JP6965730B2 - 蓄電モジュールの製造方法 - Google Patents

蓄電モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6965730B2
JP6965730B2 JP2017245987A JP2017245987A JP6965730B2 JP 6965730 B2 JP6965730 B2 JP 6965730B2 JP 2017245987 A JP2017245987 A JP 2017245987A JP 2017245987 A JP2017245987 A JP 2017245987A JP 6965730 B2 JP6965730 B2 JP 6965730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power storage
resin
storage unit
storage module
guide surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017245987A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019114381A5 (ja
JP2019114381A (ja
Inventor
紘樹 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2017245987A priority Critical patent/JP6965730B2/ja
Publication of JP2019114381A publication Critical patent/JP2019114381A/ja
Publication of JP2019114381A5 publication Critical patent/JP2019114381A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6965730B2 publication Critical patent/JP6965730B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
  • Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)

Description

本発明は、蓄電モジュールの製造方法に関する。
特許文献1には、バイポーラ電池が記載されている。このバイポーラ電池は、積層された複数枚のバイポーラ電極を含む電池要素を備える。バイポーラ電極は、集電体と、集電体の片方の面上に設けられた正極層と、集電体の他方の面上に設けられた負極層と、を有する。また、このバイポーラ電池は、電池要素の外部を被覆する樹脂群を備えている。樹脂群は、電池内部の電解液等が外部に漏液しないように電池要素を気密に維持するために設けられている。
特開2005−005163号公報
上記のバイポーラ電池の製造方法において、電池要素の上下面の縁部、及び、側面といった対象部分に対して樹脂群を設ける場合には、例えば射出成型といった方法が用いられる。この場合、電池要素の側面上方から下方に向けて樹脂を導出し、型内において電池要素の対象部分上に樹脂を配置することが考えられる。しかしながら、この場合には、水平方向について射出部から遠い位置では、樹脂圧が相対的に低圧になり、樹脂の固形化の際に収縮が生じやすく、またシールが不十分になりやすい。樹脂の収縮は、バイポーラ電極にしわが発生することによる抵抗の増大につながるおそれがある。また、シールの不十分な箇所においては、ショートが発生するおそれがある。
一方、水平方向について射出部に近い位置では、樹脂圧が相対的に高圧になるため、樹脂の固形化の際の収縮は生じにくいものの、電池要素の変形が生じやすい。このように、射出部からの位置関係応じて樹脂圧の不均一が生じると、当該位置関係によって相対する問題が生じ得る。したがって、射出成型により樹脂群を設ける場合には、電池要素の対象部分に対してより均一な樹脂圧により樹脂を配置することが望ましい。
そこで、本発明は、より均一な樹脂圧により樹脂を配置可能な蓄電モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電モジュールの製造方法は、第1方向に沿って積層された複数のバイポーラ電極を含む蓄電ユニットと、蓄電ユニットを封止するための封止体と、を備える蓄電モジュールの製造方法であって、蓄電ユニットを用意する第1工程と、第1工程の後に、蓄電ユニットの外周部に対して樹脂の射出成型により封止体を設ける第2工程と、を備え、第2工程においては、第1方向における蓄電ユニットの両端部の間の中間位置に樹脂の射出部を配置すると共に、射出部から蓄電ユニットの外側面に向かう方向に樹脂を供給することにより外周部に樹脂を配置する。
