JP2006161781A - バルブ特性調整機構 - Google Patents

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孝英 腰水
Yuji Yoshihara
裕二 吉原
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文典 細田
Yoshiaki Miyasato
佳明 宮里
Koki Yamaguchi
弘毅 山口
Masayuki Yamamoto
真之 山本
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Abstract

【課題】摩耗や熱膨張によるバルブ特性の変化を、より好適に抑制することのできるバルブ特性調整機構を提供する。
【解決手段】バルブ特性調整機構は、支持パイプ11の内部に軸方向に移動可能に配設されるコントロールシャフト13、支持パイプ11に揺動可能に配設される仲介駆動機構15、その側部に配設されてコントロールシャフト13の軸方向への移動を規制するシム16およびウェーブワッシャ17を備え、コントロールシャフト13の軸方向の移動位置に応じて機関バルブのバルブ特性調節量を調整するように構成されている。こうしたバルブ特性調整機構にあってシム16およびウェーブワッシャ17に当接される揺動アーム19の側壁は、セラミクス製プレート29の圧入により形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コントロールシャフトの軸方向の移動位置に応じて機関バルブのバルブ特性調節量を調整するバルブ特性調整機構に関する。
従来、この種のバルブ特性調整機構としては、例えば特許文献1に記載の機構が知られている。
図5に、そうしたバルブ特性調整機構50の構成を示す。同図に示すようにバルブ特性調整機構50は、カムシャフト51のカム52と、機関バルブ53を直接的に駆動するロッカアーム54との間に介設された仲介駆動機構55を備えて構成されている。仲介駆動機構55は内燃機関の気筒毎に設けられ、支持パイプ56に揺動可能に配設されている。支持パイプ56の内部には、軸方向に移動可能にコントロールシャフト57が挿通されている。
一方、仲介駆動機構55は、支持パイプ56にそれぞれ揺動可能に軸支された揺動アーム58および入力アーム59を備えて構成されている。入力アーム59には、カム52に当接されるローラ60が設けられ、揺動アーム58には、ロッカアーム54に当接されるノーズ部61が設けられている。ノーズ部61の下面61aは、揺動アーム58の揺動方向において、支持パイプ56の軸心からの距離が順次変化するように形成されている。
なお入力アーム59のローラ60は、ロストモーションスプリング62の付勢力によってカム52に押圧されている。またロッカアーム54は、機関バルブ53のバルブスプリング63によって、揺動アーム58のノーズ部61に押圧されている。
図6に、仲介駆動機構55およびその周辺部の断面構造を示す。同図に示すように、仲介駆動機構55の内部には、スライダギア64が配設されている。スライダギア64は、支持パイプ56に揺動可能かつ軸方向に移動可能に配設されている。またスライダギア64は、コントロールシャフト57に連結されており、同コントロールシャフト57とともに軸方向に移動されるようになっている。こうしたスライダギア64に対して、仲介駆動機構55の入力アーム59および揺動アーム58は、それぞれ歯すじの傾斜方向の異なるギアを通じて係合されている。
なお同図に示すように、支持パイプ56は、内燃機関のシリンダヘッドに形成された隔壁65に固定されている。そして仲介駆動機構55は、2つの隔壁65の間に配設されている。各隔壁65と仲介駆動機構55との間には、それぞれシム66が介設されており、それらにより仲介駆動機構55のコントロールシャフトの軸方向への移動が規制されるようになっている。
そのため、コントロールシャフト57がスライダギア64と共に軸方向に移動すると、入力アーム59および揺動アーム58とスライダギア64とが軸方向に相対変位されることになる。このとき、上記のようなギアの歯すじの傾斜方向の差違により、入力アーム59と揺動アーム58とは、支持パイプ56の軸回りにおいて互いに異なる方向に回動されることになる。そしてその結果、入力アーム59のローラ60と揺動アーム58のノーズ部61との挟み角θが拡大/縮小されるようになる。
