JP2000349564A - 電力増幅装置 - Google Patents

電力増幅装置

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JP2000349564A JP15952499A JP15952499A JP2000349564A JP 2000349564 A JP2000349564 A JP 2000349564A JP 15952499 A JP15952499 A JP 15952499A JP 15952499 A JP15952499 A JP 15952499A JP 2000349564 A JP2000349564 A JP 2000349564A
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和久 山内
Yukio Ikeda
幸夫 池田
Masatoshi Nakayama
正敏 中山
Kazutomi Mori
一富 森
Yasuyuki Ito
康之 伊藤
Hiroaki Nakaaze
弘晶 中畔
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、相互変調歪を低減するために、別の回
路を設け回路全体の小型化が図れないという課題があっ
た。 【解決手段】 変調波信号を増幅するトランジスタ5
と、前記トランジスタに電源を供給するとともに、増幅
時に前記トランジスタの偶数次の非線形性により発生し
た変調波のベースバンド周波数の信号を反射して前記ト
ランジスタに相互変調歪を発生させるバイアス回路6と
を備えた。 【効果】 問題となるトランジスタの奇数次の非線形歪
によって発生する相互変調歪を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、増幅する変調波
のベースバンド周波数または2倍波におけるバイアス回
路のインピーダンス制御や、変調波のベースバンド周波
数の信号または2倍波をバイアス回路から注入すること
で、増幅器で発生する相互変調歪の振幅、位相を制御す
る電力増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電力増幅装置について図面を参照
しながら説明する。図14は、例えば『堀川浩二、小川
博世(NTTワイヤレスシステム研究所)共著、199
6年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会、B−23
0、”EVEN−ORDERPRE−DISTORTI
ONによる高出力増幅器歪低減の提案”、P231』に
示された従来の電力増幅装置の構成を示す図である。
【0003】図14において、101は入力端子、10
2は分配器、103は振幅変調器、104は高出力増幅
器、105は出力端子、106は偶数乗積生成器、10
7、110はフィルター、108は移相器および可変減
衰器から構成される振幅位相制御回路、109は歪補償
回路である。
【0004】つぎに、前述した従来の電力増幅装置の動
作について図面を参照しながら説明する。
【0005】入力電力は、入力端子101に加えられ、
分配器102で線形経路と歪経路とに2分配する。線形
経路では信号成分をそのまま伝送し、歪経路では偶数乗
積生成器106で発生させた偶数時歪のうち2倍周波数
帯に発生する歪をフィルタ107により抽出し、振幅位
相制御回路108により制御する。振幅変調器103で
線形経路の信号を2倍周波数帯発生する歪成分で変調
し、フィルタ110により伝送帯域内信号を抽出する。
そして、以上の歪補償回路109によって得られた信号
を高出力増幅器104で増幅後、出力端子105から出
力する。
【0006】高出力増幅器104に歪補償回路109を
前置する事で、高出力増幅器104で発生する相互変調
歪と逆位相の相互変調歪を発生させ、高出力増幅器10
4で発生する相互変調歪を抑圧する。この時、入力信号
の2倍周波数帯に発生する歪の振幅、位相を制御するこ
とで、歪補償回路109で発生させる相互変調歪の振
幅、位相を制御する。
【0007】従来の他の電力増幅装置について図面を参
照しながら説明する。図15は、例えば『特開昭63−
204913号公報』に示された従来の他の電力増幅装
置の構成を示す図である。
【0008】図15において、121は入力端子、12
2、133はコンデンサ、123、134はバイアス用
線路、124、135はバイアス端子、125は入力側
低インピーダンス線路、128はトランジスタ、130
は出力側低インピーダンス線路、131は3倍波用誘電
体共振器、132は2倍波用誘電体共振器、136は出
力端子である。
【0009】3倍波用誘電体共振器131、2倍波用誘
電体共振器132を用いることで、トランジスタ128
の出力端子から負荷を見込む2倍波、3倍波に対するイ
ンピーダンスを基本波と独立に制御する。
【0010】従来の別の他の電力増幅装置について図面