この方法においては、第2工程において、蓄電ユニットの外周部に対して射出成型により封止体を設ける。特に、第2工程においては、蓄電ユニットにおける積層方向(第1方向)の両端部の間の中間位置に、樹脂の射出部を配置する。そして、その中間位置において、射出部から蓄電ユニットの外側面に向かう方向に樹脂を供給することにより、外周部に樹脂を配置する。このようにすると、射出部との位置関係に応じた樹脂圧の不均一が生じにくく、蓄電ユニットの外周部に対してより均一な樹脂圧により樹脂を配置できる。
本発明に係る蓄電モジュールの製造方法においては、第2工程においては、第1方向に交差するガイド面を中間位置に配置し、射出部から第1方向に沿ってガイド面上に樹脂を導出すると共に、ガイド面によって外側面に向かう方向に樹脂を供給してもよい。この場合、射出部から蓄電ユニットの外側面に向かう方向に容易且つ確実に樹脂を供給できる。
本発明に係る蓄電モジュールの製造方法においては、ガイド面は、外側面に向かうにつれて拡大するテーパ状を呈しており、第2工程においては、第1方向に沿ってガイド面上に導出された樹脂をガイド面によって外側面に向かうにつれて拡散させながら供給してもよい。この場合、より確実に均一な樹脂圧による樹脂の配置が可能となる。
本発明に係る蓄電モジュールの製造方法においては、第2工程においては、第1方向における蓄電ユニットの中心において、蓄電ユニットの外側面に向かう方向に樹脂を供給してもよい。この場合、より確実に均一な樹脂圧による樹脂の配置が可能となる。
本発明によれば、より均一な樹脂圧により樹脂を配置可能な蓄電モジュールの製造方法を提供することができる。
本実施形態に係る蓄電装置を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿っての断面図である。 図1に示された蓄電モジュールを示す断面図である。 蓄電モジュールの製造方法の主要な工程を示す図である。 蓄電モジュールの製造方法の主要な工程を示す図である。 蓄電モジュールの製造方法の主要な工程を示す図である。 蓄電モジュールの製造方法の主要な工程を示す図である。
以下、図面を参照して蓄電モジュールの一実施形態について説明する。なお、図面の説明においては、同一の要素同士、或いは、相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、各図面には、互いに直交する第1方向D1、第2方向D2、及び、第3方向D3によって規定される直交座標Sを示す。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿っての断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置10は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、及び、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられ得る。蓄電装置10は、複数(本実施形態では3つ)の蓄電モジュール12と、複数(本実施形態では4つ)の冷却部材14と、拘束部材16と、を備える。蓄電装置10が備える蓄電モジュール12及び冷却部材14の数は、それぞれ1つであってもよい。
蓄電モジュール12は、例えば、第1方向D1に沿って積層された複数のバイポーラ電極(後述するバイポーラ電極32)を含むバイポーラ電池である。蓄電モジュール12は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池であるが、電気二重層キャパシタであってもよい。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
冷却部材14は、冷媒の流通により蓄電モジュール12を冷却する。冷却部材14には、冷媒を流通させる複数の流路15aが設けられている。複数の流路15aは、第2方向D2に配列されている。各流路15aは、第3方向D3に直線状に延在する。流路15aは、例えば、断面矩形状を呈している。流路15aは、断面円形状等を呈していてもよい。
冷却部材14は、第1方向D1において蓄電モジュール12と交互に配置(すなわち積層)されている。冷却部材14は、第1方向D1で隣り合う2つの蓄電モジュール12の間に配置されていると共に、第1方向D1において両端に位置する蓄電モジュール12の外側にもそれぞれ配置されている。冷却部材14は、例えば金属等の導電材料により形成され、導電性を有している。冷却部材14は、第1方向D1において隣り合う蓄電モジュール12と電気的に接続される。
これにより、複数の蓄電モジュール12が第1方向D1において直列に接続される。第1方向D1において、一端に位置する冷却部材14には正極端子24が接続されており、他端に位置する冷却部材14には負極端子26が接続されている。正極端子24は、正極端子24が接続される冷却部材14と一体であってもよい。負極端子26は、負極端子26が接続される冷却部材14と一体であってもよい。正極端子24及び負極端子26は、第1方向D1に交差(ここでは、直交)する第2方向D2に延在している。これらの正極端子24及び負極端子26により、蓄電装置10の充放電を実施できる。
