JP2006157835A - ネットワーク通信システムおよび障害検出通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 一方の伝送路に障害が発生しても他方の通信を停止させずに両側で障害発生を検出する。
【解決手段】 バッファ部104はネットワーク・デバイス200が受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積可能な容量を有する。受信制御部102は、受信した信号の異常により障害検出信号を出力し復旧すると障害検出信号を停止する。出力停止制御部105は障害検出信号が入力する度に一定時間間隔で出力停止検出時間、読出処理停止信号の出力を繰り返す。送信制御部101はバッファ部に蓄えられているデータをFIFO方式で順次に読出して送信するが読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワーク・デバイス間に接続された伝送路を用いて、データ通信を行うネットワーク通信システムおよび障害検出通知方法に係わり、特にネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されている、オートネゴシエーション機能を無効としたネットワーク・デバイス間通信において、送信用および受信用の独立した2本の伝送路で接続し、相互にデータを送受信する場合に伝送路の障害を相手装置に伝える障害通知に関する。
従来、IEEE802.3(IEEE:The Institute of Electrical and Electronics Engineers)に規定された、ツイストペアケーブルや光ファイバケーブルを使用した通信では、図5に示すように、サーバやルータ、LANスイッチなどのネットワーク・デバイス500とネットワーク・デバイス510を1対1で相互に接続する。そして、ネットワーク・デバイス500、510間を接続する伝送路は、データの送受信で独立した伝送路521と伝送路522を用いている。例えば、マルチモード光ファイバーを使用する1000Base−SXでは、1本を送信用、もう1本を受信用としている。
この通信方式における、2台のネットワーク・デバイス間の伝送路の通信異常(リンク障害)の検出方法は、IEEE802.3においてオートネゴシエーション機能で規定されている。この方法では、ネットワーク・デバイス510からネットワーク・デバイス500へデータ転送される伝送路522においてリンク障害が発生した場合、データを受信する側であるネットワーク・デバイス500は、受信データのアラーム検出機能によりリンク障害を検出する。
リンク障害を検出後、オートネゴシエーション機能として、ネットワーク・デバイス500は、ネットワーク・デバイス510へのオートネゴシエーション用の送信データに、リンク障害の発生情報を乗せて伝送路521へ送信することで、ネットワーク・デバイス510へ障害発生を通知する。このようにオートネゴシエーションでは、ネットワーク・デバイス間で相互に状態監視を行っている。
しかしながら、オートネゴシエーション機能は、IEEE802.3で規定されてはいるが、通信方式によっては、オプション機能とされていることや無効として使用することを許可している。したがって、ネットワーク・デバイス間の通信では、必ずしもオートネゴシエーション機能を有効にして使用するとは限らない。例えば、異種ベンダーのネットワーク・デバイスとの接続では、相性により正常動作する・正常動作しないという問題が発生し、オートネゴシエーション機能を敢えて無効として使用する場合がある。
このように、オートネゴシエーション機能を無効とした、2台のネットワーク・デバイス間の通信では、ネットワーク・デバイス間の相互監視は行われず、送受信号の方向毎に独立にリンクが確立した状態が存在することとなる。このため、ネットワーク・デバイス間の伝送路で片方向のみのリンク障害が発生していた場合では、発生した障害を両端のネットワーク・デバイスで確実に検出させる手段がない。
この問題を、新しい制御プログラムを使用せず、既存の技術のみで解決する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。その方法では、図6に示すように、例えばネットワーク・デバイス530の送信制御部531から伝送路551に対して、データを送信していない期間に利用可否を示す信号を定期的に送信する。そして、受信制御部532が伝送路552から利用可否信号を一定期間以上検出できないとき、障害が発生したと判断する。すると、回線制御部534の制御により、送信制御部531はネットワーク・デバイス540へデータを送信する伝送路551に対して、一切の信号を送ることを意図的に停止する。
そのため、ネットワーク・デバイス540は、受信データの異常検出機能において、入力信号が完全に停止されたことを判断するため、このリンク障害が発生したことを検出できる。このように、特許文献1記載の技術では、接続する2台のネットワーク・デバイス間で、一方向のみの伝送路に障害が発生した場合にも、確実に両方のネットワーク・デバイスにおいて障害の発生を検出することができる方法を示している。
特開2001−103062(第1頁ー第2頁、図1)
上述した特許文献1記載の障害検出通知方法では、一方の伝送路しか障害が発生していないにも関わらず両方向の伝送路の通信を停止させてしまうため、正常に通信できる筈の伝送路551の通信に関しても停止することになる。この場合、片方向だけでも動作させておきたいといった要望を満足させることができないという問題点がある。
