JP2006177458A - トルク伝達装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で装置を小型化、軽量化し易くすることを可能とする。
【解決手段】 押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部51と、回転入力を推力に変換してクラッチ部51に押圧力を付与するボール・カム機構53と、回転入力を行う電動モータ55とを備え、ボール・カム機構53は、回転入力を受ける第1カム・プレート109及び第1カム・プレート109に対向配置され回転不能且つ軸方向移動可能な第2カム・プレート111を備え、カム溝115,117は、第1,第2カム・プレート109,111の回転方向に沿ってアルキメデスの渦巻き状に湾曲形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、動力源の回転トルクを伝達するトルク伝達装置に関する。
従来のこの種のトルク伝達装置としては、電動モータをアクチュエータとしてこのモータの回転を推力に変換し、摩擦多板クラッチを締結する構造のものがある。前記推力への変換はボール・カムが用いられ、電動モータの高速回転を摩擦多板クラッチを押圧可能な推力を発生可能に減速し回転トルクを増幅するような特別に設けた減速ギヤを介してボール・カムへ入力する。従って、電動モータの回転により減速ギヤを介してボール・カムに回転が伝達され、この回転伝達によりボール・カムが推力を発生して摩擦多板クラッチを締結することができる。
しかし、このような構造では、減速及び推力変換が減速ギヤ及びボール・カムで各別に行われ、構造が複雑で装置が大型化し易すく、重量増を招き易いという問題があった。
特開2003−184993号公報
解決しようとする問題点は、構造が複雑で装置が大型化し易い点である。
本発明は、構造が簡単で装置を小型化、軽量化し易くするために、押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部と、回転入力を推力に変換して前記クラッチ部に押圧力を付与するボール・カム機構と、前記回転入力を行う回転アクチュエータとを備え、前記ボール・カム機構は、カム溝が回転方向に沿って湾曲形成されていることを最も主要な特徴とする。
本発明のトルク伝達装置は、押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部と、回転入力を推力に変換して前記クラッチ部に押圧力を付与するボール・カム機構と、前記回転入力を行う回転アクチュエータとを備え、前記ボール・カム機構は、カム溝が回転方向に沿って湾曲形成されたため、カム溝を長く形成しカム面の傾斜を緩やかにすることができ、回転アクチュエータの回転入力を長いカム溝で徐々に推力に変換することができる。従って、回転アクチュエータの回転入力を減速するための従来のような特別に設けた減速機構が不要となり、全体として構造を簡単とし、小型化を図ることもできる。
構造が簡単で装置を小型化、軽量化し易くするという目的を、回転アクチュエータと湾曲形成したカム溝とを有するボール・カム機構により実現した。
図1,図2は、本発明の実施例1に係り、図1はトルク伝達装置の配置を示し、横置きフロント・エンジン・フロント・ドライブ・ベース(FFベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図、図2は、トルク伝達装置の断面図である。
[四輪駆動車の概要]
図1のように、トルク伝達装置であるトルク伝達カップリング1は、リヤ・デファレンシャル装置3の入力側において、回転軸5及びドライブ・ピニオン・シャフト7間に介設されている。
前記リヤ・デファレンシャル装置3は、デフキャリヤ9に回転自在に支持されている。リヤ・デファレンシャル装置3には、左右のアクスル・シャフト11,13を介して左右の後輪15,17が連動連結されている。
前記回転軸5には、ユニバーサル・ジョイント19を介してプロペラ・シャフト21が結合されている。プロペラ・シャフト21には、ユニバーサル・ジョイント23を介して、トランスファ25の出力軸27が結合されている。
前記出力軸27の傘歯車29は、中空伝動軸31の傘歯車33に噛み合っている。中空伝動軸31は、フロント・デファレンシャル装置35のデフ・ケース37に一体的に結合され、連動構成されている。
前記フロント・デファレンシャル装置35にはエンジン39からトランスミッション41を介してトルクが入力されるようになっている。フロント・デファレンシャル装置35には、左右のアクスル・シャフト43,45を介して、左右の前輪47,49が連動連結されている。