拘束部材16は、蓄電モジュール12及び冷却部材14を第1方向D1に拘束するための部材である。拘束部材16は、一対の拘束プレート16A,16Bと、ボルト18と、ナット20と、を備える。ボルト18及びナット20は、拘束プレート16A,16B同士を連結する連結部材である。各拘束プレート16A,16Bと冷却部材14との間には、例えば樹脂フィルム等の絶縁フィルム22が配置される。各拘束プレート16A,16Bは、例えば鉄等の金属により構成されている。
第1方向D1から見て、蓄電モジュール12、冷却部材14、各拘束プレート16A,16B及び絶縁フィルム22は、例えば矩形状を呈し、それぞれの長手方向が第2方向D2、及びそれぞれの短手方向が第3方向D3となるように配置されている。第3方向D3は、第1方向D1及び第2方向D2に交差(ここでは、直交)する方向である。第1方向D1から見て、各拘束プレート16A,16Bは、蓄電モジュール12、冷却部材14及び絶縁フィルム22よりも大きい。第1方向D1から見て、蓄電モジュール12及び絶縁フィルム22は、冷却部材14よりも大きい。
拘束プレート16Aには、ボルト18の軸部を第1方向D1に挿通させる複数の挿通孔16A1が設けられている。複数の挿通孔16A1は、拘束プレート16Aの第2方向D2の両端部及び第3方向D3の両端部において、第1方向D1から見て、蓄電モジュール12の外側となる位置に設けられている。同様に、拘束プレート16Bには、ボルト18の軸部を第1方向D1に挿通させる複数の挿通孔16B1が設けられている。複数の挿通孔16B1は、拘束プレート16Bの第2方向D2の両端部及び第3方向D3の両端部において、第1方向D1から見て、蓄電モジュール12、冷却部材14及び絶縁フィルム22の外側となる位置に設けられている。
一方の拘束プレート16Aは、負極端子26に接続された冷却部材14に絶縁フィルム22を介して突き当てられ、他方の拘束プレート16Bは、正極端子24に接続された冷却部材14に絶縁フィルム22を介して突き当てられている。ボルト18は、例えば一方の拘束プレート16A側から他方の拘束プレート16B側に向かって挿通孔16A1及び挿通孔16B1に順に通され、他方の拘束プレート16Bから突出するボルト18の先端には、ナット20が螺合されている。これにより、絶縁フィルム22、冷却部材14及び蓄電モジュール12が挟持されてユニット化されると共に、第1方向D1に拘束荷重が付加される。
図3は、図1に示された蓄電モジュールを示す断面図である。図3に示されるように、蓄電モジュール12は、積層体30を備える。積層体30は、第1方向D1に沿ってセパレータ40を介して積層された複数のバイポーラ電極32を有する。バイポーラ電極32は、電極板34と、電極板34の一方の面に設けられた正極36と、電極板34の他方の面に設けられた負極38とを含む。積層体30においては、一のバイポーラ電極32の正極36は、第1方向D1に沿ってセパレータ40を挟んで隣り合う一方のバイポーラ電極32の負極38と対向し、一のバイポーラ電極32の負極38は、第1方向D1に沿ってセパレータ40を挟んで隣り合う他方のバイポーラ電極32の正極36と対向している。
第1方向D1において、積層体30の一端には、内側面に負極38が配置された電極板34(負極側終端電極)が配置され、積層体30の他端には、内側面に正極36が配置された電極板34(正極側終端電極)が配置される。負極側終端電極の負極38は、セパレータ40を介して最上層のバイポーラ電極32の正極36と対向している。正極側終端電極の正極36は、セパレータ40を介して最下層のバイポーラ電極32の負極38と対向している。これら終端電極の電極板34はそれぞれ隣り合う冷却部材14(図2参照)に接続される。
蓄電モジュール12は、第1方向D1に沿って延在する積層体30の側面30aにおいて電極板34の縁部34aを保持する枠体50を備える。枠体50は、積層体30の側面30aを取り囲むように構成されている。枠体50は、電極板34の縁部34aを保持する第1樹脂部53と、第1方向D1から見て第1樹脂部53の周囲に設けられる第2樹脂部(封止体)54とを備え得る。
枠体50の内壁を構成する第1樹脂部53は、各バイポーラ電極32の電極板34の一方の面(正極36が形成される面)から縁部34aにおける電極板34の端面にわたって設けられている。第1方向D1から見て、各第1樹脂部53は、各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34a全周にわたって設けられている。隣り合う第1樹脂部53同士は、各バイポーラ電極32の電極板34の他方の面(負極38が形成される面)の外側に延在する面において溶着している。その結果、第1樹脂部53には、各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34aが埋没して保持されている。