また、リンクアグリゲーション(IEEE802.3)を使用し、複数本の伝送路を1つに束ね、高帯域および冗長性を確保しているような伝送路では、1本の伝送路が使用できない状態でも、残りの伝送路を使用し通信を継続するため、両方向の通信を停止する必要はないのである。
そこで、本発明の目的は、ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されている、オートネゴシエーション機能を無効としたネットワーク・デバイス間通信において、一方向のみの伝送路に障害が発生した場合にも、もう片方向の通信を停止させることなく、両方のネットワーク・デバイスにおいて確実に障害の発生を検出できる障害検出通知方法を提供する。
本発明は、上記の目的を達成するため、伝送路障害を検出したネットワーク・デバイスは、接続相手のネットワーク・デバイスへの伝送路への信号送出を一定時間(出力停止検出時間)の間、停止する機能を備えている。また、一定時間の間停止されている送信信号を、ネットワーク・デバイスが搭載しているバッファ内に格納する機能を備えている。
本発明の障害検出通知方法では、ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されている、オートネゴシエーション機能を無効としたネットワーク・デバイス間通信において、伝送路障害が発生した場合、伝送路障害を検出したネットワーク・デバイスは、接続相手のネットワーク・デバイスへの伝送路への信号送出を出力停止検出時間の間停止させる。この出力停止検出時間は、接続相手ネットワーク・デバイスが入力データの停止を検出できる時間であり、その時間は可変パラメータとして自由に設定できる値である。したがって、相手接続装置は伝送路障害を検出させることを可能とする。
また、ネットワーク・デバイスはバッファを搭載し、常時ファーストイン・ファーストアウト方式で送信データの書き込み・読み出し処理が行われている。また、このバッファは出力停止検出時間以上の間データを蓄積できるだけの容量を持っている。このバッファを備えていることにより、接続相手のネットワーク・デバイスへの伝送路への信号送出停止中はバッファへ送信データが蓄積され、信号送出停止が解除されると蓄積されていたデータを順次送出する。バッファは出力停止検出時間以上の間データを蓄積できるだけの容量を持っているため、送信データを損なわせること無く相手接続装置へ伝送路障害を検出させることを可能とする。
本発明の第1の効果は、オートネゴシエーション機能を無効としたネットワーク・デバイス間通信において、既存の技術のみを用いて両方のネットワーク・デバイスに障害通知する場合、従来の技術では両方向の伝送路を停止していたが、本発明によれば、一方の伝送路で異常が発生した場合でも、正常な他方の伝送路での通信を送信データを損なわせることなく継続させることができるため、伝送路を効率良く使用したネットワークを構築することが可能になるということである。
本発明によれば、ネットワーク・デバイス間通信において、リンクアグリゲーション機能を使用し、複数本の伝送路を1つに束ね、高帯域および冗長性を確保しているような構成での伝送路では、1本の伝送路が使用できない状態でも残りの伝送路を使用し通信を継続できる。そのため、リンクアグリゲーション機能を使用したネットワーク・デバイス間通信に、本発明の障害検出通知方法を適用すると、伝送路障害が発生した場合でも、正常な伝送路を停止せずに、データ通信を継続することができるため、高帯域を確保し、伝送路効率良くを使用した、ネットワークを構築することが可能になるという第2の効果を得ることができる。
本発明の第3の効果は、本発明の障害検出通知方法では、2台のネットワーク・デバイスのうち1台に、本発明の障害検出通知方法が適用されていれば、上記の発明効果1、2をもたらすことが可能である。例えば、本発明の障害検出通知方法を適用したネットワーク・デバイスに対して、接続相手のネットワーク・デバイスが一般的なルータ,LAN,スイッチ等であった場合でも問題なく上記の効果を期待することができるということである。
本発明の第4の効果は、本発明では、障害発生箇所が伝送路の送信/受信のどちらであるか判断を可能とするため、障害時の発生箇所の切り分け、障害探索等を迅速に行うことができるようになるということである。
本発明の第5の効果は、接続する通信方式に合わせた設定が可能であるため、IEEE802.3で規定している各種の通信方式の対応が容易に実現できるということである。。
本発明の第6の効果は、本発明は既存の技術のみで対応しているため、プロトコロル等の新規開発を必要とせず、上記効果を容易に且つ経済的に得ることができるということである。
本発明は、ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムに関する。ネットワーク・デバイスの少なくとも一方に、バッファ部,受信制御部,出力停止制御部および送信制御部を設ける。
バッファ部は、対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間、送信データを蓄積可能な容量を有する。受信制御部は、対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信するが、受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力し、復旧した場合は障害検出信号を停止する。