図7(A)には上記挟み角θが小さくされたときの仲介駆動機構55の状態が、図7(B)には同挟み角θが大きくされたときの仲介駆動機構55の状態がそれぞれ示されている。ここでカム52の押し下げによる仲介駆動機構55の揺動角をφとすると、同図(A)の状態ではその揺動に伴って、ロッカアーム54に対するノーズ部61の下面61aの当接位置は、同図に示される範囲αにて変位されるようになる。また同図(B)の状態では、同当接位置は、同図に示される範囲βにて変位されるようになる。
このとき、上記挟み角θが大きいほど、上記当接位置の変位範囲は、ノーズ部61の下面61aにおける支持パイプ56の軸心からの距離がより大きい側へと移行する。そのため、上記挟み角θが大きくされるほど、カム52の押し下げに対して、ロッカアーム54が大きく揺動されるようになり、ひいては機関バルブ53が大きく開かれるようになる。すなわち機関バルブ53のバルブリフト量やバルブ作動角が増大されるようになる。したがってこのバルブ特性調整機構50では、例えば油圧式や電気式等のアクチュエータを用いてコントロールシャフト57の軸方向の移動位置を変化させることで、それに連動して機関バルブ53のバルブ特性調節量を調整することができる。
このようなコントロールシャフト57の軸方向の移動位置に応じて機関バルブ53のバルブ特性調節量を調整するバルブ特性調整機構50では、内燃機関のシリンダヘッド上でのコントロールシャフト57の軸方向における仲介駆動機構55の組付け位置に極めて高い精度が必要とされる。これは、そうした組付け位置の精度が低ければ、入力アーム59および揺動アーム58とスライダギア64との軸方向の相対位置関係が気筒毎に変わってしまい、各気筒の機関バルブ53のバルブ特性にばらつきが生じてしまうためである。仲介駆動機構55のコントロールシャフト57の軸方向における組み付け位置決めは、仲介駆動機構55とシリンダヘッドの隔壁65との間に挿入される上記シム66の厚さ調整を通じて行われるようになっている。
特開2001−263015号公報
ところで上記のようなバルブ特性調整機構50では、その揺動アーム58の側壁は、その揺動に応じてシム66と摺動されることから、次第に摩耗してその厚さが変化してしまうことがある。例えば製造時には、図8(A)のように、T1の厚さがあった揺動アーム58の側壁が、同図(B)のように、摩耗によってその厚さがT2に変化すると、シリンダヘッド上での仲介駆動機構55のコントロールシャフト57の軸方向における位置は、その厚さの変化分ΔT(=T1−T2)変化するようになる。
また揺動アーム58の側壁の厚さは、機関運転中の高温環境下での熱膨張によっても変化することがある。そしてその場合にも、コントロールシャフト57の軸方向における仲介駆動機構55の位置が変化してしまうことになる。
このように、たとえ製造時の仲介駆動機構55の組み付け位置を十分に高い精度で行ったとしても、上記摩耗や熱膨張による揺動アーム58の側壁の厚さの変化のため、実際の使用状態での気筒毎のバルブ特性のばらつきを継続的に十分に抑制した状態に保持することは困難となっている。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、摩耗や熱膨張によるバルブ特性の変化を、より好適に抑制することのできるバルブ特性調整機構を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果を記載する。
請求項1に記載の発明は、支持パイプの内部に軸方向に移動可能に配設されるコントロールシャフトと、前記支持パイプに揺動可能に配設されるバルブ特性調整機構本体と、そのバルブ特性調整機構本体の側部に配設されて該バルブ特性調整機構本体の前記コントロールシャフトの軸方向への移動を規制する規制部材とを備えるとともに、前記コントロールシャフトの軸方向の移動位置に応じて機関バルブのバルブ特性調節量を調整するバルブ特性調整機構において、前記規制部材に当接される前記バルブ特性調整機構本体の側壁がセラミクス材料にて形成されてなることをその要旨とする。
