JP2006148424A - 電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路 - Google Patents

電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 FETの特性のばらつきを吸収した低い歪み特性を実現可能な電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路を提供すること。
【解決手段】 電力増幅器は、GaAsFETに印加するバイアス電圧を供給するゲートバイアス電圧回路に非線形入力容量可変素子10が接続する構成を備える。非線形入力容量可変素子10は、印加された電圧Vvcdにより容量を変化するバリキャップダイオードと、バリキャップダイオードに並列接続され、容量を調整可能なトリマーコンデンサ12とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電界効果トランジスタ(以下、FETという)を用いた電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路に関する。
一般に、大信号動作条件下のFETを用いた電力増幅器(以下、単に電力増幅器という。)の出力電力及びその波形は、入力電圧、ゲート−ソース間容量、ドレイン−ゲートコンダクタンス等の回路パラメータにより規定される。そして、増幅器の出力電力の歪みも回路パラメータに依存している。ここで、電力増幅器として使用されるGaAs(ガリウムヒ素)FETの等価回路は、図14に示すような構成を有している。なお、Cgsはゲート−ソース間容量、Cdsはドレイン−ソース間容量、Cgdはゲート−ドレイン間容量、Gdgはドレイン−ゲート間コンダクタンス、Gdはドレインコンダクタンス、gmは相互コンダクタンス、Zlは出力付加インピーダンス、V1は入力電圧振幅を示す。
この回路を構成する回路パラメータの内、ゲート−ソース間の入力容量Cgsは、図15に示すように、入力電圧に対して非線形性に変化する特性を有する。このため、GaAs(ガリウムヒ素)FETを用いた電力増幅器における歪み特性は、AM−PM特性がこのゲート−ソース間入力容量Cgsの非線形性に依存していることが原因の一つであると考えられる。
そこで、この入力容量Cgsが非線形性であることにより生じる出力信号の歪みをキャンセル方法として、図16に示すように、ゲート側にバリキャップダイオード(VCD)50からなる簡易な歪み補償回路を設けたものが提案されている(例えば、非特許文献1)。この従来の電力増幅器は、バリキャップダイオード50に所定の電圧を印加すると、図15に示すように、この電圧における容量Cvcdと入力容量Cgsとの合成容量Ctotがほぼ一定となり、ゲートとソースと間の電圧−容量曲線の非線形性を吸収させることが可能となる。その結果、従来の電力増幅器は、入力側からみた入力電圧がほぼ一定になり、出力電力信号の歪みをキャンセルすることができる。
チ・スン・ユ(Chi Sun YU)、「Linearised 2GHz Amplifier for IMT-2000」、Vehicular Technology Conference Proceedings, VTC2000. VTC 2000-Spring Tokyo. 2000 IEEE 51st、Vol.1、2000年5月、p.245−248 ピー・ビー・ケニントン(P. B. KENINGTON)著、「High-Linearity RF Amplifier Design」、Artech House出版、2000年、p.361−363
しかしながら、FETは、部品ごとにしきい値電圧等のばらつきがあるため、上述した従来の電力増幅器に用いられている歪み補償方式では、十分な歪み補償効果を得るまでに回路調整を行うことができないといった事情があった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、FETの特性のばらつきを吸収した低い歪み特性を実現可能な電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路を提供することを目的とする。
