JP6911749B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置に関する。
特許文献1には、バイポーラ電池が記載されている。このバイポーラ電池は、積層された複数枚のバイポーラ電極を含む電池要素を備える。バイポーラ電極は、集電体と、集電体の片方の面上に設けられた正極層と、集電体の他方の面上に設けられた負極層と、を有する。また、このバイポーラ電池は、電池要素の外部を被覆する樹脂群を備えている。樹脂群は、電池内部の電解液等が外部に漏液しないように電池要素を気密に維持するために設けられている。
特開2005−005163号公報
ところで、冷却部材を介在させながら上記のバイポーラ電池を複数積層することによって蓄電装置を構成する場合がある。その場合、積層方向に交差する方向からみて、バイポーラ電池の間から冷却部材を露出させることにより、冷却効率が向上される。これに対して、バイポーラ電池がたわむ等して変形した場合には、変形したバイポーラ電池の外縁部同士が近接することにより、冷却部材の露出が阻害されて冷却効率が低下するおそれがある。
本発明は、冷却効率の低下を抑制可能な蓄電装置を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置は、第1方向に沿って積層された複数のバイポーラ電極と、バイポーラ電極を保持するように設けられた枠体と、を含む少なくとも一対の矩形板状の蓄電モジュールと、蓄電モジュールを冷却するための冷却部材と、を備え、蓄電モジュール及び冷却部材は、第1方向に沿って蓄電モジュールの間に冷却部材が介在するように積層されており、蓄電モジュールの外縁部は、枠体によって形成されており、第1方向からみて、外縁部は冷却部材よりも外側に位置しており、第1方向に沿って冷却部材を挟んで互いに対向する一対の蓄電モジュールの外縁部の角部は、面取りされている。
この蓄電装置においては、蓄電モジュールと冷却部材とが、蓄電モジュールの間に冷却部材が介在するように積層されている。蓄電モジュールのそれぞれは、バイポーラ電極を保持すると共に外縁部を形成する枠体を含む。そして、積層方向(第1方向)に沿って冷却部材を挟んで互いに対向する一対の蓄電モジュールの外縁部の角部が、面取りされている。このため、蓄電モジュールがたわむ等の変形をした場合であっても、角部の面取りの分だけ、外縁部同士の近接が避けられる。これにより、冷却部材の露出の阻害が抑制され、冷却効率の低下が抑制される。
本発明に係る蓄電装置においては、冷却部材は、第1方向に交差する第2方向における一対の端面を有し、冷却部材には、第2方向に延在して一対の端面のそれぞれに開口すると共に、第2方向に沿って冷媒を流通させる冷媒流路が形成されており、外縁部の第2方向における角部が面取りされていてもよい。このように、冷却部材に対して冷媒流路を設けることにより、蓄電モジュールをより効果的に冷却することが可能となる。特に、この場合には、冷却部材の第2方向の端面に冷媒流路の開口が形成されており、且つ、蓄電モジュールにおける同方向の角部が面取りされている。このため、冷媒流路の開口の露出が阻害されにくくなり、冷却効率の低下が確実に抑制される。
本発明に係る蓄電装置においては、蓄電モジュールは、第1方向に沿う第1面と、第1方向に交差する共に冷却部材に対向する第2面と、第1面と第2面とを接続することにより角部を形成する第3面と、を含み、角部は、第1方向における第1面と第3面との接続位置である第1位置から、第1方向における第2面と第3面との接続位置である第2位置に向かうにつれて蓄電モジュールが縮小するように形成された第3面により面取りされていてもよい。この場合、例えば枠体を樹脂の射出成型により作製する際に、蓄電モジュールの第1位置によりも中心側の位置に上下の型枠の分割面を配置するようにすれば、アンダーカットの発生を抑えつつ容易に枠体を作製できる。
本発明に係る蓄電装置においては、第1位置と第2位置との間の距離は、第1方向における冷却部材の厚さの1/2以上であってもよい。この場合、冷却部材の露出の阻害をより確実に抑制できる。
本発明によれば、冷却効率の低下を抑制可能な蓄電装置を提供することができる。
本実施形態に係る蓄電装置を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿っての断面図である。 図1のII−II線に沿っての断面図である。 図1に示された蓄電モジュールを示す断面図である。 図1,2に示された冷却部材の斜視図である。 一対の蓄電モジュールと蓄電モジュールの間に介在された冷却部材とを示す平面図である。 図5のVI−VI線に沿っての断面図である。