上記構成では、バルブ特性調整機構本体は、その側壁と規制部材との当接を通じて、コントロールシャフトの軸方向における位置が定まるようになっている。そうしたコントロールシャフトの軸方向における位置決めの基準となるバルブ特性調整機構本体の側壁が、耐摩耗性が高く、しかも熱膨張率の低いセラミクス材料で形成されている。したがってそうした摩耗や熱膨張による側壁の厚さの変化を長期に亘って安定して抑えることができ、その厚さの変化に伴うバルブ特性調整機構本体のコントロールシャフトの軸方向への変位に起因したバルブ特性の変化を、より好適に抑制することができるようになる。
なおこうしたセラミクス材料による側壁の形成は、請求項2に記載のように、前記バルブ特性調整機構本体の側面に、セラミクス材料からなるプレートを圧入して前記側壁を形成することで、容易に行うことができるようになる。
以下、本発明のバルブ調整機構を具体化した一実施形態を、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1に、シリンダヘッド10におけるバルブ調整機構の配設態様を示す。同図に示すようにシリンダヘッド10には、中空円筒状の支持パイプ11が配設されている。この支持パイプ11は、シリンダヘッド10に形成された隔壁12に固定されている。なお隔壁12は、このシリンダヘッド10の設けられた内燃機関の気筒間部分にそれぞれ形成されている。
支持パイプ11の内部には、軸方向に移動可能にコントロールシャフト13が挿通されている。コントロールシャフト13の一端は、シリンダヘッド10の端部に配設されたアクチュエータ14に接続されている。そしてコントロールシャフト13は、そのアクチュエータ14によって軸方向に移動されるようになっている。
一方、支持パイプ11には、2つの隔壁12に挟まれるように、仲介駆動機構15が気筒毎に配設されている。仲介駆動機構15は、支持パイプ11に揺動可能に軸支されている。仲介駆動機構15のアクチュエータ14側の側部には、同仲介駆動機構15のコントロールシャフト13の軸方向における組み付け位置決めを行うためのシム16が、隔壁12との間に介設されている。また仲介駆動機構15のアクチュエータ14と反対側の側部には、同仲介駆動機構15をアクチュエータ14側に付勢するウェーブワッシャ17が、隔壁12との間に介設されている。
次に図2を併せ参照して、仲介駆動機構15の構成を説明する。同図に示すように仲介駆動機構15は、入力アーム18、その両側にそれぞれ設けられた2つの揺動アーム19、それら入力アーム18および揺動アーム19の内部に配設されたスライダギア20を備えて構成されている。
スライダギア20は、揺動可能かつ軸方向に移動可能に上記支持パイプ11に軸支されている。スライダギア20は、ピン21を介してコントロールシャフト13に接続されており、コントロールシャフト13と共に軸方向に移動されるようになっている。スライダギア20の中央部分の外周にはヘリカルスプライン22が形成されている。またスライダギア20の両側部分の外周には、上記ヘリカルスプライン22とは歯すじの傾斜方向の異なるヘリカルスプライン23がそれぞれ形成されている(同図ではそのうちの片方のみを表示する)。
入力アーム18は、スライダギア20の中央部分の外周に形成されたヘリカルスプライン22に外挿されている。入力アーム18の内周にはヘリカルスプライン24が形成されており、上記スライダギア20の中央部分のヘリカルスプライン22に噛み合わされている。また入力アーム18には、カムシャフトのカムと当接されるローラ25が設けられている。
2つの揺動アーム19は、スライダギア20の両側部分の外周に形成されたヘリカルスプライン23にそれぞれ外挿されている。各揺動アーム19の内周には、ヘリカルスプライン26が形成されており、上記スライダギア20の両側部分のヘリカルスプライン23にそれぞれ噛み合わされている。また各揺動アーム19には、ノーズ部27が突出形成されている。このノーズ部27の下面は、その揺動を通じて機関バルブを直接的に駆動させるロッカアームに当接されるようになっている。なお、支持パイプ11の軸心からノーズ部27の下面までの距離は、揺動アーム19の揺動方向において順次変化されるようになっている。
