JP2003332852A - プリディストーション回路 - Google Patents

プリディストーション回路

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JP2003332852A
JP2003332852A JP2002135271A JP2002135271A JP2003332852A JP 2003332852 A JP2003332852 A JP 2003332852A JP 2002135271 A JP2002135271 A JP 2002135271A JP 2002135271 A JP2002135271 A JP 2002135271A JP 2003332852 A JP2003332852 A JP 2003332852A
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power
distortion
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Takayuki Chikusawa
貴行 築澤
Toshimitsu Matsuyoshi
俊満 松吉
Seiji Fujiwara
誠司 藤原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のプリディストーション回路において
は、歪み発生回路で発生する相互変調歪みの低域側のI
M3Lと高域側のIM3Uとのレベル差と、電力増幅器
121で発生する相互変調歪みの低域側のIM3Lと高
域側のIM3Uとのレベル差とが、互いに異なる場合に
は、充分に大きな歪み抑圧量を得ることが困難であっ
た。 【解決手段】 電力増幅器121の出力信号に基づき、
歪み発生回路112中のバリキャップダイオードを用い
て、歪み発生回路112の出力負荷インピーダンスを可
変させ、歪み発生回路での、IM3LとIM3Uとのレ
ベル差と、電力増幅器でのレベル差とを互いに等しくし
て、歪み抑圧を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として携帯電話
等の移動体通信用基地局装置に用いられている電力増幅
器に関するものであり、電力増幅器の非線形歪みを抑圧
して、高効率動作を行うことが可能なプリディストーシ
ョン回路などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話等の移動体通信用基地局
装置では、高効率で低歪みな増幅器装置が要求されてい
る。そこで、高効率かつ低歪みな増幅器を構成するため
に、例えばプリディストーション方式のような歪み補償
型の電力増幅器が用いられている。
【0003】図13に従来のプリディストーション回路
の構造を示しており、従来のプリディストーション回路
の構成について説明する。
【0004】図13において、201は入力端子、20
2は出力端子、203は電力分配器、204は遅延回
路、205は電力合成器、206は電力分配器、207
は遅延回路、208は電力合成器、209は入力回路、
210は歪み発生素子、211は出力回路、212は歪
み発生回路、213は可変位相器、214は可変減衰
器、215は可変位相器、216は可変減衰器、217
は方向性結合器、218は入力回路、219は電力増幅
素子、220は出力回路、221は電力増幅器、222
は方向性結合器、223はレベル検出器、224は制御
回路、225はレベル検出器、226は制御回路であ
る。
【0005】次に、以上のように構成された従来のプリ
ディストーション回路の動作について説明する。
【0006】入力端子201から入力された複数のキャ
リア周波数を持つ入力信号は、電力分配器203で2分
配される。電力分配器203によって2分配された一方
のキャリア信号は電力分配器206で2分配される。電
力分配器206によって2分配された一方のキャリア信
号は、歪み発生回路212の歪み発生素子210の非線
形により、キャリア信号とは他に歪み信号が発生され、
可変位相器213、可変減衰器214を通って位相およ
び振幅の調整を行い、電力合成器208に入力される。
【0007】電力分配器206によって2分配されたも
う一方のキャリア信号は、遅延回路207を通って電力
合成器208に入力される。電力合成器208によって
合成された信号は可変位相器215、可変減衰器216
通って位相および振幅の調整を行い、方向性結合器21
7によって2分配され、一方の信号は電力合成器205
に入力される。方向性結合器217によって2分配され
たもう一方の信号は、レベル検出器225を通って、制
御回路226に入力される。
【0008】制御回路226は、その入力レベルに応じ
て制御電圧を発生させ、その制御電圧は可変位相器21
3、可変減衰器214の制御端子に入力され、位相量と
減衰量を制御する。制御回路226は、遅延回路207
から出力されるキャリア信号と、可変減衰器214から
出力される信号のうちキャリア周波数成分の信号を等振
幅かつ逆位相となるように可変位相器213、可変減衰
器214を制御する。その結果、電力合成器208から
は、歪み発生手段で発生した歪み成分信号が出力され
る。
【0009】電力分配器203によって2分配されたも
う一方のキャリア信号は、遅延回路204を通って電力
合成器205に入力される。電力合成器205によって
合成された、歪み成分とキャリア成分を含んだ信号は電
力増幅器221によって増幅され、出力端子202より
出力される。
【0010】電力増幅器221と出力端子202との間
には方向性結合器222が挿入されており、電力増幅器
221から出力された信号の一部がレベル検出器223
を通って、制御回路224に与えられる。制御回路22
4は、電力合成器205から出力される歪み信号が、電
力増幅器221においてキャリア信号を増幅する時に発
生する相互変調歪み(以下では、「歪み」と表現する)
と等振幅かつ逆位相となるように、可変位相器215、
可変減衰器216を制御する。
【0011】このように、図13に示すプリディストー
ション回路では、電力増幅器221で発生する歪み信号
と等振幅かつ逆位相の歪み信号成分をキャリア信号に付
加させて電力増幅器221に入力することによって、電
力増幅器221で発生させる歪み信号を低減するように
している。
【0012】一般に、歪み発生回路212は、歪み発生