従って、エンジン39からトランスミッション41を介してフロント・デファレンシャル装置35にトルクが入力されると、一方ではアクスル・シャフト43,45を介して左右の前輪47,49へトルク伝達が行われる。また他方では、デフ・ケース37、中空伝動軸31、傘歯車33、29を介して出力軸27へトルク伝達が行われる。
前記出力軸27からは、ユニバーサル・ジョイント23、プロペラ・シャフト21、ユニバーサル・ジョイント19、回転軸5を介してトルク伝達カップリング1へトルクが入力される。
前記トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であれば、ドライブ・ピニオン・シャフト7からリヤ・デファレンシャル装置3へトルク伝達が行われる。リヤ・デファレンシャル装置3からは、左右のアクスル・シャフト11,13を介して、左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。
こうして、トルク伝達カップリング1がトルク伝達状態であるときには、前輪47,49、後輪15,17によって、四輪駆動状態で走行することができる。トルク伝達カップリング1が、トルク伝達状態にないときには、前輪47,49による二輪駆動状態で走行することができる。
[トルク伝達カップリング]
図2は、前記トルク伝達カップリング1の断面図である。
図2のように、トルク伝達カップリング1は、カップリング・ケース50に対してクラッチ部51とボール・カム機構53と回転アクチュエータとしての電動モータ55とを備えている。
前記カップリング・ケース50は、第1ケース部57と第2ケース部59と第3ケース部61と第4ケース部63との四部品構成であり、第1,第2ケース部57,59間は、ボルト・ナットなどにより着脱自在に結合されている。第2,第3ケース部59,61間は、ボルト64により着脱自在に結合されている。第4ケース部63は、第3ケース部61にボルト65により着脱自在に結合されている。
前記クラッチ部51は、クラッチ・ハウジング67及びクラッチ・ハブ69間に摩擦多板クラッチ71を備えている。
前記クラッチ・ハウジング67は、本実施形態において出力側の回転部材として構成され、クラッチ・ハブ69は、同入力側の回転部材として構成されている。なお、クラッチ・ハウジング67を、入力側の回転部材として構成し、クラッチ・ハブ69を、出力側の回転部材として構成することもできる。
前記クラッチ・ハウジング67は、断面がクランク状に屈曲した縦壁部73により内周側の結合軸部75に一体に設けられている。結合軸部75は、中空状に形成され、ボール・ベアリング77によりカップリング・ケース50の第1ケース部57の軸支持部79内周に回転自在に支持されている。軸支持部79と結合軸部75との間には、シール81が設けられ、前記デフキャリヤ9内部に対し摩擦多板クラッチ71側の潤滑環境が独立している。結合軸部75には、内周のインナースプライン83に、前記ドライブ・ピニオン・シャフト7がスプライン結合されている。
前記クラッチ・ハブ69は、内周縦壁部85を介して回転軸5に一体に形成されている。回転軸5の先端87は、前記結合軸部75の軸穴89にニードル・ベアリング91を介して嵌合し、連れ持ち支持されている。
前記摩擦多板クラッチ71は、クラッチ・ハブ69及びクラッチ・ハウジング67間、すなわち回転軸5及びドライブ・ピニオン・シャフト7間のトルク伝達を行うものであり、アウター・プレートが前記クラッチ・ハウジング67に係合し、インナー・プレートが前記クラッチ・ハブ69に係合している。
前記回転軸5の他端側は、ボール・ベアリング93によりカップリング・ケース50の第4ケース部63に支持されている。回転軸5の外端部には、結合フランジ95がスプライン係合している。結合フランジ95は、ナット97によって回転軸5に締結され、抜け止めが行われている。結合フランジ95と端部カバー63との間に、シール99が設けられている。結合フランジ95は、前記ユニバーサル・ジョイント19に結合される。
前記クラッチ・ハウジング67及びクラッチ・ハブ69間の端部には、ドーナツ形状のプレートで形成された押圧部材101の押圧部103が対向配置されている。押圧部103と前記クラッチ・ハウジング67との間には、皿ばね105が介設されている。皿ばね105は、押圧部材101を摩擦多板クラッチ71から離れる方向へ付勢している。前記押圧部材101には、その内周側に加圧受部107が一体に設けられている。
