JP2006156049A - 二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の二次電池について、電池ケース同士を当接させて配列したときに、それぞれの二次電池を適切に冷却することが可能で、且つ、電池ケースの強度を適切に確保しつつ小型化が可能な二次電池を提供する。
【解決手段】 本発明の二次電池100では、電池ケース101が凹凸壁部110を備えている。凹凸壁部110では、電池高さ方向Yに延びる凸部111と凹部113とが、電池幅方向Xに交互に配置されている。凸部111は、電池ケース101同士を当接させて配列したときに、他の電池ケース101と当接する当接部112を含む。凹部113は、内壁面110cが平坦面をなし、外壁面110bが、電池高さ方向Yに延びる凹溝113bをなしている。凹溝113bは、電池高さ方向Yに直交する方向の破断形状が、電池ケース101の内側に向かって凸の弧状をなしている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、二次電池に関する。
近年、ポータブル機器や携帯機器などの電源として、また、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として、様々な二次電池が提案されている。(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開2001−176487号 特開2004−31167号
特許文献1及び特許文献2の二次電池は、単電池として用いることもあるが、電気自動車やハイブリッド自動車などの電源として用いる場合には、多数の二次電池を配列し、これらを接続して用いる。このように、多数の電池を配列する場合には、隣り合う二次電池の間に、冷却風が流通する冷却通路を設け、それぞれの電池を適切に冷却するのが好ましい。
特許文献1の二次電池では、電池ケース(電槽)の外壁面(長側面)に、多数の突部が形成されている。このため、複数の二次電池を、長側面同士で接触させるようにして配列すると、突部同士を接触させることで隣接する二次電池の間に空隙を設け、この空隙を冷却風が流通する冷却通路とすることができる。これにより、それぞれの二次電池を、適切に冷却することができる。
特許文献2の二次電池500でも、図11に示すように、電池ケース501(電槽502)は、外壁面(長側面)が凹凸形状をなす凹凸壁部510を有している。凹凸壁部510は、図12に示すように、平坦板状をなす凹部513と、略円柱状で板厚方向に突出する多数の当接部512を含む凸部511とを有している。従って、図14に示すように、凹凸壁部510の当接部512同士を当接させるようにして、複数の二次電池500を配列させたとき、隣り合う二次電池500の間に冷却通路Rを設けることができるので、それぞれの二次電池500を、適切に冷却することができる。なお、二次電池500では、図13に示すように、樹脂からなる電槽本体部514と、PPなどの樹脂やアルミニウム箔等からなる多層被膜515とが一体に成形されて、凹凸壁部510をなしている。
ところで、近年、二次電池の搭載スペースを縮小するために、二次電池の小型化の要求が高まっているが、電池容量を低下させることなく、電池を小型とするためには、電池ケースの壁部の厚みを薄くせざるを得ない。しかしながら、二次電池では、充放電に伴い、内圧が上昇する場合があるため、単純に、電池ケースの壁部の厚みを薄くすると、内圧の上昇に耐えうる強度を維持できなくなる虞があった。
具体的には、例えば、特許文献2の二次電池500において、図13に示すように、電池ケース501の凹凸壁部510の板厚T2を、T1にまで薄くすることを考える。例えば、前述したように、複数の二次電池500を配列したときの冷却通路Rを変えることなく凹凸壁部510の板厚をT2まで薄くするには、電槽本体部514の厚みを(T2−T1)だけ薄くしなければならない。しかしながら、この場合には、図中仮想線で示すように、平坦板状をなす凹部513全体の厚みがSにまで薄くなってしまい、内圧の上昇に耐えうる強度を維持できなくなる虞がある。
例えば、内圧の上昇により、凹凸壁部510(凹部513)が膨張してしまい、隣り合う二次電池500の間の空隙が減少し、冷却通路Rを確保することができなくなる虞がある。従って、二次電池を適切に冷却することができなくなる虞があった。さらには、凹凸壁部510が上昇した内圧に耐えきれなくなり、凹凸壁部510(電池ケース501)が破損してしまう危険性もあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、複数の二次電池について、電池ケース同士を当接させて配列したときに、それぞれの二次電池を適切に冷却することが可能で、且つ、電池ケースの強度を適切に確保しつつ小型化が可能な二次電池を提供することを目的とする。
その解決手段は、1または複数の発電要素と、上記発電要素を収容する外形直方体形状の電池ケースと、を備える二次電池であって、上記電池ケースは、当該電池ケースの少なくとも一部をなす凹凸壁部であって、相対的に肉厚が厚く、上記凹凸壁部の厚さ方向に直交する所定方向に延びる凸部と、上記凸部よりも肉厚が薄く、上記所定方向に延びる凹部とが、上記所定方向に直交する方向に交互に配置されてなる凹凸壁部を有し、上記凸部は、上記電池ケース同士を当接させて配列したときに、他の電池ケースと当接する当接部を含み、上記凹部は、内壁面が平坦面をなし、外壁面が、上記所定方向に延びる凹溝であって、上記所定方向に直交する方向の破断形状が、上記電池ケースの内側に向かって凸の弧状の凹溝をなす二次電池である。
