JP2006152813A - 燃料ポンプユニット装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】 プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔からポンプ収納室内に排出されるリターン燃料によって発生する気泡を排除し、燃料噴射弁に向けて安定して、正確な燃料を供給する。
【構成】 ポンプ収納室9はポンプボデー1の収納凹部1bとポンプボデー4の収納凹部4bとにより形成される。
ポンプ収納室9内にはストレーナSを備える燃料ポンプPが配置され、ポンプカバー4にプレッシャーレギュレターRが配置される。
プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rf、4eは横断面略円形をなすポンプ収納室9の内周壁4baに沿って開口されるとともにポンプ収納室9の上部9bに開口する。
【選択図】図2
【構成】 ポンプ収納室9はポンプボデー1の収納凹部1bとポンプボデー4の収納凹部4bとにより形成される。
ポンプ収納室9内にはストレーナSを備える燃料ポンプPが配置され、ポンプカバー4にプレッシャーレギュレターRが配置される。
プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rf、4eは横断面略円形をなすポンプ収納室9の内周壁4baに沿って開口されるとともにポンプ収納室9の上部9bに開口する。
【選択図】図2
Description
本発明は燃料タンク内の燃料を燃料ポンプで昇圧し、この昇圧された燃料をプレッシャーレギュレターによって所定の燃料圧力に調圧し、この調圧された燃料を燃料噴射弁に向けて供給する燃料供給装置に関し、そのうち特にポンプボデーとポンプカバーとによって形成される燃料供給体に燃料ポンプとプレッシャーレギュレターとが配置される燃料ポンプユニット装置に関する。
従来の燃料ポンプユニット装置について図4により説明する。
10は上方の鍔部10aから下方に向かって有底カップ状をなすポンプ収納凹部10bが凹設されたポンプボデーであり、ポンプ収納凹部10bは上方の鍔部10aに向けて開口10cをもって開口する。
又、ポンプボデー10には、ポンプ収納凹部10b内に向けて燃料流入孔11とレギュレター燃料排出孔12とが開口して形成される。
13はポンプボデー10の鍔部10aに当接されてポンプ収納凹部10bの開口10cを閉塞するポンプカバーであり、ポンプカバー13には、燃料吐出孔14とレギュレター収納凹部15と、燃料吐出孔14とレギュレター収納凹部15とを連絡するレギュレター燃料流入孔16と、が形成される。
前記燃料吐出孔は上方からポンプカバー13の下面13aに向かって貫通して穿設され、レギュレター収納凹部15は上方から下方に向かって凹設され、レギュレター燃料流入孔16は燃料吐出孔14からレギュレター収納凹部15の側壁に向って穿設され、更にレギュレター収納凹部15の底部はリターン燃料ガイド孔15aを介してポンプカバー13の下面13aに開口して穿設される。
Rはプレッシャーレギュレターであり、以下により形成される。
Raは下側筐体Rbと上側筐体Rcとの間に挟持され、弁体Rvを備えるダイヤフラムであり、ダイヤフラムRaの下面と下側筐体Rbとにより燃料室Rdが形成され、ダイヤフラムRaの上面と上側筐体Rcとによりスプリング室Reが形成される。
又、下側筐体Rbにはリターン燃料孔Rfが形成されるもので、その上端は弁座Rgをもって燃料室Rd内に開口し、下端はリターン燃料ボスRhの下端に開口する。
更に、下側筐体Rbの側壁には流入孔Rkが貫通して穿設される。
尚、前記弁座は弁体Rvに臨んで配置され、スプリング室Re内にはダイヤフラムRaを燃料室Rd側に付勢するレギュレタースプリングRsが縮設される。
そして、ポンプカバー13のレギュレター収納凹部15内にプレッシャーレギュレターRが挿入配置されるとともにプレッシャーレギュレターRは押圧板17を介してポンプカバー13に螺着固定される。かかる状態において、レギュレター燃料流入孔16はレギュレター収納凹部15内に開口し、更に流入孔Rkもまたレギュレター収納凹部15内に開口する。