を参照しながら説明する。図16は、例えば『特開平0
3−128508号公報』に示された従来の別の他の電
力増幅装置の構成を示す図である。
【0011】図16において、140はトランジスタ、
141は増幅器、142は逓倍器、143は帯域通過フ
ィルタ、144は移相器である。
【0012】基本波信号の一部を取り出し、この信号を
2倍波信号に変換し、半導体増幅器140からでる2倍
波信号と逆位相にして半導体増幅器140の出力側に印
加することによって等価的に2倍波を確実に短絡する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
電力増幅装置では、歪補償のためには歪補償回路を高出
力増幅器に前置する必要があるという問題点があった。
【0014】また、上述したような従来の他の電力増幅
装置では、2倍波のインピーダンスを主信号線路近傍に
誘電体共振器をおくことで、2倍波のインピーダンスを
制御していが、バイアス回路と2倍波制御回路を一体化
できず、回路が大型となるという問題点があった。
【0015】さらに、上述したような従来の別の他の電
力増幅装置では、出力側から2倍波を注入し、半導体増
幅器で発生する2倍波を等価的に短絡状態にする必要が
あるという問題点があった。
【0016】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、半導体増幅器に変調波のベースバ
ンド周波数の信号または2倍波の振幅位相を適切に与え
ることで、半導体増幅器自体に歪補償効果を持たすこと
ができ、必ずしも歪補償回路を半導体増幅器に前置する
必要がない電力増幅装置を得ることを目的とする。
【0017】また、この発明は、前述した問題点を解決
するためになされたもので、バイアス回路と2倍波制御
回路を一体化でき、回路を小型化することができる電力
増幅装置を得ることを目的とする。
【0018】さらに、この発明は、前述した問題点を解
決するためになされたもので、必ずしも2倍波を短絡状
態にする必要はなく、バイアス回路から2倍波を注入す
る事で、回路の小型化が図ることができる電力増幅装置
を得ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る電力増幅装置は、変調波信号を増幅する半導体増幅器
と、前記半導体増幅器に電源を供給するとともに、増幅
時に前記半導体増幅器の偶数次の非線形性により発生し
た変調波のベースバンド周波数の信号を反射して前記半
導体増幅器に相互変調歪を発生させるバイアス回路とを
備えたものである。
【0020】この発明の請求項2に係る電力増幅装置
は、変調波信号を増幅する半導体増幅器と、前記半導体
増幅器に電源を供給するとともに、増幅時に前記半導体
増幅器の偶数次の非線形性により発生した変調波の2倍
波の周波数の信号を反射して前記半導体増幅器に相互変
調歪を発生させるバイアス回路とを備えたものである。
【0021】この発明の請求項3に係る電力増幅装置
は、変調波信号を増幅する半導体増幅器と、前記半導体
増幅器に電源を供給するとともに、変調波のベースバン
ド周波数の信号を生成して前記半導体増幅器に注入し相
互変調歪を発生させるバイアス回路とを備えたものであ
る。
【0022】この発明の請求項4に係る電力増幅装置
は、変調波信号を増幅する半導体増幅器と、前記半導体
増幅器に電源を供給するとともに、変調波の2倍波の周
波数の信号を生成して前記半導体増幅器に注入し相互変
調歪を発生させるバイアス回路とを備えたものである。
【0023】この発明の請求項5に係る電力増幅装置
は、変調波信号を分配する電力分配器と、請求項1から
請求項4までのいずれかに記載の電力増幅装置であっ
て、前記電力分配器に接続され分配された第1の変調波
信号を増幅する第1の電力増幅装置と、請求項1から請
求項4までのいずれかに記載の電力増幅装置であって、
前記電力分配器に前記第1の電力増幅装置と並列接続さ
れ分配された第2の変調波信号を増幅する第2の電力増
幅装置と、前記第1及び第2の電力増幅装置の出力を合
成する電力合成器とを備えたものである。
【0024】この発明の請求項6に係る電力増幅装置
は、変調波信号を分配する電力分配器と、請求項1から
請求項4までのいずれかに記載の電力増幅装置であっ
て、前記電力分配器に接続され分配された第1の変調波
信号を増幅する第1の電力増幅装置と、請求項1から請
求項4までのいずれかに記載の電力増幅装置であって、
前記電力分配器に前記第1の電力増幅装置と並列接続さ
れ分配された第2の変調波信号を増幅する第2の電力増
幅装置と、前記第1及び第2の電力増幅装置の出力をそ
れぞれ空間に放射する第1及び第2のアンテナとを備え
たものである。
【0025】この発明の請求項7に係る電力増幅装置
は、変調波信号を増幅する電力増幅器と、前記電力増幅
器の前段あるいは後段に歪補償回路として接続された請
求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力増幅装