以下、図面を参照して蓄電装置の一実施形態について説明する。なお、図面の説明においては、同一の要素同士、或いは、相当する要素同士には、互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。また、各図面には、互いに直交する第1方向D1、第2方向D2、及び、第3方向D3によって規定される直交座標Sを示す。
図1は、本実施形態に係る蓄電装置を示す斜視図である。図2は、図1のII−II線に沿っての断面図である。図1及び図2に示される蓄電装置10は、例えばフォークリフト、ハイブリッド自動車、及び、電気自動車等の各種車両のバッテリとして用いられ得る。蓄電装置10は、複数(本実施形態では3つ)の蓄電モジュール12と、複数(本実施形態では4つ)の冷却部材14と、拘束部材16と、を備える。なお、蓄電装置10は、少なくとも一対の蓄電モジュール12、及び、少なくとも1つの冷却部材14を備えていればよい。
蓄電モジュール12は、例えば、矩形板状を呈しており、第1方向D1に沿って積層された複数のバイポーラ電極(後述するバイポーラ電極32)を含むバイポーラ電池である。蓄電モジュール12は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池等の二次電池であるが、電気二重層キャパシタであってもよい。以下の説明では、ニッケル水素二次電池を例示する。
冷却部材14は、冷媒の流通により蓄電モジュール12を冷却する。冷却部材14は、第1方向D1において蓄電モジュール12(積層体30(図3参照))と交互に並んで配置(積層)されている。冷却部材14は、第1方向D1で隣り合う2つの蓄電モジュール12の間に配置されていると共に、第1方向D1において両端に位置する蓄電モジュール12の外側にもそれぞれ配置されている。すなわち、蓄電装置10の中心側の一部分に着目すると、蓄電モジュール12と冷却部材14とが、第1方向D1に沿って蓄電モジュール12の間に冷却部材14が介在するように積層されている。
冷却部材14は、例えば金属等の導電材料により形成され、導電性を有している。冷却部材14は、第1方向D1に沿って互いに隣り合う蓄電モジュール12と電気的に接続される。これにより、複数の蓄電モジュール12が第1方向D1において直列に接続される。第1方向D1において、一端に位置する冷却部材14には正極端子24が接続されており、他端に位置する冷却部材14には負極端子26が接続されている。正極端子24は、正極端子24が接続される冷却部材14と一体であってもよい。負極端子26は、負極端子26が接続される冷却部材14と一体であってもよい。正極端子24及び負極端子26は、第1方向D1に交差(ここでは、直交)する第3方向D3に沿って延在している。これらの正極端子24及び負極端子26により、蓄電装置10の充放電を実施できる。
拘束部材16は、蓄電モジュール12及び冷却部材14を第1方向D1に拘束するための部材である。拘束部材16は、一対の拘束プレート16A,16Bと、ボルト18と、ナット20と、を備える。ボルト18及びナット20は、拘束プレート16A,16B同士を連結する連結部材である。各拘束プレート16A,16Bと冷却部材14との間には、例えば樹脂フィルム等の絶縁フィルム22が配置される。各拘束プレート16A,16Bは、例えば鉄等の金属により構成されている。
第1方向D1から見て、蓄電モジュール12、冷却部材14、各拘束プレート16A,16B及び絶縁フィルム22は、例えば矩形状を呈し、それぞれの長手方向が第3方向D3、及び、それぞれの短手方向が第2方向D2となるように配置されている。第2方向D2は、第1方向D1及び第3方向D3に交差(ここでは、直交)する方向である。第1方向D1から見て、各拘束プレート16A,16Bは、蓄電モジュール12、冷却部材14及び絶縁フィルム22よりも大きい。第1方向D1から見て、蓄電モジュール12及び絶縁フィルム22は、冷却部材14よりも大きい。
拘束プレート16Aには、ボルト18の軸部を第1方向D1に挿通させる複数の挿通孔16A1が設けられている。複数の挿通孔16A1は、拘束プレート16Aの第2方向D2の両端部及び第3方向D3の両端部において、第1方向D1から見て、蓄電モジュール12の外側となる位置に設けられている。同様に、拘束プレート16Bには、ボルト18の軸部を第1方向D1に挿通させる複数の挿通孔16B1が設けられている。複数の挿通孔16B1は、拘束プレート16Bの第2方向D2の両端部及び第3方向D3の両端部において、第1方向D1から見て、蓄電モジュール12、冷却部材14及び絶縁フィルム22の外側となる位置に設けられている。