素子210、入力回路209、出力回路211によって
構成されている。歪み発生回路212を、図14を用い
て詳しく説明する。
【0013】図14において、231は入力端子、23
2は出力端子、233は入力整合回路、234は入力バ
イアス供給回路、235は出力バイアス供給回路、23
6は出力整合回路、237、239、244、246、
247、248はキャパシタ、238、245は伝送線
路、240、242はインダクタ、241は入力バイア
ス供給端子、243は出力バイアス供給端子である。
【0014】入力回路209は、入力整合回路233と
入力バイアス供給回路234によって構成されており、
出力回路211は、出力整合回路236と出力バイアス
供給回路235によって構成されている。
【0015】入力整合回路233は、伝送線路238と
キャパシタ237、247によって構成され、出力整合
回路236は、伝送線路245とキャパシタ246、2
48で構成されている。
【0016】入力バイアス供給回路234、出力バイア
ス供給回路235は、インダクタ240、242とキャ
パシタ239、244とバイアス供給端子241、24
3で構成されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】プリディストーション
回路の歪み抑圧量は、歪み発生回路と主増幅器との歪み
特性が、正確に逆特性(等振幅、逆位相)でなければそ
の効果は著しく減少することになる。
【0018】しかしながら、W−CDMAに代表される
近年のシステムにおいては、出力信号の平均電力のコン
トロール、包絡線の変動による瞬時電力の変化が存在
し、また、キャリア信号の周波数間隔の変化も存在す
る。
【0019】電力増幅器221で発生する歪みには、キ
ャリア周波数に対して低周波側に発生する3次変調歪み
(IM3Lとする)と、高周波側に発生する3次変調歪
み(IM3Uとする)があり、このIM3LとIM3U
のレベル差が電力レベルに応じて変動する場合、また、
キャリア信号の周波数間隔が変化する場合において、歪
み発生回路212で発生するIM3LとIM3Uの両方
を、電力増幅器221で発生するIM3LとIM3Uと
等振幅かつ逆位相とすることは困難である。
【0020】一般に、入力回路209、出力回路211
は、ある動作点(動作電力)、ある周波数間隔で調整さ
れており、キャパシタ237、239、244、24
6、247、248、インダクタ240、242、伝送
線路238、245の数値は固定されている。つまり、
入出力回路における入出力負荷インピーダンスは固定さ
れている。
【0021】したがって、その調整された動作点、周波
数間隔においては、歪み発生回路210と電力増幅器2
15のIM3LとIM3Uを共に等振幅かつ逆位相とす
ることは可能であるが、動作点、周波数間隔が変化する
と、IM3LとIM3Uのレベル差が電力増幅器221
と歪み発生回路212で異なってしまい、IM3L、I
M3Uの両方に対して充分な歪み抑圧量を得ることがで
きない。
【0022】本発明では上記の課題を考慮し、歪み発生
回路および電力増幅器のIM3LとIM3Uのレベル差
が電力レベルに応じて変動する場合やキャリア信号の周
波数間隔が変化する場合においても、大きな歪み補償量
を得ることが可能なプリディストーション回路を提供す
ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】第1の本発明(請求項1
に対応)は、キャリア信号を増幅する増幅部と、前記増
幅部にてキャリア信号を増幅する際に発生する歪み信号
と実質上同一の周波数の歪み信号を発生させる歪み生成
部とを備え、前記歪み生成部からの出力信号を前記増幅
部で増幅することによって前記キャリア信号を増幅の際
に発生する歪み信号を抑圧するプリディストーション回
路において、前記歪み生成部の負荷インピーダンスを変
える調整機構を備えるプリディストーション回路であ
る。
【0024】第2の本発明(請求項2に対応)は、前記
歪み生成部の負荷インピーダンスを変える調整機構に代
えて、前記増幅部の負荷インピーダンスを変える調整機
構を備える第1記載のプリディストーション回路であ
る。
【0025】第3の本発明(請求項3に対応)は、前記
負荷インピーダンスを変える調整機構は、前記増幅部の
出力信号のレベルをもとに調整する第1または2記載の
プリディストーション回路である。
【0026】第4の本発明(請求項4に対応)は、前記
負荷インピーダンスを変える調整機構は、可変キャパシ
タを用いる第1、2または3の本発明のプリディストー
ション回路である。
【0027】第5の本発明(請求項5に対応)は、前記
負荷インピーダンスを変える調整機構は、直列に接続さ
れた、可変キャパシタと伝送線路とを用いる第1、2ま
たは3の本発明のプリディストーション回路である。
【0028】第6の本発明(請求項6に対応)は、前記
可変キャパシタはバリキャップダイオードである第4、
または5の本発明のプリディストーション回路である。
【0029】第7の本発明(請求項7に対応)は、前記
負荷インピーダンスを変える調整機構は、可変インダク
タを用いる第1、2または3の本発明のプリディストー
ション回路である。
【0030】第8の本発明(請求項8に対応)は、入力
信号を分配する第1の電力分配器と、前記第1の電力分
配器の分配された一方の出力信号の伝播時間を遅延させ
る第1の遅延回路と、前記第1の電力分配器に分配され
た他方の出力信号を分配する第2の電力分配器と、前記
第2の電力分配器に分配された一方の出力信号の伝播時
間を遅延させる第2の遅延回路と、前記第2の電力分配
器に分配された他方の出力信号を入力し、歪み信号を発
生する、第1の入力回路、第1の歪み発生素子および第
1の出力回路で構成された第1の歪み発生回路と、前記
第1の歪み発生回路からの出力信号の位相および振幅を
調整する第1の可変位相器および第1の可変減衰器と、
前記第1の可変減衰器または第1の可変位相器からの出
力信号と、前記第2の遅延回路からの出力信号とを合成
する第1の電力合成器と、前記第1の電力合成器からの
出力信号の位相および振幅を調整する第2の可変位相器
および第2の可変減衰器と、前記第2の可変減衰器また
は第2の可変位相器からの出力信号を分配する第3の電
力分配器と、前記第3の電力分配器からの一方の出力信
号と前記第1の遅延回路からの出力信号とを合成する第
2の電力合成器と、前記第3の電力分配器からの他方の