本発明の電力増幅器は、電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲートに接続されてバイアス電圧を印加するゲートバイアス回路と、を備え、前記ゲートバイアス回路は非線形入力容量可変素子を有する。
この構成により、ゲートバイアス回路において入力容量の値を調整して歪み補償が可能となり、電界効果トランジスタの部品のばらつきによる歪み特性の劣化を吸収することができる。
また、本発明の電力増幅器において、前記非線形入力容量可変素子は、印加された電圧により容量が変化するバリキャップダイオードと、前記バリキャップダイオードと並列に接続されたトリマーコンデンサと、を有する。
この構成により、電界効果トランジスタのゲート−ソース間の入力容量の非線形性を補償するバリキャップダイオードと容量値を調整可能なトリマーコンデンサとを並列に接続してその合成容量を調整することにより、電界効果トランジスタの部品のばらつきによる歪み特性の劣化を吸収することができる。
また、本発明の電力増幅器において、前記非線形入力容量可変素子は、直列に接続された複数のバリキャップダイオードと、前記バリキャップダイオードと並列に接続されたトリマーコンデンサと、を有する。
この構成により、複数のバリキャップダイオードを直列に接続することによりその合成容量が小さくなるので、電界効果トランジスタのゲート−ソース間容量の変化が小さい場合に、好適に調整を行うことができる。
また、本発明の電力増幅器において、前記非線形入力容量可変素子は、並列に接続された複数のバリキャップダイオードと、前記バリキャップダイオードと並列に接続されたトリマーコンデンサと、を有する。
この構成により、複数のバリキャップダイオードを並列に接続することによりその合成容量が大きくなるので、電界効果トランジスタのゲート−ソース間容量の変化が大きい場合に、好適に調整を行うことができる。
本発明の電力増幅装置は、並列接続された、複数の請求項1ないし4のいずれか一項記載の電力増幅器を備える。
この構成により、電力増幅器が複数並列接続されているので、大きな出力電力が得られるとともに、各電力増幅器が有する歪み補償と同一の歪み補償を得ることができる。
本発明の電力増幅装置は、直列接続された、複数の請求項1ないし4のいずれか一項記載の電力増幅器を備える。
この構成により、同一構成の電力増幅器を複数直列接続されているので、高い増幅率を得ることができる。
本発明の歪補償回路は、電力増幅部の前段に接続され、前記電力増幅器に対して歪補償を行う歪補償回路であって、請求項1ないし4のいずれか一項記載の電力増幅器を備える。
この構成により、後段に接続される電力増幅器の特性に応じて、調整を行うことにより、良好な歪み特性を得ることができる。
本発明によれば、FETの特性のばらつきを吸収した低い歪み特性を実現可能な電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態の電力増幅器について、図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態の電力増幅器は、例えば、W−CDMA方式の無線通信装置等に使用され、大信号動作条件下で電力を増幅するものである。
(第1の実施形態)
図1に示すように、本発明の第1の実施形態の電力増幅器は、GaAsFET20に印加するバイアス電圧を供給するゲートバイアス電圧回路に非線形入力容量可変素子10が接続された構成を備える。非線形入力容量可変素子10は、図2に示すように、印加された電圧Vvcdにより容量が変化するバリキャップダイオード11と、容量を調整可能なトリマーコンデンサ12とが並列接続された構成になっている。
トリマーコンデンサ12は、バリキャップダイオード11と並列接続されている。バリキャップダイオード11の容量をCvcd、トリマーコンデンサ12の容量をCtとすると、これらの合成容量(非線形入力容量可変素子10の容量)Cは、Cvcd+Ctとなる。
バリキャップダイオード11は、印加電圧Vvcdによって、入力電圧に対する容量Cvcdの特性の傾きを調整することで、ゲート−ソース間容量Cgsとの合成容量Ctotがほぼ一定になるように調整される。