また、下側筐体Rbより下方に突設するリターン燃料ボスRhはポンプカバー13のリターン燃料ガイド孔15a内に挿入配置されるもので、これによるとリターン燃料孔Rfはポンプカバー13の下面13aに向かって開口する。
そして、燃料ポンプPのポンプ吸入路PaにストレーナSが螺着され、かかるストレーナSを備える燃料ポンプPが開口10cよりポンプ収納凹部10b内に配置され、次いでプレッシャーレギュレターRを備えるポンプカバー13がポンプボデー10の鍔部10aに当接配置されるとともに燃料吐出孔14に燃料ポンプPのポンプ吐出路Pbが挿入配置され、かかる状態でポンプカバー13がポンプボデー10に向けて螺着固定される。
以上によると、ポンプボデー10の開口10cがポンプカバー13によって閉塞されてポンプ収納室18が形成され、このポンプ収納室18内にストレーナSを備える燃料ポンプPが収納配置される。
又、前記ポンプ収納室18の上部には、下方に向かってリターン燃料孔Rfが開口し、ポンプ収納室18の側部には、燃料流入孔11と、レギュレター燃料排出孔12とが開口する。
そして、燃料流入孔11は第1燃料管19をもって図示せぬ燃料タンクに接続され、レギュレター燃料排出孔12は第2燃料管20をもって燃料タンクに接続され、燃料吐出孔14は第3燃料管21をもって図示せぬ燃料噴射弁に接続される。
以上よりなる燃料ポンプユニット装置によると、燃料タンク内の燃料は、第1燃料管19、燃料流入孔11を介してポンプ収納室18内に供給され、ポンプ収納室18内の燃料は、ストレーナSによって異物が除去され、清浄な燃料がポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内に吸入される。
燃料ポンプPによって昇圧された燃料は、ポンプ吐出路Pbを介して燃料吐出孔14内に吐出されるもので、燃料吐出孔14内の燃料の一部はレギュレター燃料流入孔16、レギュレター収納凹部15、流入孔Rkを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rd内に供給される。そして、プレッシャーレギュレターRは、燃料室Rdに作用する燃料圧力とレギュレタースプリングとのバランス作用によって弁座Rgが開閉制御され、これによって燃料吐出孔14内を流れる燃料圧力が所定の圧力に調圧される。
そして、燃料室Rdから、弁座Rg、リターン燃料孔Rfを介して流下するリターン燃料はポンプカバー13の連通孔15aを介してポンプカバー13の下面13aからポンプ収納室18内に排出され、更にポンプ収納室18内に貯溜したリターン燃料は、レギュレター燃料排出孔12、第2燃料管20を介して燃料タンクへと戻される。
10は上方の鍔部10aから下方に向かって有底カップ状をなすポンプ収納凹部10bが凹設されたポンプボデーであり、ポンプ収納凹部10bは上方の鍔部10aに向けて開口10cをもって開口する。
又、ポンプボデー10には、ポンプ収納凹部10b内に向けて燃料流入孔11とレギュレター燃料排出孔12とが開口して形成される。
13はポンプボデー10の鍔部10aに当接されてポンプ収納凹部10bの開口10cを閉塞するポンプカバーであり、ポンプカバー13には、燃料吐出孔14とレギュレター収納凹部15と、燃料吐出孔14とレギュレター収納凹部15とを連絡するレギュレター燃料流入孔16と、が形成される。
前記燃料吐出孔は上方からポンプカバー13の下面13aに向かって貫通して穿設され、レギュレター収納凹部15は上方から下方に向かって凹設され、レギュレター燃料流入孔16は燃料吐出孔14からレギュレター収納凹部15の側壁に向って穿設され、更にレギュレター収納凹部15の底部はリターン燃料ガイド孔15aを介してポンプカバー13の下面13aに開口して穿設される。
Rはプレッシャーレギュレターであり、以下により形成される。
Raは下側筐体Rbと上側筐体Rcとの間に挟持され、弁体Rvを備えるダイヤフラムであり、ダイヤフラムRaの下面と下側筐体Rbとにより燃料室Rdが形成され、ダイヤフラムRaの上面と上側筐体Rcとによりスプリング室Reが形成される。
又、下側筐体Rbにはリターン燃料孔Rfが形成されるもので、その上端は弁座Rgをもって燃料室Rd内に開口し、下端はリターン燃料ボスRhの下端に開口する。
更に、下側筐体Rbの側壁には流入孔Rkが貫通して穿設される。