置とを備えたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係る電力増幅装置について図面を参照しながら
説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力
増幅装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符
号は同一又は相当部分を示す。
【0027】図1において、1は入力端子、2は入力整
合回路、3、8はインダクタ、4、12は電源、5はト
ランジスタ(FET)、6、13はバイアス回路、7は
ローパスフィルタ、9はインピーダンス回路、10は出
力整合回路、11は出力端子、14、15はコンデンサ
である。
【0028】入力端子1から加えられた変調波信号は、
トランジスタ5で増幅される。このとき、トランジスタ
5の非線形性により発生した変調波のベースバンド周波
数の信号はローパスフィルタ7を通過後、インピーダン
ス回路9に導かれる。基本波や2倍波などの高い周波数
の信号は、ローパスフィルタ7で反射され、インピーダ
ンス回路9には導かれない。基本波は出力端子11に導
かれ、出力される。
【0029】つぎに、この実施の形態1に係る電力増幅
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図2
は、出力電力(Pout)に対する3次の相互変調歪
(IM3)の計算結果を示す図である。
【0030】電力増幅装置の入力端子1に、隣接した周
波数f1、f2の和信号を入力すると、トランジスタ5
の偶数次の非線形性によりベースバンド周波数Δf=f
1−f2の電流がドレインに発生する。このベースバン
ド周波数は、入力信号の周波数と比較して非常に低いた
め、コンデンサのインピーダンスは非常に高くなり、ベ
ースバンド周波数の信号の電流はバイアス回路6に流れ
る。
【0031】その結果、バイアス回路6のベースバンド
周波数に対するインピーダンスが0オームでない場合に
はドレイン端子にはベースバンド周波数の電圧が発生す
る。この電圧変動は入力信号を変調し、2f1−f2や
2f2−f1等の相互変調歪を発生させる。この偶数次
の非線形性による相互変調歪は、問題となるトランジス
タ5の奇数次の非線形歪によって発生する相互変調歪と
同じ周波数に発生することから、トランジスタ5の偶数
次の非線形性により発生したベースバンド周波数の信号
の振幅、位相を制御することで、半導体増幅器(トラン
ジスタ5)の相互変調歪の振幅、位相を制御することが
可能である。
【0032】バイアス回路6のベースバンド周波数に対
するインピーダンス回路9の値をZ=0+j0オーム
(従来)、Z=−50+j0オームとし、周波数f1、
f2の和信号を図1の回路に入力した場合に発生する3
次相互変調歪IM3をハーモニックバランス法を用いて
計算した。用いたトランジスタはゲート幅2.4mmの
GaAsFETで、周波数は1.9GHz帯で計算し
た。
【0033】図2に出力電力に対する3次の相互変調歪
の計算結果を示す。バイアス回路6のベースバンド周波
数に対するインピーダンスを変化させ、ベースバンド周
波数の信号の振幅、位相を制御することで、相互変調歪
の振幅、位相を制御できていることがわかる。また、バ
イアス回路6のベースバンド周波数に対するインピーダ
ンスを適当な値とし、トランジスタの奇数次の非線形歪
によって発生する相互変調歪と逆相になるようにベース
バンド周波数の信号の振幅、位相を制御することで、問
題となる奇数次の相互変調歪を低減できることがわかる
(図2の右上を参照)。
【0034】この実施の形態1では、トランジスタ5の
出力側のバイアス回路6に対して本発明を適用したが、
入力側のバイアス回路13に対して行っても同様な結果
が得られる。
【0035】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る電力増幅装置について図面を参照しながら説明す
る。図3は、この発明の実施の形態2に係る電力増幅装
置の構成を示す図である。
【0036】図3において、1は入力端子、2は入力整
合回路、3、8はインダクタ、4、12は電源、5はト
ランジスタ、13はバイアス回路、9はインピーダンス
回路、10は出力整合回路、11は出力端子、14、1
5はコンデンサである。
【0037】また、同図において、16はハイパスフィ
ルタ、17はバイアス回路、18はバンドパスフィルタ
である。
【0038】入力端子1から加えられた変調波信号は、
トランジスタ5で増幅される。トランジスタ5の非線形
性により発生した2倍波は、ハイパスフィルタ16を通
過後、インピーダンス回路9に導かれる。この時、基本
波は、ハイパスフィルタ16で反射され、インピーダン
ス回路9には導かれない。基本波はバンドパスフィルタ
18通過後、出力端子11に導かれ、出力される。
【0039】つぎに、この実施の形態2に係る電力増幅
