JP2006150056A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP2006150056A
JP2006150056A JP2005248968A JP2005248968A JP2006150056A JP 2006150056 A JP2006150056 A JP 2006150056A JP 2005248968 A JP2005248968 A JP 2005248968A JP 2005248968 A JP2005248968 A JP 2005248968A JP 2006150056 A JP2006150056 A JP 2006150056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
information
cooking
user
brand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005248968A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Kono
一典 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005248968A priority Critical patent/JP2006150056A/ja
Publication of JP2006150056A publication Critical patent/JP2006150056A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】米袋についたICタグから米の情報を読み取り、炊飯する炊飯器において、バーコードのICタグ化が見込まれる中で、米袋に付いたICタグから米の産地、銘柄などを読み取り最適な炊飯をする。
【解決手段】被加熱物を入れる鍋2を鍋加熱手段3により加熱し、制御手段4により鍋加熱手段3を制御し炊飯を行うよう構成する。制御手段4は、ICタグから米の産地、銘柄などを読み取る読み取り手段6の情報に応じて、鍋加熱手段3を制御するよう構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、米袋についたICタグ等の電子荷札から米の情報を読み取り、炊飯する炊飯器に関するものである。
一般的な家庭用の炊飯器においては、鍋内の米を水に浸漬させ米に水を吸水させた後、一気に米と水を加熱し、米の糊化を促進する。さらに、本来炊飯においては、水がほぼなくなって米の流動性がなくなり、炊飯の最終工程である蒸らし工程で、それまでの加熱を継続し、米澱粉の糊化を完成させる。この一連の炊飯用シーケンスの中で当初から米の含水率の高い新米の場合、一定時間鍋内の米を水に浸漬させた場合、米内部の水分量が多すぎる状態となり、ご飯の炊き上がり状態がやわらかすぎたり、表面が崩れたりするという問題があった。
含水率に差のある米を水に浸漬する時間により生じる出来栄えの差異を防止し、炊飯性能を向上させるための手段としては、使用者が米を購入した時期に応じてその新米度を場合分けし、炊飯コースを選ぶようなものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に開示された炊飯器のブロック図を示しており、以下、その構成について説明する。
図11に示すように、鍋11は米と水を入れるもので、この鍋11を加熱手段12により加熱し、鍋11の底部の温度を温度検知手段13により検知するよう構成している。米質選択手段14は鍋11に入れる米の米質を選択するものであり、炊飯シーケンス記憶手段15は米質に応じた炊飯シーケンスを複数記憶している。追い炊きパターン設定手段16は米質選択手段14からの出力に対応して複数の追い炊きパターンを設定するものである。炊飯制御手段17は、温度検知手段13の出力を入力として加熱手段12を制御して炊飯シーケンス記憶手段15に記憶された炊飯シーケンスで炊飯を行う。
ここで、炊飯制御手段17は米質選択手段14および温度検知手段13からの入力に応じて加熱手段12を制御し、米質選択手段14からの入力に応じて追い炊きパターン設定手段16が複数の追い炊きパターンから所定のパターンを選択することにより、ご飯の炊き上がりむらを防ぐことができる。
特許第3180565号公報
しかしながら、上記の従来の構成の炊飯器では、使用者がその米の米質に基づいて炊飯コースを選ぶため、その米質による炊飯コースの設定は完全なものではなかった。したがって、正規に期待する食味レベルには至らない場合もあった。
また、時期に応じて炊飯コースを変えるべきか否か、炊飯を行ってみながら確認し、その炊飯コースを決める必要があり、使用者に煩わしさを感じさせることになっていた。
さらに、市場に出回る米は多種多様であり、それぞれの米に対して最適な炊飯方法が存在するが、その炊飯方法を誤ると望むべきおいしさのご飯を得ることができない。したがって、すべての米に対して最適な炊飯を実行するためには、炊飯器にその米に関わる情報を提供することが必要である。しかし、米に関わる情報は、元来、特徴的に選択肢が多く、人が入力する場合、現実的には煩雑または不完全なものになるという問題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、バーコードのICタグ化が見込まれる中で、米袋に付いたICタグから米の産地、銘柄などを読み取り、最適な炊飯を行い、使用者の手を煩わすことなく期待する炊飯性能を確保することを目的としている。
本発明は上記目的を達成するために、被加熱物を入れる鍋を鍋加熱手段により加熱し、制御手段により鍋加熱手段を制御し炊飯を行うよう構成し、制御手段は、ICタグから米の産地、銘柄などを読み取る読み取り手段の情報に応じて鍋加熱手段を制御するよう構成したものである。
これにより、使用者が購入した米の産地、銘柄などに合わせて鍋加熱手段を制御して炊飯コースを設定することにより、使用者の手を煩わすことなく期待する炊飯性能を確保することができる。
本発明の炊飯器は、米のICタグから産地、銘柄などを読み取ることにより、米に最適な炊飯コースを選択もしくは設定した炊飯を行うことができ、より使用者の満足度の高い炊飯性能を確保するとともに、使用者の誤操作による食味の低下を防止することができる。