尚、前記弁座は弁体Rvに臨んで配置され、スプリング室Re内にはダイヤフラムRaを燃料室Rd側に付勢するレギュレタースプリングRsが縮設される。
そして、ポンプカバー13のレギュレター収納凹部15内にプレッシャーレギュレターRが挿入配置されるとともにプレッシャーレギュレターRは押圧板17を介してポンプカバー13に螺着固定される。かかる状態において、レギュレター燃料流入孔16はレギュレター収納凹部15内に開口し、更に流入孔Rkもまたレギュレター収納凹部15内に開口する。
また、下側筐体Rbより下方に突設するリターン燃料ボスRhはポンプカバー13のリターン燃料ガイド孔15a内に挿入配置されるもので、これによるとリターン燃料孔Rfはポンプカバー13の下面13aに向かって開口する。
そして、燃料ポンプPのポンプ吸入路PaにストレーナSが螺着され、かかるストレーナSを備える燃料ポンプPが開口10cよりポンプ収納凹部10b内に配置され、次いでプレッシャーレギュレターRを備えるポンプカバー13がポンプボデー10の鍔部10aに当接配置されるとともに燃料吐出孔14に燃料ポンプPのポンプ吐出路Pbが挿入配置され、かかる状態でポンプカバー13がポンプボデー10に向けて螺着固定される。
以上によると、ポンプボデー10の開口10cがポンプカバー13によって閉塞されてポンプ収納室18が形成され、このポンプ収納室18内にストレーナSを備える燃料ポンプPが収納配置される。
又、前記ポンプ収納室18の上部には、下方に向かってリターン燃料孔Rfが開口し、ポンプ収納室18の側部には、燃料流入孔11と、レギュレター燃料排出孔12とが開口する。
そして、燃料流入孔11は第1燃料管19をもって図示せぬ燃料タンクに接続され、レギュレター燃料排出孔12は第2燃料管20をもって燃料タンクに接続され、燃料吐出孔14は第3燃料管21をもって図示せぬ燃料噴射弁に接続される。
以上よりなる燃料ポンプユニット装置によると、燃料タンク内の燃料は、第1燃料管19、燃料流入孔11を介してポンプ収納室18内に供給され、ポンプ収納室18内の燃料は、ストレーナSによって異物が除去され、清浄な燃料がポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内に吸入される。
燃料ポンプPによって昇圧された燃料は、ポンプ吐出路Pbを介して燃料吐出孔14内に吐出されるもので、燃料吐出孔14内の燃料の一部はレギュレター燃料流入孔16、レギュレター収納凹部15、流入孔Rkを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rd内に供給される。そして、プレッシャーレギュレターRは、燃料室Rdに作用する燃料圧力とレギュレタースプリングとのバランス作用によって弁座Rgが開閉制御され、これによって燃料吐出孔14内を流れる燃料圧力が所定の圧力に調圧される。
そして、燃料室Rdから、弁座Rg、リターン燃料孔Rfを介して流下するリターン燃料はポンプカバー13の連通孔15aを介してポンプカバー13の下面13aからポンプ収納室18内に排出され、更にポンプ収納室18内に貯溜したリターン燃料は、レギュレター燃料排出孔12、第2燃料管20を介して燃料タンクへと戻される。
かかる従来の燃料ポンプユニット装置によると、
リターン燃料孔Rfを介してポンプ収納室18内へ排出されるリターン燃料は、ポンプカバー13の下面13aから略垂直方向にポンプ収納室18内へ落下するもので、これによると燃料流入孔11からポンプ収納室18内に供給され、ポンプ収納室18内の底部に貯溜する燃料を波立たせ、この燃料中に波立ちによって生ずる気泡を混入させる。
そして、かかる気泡はストレーナS、ポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内へ吸入されることがあり、これによると、燃料ポンプPからポンプ吐出路Pbに向けて吐出される燃料中に前記気泡が混入されるもので、燃料噴射弁Jから噴射される燃料が断続的になったり、あるいは正確な燃料の供給を行なうことができない。
リターン燃料孔Rfを介してポンプ収納室18内へ排出されるリターン燃料は、ポンプカバー13の下面13aから略垂直方向にポンプ収納室18内へ落下するもので、これによると燃料流入孔11からポンプ収納室18内に供給され、ポンプ収納室18内の底部に貯溜する燃料を波立たせ、この燃料中に波立ちによって生ずる気泡を混入させる。