一方の拘束プレート16Aは、負極端子26に接続された冷却部材14に絶縁フィルム22を介して突き当てられ、他方の拘束プレート16Bは、正極端子24に接続された冷却部材14に絶縁フィルム22を介して突き当てられている。ボルト18は、例えば一方の拘束プレート16A側から他方の拘束プレート16B側に向かって挿通孔16A1及び挿通孔16B1に順に通され、他方の拘束プレート16Bから突出するボルト18の先端には、ナット20が螺合されている。これにより、絶縁フィルム22、冷却部材14及び蓄電モジュール12が挟持されてユニット化されると共に、第1方向D1に拘束荷重が付加される。
図3は、図1に示された蓄電モジュールを示す断面図である。図3に示されるように、蓄電モジュール12は、積層体30を備える。積層体30は、第1方向D1に沿ってセパレータ40を介して積層された複数のバイポーラ電極32を有する。バイポーラ電極32は、電極板34と、電極板34の一方の面に設けられた正極36と、電極板34の他方の面に設けられた負極38とを含む。積層体30においては、一のバイポーラ電極32の正極36は、第1方向D1に沿ってセパレータ40を挟んで隣り合う一方のバイポーラ電極32の負極38と対向し、一のバイポーラ電極32の負極38は、第1方向D1に沿ってセパレータ40を挟んで隣り合う他方のバイポーラ電極32の正極36と対向している。
第1方向D1において、積層体30の一端には、内側面に負極38が配置された電極板34(負極側終端電極)が配置され、積層体30の他端には、内側面に正極36が配置された電極板34(正極側終端電極)が配置される。負極側終端電極の負極38は、セパレータ40を介して最上層のバイポーラ電極32の正極36と対向している。正極側終端電極の正極36は、セパレータ40を介して最下層のバイポーラ電極32の負極38と対向している。これら終端電極の電極板34はそれぞれ隣り合う冷却部材14(図2参照)に接続される。
蓄電モジュール12は、第1方向D1に沿って延在する積層体30の側面30aにおいて電極板34(バイポーラ電極32)の縁部34aを保持する枠体50を備える。枠体50は、積層体30の側面30aを取り囲むように構成されている。枠体50は、電極板34(バイポーラ電極32)の縁部34aを保持する第1樹脂部53と、第1方向D1から見て第1樹脂部53の周囲に設けられる第2樹脂部54とを備えている。
枠体50の内壁を構成する第1樹脂部53は、各バイポーラ電極32の電極板34の一方の面(正極36が形成される面)から縁部34aにおける電極板34の端面にわたって設けられている。第1方向D1から見て、各第1樹脂部53は、各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34a全周にわたって設けられている。隣り合う第1樹脂部53同士は、各バイポーラ電極32の電極板34の他方の面(負極38が形成される面)の外側に延在する面において溶着している。その結果、第1樹脂部53には、各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34aが埋没して保持されている。
各バイポーラ電極32の電極板34の縁部34aと同様に、積層体30の両端に配置された電極板34の縁部34aも第1樹脂部53に埋没した状態で保持されている。これにより、第1方向D1に隣り合う電極板34の間には、当該電極板34と第1樹脂部53とによって気密に仕切られた内部空間(空間)Vが形成されている。当該内部空間Vには、例えば水酸化カリウム水溶液等のアルカリ溶液からなる電解液(不図示)が収容されている。
枠体50の外壁を構成する第2樹脂部54は、第1方向D1を軸方向として延在する筒状部である。第2樹脂部54は、第1方向D1において積層体30の全長にわたって延在する。第2樹脂部54は、第1方向D1に延在する第1樹脂部53の外側面を覆っている。第2樹脂部54は、第1方向D1から見て内側において第1樹脂部53に溶着されている。
電極板34は、ニッケル又はニッケルメッキ鋼板といった金属からなる。一例として、電極板34は、ニッケルからなる矩形の金属箔である。電極板34の縁部34aは、正極活物質及び負極活物質が塗工されない未塗工領域となっており、当該未塗工領域が枠体50の内壁を構成する第1樹脂部53に埋没して保持される領域となっている。正極36を構成する正極活物質としては、例えば水酸化ニッケルが挙げられる。負極38を構成する負極活物質としては、例えば水素吸蔵合金が挙げられる。電極板34の他方の面における負極38の形成領域は、電極板34の一方の面における正極36の形成領域に対して一回り大きくなっている。
