JP4045415B2 - イーサネット通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イーサネット通信装置に関し、特に、専用線に使用可能なイーサネット通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イーサネットはLANのインタフェースとして用いられてきた。しかし、近年のデータ通信の増大により、イーサネットを専用線的に用いた通信形態が要求されるようになってきている。専用線は伝送路の信頼性が高いことが要求されるが、イーサネットインタフェースを用いた通信装置にも信頼性が要求されるようになっている。
【0003】
そのため、イーサネットインタフェースを対象とした冗長構成手段は、IEEE802.3等にて制定されている。これらによれば、リンクアグリゲーションやスパニングツリーにより、イーサネットインタフェースの冗長構成が実現可能である。
【0004】
スパニングツリーによれば、通信装置は、パケット転送先の装置までのルートが複数ある場合に、通常時にはそのうちの1ルートだけを生かしておき、そのルートに障害が発生したとき他のルートに切り替える。
【0005】
また、リンクアグリゲーションによれば、通信装置は、複数の物理リンクを束ねて1つの論理リンクとすることにより、論理リンクの中の1つの物理リンクに障害が発生しても通信を維持することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
スパニングツリーやリンクアグリゲーションを実行するために、通信装置は複雑なプロトコル処理を要求される。そのため、これらを用いた方法は、経路の切り替え時間が長いという問題を有していた。また、複雑なプロトコル処理を実行するために、通信装置の処理能力が圧迫されていた。
【0007】
本発明の目的は、複雑なプロトコル処理を必要とせず、切り替え時間の短い冗長構成を有する通信装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のイーサネット通信装置は、2つのリンクに接続されたイーサネット通信装置であって、
障害情報から前記各リンクの状態が正常であるか異常であるか判定するリンク異常判定手段と、
前記リンク異常判定手段の判定結果を用いて、受信データを取得するリンクを選択する切替制御手段と、
前記各リンクに対応して接続され該リンクによりデータを送受信しており、対応する該リンクが、受信データを取得するリンクとして前記切替制御手段により選択されると、該リンクから受信したデータを受信データとして取り出し、該リンクの障害を検出すると前記障害情報を前記リンク異常判定手段に通知する2つの送受信手段とを有している。
【0009】
本発明によれば、リンク異常の発生を契機に、有効なリンクの選択が変更される。
【0010】
本発明のイーサネット通信装置において、2つの前記送受信手段は、対応する前記リンクが、受信データを取得するリンクとして前記切替制御手段により選択されているか否かにかかわらず、対応する前記リンクに同一のデータを送信してもよい。
【0011】
本発明によれば、2つのリンクに同一データが送信されているので、リンク異常を検出した受信側装置だけで、有効なリンクの選択を変更できる。
【0012】
また、ユーザにより選択された二重化または一重化のいずれかを前記切替制御手段および前記送受信手段に通知する二重化状態設定手段をさらに有し、
前記切替制御手段は、前記二重化状態設定手段から一重化を通知されると動作を停止し、二重化を通知されると動作し、
前記送受信手段は、前記二重化状態設定手段から二重化を通知されると、2つの前記送受信手段が同一のデータを送信し、対応する前記リンクが受信データを取得するリンクとして選択された一方の前記送受信手段が受信データを取得し、一重化を通知されると、2つの前記送受信手段が、互いに異なるデータをそれぞれ送信し、前記リンク毎に異なる受信データをそれぞれ取得することとしてもよい。
【0013】
本発明のイーサネット通信装置は、二重化状態設定手段から通知されたユーザ設定情報に従って切替制御手段および送受信手段が動作を選択することにより、2つのリンクを二重化するか、一重化の2つのリンクとするかを切り替えることができる。
【0014】
本発明のイーサネット通信装置は、ユーザにより設定された閾値を前記リンク異常判定手段に通知するリンク異常閾値設定手段をさらに有し、
前記リンク異常判定手段は、前記障害情報から前記各リンクの状態が正常であるか異常であるか判定するとき前記閾値を用いることとしてもよい。
【0015】
本発明によれば、リンク異常判定手段が、リンク異常閾値設定手段から通知されたユーザ設定の閾値を用いてリンク異常を判定することができる。
【0016】
本発明のイーサネット通信装置において、前記送受信手段はリンク断を前記障害として検出することが好ましい。
【0017】