出力信号のレベルを検出する第1のレベル検出器と、前
記第1のレベル検出器の出力信号をもとに制御信号を生
成する第1の制御回路と、前記第2の電力合成器からの
出力信号を増幅する、第2の入力回路、第1の電力増幅
素子および第2の出力回路で構成された第1の電力増幅
器と、前記第1の電力増幅器の出力信号を分配する第4
の電力分配器と、前記第4の電力分配器の出力信号のレ
ベルを検出する第2のレベル検出器と、前記第2のレベ
ル検出器の出力信号をもとに制御信号を生成する第2の
制御回路とを備え、前記第1の制御回路からの制御信号
により、前記第1の可変位相器および前記第1の可変減
衰器を制御し、前記第2の制御回路からの制御信号によ
り、前記第2の可変位相器および前記第2の可変減衰器
を制御するとともに、さらに、前記第1の入力回路、前
記第1の出力回路、前記第2の入力回路および前記第2
の出力回路のうち少なくとも1つを制御するプリディス
トーション回路である。
【0031】第9の本発明(請求項9に対応)は、前記
第1の歪み発生回路は、前記第1の歪み発生素子と、前
記第1の歪み発生素子の入力整合を行う第1の入力整合
回路と、前記第1の歪み発生素子の入力にバイアス電圧
を印加する第1の入力バイアス供給回路と、前記第1の
歪み発生素子の出力整合を行う第1の出力整合回路と、
前記第1の歪み発生素子の出力にバイアス電圧を印加す
る第1の出力バイアス供給回路とを有し、前記第1の入
力整合回路および前記第1の出力整合回路の少なくとも
1つは、負荷インピーダンスを変えることが可能な容量
可変キャパシタを用いている第8の本発明のプリディス
トーション回路である。
【0032】第10の本発明(請求項10に対応)は、
前記第1の電力増幅器は、前記第1の電力増幅素子と、
前記第1の電力増幅素子の入力整合を行う第2の入力整
合回路と、前記第1の電力増幅素子の入力にバイアス電
圧を印加する第2の入力バイアス供給回路と、前記第1
の電力増幅素子の出力整合を行う第2の出力整合回路
と、前記第1の電力増幅素子の出力にバイアス電圧を印
加する第2の出力バイアス供給回路とを有し、前記第2
の入力整合回路および前記第2の出力整合回路の少なく
とも1つは、負荷インピーダンスを変えることが可能な
容量可変キャパシタを用いている第8の本発明のプリデ
ィストーション回路である。
【0033】第11の本発明(請求項11に対応)は、
前記第1の歪み発生回路は、前記第1の歪み発生素子
と、前記第1の歪み発生素子の入力整合を行う第1の入
力整合回路と、前記第1の歪み発生素子の入力にバイア
ス電圧を印加する第1の入力バイアス供給回路と、前記
第1の歪み発生素子の出力整合を行う第1の出力整合回
路と、前記第1の歪み発生素子の出力にバイアス電圧を
印加する第1の出力バイアス供給回路とを有し、前記第
1の入力整合回路および前記第1の出力整合回路の少な
くとも1つは、負荷インピーダンスを変えることが可能
な、容量可変キャパシタと伝送線路とを直列に接続して
用いている第8の本発明のプリディストーション回路で
ある。
【0034】第12の本発明(請求項12に対応)は、
前記第1の電力増幅器は、前記第1の電力増幅素子と、
前記第1の電力増幅素子の入力整合を行う第2の入力整
合回路と、前記第1の電力増幅素子の入力にバイアス電
圧を印加する第2の入力バイアス供給回路と、前記第1
の電力増幅素子の出力整合を行う第2の出力整合回路
と、前記第1の電力増幅素子の出力にバイアス電圧を印
加する第2の出力バイアス供給回路とを有し、前記第2
の入力整合回路および前記第2の出力整合回路の少なく
とも1つは、負荷インピーダンスを変えることが可能
な、容量可変キャパシタと伝送線路とを直列に接続して
用いている第8の本発明のプリディストーション回路で
ある。
【0035】第13の本発明(請求項13に対応)は、
入力信号を分配する第5の電力分配器と、前記第5の電
力分配器の出力信号を分配する第6の電力分配器と、前
記第6の電力分配器の分配された一方の出力信号の伝播
時間を遅延させる第3の遅延回路と、前記第6の電力分
配器に分配された他方の出力信号を分配する第7の電力
分配器と、前記第7の電力分配器に分配された一方の出
力信号の伝播時間を遅延させる第4の遅延回路と、前記
第7の電力分配器に分配された他方の出力信号を入力す
ることで歪み信号を発生する、第3の入力回路、第2の
歪み発生素子および第3の出力回路で構成された第2の
歪み発生回路と、前記第2の歪み発生回路からの出力信
号の位相および振幅を調整する第3の可変位相器および
第3の可変減衰器と、前記第3の可変減衰器または第3
の可変位相器からの出力信号と前記第4の遅延回路から
の出力信号とを合成する第3の電力合成器と、前記第3
の電力合成器からの出力信号の位相および振幅を調整す
る第4の可変位相器および第4の可変減衰器と、前記第
4の可変減衰器または第5の可変位相器からの出力信号
を分配する第8の電力分配器と、前記第8の電力分配器
からの出力信号と前記第3の遅延回路からの出力信号と
を合成する第4の電力合成器と、前記第8の電力分配器
からの出力信号のレベルを検出する第3のレベル検出器
と、前記第3のレベル検出器の出力信号をもとに制御信
号を生成する第3の制御回路と、前記第4の電力合成器
からの出力信号を増幅する、第4の入力回路、第2の電
力増幅素子および第4の出力回路で構成された第2の電
力増幅器と、前記第2の電力増幅器の出力信号を分配す
る第9の電力分配器と、前記第9の電力分配器の出力信
号のレベルを検出する第4のレベル検出器と、前記第4
のレベル検出器の出力信号をもとに制御信号を生成する
第4の制御回路と、前記第5の電力分配器に分配された
他方の出力信号の包絡線成分を検波する第1の包絡線検
波器と、前記第1の包絡線検波器からの出力信号をもと
に制御信号を生成する第5の制御回路とを備え、前記第
3の制御回路からの制御信号により、前記第3の可変位
相器および前記第4の可変減衰器を制御し、前記第4の
制御回路からの制御信号により、前記第4の可変位相器
および前記第4の可変減衰器を制御し、前記第5の制御
回路からの制御信号により、前記第3の出力回路および
前記第4の出力回路のうち少なくとも1つを制御するプ
リディストーション回路である。
【0036】第14の本発明(請求項14に対応)は、
前記第4の制御回路からの制御信号により、前記第3の
入力回路、前記第3の出力回路、前記第4の入力回路お
よび前記第4の出力回路のうち少なくとも1つを制御す