送信制御部は、バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する。出力停止制御部は、障害検出信号が入力する度にバッファ部の蓄積データを損なわないだけの一定時間間隔で出力停止検出時間、読出処理停止信号の出力を繰り返す。
図1は本発明が適用されるネットワーク通信システムを示すブロック図である。図1において、ネットワーク・デバイス100は、ルータ、LANスイッチなどのネットワーク・デバイスであり、ネットワーク・デバイス200,300,400は、それに接続されるクライアント装置などのネットワーク・デバイスである。
ネットワーク・デバイス100には、ネットワーク・デバイス200,300,400と1対1対応にインタフェース部106,107,108が設けられており、インタフェース部106,107,108は上位制御部103により制御される。
これらのネットワーク・デバイスは、例えば、ネットワーク・デバイス100からネットワーク・デバイス200へデータ送信する伝送路121、およびネットワーク・デバイス200からネットワーク・デバイス100へデータ送信する伝送路122で接続されており、IEEE802.3に規定された通信を相互に行っている。
図2は、本発明のネットワーク通信システムの一実施例を示す。図2において、インタフェース部106は、送信制御部101,受信制御部102,バッファ部104,出力停止制御部105を備え、ネットワーク・デバイス200は、送信制御部201,受信制御部202,上位制御部203を備える。
受信制御部102は、ネットワーク・デバイス200から送信される信号を受信するインターフェース部である。受信制御部102で受信したデータは、順次に上位制御装置103へ転送する。また、受信した信号の異常により、伝送路の障害が発生したことを検出する、受信データのアラーム検出機能を備えている。このアラーム検出機能は、本発明では、どのような形態でも良く、一般的なアラーム検出機能を備えていれば足りる。
例えば、入力信号の断(LOSS OF SIGNAL),入力フレームの同期外れ(LOSS OF FRAME),入力データのCRCチェックエラーなどが検出できる。そして、検出したアラーム情報として障害検出信号を出力停止制御部105へ出力する。さらに、発生していたアラームが復旧した場合は、出力停止制御部105へ出力していた障害検出信号を停止する機能を備えている。
バッファ部104は、ファーストイン・ファーストアウト方式で読出し、書込みが可能なメモリである。ネットワーク・デバイス100からネットワーク・デバイス200へ送信する信号は、上位制御部103からバッファ部104へ順次に書込み処理が行われ、バッファ部104から送信制御部101へ順次に読出し処理が行われる。バッファ部104のメモリの容量は、出力停止検出時間(詳細は後述)以上の間データを蓄積できるだけの容量が最低限必要である。
送信制御部101は、ネットワーク・デバイス200へ送信する信号を出力するインターフェース部である。ネットワーク・デバイス200へ送信する信号は、バッファ部104に蓄えられているため、順次に読出し処理を行い、読み出した信号をネットワーク・デバイス200へ出力する。また、出力停止制御部105から、読出処理停止信号を受信していた場合は、バッファ部104への読出し処理を停止し、ネットワーク・デバイス200へ全く信号を送信しない。さらに、読出処理停止信号の入力が無くなると、バッファ部104への読出し処理を再開する機能を備えている。
出力停止制御部105は、受信制御部102から障害検出信号を受信する。障害検出信号を受信すると、送信制御部101へ一定時間の間読出処理停止信号を出力する機能を備えている。この一定時間は、以後便宜上、出力停止検出時間と表記する。出力停止検出時間は、相手ネットワーク・デバイス200が、入力データの停止をアラームとして検出できる時間である。
つまり、ネットワーク・デバイス200側のシステムとして、アラーム検出機能に設定している、入力データの停止を伝送路障害と判断するための規格時間よりも長い時間である。また、その時間は、使用している通信システムや、接続するネットワーク・デバイスにより様々であるため、可変パラメータとして、出力停止制御部105に自由に設定できる機能を備えている。
上位制御部103は、送受信するネットワーク・デバイスが、ネットワーク・デバイスが200であった場合は、送信データはバッファ部104へ順次に書き込む。また、受信データは受信制御部102から受信する機能を備えている。また、上位制御部103の機能は、ネットワーク・デバイス200がどのような装置であるかによって、適宜のものを採用することができ、例えばルータのようなインターネットワーク装置であれば中継エンジンを持ち受信制御部102から受信するデータを別のインターフェース部へ中継する機能を備えている。
一方、ネットワーク・デバイス200の送信制御部201はネットワーク・デバイス100へ送信する信号を出力するインターフェース部、受信制御部202はネットワーク・デバイス100から送信される信号を受信するインターフェース部であり、上位制御部203は送信制御部201および受信制御部202を制御する。
図2は、本発明がネットワーク・デバイス100側のみに適用されている例を示しているが、ネットワーク・デバイス200側に適用、つまり、バッファ部104と出力停止制御部105をネットワーク・デバイス100ではなく、ネットワーク・デバイス200に設けても同様な効果を得ることができる。
[動作の説明1]