各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34aと同様に、積層体30の両端に配置された電極板34の縁部34aも第1樹脂部53に埋没した状態で保持されている。これにより、第1方向D1に沿って隣り合う電極板34の間には、当該電極板34と第1樹脂部53とによって気密に仕切られた内部空間(空間)Vが形成されている。当該内部空間Vには、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液からなる電解液(不図示)が収容されている。
枠体50の外壁を構成する第2樹脂部54は、第1方向D1を軸方向として延在する筒状部である。第2樹脂部54は、第1方向D1において積層体30の全長にわたって延在する。第2樹脂部54は、第1方向D1に延在する第1樹脂部53の外側面を覆っている。第2樹脂部54は、第1方向D1から見て内側において第1樹脂部53に溶着されている。
電極板34は、ニッケル又はニッケルメッキ鋼板といった金属からなる。一例として、電極板34は、ニッケルからなる矩形の金属箔である。電極板34の縁部34aは、正極活物質及び負極活物質が塗工されない未塗工領域となっており、当該未塗工領域が枠体50の内壁を構成する第1樹脂部53に埋没して保持される領域となっている。正極36を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極38を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。電極板34の他方の面における負極38の形成領域は、電極板34の一方の面における正極36の形成領域に対して一回り大きくなっている。
セパレータ40は、例えばシート状に形成されている。セパレータ40を形成する材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。また、セパレータ40は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されてもよい。なお、セパレータ40は、シート状に限られず、袋状でもよい。
枠体50(第1樹脂部53及び第2樹脂部54)は、例えば絶縁性の樹脂を用いた射出成形によって矩形の筒状に形成されている。枠体50を構成する樹脂材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等が挙げられる。第1樹脂部53の形成は、例えば、バイポーラ電極32がセパレータ40を介して積層され、積層体30が形成される前に行われてもよいし、積層体30が形成された後に行われてもよい。第2樹脂部54の形成は、例えば、第1樹脂部53及び積層体30の形成後に行われる。ここでは、積層体30及び第1樹脂部53によって矩形板状の蓄電ユニット100が構成されており、第2樹脂部54は、蓄電ユニット100を封止する封止体である。
引き続いて、蓄電モジュール12の製造方法について説明する。図4、図5、図6、及び、図7は、蓄電モジュールの製造方法の主要な工程を示す図である。この方法においては、まず、図4に示されるように、蓄電ユニット100を用意し(第1工程)、射出成型用の金型M内に配置した後に、蓄電ユニット100の外周部110に対して射出成型により第2樹脂部54を設ける(第2工程)。なお、図4の(a)は、平面視において金型Mの断面を示し、図4の(b)は、図4の(a)のIVb−IVb線に沿っての部分断面図である。金型Mは、例えば上型と下型とによって分割され得るが、ここではそれらの図示を省略している。
蓄電ユニット100の外周部110は、第2樹脂部54を設ける対象部分であって、ここでは、第1方向D1に沿って配列された一群の第1樹脂部53(図3参照)の外縁部である。外周部110は、第1方向D1及び第2方向D2沿った一対の外側面101と、第1方向D1及び第3方向D3に沿った一対の外側面102と、第1方向D1に交差(直交)する上面103及び底面104と、を含む。第2工程においては、これらの外側面101,102、上面103、及び、底面104に対して第2樹脂部54を設け、蓄電ユニット100を封止して蓄電モジュール12を製造する。
金型Mは、蓄電ユニット100が配置される空間である本体部M1と、本体部M1に樹脂を供給するための空間であるゲート部M2と、本体部M1とゲート部(射出部)M2とを連通する空間であるタブゲート部M3と、を含む。本体部M1は、例えば、蓄電ユニット100の外周部110に沿うように直方体状に形成されている。ゲート部M2及びタブゲート部M3は、第1方向D1からみて(平面視において)、本体部M1及び本体部M1内に配置された蓄電ユニット100を取り囲むように、複数配置されている。図4の(a)においては、外側面101に対して2つのゲート部M2及びタブゲート部M3が図示され、外側面102に対して1つのゲート部M2及びタブゲート部M3が図示されているが、ゲート部M2及びタブゲート部M3の数はこれに限定されない。