本発明の二次電池は、電池ケースの少なくとも一部をなす凹凸壁部を有している。この凹凸壁部の凸部は、電池ケース同士を当接させて配列したときに、他の電池ケースと当接する当接部を含んでいる。このため、電池ケース同士を当接させて、複数の二次電池を配列したときに、隣接する二次電池の間に間隙を設けることができ、この間隙を、冷却風が流通する流通路(以下、冷却通路とも言う)とすることができる。これにより、複数の二次電池を配列する場合でも、それぞれの電池を適切に冷却することができる。
その上、凹凸壁部の凹部は、内壁面が平坦面をなし、外壁面が、所定方向に延びる凹溝であって、所定方向に直交する方向の破断形状が、電池ケースの内側に向かって凸の弧状の凹溝をなしている。すなわち、凹部は、凹溝の弧の中点から両端に向かうにしたがって肉厚が厚くなる形態を有している。このような形態の凹部は、凹溝の弧の中点位置の肉厚を薄くしても、比較的強固となるので、電池の内圧による電池ケースの変形を抑制することができる。しかも、凹溝を、冷却通路として用いることができるため、凸部(当接部)の突出高さが低くても、十分に冷却通路を確保することができる。従って、凸部(当接部)の突出高さを低くすることで、電池ケースの凹凸壁部の肉厚を薄くすることができるので、その分、電池の小型化が可能となる。
なお、発電要素は、電池の機能を奏するために電池ケース内に配置されるものであり、例えば、電極、セパレータ、電解液などが含まれる。
また、当接部の形態としては、例えば、一定の突出高さで所定方向(凹溝が延びる方向)に延びる細長形状の当接部が挙げられる。また、当接部として、多数の柱状体を、所定方向(凹溝が延びる方向)に沿って散点状に列置するようにしても良い。
さらに、上記の二次電池であって、前記電池ケースのうち少なくとも前記凹凸壁部は、樹脂の射出成形により成形されてなり、上記凹凸壁部は、前記所定方向に樹脂が流れて成形されてなる二次電池であると良い。
本発明の二次電池では、電池ケースのうち少なくとも凹凸壁部が、樹脂の射出成形により形成されている。凹凸壁部(これを含む電池ケース)を射出成形する場合には、凹凸壁部の厚みを薄くし過ぎると、射出される樹脂の流路(具体的には、樹脂が流れる方向に直交する断面の断面積)が小さくなりすぎて、適切に射出成形できなくなる虞がある。
これに対し、本発明の二次電池では、前述のように、電池ケースの凹凸壁部のうち、肉厚の薄い凹部について、内壁面を平坦面とし、外壁面を、所定方向に延びる凹溝であって、所定方向に直交する方向の破断形状が、電池ケースの内側に向かって凸の弧状の凹溝としている。すなわち、凹部の形態を、凹溝の弧の中点から両端に向かうにしたがって肉厚が厚くなる形態としている。しかも、射出成形する際、凹凸壁部では、樹脂を流す方向を、凹溝が延びる所定方向としている。このため、凹部について、凹溝の弧の中点位置の肉厚を薄くしても、射出される樹脂の流路の断面積(樹脂が流れる所定方向に直交する断面の断面積)を比較的大きく確保できる。
さらには、成形金型のうち、凹凸壁部の凹部を成形する金型凸部は、凹凸壁部の凸部を成形する金型凹部に近づくにしたがって、射出樹脂の流通路の断面(樹脂が流れる方向に直交する断面)にかかる厚み方向(図中上下方向)の寸法が大きくなる弧状となる。このため、金型凹部の位置(金型凸部の位置に比べて断面積が大きいため、樹脂の流れが良好)を流れる樹脂が、金型凸部の位置に流れ込み易くなる。従って、凹凸壁部の凹部を成形する金型凸部の位置にも、適切に、射出した樹脂を流し込むことができる。
従って、凹部に弧状の凹溝を設け、凸部(当接部)の突出高さを低くすることにより、厚みを薄くした凹凸壁部(これを含む電池ケース)を適切に射出成形することができるので、樹脂製の電池ケースを備える電池を、容易に小型化できる。
さらに、上記いずれかに記載の二次電池であって、前記当接部は、前記所定方向に沿って散点状に列置されてなる二次電池であると良い。
本発明の二次電池では、当接部を、所定方向(凸部が延びる方向)に沿って、散点状に列置している。このため、当該二次電池を、当接部において、他の二次電池と当接させて配列したとき、所定方向(凸部が延びる方向)に隣り合う当接部同士の間にも、冷却通路を設けることができる。これにより、二次電池の冷却性を良好とすることができる。
さらに、上記いずれかの二次電池であって、前記電池ケースのうち少なくとも前記凹凸壁部は、樹脂の射出成形により成形されてなり、少なくとも上記凹凸壁部の外壁面側に、金属箔からなり、上記外壁面に沿った凹凸形状をなす金属層を備える二次電池であると良い。
樹脂製の電池ケースを備える二次電池では、水蒸気、酸素ガス、水素ガスなどが電池ケースを透過し、長期間に渡り徐々に外部に漏出してしまう問題がある。特に、ニッケル水素蓄電池では、水素ガスが、樹脂製の電池ケースを透過して外部に漏出することで、電池内の水素ガスが減少すると、正極と負極の容量のバランスが崩れ、電池特性が著しく低下してしまう問題があった。これに対し、本発明の二次電池では、少なくとも凹凸壁部の外壁面側に、金属箔からなる金属層を備えている。このように、電池ケースの外壁面側に金属層を設けることにより、水素ガス等が、電池ケースの壁部を透過して外部に漏出するのを抑制することができる。