そして、かかる気泡はストレーナS、ポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内へ吸入されることがあり、これによると、燃料ポンプPからポンプ吐出路Pbに向けて吐出される燃料中に前記気泡が混入されるもので、燃料噴射弁Jから噴射される燃料が断続的になったり、あるいは正確な燃料の供給を行なうことができない。
本発明になる燃料ポンプユニット装置は前記不具合に鑑み成されたもので、プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔からポンプ収納室内に排出されるリターン燃料によって発生する気泡の影響を排除し、もって燃料噴射弁より安定した燃料を正確に且つ連続して供給することのできる燃料ポンプユニットを提供することを目的とする。
本発明になる燃料ポンプユニット装置は、前記目的を達成する為に、ポンプボデーとポンプカバーとによって燃料供給体が形成され、燃料供給体に形成されるポンプ収納室内にストレーナを備える燃料ポンプが収納されるとともに燃料ポンプから吐出される燃料をプレッシャーレギュレターにて調圧し、プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔からのリターン燃料をポンプ収納室内に排出する燃料ポンプユニット装置において、プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔を、横断面が略円形をなすポンプ収納室の内周壁に沿って開口するとともに燃料ポンプのポンプ吸入路に接続されるストレーナをポンプ収納室の底部に配置し、前記リターン燃料孔をポンプ収納室の上部に開口したことを第1の特徴とする。
又、本発明は前記第1の特徴に加え、前記プレッシャーレギュレターを、ポンプカバーに装着したことを第2の特徴とする。
本発明の第1の特徴によると、燃料ポンプのポンプ吐出路から燃料吐出孔に向けて吐出される昇圧された燃料の一部は、レギュレター燃料流入孔、レギュレター収納凹部、流入孔を介してプレッシャーレギュレターの燃料室内へ供給され、弁体を含むダイヤフラムとレギュレタースプリングの調圧作用によって所望の燃料圧力に調圧される。
一方、前記調圧時におけるリターン燃料はリターン燃料孔からポンプ収納室内へ排出され、このリターン燃料はレギュレター燃料排出孔、第2燃料管を介して燃料タンクへと戻される。ここで、本発明の燃料ポンプユニット装置によると、ポンプ収納室の横断面が略円形に形成され、プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔を、ポンプ収納室の内周壁に沿って開口するとともにリターン燃料孔をポンプ収納室の上部に開口したので、リターン燃料孔よりリターン燃料がポンプ収納室内へ排出された際、ポンプ収納室内に貯溜される燃料の泡立ちが抑止され、気泡の発生を効果的に抑止できる。
すなわちリターン燃料孔から排出されるリターン燃料は、ポンプ収納室の内周壁につたわって旋回しつつ上方から下方に向かって流下するもので、リターン燃料の流れ速度は内周壁をつたわって下方に流れる間に摩擦により大きく低下して、ポンプ収納室の底部に達する時点で、ゆるやかな旋回流となり、ポンプ収納室の底部に貯溜する燃料に泡立ちを生じさせることがない。
一方、前記調圧時におけるリターン燃料はリターン燃料孔からポンプ収納室内へ排出され、このリターン燃料はレギュレター燃料排出孔、第2燃料管を介して燃料タンクへと戻される。ここで、本発明の燃料ポンプユニット装置によると、ポンプ収納室の横断面が略円形に形成され、プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔を、ポンプ収納室の内周壁に沿って開口するとともにリターン燃料孔をポンプ収納室の上部に開口したので、リターン燃料孔よりリターン燃料がポンプ収納室内へ排出された際、ポンプ収納室内に貯溜される燃料の泡立ちが抑止され、気泡の発生を効果的に抑止できる。
