JP2006152814A - 燃料ポンプユニット装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】 本発明は燃料ポンプユニット装置において、ポンプ収納凹部1cを、仕切壁5にて燃料流入室7とポンプ室6とに区分し、燃料流入室7内に燃料流入孔4を開口するとともにポンプ室6の上部にレギュレター燃料排出孔2を開口し、前記ポンプ室内に燃料ポンプPを配置するとともに燃料ポンプPのポンプ吸入路Paを仕切壁5を介して燃料流入室7内に突出配置し、燃料流入室7内に配置されるストレーナSを燃料流入室7内に突出するポンプ吸入路Paに接続し、更に、ポンプカバー13に配置されるプレッシャーレギュレターRの排出孔Rdをポンプ室6内に開口したものである。
【選択図】 図1
Description
10は、上方の鍔部10aから下方に向かってポンプ収納凹部10bが凹設されたポンプボデーであり、ポンプ収納凹部10b内の底部近傍には上方の開口10cに臨む係止段部10dが内方に向かって突出形成される。
又、ポンプ収納凹部10bの側壁には燃料流入孔11とレギュレター燃料排出孔12とが開口して形成される。
13はポンプボデー10の鍔部10aに当接されてポンプ収納凹部10bの開口10cを閉塞するポンプカバーであり、ポンプカバー13には、燃料吐出孔14とレギュレター収納凹部15と、燃料吐出孔14とレギュレター収納凹部15とを連絡するレギュレター燃料流入孔16と、が形成される。
前記燃料吐出孔は上方からポンプカバー13の下面13aに向かって貫通して穿設され、レギュレター収納凹部15は上方から下方に向かって凹設され、レギュレター燃料流入孔16は燃料吐出孔14からレギュレター収納凹部15の側壁に向かって穿設され、更にレギュレター収納凹部15の底部は連通孔15aを介してポンプカバー13の下面13aに開口して穿設される。
そして、ポンプカバー13のレギュレター収納凹部15内にプレッシャーレギュレターRが挿入配置されるとともにプレッシャーレギュレターRは押圧板17を介してポンプカバー13に螺着固定される。かかる状態において、レギュレター燃料流入孔16は、レギュレター収納凹部15、流入孔Raを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rbに連絡される。一方、燃料室Rbは弁座Rcを介して排出孔Rdに連絡され、更に排出孔Rdは連通孔15aを介してポンプカバー13の下面13aに開口する。
そして、燃料ポンプユニット装置Uは以下によって形成される。
まず、ポンプ収納凹部10bの開口10cよりポンプボデー10内に燃料ポンプPが配置されるもので、このとき燃料ポンプPの下端Pcはポンプ収納凹部10bの係止段部10d上に配置された平板状の係止部材17上に当接配置され、下端Pcより下方に延びるポンプ吸入路PaにはストレーナSが取着される。
次いで、ポンプボデー10の鍔部10a上にプレッシャーレギュレターRを備えるポンプカバー13の下面13aが当接されるとともに燃料ポンプPの上端Pdより上方に突出するポンプ吐出路Pbが燃料吐出孔14内に挿入され、この状態でポンプカバー13がポンプボデー10に螺着固定される。
以上によると、燃料ポンプPは、係止部材17とポンプカバー13の下面13aとの間に挟持されてポンプ収納凹部10b内に配置されるとともにポンプ吸入路Paに接続されるストレーナSがポンプ収納凹部10bの底部近傍に配置される。
又、ポンプ吐出路Pbは、ポンプカバー13に穿設される燃料吐出孔14に挿入されて燃料吐出孔14に接続される。
更にプレッシャーレギュレターRの排出孔Rdは連通孔15aを介してポンプカバー13の下面13aに開口し、ポンプ収納凹部10b内に向けて開口する。
以上によって燃料ポンプP、ストレーナS、プレッシャーレギュレターRを備える燃料ポンプユニット装置Uが形成されるもので、燃料流入孔11は燃料流入管Laをもって燃料タンクに接続され、レギュレター燃料排出孔12は、レギュレター排出管Lbをもって燃料タンクに接続され、燃料吐出孔14は、燃料吐出管Lcをもって燃料噴射弁に接続される。
(前記燃料タンク、燃料噴射弁は図示されていない)
以上よりなる燃料ポンプユニット装置Uによると、燃料タンク内の燃料は、燃料流入管La、燃料流入孔11を介してポンプ収納凹部10b内に供給され、ポンプ収納凹部10b内の燃料は、ストレーナSによって異物が除去され、清浄な燃料がポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内に吸入される。