装置の動作について図面を参照しながら説明する。図4
は、出力電力に対する3次の相互変調歪の計算結果を示
す図である。
【0040】電力増幅装置の入力端子1に、隣接した周
波数f1、f2の和信号を入力すると、トランジスタ5
の偶数次の非線形性により2倍波2f1、2f2の電流
がドレインに発生する。この2倍波の周波数は、入力信
号と比較して高いため、ハイパスフィルタ16を通過
し、2倍波の電流はバイアス回路17に流れる。
【0041】その結果、バイアス回路17の2倍波に対
するインピーダンスが0オームでない場合にはドレイン
端子には2倍波の周波数の電圧が発生する。この電圧変
動は入力信号を変調し、2f1−f2や2f2−f1等
の相互変調歪を発生させる。この相互変調歪は、トラン
ジスタ5の奇数次の非線形歪によって発生する相互変調
歪と同じ周波数に発生することから、トランジスタ5の
偶数次の非線形性により発生した2倍波の振幅、位相を
制御することで、増幅器(トランジスタ5)の相互変調
歪の振幅、位相を制御することが可能である。
【0042】バイアス回路17の2倍波に対するインピ
ーダンス回路9の値をZ=0+j0オーム(従来)、Z
=100+j0オームとし、周波数f1、f2の和信号
を図3の回路に入力した場合に発生する3次の相互変調
歪IM3を計算した。図4に出力電力に対する3次の相
互変調歪の計算結果を示す。2倍波の周波数に対するバ
イアス回路17のインピーダンスを変化させ、2倍波の
周波数の振幅、位相を制御することで、相互変調歪の振
幅、位相を制御できていることがわかる。
【0043】また、バイアス回路17の2倍波の周波数
に対するインピーダンスを適当な値とし、トランジスタ
5の奇数次の非線形歪によって発生する相互変調歪と逆
相になるように2倍波の振幅、位相を制御することで、
相互変調歪を低減できることがわかる。
【0044】この実施の形態2では、トランジスタ5の
出力側のバイアス回路17に対して本発明を適用してい
たが、入力側のバイアス回路13に対して行っても同様
な結果が得られる。
【0045】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る電力増幅装置について図面を参照しながら説明す
る。図5は、この発明の実施の形態3に係る電力増幅装
置の構成を示す図である。
【0046】図5において、1は入力端子、2は入力整
合回路、3、8はインダクタ、4、12は電源、5はト
ランジスタ、13はバイアス回路、7はローパスフィル
タ、10は出力整合回路、11は出力端子、14、15
はコンデンサである。
【0047】また、同図において、19は内部インピー
ダンス50オームの信号源、20はバイアス回路であ
る。
【0048】入力端子1から加えられた変調波信号は、
トランジスタ5で増幅される。このとき、変調波のベー
スバンド周波数の信号をバイアス回路20からトランジ
スタ5に注入する。基本波は、出力端子11に導かれ、
出力される。
【0049】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。電力増幅装置の入力端子1に、隣接した周波数
f1、f2の和信号をトランジスタ5のゲートに入力
し、バイアス回路20からベースバンド周波数Δf=f
1−f2の信号を注入すると、トランジスタ5はゲート
からの入力信号を変調し、2f1−f2や2f2−f1
等の相互変調歪を発生させる。この相互変調歪は、トラ
ンジスタ5の奇数次の非線形歪によって発生する相互変
調歪と同じ周波数に発生することから、ドレインから注
入したベースバンド周波数の信号の振幅、位相を制御す
ることで、増幅器(トランジスタ5)の相互変調歪の振
幅、位相を制御することが可能である。
【0050】周波数f1、f2の和信号をゲートから、
電力−10dBmのベースバンド周波数の信号をバイア
ス回路20から注入し、3次の相互変調歪IM3を計算
した。図6にベースバンド周波数の信号の注入の有無を
パラメータとしたときの出力電力に対する3次の相互変
調歪の計算結果を示す。
【0051】ベースバンド周波数の信号を注入すること
で、相互変調歪の振幅、位相を制御できていることがわ
かる。また、トランジスタ5の奇数次の非線形歪によっ
て発生する相互変調歪と逆相になるように、注入するベ
ースバンド周波数の信号の振幅、位相を適当に選ぶこと
で、奇数次の非線形歪による相互変調歪を低減できるこ
とがわかる。
【0052】尚、本実施の形態3では、注入する信号電
力を一定の値としたが、入力電力に応じて注入する電力
を変化させてもよい。これにより、相互変調歪を低減で
きる電力範囲を拡大できる。また、注入に変調波のベー
スバンド周波数の信号源を用いたが、入力信号から変調
波のベースバンド周波数の信号を作り出し、これを利用
しても同様の効果が得られる。
【0053】この実施の形態3では、トランジスタ5の
出力側のバイアス回路20に対して本発明を適用してい