第1の発明は、被加熱物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、ICタグから米の産地、銘柄などを読み取る読み取り手段と、前記鍋加熱手段を制御し炊飯を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記読み取り手段の情報に応じて前記鍋加熱手段を制御するよう構成したものであり、ICタグから読み取った米の産地、銘柄などに合わせて鍋加熱手段を制御して炊飯コースを選択し炊飯するため、米に最適な炊飯コースで炊飯を行うことができ、使用者の手を煩わすことなく期待する炊飯性能を確保することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、炊飯情報を表示する表示手段を備え、読み取り手段からの情報を前記表示手段に表示するようにしたものであり、使用者は表示手段により購入した米の産地、銘柄などの情報を確認できるため、例えば、米内部の水分量が多い産地の銘柄の米の場合、水加減を少なめに調整することができ、また、逆に米内部の水分量が少ない産地の銘柄の米の場合、水加減を多めに調整するなど、米の情報に応じて炊き方を加減でき、より良い使用者の好みに合致した食味を実現することができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、音で外部に炊飯器の情報を知らせる報知手段を備え、読み取り手段からの情報を前記報知手段により使用者に報知するようにしたものであり、機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者も報知手段により購入した米の産地、銘柄などの情報を確認できるため、米の情報に応じて炊き方を加減でき、より良い使用者の好みに合致した食味を実現することができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、炊飯コースを使用者が選択できるコース選択手段を備え、読み取り手段の情報に応じて使用者が炊飯コースを任意に選択できるようにしたものであり、使用者が機器により設定される炊飯コースにおける食味に満足できない場合、読み取り手段による情報を参考に使用者が好みの食味を実現できる炊飯コースを選択することができる。
第5の発明は、上記第1〜4のいずれか1つの発明において、炊飯情報を使用者が変更できる炊飯情報設定手段を備え、読み取り手段の情報に応じて使用者が炊飯情報を任意に変更できるようにしたものであり、使用者が炊飯コースの中の所定の炊飯情報を設定できるようにすることで、使用者が機器により設定される炊飯コースにおける食味に満足できない場合、読み取り手段による情報を参考に使用者が好みの食味を実現できる炊飯情報を設定できる。
第6の発明は、上記第4の発明において、読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を表示手段に表示するようにしたものであり、使用者が任意に炊飯コースを選択する場合に、米の産地、銘柄を参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
第7の発明は、上記第4または第6の発明において、読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を報知手段により報知するようにしたものであり、使用者が任意に炊飯コースを選択する場合に、米の産地、銘柄を機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者がこれを参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
第8の発明は、上記第5の発明において、読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を表示手段に表示するようにしたものであり、使用者が任意に炊飯情報を選択する場合に、米の産地、銘柄を参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
第9の発明は、上記第5または第8の発明において、読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を報知手段により報知するようにしたものであり、使用者が任意に炊飯情報を選択する場合に、米の産地、銘柄を機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者がこれを参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
第10の発明は、上記第5の発明において、設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、その設定変更を受け付けないようにしたものであり、使用者が設定した炊飯情報が所定の範囲内にない場合、その設定変更を受け付けないことで、使用者の誤設定による食味の低下を防止することができる。
第11の発明は、上記第5または第10の発明において、設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを表示手段に表示するようにしたものであり、使用者が設定した炊飯情報が所定の範囲内にない場合、その設定変更を受け付けず表示手段に表示することで、設定した炊飯情報が所定の範囲内にないことを早急に使用者に知らせて改善を促がすことができ、使用者の誤設定による食味の低下をより速やかに防止することができる。
第12の発明は、上記第5、10、11のいずれか1つの発明において、設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを報知手段により使用者に報知するようにしたものであり、設定した炊飯情報が所定の範囲内にないことを機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者などに知らせて改善を促がすことができ、使用者の誤設定による食味の低下をより一層防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図を示し、図2は、同炊飯器の断面図を示し、図3は、同炊飯器の斜視図を示すものである。