ゲート部M2は、鉛直方向(ここでは第1方向D1)に沿って延びており、タブゲート部M3に向かうにつれて(第1方向D1の負側に向かうにつれて)縮小する円錐台状に形成されている。タブゲート部M3は、外側面101,102に向かうにつれて第1方向D1に交差する面(水平面)内に拡大する台形板状に形成されている。タブゲート部M3は、台形状の上底に対応する部分においてゲート部M2に接続されており、下底に対応する部分において本体部M1に接続されている。タブゲート部M3の底面は、第1方向D1に交差する面(水平面)であって、液状の樹脂54Aをガイドするガイド面Msとなっている。ガイド面Msは、タブゲート部M3の形状に対応して台形状であり、外側面101,102に向かうにつれて拡大するテーパ状である。ゲート部M2の樹脂54Aの排出口(タブゲート部M3との接続部)、及び、タブゲート部M3(ガイド面Ms)は、第1方向D1における蓄電ユニット100の両端部の間の中間位置(すなわち、上面103と底面104との間の位置)に配置される。
図5の(a)に示されるように、第2工程においては、まず、ゲート部M2から第1方向D1に沿って(図中の矢印方向に)ガイド面Ms上に樹脂54Aを導出する。樹脂54Aは、ガイド面Ms上に導出されることにより、ガイド面Msによって外側面101,102に向かう方向に移動し、蓄電ユニット100の外周部110に向けて供給される。このとき、図6の(a)に示されるように、第1方向D1に沿ってガイド面Ms上に導出された樹脂54Aは、ガイド面Msによって外側面101,102に向かうにつれて拡散されながら供給される。そして、図6の(b)に示されるように、樹脂54Aが、蓄電ユニット100の外周部110に配置される。
このように、この第2工程においては、第1方向D1における蓄電ユニット100の両端部の間の中間位置に樹脂54Aの射出部であるゲート部M2の排出口を配置すると共に、ゲート部M2からタブゲート部M3によって外側面101,102に向かう方向に樹脂54Aを供給することにより外周部110に樹脂54Aを配置する。特に、ここでは、第1方向D1における蓄電ユニット100の中心において、外側面101,102に向かう方向に樹脂54Aを供給する、その後、樹脂54Aを固形化することにより、図7に示されるように第2樹脂部54を形成する。これにより、蓄電モジュール12が製造される。図7に示されるように、第2樹脂部54には、タブゲート部M3に充填された樹脂54Aの固形化により、台形板状のタブ54Bが形成される。この後、このタブ54Bを残存させたまま、蓄電モジュール12及び冷却部材14等を積層・拘束することにより、蓄電装置10を製造することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る蓄電モジュール12の製造方法においては、第2工程において、蓄電ユニット100の外周部110に対して射出成型により第2樹脂部54を設ける。特に、第2工程においては、蓄電ユニット100における積層方向(第1方向D1)の両端部の間の中間位置に、液状の樹脂54Aの射出部であるゲート部M2の排出口を配置する。そして、その中間位置において、ゲート部M2から蓄電ユニット100の外側面101,102に向かう方向に樹脂54Aを供給することにより、外周部110に樹脂54Aを配置する。このようにすると、ゲート部M2との位置関係に応じた樹脂圧の不均一が生じにくく、蓄電ユニット100の外周部110に対してより均一な樹脂圧により樹脂54Aを配置できる。
また、本実施形態に係る蓄電モジュール12の製造方法においては、第2工程において、第1方向D1に交差するガイド面Msを中間位置に配置する。そして、ゲート部M2から第1方向D1に沿ってガイド面Ms上に樹脂54Aを導出すると共に、ガイド面Msによって外側面101,102に向かう方向に樹脂54Aを供給する。このため、ゲート部M2から蓄電ユニット100の外側面101,102に向かう方向に容易且つ確実に樹脂54Aを供給できる。
また、本実施形態に係る蓄電モジュール12の製造方法においては、ガイド面Msは、外側面101,102に向かうにつれて拡大するテーパ状を呈している。そして、第2工程においては、第1方向D1に沿ってガイド面Ms上に導出された樹脂54Aをガイド面Msによって外側面101,102に向かうにつれて拡散させながら供給する。これにより、より確実に均一な樹脂圧による樹脂の配置が可能となる。
さらに、本実施形態に係る蓄電モジュール12の製造方法においては、第2工程において、第1方向D1における蓄電ユニット100の中心において、外側面101,102に向かう方向に樹脂54Aを供給する。このため、より確実に均一な樹脂圧による樹脂54Aの配置が可能となる。