また、前記送受信手段は、デカプセル化におけるCRCエラーを前記障害として検出することが好ましい。
【0018】
本発明のイーサネット通信装置において、前記送受信手段は、前記リンクから受信したデータを回線クロックに同期してFIFOに蓄積し、内部クロックに同期して前記FIFOから前記データを読出して前記受信データとして取得するとしてもよい。
【0019】
さらに、前記内部クロックは前記回線クロックの2倍以上の速度であることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の一実施形態の通信装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、通信装置1は、0系送受信部10、1系送受信部30、バス制御部41、リンク異常判定部51および切替制御部52を有している。0系送受信部10と1系送受信部30とは、リンクと通信装置の送受信機能を二重化している。
【0022】
0系送受信部10は、送信物理インタフェース11、符号化逆変換部12、フレームカプセル化部13、受信物理インタフェース14、リンク断検出部15、符号化変換部16、フレームデカプセル化部17およびタイミング調整部18を有している。送信物理インタフェース11、符号化逆変換部12、フレームカプセル化部13、受信物理インタフェース14、リンク断検出部15、符号化変換部16およびフレームデカプセル化部17によって、IEEE802.3により規定されているPHY、PMD、PMA、PCSの機能が実現されている。
【0023】
同様に、1系送受信部30は、送信物理インタフェース31、符号化逆変換部32、フレームカプセル化部33、受信物理インタフェース34、リンク断検出部35、符号化変換部36、フレームデカプセル化部37およびタイミング調整部38を有している。
【0024】
フレームカプセル化部13は、タイミング調整部18からのデータ114をイーサネットフレームにカプセル化し、符号化逆変換部12に送信する。カプセル化の処理は、プリアンブルの付与、CRC演算およびFDCの付与などである。
【0025】
同様に、フレームカプセル化部33は、タイミング調整部38からのデータ134のイーサネットフレームにカプセル化し、符号化逆変換部32に送信する。
【0026】
符号化逆変換部12は、フレームカプセル化部13でカプセル化されたイーサネットフレームのデータ113を受信し、4B/5B変換して送信物理インタフェース11に送信する。
【0027】
同様に、符号化逆変換部32は、フレームカプセル化部33でカプセル化されたイーサネットフレームのデータ133を受信し、4B/5B変換して送信物理インタフェース31に送信する。
【0028】
送信物理インタフェース11は、符号化逆変換部113で4B/5B変換されたデータ112を受信してイーサネットの回線111に送信する。
【0029】
同様に、送信物理インタフェース31は、符号化逆変換部133で4B/5B変換されたデータ132を受信してイーサネットの回線131に送信する。
【0030】
受信物理インタフェース14は、回線116からデータを受信し、リンク断検出部15に送信する。
【0031】
同様に、受信物理インタフェース34は、回線136からデータを受信し、リンク断検出部35に送信する。
【0032】
リンク断検出部15は、受信物理インタフェース14から受信したデータ117によってリンク断検出を行うと共に、そのデータを符号化変換器16に送信する。また、リンク断検出部15は、リンク断を検出すると、リンク断検出信号151をリンク異常判定部51に送信する。
【0033】
同様に、リンク断検出部35は、受信物理インタフェース34から受信したデータ137によってリンク断検出を行うと共に、そのデータを符号化変換器36に符号化変換器36に送信する。また、リンク断検出部35は、リンク断を検出すると、リンク断検出信号152をリンク異常判定部51に送信する。
【0034】
符号化変換部16は、リンク断検出部15からのデータ118を5B/4B変換してフレームデカプセル化部17に送信する。
【0035】
同様に、符号化変換部36は、リンク断検出部35からのデータ138を5B/4B変換してフレームデカプセル化部37に送信する。
【0036】
フレームデカプセル化部17は、符号化変換部16で4B/5B変換されたデータ119のイーサネットフレームをデカプセル化してタイミング調整部18に送信する。デカプセル化の処理はCRCエラー検出を含んでいる。CRCエラーは、フレームのデータをCRC演算した結果と、フレームに付与されているCRC値とを比較することにより検出される。フレームデカプセル化部17、37は、CRCエラーを検出すると、CRCエラー検出信号153をリンク異常判定部51に送信する。
【0037】
同様に、フレームデカプセル化部37は、符号化変換部36で4B/5B変換されたデータ139のイーサネットフレームをデカプセル化してタイミング調整部38に送信する。フレームデカプセル化部37は、CRCエラーを検出すると、CRCエラー検出信号154をリンク異常判定部51に送信する。