図3は、図2に示したネットワーク通信システムにおいて、正常動作時から障害発生,障害復旧および正常動作状態に戻るまでのネットワーク・デバイス100の動作をネットワーク・デバイス200の動作とともに示すフローチャートである。
いま、ネットワーク・デバイス100と200において、伝送路121,122を用いてイーサネットで相互通信を実施する場合を説明する。この時、ネットワーク・デバイス100および200は、オートネゴシエーション機能を用いずに通信することを前提とする。
ネットワーク・デバイス100からネットワーク・デバイス200へ送信するデータは、上位制御部103からバッファ部104へ書込み処理が行われる。次に、バッファ部104から送信制御部101へファーストイン・ファーストアウト方式で読み出される。読み出された信号は、送信制御部101から対向のネットワーク・デバイス200へ送出される。また、ネットワーク・デバイス200から受信するデータは、受信制御部102で受信した後、上位制御部103へデータ転送を行う。上位制御部103では、受信したデータを他のインターフェース部へ送信するなど、適宜必要なデータ転送を行う。
さて、受信制御部102では、アラーム検出機能により、常時受信信号のアラーム監視を行っている(図3のステップS1)。このアラーム監視は、例えば、入力信号の断(LOSS OF SIGNAL),入力フレームの同期外れ(LOSS OF FRAME),入力データのCRCチェックエラーを検出するものである。
正常なデータ通信状態である間は、受信制御部102は受信したデータを上位制御部103にわたす。リンク中の伝送路122において伝送路障害が発生した場合(ステップS2でYes)、ネットワーク・デバイス100の受信制御部102では、アラーム検出機能が伝送路122の障害を検出する(図3のステップS3)。伝送路障害を検知した受信制御部102は、受信したデータを破棄する。したがって、伝送路222上にはデータが流れているが、実質的にはネットワーク・デバイス200からの送信が停止しているのと同じ状態となる。
また、伝送路障害を検知した受信制御部102は、出力停止制御部105へ障害検出信号を送信する(ステップS4)。障害検出信号を受信した出力停止制御部105は、送信制御部101へ、バッファ部104への読出し処理を停止させるため、読出処理停止信号を出力停止検出時間の間出力する(ステップS5)。送信制御部101は、読み出し処理停止信号に従い、読出し処理を停止およびネットワーク・デバイス200への出力信号を完全に停止させる(ステップS6)。この間に上位制御部103からバッファ部104に書き込まれる送信データは、バッファ部104内のメモリに蓄えられていく。
一方、ネットワーク・デバイス200の受信制御部202においても、アラーム検出機能により、常時受信信号のアラーム監視を行っている(ステップS21)。このアラーム監視は、ステップS1におけのと同じであるが、入力信号の断の検出には送信データの出力停止(ステップS6)に起因するものも含ませることができる。
即ち、リンク中の伝送路121からの一切の入力信号が停止されている状態が出力停止検出時間の間継続されると(ステップS22でYes)、この入力データの停止を伝送路障害として検出できる時間に設定しておくことにより、ネットワーク・デバイス200は伝送路障害が発生したことを判断できる(ステップS23)。以上の方法により、ネットワーク・デバイス100およびネットワーク・デバイス200の両方において伝送路障害の発生を検出させることができる。
出力停止検出時間が経過すると、出力停止制御部105は、送信制御部101へ通知している読出処理停止信号の出力を停止し(ステップS7)、バッファ部104への読出し処理を再開させ、ネットワーク・デバイス200への信号出力処理を再開させる(ステップS8)。
送信制御部101からの読出し処理が停止している間は、上位制御部103からバッファ部104に書き込まれる送信データは、バッファ部104内のメモリに蓄えられていたため、バッファ部104への読出し処理を再開されたことにより、蓄えられていたデータも、順にネットワーク・デバイス200へ出力される。バッファ部104のメモリ容量は、出力停止検出時間分のデータを蓄えておく容量があるため、伝送路121の通信は、送信データを損なわせることなく継続させることができる。この結果、伝送路障害の間、伝送路122の通信は停止するが、伝送路121の通信は継続したことになる。
伝送路障害検出(ステップS3)の後においても、受信制御部102においては、ステップS1と同様の受信信号のアラーム監視を継続している(ステップS9)。ただし、この間に伝送路異常を検出しても、ネットワーク・デバイスには既に伝わっているので(ステップS6)、改めて伝えることはしない。
そして、伝送路異常が無くなると(ステップS10でNo)、伝送路異常が復旧したので、ステップS1に戻り、また、受信制御部102は受信したデータを上位制御部205にわたすようになる。
[動作の説明2]
以上に説明した障害検出通知方法では、ネットワーク・デバイス200側における伝送路障害は、伝送路121で発生したものであるのか、伝送路122で発生したもの(入力信号の停止継続を導く)であるのかの特定をすることができない。これを解決するために、伝送路の障害箇所の特定ができるようにするための方法を図4のフローチャートに示す。