すなわちリターン燃料孔から排出されるリターン燃料は、ポンプ収納室の内周壁につたわって旋回しつつ上方から下方に向かって流下するもので、リターン燃料の流れ速度は内周壁をつたわって下方に流れる間に摩擦により大きく低下して、ポンプ収納室の底部に達する時点で、ゆるやかな旋回流となり、ポンプ収納室の底部に貯溜する燃料に泡立ちを生じさせることがない。
又、本発明の第2の特徴によると、プレッシャーレギュレターをポンプカバーに装着したので、ポンプカバーとポンプボデーとによって形成されるポンプ収納室のもっとも上方位置にプレッシャーレギュレターのリターン燃料孔を開口することができ、リターン燃料孔からポンプ収納室内に排出されるリターン燃料の流れ速度をより一層低下する上で好適である。
以下、本発明になる燃料ポンプユニット装置の一実施例について図1、図2により説明する。
図1は、燃料ポンプユニット装置の要部縦断面図。
図2は図1のA−A線における横断面図。である。
尚、ストレーナSを含む燃料ポンプ、プレッシャーレギュレターは図3と同一であるので同一符号を使用し説明を省略する。
1は、上方に鍔部1aを有し、下方に底部1dを有し、その横断面が略円形をなす有底カップ状の収納凹部1bが凹設されたポンプボデーであり、前記収納凹部は開口1cをもって鍔部1aの上端に開口する。
又、ポンプボデー1の下方には収納凹部1b内に開口する燃料流入孔2と、レギュレター燃料排出孔3とが穿設される。
4は、ポンプボデー1の上部に当接配置されるポンプカバーであり、ポンプカバー4は下方の鍔部4aから上方に向かって、その横断面が略円形をなす有底カップ状の収納凹部4bが凹設され、更に収納凹部4bの側方にはレギュレター収納凹部4cが凹設される。このレギュレター収納凹部4cは、図2において、ポンプカバー4の右端4dに開口する。
そして、レギュレター収納凹部4cの内側壁4caには、ポンプカバー4の上下方向に沿って穿設された燃料吐出孔5に連絡されるレギュレター燃料流入孔6が開口する。
又、レギュレター収納凹部4cの底部4cbにはリターン燃料ガイド孔4ccが図2において左方に穿設されるもので、更にこのリターン燃料ガイド孔4ccはリターン燃料孔4eをもって収納凹部4b内に開口する。
ここで、特に注目されることは、収納凹部4bの横断面形状が略円形をなすことと、リターン燃料孔4eを、円形をなす収納凹部4bの内周壁4baに沿って開口させたことである。
リターン燃料孔4eを、収納凹部4bの内周壁4baに沿って開口させるということは、図3に示されるように内周壁4baの接線X−Xとリターン燃料孔4eの中心線Y−Yとの交叉角度Bを45度以下とすることである。
図1は、燃料ポンプユニット装置の要部縦断面図。
図2は図1のA−A線における横断面図。である。
尚、ストレーナSを含む燃料ポンプ、プレッシャーレギュレターは図3と同一であるので同一符号を使用し説明を省略する。
1は、上方に鍔部1aを有し、下方に底部1dを有し、その横断面が略円形をなす有底カップ状の収納凹部1bが凹設されたポンプボデーであり、前記収納凹部は開口1cをもって鍔部1aの上端に開口する。
又、ポンプボデー1の下方には収納凹部1b内に開口する燃料流入孔2と、レギュレター燃料排出孔3とが穿設される。
4は、ポンプボデー1の上部に当接配置されるポンプカバーであり、ポンプカバー4は下方の鍔部4aから上方に向かって、その横断面が略円形をなす有底カップ状の収納凹部4bが凹設され、更に収納凹部4bの側方にはレギュレター収納凹部4cが凹設される。このレギュレター収納凹部4cは、図2において、ポンプカバー4の右端4dに開口する。
そして、レギュレター収納凹部4cの内側壁4caには、ポンプカバー4の上下方向に沿って穿設された燃料吐出孔5に連絡されるレギュレター燃料流入孔6が開口する。
又、レギュレター収納凹部4cの底部4cbにはリターン燃料ガイド孔4ccが図2において左方に穿設されるもので、更にこのリターン燃料ガイド孔4ccはリターン燃料孔4eをもって収納凹部4b内に開口する。
ここで、特に注目されることは、収納凹部4bの横断面形状が略円形をなすことと、リターン燃料孔4eを、円形をなす収納凹部4bの内周壁4baに沿って開口させたことである。
リターン燃料孔4eを、収納凹部4bの内周壁4baに沿って開口させるということは、図3に示されるように内周壁4baの接線X−Xとリターン燃料孔4eの中心線Y−Yとの交叉角度Bを45度以下とすることである。