【0038】
リンク異常判定部51は、リンク断検出信号151、152およびCRCエラー検出信号153、154から、回線116、136のリンク断またはCRCエラーを取得し、各リンクの状態を含むリンク状態信号155を切替制御部52に送信する。リンクの状態とは、正常状態や、リンク断またはCRCエラーによるリンク異常状態である。
【0039】
切替制御部52は、リンク異常判定部51からのリンク状態信号155を受信し、各リンクの状態と、自身が管理している運用系情報から、いずれの系を運用系とすべきか判断する。そして、切替制御部52は、運用系とすべき系のタイミング調整部にタイミング制御信号を送信する。運用系情報とは、現在どちらの系が運用系であるかを含む情報である。また、タイミング制御信号とは、タイミング制御の実行を指示するための信号であり、すなわち運用系を示す信号である。0系を運用系とすべきとき、タイミング制御部52は、タイミング調整部18にタイミング制御信号156を送信する。また、1系を運用系とすべきとき、タイミング制御部52は、タイミング調整部38にタイミング制御信号157を送信する。
【0040】
いずれの系を運用系とすべきかの判断は、原則として、リンク断とCRCエラーのどちらも発生していない系を運用系とする。これは、リンク状態信号155のみから判断可能である。また、両系にCRCエラーが発生したとき、切替制御部52は、一例として、現状の運用系を維持する。この判断に運用系情報が利用される。
【0041】
タイミング調整部18は、タイミング制御信号156を受信しているときのみ、フレームデカプセル化部17から受信したデータ120をタイミング調整し、バス制御部41に送信する。受信物理インタフェース14からフレームデカプセル化部17までの各部は、回線クロック201に同期しており、バス制御部41は、内部クロック202に同期している。タイミング調整とは、それらクロック間で、データを乗せ換えることである。内部クロック202は、回線クロック201の2倍以上の速度である。
【0042】
また、タイミング調整部18は、タイミング制御信号156を受信していないときには、データをバス制御部41に送信しない。
【0043】
また、タイミング調整部18は、常時、バス制御部41からデータ115を受信し、回線クロック201にタイミング調整してフレームカプセル化部13に送信する。
【0044】
同様に、タイミング調整部38は、タイミング制御信号157を受信しているときのみ、フレームデカプセル化部37から受信したデータ140を受信してタイミング調整し、バス制御部41に送信する。受信物理インタフェース34からフレームデカプセル化部37までの各部は、回線クロック201に同期している。
【0045】
また、タイミング調整部38は、タイミング制御信号157を受信していないときには、データをバス制御部41に送信しない。
【0046】
また、タイミング調整部38は、常時、バス制御部41からデータ135を受信し、回線クロック201にタイミング調整してフレームカプセル化部33に送信する。
【0047】
バス制御部41は、タイミング調整部18、38からのデータ121、141を受信し、受信データ142として出力する。タイミング調整部18からのデータ121と、タイミング調整部38からのデータ141とが同時に受信されることはなく、いずれか一方が受信される。バス制御部41は、受信されたいずれか一方のデータを受信データ142としてスイッチ部(不図示)に送信する。
【0048】
また、バス制御部41は、スイッチ部から受信した同じデータを、0系のタイミング調整部18と、1系のタイミング調整部38の双方に送信する。これにより、対向装置の受信部において、イーサネットフレームを取り込む系の選択を変更するだけで、即座に運用系を切り替えることが可能となっている。
【0049】
図2は、本実施形態のタイミング調整部18の構成を示すブロック図である。タイミング調整部38も同様の構成である。図2を参照すると、タイミング調整部18は、送信データ書込込制御部63、FIFO62、送信データ読出制御部61、受信データ書込部64、FIFO65、受信データ読出制御部66を有している。送信データ書込込制御部63、FIFO62および送信データ読出制御部61が送信側を構成し、受信データ書込部64、FIFO65および受信データ読出制御部66が受信部を構成している。
【0050】
送信データ読出制御部61と受信データ書込制御部64には、回線クロック201が与えられており、送信データ書込部63と受信データ読出部66には、内部クロック202とタイミング制御信号156が与えられている。
【0051】
送信データ書込制御部63は、内部クロック202に同期して動作している。送信データ書込制御部63は、バス制御部41からデータ115を受信し、そのデータを内部クロック202によりFIFO62に書き込む。
【0052】