前記押圧部材101に隣接して前記ボール・カム機構53が設けられている。ボール・カム機構53は、回転入力を推力に変換して前記クラッチ部51に押圧力を付与する構成となっている。
前記ボール・カム機構53は、第1,第2カム・プレート109,111及びカム・ボール113を備えている。第1,第2カム・プレート109,111には、対向面にそれぞれカム溝115,117が設けられ、前記カム・ボール113がカム溝115,117に嵌合している。
前記第1カム・プレート109の背面は、スラスト・ニードル・ベアリング119、ブッシュ121を介して第2ケース部59側に軸方向に支持されている。スラスト・ニードル・ベアリング119は、周回状の軸受部123に支持されている。第1カム・プレート109の内周には、凹凸部125が設けられ、駆動体127の凹凸部129に凹凸係合している。
前記駆動体127は、前記電動モータ55の回転駆動軸131にスプライン嵌合している。駆動体127の端部には、係合部133が設けられ、回転駆動軸131の端部に当接係合している。回転駆動軸131は、前記回転軸5の外周に相対回転自在に支持されている。
前記第2カム・プレート111は、外周にスプライン135が設けられ、第2ケース部59のインナースプライン137にスプライン係合している。従って、第2カム・プレート111は、回転不能且つ軸方向移動可能となっている。第2カム・プレート111の内周側は、前記押圧部材101の加圧受部107にニードル・ベアリング139を介して当接している。ニードル・ベアリング139は、内周側が押圧部材101の周回状の軸受部141に支持されている。
前記電動モータ55は、中空状に形成され、ボール・カム機構53に対して同軸状に配置されている。電動モータ55は、軸心側に回転駆動軸131を備えている。回転駆動軸131の軸心側にトルク伝達を行う前記回転軸5が貫通配置されている。
前記電動モータ55或いは電動モータ55に連結する回転部材には、回転数を検出するエンコーダが配置されている。このエンコーダにより電動モータ55の回転がフィードバック制御され、摩擦多板クラッチ71の締結制御を的確に行わせる。エンコーダの種類としては光学式エンコーダ、磁気式エンコーダが用いられる。光学式エンコーダは、モータ出力軸後部にスリット(円盤に窓を開けたもの)を固定し、フォトセンサでパルス数を検出することによりモータ回転数を算出することができる。磁気式エンコーダは、ホールICの性質を利用し、リングマグネットの極数をパルス信号にて出力するため、検出−制御が容易となる。
[カム溝]
図3は、前記第1カム・プレート109のカム溝を示す正面図である。
図3のように、第1カム・プレート109のカム溝115は、回転方向に沿って湾曲形成されている。具体的には、カム溝115は、螺旋、例えばアルキメデスの渦巻き状に360°の範囲で湾曲形成され、3本設けられている。各カム溝115は、120°回転方向へずれて均等に配置されている。各カム溝115は、外周端143から内周端145へ漸次溝深さが浅くなるように一定の勾配で微小な傾斜角を連続して有して形成されている。各カム溝115の外周端143の深さは、実施例において2mm程度に設定されている。前記第2カム・プレート111のカム溝117は、カム溝115に対し同一形状で対称に形成されている。従って、第1,第2カムプレート109,111間で、アルキメデスの渦巻き状のカム溝115,117が逆方向に巻くように対向する。
従って、第1,第2カム・プレート109,111が対向するとカム溝115,117が図4のように交差し、交差部147にカム・ボール113が位置することになる。交差部147は、本実施例の場合、例えば120°配置で3箇所存在し、それぞれにカム・ボール113が介設されている。第1,第2カム・プレート109,111が動作のために相対回転すると交差部147も外周端143側から内周端145側へ移動する。このとき、各交差部147は、設定された120°の配置関係を維持しながら移動することになる。このため、第1,第2カムプレート109,111間で、周方向均等にカム作用を奏することができる。また、カム・ボール113を保持するための特別な部材を必要とすることなく、脱落を防止することができる。
カム作用時には、カム溝115,117の内周端145側では、同一回転角でも周長が短くなるため、カム作用による押圧部材101の軸方向への進みを少なくすることができる。このため、電動モータ55の回転駆動による締結終了側で押圧部材101の軸方向移動を小さくし、締結を徐々に行わせることができる。
前記カム溝115,117の勾配を変更し、第1,第2カム・プレート109,111の相対回転によるカム作用に際し、押圧部材101の進みを一定にし、或いは徐々に増大するように形成することもできる。