セパレータ40は、例えばシート状に形成されている。セパレータ40を形成する材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。また、セパレータ40は、フッ化ビニリデン樹脂化合物で補強されてもよい。なお、セパレータ40は、シート状に限られず、袋状でもよい。
枠体50(第1樹脂部53及び第2樹脂部54)は、例えば絶縁性の樹脂を用いた射出成形によって矩形の筒状に形成されている。枠体50を構成する樹脂材料としては、例えばポリプロピレン(PP)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、又は変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)等が挙げられる。第1樹脂部53の形成は、例えば、バイポーラ電極32がセパレータ40を介して積層され、積層体30が形成される前に行われてもよいし、積層体30が形成された後に行われてもよい。第2樹脂部54の形成は、例えば、第1樹脂部53及び積層体30の形成後に行われる。このように、枠体50は、全体として、蓄電モジュール12において電解液を収容する内部空間Vを形成すると共に、当該内部空間Vを封止する封止体である。
図4は、図1,2に示された冷却部材の斜視図である。図5は、一対の蓄電モジュールと蓄電モジュールの間に介在された冷却部材とを示す平面図である。図4,5に示される冷却部材14は、冷却部材14の内部に冷媒を流通させることで、蓄電モジュール12(図1参照)からの熱を効率的に外部に放出し、蓄電モジュール12を冷却する。冷媒は、例えば絶縁性を有し、空気、アンモニア等の気体又はLLC等の液体である。
冷却部材14は、例えば矩形板状を呈し、厚さ方向が第1方向D1となるように配置されている。冷却部材14は、一対の主面14a、一対の第1側面14b、及び、一対の第2側面(端面)14cを有している。主面14aは、第1方向D1に交差(直交)すると共に略平行である。第1側面14bは、第3方向D3に交差(直交)すると共に互いに略平行である。第2側面14cは、第2方向に交差(直交)すると共に互いに略平行である。第2側面14cは、冷却部材14の第2方向D2における端面である。
冷却部材14には、第2方向D2に沿って冷媒を流通させる複数の流路(冷媒流路)15aが形成されている。複数の流路15aは、第2方向D2に沿って直線状に延在して第2側面14cに開口している(すなわち、開口15dを形成している)。流路15aは、第3方向D3に沿って配列されている。流路15aは、図示の例では直方体状であるが、例えば円筒状等の他の形状であってもよい。
冷却部材14は、第1方向D1に交差する平板状の一対の平板部15bと、平板部15b同士を互いに接続する複数の接続部15cと、を含む。接続部15cは、第3方向D3に沿って互いに離間しつつ配列されている。これにより、流路15aは、平板部15bと接続部15cとによって囲まれるように形成される。
上述したように、第2側面14cには、流路15aの開口15dが形成されている。開口15dは、流路15aの内部に冷媒を流入させるため、又は、流路15aの内部から冷媒を流出させるために用いられる。冷媒は、例えば、流路15aの一端側の開口15dを介して流路15aの内部に流入した後、流路15aの他端側の開口15dを介して流路15aの内部から流出する。このように、冷却部材14には、冷却部材14を第2方向D2に沿って貫通する貫通孔が流路15aとして設けられている。
冷却部材14は、第1方向D1から見て、蓄電モジュール12よりも小さく、蓄電モジュール12の枠体50の内側において、主面14aを全体的に電極板34に当接させるように配置されている。換言すれば、第1方向D1からみて、蓄電モジュール12の外縁部Cが、冷却部材14の外側に位置している。ここでは、第1方向D1からみて、蓄電モジュール12の矩形環状の外縁部Cが冷却部材14から突出する。
図6は、図5のVI−VI線に沿っての断面図である。図6の(b)は、図6の(a)の部分拡大図である。図5,6に示されるように、第1方向D1に沿って冷却部材14を挟んで互いに対向する蓄電モジュール12の外縁部Cの角部は、R状に面取りされている。この点についてより具体的に説明する。第1方向D1及び第2方向D2に沿った断面に着目したとき(以下、単に「断面において」という場合がある)、蓄電モジュール12は、第1方向D1に沿う一対の第1面17aと、第1方向D1に交差する一対の第2面17bと、を含む。第2面17bは、冷却部材14に対向する面(すなわち、冷却部材14側の面)である。