しかしながら、GaAsFET20におけるしきい値電圧等のばらつきにより、バリキャップダイオード11の調整では適切な補償を行えない場合もある。したがって、本実施形態の電力増幅器は、トリマーコンデンサ12の容量Ctを調整することにより、非線形入力容量可変素子10の全体の合成容量の値を調整することで、GaAsFET20のバラツキを吸収し、十分な歪み補償が可能となる。
例えば、図3(b)に示すように、トリマーコンデンサ12の容量をΔCtだけ変化させることで、バリキャップダイオード11とトリマーコンデンサ12との合成容量の値がC1からC2に変化するので、GaAsFET20のゲート−ソース間容量Cgsを含めた合成容量をCtot1からCtot2に変化させることが可能となる。したがって、歪み補償の調整に際して、GaAsFET20の特性に合わせてトリマーコンデンサ12の容量を調整することで、GaAsFET20のしきい値等の特性がばらつきを有していても、最終的に合成容量Ctotの値を所望の値に設定することが可能となり、ゲートーソース間容量Cgsに関する部品ばらつきを吸収することができる。
次に、このような構成を備える電力増幅器の試作評価を説明する。図4は試作評価のための電力増幅器の例を示す回路図である。
この電力増幅器は、GaAsFETには60W級デバイスを使用し、整合回路には2.11GHzの周波数範囲において最適化しており、入力側はGain(利得)、出力側は飽和出力を重視して設計されている。また、この電力増幅器は、規定出力が31dBとし、アイドルドレイン電流Idq=1.8A、ドレイン電圧VD=15Vとした。
更に、この電力増幅器は、図4に示すように、コンデンサ21の容量を1PFに、コンデンサ22の容量を1μFに、コンデンサ23の容量を10PFに、コンデンサ24の容量を1μFに、コンデンサ25の容量を10PFに、コンデンサ26の容量を10PFに、コンデンサ27の容量を10PFに、抵抗28を4KΩに設定されている。
上述したような条件下では、図5に示すように、ACP(隣接チャネル漏洩電力)特性が、30.0dBから38dBまでの広範囲な出力電力範囲において隣接チャネル漏洩電力を減少させるという補償効果が得られた。例えば、Pout=31dBにおいては、8dBのACPの改善効果を得ることができた。
ここで、図5中のACP_Lは、図6に示すように、出力電力信号(キャリア信号)の中心周波数をf0としたとき、そのキャリアの低い周波数側の隣接チャネル漏洩電力部分を示しており、ACP_Uは、高い周波数側の隣接チャネル漏洩電力部分を示している。
(第2の実施形態)
図7は本発明の第2の実施形態に係る電力増幅器の構成を示す回路図である。第2の実施形態の電力増幅器は、図7に示すように、非線形入力容量可変素子30に第1のバリキャップダイオード31と、第2のバリキャップダイオード32と、トリマーコンデンサ33とを有しており、第1のバリキャップダイオード31と第2のバリキャップダイオード32とが直列接続され、更に、直列接続されたバリキャップダイオード31、32とトリマーコンデンサ33とが並列接続されている。
本実施形態の電力増幅器に使用される非線形入力容量可変素子30は、ゲートーソース間容Cgs特性において、電圧の変化に対してゲートーソース間容量Cgsの変化が小さい場合に用いられるものである。すなわち、第1のバリキャップダイオード31の容量をCvcd1と、第2のバリキャップダイオード32の容量をCvcd2としたときの合成容量がCvcd1・Cvcd2/(Cvcd1+Cvcd2)となり、第1のバリキャップダイオード31及び第2のバリキャップダイオード32の容量より小さくなり、電圧の変化に対してゲート−ソース間容量Cgsの小さい変化に対応できるからである。トリマーコンデンサ33は、第1の実施形態の非線形入力容量可変素子のトリマーコンデンサ12と同様な動作を行う。
なお、本実施形態の電力増幅器に使用される非線形入力容量可変素子30は、第1のバリキャップダイオード31及び第2のバリキャップダイオードを直列に接続したものであるが、必要に応じて2以上複数のバリキャップダイオードを直列に接続してもよいことはいうまでもない。また、第1のバリキャップダイオード31、第2のバリキャップダイオードそれぞれに別々の電圧Vvcdを印加してもよい。
(第3の実施形態)
