオンタイプであり、ファイナルギア25から入力される動力を必要に応じ、ドライブシャフト26を介して左右の駆動輪13に分配して伝達するものである。そして、上述したようなトランスアクスル12の各構成要素を収納するケース内には、潤滑必要部分を潤滑するためのオイルが封入されている。
このように構成された実施例1のハイブリッド車両では、エンジン11と第1、第2モータジェネレータ15,16の駆動力を駆動輪13に伝達する駆動力伝達経路が構成されており、この駆動力伝達経路上であって、第1モータジェネレータ15におけるロータの内側にトルクリミッタ機構31が配置されている。具体的には、トルクリミッタ機構31は、第1モータジェネレータ15のロータシャフト(出力軸)15aに設けられる。なお、ここで、駆動力伝達経路とは、クランクシャフト11a、インプットシャフト21、ロータシャフト15a,16a、動力分配機構17、変速機構18、カウンタドライブギア22、カウンタドリブンギア23、ドライブピニオンシャフト24、ファイナルギア25、ドライブシャフト26等により構成されている。
即ち、図1に示すように、第1モータジェネレータ15にて、インプットシャフト21の外周部には、円筒形状をなすロータシャフト15aが相対回転自在に配置され、トランスアクスル12における中空形状をなすケース12aには、一対のベアリング32a,32bを介してこのロータシャフト15aが回転自在に支持されている。一方、トランスアクスル12のケース12a内には、リング形状をなすステータ15bが複数の固定ボルト12bにより固定され、このステータ15bの内側で、且つ、ロータシャフト15aの外側に位置してロータ15cが配置されている。そして、ロータシャフト15aとロータ15cとの間にトルクリミッタ機構31が介装されている。
動力分配機構17は、サンギア27と、リングギア28と、複数のピニオンギア29と、キャリア30とを有している。サンギア27は、外歯歯車であって、このサンギア27と同心円上に内歯歯車のリングギア28が配置されている。サンギア27とリングギア28との間には、このサンギア27に噛合すると共にリングギア28に噛合する複数のピニオンギア29が配置されている。そして、複数のピニオンギア29を自転、且つ、公転自在に保持するキャリア30が、各ギア27,28,29の軸方向における両側に設けられている。この場合、動力分配機構17は、サンギア27とリングギア28とキャリア30とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。
このように構成された動力分配機構17にて、キャリア30にはインプットシャフト21の端部が一体に連結され、サンギア27には第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aの端部が一体に連結されている。また、リングギア28には変速機構18を介して第2のモータジェネレータ16が連結されている。そして、トルクリミッタ機構31は、第1モータジェネレータ15とサンギア27との間、具体的には、ロータ15cとロータシャフト15aとの間に介装されている。
そして、第1モータジェネレータ15が発電機として機能するときには、キャリア30から入力されるエンジン11からの動力をサンギア27側とリングギア28側にそのギア比に応じて分配し、第1モータジェネレータ15が電動機として機能するときにはキャリア30から入力されるエンジン11からの動力とサンギア27から入力される第1モータジェネレータ15からの動力を統合してリングギア28側に出力する。リングギア28に出力された動力は、変速機構18を介して出力される。
トルクリミッタ機構31にて、ロータシャフト15aは、外周部に円盤形状をなすフランジ33が一体に形成されている。一方、ロータ15cは、その内周側にコ字断面形状をなすブラケット34が固定されており、このブラケット34の内周部に円盤形状をなす摩擦フランジ35が一体に形成されており、この摩擦フランジ35がロータシャフト15aのフランジ35と軸方向に対向して配置されている。
また、ロータシャフト15aは、外周部にスプライン36を介してリング形状をなす2つの支持プレート37,38が連結されている。この場合、各支持プレート37,38は、ロータシャフト15aに対して、スプライン36により軸方向には相対移動可能で、周方向には一体回転可能となっている。一方、ロータ15cは、ブラケット34の内周部にプライン39を介してリング形状をなす摩擦プレート40が連結されている。この場合、支持プレート40は、ロータ15cに対して、スプライン39により軸方向には相対移動可能で、周方向には一体回転可能となっている。