そして、前記ポンプカバーのレギュレター収納凹部4c内に向けてプレッシャーレギュレターRが配置されるもので、これによると下側筐体Rbがレギュレター収納凹部4c内に配置されるとともにリターン燃料ボスRhがリターン燃料ガイド孔4cc内に挿入配置され、かかる状態において、上側筐体Rc上に平板状をなす押圧板7が配置され、この押圧板7をビス8によってポンプカバー4に螺着することによってプレッシャーレギュレターRがポンプカバー4に取着される。
以上によれば、プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfはポンプカバー4eのリターン燃料孔4eと同芯に配置されるもので、これによってプレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfがポンプカバー4の略円形をなす収納凹部4bの内周壁4baに沿って開口されることになる。
より具体的にはプレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfを流れるリターン燃料は、ポンプカバー4のリターン燃料孔4eを介して収納凹部4bの内周壁4baに沿って収納凹部4b内へ流れこむ。
以上によれば、プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfはポンプカバー4eのリターン燃料孔4eと同芯に配置されるもので、これによってプレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfがポンプカバー4の略円形をなす収納凹部4bの内周壁4baに沿って開口されることになる。
より具体的にはプレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfを流れるリターン燃料は、ポンプカバー4のリターン燃料孔4eを介して収納凹部4bの内周壁4baに沿って収納凹部4b内へ流れこむ。
そして、前記の如く、プレッシャーレギュレターRが装着されたポンプカバー4の鍔部4aが、ポンプボデー1の鍔部1a上に当接配置され、この状態でポンプカバー4がポンプボデー1に螺着されて固定されるもので、これによってポンプボデー1の収納凹部1bと、ポンプカバー4の収納凹部4bとによってポンプ収納室9が形成される。
そして、ポンプ収納室9内に燃料ポンプPが配置されるもので、燃料ポンプPのポンプ吸入路Paに接続されたストレーナSはポンプ収納室9の底部9aに配置され、ポンプ吐出路Pbはポンプカバー4の燃料吐出孔5に挿入配置される。
そして、ポンプ収納室9内に燃料ポンプPが配置されるもので、燃料ポンプPのポンプ吸入路Paに接続されたストレーナSはポンプ収納室9の底部9aに配置され、ポンプ吐出路Pbはポンプカバー4の燃料吐出孔5に挿入配置される。
以上をまとめてみると、ポンプボデー1とポンプカバー2とによって燃料供給体Uが形成され、ポンプ収納室9内に燃料ポンプPが配置されるとともにポンプ収納室9の底部9aにポンプ吸入路Paに接続されたストレーナSが配置され、更にポンプカバー2に配置されたプレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfがリターン燃料孔4bを介して横断面が略円形をなすポンプ収納室9の上部9bの内周壁4baに沿って開口配置される。
尚、燃料流入孔2は第1燃料管19を介して燃料タンク(図示せず)に連絡され、レギュレター燃料排出孔3は、第2燃料管20を介して燃料タンクに連絡され、燃料吐出孔5は第3燃料管21を介して燃料噴射弁(図示せず)に連絡される。
尚、燃料流入孔2は第1燃料管19を介して燃料タンク(図示せず)に連絡され、レギュレター燃料排出孔3は、第2燃料管20を介して燃料タンクに連絡され、燃料吐出孔5は第3燃料管21を介して燃料噴射弁(図示せず)に連絡される。
そして、機関の運転時において、燃料タンク内の燃料は第1燃料管19、燃料流入孔2を介してポンプ収納室9内へ供給され、ポンプ収納室9内の燃料は、ストレーナS、ポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内へ吸入される。