図1に示すように、炊飯器本体1は、鍋2を着脱自在に内装し、炊飯器本体1内部に鍋2を加熱する鍋加熱手段3と、鍋加熱手段3を制御し炊飯を行う制御手段4と、現在日時を認識する時計手段5と、米袋についたICタグ(図示せず)から米の精米日時を読み取る読み取り手段6とを備えている。ここで、制御手段4は、読み取り手段6の情報に応じて鍋加熱手段3を制御するよう構成している。
鍋加熱手段3は、図2に示すように、底内コイル105a、底外コイル105b、側面加熱ヒータ105cなどで構成し、制御手段4はマイコン120で構成している。また、読み取り手段6は、リーダライター124およびリーダライターアンテナ125からなるリーダライターユニット126で構成している。
ボディ102は、上面が開口している略円筒形をして炊飯器本体1を形成しており、このボディ102の開口部に上枠101を嵌着し、ボディ102の内部には上枠101と保護枠103とで鍋2を収納する収納部を形成している。保護枠103は有底円筒状に形成し、この保護枠103の上端部は上枠101に固定されている。保護枠103には、鍋加熱手段3を構成し、鍋2の底面を誘導加熱する底内コイル105aと、鍋2の側底面を誘導加熱する底外コイル105bと、鍋2の側面を誘導加熱する側面加熱ヒータ105cとを設置し、鍋2を誘導加熱するよう構成している。
加熱基板106aは、底内コイル105a、底外コイル105bおよび側面加熱ヒータ105cに高周波電流を通電し、鍋2を誘導加熱するもので、保護枠103とボディ102の内面とで構成される空間に設置している。この加熱基板106aには、加熱基板106a上に設置される発熱部品(図示せず)を冷却するヒートシンク106bを加熱基板106aの下方に設置している。また、このヒートシンク106bを冷却する冷却ファンモータ107をヒートシンク106bの下方に設けている。保護枠103とボディ102の内面とで構成される空間の加熱基板106aと対向する側には、電源コード106cを設けている。電源コード106cは、商用電源に接続され、加熱基板106aおよび操作基板119に電力を供給するものである。
鍋2の底面には、鍋2の温度を検知する底センサ108をセンサばね(図示せず)により付勢して取り付けている。この底センサ108は、炊飯および保温時の鍋温度を検知することで、後述するマイコン120が時計手段5の計時時間および底センサ108の検知温度の入力を受けて、底内コイル105a、底外コイル105bの加熱量を制御して鍋2を加熱し、鍋2内の被調理物を最適な温度状態に制御できるようにしている。
外蓋109は合成樹脂で構成し、内蓋111および放熱板112を嵌着している。この外蓋109は、ヒンジ軸110を上枠101の後部に一体成型されたヒンジ部材101aに回動自在に支持されている。
内蓋111の外周下部に鍋パッキン114を取り付け、この内蓋111には、炊飯中の蒸気などをボディ102の外部に放出する蒸気通路穴113を設けており、鍋2内の空間と外部とを連通するように構成している。内蓋111の上面には、内蓋111の温度を検知する蓋センサ118を圧接している。内蓋111の上方の放熱板112の上面には、放熱板112を誘導加熱する蓋加熱ヒータ115を設置している。外蓋109の中央部には、鍋2からの蒸気をボディ102の外部に排出するために、蒸気排出穴117を設けた蒸気筒116を設置している。
上枠101の前部の傾斜面の上部には、操作基板119、マイコン120、ブザー121および表示板122を設置し、それらを操作パネル128により覆っている。ここで、ブザー121は後述する報知手段10を構成し、表示板122は後述する表示手段7を構成している。マイコン120は、底センサ108および蓋センサ118の温度信号を入力しながら、底内コイル105a、底外コイル105b、側面加熱ヒータ105cおよび蓋加熱ヒータ115への通電を制御する。
ボディ102と加熱基板106aとの間の空間部には、リーダライター124およびリーダライターアンテナ125からなるリーダライターユニット126を設置している。このリーダライターユニット126に近接するボディ102の一部分に、図3に示すように、ICタグガイド127を設けている。ICタグガイド127は、使用者が米を購入したとき、図5に示すように、米袋31に付いたICタグ32をどこに近づければよいかをガイドするものである。ハンドル123は、炊飯器本体1を持ち運びするためにボディ102に取り付けている。
上記構成において図4を参照しながら動作を説明する。一般的な炊飯工程は、図4に示すように、主として、前炊き工程、昇温工程、沸騰維持工程、むらし工程からなる。
前炊き工程では、時計手段5の計時時間が第1の所定時間t1(通常、20分前後)になるまで、底センサ108の検知温度が第1の所定温度T1(通常、55℃前後)になるように、マイコン120が底内コイル105a、底外コイル105bに一定周期において所定の時間の通電を繰り返して制御する。前炊き工程は、糊化温度よりも低温の水に米を浸し、予め米に吸水させておくことで、以降の工程において、米の中心部まで十分に糊化させるための工程である。また、本工程は、米に含まれるアミラーゼにより澱粉を分解しグルコースを生成させる工程でもあり、ここで、飯の甘味を生み出すのである。
つぎに、前炊き工程終了後、昇温工程に移行する。昇温工程では、鍋2の開口部を覆う内蓋111の温度を検知する蓋センサ118を設け、蓋センサ118の検知温度が所定温度に達するまで、鍋加熱手段3が鍋2を加熱する。なお、このときの底内コイル105a、底外コイル105bの消費電力は、マイコン120により制御される。
引き続き、昇温工程終了後、沸騰維持工程に移行する。沸騰維持工程では、鍋2に水がある間は、鍋2内の米および水が沸騰状態を維持するように、マイコン120が底内コイル105a、底外コイル105bに一定周期においてそのときの炊飯量に応じた時間の通電を繰り返して制御する。そして、沸騰維持工程が経過していくと、鍋2内の水が米に吸水されたり蒸発したりしてなくなり、鍋2の温度が上昇する。底センサ108の検知温度が、第2の所定温度T2(水の沸点以上)に到達すると、鍋2内に水がなくなったと判断し工程の終了とする。この工程は、米澱粉を糊化させる工程であり、炊飯後の飯の糊化度は100%近くに達するが、この工程終了時には糊化度は50〜60%程度となる。