図4のステップT8までは、図3のフローチャートと同様であるが、読出し停止信号の出力停止(図4のステップT7)により、送信データが再開された(ステップT8)後、ネットワーク・デバイス100の受信制御部102でのアラーム検出機能(ステップT9)にて伝送路障害が継続されている場合(ステップT10でYes)、出力停止間隔経過後、出力制御部105から再度読み出し停止信号を出力する(ステップT5)。これにより、ネットワーク・デバイス200への送信データを再び出力停止検出時間の間停止する(ステップT6)。以後、出力停止・出力停止解除のサイクル(ステップT5〜T10)を繰り返すこととする。
この障害検出通知方法では、ネットワーク・デバイス200側では、入力信号の停止による伝送路障害検出が周期的に発生することを確認できる。図2の構成によれば、この出力停止間隔に発生する周期的な伝送路障害は、伝送路122の伝送路障害であることが明かであるため、送信側の伝送路122の障害箇所として検出すること(ステップT26)が可能である。一方、検出した伝送路障害が周期的ではなく、単発の障害検出、あるいは、継続した障害検出であった場合は、受信側の伝送路121の障害箇所として検出(ステップT25)が可能である。
出力停止間隔は短すぎると、バッファ部104に、出力停止時間分蓄えられていたデータが全部出力される前に、次のデータの書き込みが始まるため、ネットワークの負荷やシステムの構成に合わせて、自由に調整できるよう可変パラメータとして、出力停止制御部105に設定できる仕組みを持たせる。
また、この後、障害が回復した場合のネットワーク・デバイス200側では、出力停止間隔以上の時間、データが正常に入力されていることを確認することにより、正常運用状態に戻ったことを判断することができる。障害が回復した場合には、ネットワーク・デバイス100の受信制御部102において、ネットワーク・デバイス200からのデータ受信が確認できる。
次に、上記出力停止間隔の具体的な設定例を示す。本例では、伝送路の距離遅延時間は考慮せず“ゼロ”遅延とする。また、ネットワーク・デバイス間通信を通信規格100Base−Tで通信をしていた場合、伝送路のバンド幅は100Mbpsであり、ネットワークの負荷としてデータ送受信の使用帯域が80%であるとする。また、ネットワーク・デバイス200の、入力データの停止を伝送路障害と判断するための規格時間が1secであるとする。したがって、出力停止制御部105に設定される出力停止検出時間は、1secとなる(本例では、マージンを考慮しない)。
ここで、ネットワーク・デバイス100のバッファ部104のメモリ容量は、出力停止検出時間である1sec分の容量があればいいので100Mbitとする。次に、伝送路障害により、1secの間で信号出力を停止し、バッファ部104に、100%送信データが蓄えられている状態から、信号出力が再開された状態から出力停止間隔を計算する。
帯域の使用レートが80%であるため、バッファ部104に蓄えられていた送信データが読み出される最大の帯域は20%となるため、100Mbps×20%=20Mbpsである。したがって、バッファ部104に蓄えられていた送信データが全て読み出されるまでの時間は、100Mbit÷20Mbps=5secである。この結果、出力停止間隔は5秒以上を設定すれば良いことがわかる。
本発明が適用されるネットワーク通信システムのブロック図 本発明のネットワーク通信システムの一実施例を示すブロック図 本発明の第1の動作例を示すフローチャート 本発明の第2の動作例を示すフローチャート 第1の従来例のブロック図 第2の従来例のブロック図
符号の説明
100,200 ネットワーク・デバイス
101,201 送信制御部
102,202 受信制御部
103,203 上位制御部
104 バッファ部
105 出力停止制御部
300,400 ネットワーク・デバイス
121〜126 伝送路

Claims (6)

  1. ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムにおいて、
    前記ネットワーク・デバイスの少なくとも一方に、
    対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積可能な容量を有するバッファ部と、
    対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信するが受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力し復旧した場合は前記障害検出信号を停止する受信制御部と、
    前記障害検出信号が入力すると前記出力停止検出時間、1回に限り読出処理停止信号を出力する出力停止制御部と、
    前記バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが前記読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する送信制御部とを設けたことを特徴とするネットワーク通信システム。
  2. ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムにおいて、
    前記ネットワーク・デバイスの少なくとも一方に、
    対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積可能な容量を有するバッファ部と、
    対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信するが受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力し復旧した場合は前記障害検出信号を停止する受信制御部と、