[トルク断続]
前記摩擦多板クラッチ71が締結されていないとき、クラッチ・ハウジング67及びクラッチ・ハブ69間は相対回転可能である。従って、前記のようにエンジン39側から回転軸5に伝達されたトルクがクラッチ・ハブ69に入力されてもトルクがクラッチ・ハウジング67側に伝達されることはなく、トルク伝達カップリング1はトルクを伝達しない状態となっている。すなわち、前記のように前輪47,49の駆動による二輪駆動状態での走行を行うことができる。
前記電動モータ55を回転駆動すると、回転駆動軸131を介して駆動体127が一体に回転し、駆動体127に凹凸係合する第1カム・プレート109が連動回転する。この回転により第1カム・プレート109が、第2カム・プレート111に対して相対回転し、対称形状のカム溝115,117が回転方向へ相対回転する。この相対回転により、カム・ボール113が交差部147の移動と共に外周端143側から内周端145側へ移動し、カム溝115,117の浅い側へ徐々に乗り上げる。
前記第1カム・プレート109は、ニードル・ベアリング119、ブッシュ121を介して第2ケース部59に受けられているため、カム作用の反力が第2カム・プレート111に働き、推力を発生する。この推力により第2カム・プレート111が押圧部材101の加圧受部107にニードル・ベアリング139を介して押圧力を付与する。
前記押圧力の付与により押圧部材101が移動し、押圧部103を介してクラッチ部51の摩擦多板クラッチ71に押圧力を伝達する。この押圧力の伝達により摩擦多板クラッチ71がクラッチ・ハウジング67の縦壁部73との間で締結される。従って、摩擦多板クラッチ71は、押圧部材101の押圧力に応じて摩擦係合力を発揮し、クラッチ・ハブ69とクラッチ・ハウジング67との間のトルク伝達を行わせる。
従って、回転軸5から伝達されたトルクは、クラッチ・ハブ69から摩擦多板クラッチ71を介してクラッチ・ハウジング67へ伝達される。クラッチ・ハウジング67からは、結合軸部75を介してドライブ・ピニオン・シャフト7へトルクが伝達され、ドライブ・ピニオン・シャフト7から前記のようにして後輪15,17側へ出力される。これによって、前記のように前輪47,49及び後輪15,17の駆動による四輪駆動状態で走行することができる。
前記電動モータ55が停止されると、第1カム・プレート109は回転せず、第2カム・プレート111の推力は無くなり、皿ばね105の付勢力で押圧部材101等が元位置へ復帰移動する。この復帰移動により摩擦多板クラッチ71の締結が解除され、再び二輪駆動状態となる。
このように、本実施例では、電動モータ55により回転駆動を行わせると、ボール・カム機構53が推力を発生し、摩擦多板クラッチ71を締結することができる。カム溝115,117を長くすることができ、回転力を軸方向力へ効率よく変換することができ、簡単な構造でありながらカム溝115,117の傾斜角を緩やかに設定することができるので大きな推力を得ることができる
また、ボール・カム機構53以外に減速機構を特に必要としないから、構造を簡単にすることができ、小型化、軽量化を図ることもできる。
以上、本実施例では、カム溝115,117は、アルキメデスの渦巻き状に湾曲形成されたため、カム作用を円滑に行わせることができる。
前記ボール・カム機構53は、前記回転入力を受ける第1カム・プレート109及び該第1カム・プレート109に対向配置され回転不能且つ軸方向移動可能な第2カム・プレート111を備え、前記カム溝115,117は、前記第1,第2カム・プレート109,111に設けられているため、第1,第2カムプレート109,111の相対回転によりカム溝115,117を回転方向へ相対的に移動させることができ、カム作用を確実に奏することができる。
前記カム溝115,117は、対向して対称に形成されているため、回転方向への相対的な移動によりカム溝115,117を確実に働かせ、カム作用を確実に奏することができる。
前記カム溝115,117は、外周側から内周側へ徐々に浅くなるように形成されているため、第1,第2カム・プレート109,111をフラットな形状としながらカム溝115,117の回転方向への相対的な移動に応じてカム作用を確実に奏することができる。
前記電動モータ55を、前記ボール・カム機構53と同軸状に配置したため、径方向にコンパクトに形成することができる。
図5は本発明の実施例2に係り、第1カム・プレートの正面図である。