つぎに、むらし工程に進む。むらし工程では、図4に示すように、時計手段5の計時時間により、鍋2を加熱しない休止工程と、加熱をする追炊き工程とを複数回繰り返す。追炊き工程では、第3の所定時間t3になるまで、マイコン120が底内コイル105a、底外コイル105bに一定周期においてそのときの炊飯量に応じた時間の通電を繰り返して制御する。むらし工程は沸騰維持工程に引きつづき、米澱粉を糊化させる工程であり、むらし工程の開始時には糊化度は50〜60%程度であったものが、むらし工程終了時、すなわち、炊飯終了時には、糊化度は100%近くに達する。
つぎに、図5および図6を参照しながらICタグ32の情報読み取りの動作を説明する。使用者が米を購入したとき、読み取り手段6を構成するリーダライター124により米袋31に付いたICタグ32から米の産地、銘柄を読み取る。すなわち、米袋31に付いたICタグ32をリーダライター124に近づけて米の産地、銘柄を読み取る。このとき、ICタグ32をリーダライター124に近づける距離は、例えば、使用周波数が13.56MHzであれば30cm程度の範囲で通信が可能となっている。このとき、リーダライター124がリーダライターアンテナ125に電流を流すことにより発生する磁界をアンテナ34が受け、ICチップ33に電力が供給される。これにより、ICタグ32は通信可能な状態になり、リーダライター124との通信を開始する。
ここで、ICタグ32は固有のIDを有しており、リーダライター124は通信の始めに認識用のIDを確認し、そのIDによりICタグ32の種類を認識する。したがって、無関係のICタグ32のIDを認識した場合、通信を行わない。例えば、炊飯器のリーダライター124が認識するべきIDをお米のIDとすることで、食パンのICタグ32を認識しても通信を行わないため、通信エラーを防止することができる。
このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるので、その時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるので、その時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。もちろん、より多くの産地、銘柄による炊き分けを細かく設定するとより性能を向上させることができることはいうまでもない。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段4は、読み取り手段6の情報に応じて鍋加熱手段3を制御するように構成し、ICタグから読み取った産地と銘柄に応じた炊飯コースを選択し炊飯するため、米に最適な炊飯コースで炊飯でき、使用者の手を煩わすことなく使用者の満足度の高い炊飯性能を確保することができる。
なお、本実施の形態においては、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯のファクターとして、浸水時間を上げて説明しているが、他のファクターを変更してもよい。
また、本実施の形態においては、ICタグ32と読み取り手段6を構成するリーダライター124の組み合わせによって米の情報を読み取るようにしているが、QRコードに代表される2次元バーコード等の情報通信手段を用いてもよい。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における炊飯器のブロック図を示すものである。
図7に示すように、表示手段7は、炊飯情報を表示するもので、読み取り手段6からの産地と銘柄を含む情報を表示手段7に表示するようにしている。ここで、上記実施の形態1と同様に、表示手段7は表示板122により構成し、読み取り手段6は、リーダライター124およびリーダライターアンテナ125からなるリーダライターユニット126で構成している。他の構成は上記実施の形態1と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるので、その時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるので、その時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように制御手段は炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
以上のように、本実施の形態においては、リーダライター124からの米の産地、銘柄を含む情報を表示板122に表示するようにしているので、使用者は表示板122により使用する米の種類を確認することができるため、好みに応じて浸水時間を調整したりすることができるため、より良い使用者の好みに合致した食味を実現することができる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3における炊飯器のブロック図を示すものである。
図8に示すように、報知手段10は、音で外部に炊飯器の情報を知らせるもので、読み取り手段6によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を含む情報を報知手段10により使用者に報知するようにしている。ここで、上記実施の形態1と同様に、表示手段7は表示板122により構成し、報知手段10はブザー121により構成し、読み取り手段6は、リーダライター124およびリーダライターアンテナ125からなるリーダライターユニット126で構成している。他の構成は上記実施の形態1または2と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から米の産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるのでその時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるのでその時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った米の産地、銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。しかしながら、表示は常時点灯していたり、表示に注意していない場合、それに気付かない場合も多い。しかし、ブザー121を用いることにより聴覚的に使用者へ浸水や水加減に留意するように促がすことができる。