図8は本発明の第3の実施形態に係る電力増幅器の構成を示す回路図である。第3の実施形態の電力増幅器は、図8に示すように、非線形入力容量可変素子40に第1のバリキャップダイオード41と、第2のバリキャップダイオード42と、第1のトリマーコンデンサ43と、第2のトリマーコンデンサ44とを有しており、第1のバリキャップダイオード41と第2のバリキャップダイオード42とが直列接続され、また、第1のバリキャップダイオード41と第1のトリマーコンデンサ43と直列接続され、更に、第2のバリキャップダイオード42と第2のトリマーコンデンサ44と直列接続されている。
本実施形態の電力増幅器に使用される非線形入力容量可変素子40は、第2の実施形態の電力増幅器の非線形入力容量可変素子30と同様、ゲートーソース間容Cgs特性において、電圧の変化に対してゲートーソース間容量Cgsの変化が小さい場合に用いられるものであるが、第1のトリマーコンデンサ43と第2のトリマーコンデンサ44がそれぞれ、第1のバリキャップダイオード41と第2のバリキャップダイオード42とで合成容量を形成するので、より正確な歪み補償を行うことができる。
(第4の実施形態)
図9は本発明の第4の実施形態に係る電力増幅器の構成を示す回路図である。本実施形態の電力増幅器は、図9に示すように、非線形入力容量可変素子50に第1のバリキャップダイオード51と、第2のバリキャップダイオード52と、トリマーコンデンサ53とを有しており、第1のバリキャップダイオード51と第2のバリキャップダイオード52とが並列接続され、更に、並列接続されたバリキャップダイオード51、52とトリマーコンデンサ53とが更に並列接続されている。
本実施形態の電力増幅器に使用される非線形入力容量可変素子50は、ゲートーソース間容Cgs特性において、電圧の変化に対してゲートーソース間容量Cgsの変化が大きい場合に用いられるものである。すなわち、印加電圧をVvcdとしたときの第1のバリキャップダイオード51の容量をC1と、第2のバリキャップダイオード52の容量をC2としたときの合成容量CがC1+C2となり全体として容量が増加し、電圧の変化に対してゲートーソース間容量Cgsの大きな変化に対応することができるからである。トリマーコンデンサ53は、第1の実施形態の非線形入力容量可変素子のトリマーコンデンサ12と同様な動作を行う。
なお、本実施形態の電力増幅器に使用される非線形入力容量可変素子50は、第1のバリキャップダイオード51及び第2のバリキャップダイオード52を並列に接続したものであるが、必要に応じて2以上複数のバリキャップダイオードを更に並列に接続してもよいことはいうまでもない。
(第5の実施形態)
図10は本発明の第5の実施形態に係る電力増幅装置の構成を示す回路図である。図10に示すように、第5の実施形態の電力増幅装置は、第1ないし第4のいずれかの実施形態の電力増幅器61、62を並列に接続して形成された増幅装置である。本実施形態の電力増幅装置は、同一構成の電力増幅器61、62を並列に接続されているので、出力電力が2倍になるとともに、電力増幅器61、62が有する歪み補償と同一の歪み補償をえることができる。なお、本実施形態の電力増幅器装置は、電力増幅器61、62を並列に接続したものであるが、必要に応じて2以上複数の電力増幅器を更に並列に接続してもよいことはいうまでもない。
(第6の実施形態)
図11は本発明の第6の実施形態に係る電力増幅装置の構成を示す回路図である。図11に示すように、第6の実施形態の電力増幅装置は、第1ないし第4のいずれかの実施形態の電力増幅器71、72を直列に接続して形成された増幅装置である。本実施形態の電力増幅装置は、同一構成の電力増幅器71、72を直列に接続されているので、高い増幅率を得ることができる。ただし、各々の電力増幅器71、72が直列接続されているので歪みも増幅してしまうが、これらの電力増幅器71、72は歪みが低くなるように調整されているので、全体として歪の低い電力増幅装置を提供することができる。なお、本実施形態の電力増幅器は、電力増幅器71、72を直列に接続したものであるが、必要に応じて2以上複数の電力増幅器を更に直列に接続してもよいことはいうまでもない。
(第7の実施形態)
図12は本発明の第7の実施形態に係る電力増幅装置の構成を示す回路図である。図12に示すように、第7の実施形態の電力増幅装置は、歪み補償回路81と電力増幅器82とが直列接続された増幅装置である。歪み補償回路81は、第1ないし第4のいずれかの実施形態に係る電力増幅器が使用される。そして、歪み補償回路81は、電力増幅器82が有する図13(b)に示すようなAM−PM特性に対して逆向きな図13(a)に示すAM−PM特性が得られるようにバリキャップダイオード及びトリマーコンデンサが調整されている。電力増幅器82は、第1ないし第4のいずれかの実施形態に係る電力増幅器であってもそれ以外の増幅器であってもよい。