    前記障害検出信号が入力する度に前記バッファ部の蓄積データを損なわないだけの一定時間間隔で前記出力停止検出時間、読出処理停止信号の出力を繰り返す出力停止制御部と、
    前記バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが前記読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する送信制御部とを設けたことを特徴とするネットワーク通信システム。
  3. ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムにおける障害検出通知方法であって前記ネットワーク・デバイスの少なくとも一方において、
    対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積する容量を有するバッファに送信データを蓄積する段階と、
    対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信し受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力する段階と、
    前記障害検出信号が入力すると前記出力停止検出時間、1回に限り読出処理停止信号を出力する段階と、
    前記バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが前記読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する段階と、
    復旧した場合は前記障害検出信号を停止する段階とを有することを特徴とする障害検出通知方法。
  4. ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムにおける障害検出通知方法であって前記ネットワーク・デバイスの少なくとも一方において、
    対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積する容量を有するバッファに送信データを蓄積する段階と、
    対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信し受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力する段階と、
    前記障害検出信号が入力する度に前記バッファ部の蓄積データを損なわないだけの一定時間間隔で前記出力停止検出時間、読出処理停止信号の出力を繰り返す段階と、
    前記バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが前記読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する段階と、
    復旧した場合は前記障害検出信号を停止する段階とを有することを特徴とする障害検出通知方法。
  5. ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムにおける前記ネットワーク・デバイスの少なくとも一方において実行されるプログラムであって、
    対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積する容量を有するバッファに送信データを蓄積する手順と、
    対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信し受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力する手順と、
    前記障害検出信号が入力すると前記出力停止検出時間、1回に限り読出処理停止信号を出力する手順と、
    前記バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが前記読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する手順と、
    復旧した場合は前記障害検出信号を停止する手順とを有することを特徴とするプログラム。
  6. ネットワーク・デバイス間の送受信の伝送路が独立して接続されオートネゴシエーション機能が無効とされているネットワーク通信システムにおける前記ネットワーク・デバイスの少なくとも一方において実行されるプログラムであって、
    対向するネットワーク・デバイスが受信データの停止をアラームとして検出できる時間である出力停止検出時間以上の間送信データを蓄積する容量を有するバッファに送信データを蓄積する手順と、
    対向するネットワーク・デバイスからのデータを受信し受信した信号の異常により伝送路に障害が発生したことを検出すると障害検出信号を出力する手順と、
    前記障害検出信号が入力する度に前記バッファ部の蓄積データを損なわないだけの一定時間間隔で前記出力停止検出時間、読出処理停止信号の出力を繰り返す手順と、
    前記バッファ部に蓄えられているデータをファーストイン・ファーストアウト方式で順次に読出して送信するが前記読出処理停止信号が入力するとデータ送信を停止する手順と、
    復旧した場合は前記障害検出信号を停止する手順とを有することを特徴とするプログラム。
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