以上のように、本実施の形態においては、リーダライター124からの米の産地、銘柄を含む情報をブザー121により報知するようにしたので、機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者は、ブザー121により購入した米の産地、銘柄を確認することができ、好みに応じて浸水時間を調整したりすることができるため、より良い使用者の好みに合致した食味を実現することができる。
また、前述のブザー121に代えて、音声情報案内とすることでその効果がより顕著に表われるようにすることができる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4における炊飯器のブロック図を示すものである。
図9に示すように、コース選択手段8は、使用者が炊飯コースを選択するもので、読み取り手段6の情報に応じて、炊飯コースを任意に選択できるようにしている。ここで、上記実施の形態1と同様に、表示手段7は表示板122により構成し、報知手段10はブザー121により構成し、読み取り手段6は、リーダライター124およびリーダライターアンテナ125からなるリーダライターユニット126で構成している。他の構成は上記実施の形態1〜3と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から米の産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるので、その時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるので、その時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
ここで、使用者が、マイコン120により決定した炊飯コースによるご飯のできが気に入らない場合、コース選択手段8によりあらかじめ設定してある炊飯コースを選択することができる。このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄などを参考にして炊飯コースを選択することができる。
例えば、上記の場合、LCDに米は富山県産のハナエチゼンであることが表示されている。しかし、使用者がご飯のできが硬く粒のふくらみが小さいと感じた場合、コース選択手段8により軟らかく炊けるコースを選択することで、好みに応じた食味を実現できる。
また、米の産地や銘柄をブザーまたは音声にて報知することにより、機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者が任意に炊飯コースを選択する場合に参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
以上のように、本実施の形態においては、コース選択手段8によりリーダライター124の情報に応じて、使用者が炊飯コースを任意に選択できるようにしたので、使用者が機器により設定される炊飯コースにおける食味に満足できない場合、リーダライター124による情報を参考に使用者が好みの食味を実現できる炊飯コースを選択することができ、より良い使用者の好みに合致した食味を実現することができる。
(実施の形態5)
図10は、本発明の実施の形態5における炊飯器のブロック図を示すものである。
図10に示すように、炊飯情報設定手段9は、使用者が炊飯情報を変更できるもので、この炊飯情報設定手段9により読み取り手段6の情報に応じて、使用者が炊飯情報を任意に変更できるようにしている。ここで、上記実施の形態1と同様に、表示手段7は表示板122により構成し、報知手段10はブザー121により構成し、読み取り手段6は、リーダライター124およびリーダライターアンテナ125からなるリーダライターユニット126で構成している。他の構成は上記実施の形態1〜4と同じであり、同一符号を付して説明を省略する。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から米の産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるのでその時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるのでその時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
ここで、使用者が、マイコン120により決定した炊飯コースによるご飯のできが気に入らない場合、炊飯情報設定手段9により、前炊きの工程時間を設定することができる。このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示される前炊きの工程時間を任意に設定することによって、自らの好みの食味を実現することができる。
例えば、上記の場合、LCDに米は富山県産のハナエチゼンであることが表示されている。しかし、使用者がご飯のできが硬く粒のふくらみが小さいと感じた場合、炊飯情報設定手段9により前炊きの工程時間を長くするようにすることで、好みに応じた食味を実現できる。
また、米の産地や銘柄をブザーまたは音声にて報知することにより、機器から離れた位置にいる使用者や視覚的に不自由な使用者が任意に前炊き工程時間を選択する場合に参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
もちろん、食味に関係する炊飯情報は、蒸らしの時間等炊飯を行う中でさまざまであり、前炊き工程の時間に限るものではない。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯情報設定手段9によりリーダライター124の情報に応じて、使用者が炊飯情報を任意に選択できるようにしたので、使用者が機器により設定される炊飯情報における食味に満足できない場合、リーダライター124による情報を参考に使用者が好みの食味を実現できる炊飯情報を選択することができ、より良い使用者の好みに合致した食味を実現することができる。このとき、マイコン120が最適と判断する炊飯情報を表示しても効果的である。
(実施の形態6)