この場合、支持プレート37は摩擦フランジ35に対向して配置され、摩擦プレート40は、各支持プレート37,38の間に位置して両者に対向して配置されている。摩擦フランジ35及び摩擦プレート40は、表面が所定の摩擦係数を有する摩擦材として機能する。
ロータシャフト15aは、外周部にリング形状をなす支持プレート41が遊嵌され、支持プレート38,41との間に皿ばね42が介装されている。そして、ロータシャフト15aは、外周部にねじ部43が形成され、このねじ部43に押圧ねじ44が螺合している。この皿ばね42は、押圧機構として機能する。
ロータシャフト15aの軸方向に沿って、フランジ33、摩擦フランジ35、支持プレート37、摩擦プレート40、支持プレート38、皿ばね42、支持プレート41、押圧ねじ44が順に組みつけられている。そのため、押圧ねじ44をロータシャフト15aのねじ部43に螺合してフランジ33側に移動することで、皿ばね42が弾性変形し、フランジ33と摩擦フランジ35と支持プレート37と摩擦プレート40と支持プレート38を所定の押圧力で押圧させることができる。
即ち、押圧ねじ44の締付け力によりフランジ33と摩擦フランジ35と支持プレート37と摩擦プレート40と支持プレート38の押圧力、つまり、摩擦係合力が決定することから、これによりトルクリミッタ機構31が作動する作動トルクを設定することができる。
ここで、実施例1に係る駆動力伝達装置の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、エンジン11からの過大トルクが発生したとき、この過大トルクは、インプットシャフト21から動力分配機構17を介してトルクリミッタ機構31に入力する。また、駆動輪13(路面)からの過大トルクが発生したとき、この過大トルクは、変速機構18から動力分配機構17を介してトルクリミッタ機構31に入力する。この場合、動力分配機構17におけるギア比をρ(サンギア27の歯数/リングギア28の歯数)とすると、第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aには、インプットシャフト21のρ(1+ρ)倍のトルクが入力する。このとき、インプットシャフト21と各ロータシャフト15a,16aが捩れることで過大トルクを吸収すると共に、トルクリミッタ機構31により吸収することができる。即ち、フランジ33と摩擦フランジ35と支持プレート37と摩擦プレート40と支持プレート38との間で滑りが発生することで、過大トルクを吸収することができる。
車両が悪路を全開走行したり、急制動したりするときにインプットシャフト21に過大トルクが入力する。従来は、インプットシャフト21に設けたトルクリミッタ機構によりこの過大トルクを吸収するが、実施例1では、ロータシャフト15a側に設けたトルクリミッタ機構31によりこの過大トルクを吸収することとなり、適正に過大トルクを吸収することができると共に、動力分配機構17のギア比により一部の過大トルクが吸収されることで、トルクリミッタ機構31の小型化が図れる。
また、第1モータジェネレータ15は、最高トルクを出力するとき、その反力を受け持つことから、ロータシャフト15aのトルクは、前述と同様に、インプットシャフト21のρ(1+ρ)倍のトルクとなる。つまり、ロータシャフト15aはインプットシャフト21より小さいトルクを伝達することができればよく、この点でもトルクリミッタ機構31の小型化が図れる。
また、トルクリミッタ機構31がトランスアクスル12内に配置するため、湿式を採用することが可能となり、さびの発生や摩擦係数のばらつきが低減され、安定した性能を確保でき、信頼性が向上する。また、ダンパ14にトルクリミッタ機構が不要となり、ダンパ14の小型化が可能となる。そして、エンジン11とデファレンシャル19との軸間距離の制約が緩和され、ギアトレーンにおける設計の自由度が向上する。
このように実施例1の駆動力伝達装置にあっては、エンジン11と各モータジェネレータ15,16の駆動力を駆動輪13に伝達する駆動力伝達経路を有するハイブリッド車両を構成し、この駆動力伝達経路上であって、第1モータジェネレータ15におけるロータ15cの内側にトルクリミッタ機構31を配置している。
従って、駆動力伝達経路の一部を構成するインプットシャフト21における軸方向のスペースを延長することなく、また、ロータ15cの内側にある空間を効率的に利用してトルクリミッタ機構31を配置することができ、径方向及び軸方向に対する大型化を抑制して装置を小型化することができる。