たが、入力側のバイアス回路13に対して行っても同様
な結果が得られる。
【0054】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る電力増幅装置について図面を参照しながら説明す
る。図7は、この発明の実施の形態4に係る電力増幅装
置の構成を示す図である。
【0055】図7において、1は入力端子、2は入力整
合回路、3、8はインダクタ、4、12は電源、5はト
ランジスタ、13はバイアス回路、10は出力整合回
路、11は出力端子、14、15はコンデンサである。
【0056】また、同図において、16はハイパスフィ
ルタ、18はバンドパスフィルタ、19は内部インピー
ダンス50オームの信号源、21はバイアス回路であ
る。
【0057】入力端子1から加えられた信号は、トラン
ジスタ5で増幅される。このとき、変調波の2倍波の信
号をバイアス回路21からトランジスタ5に注入する。
基本波は、出力端子11に導かれ、出力される。
【0058】次に、この実施の形態4の動作について説
明する。電力増幅装置の入力端子1に、隣接した周波数
f1、f2の和信号をトランジスタ5のゲートに入力
し、バイアス回路21から周波数f1、f2の2倍波を
注入すると、トランジスタ5はゲートからの入力信号を
変調し、2f1−f2や2f2−f1等の相互変調歪を
発生させる。この相互変調歪は、トランジスタ5の奇数
次の非線形歪によって発生する相互変調歪と同じ周波数
に発生することから、バイアス回路21から注入した2
倍波の振幅、位相を制御することで、増幅器(トランジ
スタ5)の相互変調歪の振幅、位相を制御することが可
能である。
【0059】周波数f1、f2の和信号をゲートから、
電力−10dBmの2倍波をバイアス回路21から注入
し、図7の回路に発生する3次の相互変調歪IM3を計
算した。図8に2倍波注入の有無をパラメータとしたと
きの出力電力に対する3次の相互変調歪の計算結果を示
す。
【0060】2倍波の信号を注入することで、相互変調
歪の振幅、位相を制御できていることがわかる。また、
トランジスタ5の奇数次の非線形歪によって発生する相
互変調歪と逆相になるように注入する2倍波の振幅、位
相を適当に選ぶことで、相互変調歪を低減できることが
わかる。
【0061】尚、本実施の形態4では、注入する信号電
力を一定の値としたが、入力電力に応じて注入する電力
を変化させてもよい。これにより、相互変調歪を低減で
きる電力範囲を拡大できる。また、注入に2倍波の信号
源を用いたが、入力信号から変調波の2倍波の信号を作
り出し、これを利用しても同様の効果が得られる。
【0062】この実施の形態4では、トランジスタ5の
出力側のバイアス回路21に対して本発明を適用してい
たが、入力側のバイアス回路13に対して行っても同様
な結果が得られる。
【0063】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る電力増幅装置について図面を参照しながら説明す
る。図9は、この発明の実施の形態5に係る電力増幅装
置の構成を示す図である。
【0064】図9において、22、23は上記の実施の
形態1〜4のいずれかの電力増幅装置、24は電力分配
器、25は電力合成器である。なお、電力増幅装置22
及び23は、異なる実施の形態のものである。例えば、
電力増幅装置22は実施の形態1の電力増幅装置、電力
増幅装置23は実施の形態2の電力増幅装置である。
【0065】入力端子1から加えられた信号は、電力分
配器24により分配され、電力増幅装置22、23に導
かれる。電力増幅装置22、23で増幅後、電力合成器
25で電力合成され、出力端子11に出力される。
【0066】次に、この実施の形態5の動作について説
明する。隣接した周波数f1、f2の和信号を入力端子
1に入力し、上記の実施の形態1〜4のいずれかの電力
増幅装置22、23で増幅する。この時、ベースバンド
周波数の信号の振幅、位相や2倍波の振幅、位相を制御
することで、増幅器で発生する相互変調歪の振幅、位相
を制御する。
【0067】図10に、相互変調歪の振幅、位相を制御
した電力増幅装置22(amp−A)を2台並列接続し
た電力増幅装置(amp−A+amp−A)と、相互変
調歪の振幅、位相を制御した電力増幅装置23(amp
−B)を2台並列接続した電力増幅装置(amp−B+
amp−B)の出力電力に対する相互変調歪(太い点線
と細い点線)を示す。
【0068】また、本実施の形態5に係る、電力増幅装
置22(amp−A)と電力増幅装置23(amp−
B)を並列接続した電力増幅装置(amp−A+amp
−B)の出力電力に対する相互変調歪(実線)も図10
に示す。
【0069】電力増幅装置(amp−A+amp−B)
の計算結果から、amp−A、Bで発生する相互変調歪
が互いに逆相になるように、ベースバンド信号の振幅、
位相や2倍波の振幅、位相を制御することで、電力増幅
装置(amp−A+amp−A)や電力増幅装置(am