る第13の本発明のプリディストーション回路である。
【0037】第15の本発明(請求項15に対応)は、
前記第3の入力整合回路、前記第3の出力整合回路、前
記第4の入力整合回路および前記第4の出力整合回路の
うち少なくとも1つは、容量可変キャパシタを用いてい
る第13または14の本発明のプリディストーション回
路である。
【0038】第16の本発明(請求項16に対応)は、
前記第3の入力整合回路、前記第3の出力整合回路、前
記第4の入力整合回路および前記第4の出力整合回路の
うち少なくとも1つは、負荷インピーダンスを変えるこ
とが可能な、容量可変キャパシタと伝送線路とを直列に
接続して用いている第13または14の本発明のプリデ
ィストーション回路である。
【0039】第17の本発明(請求項17に対応)は、
前記第2の歪み発生回路は、前記第2の歪み発生素子
と、前記第2の歪み発生素子の入力整合を行う第3の入
力整合回路と、前記第2の歪み発生素子の入力にバイア
ス電圧を印加する第3の入力バイアス供給回路と、前記
第2の歪み発生素子の出力整合を行う第3の出力整合回
路と、前記第2の歪み発生素子の出力にバイアス電圧を
印加する第3の出力バイアス供給回路とを有し、前記第
3の出力バイアス供給回路は、負荷インピーダンスを変
えることが可能な容量可変キャパシタを用いている第1
3から16のいずれかの本発明のプリディストーション
回路である。
【0040】第18の本発明(請求項18に対応)は、
前記第2の電力増幅器は、前記第2の電力増幅素子と、
前記第2の電力増幅素子の入力整合を行う第4の入力整
合回路と、前記第2の電力増幅素子の入力にバイアス電
圧を印加する第4の入力バイアス供給回路と、前記第2
の電力増幅素子の出力整合を行う第4の出力整合回路
と、前記第2の電力増幅素子の出力にバイアス電圧を印
加する第4の出力バイアス供給回路とを有し、前記第4
の出力バイアス供給回路は、負荷インピーダンスを変え
ることが可能な容量可変キャパシタを用いている第13
から16のいずれかの本発明のプリディストーション回
路である。
【0041】第19の本発明(請求項19に対応)は、
前記第3の出力バイアス供給回路と前記第4の出力バイ
アス供給回路のうち少なくとも1つ以上は、容量可変キ
ャパシタを用いている第13から16のいずれかの本発
明のプリディストーション回路である。
【0042】第20の本発明(請求項20に対応)は、
前記第1の包絡線検波器で検波された包絡線成分の出力
負荷インピーダンスがショートになるように、前記第3
および前記第4の出力バイアス供給回路の容量可変キャ
パシタの少なくとも1つ以上を制御する第17から19
のいずれかの本発明のプリディストーション回路であ
る。
【0043】第21の本発明(請求項21に対応)は、
前記容量可変キャパシタがバリキャップダイオードであ
る第17から20のいずれかの本発明のプリディストー
ション回路である。
【0044】第22の本発明(請求項22に対応)は、
前記第1から前記第4の入力整合回路および前記第1か
ら前記第4の出力整合回路は、可変インダクタを用いて
いる第13から16のいずれかの本発明のプリディスト
ーション回路である。
【0045】第23の本発明(請求項23に対応)は、
第1〜22のいずれかの本発明のプリディストーション
回路を備えた移動体通信用基地局装置である。
【0046】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、本発明は下記の実施の形態
に限定されるものではない。
【0047】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1におけるプリディストーション回路について、図1
〜図4を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の
形態1におけるプリディストーション回路の構造図であ
る。
【0048】図1において、101は入力端子、102
は出力端子、103は電力分配器、104は遅延回路、
105は電力合成器、106は電力分配器、107は遅
延回路、108は電力合成器、109は入力回路、11
0は歪み発生素子、111は出力回路、112は歪み発
生回路、113は可変位相器、114は可変減衰器、1
15は可変位相器、116は可変減衰器、117は方向
性結合器、118は入力回路、119は電力増幅素子、
120は出力回路、121は電力増幅器、122は方向
性結合器、123はレベル検出器、124は制御回路、
125はレベル検出器、126は制御回路である。
【0049】また、電力分配器103の入力端をポート
a、電力合成器105の入力端をポートb、ポートe、
出力端をポートf、電力合成器108の入力端をポート
c、ポートd、方向性結合器の出力端をポートgとす
る。
【0050】入力端子101は電力分配器103の入力
に接続され、電力分配器103の一方の出力は遅延回路
104を介して、電力合成器105の入力の一方に接続
されている。電力分配器103のもう一方の出力は、電
力分配器106の入力に接続され、電力分配器106の
一方の出力は歪み発生回路112、可変位相器113、
可変減衰器114を介して、電力合成器108の一方の
入力に接続されている。
【0051】電力分配器106のもう一方の出力は、遅
延回路107を介して、電力合成器108のもう一方の
入力に接続されている。電力合成器108の出力は、可
変位相器115、可変減衰器116を介して、方向性結
合器117の入力に接続され、方向性結合器117の出
力の一方は、電力合成器105のもう一方の入力に接続
されている。電力合成器105の出力は、電力増幅器1
21、方向性結合器122を介して、出力端子102に
接続されている。
【0052】方向性結合器117のもう一方の出力は、
レベル検出器125、制御回路126を介して、可変位
相器113、可変減衰器114の制御端子に接続されて
いる。方向性結合器122のもう一方の出力は、レベル
検出器123、制御回路124を介して、可変位相器1
15、可変減衰器116、出力回路111の制御端子に
接続されている。
【0053】例えば、歪み発生素子110、電力増幅素
子119には、電界効果トランジスタ(FET)等のト
ランジスタを用いる。また例えば、遅延回路104、1
07には、セミリジットケーブル等の同軸ケーブルを用
いる。また例えば、制御回路124、126は、記憶用