ところで、従来の二次電池500(図11参照)では、インサート成形により、図12,図13に示すように、凹凸壁部510の外壁面510b側に金属層515c(金属層515cを含む多層膜515)を備える電池ケースを成形しているが、適切に成形できない場合があった。具体的には、凹凸壁部510の外壁面510bは、平坦板状をなす凹部513と、略円柱状で板厚方向に突出する多数の当接部512を含む凸部511とを有している。従って、成形する際は、金属層515cを含む多層膜515を、凹凸壁部510の凹凸形状を成形する金型の上に配置し、当接部512を成形する金型凹部に、射出した樹脂と共に金属層515cを含む多層膜515を押し込むようにして、小さな円柱形状の当接部512を成形する。ところが、金属層515cを含む多層膜515が、金型凹部に沿って十分に変形しないために、適切な形状に当接部512を成形できないことがあった。
これに対し、本発明の二次電池では、前述のように、凹凸壁部の凹部は、外壁面が、所定方向に延びる凹溝であって、所定方向に直交する方向の破断形状が、電池ケースの内側に向かって凸の弧状の凹溝をなしている。凹溝を設けた分、凸部(当接部)の突出高さを低くできるので、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、凸部(当接部)の形状に対応する金型の小さな円柱形状の凹部に沿って変形させやすくなる。さらには、凹溝を弧状とすることにより、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、凹溝に対応する金型に沿っても変形させやすくなる。従って、インサート成形により、外壁面側に外壁面に沿った凹凸形状をなす金属層(金属層を含む多層膜)を備える凹凸壁部(これを含む電池ケース)を、適切に成形することが可能となる。
なお、金属層をなす金属箔として、例えば、アルミニウム箔を好適に用いることができる。また、凹凸壁部の外壁面側には、金属層のみならず、金属層と樹脂層とを積層した多層膜(例えば、金属層を2つのポリプロピレン層の間に配置させた3層構造を有する多層膜)を設けるようにしても良い。
さらに、上記の二次電池であって、前記当接部は、一定の突出高さで前記所定方向に延びる細長形状をなす二次電池であると良い。
前述したように、小さな円柱形状をなす当接部を有する電池ケースを成形する場合には、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)が、金型凹部に沿って十分に変形しないために、適切な形状に当接部を成形できないことがあった。
これに対し、本発明の二次電池では、当接部を、一定の突出高さで所定方向(凸部が延びる方向)に延びる細長形状としている。従って、当接部に対応する金型の凹部を、凸部が延びる所定方向に大きくすることができるので、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、射出した樹脂により、当該金型に沿って変形させ易くなる。これにより、射出した樹脂も、当該金型に沿った凹凸形状に成形し易くなる。従って、インサート成形により、凹凸壁部の外壁面に金属層(金属層を含む多層膜)を備える電池ケースを、適切に成形することができる。
また、上記いずれかの二次電池の製造方法として、樹脂の射出成形により、前記電池ケースのうち少なくとも前記凹凸壁部を成形する成形工程を有し、上記成形工程では、前記所定方向に樹脂を流して前記凹部を成形する二次電池の製造方法とするのが好ましい。
本発明の二次電池は、前述のように、凹凸壁部の凹部が、凹溝の弧の中点から両端に向かうにしたがって肉厚が厚くなる形態を有している。これに対し、本発明の成形工程では、凹部が延びる前記所定方向に樹脂を流して凹部を成形するため、凹溝の弧の中点位置の肉厚を薄くする場合でも、射出される樹脂の流路の断面積(樹脂が流れる所定方向に直交する断面の断面積)を比較的大きく確保できるため、適切に射出成形することができる。従って、本発明の製造方法によれば、厚みの薄い凹凸壁部(これを含む電池ケース)を適切に成形することができるので、樹脂製の電池ケースを備える電池を、容易に小型化できる。
さらに、上記の二次電池の製造方法であって、前記成形工程では、金属箔からなる金属層(または、金属層を含む多層膜)をインサートし、前記電池ケースのうち少なくとも前記凹凸壁部の外壁面側に、上記外壁面に沿った凹凸形状をなす上記金属層を一体成形する二次電池の製造方法とするのが好ましい。
前述したように、従来においては、小さな円柱形状をなす当接部を有する電池ケースを成形する場合には、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、射出した樹脂により、当接部の形状に対応する金型の小さな円柱形状の凹部に沿って変形できず、これにより、射出した樹脂も凹凸形状に成形できないことがあった。
これに対し、本発明の二次電池では、前述のように、凹凸壁部の凹部に凹溝を設けた分、凸部(当接部)の突出高さを低くできる。このため、本発明の製造方法により、電池ケースのうち少なくとも凹凸壁部の外壁面側に金属層を一体成形する際、当接部を、円柱形状の小さな突起とした場合でも、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、当接部の形状に対応する金型の小さな円柱形状の金型凹部に沿って変形させ易くなる。さらには、凹溝を弧状に成形するため、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、凹溝に対応する金型に沿っても変形させやすくなる。従って、射出した樹脂を、金型に沿って、適切に凹凸形状に成形できると共に、凹凸壁部の外壁面側に、適切に、外壁面に沿った凹凸形状をなす金属層(金属層を含む多層膜)を一体成形することができる。