燃料ポンプPによって昇圧された燃料は、ポンプ吐出路Pbを介して燃料吐出孔14内に吐出されるもので、燃料吐出孔14内の燃料の一部はレギュレター燃料流入孔16、レギュレター収納凹部15、流入孔Raを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rb内に供給される。
そして、プレッシャーレギュレターRは、燃料室Rbに作用する燃料圧力とレギュレタースプリング18とのバランス作用によって弁座Rcが開閉制御され、これによって燃料吐出孔14内を流れる燃料圧力が所定の圧力に調圧される。
そして、燃料室Rbから、弁座Rc、排出孔Rdに流下するリターン燃料はポンプカバー13の連通孔15aを介してポンプ収納凹部10b内に排出され、更にポンプ収納凹部18内に貯溜したリターン燃料は、レギュレター燃料排出孔12、レギュレター排出管Lbを介して燃料タンクへと戻される。
そして、かかる気泡はストレーナS、ポンプ吸入路Paを介して燃料ポンプP内へ吸入されることがあり、これによると、燃料ポンプPからポンプ吐出路Pbに向けて吐出される燃料中に前記気泡が混入されることがあり、燃料噴射弁Jから噴射される燃料が断続的になったり、あるいは正確な燃料の供給を行なうことができない。
又、燃料流入室内には燃料ポンプのポンプ吸入路が突出配置され、このポンプ吸入路に燃料流入室内に配置されるストレーナが接続され、更に燃料流入室内に燃料流入孔が開口配置される。
以上によると、レギュレターの排出孔から連通孔を介してポンプ室内へプレッシャーレギュレターのリターン燃料が排出されるもので、ポンプ室の底部に貯溜される燃料に向かってリターン燃料が落下し、この燃料に波立ちが生じ、燃料中に気泡が生じたとしても、この気泡が燃料流入室内へ進入することがない。
燃料ポンプは燃料流入孔から燃料流入室内へ流入する燃料のみをストレーナ、ポンプ吸入路を介して吸入するので、燃料ポンプのポンプ吐出路から吐出される燃料中に前記気泡が混入されることがなく、燃料噴射弁より正確な燃料を連続的に供給できる。
従って、燃料流入孔から仮に燃料流入室に気泡が進入しても、即座にエア抜き通路を介してレギュレター燃料排出孔に排出でき、燃料ポンプが気泡を吸いこむことがないので、燃料噴射弁より正確な燃料を連続的に供給できる。
尚、プレッシャーレギュレターを含むポンプカバーは図2のものと同一のものが使用される。又、図2と同一構造部分は同一符号を使用して説明を省略する。
1は上方鍔部1aから下方鍔部1bに向けてポンプ収納凹部1cが貫通して穿設されたポンプボデーであり、その上部は上方開口1dをもって上方に開口し、下部は環状の係止段部1eをもって下方に開口し、更に上方開口1dの近傍にはポンプ収納凹部1c内に向けてレギュレター燃料排出孔2が開口する。
3はポンプボデー1の下方鍔部1bに当接され、有底カップ状の凹部3aが形成されるストレーナカバーであり、凹部3aには燃料流入孔4が開口する。
一方、ポンプボデー1の係止段部1e上には平板状をなす仕切壁5が配置され、仕切壁及び下方鍔部1b上にストレーナカバー3が当接配置されて固定される。
以上によると、仕切壁5の上方のポンプ収納凹部1cにポンプ室6が形成され、仕切壁5の下方にストレーナカバー3の凹部3aによって燃料流入室7が形成される。
前記ポンプ室6と燃料流入室7とは仕切壁5によって区分されるとともに燃料流入室7の上方にポンプ室6が形成されることになる。
そしてポンプ室6内に燃料ポンプPが収納配置されるもので、燃料ポンプPは、仕切壁5の上面に配置された係止部材17とポンプカバー13との間に挟持して配置され、ポンプ吐出路Pbはポンプカバー13の燃料吐出孔14内に挿入支持され、ポンプ吸入路Paは仕切壁5を貫通して燃料流入室7内へ突出して配置され、燃料流入室7内に配置されるストレーナSがこの突出するポンプ吸入路Paに接続配置される。
又、燃料流入室7内にはストレーナSが配置され、このストレーナSは燃料流入室7内に突出するポンプ吸入路Paに接続され、更に燃料流入室7に燃料流入孔4が開口する。
尚、燃料流入孔4は燃料流入管Laを介して燃料タンクに接続され、レギュレター燃料排出孔2はレギュレター排出管Lbを介して燃料タンクに接続され、燃料吐出孔14は燃料吐出管Lcを介して燃料噴射弁に接続される。
そして、燃料ポンプPによって昇圧された燃料がポンプ吐出路Pbを介して燃料吐出孔14内へ吐出される。
一方、燃料吐出孔14内の燃料の一部は、レギュレター燃料流入孔16、レギュレター収納凹部15、流入孔Raを介してプレッシャーレギュレターRの燃料室Rb内へ供給され、プレッシャーレギュレターRの調圧作用によるリターン燃料は、弁座Rc、排出孔Rd、連通孔15aを介してポンプ室6内へ排出され、ポンプ室6内に排出されたリターン燃料はレギュレター燃料排出孔2、レギュレター排出管Lbより燃料タンク内へ戻される。