これら入力アーム18、両揺動アーム19およびスライダギア20は、各ヘリカルスプライン22,23,24,26の噛み合いを通じて、一体となって揺動するようになっている。ちなみに入力アーム18は、ロストモーションスプリングによってカムシャフトのカムに常時押圧されるようになっており、またロッカアームは、機関バルブを閉弁側に付勢するバルブスプリングによって上記揺動アーム19のノーズ部27の下面に常時押圧されるようになっている。
続いて、こうしたバルブ調整機構の作動態様を説明する。
カムシャフトの回転に応じたカムの押圧により、入力アーム18のローラ25が押し下げられると、仲介駆動機構15を構成する入力アーム18、両揺動アーム19およびスライダギア20は一体となって下方へと揺動されるようになる。この下方への揺動に応じて揺動アーム19のノーズ部27は、ロッカアームを押圧してこれを押し下げることで、機関バルブを開かせる。一方、カムの押圧が無くなると、ロストモーションスプリングの付勢力により、ローラ25とカムとの当接を保持するように、入力アーム18、両揺動アーム19およびスライダギア20は一体となって上方に揺動されるようになる。これにより、ノーズ部27のロッカアームへの押圧も無くなり、機関バルブはバルブスプリングの付勢力により、閉じられるようになる。
さてアクチュエータ14によってコントロールシャフト13が軸方向に移動されると、各気筒の仲介駆動機構15のスライダギア20がコントロールシャフト13と共に軸方向に移動されるようになる。このとき、入力アーム18および両揺動アーム19は、それらの両側に配設されたシム16およびウェーブワッシャ17を介して、コントロールシャフト13の軸方向への移動が規制されていることから、各ヘリカルスプライン22,23,24,26の噛み合いを通じて、支持パイプ11の軸回りに回動されることとなる。そしてこのときの入力アーム18は、ヘリカルスプライン22,24とヘリカルスプライン23,26との歯すじの傾斜方向の違いのため、両揺動アーム19とは、反対方向に回動されることになる。そのため、カムシャフトのカムに当接されるローラ25とロッカアームに当接されるノーズ部27との、支持パイプ11の軸回りにおける挟み角が変化するようになる。
こうしてローラ25とノーズ部27との間の挟み角が変化されると、仲介駆動機構15の揺動に際しての、ノーズ部27の下面におけるロッカアームの当接位置の範囲が変化する。上述したように支持パイプ11の軸心からノーズ部27の下面までの距離は、揺動アーム19の揺動方向において順次変化するようになっている。そのため、上記当接位置の範囲が変化すれば、揺動に伴うノーズ部27のロッカアームの押し下げ態様が変化され、ひいては機関バルブのリフト量や作動角が変化することになる。このように本実施形態のバルブ特性調整機構は、コントロールシャフト13の軸方向の移動位置に応じて機関バルブのバルブ特性調節量を調整するように構成されている。
さて本実施形態のバルブ特性調整機構では、その仲介駆動機構15の両側を構成する揺動アーム19の側壁がセラミクス材料によって形成されている。こうした揺動アーム19は、図3に示すように、その内周のヘリカルスプライン26およびノーズ部27を構成する本体部28と上記側壁を構成するセラミクス製プレート29とに分割形成されている。そして本体部28に対してセラミクス製プレート29を圧入することで、揺動アーム19が形成されるようになっている。
なおこうしたセラミクス材料からなるセラミクス製プレート29に対して、両揺動アーム19の本体部28や入力アーム18、スライダギア20は、鋼、或いは焼結合金によって形成されている。またそのセラミクス製プレート29と当接されるシム16やウェーブワッシャ17は、鋼により形成されている。
図4にその断面構造を示すように、こうした仲介駆動機構15のコントロールシャフト13の軸方向における位置は、シム16やウェーブワッシャ17を介した隔壁12への当接を通じて定まるようになっている。そしてコントロールシャフト13の軸方向における位置決めの仲介駆動機構15側の基準となる揺動アーム19の側壁が、耐摩耗性が高く、しかも熱膨張率の低いセラミクス製プレート29により形成されるようになっている。
ちなみに、こうした本実施形態では、仲介駆動機構15が上記バルブ特性調整機構本体に相当する構成となっている。またシム16およびウェーブワッシャ17が上記規制部材に相当する構成となっている。