の装置としてROM等のメモリを用いて構成されてい
る。
【0054】また、歪み発生回路112は、入力回路1
09、歪み発生素子110、出力回路111で構成され
ており、電力増幅器121は、入力回路118、電力増
幅素子119、出力回路120で構成されている。
【0055】歪み発生回路112は、具体的には図2に
示す回路で構成されている。図2において、131は入
力端子、132は出力端子、133は入力整合回路、1
34は入力バイアス供給回路、135は出力バイアス供
給回路、136は出力整合回路、137、139、14
4、148、149、150はキャパシタ、138、1
45は伝送線路、140、142はインダクタ、141
は入力バイアス供給端子、143は出力バイアス供給端
子、146はバリキャップダイオード、147はバリキ
ャップダイオード制御端子である。
【0056】入力回路109は、入力整合回路133と
入力バイアス供給回路134によって構成されており、
出力回路111は、出力整合回路136と出力バイアス
供給回路135によって構成されている。入力整合回路
133は、伝送線路138とキャパシタ137、149
で構成されている。出力整合回路136は、伝送線路1
45とバリキャップダイオード146とバリキャップダ
イオード制御端子147とキャパシタ148、150で
構成されている。
【0057】入力バイアス供給回路134は、キャパシ
タ139、インダクタ140、入力バイアス供給端子1
41で構成されており、出力バイアス供給回路135
は、インダクタ142、出力バイアス供給端子143、
キャパシタ144で構成されている。
【0058】出力整合回路136において、印加電圧に
より容量値を可変できるバリキャップダイオード146
を用いることによって、出力回路の負荷インピーダンス
を変えることが可能となる。
【0059】次に、以上のように構成されたプリディス
トーション回路の動作について説明する。
【0060】入力端子101から入力された複数のキャ
リア周波数(周波数をf1、f2とする)を持つ入力信
号は、電力分配器103で2分配される。電力分配器1
03のポートaへの入力信号の周波数スペクトラムを図
3(a)に示す。電力分配器103で2分配された一方
の出力信号は、遅延回路104で遅延され、電力合成器
104のポートbに入力される。この時のポートbへの
入力信号の周波数スペクトラムを図3(b)に示す。ポ
ートbにおけるスペクトラムは、キャリア周波数成分の
み(f1、f2)である。
【0061】電力分配器103で2分配されたもう一方
の信号は、電力分配器106で2分配される。電力分配
器106で2分配された一方の出力信号は、遅延回路1
07で遅延され、電力合成器108のポートcに入力さ
れる。この時のポートcへの入力信号の周波数スペクト
ラムを図3(c)に示す。ポートcにおけるスペクトラ
ムは、ポートa、bと同様にキャリア周波数成分のみ
(f1、f2)である。
【0062】電力分配器106で2分配されたもう一方
の信号は、歪み発生回路112に入力される。歪み発生
回路112は、歪み発生素子110の非線形性のため
に、キャリア周波数(f1、f2)の他にキャリア周波
数の信号間の相互変調による歪み成分(ここではf3、
f4とする)を含んだ信号を出力する。
【0063】ここで、キャリア周波数(f1、f2)に
対して低周波側に発生する3次変調歪み(IM3L)を
f3、高周波側に発生する3次変調歪み(IM3U)を
f4とする。歪み発生回路112の出力信号は、可変位
相器113で位相を、可変減衰器114で振幅を調整さ
れ、電力合成器108のポートdに入力される。この時
のポートdへの入力信号の周波数スペクトラムを図3
(d)に示す。ポートdにおけるスペクトラムは、キャ
リア周波数成分(f1、f2)と歪み成分(f3、f
4)を含んでいる。
【0064】この時、ポートcにおける信号のキャリア
周波数成分(f1、f2)と、ポートdにおける信号の
キャリア周波数成分(f1、f2)が、等振幅かつ逆位
相となるように可変位相器113、可変減衰器114が
調整される。結果として、キャリア周波数成分(f1、
f2)は抑圧され、電力合成器108の出力信号は、歪
み成分(f3、f4)のみとなる。その信号は、可変位
相器115で位相を、可変減衰器116で振幅を調整さ
れ、方向性結合器117で2分配される。方向性結合器
117で2分配された一方の信号は、電力合成器105
のポートeに入力される。このときのポートeへの入力
信号の周波数スペクトラムを図3(e)に示す。
【0065】方向性結合器117で2分配されたもう一
方の信号は、レベル検出器125でその信号レベルが検
出され、その出力信号が制御回路126に入力される。
制御回路126は、出力信号のレベルに応じて制御電圧
を発生し、その制御電圧によって、可変位相器113、
可変減衰器114の制御端子に入力され、可変位相器1
13の位相量と可変減衰器114の減衰量を制御する。
【0066】電力合成器105のポートb、ポートeへ
の信号は、合成されポートfより出力され、電力増幅器
121に入力される。このときのポートfへの入力信号
の周波数スペクトラムを図3(f)に示す。ポートfに
おけるスペクトラムは、キャリア周波数成分(f1、f
2)と歪み成分(f3、f4)を含んでいる。
【0067】電力増幅器121は、本来、複数のキャリ
ア周波数(f1、f2)を持つ信号が入力されると、電
力増幅素子119の非線形性により、キャリア周波数
(f1、f2)の他にキャリア周波数の信号間の相互変
調による歪み成分(f3、f4)を含んだ信号を出力す
る特性を有している。この時の出力信号の周波数スペク
トラムを図3(g)に示す。
【0068】ここで、図3(f)に示す電力合成器10
5のポートfにおける歪み成分(f3、f4)と、図3
(g)に示す歪み成分(f3、f4)のキャリア周波数
成分(f1、f2)に対する相対レベルを等しくし、位
相が逆位相となるように、可変位相器115、可変減衰
器116、出力回路111を制御することによって、電
力増幅器121においては、歪み成分が抑圧されて、キ
ャリア周波数成分のみが出力されることになる。
【0069】電力増幅器121の出力信号は、方向性結
合器122で2分配されて、一方の信号は、出力端子1
02に出力される。この出力端子102に出力される信
号の周波数スペクトラムを図3(h)に示す。
【0070】方向性結合器122のもう一方の出力信号
は、レベル検出器123でその信号レベルが検出され、