また、実施例1の駆動力伝達装置では、ハイブリッド車両を、主に発電機として機能する第1モータジェネレータ15と、主に電動機として機能する第2モータジェネレータ16と、動力分配機構17とを設けて構成し、トルクリミッタ機構31を第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aとロータ15cとの間に設けている。従って、ロータシャフト15aとロータ15cとの間にある有効的な空間を利用してトルクリミッタ機構31を配置することで、装置の大型化を抑制することができる。
また、実施例1の駆動力伝達装置では、動力分配機構17を、サンギア27と、このサンギア27と同心円上に配置されたリングギア28と、サンギア27及びリングギア28に噛合する複数のピニオンギア29と、複数のピニオンギア29を自転自在及び公転自在に保持するキャリア30により構成し、キャリア30にインプットシャフト21を連結し、サンギア27にロータシャフト15aを連結し、リングギア28にロータシャフト16を連結し、トルクリミッタ機構31をロータシャフト15aとロータ15aとの間に設けている。従って、ロータシャフト15aとロータ15aとサンギア27の間にある有効的な空間を利用してトルクリミッタ機構31を配置することで、装置の大型化を抑制することができる。
また、実施例1の駆動力伝達装置では、インプットシャフト21の外周部にサンギア27に連結されるロータシャフト15aを回転自在に配設し、ロータシャフト15aの外周側にロータ15cを配置し、ロータシャフト15aとロータ15cとの間にトルクリミッタ機構31を配置している。従って、ロータシャフト15aとロータ15cとトルクリミッタ機構31を効率的に配置することで、構造の簡素化を可能とすることができる。
また、実施例の駆動力伝達装置では、トルクリミッタ機構31として、ロータ15c側に摩擦フランジ35及び摩擦プレート40を設け、ロータシャフト15a側に支持プレート37,38を設け、摩擦フランジ35及び摩擦プレート40と支持プレート37,38を交互に配置した状態で押圧する押圧機構として皿ばね42を設け、押圧ねじ44により支持している。従って、皿ばね42及び押圧ねじ44により過大トルクの限界値を容易に設定することができる。
図3は、本発明の実施例2に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2のハイブリッド車両では、図2及び図3に示すように、エンジン11と第1、第2モータジェネレータ15,16の駆動力を駆動輪13に伝達する駆動力伝達経路が構成されており、この駆動力伝達経路上であって、第1モータジェネレータ15におけるロータの内側にトルクリミッタ機構51が配置されている。具体的には、トルクリミッタ機構51は、第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aとロータ15cの間に介装されている。
このトルクリミッタ機構51にて、ロータシャフト15aは、外周部にフランジ33が一体に形成されている。一方、ロータシャフト15aは、外周部にスプライン36を介してリング形状をなす2つの支持プレート37,38が連結されている。また、ロータ15cは、ブラケット34の内周部にこの場合、フランジ33及び支持プレート37,38と、摩擦プレート35a,40とは交互に配置されている。なお、摩擦プレート35a,40は、表面が所定の摩擦係数を有する摩擦材として機能する。プラライン39を介してリング形状をなす摩擦プレート35a,40が連結されている。
ロータシャフト15aは、外周部にリング形状をなす支持プレート41が遊嵌され、支持プレート38,41との間に皿ばね42が介装されている。そして、ロータシャフト15aは、外周部にねじ部43が形成され、このねじ部43に押圧ねじ44が螺合しており、この押圧ねじ44をロータシャフト15aのねじ部43に螺合してフランジ33側に移動することで、皿ばね42が弾性変形し、フランジ33と摩擦プレート35aと支持プレート37と摩擦プレート40と支持プレート38を所定の押圧力で押圧させることができる。
また、ロータシャフト15aとロータ15cとの間であって、トルクリミッタ機構51とロータシャフト15aの軸方向に対向してベアリング52が配置されている。このベアリング52は、内輪52aがロータシャフト15aに固定され、外輪52bがロータ15cに固定され、内輪52aと外輪52bとの間に複数のボール52cが介装されて構成されている。なお、このベアリング52にて、内輪52aと外輪52bとの間に介装された複数のボール52cに代えて複数のローラとし、ローラベアリングとしてもよい。
ここで、実施例2に係る駆動力伝達装置の作用について説明する。