実施例1の第1カム・プレート109のカム溝115が、外周端143から内周端145へ漸次溝深さが浅くなるように形成されたのに対し、本実施例の第1カム・プレート109Aは、図5のように、カム溝115Aを内周端145Aから外周端143へ漸次溝深さが浅くなるように形成した。カム溝の勾配は、実施例1と同様に設定される。また、本実施例でも、第2カム・プレートのカム溝は、前記カム溝115,117の関係と同様に、第1カム・プレート109Aのカム溝115Aに対し対称形状に形成される。
従って、本実施例でも実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
また、本実施例では、カム・ボールがカム溝の内周端から外周端へ移動するので、回転時にカム・ボールに遠心力が働き、カム作用を円滑に働かせることができる。本実施例では、カム作用の終端側が外周端143A寄りであるから、勾配一定でも、カム作用の進行と共に進みを大きくすることができる。
図6,図7は本発明の実施例3に係り、図6は、第1カム・プレートの正面図、図7は、ボール・カム機構の断面図である。
実施例1の第1カム・プレート109のカム溝115が、外周端143から内周端145へ漸次溝深さが浅くなるように形成されたのに対し、本実施例の第1カム・プレート109Bは、図6,図7のように、外周側の外周端143Bから内周側の内周端145Bへカム溝115Bの溝深さを一定に形成し、一定の勾配としたものであり、各カム溝115Bの径方向の間隔も等間隔に設定されている。また、本実施例でも、第2カム・プレート111Bのカム溝117Bは、前記カム溝115,117の関係と同様に、第1カム・プレート109Bのカム溝115Bに対し対称形状に形成される。
第1,第2カムプレート109B,111Bの対向側の面109Ba,111Baは、カム溝115B,117Bに対応して相互間隔が内周側へ漸次狭くなるようにテーパー状に傾斜形成されている。この場合、カム溝115B,117Bの交差部147Bは、外周端143Bから内周端145Bへ移動してカム・ボール113を案内し、カム作用を奏する。
前記面109Ba,111Ba及びカム溝115B,117Bの相互間隔が外周側へ漸次狭くなるように傾斜形成され、これに応じカム溝115B,117Bが一定深さで形成される場合は、カム溝115B,117Bの交差部147Bが、内周端145Bから外周端143Bへ移動してカム・ボール113を案内し、カム作用を奏するように構成する。
従って、本実施例では、カム溝115B,117b間に対するカム・ボール113の脱落を確実に抑制することができる。
図8は本発明の実施例4に係り、トルク伝達カップリングの断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にCを付して説明する。
本実施例においては、ボール・カム機構53Cに、中間プレート149を介設し、第1カム・プレート109C及び中間プレート149に、カム溝115C,151を設け、第2カム・プレート111C及び中間プレート149にカム溝117C,153を設け、各カム溝115C,151間及びカム溝117C,153間にカム・ボール113を設けたものである。第1カム・プレート109Cと第2ケース部59との間には、ねじりスプリング155が設けられている。ねじりスプリング155により第1カム・プレート109Cの回転を元位置へ戻すことができる。
従って、本実施例では、カム溝115C,151間及びカム溝117C,153の双方でカム作用が働き、カムプレートの回転角が増大し、軸方向の進み量を増大することができる。双方の軸方向への進み量の合計で押圧部材101を移動させることができカム溝の傾斜角や湾曲形状の設定により摩擦クラッチ71の押圧特性(締結力の強弱や締結タイミングなど)を種種変更することができる。
図9は、本発明の実施例5に係り、トルク伝達カップリングの断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にDを付して説明する。
本実施例においては、回転アクチュエータである電動モータ55Dを、ボール・カム機構53Dに対し平行軸状に配置した。ボール・カム機構53Dとしては、前記実施例1,2,3のものを適用することができる。また、実施例4のように中間プレートを設けることもできる。
本実施例のカップリング・ケース50Dは、第1ケース部57Dと第2ケース部59Dとの二部品構成となっている。第2ケース部59Dは、実施例1の第2ケース部59と第3ケース部61と第4ケース部63とを一体とし、長さを短くしたものである。