送信データ読出制御部61は、回線クロック201に同期して動作している。送信データ読出制御部61は、回線クロック201によりFIFO62からデータを読出し、そのデータをデータ114としてフレームカプセル化部13に送信する。
【0053】
受信データ書込制御部64は、回線クロック201に同期して動作している。受信データ書込制御部64は、フレームデカプセル化部17からのデータ120を受信し、そのデ0タを回線クロック201によりFIFO65に書き込む。
【0054】
受信データ読出制御部66は、内部クロック202に同期して動作している。受信データ読出制御部66は、切替制御部52からタイミング制御信号156を受信している間、内部クロック202によりFIFO62からデータを読出し、データ121としてバス制御部41に送信する。
【0055】
本実施形態の通信装置1の動作例について説明する。
【0056】
図3は、本実施形態の通信装置1の送信動作を説明するためのタイミングチャートである。図3に示すように、バス制御部41は、スイッチ部(不図示)からのデータ143を受信して0系のタイミング調整部18と1系のタイミング調整部38の双方に同一データ115、135を送信する。内部クロック202は、回線クロック201の2倍以上の速度なので、データ143は平均すると、有効なデータがあるのタイムスロットは半分以下である。ここでは、一例として、有効なデータのあるタイムスロットと、有効なデータの無いタイムスロットが交互に存在している。
【0057】
バス制御部41からのデータは、タイミング調整部18によりタイミング調整され、フレームカプセル化部13によりカプセル化され、符号化逆変換部12により4B/5B変換され、送信物理インタフェース11から回線11に送信される。
【0058】
図4は、本実施形態の通信装置1の受信動作について説明するためのタイミングチャートである。
【0059】
受信物理インタフェース14で受信されたデータは、リンク断検出部15によりリンク断しているか否か判定され、符号化変換部16により5B/4B変換され、フレームデカプセル化部17によりCRC異常があるか否か判定され、タイミング調整部18に送信される。1系の送受信部30も同様に動作する。
【0060】
リンク異常判定部51は、リンク断検出部15、35で検出されたリンク断と、フレームデカプセル化部17、37で検出されたCRCエラーを基に各リンクの状態を切替制御部52に通知する。各リンクの状態を通知された切替制御部52は、現在の運用系と、各リンクの状態から、どちらの系を運用系とすべきか判定し、タイミング調整部18、38に通知する。
【0061】
0系が運用系であれば、タイミング調整部18は、フレームデカプリング化部17からのデータ120をタイミング調整し、バス制御部41に送信する。1系が運用系であれば、タイミング調整部38は、フレームデカプリング化部37からのデータ140をタイミング調整し、バス制御部41に送信する。バス制御部41は、タイミング調整部18またはタイミング調整部38からのデータをスイッチ部(不図示)に送信する。図4には0系が運用系である場合が示されており、0系のデータ120がバス制御部41からスイッチ部に送信されている。
【0062】
本実施形態によれば、通信装置1は、送信処理において、運用系および待機系の双方のリンクに同一のデータを送信し、受信処理において、リンク断検出部15、35により検出されたリンク断とフレームデカプセル化部17、37により検出されたCRCエラーとを契機にイーサネットリンクを切り替えるので、障害の発生からリンク切り替えまでの時間が短い。
【0063】
また、本実施形態によれば、通信装置1は、単純な機能のリンク異常判定部51、切替制御部52およびタイミング調整部18を新たに備えることによりリンク切り替え動作が可能なので、複雑なプロトコル処理を実装する必要が無い。
【0064】
本発明の他の実施形態について説明する。
【0065】
図5は、本発明の他の実施形態の通信装置のj構成を示すブロック図である。図5を参照すると、通信装置2は、送受信部20、送受信部40、バス制御部41、リンク異常判定部53、切替制御部54、二重化状態設定部71およびリンク異常閾値設定部72を有している。図5のバス制御部41は図1と同じものである。
【0066】
送受信部20は、送信物理インタフェース11、符号化逆変換部12、フレームカプセル化部13、受信物理インタフェース14、リンク断検出部15、符号化変換部16、フレームデカプセル化部17およびタイミング調整部28を有している。送信物理インタフェース11、符号化逆変換部12、フレームカプセル化部13、受信物理インタフェース14、リンク断検出部15、符号化変換部16およびフレームデカプセル化部17は図1と同じものである。
【0067】