p−B+amp−B)のように同種の電力増幅装置を組
み合わせたものよりも相互変調歪を低減できることがわ
かる。
【0070】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係る電力増幅装置について図面を参照しながら説明す
る。図11は、この発明の実施の形態6に係る電力増幅
装置の構成を示す図である。
【0071】図11において、22、23は上記の実施
の形態1〜4のいずれかの電力増幅装置、24は電力分
配器、26、27は指向性アンテナである。なお、電力
増幅装置22及び23は、異なる実施の形態のものであ
る。
【0072】入力端子1から加えられた信号は、電力分
配器24により分配され、電力増幅装置22、23に導
かれる。電力増幅装置22、23で増幅後、指向性アン
テナ26、27で空間に放射され、空間で電力合成され
る。
【0073】次に、この実施の形態6の動作について説
明する。隣接した周波数f1、f2の和信号を入力端子
1に入力し、実施の形態1〜4の電力増幅装置22、2
3で増幅する。この時、ベースバンド周波数の信号の振
幅、位相や2倍波の振幅、位相を制御することで、増幅
器で発生する相互変調歪の振幅、位相を制御する。
【0074】図12に、ベースバンド周波数に対するバ
イアス回路のインピーダンスを制御することで相互変調
歪の振幅、位相を制御した電力増幅装置22、23(a
mp−A、amp−B)の入力電力に対する基本波及び
相互変調歪の位相を示す。基本波は、amp−A、Bで
ほぼ同じ位相であるのに対し、相互変調歪は約15度ほ
ど位相がずれていることから、空間に放射された相互変
調波の等位相面は、基本波の等位相面に対して15度ほ
ど左右に傾く事がわかる。これより、基本波はアンテナ
から正面方向に放射されるのに対し、相互変調歪は正面
から左右に15度ほどずれた方向に放射されることがわ
かる。よって、アンテナ正面では相互変調歪を低減する
事ができる。
【0075】実施の形態7.この発明の実施の形態7に
係る電力増幅装置について図面を参照しながら説明す
る。図13は、この発明の実施の形態7に係る電力増幅
装置の構成を示す図である。
【0076】図13において、28は上記の実施の形態
1〜4のいずれかの電力増幅装置、29は電力増幅器で
ある。
【0077】次に、この実施の形態7における動作につ
いて説明する。入力端子1から加えられた信号は、電力
増幅装置28においてベースバンド周波数の信号の振
幅、位相や2倍波の振幅、位相を制御することで相互変
調歪を発生させ、増幅器29で発生する相互変調歪の振
幅、位相を制御する。
【0078】ここで、増幅器29で発生する歪と逆相の
歪を電力増幅装置28で発生させた場合、増幅器29の
相互変調歪を低減できる。この時、電力増幅装置28は
増幅器29の歪補償回路として動作している。これよ
り、上記の実施の形態1〜4の電力増幅装置は、歪補償
回路としての動作も期待できる。
【0079】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を増幅する半導体
増幅器と、前記半導体増幅器に電源を供給するととも
に、増幅時に前記半導体増幅器の偶数次の非線形性によ
り発生した変調波のベースバンド周波数の信号を反射し
て前記半導体増幅器に相互変調歪を発生させるバイアス
回路とを備えたので、問題となる半導体増幅器の奇数次
の非線形歪によって発生する相互変調歪を低減すること
ができるという効果を奏する。
【0080】この発明の請求項2に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を増幅する半導体
増幅器と、前記半導体増幅器に電源を供給するととも
に、増幅時に前記半導体増幅器の偶数次の非線形性によ
り発生した変調波の2倍波の周波数の信号を反射して前
記半導体増幅器に相互変調歪を発生させるバイアス回路
とを備えたので、問題となる半導体増幅器の奇数次の非
線形歪によって発生する相互変調歪を低減することがで
きるという効果を奏する。
【0081】この発明の請求項3に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を増幅する半導体
増幅器と、前記半導体増幅器に電源を供給するととも
に、変調波のベースバンド周波数の信号を生成して前記
半導体増幅器に注入し相互変調歪を発生させるバイアス
回路とを備えたので、問題となる半導体増幅器の奇数次
の非線形歪によって発生する相互変調歪を低減すること
ができるという効果を奏する。
【0082】この発明の請求項4に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を増幅する半導体
増幅器と、前記半導体増幅器に電源を供給するととも
に、変調波の2倍波の周波数の信号を生成して前記半導
体増幅器に注入し相互変調歪を発生させるバイアス回路
とを備えたので、問題となる半導体増幅器の奇数次の非