さらに、上記の二次電池の製造方法であって、前記成形工程では、前記当接部を、一定の突出高さで前記所定方向に延びる細長形状に成形する二次電池の製造方法とするのが好ましい。
前述したように、従来においては、小さな円柱形状をなす当接部を有する電池ケースを成形する場合には、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、射出した樹脂により、当接部の形状に対応する金型の小さな円柱形状の凹部に沿って変形できず、これにより、射出した樹脂も凹凸形状に成形できないことがあった。
これに対し、本発明の製造方法では、当接部を、一定の突出高さで所定方向(凸部が延びる方向)に延びる細長形状に成形する。すなわち、当接部に対応する金型凹部を、凸部が延びる所定方向に大きくする。これにより、インサートした金属層(金属層を含む多層膜)を、射出した樹脂により、当該金型に沿って変形させ易くなると共に、射出した樹脂も、当該金型に沿った凹凸形状に成形し易くなる。従って、本発明の製造方法によれば、凹凸壁部の外壁面に金属層(金属層を含む多層膜)を備える電池ケースを、適切に成形することができる。
次に、本発明の実施形態(実施例1,2)について、図面を参照しつつ説明する。
本実施例1の二次電池100は、図1(a),(b)に示すように、電槽102及び蓋体103を有する電池ケース101を備えるニッケル水素蓄電池である。蓋体103は、樹脂からなり、矩形略板形状を有し、安全弁122、温度センサ装着穴124が設けられている。安全弁122は、電池ケース101の内圧が所定値を超えた場合に作動し、内部の気体(水素ガス等)を外部に排出し、内圧上昇を抑制する。温度センサ装着穴124には、図示しない温度センサを挿入することができ、電池の温度を検知することが可能とされている。電槽102は、矩形略箱形状を有し、後に詳述するが、凹凸形状をなす外壁面110bを有する凹凸壁部110を含んでいる。
電池ケース101(電槽102)の内部は、図2に示すように、隔壁部130によって、6つの空間に仕切られている。それぞれの空間には、極板群150(正極151、負極152、セパレータ153)と、電解液(図示しない)とが配置されている。なお、極板群150と電解液(図示しない)とは、発電要素に相当する。
正極151としては、例えば、水酸化ニッケルを含む活物質と、発泡ニッケルなどの活物質支持体とを備える電極板を用いることができる。負極152としては、例えば、水素吸蔵合金を負極構成材として含む電極板を用いることができる。セパレータ153としては、例えば、親水化処理された合成繊維からなる不織布を用いることができる。電解液としては、例えば、KOHを含む比重1.2〜1.4のアルカリ水溶液を用いることができる。
ここで、電槽102の凹凸壁部110について、詳細に説明する。
凹凸壁部110は、図3に示すように、樹脂からなり、凹凸形状の凹凸面114bを有する樹脂本体部114と、凹凸面114b上に設けられた多層膜115とを備えている。多層膜115は、図4に示すように、3層構造をなし、凹凸面114b側から順に、ポリプロピレンからなる第1樹脂層115bと、アルミニウム箔からなる金属層115cと、ポリプロピレンからなる第2樹脂層115dとを有している。
前述したように、電池ケースの壁部を樹脂製とした場合には、水蒸気、酸素ガス、水素ガスなどが電池ケースを透過し、長期間に渡り徐々に外部に漏出してしまう問題がある。特に、本実施例1の二次電池100のようなニッケル水素蓄電池では、水素ガスが、樹脂製の電池ケースを透過して外部に漏出することで、電池内の水素ガスが減少すると、正極と負極の容量のバランスが崩れ、電池特性が著しく低下してしまう問題があった。これに対し、本実施例1の二次電池100では、上述のように、凹凸壁部110が、金属層115cを含む多層膜115を、樹脂製の本体部の凹凸面114b上に配置した構成をなしている。このように、凹凸壁部110に金属層115cを設けることにより、水素ガス等が、電池ケース101の凹凸壁部110を透過して外部に漏出するのを抑制することができる。
さらに、凹凸壁部110は、図3,図4に示すように、相対的に肉厚が厚い凸部111と、凸部111よりも肉厚が薄い凹部113とを有している。凸部111と凹部113とは、厚さ方向に直交する所定方向(具体的には、図1(b)に示すように、電池高さ方向Y(図中上下方向))に延び、所定方向に直交する方向(具体的には、図1(b)に示すように、電池幅方向X(図中左右方向))に交互に配置されている。
凸部111は、図3に示すように、凹凸壁部110の外壁面110b側に、略円柱形状をなし、凹凸壁部110の厚み方向に突出する多数の当接部112を含んでいる。この当接部112は、電池高さ方向Yに沿って散点状に列置されている。後に詳述するが、当接部112は、複数の二次電池100を、電池ケース101同士を当接させて配列したときに、他の二次電池100の当接部112と当接する位置に配置されている(図5参照)。
凹部113は、図3,図4に示すように、凹凸壁部110の内壁面110cをなす部位が平坦面をなし、外壁面110bをなす部位が、電池高さ方向Yに延びる凹溝113bをなしている。この凹溝113bは、電池高さ方向Yに直交する方向(凹凸壁部110の厚み方向、図4において上下方向)の破断形状が、電池ケース101の内側(内壁面110c側)に向かって凸の弧状をなしている。