以上の実施形態は、本発明に係る蓄電モジュールの製造方法の一実施形態について説明したものである。したがって、本発明に係る蓄電モジュールの製造方法は、上述したものにて限定されず、任意に変更することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、ゲート部M2から第1方向D1に沿って導出された樹脂54Aの流れを、ガイド面Msによって水平方向の流れに変更して外側面101,102に供給するようにした。しかしながら、第1方向D1における蓄電ユニット100の中間位置に配置された射出部から外側面101,102に向けて樹脂54Aを供給する任意の方法を用いることができる。例えば、ゲート部M2自体を、中間位置において水平方向に延びるように形成し、ゲート部M2から直接的に外側面101,102に向けて樹脂54Aを供給してもよい。或いは、ゲート部M2からの樹脂54Aの流れを変更する場合であっても、上記のような台形板状のタブゲート部M3に限らず、円筒状のパイプやフィルム上の流路を用いてもよい。
12…蓄電モジュール、32…バイポーラ電極、54…第2樹脂部(封止体)、54A…樹脂、100…蓄電ユニット、101,102…外側面、110…外周部、M2…ゲート部(射出部)、Ms…ガイド面。

Claims (5)

  1. 第1方向に沿って積層された複数のバイポーラ電極を含む蓄電ユニットと、前記蓄電ユニットを封止するための封止体と、を備える蓄電モジュールの製造方法であって、
    前記蓄電ユニットを用意する第1工程と、
    前記第1工程の後に、金型内に配置した前記蓄電ユニットの外周部に、樹脂の射出成型により前記封止体を設ける第2工程と、
    を備え、
    前記金型には、前記蓄電ユニットが配置される空間である本体部と、前記本体部に連通すると共に前記第1方向からみて前記本体部の周囲に配置された複数の台形板状のタブゲート部と、前記複数のタブゲート部のそれぞれに前記樹脂を射出する複数の射出部と、が設けられ、
    前記第1工程においては、電極板の外周縁に沿って設けられた枠状の樹脂部を有する前記バイポーラ電極とセパレータとを交互に前記第1方向に沿って積層することで前記蓄電ユニットを用意し、
    前記第2工程においては、前記射出部から前記タブゲート部を介して前記蓄電ユニットの外側面に向かう方向に前記樹脂を供給することにより前記外周部に前記樹脂を配置し、
    前記タブゲート部の底面は、前記第1方向に交差するガイド面となっており、
    前記ガイド面は、前記第1方向からみて台形状に形成されており、
    前記第2工程においては、前記射出部から前記第1方向に沿って前記ガイド面上に前記樹脂を導出すると共に、前記ガイド面によって前記外側面に向かう方向に前記樹脂を供給し、
    前記第1工程では、前記第1方向に隣り合う枠状の前記樹脂部同士を溶着し、
    前記第2工程では、積層された前記樹脂部に前記封止体を溶着する、
    蓄電モジュールの製造方法。
  2. 前記第2工程においては、前記ガイド面を、前記第1方向における前記蓄電ユニットの両端部の間の中間位置に配置する、
    請求項1に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  3. 前記ガイド面は、前記外側面に向かうにつれて拡大するテーパ状を呈しており、
    前記第2工程においては、前記第1方向に沿って前記ガイド面上に導出された前記樹脂を前記ガイド面によって前記外側面に向かうにつれて拡散させながら供給する、
    請求項1又は2に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  4. 前記第2工程においては、前記第1方向における前記蓄電ユニットの中心において、蓄電ユニットの外側面に向かう方向に樹脂を供給する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電モジュールの製造方法。
  5. 前記射出部は、前記タブゲート部に向かうにつれて縮小する円錐台状とされている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の蓄電モジュールの製造方法
JP2017245987A 2017-12-22 2017-12-22 蓄電モジュールの製造方法 Active JP6965730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017245987A JP6965730B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 蓄電モジュールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017245987A JP6965730B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 蓄電モジュールの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019114381A JP2019114381A (ja) 2019-07-11
JP2019114381A5 JP2019114381A5 (ja) 2020-07-16