線形歪によって発生する相互変調歪を低減することがで
きるという効果を奏する。
【0083】この発明の請求項5に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を分配する電力分
配器と、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の
電力増幅装置であって、前記電力分配器に接続され分配
された第1の変調波信号を増幅する第1の電力増幅装置
と、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力
増幅装置であって、前記電力分配器に前記第1の電力増
幅装置と並列接続され分配された第2の変調波信号を増
幅する第2の電力増幅装置と、前記第1及び第2の電力
増幅装置の出力を合成する電力合成器とを備えたので、
問題となる半導体増幅器の奇数次の非線形歪によって発
生する相互変調歪を低減することができるという効果を
奏する。
【0084】この発明の請求項6に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を分配する電力分
配器と、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の
電力増幅装置であって、前記電力分配器に接続され分配
された第1の変調波信号を増幅する第1の電力増幅装置
と、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力
増幅装置であって、前記電力分配器に前記第1の電力増
幅装置と並列接続され分配された第2の変調波信号を増
幅する第2の電力増幅装置と、前記第1及び第2の電力
増幅装置の出力をそれぞれ空間に放射する第1及び第2
のアンテナとを備えたので、問題となる半導体増幅器の
奇数次の非線形歪によって発生する相互変調歪を低減す
ることができるという効果を奏する。
【0085】この発明の請求項7に係る電力増幅装置
は、以上説明したとおり、変調波信号を増幅する電力増
幅器と、前記電力増幅器の前段あるいは後段に歪補償回
路として接続された請求項1から請求項4までのいずれ
かに記載の電力増幅装置とを備えたので、問題となる電
力増幅器の半導体増幅器の奇数次の非線形歪によって発
生する相互変調歪を低減することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電力増幅装置
の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る電力増幅装置
の出力電力に対する3次の相互変調歪の関係を示す図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る電力増幅装置
の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る電力増幅装置
の出力電力に対する3次の相互変調歪の関係を示す図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る電力増幅装置
の構成を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る電力増幅装置
の出力電力に対する3次の相互変調歪の関係を示す図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態4に係る電力増幅装置
の構成を示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る電力増幅装置
の出力電力に対する3次の相互変調歪の関係を示す図で
ある。
【図9】 この発明の実施の形態5に係る電力増幅装置
の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係る電力増幅装
置の出力電力に対する3次の相互変調歪の関係を示す図
である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係る電力増幅装
置の構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に係る電力増幅装
置の入力電力に対する基本波及び相互変調歪の位相を示
す図である。
【図13】 この発明の実施の形態7に係る電力増幅装
置の構成を示す図である。
【図14】 従来の電力増幅装置の構成を示す図であ
る。
【図15】 従来の他の電力増幅装置の構成を示す図で
ある。
【図16】 従来の別の他の電力増幅装置の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 入力端子、2 入力整合回路、3 インダクタ、4
電源、5 トランジスタ、6 バイアス回路、7 ロ
ーパスフィルタ、8 インダクタ、9 インピーダンス
回路、10 出力整合回路、11 出力端子、12 電