ここで、本実施例1の二次電池100を、従来の二次電池500と比較して、詳細に説明する。図4に二点鎖線で示すように、従来の二次電池500では、凹凸壁部510の厚みをT2としていたのに対し、本実施例1の二次電池100では、凹凸壁部110の厚みを、T2より薄いT1としている。詳細には、本実施例1の二次電池100では、凹凸壁部の内壁面側の肉厚を均一に薄くするのではなく、当接部112の突出高さを、従来の二次電池500の当接部512の突出高さよりも(T2−T1)だけ低くすることにより、凹凸壁部110の厚みを薄くしている。
ところで、当接部112の突出高さを低くするだけでは、従来の二次電池500に比べて、複数の二次電池100を配列したときの冷却通路R(図5参照)が小さくなり、冷却性が悪くなることが懸念される。ところが、本実施例1では、上述のように、凹部113に凹溝113bを設けることにより、冷却通路Rを補っている。このため、本実施例1の二次電池100では、後述するように、従来の二次電池500と同程度の冷却性を確保している。
ここで、複数の二次電池100を、電池ケース101の凹凸壁部110同士を当接させて配列したときの様子を図5に示し、従来の二次電池500を複数配列したとき(図14参照)と比較して説明する。なお、二次電池100は、図1(b)に示すように、凹凸壁部110の外壁面110bに、他の二次電池100との位置決めを行うための、位置決め凸部117と位置決め凹部118とを有している。位置決め凸部117は、凹凸壁部110の厚み方向(図1(b)において紙面に直交する方向)に突出する円柱形状をなしている。位置決め凹部118は、円柱状の有底穴で、位置決め凸部117を挿入できる大きさを有している。従って、位置決め凸部117を、他の二次電池100の位置決め凹部118に挿入する形態で、複数の二次電池100を配列している。
上記のように複数の二次電池100を配列すると、図5に示すように、凹凸壁部110の当接部112が、他の二次電池100の当接部112と当接する。これにより、隣り合う二次電池100の間に冷却通路Rを設けることができる。ここで、図5と図14とを比較するとわかるように、本実施例1の二次電池100では、従来の二次電池500と同程度の大きさの冷却通路Rを確保することができた。これは、当接部112の突出高さを低くした代わりに、凹溝113bを設けているからである。
しかも、本実施例1の二次電池100では、従来の二次電池500と同様に、図1(b),図3に示すように、当接部112を、電池高さ方向Yに沿って散点状に列置している。これにより、冷却通路Rを、凹溝113bが延びる電池高さ方向Y(図5において紙面に直交する方向)のみならず、電池幅方向X(図5において左右方向)にも設けることができた。
従って、例えば、冷却風を電池高さ方向Y(図5において紙面に直交する方向)に送風した場合に、冷却風は、凹溝113bに沿って電池高さ方向Yに流れるばかりでなく、当接部112を回り込むようにして電池幅方向X(図5において左右方向)にも流れることになる。このため、凹凸壁部110を略全面にわたって冷却することができるので、二次電池110の冷却性が良好となる。
しかしながら、凹部113に凹溝113bを設けることにより、凹部の肉厚が減少するので、凹凸壁部110の強度が低下し、二次電池110の内圧上昇に耐えられなくなることが懸念される。これに対し、本実施例1では、図4に示すように、凹凸壁部110の凹部113について、内壁面110cをなす部位を平坦形状とし、外壁面110bをなす部位を電池ケース101の内側(内壁面110c側)に向かって凸の弧状をなす断面形状としている。すなわち、凹部113を、凹溝113bの弧の中点Fから両端に向かうにしたがって、肉厚が厚くなる形態としている。このような形態の凹部113は、凹溝113bの弧の中点Fの位置の肉厚をSにまで薄くしても、比較的強固となるので、二次電池110の内圧上昇に耐えうる強度を確保することができる。
以上説明したように、本実施例1の二次電池100では、従来の二次電池500と比べて、凹凸壁部110の厚みを(T2−T1)だけ薄くすることができた。従って、従来の二次電池500と比べて、電池の厚み(図1(a)において上下方向の寸法)を2×(T2−T1)だけ薄くすることにより、小型化を実現することができた。しかも、電池ケース101の強度(具体的には、凹凸壁部110の強度)を適切に確保しつつ、二次電池100の冷却性も良好とすることができた。
次に、本実施例1の二次電池100の製造方法について説明する。
まず、ポリプロピレンからなる樹脂フィルムと、アルミニウムからなる金属箔とを用意する。次いで、金属箔の表面と裏面に、樹脂フィルムをそれぞれ接着し、ロール成形することにより、第1樹脂層115b、金属層115c、及び第2樹脂層115dを備える3層構造の多層膜115を作成した。
次いで、インサート成形法により、電槽102を一体成形した。具体的には、例えば、凹凸壁部110を成形する部位では、図6(a)に示すように、金型として、外壁面110b側の金型10と、内壁面110c側の金型20とを用意した。金型10には、凸部111の凸形状を成形する金型凹部11、さらに、凸部111のうち当接部112の略円柱形状を成形する金型凹部12、及び、凹部113の凹溝を成形する金型凸部13が設けられている。
次いで、図6(a)に示すように、金型10上に多層膜115を載置させた状態で、金型20と多層膜115との間に、溶融した樹脂(本実施例1では、ポリプロピレンとポリフェニレンエーテルからなるポリマアロイ)を射出した。なお、溶融樹脂は、金型凹部11及び金型凸部13が延びる方向(図6(a)において紙面に直交する方向)に流れるように、射出している。