図10に示す制御手段4は、炊飯情報設定手段9により設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、その設定変更を受け付けないようにしている。他の構成は上記実施の形態5と同じである。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から米の産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるので、その時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるので、その時間は長めにする必要がある。
したがって、読み取り手段6により読み取った産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように制御手段は炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
ここで、使用者が、マイコン120により決定した炊飯コースによるご飯のできが気に入らない場合、炊飯情報設定手段9により、浸水時間を設定することができる。このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示される浸水時間を任意に設定することによって、自らの好みの食味を実現することができる。
例えば、上記の場合、LCDに米は富山県産のハナエチゼンであることが表示されている。しかし、使用者がご飯のできが硬く粒のふくらみが小さいと感じた場合、炊飯情報設定手段9により浸水工程の工程時間を長くするようにすることで、好みに応じた食味を実現できる。ここで、最適な炊飯シーケンスを表示板122に表示することにより、使用者が任意に炊飯情報を設定する場合に参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
しかし、このとき設定された時間が例えば0分や180分であるというように炊飯を行う上で極端に短いあるいは長いと考えられる設定がなされた場合、その設定を受け付けないようにする。これにより、使用者の誤設定による食味の低下をより速やかに防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯情報設定手段9により設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、その設定変更を受け付けないようにしたので、使用者の誤設定による食味の低下を防止することができる。
(実施の形態7)
図10に示す制御手段4は、炊飯情報設定手段9により設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを表示手段7に表示するようにしている。ここで、上記実施の形態1と同様に、表示手段7は表示板122により構成している。他の構成は上記実施の形態5または6と同じである。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から米の産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるのでその時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるのでその時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
ここで、使用者が、マイコン120により決定した炊飯コースによるご飯のできが気に入らない場合、炊飯情報設定手段9により、浸水時間を設定することができる。このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示される浸水時間を任意に設定することによって、自らの好みの食味を実現することができる。
例えば、上記の場合、LCDに米は富山県産のハナエチゼンであることが表示されている。しかし、使用者がご飯のできが硬く粒のふくらみが小さいと感じた場合、炊飯情報設定手段9により浸水工程の工程時間を長くするようにすることで、好みに応じた食味を実現できる。ここで、最適な炊飯シーケンスを表示板122に表示することにより、使用者が任意に炊飯情報を設定する場合に参考にすることができ、より簡便に使用者の好みの食味を実現できる炊飯シーケンスに近づけることができる。
しかし、このとき設定された時間が基準外の時間である場合、そのことを表示板122に表示し使用者に注意を促がすことができる。例えば、0分や180分であるというように炊飯を行う上で極端に短いあるいは長いと考えられる設定がなされた場合、その設定を受け付けないようにするとともに、LCDにエラー表示を行ったり、赤色のLEDを点滅させるなどの注意を促がす表示を行う。これにより、使用者に誤設定を知らしめ食味の低下をより速やかに防止することができる。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯情報設定手段9により設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを表示板122に表示するようにしたので、設定した炊飯情報が所定の範囲内にないことを早急に使用者に知らせて改善を促がし、使用者の誤設定による食味の低下をより一層防止することができる。
(実施の形態8)
図10に示す制御手段4は、炊飯情報設定手段9により設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを報知手段10により使用者に報知するようにしている。ここで、上記実施の形態1と同様に、報知手段10はブザー121により構成している。他の構成は上記実施の形態5〜7と同じである。
上記構成において動作を説明する。使用者が米を購入したとき、米袋に付いているICタグ32から米の産地、銘柄をリーダライター124により読み取る。このとき、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124から読み取った米の産地、銘柄を、表示板122に表示する。
ここで、制御手段4を構成するマイコン120は、リーダライター124からの入力(米の産地、銘柄情報)により、硬質米か軟質米かとその程度を推定する。
一般的に、炊飯を行う場合、その初期段階で米に吸水させる工程があるが、軟質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、吸水が過ぎると崩れたご飯になる傾向があるのでその時間は短めにする必要がある。逆に、硬質米の産地、銘柄の米で炊飯を行う場合、十分に吸水させなくては硬く膨らみの少ないご飯になる傾向にあるのでその時間は長めにする必要がある。