その出力信号が制御回路124に入力される。制御回路
124は、出力信号のレベルに応じて制御電圧を発生
し、その制御電圧によって、可変位相器115、可変減
衰器116、出力回路111のバリキャップダイオード
制御端子147に入力される。可変位相器115は位相
量、可変減衰器116は減衰量、出力回路111はバリ
キャップダイオード146の容量値を制御する。
【0071】ここで、歪み発生回路112、電力増幅器
121において、IM3LとIM3Uのレベルに差があ
る場合について、図4を用いて説明を行う。ある動作点
Aにおいて、図4(a)、(b)に示すように、歪み発
生回路112のIM3LおよびIM3U、電力増幅器1
13のIM3LおよびIM3U共にレベル差がない場合
は、可変位相器113、115、可変減衰器114、1
16を制御することによって、ポートgでIM3L、I
M3U共に抑圧することは可能である。また、動作点B
において、図4(c)、(d)に示すように、歪み発生
回路112のIM3LおよびIM3U、電力増幅器11
3のIM3LおよびIM3U共に同じレベル差(図4
(c)、(d)では3dB)である場合は、動作点Aと
同様に、可変位相器113、115、可変減衰器11
4、116を制御することによって、ポートgでIM3
L、IM3U共に抑圧することは可能である。しかし、
図4(e)、(f)に示すように、動作点Cでは、歪み
発生回路112のIM3LおよびIM3Uはレベル差が
1dBであり、電力増幅器113のIM3LおよびIM
3U共には3dBのレベル差がある場合は、ポートgで
IM3L、IM3U両方を抑圧することは困難である。
このように、IM3LとIM3Uのレベル差が、歪み発
生回路112と電力増幅器121で異なる場合は、IM
3L、IM3U共に充分に大きな歪み抑圧を行うことは
困難である。
【0072】例えば、動作点A、動作点B、動作点Cを
図4(h)に示す。例えば、動作点Aと動作点Cの変化
の幅を10dBとする。
【0073】ここで、本実施の形態では、歪み発生回路
112の出力整合回路136に容量が可変できるバリキ
ャップダイオード146を用いることによって、歪み発
生回路112の出力負荷インピーダンスを変化させて、
IM3LとIM3Uのレベル差を図4(g)に示すよう
に3dBとすることによって、電力増幅器121のIM
3LとIM3Uのレベル差と等しくし、IM3L、IM
3U両方において歪み抑圧を行うことが可能となる。
【0074】この時、レベル検出器123で信号レベル
が検出され、その出力信号が制御回路124に入力され
るが、制御回路124は、出力信号のレベルに応じて制
御電圧を発生し、その制御電圧は、バリキャップダイオ
ード制御端子147に入力され、歪み発生回路112の
IM3LとIM3Uのレベル差が、電力増幅器のそれと
等しくなるようにバリキャップダイオード146の容量
値を変化させる。また、制御電圧は、可変位相器11
5、可変減衰器116に送られ、可変位相器115は位
相量、可変減衰器116は減衰量を制御する。
【0075】このようにすることによって、歪み発生回
路112と電力増幅器121のIM3LとIM3Uのレ
ベル差が異なる場合においても、動作点の変化に応じ
て、電力増幅器115に入力される歪み成分信号の振幅
と位相が最適になるように制御することが可能となる。
【0076】また、上記では、歪み発生回路112の出
力回路111の整合回路136に容量値を可変できるバ
リキャップダイオード146を用いて、出力回路111
の負荷インピーダンスを可変することができるとした
が、図5に示す回路を用いても良い。151はバリキャ
ップダイオード、152はバリキャップダイオード制御
端子、153、154はキャパシタであり、図2と同じ
構成要素には、同一の符号を付与している。入力回路1
09の整合回路133にバリキャップダイオード151
を用いて、出力整合回路にキャパシタ153を用いて、
入力回路109の負荷インピーダンスを可変できるよう
にしている。この場合でも本実施の形態と同様の効果が
得られる。
【0077】なお、本実施の形態では、歪み発生回路1
12を図2に示す回路で構成したが、電力増幅器121
を図2に示す回路で構成しても良い。つまり、出力回路
120の出力整合回路136において、バリキャップダ
イオード146を用いることによって、電力増幅器12
1の出力負荷インピーダンスを可変とすることができ
る。この場合は、制御回路124によって、出力回路1
20のバリキャップダイオード146の容量値を制御す
る。
【0078】また、電力増幅器121を図5に示す回路
で構成しても良い。つまり、入力回路118の入力整合
回路133において、バリキャップダイオード151を
用いることによって、電力増幅器121の入力負荷イン
ピーダンスを可変とすることができる。この場合は、制
御回路124によって、入力回路118のバリキャップ
ダイオード151の容量値を制御する。以上の場合で
も、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0079】なお、本実施の形態では、歪み発生素子1
10、電力増幅素子119を電界効果トランジスタ(F
ET)を用いて構成したが、これを両者ともバイポーラ
トランジスタを用いても良い。また、歪み発生素子11
0には、ダイオードを用いても良い。以上の場合でも、
本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0080】なお、本実施の形態では、遅延回路10
4、107として、セミリジットケーブル等の同軸ケー
ブルを用いて構成したが、これを遅延フィルタ、もしく
は例えばマイクロストリップ線路のような伝送線路を用
いても良い。また、例えば可変遅延フィルタのように遅
延時間の変えることが可能な遅延回路を用いても良い。
以上の場合でも、本実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0081】なお、本実施の形態では、入力回路10
9、118、出力回路111、120において、どれか
一つにおいてバリキャップダイオードを用いて、その負
荷インピーダンスを可変とすることができるとしている
が、入力回路109、118、出力回路111、120
の少なくとも一つ以上にバリキャップダイオードを用い
た場合でも、本実施の形態と同様な効果が得られる。
【0082】なお、本実施の形態では、入出力回路の負