そして、燃料ポンプPによって昇圧された燃料がポンプ吐出路Pbを介して燃料吐出孔5内へ吐出される。
一方、燃料吐出孔5内の燃料の一部は、レギュレター燃料流入孔6、レギュレター収納凹部4c、流入孔Rkを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rd内へ供給され、弁体Rvを備えるダイヤフラムRa、レギュレタースプリングRsの調圧作用によるリターン燃料は、弁座Rg、リターン燃料孔Rf、リターン燃料孔4eを介してポンプ収納室9内へ排出され、ポンプ収納室9内に排出されたリターン燃料はレギュレター燃料排出孔3、第2燃料管20を介して燃料タンク内へ戻される。
一方、燃料吐出孔5内の燃料圧力は前記プレッシャーレギュレターの調圧作用によって所定の燃料圧力に調圧されるもので、この調圧された燃料が第3燃料管21より燃料噴射弁へ供給される。
そして、燃料ポンプPによって昇圧された燃料がポンプ吐出路Pbを介して燃料吐出孔5内へ吐出される。
一方、燃料吐出孔5内の燃料の一部は、レギュレター燃料流入孔6、レギュレター収納凹部4c、流入孔Rkを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rd内へ供給され、弁体Rvを備えるダイヤフラムRa、レギュレタースプリングRsの調圧作用によるリターン燃料は、弁座Rg、リターン燃料孔Rf、リターン燃料孔4eを介してポンプ収納室9内へ排出され、ポンプ収納室9内に排出されたリターン燃料はレギュレター燃料排出孔3、第2燃料管20を介して燃料タンク内へ戻される。
一方、燃料吐出孔5内の燃料圧力は前記プレッシャーレギュレターの調圧作用によって所定の燃料圧力に調圧されるもので、この調圧された燃料が第3燃料管21より燃料噴射弁へ供給される。
ここで、本発明になる燃料ポンプユニット装置によると、プレッシャーレギュレターRの調圧作用によって排出されるリターン燃料を、リターン燃料孔Rf、4eを介して、横断面が略円形をなすポンプ収納室9の内周壁4baに沿って排出したこと。及び前記リターン燃料孔Rf、4eのポンプ収納室9の内周壁4baへの開口をポンプ収納室9の上部9bに開口させたことにより、ポンプ収納室9の底部9aに貯溜される燃料の波立ちを効果的に抑止できる。
すなわち、リターン燃料孔Rf、4eよりポンプ収納室9内に排出されるリターン燃料は、内周壁4baに沿って排出されるもので、リターン燃料は内周壁4baをつたわりながら螺旋状に回転しつつその重力によって下方へ流下する。
そして、特にリターン燃料孔Rf、4eをポンプ収納室9の上部9bに開口したことにより、リターン燃料が内周壁4baをつたわり底部9bに至る螺線距離を充分長くとることができ、リターン燃料の流速を充分に低下することができたことによる。
従って、ポンプ収納室9内に貯溜される燃料に対して流速の小なるリターン燃料が接することになり、貯溜される燃料の波立ちが抑止され、もってポンプ収納室9の底部9aの燃料中に気泡が混入することを抑止できる。
以上によると、燃料ポンプPに気泡が吸入されることがなく、燃料噴射弁に向けて安定して正確な燃料の供給を行なうことができる。
又、プレッシャーレギュレターRをポンプカバー4に装着することによると、プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rf、4eをポンプ収納室9の上部9bに開口するのに好都合であり、リターン燃料孔Rf、4eとストレーナSとの上下方向の距離を充分にとることができる。
尚、プレッシャーレギュレターの構造は上記に限定されるものでなく、調圧作用を成すものであればよい。
すなわち、リターン燃料孔Rf、4eよりポンプ収納室9内に排出されるリターン燃料は、内周壁4baに沿って排出されるもので、リターン燃料は内周壁4baをつたわりながら螺旋状に回転しつつその重力によって下方へ流下する。
そして、特にリターン燃料孔Rf、4eをポンプ収納室9の上部9bに開口したことにより、リターン燃料が内周壁4baをつたわり底部9bに至る螺線距離を充分長くとることができ、リターン燃料の流速を充分に低下することができたことによる。