エンジン11からの過大トルクが発生したとき、この過大トルクは、インプットシャフト21から動力分配機構17を介してトルクリミッタ機構51に入力する。また、駆動輪13(路面)からの過大トルクが発生したとき、この過大トルクは、変速機構18から動力分配機構17を介してトルクリミッタ機構51に入力する。このとき、インプットシャフト21と各ロータシャフト15a,16aが捩れることで過大トルクを吸収すると共に、トルクリミッタ機構51により吸収することができる。即ち、フランジ33と摩擦プレート35aと支持プレート37と摩擦プレート40と支持プレート38との間で滑りが発生することで、過大トルクを吸収することができる。
また、トルクリミッタ機構51における軸方向に対向してベアリング52が配置されていることで、第1モータジェネレータ15にて、ロータシャフト15aとロータ15cとの間隔が適正に維持されると共に、軸心ずれが防止される。
このように実施例2の駆動力伝達装置にあっては、第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aとロータ15cとの間にトルクリミッタ機構51を配置し、トルクリミッタ機構51における軸方向に対向してベアリング52を配置している。
従って、駆動力伝達経路の一部を構成するインプットシャフト21における軸方向スペースを延長することなく、また、ロータ15cの内側にある空間を効率的に利用してトルクリミッタ機構51を配置することができ、径方向及び軸方向に対する大型化を抑制して装置を小型化することができる。また、ベアリング52によりロータシャフト15aとロータ15cとの軸心ずれを防止することができ、第1モータジェネレータ15における回転バランスを適正に維持して所定の駆動力を確保することができる。
図4は、本発明の実施例3に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図、図5は、実施例3の駆動力伝達装置における摩擦材を表す詳細図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3のハイブリッド車両では、図2及び図4に示すように、エンジン11と第1、第2モータジェネレータ15,16の駆動力を駆動輪13に伝達する駆動力伝達経路が構成されており、この駆動力伝達経路上であって、第1モータジェネレータ15におけるロータの内側にトルクリミッタ機構51が配置されている。具体的には、トルクリミッタ機構51は、第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aとロータ15cの間に介装されている。
なお、このトルクリミッタ機構51は、上述した実施例2と同様の構成及び作用であることから、詳細な説明は省略する。
このトルクリミッタ機構51にて、インプットシャフト21には、その軸中心位置に軸方向に沿って第1潤滑孔21aが形成されると共に、第1潤滑孔21aから外周面に貫通する径方向に沿った第2潤滑孔21b,21cが周方向に所定間隔で複数形成されている。また、ロータシャフト15aには、内周面から外周面における摩擦プレート35aの内周部に向けて貫通する径方向に沿った第1潤滑孔55が周方向に所定間隔で複数形成されると共に、内周面から外周面における摩擦プレート40の内周部に向けて貫通する径方向に沿った第2潤滑孔56が周方向に所定間隔で複数形成されている。
また、摩擦プレート35a,40の間に位置する支持プレート37には、軸方向に貫通する潤滑孔57が周方向に所定間隔で複数形成されている。また、ロータシャフト15aには、内周面から外周面におけるベアリング52の端面側に向けて貫通する径方向に沿った第3潤滑孔58が周方向に所定間隔で複数形成されている。更に、図5に示すように、各摩擦プレート35a,40には、各平面部に径方向に沿った潤滑孔59が周方向に所定間隔で複数形成されている。
従って、インプットシャフト21の第1潤滑孔21aに供給された潤滑油は、遠心力により第2潤滑孔21b,21cからロータシャフト15aの内周面に供給され、第1、第2潤滑孔55,56を通って摩擦プレート35a,40の表面に供給されると共に、第3潤滑孔58を通ってベアリング52に供給される。また、潤滑油は、潤滑孔57、潤滑孔59を通ってフランジ33、摩擦プレート35a、支持プレート37、摩擦プレート40、支持プレート38に供給される。
このように実施例3の駆動力伝達装置にあっては、トルクリミッタ機構51にて、インプットシャフト21に第1潤滑孔21aと第2潤滑孔21b,21cを設け、ロータシャフト15aに第1潤滑孔55と第2潤滑孔56と第3潤滑孔58を設け、支持プレート37に潤滑孔57を設け、摩擦プレート35a,40に潤滑孔59を設けている。