また、断面において、蓄電モジュール12は、第1面17aと第2面17bとを接続する第3面17cを含む。第3面17cは、角部17pを形成している。一例として、第1面17a、第2面17b、及び、第3面17cは、枠体50の第2樹脂部54の外表面である。ここでは、第3面17cが蓄電モジュール12の外側に凸となる部分的な円筒面とされることにより、角部17pが面取りされている。特に、外縁部Cの第2方向D2における角部17pが面取りされている。すなわち、蓄電モジュール12においては、冷却部材14の流路15aの開口15dが形成される方向と同方向の角部17pが面取りされている。ただし、ここでは、外縁部Cの第3方向D3における角部も同様に面取りされている。
角部17pの面取りの態様と、第1方向D1における冷却部材14の厚さとは、一定の関係を有する。すなわち、第1方向D1における面取りの開始位置と終了位置との距離L1は、第1方向D1における冷却部材14の厚さの1/2以上である。ここでは、面取りの開始位置とは、第1方向D1における第1面17aと第3面17cとの接続位置である第1位置P1である。また、面取りの終了位置とは、第1方向D1における第2面17bと第3面17cとの接続位置である第2位置P2である。したがって、第1位置P1と第2位置P2との間の距離L1が、冷却部材14の厚さL2の1/2以上となる。また、ここでは、第1位置P1から第2位置P2に向かうにつれて蓄電モジュール12が縮小するように(上述したように円筒面状に)形成された第3面17cにより面取りされている。
なお、ここでは、第1方向D1に交差する第2方向D2(及び第3方向D3)からみて、冷却部材14は、部分的に蓄電モジュール12に埋没されている。より具体的には、枠体50の第2樹脂部54が、第1方向D1に沿って積層体30の重複する重複部Pを有しており、これにより、蓄電モジュール12の第1方向D1に沿っての厚さが、重複部Pがない部分において相対的に薄い。そして、冷却部材14は、その相対的に薄い部分に配置されて積層体30に接触している。これにより、第1方向D1に交差する第2方向D2(及び第3方向D3)からみたとき、冷却部材14は、重複部Pの厚さの分だけ蓄電モジュール12に埋没することになる。換言すれば、冷却部材14は、第1方向D1からみて重複部Pに重複しない部分において、外部に露出している。
ここでは、上述した冷却部材14の厚さL2は、冷却部材14における外部に露出する部分(重複部Pに重複しない部分)の厚さである。一方、蓄電モジュール12の第2面17bは、ここでは重複部Pの外表面である。したがって、ここでの冷却部材14の厚さL2は、第1方向D1に沿って互いに対向する第2面17bの間隔でもある。なお、枠体50の第2樹脂部54に対して重複部Pが設けられない場合には、冷却部材14の厚さL2は、単に、第1方向D1における冷却部材14の寸法であってもよい。
以上説明したように、蓄電装置10においては、少なくとも第1方向D1の両端部を除いて、蓄電モジュール12と冷却部材14とが、蓄電モジュール12の間に冷却部材14が介在するように積層されている。蓄電モジュール12のそれぞれは、バイポーラ電極32を保持すると共に外縁部Cを形成する枠体50を含む。そして、積層方向(第1方向D1)に沿って冷却部材14を挟んで互いに対向する一対の蓄電モジュール12の外縁部Cの角部17pが、面取りされている。このため、蓄電モジュール12がたわむ等の変形をした場合であっても、角部17pの面取りの分だけ、外縁部C同士の近接が避けられる。これにより、冷却部材14の露出の阻害が抑制され、冷却効率の低下が抑制される。
また、蓄電装置10においては、冷却部材14は、第1方向D1に交差する第2方向D2における一対の第2側面14cを有する。また、冷却部材14には、第2方向D2に延在して一対の第2側面14cのそれぞれに開口すると共に、第2方向D2に沿って冷媒を流通させる流路15aが形成されている。そして、外縁部Cの第2方向D2における角部17pが面取りされている。このように、冷却部材14に対して流路15aを設けることにより、蓄電モジュール12をより効果的に冷却することが可能となる。特に、この場合には、冷却部材14の第2方向D2の端面である第2側面14cに流路15aの開口15dが形成されており、且つ、蓄電モジュール12における同方向の角部17pが面取りされている。このため、流路15aの開口15dの露出が阻害されにくくなり、冷却効率の低下が確実に抑制される。
また、蓄電装置10においては、蓄電モジュール12は、第1方向D1に沿う第1面17aと、第1方向D1に交差する共に冷却部材14に対向する第2面17bと、第1面17aと第2面17bとを接続することにより角部17pを形成する第3面17cと、を含む。そして、角部17pは、第1位置P1から第2位置P2に向かうにつれて蓄電モジュール12が縮小するように(ここでは円筒面状に)形成された第3面17cにより面取りされている。このため、例えば枠体50を樹脂の射出成型により作製する際に、蓄電モジュール12の第1位置P1によりも中心側の位置に上下の型枠の分割面を配置するようにすれば、アンダーカットの発生を抑えつつ容易に枠体50を作製できる。