従って、ポンプ収納室9内に貯溜される燃料に対して流速の小なるリターン燃料が接することになり、貯溜される燃料の波立ちが抑止され、もってポンプ収納室9の底部9aの燃料中に気泡が混入することを抑止できる。
以上によると、燃料ポンプPに気泡が吸入されることがなく、燃料噴射弁に向けて安定して正確な燃料の供給を行なうことができる。
又、プレッシャーレギュレターRをポンプカバー4に装着することによると、プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rf、4eをポンプ収納室9の上部9bに開口するのに好都合であり、リターン燃料孔Rf、4eとストレーナSとの上下方向の距離を充分にとることができる。
尚、プレッシャーレギュレターの構造は上記に限定されるものでなく、調圧作用を成すものであればよい。
1 ポンプボデー
4 ポンプカバー
4ba 内周壁
9 ポンプ収納室
P 燃料ポンプ
R プレッシャーレギュレター
Rf、4e リターン燃料孔
4 ポンプカバー
4ba 内周壁
9 ポンプ収納室
P 燃料ポンプ
R プレッシャーレギュレター
Rf、4e リターン燃料孔
Claims (2)
- ポンプボデーとポンプカバーとによって燃料供給体が形成され、燃料供給体に形成されるポンプ収納室内にストレーナを備える燃料ポンプが収納されるとともに燃料ポンプから吐出される燃料をプレッシャーレギュレターにて調圧し、プレッシャーレギュレターのリターン燃料孔からのリターン燃料をポンプ収納室内に排出する燃料ポンプユニット装置において、プレッシャーレギュレターRのリターン燃料孔Rfを、横断面が略円形をなすポンプ収納室9の内周壁4baに沿って開口するとともに燃料ポンプPのポンプ吸入路Paに接続されるストレーナSをポンプ収納室9の底部9aに配置し、前記リターン燃料孔をポンプ収納室9の上部9bに開口したことを特徴とする燃料ポンプユニット装置。
- 前記プレッシャーレギュレターを、ポンプカバー4に装着したことを特徴とする請求項1記載の燃料ポンプユニット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004340516A JP2006152813A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 燃料ポンプユニット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004340516A JP2006152813A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 燃料ポンプユニット装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006152813A true JP2006152813A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36631415
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004340516A Pending JP2006152813A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 燃料ポンプユニット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006152813A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104843372A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-08-19 | 东风汽车公司 | 油罐回油孔弹性封堵结构 |
-
2004
- 2004-11-25 JP JP2004340516A patent/JP2006152813A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104843372A (zh) * | 2015-03-25 | 2015-08-19 | 东风汽车公司 | 油罐回油孔弹性封堵结构 |
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