従って、潤滑油をトルクリミッタ機構51におけるフランジ33、摩擦プレート35a、支持プレート37、摩擦プレート40、支持プレート38に常時供給することができ、摩擦プレート35a,40を良好な潤滑状態に維持することができ、作動時における焼き付きを防止することができる。
図6は、本発明の実施例4に係る駆動力伝達装置を表す要部断面図である。なお、前述した実施例で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例4のハイブリッド車両では、図2及び図6に示すように、エンジン11と第1、第2モータジェネレータ15,16の駆動力を駆動輪13に伝達する駆動力伝達経路が構成されており、この駆動力伝達経路上であって、第1モータジェネレータ15におけるロータの内側にトルクリミッタ機構61が配置されている。具体的には、トルクリミッタ機構61は、第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aに設けられる。そして、このトルクリミッタ機構61は、ロータシャフト15aとロータ15cの間に介装されるトルクカム機構62を有している。
このトルクリミッタ機構61にて、ロータシャフト15aは、外周部に円盤形状をなすフランジ63が一体に形成されており、このフランジ63に径方向に沿う係合溝64が周方向に等間隔で複数形成されている。一方、ロータ15cは、ブラケット34の内周部に円盤形状をなすフランジ65が一体に形成されており、このフランジ65に軸方向に沿う係合溝66が周方向に等間隔で複数形成されている。
また、ロータシャフト15aは、外周部にスプライン67を介してリング形状をなすと共にL字断面形状をなす支持プレート68が連結されており、この支持プレート68に傾斜面69が形成されている。この場合、支持プレート68は、ロータシャフト15aに対して、スプライン67により軸方向には相対移動可能で、周方向には一体回転可能となっている。そして、ロータシャフト15aの係合溝64と、ロータ15cの係合溝66と、支持プレート68の傾斜面69との間には、複数のボール70が介装されている。この場合、係合溝64と係合溝66と傾斜面69とボール70によりトルクカム機構62が構成される。
ロータシャフト15aは、外周部にリング形状をなす支持プレート71が遊嵌され、支持プレート68,71との間に皿ばね(押圧機構)72が介装されている。そして、ロータシャフト15aは、外周部にねじ部73が形成され、このねじ部73に押圧ねじ74が螺合している。この皿ばね72は、押圧機構として機能する。
ロータシャフト15aの軸方向に沿って、係合溝64、係合溝66、ボール70、傾斜面69、支持プレート68、皿ばね72、支持プレート71、押圧ねじ74が順に組みつけられている。そのため、押圧ねじ74をロータシャフト15aのねじ部73に螺合してフランジ63側に移動することで、皿ばね72を弾性変形されることで、ボール70に対する係合溝64、係合溝66、傾斜面69を所定の押圧力で押圧させることができる。
即ち、押圧ねじ74の締付け力により係合溝64、係合溝66、ボール70、傾斜面69の押圧力、つまり、摩擦係合力が決定することから、これによりトルクカム機構62(トルクリミッタ機構61)が作動する作動トルクを設定することができる。
ここで、実施例4に係る駆動力伝達装置の作用について説明する。
エンジン11からの過大トルクが発生したとき、この過大トルクは、インプットシャフト21から動力分配機構17を介してトルクリミッタ機構61に入力する。また、駆動輪13(路面)からの過大トルクが発生したとき、この過大トルクは、変速機構18から動力分配機構17を介してトルクリミッタ機構61に入力する。このとき、インプットシャフト21と各ロータシャフト15a,16aが捩れることで過大トルクを吸収すると共に、トルクリミッタ機構61により吸収することができる。即ち、ロータシャフト15aとロータ15cとの間で回転方向における逆方向にトルクが作用した場合、ロータシャフト15a側のフランジ63が皿ばね72の弾性力に抗して、ボール70及び支持プレート68をこの皿ばね72側に押圧する。このとき、ボール70はロータ15c側の係合溝66に沿って軸方向に移動し、係合溝64から外れて周方向に移動する。つまり、ボール70が皿ばね72の弾性力に打ち勝って別の係合溝64に移動することで、ロータシャフト15aとロータ15cが相対回転し、過大トルクを吸収することができる。