したがって、制御手段4は読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄に応じて浸水時間を変化させるように炊飯のコースを制御する。例えば、一般的に、西日本で収穫されるお米は硬質米が多く、北陸・東北のお米は軟質米が多いと言われるが、読み取り手段6により読み取った米の産地と銘柄が岡山県産の朝日であれば浸水工程の時間は25分、富山県産のハナエチゼンであれば15分という制御を行うように論理を決定しておけば、米の産地、銘柄に応じた最適な炊飯ができる。
このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示されるリーダライター124によりICタグ32から読み取った米の産地、銘柄を確認することができる。炊飯に使用する米が富山県産のハナエチゼンで軟質米である場合、表示板122に‘富山県産のハナエチゼンです。軟質米ですので、洗米後すぐに炊飯されることをおすすめします’と表示するなど使用者に促がすことができる。
また、米質は米の産地、銘柄により大きく変わるので、使用者に現在使用の米が硬質米であれば、比較的粒のしっかりした甘味のあるご飯になりやすく、軟質米であれば軟らかくふんわりとした炊き上がりになりやすいということを促がすことができる。
ここで、使用者がマイコン120により決定した炊飯コースによるご飯のできが気に入らない場合、炊飯情報設定手段9により、浸水時間を設定することができる。このとき、使用者はLCDなどの表示板122に表示される浸水時間を任意に設定することによって、自らの好みの食味を実現することができる。
例えば、上記の場合、LCDに米は富山県産のハナエチゼンであることが表示されている。しかし、使用者がご飯のできが硬く粒のふくらみが小さいと感じた場合、炊飯情報設定手段9により浸水工程の工程時間を長くするようにすることで、好みに応じた食味を実現できる。
しかし、このとき設定された時間が基準外の時間である場合、そのことをブザー121により音声で使用者に注意を促がす。例えば、0分や180分であるというように炊飯を行う上で極端に短いあるいは長いと考えられる設定がなされた場合、その設定を受け付けないようにするとともに、音声で使用者に知らせる。これにより、設定した炊飯情報が所定の範囲内にないことを機器のそばにいない使用者や、視覚的に不自由な使用者などに知らせて改善を促がすことで、使用者の誤設定による食味の低下をより速やかに防止することができる。もちろん、同時に表示板122による注意躍起を行うと、なお効果的である。
以上のように、本実施の形態においては、炊飯情報設定手段9により設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それをブザー121により使用者に報知するようにしたので、設定した炊飯情報が所定の範囲内にないことを機器のそばにいない使用者や、視覚的に不自由な使用者などに知らせて改善を促がすことができ、使用者の誤設定による食味の低下をより一層防止することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、米のICタグから正確な産地や銘柄などの米情報を読み取ることにより、米に最適な炊飯コースを選択もしくは設定した炊飯を行うことができ、より使用者の満足度の高い炊飯性能を確保するとともに、使用者の誤操作による食味の低下を防止することができるので、米袋についたICタグから米の情報を読み取り、炊飯する炊飯器として有用である。
本発明の実施の形態1における炊飯器のブロック図 同炊飯器の断面図 同炊飯器の斜視図 同炊飯器の炊飯シーケンスを示すタイムチャート 同炊飯器のICタグより情報を読み取る場合の要部斜視図 同炊飯器の要部動作フローチャート 本発明の実施の形態2における炊飯器のブロック図 本発明の実施の形態3における炊飯器のブロック図 本発明の実施の形態4における炊飯器のブロック図 本発明の実施の形態5における炊飯器のブロック図 従来の炊飯器のブロック図
符号の説明
2 鍋
3 鍋加熱手段
4 制御手段
6 読み取り手段
32 ICタグ

Claims (12)

  1. 被加熱物を入れる鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、ICタグから米の産地、銘柄などを読み取る読み取り手段と、前記鍋加熱手段を制御し炊飯を行う制御手段とを備え、前記制御手段は、前記読み取り手段の情報に応じて前記鍋加熱手段を制御するよう構成した炊飯器。
  2. 炊飯情報を表示する表示手段を備え、読み取り手段からの情報を前記表示手段に表示するようにした請求項1記載の炊飯器。
  3. 音で外部に炊飯器の情報を知らせる報知手段を備え、読み取り手段からの情報を前記報知手段により使用者に報知するようにした請求項1または2記載の炊飯器。
  4. 炊飯コースを使用者が選択できるコース選択手段を備え、読み取り手段の情報に応じて使用者が炊飯コースを任意に選択できるようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の炊飯器。
  5. 炊飯情報を使用者が変更できる炊飯情報設定手段を備え、読み取り手段の情報に応じて使用者が炊飯情報を任意に変更できるようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載の炊飯器。
  6. 読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を表示手段に表示するようにした請求項4記載の炊飯器。
  7. 読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を報知手段により報知するようにした請求項4または6記載の炊飯器。
  8. 読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を表示手段に表示するようにした請求項5記載の炊飯器。
  9. 読み取り手段からの情報を米の産地、銘柄とし、前記情報を報知手段により報知するようにした請求項5または8記載の炊飯器。