JP6965730B2 true JP6965730B2 (ja) 2021-11-10

Family

ID=67222647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017245987A Active JP6965730B2 (ja) 2017-12-22 2017-12-22 蓄電モジュールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6965730B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065267A (ja) * 1992-06-17 1994-01-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 角形電池の製造方法
JPH065929U (ja) * 1992-06-26 1994-01-25 デュポン・ジャパン・リミテッド 射出成形用金型
CA2118866A1 (en) * 1993-06-21 1994-12-22 Clarence A. Meadows Bipolar battery housing and method
JP2000106154A (ja) * 1998-09-28 2000-04-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 全固体電池およびその製造法
JP3876981B2 (ja) * 2002-03-29 2007-02-07 株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション 鉛蓄電池用電槽およびその製造方法
CN105489797B (zh) * 2011-10-24 2019-04-16 高级电池概念有限责任公司 双极电池总成

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019114381A (ja) 2019-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11276903B2 (en) Electricity storage device and method for manufacturing electricity storage device
JP6953840B2 (ja) 蓄電装置およびその製造方法
JP6805844B2 (ja) 蓄電モジュールの製造方法
JP6874482B2 (ja) 蓄電モジュールおよびその製造方法
JP6801430B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6805979B2 (ja) 蓄電装置およびその製造方法
CN111201657B (zh) 蓄电模块
JP6911749B2 (ja) 蓄電装置
JP2018106967A (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
JP6959514B2 (ja) 蓄電モジュール、蓄電モジュールの製造方法、及び、蓄電装置の製造方法
JP6988089B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6959523B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6965730B2 (ja) 蓄電モジュールの製造方法
JP7152948B2 (ja) 蓄電装置
JP7095630B2 (ja) 蓄電モジュールの製造装置及び蓄電モジュールの製造方法
JP2018120719A (ja) 蓄電モジュールの製造方法
JP7063197B2 (ja) 供給装置
JP2018073508A (ja) 蓄電装置、及び蓄電装置の製造方法
JP6870641B2 (ja) 電池モジュール
JP6693453B2 (ja) 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法
JP2020087587A (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP7110875B2 (ja) 蓄電モジュールの製造方法及び蓄電モジュールの製造装置
JP6965731B2 (ja) 蓄電モジュール及び蓄電モジュールの製造方法
JP6988524B2 (ja) バイポーラ電池の製造方法
JP7103278B2 (ja) 入れ子型、蓄電モジュールの製造方法及び入れ子ブロックの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211004

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6965730

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151