荷インピーダンスを変えるために、バリキャップダイオ
ードを用いて構成しているが、これを別の容量値を変え
ることが可能な容量可変キャパシタを用いても、本実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0083】なお、本実施の形態では、入出力回路の負
荷インピーダンスを変えるために、バリキャップダイオ
ードを用いて構成しているが、これをインダクタンス値
を変えることが可能な可変インダクタを用いても、本実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0084】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2におけるプリディストーション回路について、図6
〜図8を参照しながら説明する。図6において、実施の
形態1と同じ構成要素には、図2、図5と同一の符号を
付与している。本実施の形態の構造図は、実施の形態1
と同様、図1に示している。以下には、実施の形態1と
異なる箇所だけを説明する。
【0085】本実施の形態では、図1に示すプリディス
トーション回路の歪み発生回路112として、図6に示
す回路構成のものを用いる。
【0086】実施の形態1では、出力回路111の出力
整合回路136を伝送線路145とバリキャップダイオ
ード146とバリキャップダイオード制御端子147と
キャパシタ148、150で構成しているが、本実施の
形態では、出力整合回路136を伝送線路145、16
0、バリキャップダイオード146、バリキャップダイ
オード制御端子147、キャパシタ148、150で構
成する。
【0087】バリキャップダイオード146は、制御電
圧によってその容量値を制御しているが、そのインピー
ダンスは、容量性の領域しか制御することは出来ない。
このことを図7を用いて説明する。図7にスミスチャー
トを示しているが、その円の半分より下の領域(X)を
容量性といい、上の領域(Y)を誘導性という。容量性
のバリキャップダイオードを用いると、そのインピーダ
ンスは容量性を示し、誘導性のインピーダンスにはなら
ない。
【0088】例えば、バリキャップダイオードの容量値
が、点Eであるとする。ここで、その容量値を大きくし
ていくと、そのインピーダンス値は曲線R上を移動して
いき、S点に近づく。しかし、いくら容量値を大きな値
としても、そのインピーダンスは誘導性を示すことは無
い。つまり、スミスチャート上の上半分の領域(領域
Y)になることはない。
【0089】そこで、図6に示すように、伝送線路16
0とバリキャップダイオード146を直列に接続した構
成とする。
【0090】例えば、伝送線路160の長さをキャリア
周波数の4分の1波長とする。今、バリキャップダイオ
ードの容量値を図6のE点であるとすると、キャリア周
波数の4分の1波長の伝送線路とバリキャップダイオー
ドを直列に接続したときのインピーダンスは、F点にな
る。つまり、4分の1波長の伝送線路は、スミスチャー
トの中心点に対して対称の点に、インピーダンスを変換
することができる。
【0091】本実施の形態では、図1に示すプリディス
トーション回路の歪み発生回路112を図6に示す回路
構成とすることによって、図6のn点から伝送線路16
0、バリキャップダイオード146を見たインピーダン
スを、図7の誘導性の領域(領域Y)においても制御す
ることが可能となる。
【0092】また、上記では歪み発生回路112の出力
回路111の整合回路136を伝送線路145、16
0、バリキャップダイオード146、バリキャップダイ
オード制御端子147、キャパシタ148、150を用
いて、出力回路111の負荷インピーダンスを可変する
ことができるとしたが、図8に示す回路を用いても良
い。161は伝送線路であり、図5と同じ構成要素に
は、同一の符号を付与している。入力回路109の整合
回路133に伝送線路161、バリキャップダイオード
151を直列に接続して用いることによって、図8のm
点から伝送線路161、バリキャップダイオード151
を見たインピーダンスを図7の誘導性の領域(領域Y)
においても、可変できるようにしている。この場合でも
本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0093】なお、本実施の形態では、歪み発生回路1
12を図6に示す回路で構成したが、電力増幅器121
を図6に示す回路で構成しても良い。つまり、出力回路
120の出力整合回路136において、伝送線路160
とバリキャップダイオード146を直列に接続すること
によって、電力増幅器121においても、n点から伝送
線路160、バリキャップダイオード146を見たイン
ピーダンスを、誘導性の領域(領域Y)においても可変
とすることができる。この場合は、制御回路124によ
って、出力回路120のバリキャップダイオード146
の容量値を制御する。また、電力増幅器121を図8に
示す回路で構成しても良い。つまり、入力回路118の
入力整合回路133において、伝送線路161とバリキ
ャップダイオード151を直列に接続することによっ
て、電力増幅器121のm点から伝送線路161、バリ
キャップダイオード151を見たインピーダンスを、誘
導性の領域(領域Y)においても可変とすることができ
る。この場合は、制御回路124によって、入力回路1
18のバリキャップダイオード151の容量値を制御す
る。以上の場合でも、本実施の形態と同様の効果が得ら
れる。
【0094】なお、本実施の形態では、歪み発生素子1
10、電力増幅素子119を電界効果トランジスタ(F
ET)を用いて構成したが、これを両者ともバイポーラ
トランジスタを用いても良い。また、歪み発生素子11
0には、ダイオードを用いても良い。以上の場合でも、
本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0095】なお、本実施の形態では、遅延回路10
4、107として、セミリジットケーブル等の同軸ケー
ブルを用いて構成したが、これを遅延フィルタ、もしく
は例えばマイクロストリップ線路のような伝送線路を用
いても良い。また、例えば可変遅延フィルタのように遅
延時間の変えることが可能な遅延回路を用いても良い。
以上の場合でも、本実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0096】なお、本実施の形態では、入力回路10