このとき、多層膜115は、射出された樹脂により、金型10側(図6(a)において下側)に押し拡げられ、金型10の金型凹部11、12及び金型凸部13に沿って、凹凸に変形することとなる。これにより、射出された樹脂を、金型10の金型凹部11,12及び金型凸部13に沿って、凹凸形状にすることができる。すなわち、図6(b)に示すように、当接部112を含む凸部111と凹部113とを備え、外壁面110b側に多層膜115が積層された凹凸壁部110を成形することができる。
ところで、従来の二次電池500を製造するに当たり、電池ケース501の電槽502をインサート成形法により一体成形した場合には、インサートした多層膜515を、射出した樹脂により、当接部512の形状に対応する金型凹部に沿って変形できず、適切な形状に当接部512を成形できないことがあった。。これに対し、本実施例1では、当接部112の突出高さを低くしているため、従来の金型と比べて、当接部112の突出形状を成形する金型凹部12の深さが浅くなっている。さらに、凹溝113bの破断面形状を弧状としているため、インサートした多層膜115を、凹溝113を成形する金型凸部13に沿っても変形させやすくなる。従って、本実施例1では、インサートした多層膜115を、金型10の凹凸形状に沿って、適切に変形させることができる。
しかも、本実施例1では、凹凸壁部110の厚みを、従来の凹凸壁部510の厚みT2よりも薄いT1としている。ここで、例えば、冷却通路Rの大きさを保持しつつ、凹凸壁部510の厚みT2をT1にまで薄くするには、図13に一点鎖線で示すように、樹脂本体部514の厚みを(T2−T1)だけ均一に薄くすることが考えられる。しかしながら、この場合には、最も肉厚が薄い凹部を成形する部分において、射出樹脂の流通路の断面(樹脂が流れる方向に直交する断面)にかかる厚み方向の寸法が、全体的に寸法Sにまで小さく(薄く)なる。すなわち、凹部を成形する部分において、射出樹脂の流通路の断面積が全体的に小さくなるため、射出した樹脂が適切に流れなくなる虞がある。
これに対し、本実施例1の二次電池100では、図4に示すように、凹部113の外壁面110cを断面弧状の凹溝113bとし、当接部112の突出高さを低くすることにより、冷却通路Rを確保しつつ、凹壁部110の厚みをT1にまで薄くしている。このため、図6に示すように、射出樹脂の流通路の断面(樹脂が流れる方向に直交する断面)にかかる厚み方向(図中上下方向)の寸法は、弧の中点Fの位置では、Sにまで小さく(薄く)なるが、弧の中点Fから両端に向かうにしたがって大きくなる。すなわち、射出樹脂の流通路の断面積を、比較的大きく確保することができる。
さらには、金型凸部13は、金型凹部11,12に近づくにしたがって、射出樹脂の流通路の断面(樹脂が流れる方向に直交する断面)にかかる厚み方向(図中上下方向)の寸法が大きくなる弧状をなしている。このため、金型凹部11,12の位置(金型凸部13の位置に比べて断面積が大きいため、樹脂の流れが良好)を流れる樹脂が、金型凸部13の位置に流れ込み易くなる。
従って、射出樹脂の流通路のうち、凹部113を成形する金型凸部13の位置にも、適切に、射出した樹脂を流し込むことができる。
上記のように、本実施例1では、インサート成形法により、厚みの薄い凹凸壁部110を有する電槽102を適切に成形することができた。
その後、電槽102の隔壁部130によって仕切られている6つの空間内に、図2に示すように、極板群150(正極151、負極152、セパレータ153)を配置し、電解液(図示しない)を注入した。次いで、安全弁122を備える蓋体103と、電池ケース101とを、熱溶着により一体とすることで、電池ケース101を備える二次電池100が完成する。
次に、実施例2の二次電池200について、図面を参照しつつ説明する。本実施例2の二次電池200は、実施例1の二次電池100と比較して、電池ケースの凹凸壁部の形態が異なり、その他の部分については同様である。従って、以下においては、実施例1と異なる凹凸壁部を中心に説明し、同様な部分については説明を省略または簡略化する。
二次電池200の凹凸壁部210は、図7に示すように、樹脂からなり、凹凸形状の凹凸面214bを有する樹脂本体部214と、凹凸面214b上に設けられた多層膜215とを備えている。多層膜215は、図8に示すように、実施例1の二次電池100と同様に、3層構造をなし、凹凸面214b側から順に、ポリプロピレンからなる第1樹脂層215bと、アルミニウム箔からなる金属層215cと、ポリプロピレンからなる第2樹脂層215dとを有している。このように、凹凸壁部210に金属層215cを設けることにより、電池内の水素ガス等が、凹凸壁部210を透過して外部に漏出するのを抑制することができる。
さらに、凹凸壁部210は、図7,図8に示すように、相対的に肉厚が厚い凸部211と、凸部211よりも肉厚が薄い凹部213とを有している。凸部211と凹部213とは、厚さ方向に直交する所定方向(具体的には、実施例1の二次電池100と同様に、電池高さ方向Y(図1(b)において上下方向))に延び、所定方向に直交する方向(具体的には、実施例1の二次電池100と同様に、電池幅方向X(図1(b)において左右方向))に交互に配置されている。
凸部211は、実施例1の凸部111と異なり、図7に示すように、凹凸壁部210の外壁面210b側に、一定の突出高さで電池高さ方向Yに延びる細長形状をなす当接部212を含んでいる。後に詳述するが、当接部212も、実施例1の当接部112と同様に、複数の二次電池200を、電池ケース201同士を当接させて配列したときに、他の二次電池200の当接部212と当接する位置に配置されている(図9参照)。