電動モータ55Dは、回転軸5D及びボール・カム機構53Dの回転軸芯に対して平行軸状に配置され、第2ケース部59Dに支持されている。電動モータ55Dの駆動軸157には、ピニオンギヤ159が設けられ、ピニオンギヤ159は、第1カム・プレート109Dの外周に設けられたギヤ161に噛み合っている。第1カム・プレート109Dの内周には、ボス部163が設けられている。ボス部163は、スラスト・ニードル・ベアリング119の内周側を支持すると共に、第2ケース部59Dの内周部165に嵌合している。従って、第1カム・プレート109Dのガタツキを抑制することができる。
ピニオンギヤ159とピニオンギヤ161は、径の異なるギヤ組であり、減速作用を伴うが、従来のようにこのギヤ組の減速比は、多板クラッチ71を押圧制御できるだけの十分な減速比が設定されているわけではなく、推力を制御するのは、むしろボール・カム機構によるものである。よって、本実施例でギヤ組を備えるのは、アクチュエータである電動モータ55Dとカム機構53Dの互いの軸心位置をオフセットすることにより電動モータ55D(アクチュエータ)の配置自由度を向上するためである。
第2カム・プレート111Dの外周には係合突部167が設けられ、第2ケース部59Dの係合凹部169に回転係合している。この回転係合により第2カム・プレート111Dは、回転不能且つ軸方向移動可能に支持されている。押圧部材101Dの内周には、ボス部171が設けられ、第2カム・プレート111Dの内周に嵌合している。従って、第2カム・プレート111Dのガタツキを抑制し、動作を円滑に行わせることができる。
そして、前記電動モータ55Dの回転駆動により駆動軸157を介してピニオンギヤ159が回転する。この回転によりギヤ161を介して第1カム・プレート109Dが回転連動し、第1,第2カム・プレート109D,111D間でカム作用を働かせることができる。
従って、本実施例においても、上記実施例と同様な作用効果を奏することができる。また、電動モータ55Dを回転軸5Dの側方へ配置することができ、回転軸5Dの平行方向一側にスペースが少ない場合でも無理なく配置することができる。
[その他の配置例]
なお、上記各実施例では、各トルク伝達装置を後輪側デファレンシャル装置3のドライブ・ピニオン・シャフト7に結合配置したが、車両への適用箇所としては図10〜図13のように配置することもできる。なお、図10〜図13において、図1と同一又は対応する構成部分には同符号又は同符号にF〜Iを付して説明する。
図10は、リヤエンジン・リヤライブベース(RRベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図であり、図10では、トルク伝達カップリング1Fa,1Fbが、フロント・デファレンシャル装置35Fと左右アクスル・シャフト43F,45Fとの間に配置されている。トルク伝達カップリング1Fa,1Fbの各回転軸5は、例えばリヤ・デファレンシャル装置35Fのサイドギヤに結合され、各結合軸部75に左右アクスル・シャフト43F,45F側が結合される。
従って、エンジン39Fからトランスミッション41Fを介してリヤ・デファレンシャル装置3Fにトルクが入力されると、一方ではアクスル・シャフト11F,13Fを介し左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。また他方では、トランスファ25F、プロペラ・シャフト21を介してフロント・デファレンシャル装置35Fへトルク伝達が行われる。
前記フロント・デファレンシャル装置35Fからは、トルク伝達カップリング1Fa,1Fbの伝達トルクの調整に応じて左右のアクスル・シャフト43F,45Fを介して、左右の前輪47,49へトルク伝達が行われ、後輪47,49のスリップ状態等に応じて後輪47,49へ的確なトルク伝達を行わせることができる。
図11は、フロント・エンジン・フロントドライブの二輪駆動車のスケルトン平面図であり、図9では、トルク伝達カップリング1Gを発進クラッチとして配置した。トランスミッション41Gは、エンジン39の出力トルクをトルク伝達カップリング1G、ベルト式の無断変速機構(CVT)173を介してフロント・デファレンシャル装置35Gへ伝達するようになっている。
従って、エンジン39Gからトルク伝達装置1G、ベルト式の無断変速機構(CVT)173を介してフロント・デファレンシャル装置35Gへトルク伝達が行われる。フロントデンファレンシャル装置35Gからは、左右アクスル・シャフト43,35を介して左右前輪47,49へトルク伝達が行われる。
こうして、トルク伝達カップリング1Gの発進クラッチとしての伝達トルクの調整に応じてエンジン39Gから左右前輪47,49へトルク伝達が行われ、前輪47,49の二輪駆動状態で発進走行及び通常走行を行わせることができる。