以上説明した本実施形態のバルブ特性調整機構によれば、次の効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、摩耗や熱膨張による側壁の厚さの変化を長期に亘って安定して抑えることができ、その厚さの変化に伴う仲介駆動機構15のコントロールシャフト13の軸方向への変位に起因したバルブ特性の変化を、より好適に抑制することができるようになる。
(2)本実施形態では、揺動アーム19を本体部28とセラミクス製プレート29とに分割形成し、そのセラミクス製プレート29を本体部28に圧入するようにしているため、セラミクス材料による側壁の形成を容易に行うことができる。
(3)揺動アーム19を一体形成した場合、その一方の端部において内周の径が狭められていることから、機械加工等によるその内周へのヘリカルスプライン26の形成は困難となる。その点、上記のように揺動アーム19を分割形成することで、その本体部28の内周へのヘリカルスプライン26の形成を容易とすることができるようにもなる。
なお上記実施形態は、以下のように変更して実施することもできる。
・セラミクス製プレート29の圧入以外の態様で、揺動アーム19の側壁をセラミクス材料に形成するようにしても良い。例えばセラミクス製プレート29を接着して設けるようにしたり、またその材質がセラミクスから金属へと順次変化する傾斜機能材料によって揺動アーム19を形成したりしても、その側壁をセラミクス材料にて形成することはできる。また揺動アーム19の全体をセラミクス材料にて形成するようにしても良い。そうした場合にも、摩耗や熱膨張による側壁の厚さの変化を安定して継続的に抑え、その厚さの変化による仲介駆動機構15のコントロールシャフト13の軸方向への変位に起因したバルブ特性の変化を好適に抑制することはできる。
・上記実施形態では、仲介駆動機構15の両側にそれぞれシム16およびウェーブワッシャ17を介設するようにしていたが、双方の側部にシム16を設けたり、或いは双方の側部にウェーブワッシャ17を設けたりする等、適宜その構成を変更しても良い。またシム16やウェーブワッシャ17等を介設せず、仲介駆動機構15の側面をシリンダヘッド10の隔壁12に直接当接させるようにしても良い。いずれにせよ、仲介駆動機構15のコントロールシャフト13の軸方向への移動を規制する部材に対して当接される側面をセラミクス材料にて形成すれば、上記(1)に記載の効果を奏することはできる。
本発明の一実施形態に係るバルブ特性調整機構およびその周辺部の平面図。 同実施形態のバルブ特性調整機構に採用される仲介駆動機構の斜視断面図。 同仲介駆動機構の揺動アームの分解斜視図。 同仲介駆動機構およびその周辺部の断面図。 従来のバルブ特性調整機構の側面図。 同バルブ特性調整機構に採用される仲介駆動機構及びその周辺部の断面図。 (A)(B)同バルブ特性調整機構の作動態様を示す側面図。 (A)(B)側壁の厚さの変化による仲介駆動機構の位置の変化態様を示す図。
符号の説明
10…シリンダヘッド、11…支持パイプ、12…隔壁、13…コントロールシャフト、14…アクチュエータ、16…シム、17…ウェーブワッシャ、15…仲介駆動機構(18…入力アーム(24…ヘリカルスプライン、25…ローラ)、19…揺動アーム(26…ヘリカルスプライン、27…ノーズ部、28…本体部、29…セラミクス製プレート)、20…スライダギア(22,23…ヘリカルスプライン)、21…ピン)。

Claims (2)

  1. 支持パイプの内部に軸方向に移動可能に配設されるコントロールシャフトと、前記支持パイプに揺動可能に配設されるバルブ特性調整機構本体と、そのバルブ特性調整機構本体の側部に配設されて該バルブ特性調整機構本体の前記コントロールシャフトの軸方向への移動を規制する規制部材とを備えるとともに、前記コントロールシャフトの軸方向の移動位置に応じて機関バルブのバルブ特性調節量を調整するバルブ特性調整機構において、
    前記規制部材に当接される前記バルブ特性調整機構本体の側壁がセラミクス材料にて形成されてなる
    ことを特徴とするバルブ特性調整機構。
  2. 前記バルブ特性調整機構本体の側面に、セラミクス材料からなるプレートを圧入することで、前記側壁が形成されてなる請求項1に記載のバルブ特性調整機構。
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