同様に、送受信部40は、送信物理インタフェース31、符号化逆変換部32、フレームカプセル化部33、受信物理インタフェース34、リンク断検出部35、符号化変換部36、フレームデカプセル化部37およびタイミング調整部48を有している。送信物理インタフェース31、符号化逆変換部32、フレームカプセル化部33、受信物理インタフェース34、リンク断検出部35、符号化変換部36およびフレームデカプセル化部37は図1と同じものである。
【0068】
二重化状態設定部71は、ユーザインタフェース(不図示)から二重化設定信号171を受信し、その信号に含まれている情報を保持し、その情報に従って切り替制御部62およびタイミング調整部28、48に対して二重化か一重化かを指示する。二重化設定信号171とは、2つのリンクを二重化して用いるか、互いに独立した別のリンクとして用いるかの情報を含む信号である。
【0069】
切替制御部54は、二重化状態設定部71からの指示を含む信号172を受信し、その指示に従って動作する。二重化状態設定部71からの指示が二重化であれば、切替制御部54は、図1の切替制御部51と同様に動作する。指示が一重化であれば、切替制御部54は動作しない。
【0070】
リンク異常閾値設定部72は、ユーザインタフェース(不図示)から閾値設定信号173を受信し、その信号に含まれている閾値情報を保持し、その閾値をリンク異常判定部53に指示する。閾値は、例えば、リンク異常と判定するためのリンク断の継続時間や、CRCエラーレートなどが考えられる。
【0071】
リンク異常判定部53は、リンク異常を判定する際に、リンク異常閾値設定部72から指示された閾値を用いる。
【0072】
タイミング調整部28、48は、二重化状態設定部71からの指示を含む信号172を受信し、その指示に従って動作する。
【0073】
二重化状態設定部71からの指示が二重化であれば、タイミング調整部28、48は、図1のタイミング調整部18、38と同様に動作する。
【0074】
指示が一重化であれば、タイミング調整部28、48は、切替制御部54からのタイミング制御信号156、157の有無にかかわらず、フレームデカプセル化部17、37から受信したデータ120、140をタイミング調整し、バス制御部41に送信する。そのため、図6に示すように、0系および1系からの双方のデータがバス制御部41を介して、受信データ142としてスイッチ部(不図示)に送信される。また、図7に示すように、一重化のとき、スイッチ部(不図示)からの送信データ143には、送受信部20へのデータと、送受信部40へのデータとが含まれている。ここでは、バス制御部41は、送受信部20へのデータと、送受信部40へのデータを互いに異なるタイミングで交互に受信している。内部クロック202が回線クロック201の2倍以上の速度なので、それが可能となっている。タイミング調整部28およびタイミング調整部48は、指示が一重化のとき、互いに異なるデータをバス制御部41から取得する。
【0075】
本実施形態によれば、通信装置2は、二重化状態設定部71により二重化するか否かの設定情報を保持し、切替制御部54およびタイミング調整部28、48がその設定情報に従って動作を選択するので、高い信頼性が要求される場合には2つのリンクを二重化されたリンクとして用い、大きなトラフィック量を低コストで転送することが要求される場合には一重化の2つのリンクとして用いることによりユーザの要求条件に柔軟に対応することが可能である。
【0076】
また、通信装置2は、リンク異常閾値設定部72により閾値を変更可能に保持し、リンク異常判定部53にてその閾値を用いてリンク異常を判定するので、回線品質に対する要求に合わせて適切な閾値を用いることにより、回線品質に対するユーザ要求条件に柔軟に対応することができる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、リンク異常の発生を契機に、有効なリンクの選択が変更されるので、複雑なプロトコル処理を必要とせず、かつ、障害の発生から有効なリンクが適切に選択されるまでの時間が短い。
【0078】
また、2つのリンクに同一データが送信されているので、リンク異常を検出した受信側装置だけで、有効なリンクの選択を変更でき、障害の発生から有効なリンクを適切に選択するまでの時間が短い。
【0079】
また、二重化状態設定手段から通知されたユーザ設定情報に従って切替制御手段および送受信手段が動作を選択することにより、2つのリンクを二重化するか、一重化の2つのリンクとするかを切り替えることができるので、高い信頼性が要求される場合には2つのリンクを二重化されたリンクとして用い、大きなトラフィック量を低コストで転送することが要求される場合には一重化の2つのリンクとして用いることによりユーザの要求条件に柔軟に対応することが可能である。
【0080】