一方、燃料吐出孔14内に吐出される燃料圧力は前記プレッシャーレギュレターの調圧作用によって所定の燃料圧力に調圧されるもので、この調圧された燃料が燃料吐出管Lcより燃料噴射弁へ供給される。
従ってリターン燃料によって生ずる気泡が燃料ポンプP内に吸入されることが抑止され、燃料ポンプPから気泡の含まれることのない燃料を燃料噴射弁に向けて供給することができ、これによって燃料噴射弁は、正確で安定した燃料を連続的に機関へ噴射供給でき、良好な機関の運転性を得ることができる。
すなわち、燃料流入室7内に進入する気泡は、燃料流入孔4の容積より大なる容積を有する燃料流入室7内へ進入した際、自身が有する浮力によって燃料流入室7の上部に収束し、この気泡がエア抜き通路20を介してレギュレター燃料排出孔2内へ良好に排出される。
すなわち、ポンプ室6内にリターン燃料が充分に貯溜されていない状態において、ポンプ室6の上部に開口するレギュレター排出孔2内には空気が存在するもので、燃料流入室7内の気泡は何等の抵抗を受けることなくレギュレター排出孔2に排出される。
一方、ポンプ室6内にリターン燃料が充分に貯溜され、ポンプ室6からレギュレター燃料排出孔2、レギュレター排出管Lbに向けてリターン燃料の流れが生ずる際には、このリターン燃料の燃料流れによって生ずる圧力によって気泡はエア抜き通路20よりレギュレター燃料排出孔2内へ吸出される。
2 レギュレター燃料排出孔
4 燃料流入孔
5 仕切壁
6 ポンプ室
7 燃料流入室
13 ポンプカバー
P 燃料ポンプ
S ストレーナ
R プレッシャーレギュレター
Claims (2)
- 有底カップ状のポンプ収納凹部が凹設されたポンプボデーと、ポンプ収納凹部の開口を閉塞するポンプカバーと、を有し、ポンプ収納凹部内に燃料ポンプが収納配置されるとともにポンプカバーにプレッシャーレギュレターが配置される燃料ポンプユニット装置において、ポンプ収納凹部1cを、仕切壁5にて燃料流入室7とポンプ室6とに区分し、燃料流入室7内に燃料流入孔4を開口するとともにポンプ室6の上部にレギュレター燃料排出孔2を開口し、前記ポンプ室内に燃料ポンプPを配置するとともに燃料ポンプPのポンプ吸入路Paを仕切壁5を介して燃料流入室7内に突出配置し、燃料流入室7内に配置されるストレーナSを燃料流入室7内に突出するポンプ吸入路Paに接続し、更に、ポンプカバー13に配置されるプレッシャーレギュレターRの排出孔Rdをポンプ室6内に開口したことを特徴とする燃料ポンプユニット装置。
- 有底カップ状のポンプ収納凹部が凹設されたポンプボデーと、ポンプ収納凹部の開口を閉塞するポンプカバーと、を有し、ポンプ収納凹部内に燃料ポンプが収納配置されるとともにポンプカバーにプレッシャーレギュレターが配置される燃料ポンプユニット装置において、ポンプ収納凹部1cを、仕切壁5にて燃料流入室7とポンプ室6とに区分し、燃料流入室7内に燃料流入孔4を開口し、ポンプ室6の上部にレギュレター燃料排出孔2を開口するとともに燃料流入室7の上部とレギュレター燃料排出孔2とをエア抜き通路20にて連絡し、前記ポンプ室内の燃料ポンプPを配置するとともに燃料ポンプPのポンプ吸入路Paを仕切壁5を介して燃料流入室7内に突出配置し、燃料流入室7内に配置されるストレーナSを燃料流入室7内に突出するポンプ吸入路Paに接続し、更に、ポンプカバー13に配置されるプレッシャーレギュレターRの排出孔Rdをポンプ室6内に開口したことを特徴とする燃料ポンプユニット装置。
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JP2004340517A JP2006152814A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 燃料ポンプユニット装置 |
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JP2004340517A Pending JP2006152814A (ja) | 2004-11-25 | 2004-11-25 | 燃料ポンプユニット装置 |
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JP6467489B1 (ja) * | 2017-12-14 | 2019-02-13 | 株式会社ケーヒン | 燃料供給装置 |
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2004
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