源、13 バイアス回路、14 コンデンサ、15 コ
ンデンサ、16 ハイパスフィルタ、17 バイアス回
路、18 バンドパスフィルタ、19 信号源、20
バイアス回路、21 バイアス回路、22、23 電力
増幅装置、24 電力分配器、25 電力合成器、2
6、27 指向性アンテナ、28 電力増幅装置、29
電力増幅器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 正敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森 一富 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 康之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中畔 弘晶 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA27 CA73 CA75 CA76 CA81 FA08 FA10 GN02 GN04 GN05 HA09 HA26 HA32 HA33 HN13 HN14 HN17 HN18 KA12 KA29 KA32 KA42 KA46 KA48 MA22 SA14 TA01 TA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調波信号を増幅する半導体増幅器と、 前記半導体増幅器に電源を供給するとともに、増幅時に
    前記半導体増幅器の偶数次の非線形性により発生した変
    調波のベースバンド周波数の信号を反射して前記半導体
    増幅器に相互変調歪を発生させるバイアス回路とを備え
    たことを特徴とする電力増幅装置。
  2. 【請求項2】 変調波信号を増幅する半導体増幅器と、 前記半導体増幅器に電源を供給するとともに、増幅時に
    前記半導体増幅器の偶数次の非線形性により発生した変
    調波の2倍波の周波数の信号を反射して前記半導体増幅
    器に相互変調歪を発生させるバイアス回路とを備えたこ
    とを特徴とする電力増幅装置。
  3. 【請求項3】 変調波信号を増幅する半導体増幅器と、 前記半導体増幅器に電源を供給するとともに、変調波の
    ベースバンド周波数の信号を生成して前記半導体増幅器
    に注入し相互変調歪を発生させるバイアス回路とを備え
    たことを特徴とする電力増幅装置。
  4. 【請求項4】 変調波信号を増幅する半導体増幅器と、 前記半導体増幅器に電源を供給するとともに、変調波の
    2倍波の周波数の信号を生成して前記半導体増幅器に注
    入し相互変調歪を発生させるバイアス回路とを備えたこ
    とを特徴とする電力増幅装置。
  5. 【請求項5】 変調波信号を分配する電力分配器と、 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力増幅
    装置であって、前記電力分配器に接続され分配された第
    1の変調波信号を増幅する第1の電力増幅装置と、 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力増幅
    装置であって、前記電力分配器に前記第1の電力増幅装
    置と並列接続され分配された第2の変調波信号を増幅す
    る第2の電力増幅装置と、 前記第1及び第2の電力増幅装置の出力を合成する電力
    合成器とを備えたことを特徴とする電力増幅装置。
  6. 【請求項6】 変調波信号を分配する電力分配器と、 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力増幅
    装置であって、前記電力分配器に接続され分配された第
    1の変調波信号を増幅する第1の電力増幅装置と、 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電力増幅
    装置であって、前記電力分配器に前記第1の電力増幅装
    置と並列接続され分配された第2の変調波信号を増幅す
    る第2の電力増幅装置と、 前記第1及び第2の電力増幅装置の出力をそれぞれ空間
    に放射する第1及び第2のアンテナとを備えたことを特
    徴とする電力増幅装置。
  7. 【請求項7】 変調波信号を増幅する電力増幅器と、 前記電力増幅器の前段あるいは後段に歪補償回路として
    接続された請求項1から請求項4までのいずれかに記載
    の電力増幅装置とを備えたことを特徴とする電力増幅装
    置。
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CN112398449A (zh) * 2019-08-13 2021-02-23 立积电子股份有限公司 射频放大器电路

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