本実施形態の電力増幅器は、歪み補償回路81と電力増幅器82とが直列に接続されているので、歪み補償回路81のAM−PM特性と電力増幅器82のAM−PM特性が重畳した結果、図13(c)に示すようにAM−PM特性が一定な値をとることができる。このため、本実施形態の電力増幅器では、第6の実施形態に係る電力増幅器よりも一層良好な歪み補償を行うことができる。また、本実施形態の電力増幅器は、電力増幅器82が必ずしも良好な歪み補償効果を持たない場合でも、良好歪み補償を行うことができる。
上述した実施形態の電力増幅器は、GaAsFETを使用したものであるが、これに限らず、LDMOSFET等、種々のFETを使用しても同様な効果が得られる。また、本実施形態の電力増幅器は、W−CDMA方式の無線通信に用いられるものを例にあげて説明したが、適用範囲はそれに限られず、種々の電力増幅器に適用可能である。
本発明の電力増幅器、電力増幅装置及び歪補償回路は、FETの特性のばらつきを吸収した低い歪み特性を実現可能な効果を有し、W−CDMA方式の送信電力増幅部等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る電力増幅器の構成を示す回路図 第1の実施形態の非線形入力容量可変素子の構成を示す回路図 非線形入力容量可変素子の合成容量を説明する図 第1の実施形態に係る電力増幅器の構成を示す図 隣接チャネル漏洩電力特性を示す図 図6中のACP_L及びACP_Uを説明する図 本発明の第2の実施形態に係る電力増幅器の構成をする非線形入力容量可変素子の構成を示す回路図 本発明の第3の実施形態に係る電力増幅器の構成をする非線形入力容量可変素子の構成を示す回路図 本発明の第4の実施形態に係る電力増幅器の構成をする非線形入力容量可変素子の構成を示す回路図 本発明の第5の実施形態に係る電力増幅装置の構成を示す回路図 本発明の第6の実施形態に係る電力増幅装置の構成を示す回路図 本発明の第7の実施形態に係る電力増幅装置の構成を示す回路図 AM−PM特性を説明する図 GaAsFETの等価化回路 歪み補償を説明する図 従来の電力増幅器の構成を示す回路図
符号の説明
10、30、40、50非線形入力容量可変素子
11、31、32、41、42、51、52 バリキャップダイオード
12、33、43、44、53 トリマーコンデンサ
20 GaAsFET
61、62、71、72、82 電力増幅器
81 歪み補償回路

Claims (7)

  1. 電界効果トランジスタと、前記電界効果トランジスタのゲートに接続されてバイアス電圧を印加するゲートバイアス回路と、を備え、前記ゲートバイアス回路は非線形入力容量可変素子を有する電力増幅器。
  2. 請求項1記載の電力増幅器であって、
    前記非線形入力容量可変素子は、印加された電圧により容量が変化するバリキャップダイオードと、前記バリキャップダイオードと並列に接続されたトリマーコンデンサと、を有する電力増幅器。
  3. 請求項1記載の電力増幅器であって、
    前記非線形入力容量可変素子は、直列に接続された複数のバリキャップダイオードと、前記バリキャップダイオードと並列に接続されたトリマーコンデンサと、を有する電力増幅器。
  4. 請求項1記載の電力増幅器であって、
    前記非線形入力容量可変素子は、並列に接続された複数のバリキャップダイオードと、前記バリキャップダイオードと並列に接続されたトリマーコンデンサと、を有する電力増幅器。
  5. 並列接続された、複数の請求項1ないし4のいずれか一項記載の電力増幅器を備える電力増幅装置。
  6. 直列接続された、複数の請求項1ないし4のいずれか一項記載の電力増幅器を備える電力増幅装置。
  7. 電力増幅部の前段に接続され、前記電力増幅器に対して歪補償を行う歪補償回路であって、請求項1ないし4のいずれか一項記載の電力増幅器を備える歪補償回路。
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