図7,図8に示すように、凹部213は、実施例1の凹部113と同様に、凹凸壁部210の内壁面210cをなす部位が平坦面をなし、外壁面210bをなす部位が、電池高さ方向Yに延びる凹溝213bをなしている。この凹溝213bは、電池高さ方向Yに直交する方向(凹凸壁部210の厚み方向、図8において上下方向)の破断形状が、電池ケース201の内側(内壁面210c側)に向かって凸の弧状をなしている。
図8に示すように、本実施例2の二次電池200においても、実施例1の二次電池100と同様に、凹凸壁部210の厚みをT1と薄く(従来の二次電池500では、凹凸壁部510の厚みは、T1より厚いT2)している。詳細には、凹凸壁部の内壁面側の肉厚を均一に薄くするのではなく、実施例1の二次電池100と同様に、当接部の突出高さを低くすることにより、凹凸壁部210の厚みをT1と薄くしている。ここで、当接部の突出高さを低くするだけでは、冷却通路Rが小さく(狭く)なってしまうが、本実施例2では、上述のように、凹部213に凹溝213bを設けることにより、冷却通路Rを補っている。
ここで、複数の二次電池200を、電池ケース201の凹凸壁部210同士を当接させて配列したときの様子を、図9に示す。なお、本実施例2の二次電池200も、実施例1の二次電池100と同様に、位置決め凸部117を、他の二次電池200の位置決め凹部118に挿入する形態で、複数の二次電池200を配列させている(図1(b)参照)。
上記のように複数の二次電池200を配列すると、図9に示すように、凹凸壁部210の当接部212が、他の二次電池200の当接部212と当接する。これにより、隣り合う二次電池200の間に、冷却通路Rを設けることができる。図9と図5とを比較するとわかるように、本実施例2の二次電池200においても、実施例1の二次電池100と同程度(従って、従来の二次電池500と同程度)の大きさの冷却通路Rを確保しているので、それぞれの二次電池200を、適切に冷却することができる。
しかしながら、凹部213に凹溝213bを設けることにより、凹部の肉厚が薄くなるので、凹凸壁部210の強度が低下し、二次電池210の内圧上昇に耐えられなくなることが懸念される。これに対し、本実施例2では、図8に示すように、凹凸壁部210の凹部213について、実施例1の凹部113と同様に、内壁面210cをなす部位を平坦形状とし、外壁面210bをなす部位を電池ケース201の内側(内壁面210c側)に向かって凸の弧状をなす断面形状としている。すなわち、凹部213を、凹溝213bの弧の中点Fから両端に向かうにしたがって、肉厚が厚くなる形態としている。このような形態の凹部213は、凹溝213bの弧の中点Fの位置の肉厚をSにまで薄くしても、比較的強固となるので、二次電池200の内圧上昇に耐えうる強度を確保することができる。
以上説明したように、本実施例2の二次電池200でも、従来の二次電池500と比べて、凹凸壁部210の厚みを(T2−T1)だけ薄くすることができた。従って、従来の二次電池500と比べて、電池の厚み(図1(a)において上下方向の寸法)を2×(T2−T1)だけ薄くすることにより、小型化を実現することができた。しかも、電池ケース201の強度(具体的には、凹凸壁部210の強度)を適切に確保しつつ、二次電池200を適切に冷却することができる。
次に、本実施例2の二次電池200の製造方法について説明する。
まず、実施例1と同様にして、第1樹脂層215b、金属層215c、及び第2樹脂層215dを備える3層構造の多層膜215を作成した。次いで、実施例1と同様に、インサート成形法により、電槽202を一体成形した。なお、本実施例2の二次電池200では、実施例1の二次電池100と比べて、凹凸壁部の形状のみが異なるため、これを成形する金型の形状が異なっている。
具体的には、凹凸壁部210を成形する部位では、図10(a)に示すように、金型として、外壁面210b側の金型50と、内壁面210c側の金型60とを用いた。金型50には、当接部212を含む凸部211の凸形状を成形する金型凹部51、及び凹部213の凹溝を成形する金型凸部53が設けられている。本実施例2では、図10(a)に示すように、金型50上に多層膜215を載置した後、金型60と多層膜215との間に、実施例1と同様に、溶融した樹脂(本実施例2でも、ポリプロピレンとポリフェニレンエーテルからなるポリマアロイ)を射出した。
このとき、多層膜215は、射出された樹脂により、金型50側(図10(a)において下側)に押し拡げられ、金型50の金型凹部51及び金型凸部53に沿って、凹凸に変形することとなる。これにより、射出された樹脂を、金型50の金型凹部51及び金型凸部53に沿って、凹凸形状にすることができる。すなわち、図10(b)に示すように、当接部212を含む凸部211と凹部213とを備え、外壁面210b側に多層膜215が積層された凹凸壁部210を成形することができる。
ところで、実施例1の凹凸壁部110では、図3に示すように、当接部112を、略円柱形状の小さな突起をなし、これが電池高さ方向Yに沿って散点状に列置されるようにした。このため、実施例1では、図6に示すように、凹凸壁部110の外壁面110b側の金型10では、当接部112の突出形状を成形する金型凹部11が、略円柱形状の小さな凹みとなる。
これに対し、本実施例2では、図7に示すように、当接部212を、一定の突出高さで電池高さ方向Yに延びる細長形状としている。しかも、図示していないが、当接部212を、電池高さ方向Yに複数個並べるのではなく、電池高さ方向Yについて、凹凸壁部210の一方の端部付近から他方の端部付近まで、直線状に連続して延びる形態とした。すなわち、凸部211を、電池高さ方向Yについて、凹凸壁部210の一方の端部付近から他方の端部付近まで、一定の高さで延びる形態とした。
