JP2006153165A - 直動案内装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンドキャップ8が方向転換路18を有する樹脂製のエンドキャップ本体26と、このエンドキャップ本体26の背面部に形成された潤滑剤供給路形成用凹部30に密嵌するブロック状の潤滑剤供給路形成部材28とからなる直動案内装置において、潤滑剤供給路形成部材28が左右非対称の形状となるように、エンドキャップ本体26にスリット38を設けると共に該スリット38に嵌合する凸部40を潤滑剤供給路形成部材28に設ける。
【選択図】図1
Description
エンドキャップ8はスライダ6の前側端面部6aと後側端面部6bに取り付けられており、各エンドキャップ8には、転動体14を方向転換させるための方向転換路18((図17参照)が形成されている。この方向転換路18は略U字状に湾曲しており、転動体転動路12を転動した転動体14は、エンドキャップ8の方向転換路18で方向転換した後、スライダ6に形成された転動体戻り通路20((図17参照)を転動して元の位置に戻るようになっている。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路を形成するための潤滑剤供給路形成溝を前記潤滑剤供給路形成部材の前面部または前記潤滑剤供給路形成用凹部の前側壁面部に設けるとともに、前記潤滑剤供給路形成部材の前面部または前記潤滑剤供給路形成用凹部の前側壁面部に当接して前記潤滑剤供給路形成溝の両サイドをシールするシール用凸部を前記潤滑剤供給路形成用凹部の前側壁面部または前記潤滑剤供給路形成部材の前面部に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路形成部材および前記エンドキャップ本体は合成樹脂で形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路形成用凹部と嵌合する部分の前記潤滑剤供給路形成部材がテーパ状に形成されていることを特徴とする。
請求項2の発明に係る直動案内装置によれば、上述した効果に加え、エンドキャップをスライダに組み付けた後でも潤滑剤供給路形成用凹部内に潤滑剤供給路形成部材が組み込まれているか否かを外部から確認することができるので、部品欠品の発生を防止することができる。
請求項4の発明に係る直動案内装置によれば、上述した効果に加え、潤滑剤供給路形成部材の誤組込みを確実に防止することができる。
請求項6の発明に係る直動案内装置によれば、上述した効果に加え、エンドキャップ本体と潤滑剤供給路形成部材との間に形成される潤滑剤供給路の密閉性をより高めることができ、潤滑剤供給路からの潤滑剤の漏れを抑えることができる。
図1は本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置のエンドキャップの背面図で、図2は図1のII−II断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る直動案内装置のエンドキャップ8は、方向転換路18を有する樹脂製のエンドキャップ本体26と、このエンドキャップ本体26との間に潤滑剤供給用の潤滑剤供給路を形成するブロック状の潤滑剤供給路形成部材28とからなり、エンドキャップ本体26の背面部には、潤滑剤供給路形成部材28と密嵌する潤滑剤供給路形成用凹部30が凹設されている。
さらに、上述した第1の実施形態では、潤滑剤供給路形成用凹部30の前側壁面部に当接して潤滑剤供給路形成溝32の両サイドをシールするシール用凸部42を潤滑剤供給路形成部材28の前面部に設けたことにより、潤滑剤供給路形成部材28の前面部の面精度や潤滑剤供給路形成用凹部30の前側壁面部の面精度が多少低くても潤滑剤供給路形成部材28の前面部と潤滑剤供給路形成用凹部30の前側壁面部との密着性が向上するので、潤滑剤の漏れを防止することができる。
次に、図10及び図11を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は潤滑剤供給路形成部材の正面図であり、同図に示すように、潤滑剤供給路形成部材28の前面部には、潤滑剤供給路形成部材28の前面部には、エンドキャップ本体の潤滑剤供給孔から供給されたグリース等の潤滑剤を方向転換路18に供給するための潤滑剤供給路形成溝32が形成されている。
また、第2の実施形態では潤滑剤供給路形成部材28を視認するための貫通孔50をエンドキャップ本体26の下面部に設けたが、図12に示す第3の実施形態のように、潤滑剤供給路形成部材28を視認するための貫通孔50をエンドキャップ本体26の上面部に設けてもよい。さらに、貫通孔50の代わりに切欠部をエンドキャップ本体26の上面部又は下面部に設けてもよい。
さらに、第1の実施形態では潤滑剤供給路形成溝32の両サイドをシールするシール用凸部42の断面形状を楔形状としたが、図14に示す第5の実施形態のように、シール用凸部42の断面形状を方形状にしてもよい。
4 転動体軌道面(レール側軌道面)
6 スライダ
8 エンドキャップ
10 転動体軌道面(スライダ側軌道面)
12 転動体転動路
14 転動体
16 保持ピース
18 方向転換路
20 転動体戻り用通路
22 シールプレート
24 潤滑剤供給孔
26 エンドキャップ本体
28 潤滑剤供給路形成部材
30 潤滑剤供給路形成用凹部
32,34,36 潤滑剤供給路形成溝
38 スリット
40 凸部
42 シール用凸部
44 潤滑剤供給孔
46 エンドキャップ取付け孔
Claims (7)
- 案内レールと、該案内レールの長手方向に相対移動するスライダと、前記案内レールの長手方向に沿って前記案内レールと前記スライダとの間に形成された転動体転動路を転動する多数の転動体と、前記転動体を方向転換させるための方向転換路を前記スライダの両端部に形成するエンドキャップとを備え、前記エンドキャップが前記スライダの端面と接合される背面部に潤滑剤供給路形成用凹部を有するエンドキャップ本体と、前記潤滑剤供給路形成用凹部に嵌合して前記エンドキャップ本体との間に潤滑剤供給用の潤滑剤供給路を形成する潤滑剤供給路形成部材とからなる直動案内装置において、
前記潤滑剤供給路形成用凹部及び前記潤滑剤供給路形成部材の外形形状を左右非対称または上下非対称の形状としたことを特徴とする直動案内装置。 - 請求項1記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路形成用凹部に嵌め込まれた前記潤滑剤供給路形成部材を視認可能な孔部または切欠部を前記エンドキャップ本体に設けたことを特徴とする直動案内装置。
- 請求項1又は2記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路を形成するための潤滑剤供給路形成溝を前記潤滑剤供給路形成部材の前面部または前記潤滑剤供給路形成用凹部の前側壁面部に設けるとともに、前記潤滑剤供給路形成部材の前面部または前記潤滑剤供給路形成用凹部の前側壁面部に当接して前記潤滑剤供給路形成溝の両サイドをシールするシール用凸部を前記潤滑剤供給路形成用凹部の前側壁面部または前記潤滑剤供給路形成部材の前面部に設けたことを特徴とする直動案内装置。
- 請求項1〜3のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路形成部材を前記エンドキャップ本体と色相の異なる材料で形成したことを特徴とする直動案内装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路形成部材および前記エンドキャップ本体は合成樹脂で形成されていることを特徴とする直動案内装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項記載の直動案内装置において、前記潤滑剤供給路形成部材は前記エンドキャップ本体よりも軟質の材料で形成されていることを特徴とする直動案内装置。
- 前記潤滑剤供給路形成部材は、前記潤滑剤供給路形成用凹部と嵌合する部分がテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の直動案内装置。
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