さらに、蓄電装置10においては、第1位置P1と第2位置P2との間の距離L1は、第1方向D1における冷却部材14の厚さL2の1/2以上である。このため、冷却部材14の露出の阻害をより確実に抑制できる。
以上の実施形態は、本発明に係る蓄電装置の一実施形態について説明したものである。したがって、本発明に係る蓄電装置は、上述した蓄電装置10に限定されず、任意に変更することが可能である。
例えば、上記実施形態においては、冷却部材14に流路15aが設けられ、冷媒の流通により蓄電モジュール12を冷却する場合について説明した。しかしながら、冷却部材14は、中実状に形成された部材であってもよい。この場合にも、同様に理由により、冷却部材14の露出の阻害が抑制され、冷却効率の低下が抑制される。
また、蓄電モジュール12の第2方向D2における角部17pに限らず、第3方向D3における角部も同様に面取りすることにより、同方向において冷却部材14の露出の阻害が抑制されるので、冷却効率の低下をより確実に抑制できる。
また、角部17pの面取りは、第3面17cを円筒面状に形成する態様に限定されない。例えば、第1位置P1から第2位置P2に向かうにつれて蓄電モジュール12が縮小するように傾斜した平面状に第3面17cを形成することによって、角部17pの面取りを行ってもよい。さらには、第3面17cは、単一の平面に限らず、複数の平面を接続して形成される面であってもよいし、円筒面以外の曲面であってもよい。すなわち、角部17pは、第1位置P1から第2位置P2に向かうにつれて蓄電モジュール12が縮小するように形成された第3面17cにより面取りされていればよい。
10…蓄電装置、12…蓄電モジュール、14…冷却部材、14c…第2側面(端面)、15a…流路(冷媒流路)、15d…開口、17a…第1面、17b…第2面、17c…第3面、17p…角部、32…バイポーラ電極、50…枠体、C…外縁部、P1…第1位置、P2…第2位置、L1…距離、L2…厚さ。

Claims (3)

  1. 第1方向に沿ってセパレータを介して積層された複数のバイポーラ電極と、前記複数のバイポーラ電極を保持するように設けられた枠体と、を含む少なくとも一対の矩形板状の蓄電モジュールと、
    前記一対の蓄電モジュールを冷却するための矩形板状の冷却部材と、を備え、
    前記バイポーラ電極は、電極板と、前記電極板の一方の面に設けられた正極と、前記電極板の他方の面に設けられた負極と、を含み、
    前記蓄電モジュール及び前記冷却部材は、前記第1方向に沿って前記一対の蓄電モジュールの間に前記冷却部材が介在するように積層されると共に、一対の拘束プレートによって前記第1方向に拘束されており、
    前記冷却部材は、導電性材料で形成され、
    前記一対の蓄電モジュールは前記冷却部材によって直列に接続されており、
    前記冷却部材には、冷媒を流通させるための冷媒流路が前記第1方向に交差する第2方向に延在するように設けられており、
    前記冷却部材の前記第2方向における端面には、前記冷媒流路の開口が形成されており、
    記第1方向からみて、前記冷却部材の前記第2方向における前記端面は、前記蓄電モジュールの外縁部よりも内側に位置しており、
    前記蓄電モジュールの前記外縁部は、前記枠体によって形成されており、
    前記枠体は、前記第1方向及び前記第2方向に沿った断面において、前記第1方向に沿う第1面と、前記第1方向に交差すると共に前記第2方向に沿う第2面と、前記第1面と前記第2面とを接続する面取りされた角部と、を含み、
    前記面取りされた角部は、前記一対の蓄電モジュールの互いに対向する前記枠体の角部である、
    蓄電装置。
  2. 前記面取りされた角部は、前記第1面と前記第2面とを接続することにより前記面取りされた角部を形成する第3面、を含み、
    前記第3面は、前記第1方向における前記第1面と前記第3面との接続位置である第1位置から、前記第1方向における記第2面と前記第3面との接続位置である第2位置に向かうにつれて前記蓄電モジュールが縮小するように形成されている
    請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1位置と前記第2位置との間の距離は、前記第1方向における前記冷却部材の厚さの1/2以上である、
    請求項2に記載の蓄電装置。
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