このため、図10(a)に示すように、凹凸壁部210の外壁面210b側の金型50では、当接部212の突出形状を成形する金型凹部51が、一定の深さで電池高さ方向Y(図中紙面に直交する方向)に延びる、大きな凹みとなる。これにより、インサートした多層膜215が、金型凹部51に沿って変形し易くなると共に、射出した樹脂が電池高さ方向Y(図中紙面に直交する方向)に流れ易くなる。従って、本実施例2では、実施例1よりも、凹凸壁部(電槽)の成形性が良好となる。
その後は、実施例1と同様の手順により、二次電池200を製造することができる。
以上において、本発明を実施例1,2に即して説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1,2では、凹凸壁部110,210に、多層膜115,215を設けたが、多層膜を設けないようにしても良い。
また、実施例1,2では、樹脂本体部114,214の凹凸面114b,214b上に、多層膜115,215を設けたが、樹脂本体部114,214の内側面(電池の内側)に設けるようにしても良い。
また、実施例2では、当接部212を、一定の突出高さで電池高さ方向Yに延びる細長形状とし、しかも、電池高さ方向Yについて、凹凸壁部210の一方の端部付近から他方の端部付近まで、直線状に連続して延びる形態とした。すなわち、凸部211を、電池高さ方向Yについて、凹凸壁部210の一方の端部付近から他方の端部付近まで、一定の高さで延びる形態とした。しかしながら、このような形態に限定されるものではなく、一定の突出高さで電池高さ方向Yに延びる細長形状の当接部を、電池高さ方向Yに複数個並べるようにしても良い。
実施例1にかかる二次電池100を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 実施例1にかかる二次電池100の内部を示す図であり、図1のA−A断面図に相当する。 実施例1にかかる電池ケース101の凹凸壁部110の破断斜視図である。 実施例1にかかる電池ケース101の凹凸壁部110の断面図であり、図3のB矢視図に相当する。 複数の二次電池100を配列したときの様子を示す図であり、凹凸壁部110の厚さ方向にかかる断面図に相当する。 実施例1にかかる電槽102の製造方法を説明する説明図である。 実施例2にかかる電池ケース201の凹凸壁部210の破断斜視図である。 実施例2にかかる電池ケース201の凹凸壁部210の断面図であり、図7のC矢視図に相当する。 複数の二次電池200を配列したときの様子を示す図であり、凹凸壁部210の厚さ方向にかかる断面図に相当する。 実施例2にかかる電槽202の製造方法を説明する説明図である。 従来の二次電池500を示す図であり、(a)は上面図、(b)は側面図である。 従来の電池ケース501の凹凸壁部510の破断斜視図である。 従来の電池ケース501の凹凸壁部510の断面図であり、図12のD矢視図に相当する。 複数の二次電池500を配列したときの様子を示す図であり、凹凸壁部510の厚さ方向にかかる断面図に相当する。
符号の説明
100,200 二次電池
101,201 電池ケース
102,202 電槽
110,210 凹凸壁部
110b,210b 外壁部
110c,210c 内壁部
111,211 凸部
112,212 当接部
113,213 凹部
113b,213b 凹溝
114,214 樹脂本体部
115,215 多層膜
115c,215c 金属層

Claims (5)

  1. 1または複数の発電要素と、
    上記発電要素を収容する外形直方体形状の電池ケースと、
    を備える二次電池であって、
    上記電池ケースは、
    当該電池ケースの少なくとも一部をなす凹凸壁部であって、
    相対的に肉厚が厚く、上記凹凸壁部の厚さ方向に直交する所定方向に延びる凸部と、
    上記凸部よりも肉厚が薄く、上記所定方向に延びる凹部とが、上記所定方向に直交する方向に交互に配置されてなる凹凸壁部を有し、
    上記凸部は、上記電池ケース同士を当接させて配列したときに、他の電池ケースと当接する当接部を含み、
    上記凹部は、
    内壁面が平坦面をなし、
    外壁面が、上記所定方向に延びる凹溝であって、上記所定方向に直交する方向の破断形状が、上記電池ケースの内側に向かって凸の弧状の凹溝をなす
    二次電池。
  2. 請求項1に記載の二次電池であって、
    前記電池ケースのうち少なくとも前記凹凸壁部は、樹脂の射出成形により成形されてなり、
    上記凹凸壁部は、前記所定方向に樹脂が流れて成形されてなる
    二次電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の二次電池であって、
    前記当接部は、前記所定方向に沿って散点状に列置されてなる
    二次電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の二次電池であって、
    前記電池ケースのうち少なくとも前記凹凸壁部は、樹脂の射出成形により成形されてなり、
    少なくとも上記凹凸壁部の外壁面側に、金属箔からなり、上記外壁面に沿った凹凸形状をなす金属層を備える
    二次電池。
  5. 請求項4に記載の二次電池であって、
    前記当接部は、一定の突出高さで前記所定方向に延びる細長形状をなす
    二次電池。
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