また、トルクカム機構62は、ベアリングとして機能するボール70が配置されていることで、第1モータジェネレータ15にて、ロータシャフト15aとロータ15cとの間隔が適正に維持されると共に、軸心ずれが防止される。
このように実施例4の駆動力伝達装置にあっては、第1モータジェネレータ15のロータシャフト15aとロータ15cとの間にトルクリミッタ機構61を配置し、このトルクリミッタ機構61として、ロータシャフト15aとロータ15cの間に介装されるトルクカム機構62と、このトルクカム機構を作用させる押圧機構としての皿ばね72を設けている。
従って、軸方向にスペースを延長することなく、ロータ15cの内側にある空間を効率的に利用してトルクリミッタ機構61を配置することができ、径方向及び軸方向に対する大型化を抑制して装置を小型化することができる。
また、実施例4の駆動力伝達装置では、トルクカム機構62の一部として、ボール70を配置することで、このボール70がベアリングとして機能し、ロータシャフト15aとロータ15cとの軸心ずれを防止することができ、第1モータジェネレータ15における回転バランスを適正に維持して所定の駆動力を確保することができる。
以上のように、本発明に係る駆動力伝達装置は、電気モータのロータの内側にトルクリミッタ機構を配置することで、装置の小型化を可能とするものであり、いずれの種類の駆動力伝達装置に用いても好適である。
11 エンジン
12 トランスアクスル
13 駆動輪
15 第1モータジェネレータ(電気モータ、発電機)
15a ロータシャフト
15b ステータ
15c ロータ
16 第2モータジェネレータ(電気モータ、電動機)
17 動力分配機構
18 変速機構
27 サンギア
28 リングギア
29 ピニオンギア
30 キャリア
31,51,61 トルクリミッタ機構
32a,32b,52 ベアリング
33 フランジ
35 摩擦フランジ
37,38 支持プレート
40 摩擦プレート
42 皿ばね(押圧機構)
44 押圧ねじ
62 トルクカム機構
72 皿ばね(押圧機構)

Claims (7)

  1. エンジンと電気モータの駆動力を駆動輪に伝達する駆動力伝達経路を有するハイブリッド車両において、
    前記駆動力伝達経路上であって、前記電気モータにおけるロータの内側にトルクリミッタ機構が配置される、
    ことを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記ハイブリッド車両は、前記電気モータとして、前記エンジンの出力の少なくとも一部を用いて発電可能な発電機と、該発電機からの電力供給を受けて回転可能な電動機とを有し、前記エンジンの出力を前記駆動輪及び前記発電機に動力伝達すると共に前記電動機の出力を前記駆動輪に動力伝達する動力分配機構が設けられ、前記トルクリミッタ機構は、前記発電機の出力軸に設けられることを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記動力分配機構は、外歯歯車のサンギアと、該サンギアと同心円上に配置された内歯歯車のリングギアと、前記サンギア及び前記リングギアに噛合する複数のピニオンギアと、前記複数のピニオンギアを自転自在及び公転自在に保持するキャリアとを有し、前記キャリアに前記エンジンの出力軸が連結され、前記サンギアに前記発電機の出力軸が連結され、前記リングギアに前記電動機の出力軸が連結され、前記トルクリミッタ機構は、前記発電機と前記サンギアとの間に介装されることを特徴とする請求項2に記載の駆動力伝達装置。
  4. 前記エンジンに連結されるインプットシャフトの外周部に前記サンギアに連結される円筒形状をなすロータシャフトが回転自在に配設され、該ロータシャフトの外周側に前記ロータが配置され、前記ロータシャフトと前記ロータとの間に前記トルクリミッタ機構が配置されることを特徴とする請求項3に記載の駆動力伝達装置。
  5. 前記トルクリミッタ機構は、前記ロータシャフトと前記ロータのいずれか一方に設けられる摩擦材と、該摩擦材を前記ロータシャフトと前記ロータのいずれか他方に押圧する押圧機構とを有することを特徴とする請求項4に記載の駆動力伝達装置。
  6. 前記トルクリミッタ機構は、前記ロータシャフトと前記ロータの間に介装されるトルクカム機構と、該トルクカム機構を作用させる押圧機構とを有することを特徴とする請求項4に記載の駆動力伝達装置。
  7. 前記ロータシャフトと前記ロータとの間に、前記トルクリミッタ機構と軸方向に対向してベアリングが配置されることを特徴とする請求項4から6のいずれか一つに記載の駆動力伝達装置。
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