図12は、減速駆動装置にトルク伝達装置を適用した電動モータアシスト式の四輪駆動車のスケルトン平面図である。図10では、主駆動源としての内燃機関であるエンジン39と副駆動源としての電動モータ175とを備えている。エンジン39は本実施例において、左右の前輪47,49を駆動し、電動モータ175は同左右の後輪15,17をアシスト駆動する駆動源となっている。但し、前輪を副駆動源の電動モータ175で駆動し、後輪15,17を主駆動源のエンジン39で駆動する構成にすることもできる。
前記エンジン39の出力は、トランスミッション41を介してフロント・デファレンシャル装置35に入力されるようになっている。フロント・デファレンシャル装置35には、左右のアクスル・シャフト43,45を介して、前記前輪47,49が連動連結されている。
前記電動モータ175の出力は、減速駆動装置177に入力されるようになっている。減速駆動装置177にはトルク伝達装置1Hが設けられ、減速駆動装置177の出力をリヤデンファレンシャル装置3に伝達するようになっている。リヤデンファレンシャル装置3Hには、左右のアクスル・シャフト11H,13Hを介して、左右の後輪11,13が連動連結されている。トルク伝達装置1Hは、回転軸5が例えば減速駆動装置177側に連結され、結合軸部75がリヤ・デファレンシャル装置3のデフ・ケースに結合される。
前記電動モータ175は、バッテリ179から給電されるようになっている。バッテリ179には、エンジン39の出力回転時に発電するジェネレータ181(又はモータージェネレータ)によって給電され、車両の減速時等においては、前記ジェネレータ181の発電電力がバッテリ179に充電されるようになっている。
従って、通常走行時は、エンジン39の駆動によってトランスミッション41を介しフロント・デファレンシャル装置35にトルクが伝達される。フロント・デファレンシャル装置35から左右のアクスル・シャフト43,45を介して、左右の前輪47,49にトルク伝達が行われる。
また、エンジン39の回転によるジェネレータ181の発電によって、バッテリ179が充電され、バッテリ179から電動モータ175に給電が行われ、電動モータ175の出力が減速駆動装置177に伝達される。減速駆動装置177からは、トルク伝達装置1Hの伝達トルクの調整によりリヤ・デファレンシャル装置3Hへトルク伝達が行われ、リヤ・デファレンシャル装置3Hから左右のアクスル・シャフト11H,13Hを介して、左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。
従って、自動車1は、エンジン39による前輪47,49の駆動と、電動モータ175による後輪15,17の補助的な駆動とによって四輪駆動状態で走行することができる。
図13は、フロント・エンジン・リヤドライブベース(FRベース)の四輪駆動車のスケルトン平面図であり、図11では、トルク伝達カップリング1Iをトランスファ25Iに断続機構として配置した。トルク伝達装置1Iの回転軸5はリヤ側へのプロペラ・シャフト21に直結状態で結合されている。トルク伝達装置1Iのクラッチ・ハウジング67にスプロケット183が取り付けられ、該スプロケット183と前輪側のプロペラ・シャフト185へ出力するスプロケット187との間にチェーン189が巻回されている。
従って、エンジン39Iからトランスミッション41Iを介してトランスファ25Iにトルクが入力されると一方ではリヤ・デファレンシャル装置3I、アクスル・シャフト11I,13Iを介して左右の後輪15,17へトルク伝達が行われる。また他方では、トランスファ25I、トルク伝達装置1I、スプロケット183,チェーン189、スプロケット187を介して前輪側のプロペラ・シャフト185へトルクが伝達される。プロペラ・シャフト185からはフロント・デファレンシャル装置35I、左右アクスル・シャフト43I,45Iを介して左右前輪47,49へトルク伝達が行われる。
こうして、トルク伝達カップリング1Iの伝達トルクの調整に応じて前輪47,49へもトルクが伝達され、前輪47,49のみの二輪駆動又は前後輪47,49,15,17による四輪駆動で走行することができる。
なお、本願発明のトルク伝達カップリングは、上述した以外にデファレンシャル装置の差動部材間の差動制限又はロック機構として用いることができることは図示するまでもないが、適用した場合にはデファレンシャル装置及び収納するキャリア部分も合わせて構造がシンプルで小型である本願発明のトルク伝達装置の効果を奏する。
[その他]