また、リンク異常判定手段が、リンク異常閾値設定手段から通知されたユーザ設定の閾値を用いてリンク異常を判定するので、回線品質に対するユーザ要求に合わせて適切な閾値を用いることにより、回線品質に対するユーザ要求条件に柔軟に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態のタイミング調整部の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態の通信装置の送信動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の一実施形態の通信装置の受信動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】本発明の他の実施形態の通信装置のj構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施形態の通信装置の受信動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態の通信装置の送信動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1、2 通信装置
10 0系送受信部
11 送信物理インタフェース
12 符号化逆変換部
13 フレームカプセル化部
14 受信物理インタフェース
15 リンク断検出部
16 符号化変換部
17 フレームデカプセル化部
18、28 タイミング調整部
30 1系送受信部
31 送信物理インタフェース
32 符号化逆変換部
33 フレームカプセル化部
34 受信物理インタフェース
35 リンク断検出部
36 符号化変換部
37 フレームデカプセル化部
38、48 タイミング調整部
41 バス制御部
51、53 リンク異常判定部
52、54 切替制御部
61 送信データ読出制御部
62、65 FIFO
63 送信データ書込込制御部
64 受信データ書込部
66 受信データ読出制御部
71 二重化状態設定部
72 リンク異常閾値設定
111、116、131、136 回線
112〜115、117〜121、132〜135、137〜141、211〜214 データ
142 受信データ
143 送信データ
151、152 リンク断検出信号
153、154 CRCエラー検出信号
155 リンク状態信号
156、157 タイミング制御信号
171 二重化設定信号
172、174 信号
173 閾値設定信号
201 回線クロック
202 内部クロック

Claims (7)

  1. 2つのリンクに接続されたイーサネット通信装置であって、
    障害情報から前記各リンクの状態が正常であるか異常であるか判定するリンク異常判定手段と、
    前記リンク異常判定手段の判定結果を用いて、受信データを取得するリンクを選択する切替制御手段と、
    前記各リンクに対応して接続され該リンクによりデータを送受信しており、対応する該リンクが、受信データを取得するリンクとして前記切替制御手段により選択されると、該リンクから受信したデータを受信データとして取り出し、該リンクの障害を検出すると前記障害情報を前記リンク異常判定手段に通知する2つの送受信手段と
    ユーザにより選択された二重化または一重化のいずれかを前記切替制御手段および前記送受信手段に通知する二重化状態設定手段を有し、
    前記切替制御手段は、前記二重化状態設定手段から一重化を通知されると動作を停止し、二重化を通知されると動作し、
    前記送受信手段は、前記二重化状態設定手段から二重化を通知されると、2つの前記送受信手段が同一のデータを送信し、対応する前記リンクが受信データを取得するリンクとして選択された一方の前記送受信手段が受信データを取得し、一重化を通知されると、2つの前記送受信手段が、互いに異なるデータをそれぞれ送信し、前記リンク毎に異なる受信データをそれぞれ取得する、イーサネット通信装置。
  2. 2つの前記送受信手段は、対応する前記リンクが、受信データを取得するリンクとして前記切替制御手段により選択されているか否かにかかわらず、対応する前記リンクに同一のデータを送信する、請求項1記載のイーサネット通信装置。
  3. ユーザにより設定された閾値を前記リンク異常判定手段に通知するリンク異常閾値設定手段をさらに有し、
    前記リンク異常判定手段は、前記障害情報から前記各リンクの状態が正常であるか異常であるか判定するとき前記閾値を用いる、請求項1または2に記載のイーサネット通信装置。
  4. 前記送受信手段はリンク断を前記障害として検出する、請求項1または2に記載のイーサネット通信装置。
  5. 前記送受信手段は、デカプセル化におけるCRCエラーを前記障害として検出する、請求項1または2に記載のイーサネット通信装置。
  6. 前記送受信手段は、前記リンクから受信したデータを回線クロックに同期してFIFOに蓄積し、内部クロックに同期して前記FIFOから前記データを読出して前記受信データとして取得する、請求項1または2に記載のイーサネット通信装置。
  7. 前記内部クロックは前記回線クロックの2倍以上の速度である、請求項記載のイーサネット通信装置。
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