  10. 設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、その設定変更を受け付けないようにした請求項5記載の炊飯器。
  11. 設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを表示手段に表示するようにした請求項5または10記載の炊飯器。
  12. 設定された炊飯情報が所定の設定を外れる場合、それを報知手段により使用者に報知するようにした請求項5、10、11のいずれか1項に記載の炊飯器。
JP2005248968A 2004-11-02 2005-08-30 炊飯器 Pending JP2006150056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005248968A JP2006150056A (ja) 2004-11-02 2005-08-30 炊飯器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004318971 2004-11-02
JP2005248968A JP2006150056A (ja) 2004-11-02 2005-08-30 炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006150056A true JP2006150056A (ja) 2006-06-15

Family

ID=36628990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005248968A Pending JP2006150056A (ja) 2004-11-02 2005-08-30 炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006150056A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000254A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
WO2015040981A1 (ja) * 2013-09-19 2015-03-26 シャープ株式会社 加熱調理器
CN104503328A (zh) * 2014-12-19 2015-04-08 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电子烹饪设备及其控制方法、电子烹饪系统
JP2018518343A (ja) * 2015-06-05 2018-07-12 佛山市順徳区美的電熱電器制造有限公司 調理器具、調理器具の調理制御方法及び調理制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000254A (ja) * 2007-06-21 2009-01-08 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
WO2015040981A1 (ja) * 2013-09-19 2015-03-26 シャープ株式会社 加熱調理器
JP2015058207A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 シャープ株式会社 加熱調理器
CN104503328A (zh) * 2014-12-19 2015-04-08 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电子烹饪设备及其控制方法、电子烹饪系统
JP2018518343A (ja) * 2015-06-05 2018-07-12 佛山市順徳区美的電熱電器制造有限公司 調理器具、調理器具の調理制御方法及び調理制御装置
US20180213965A1 (en) * 2015-06-05 2018-08-02 Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co., Limited Cooking appliance, and cooking control method and device thereof
US10743702B2 (en) * 2015-06-05 2020-08-18 Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co., Limited Cooking appliance, and cooking control method and device thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4822918B2 (ja) 炊飯シーケンス自動選択装置及び方法、並びにその装置を備えた炊飯器
JP2008259741A (ja) 電気調理器
JP2006150056A (ja) 炊飯器
JP5863452B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2006015123A (ja) 炊飯器
JP2006325712A (ja) 炊飯器
JP6257496B2 (ja) 加熱調理器
JP4577081B2 (ja) 電気炊飯器
CN100508840C (zh) 饭煲
JP2003325331A (ja) 誘導加熱式電気炊飯器
JP4466508B2 (ja) 電気炊飯器
JP4193747B2 (ja) 電気炊飯器
JP4029821B2 (ja) 誘導加熱調理器
CN114145654A (zh) 电火锅的烹煮控制方法、电火锅、计算机装置和可读存储介质
JP2003265313A (ja) 電気炊飯器
JP7222619B2 (ja) 炊飯器
JP4214901B2 (ja) 電気炊飯器
JP2007075322A (ja) 炊飯器
JP2021052974A (ja) 炊飯器
JP2007075322A5 (ja)
JP3454199B2 (ja) 電気炊飯器
WO2021014911A1 (ja) 消耗品処理システム
JP6396259B2 (ja) 炊飯器
JP4225270B2 (ja) 炊飯器
KR100432758B1 (ko) 전기보온밥솥의 제어방법