なお、上記カム溝の深さを一定にするものと一定の勾配で徐々に変化させるものとを組み合わせて用いることもできる。対向するカム溝は、必ずしも対称形状に形成するものには限らない。
トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例1)。 第1カム・プレートの正面図である(実施例1)。 カム溝の交差を示す説明図である(実施例1)。 第1カム・プレートの正面図である(実施例2)。 第1カム・プレートの正面図である(実施例3)。 ボール・カム機構の断面図である(実施例3)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例4)。 トルク伝達カップリングの断面図である(実施例5)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜5)。 トルク伝達カップリングの配置を示す二輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜5)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜5)。 トルク伝達カップリングの配置を示す四輪駆動車のスケルトン平面図である(実施例1〜5)。
符号の説明
1,1C,1D,1F,1G,1H,1I トルク伝達カップリング(トルク伝達装置)
51 クラッチ部
53,53C,53D ボール・カム機構
55,55D 電動モータ(回転アクチュエータ)
109,109BA,109B,109C,109D 第1カム・プレート
111,111B,111C,111D 第2カム・プレート
113 カムボール
115,115A,115B,115C,117C,151,153 カム溝
149 中間プレート

Claims (9)

  1. 押圧力を受けて回転部材間のトルク伝達を行うクラッチ部と、
    回転入力を推力に変換して前記クラッチ部に押圧力を付与するボール・カム機構と、
    前記回転入力を行う回転アクチュエータとを備え、
    前記ボール・カム機構は、カム溝が回転方向に沿って湾曲形成されている
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  2. 請求項1記載のトルク伝達装置であって、
    前記カム溝は、アルキメデスの渦巻き状に湾曲形成された
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  3. 請求項1又は2記載のトルク伝達装置であって、
    前記ボール・カム機構は、前記回転入力を受ける第1カム・プレート及び該第1カム・プレートに対向配置され回転不能且つ軸方向移動可能な第2カム・プレートを備え、
    前記カム溝は、前記第1,第2カム・プレートに設けられている
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  4. 請求項3記載のトルク伝達装置であって、
    前記第1,第2カム・プレート間に、中間プレートを介設し、
    前記カム溝を、前記第1カム・プレート及び中間プレートと前記第2カム・プレート及び中間プレートとに設けた
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    前記カム溝は、対向して対称に形成されている
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    前記カム溝は、外周側から内周側へ溝深さ一定に形成されている
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  7. 請求項1〜5の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    前記カム溝は、外周側から内周側へ又は内周側から外周側へ徐々に浅くなるように形成されている
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    前記回転アクチュエータを、前記ボール・カム機構と同軸状に配置した
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
  9. 請求項1〜7の何れかに記載のトルク伝達装置であって、
    前記回転アクチュエータを、前記ボール・カム機構と平行軸状に配置した
    ことを特徴とするトルク伝達装置。
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