9、118、出力回路111、120において、どれか
一つにおいて伝送線路とバリキャップダイオードを直列
に接続してその負荷インピーダンスを可変とすることが
できるとしているが、入力回路109、118、出力回
路111、120の少なくとも一つ以上に伝送線路とバ
リキャップダイオードを直列に接続した場合でも、本実
施の形態と同様な効果が得られる。
【0097】なお、本実施の形態では、入出力回路の負
荷インピーダンスを変えるために、バリキャップダイオ
ードを用いて構成しているが、これを別の容量値を変え
ることが可能な容量可変キャパシタを用いても、本実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0098】なお、本実施の形態では、入出力回路の負
荷インピーダンスを変えるために、バリキャップダイオ
ードを用いて構成しているが、これをインダクタンス値
を変えることが可能な可変インダクタを用いても、本実
施の形態と同様の効果が得られる。
【0099】なお、本実施の形態では、伝送線路160
の長さをキャリア周波数の4分の1波長としたが、伝送
線路の長さはいくらでも良い。また、伝送線路161の
長さについても同様、キャリア周波数の4分の1波長で
なくても良い。以上の場合でも、本実施の形態と同様の
効果が得られる。
【0100】(実施の形態3)以下、本発明の実施の形
態3におけるプリディストーション回路について、図9
を参照しながら説明する。図9は、本発明の実施の形態
3におけるプリディストーション回路の構造図である。
図9において、実施の形態1と同じ構成要素には、図1
と同一の符号を付与している。以下には、実施の形態1
と異なる箇所だけを説明する。
【0101】本実施の形態では、図9に示すプリディス
トーション回路の歪み発生回路112、電力増幅器12
1として、図10に示す回路構成のものを用いる。
【0102】実施の形態1、2では、入力端子101を
電力分配器103のポートaに接続していたが、その間
に方向性結合器170を接続しており、方向性結合器1
70の出力の一方を電力分配器103のポートaに接続
している。また、方向性結合器170のもう一方の出力
には、包絡線検波器171が接続されており、その出力
は制御回路172に接続されている。制御回路172の
出力は、歪み発生回路112、電力増幅器121の出力
バイアス供給回路135のバリキャップダイオード18
0のバリキャップダイオード制御端子181に接続され
ている。
【0103】実施の形態1、2では、入力整合回路13
3、出力整合回路136をバリキャップダイオード14
6、151を用いて構成しているが、本実施の形態で
は、出力バイアス供給回路135をインダクタ142、
キャパシタ144、182、バリキャップダイオード1
80、バリキャップダイオード制御端子181で構成す
る。制御回路172は、記憶用の装置としてROM等の
メモリを用いて構成されている。
【0104】電力増幅器121に用いられるトランジス
タは、飽和電力が大きくなる(トランジスタのサイズが
大きくなる)と、キャリア周波数の低周波側に発生する
歪み成分IM3Lのレベルと、高周波側に発生する歪み
成分IM3Uとのレベルに差が生じる。これは、キャリ
ア信号の周波数間隔(ここではΔf=f2−f1とす
る)の出力負荷インピーダンスが大きく影響している。
このΔfにおける出力負荷インピーダンスを図7のS点
(ここではショート点とする)に近付けることによっ
て、IM3LとIM3Uのレベル差は小さくなるが、こ
のことを図11、図12を用いて説明する。ここで、Δ
fがΔf1の場合、Δf1における出力負荷インピーダ
ンスが図11のT点の場合と、ショートに近付けたU点
の場合の電力増幅器121の出力信号の周波数スペクト
ラムを図12(a)、(b)に示す。例えば、図12
(a)に示すように、T点の場合、IM3LとIM3U
とのレベル差は10dBであるとすると、U点における
IM3LとIM3Uとのレベル差は図12(b)に示す
ように例えば、3dBとなる。
【0105】また、歪み発生回路112で用いるような
飽和電力の小さなトランジスタは、一般にIM3LとI
M3Uのレベルの差は小さい。Δf1における出力負荷
インピーダンスを図11のT点とU点としたときの歪み
発生回路112の出力される信号の周波数スペクトラム
を図12(c)、(d)に示す。例えば、図12(c)
に示すように、T点の場合、IM3LとIM3Uとのレ
ベル差は3dBであるとすると、U点におけるIM3L
とIM3Uとのレベル差は図12(d)に示すように例
えば、0.5dBとなる。また、Δf1における出力負
荷インピーダンスを、図7のS点にした場合の歪み発生
回路112、電力増幅器121の出力される信号スペク
トラムを図12(e)、(f)に示す。
【0106】このように、Δfにおける出力負荷インピ
ーダンスによって、IM3LとIM3Uのレベル差が異
なる。
【0107】ここで、キャリア信号の周波数間隔Δfを
Δf2とし、Δf2における出力負荷インピーダンスを
図7のS点であるとすると、このときの歪み発生回路1
12、電力増幅器121の出力される信号スペクトラム
は図12(e)、(f)に示す結果と同様、歪み発生器
112、電力増幅器121共にIM3LとIM3Uのレ
ベル差はゼロとなる。しかし、ΔfがΔf1に変化した
場合は、歪み発生器112、電力増幅器121の出力負
荷インピーダンスはS点ではなくなり、例えば図11の
U点になるとすると、その時の信号スペクトラムは図1
2(c)、(d)に示すようになる。歪み発生回路11
2では、IM3LとIM3Uとのレベル差は0.5dB
となり、電力増幅器121のIM3LとIM3Uとのレ
ベル差は3dBとなるように、歪み発生回路112と電
力増幅器121で、レベル差が異なってしまう。
【0108】このように、キャリア信号の周波数間隔Δ
fが変化すると、歪み発生回路112と電力増幅器12
1において、IM3LとIM3Uのレベル差が異なり、
IM3L、IM3Uの両方において歪み抑圧を行う条件
(歪み成分を等振幅かつ逆位相)とすることが困難とな
る。
【0109】そこで、本実施の形態では、出力バイアス
供給回路135にバリキャップダイオード180を用い
ることによって、キャリア信号の周波数間隔Δfが変化
した場合、Δfにおける出力負荷インピーダンスを変化
させて、歪み発生回路112のIM3LとIM3Uとの
レベル差を、電力増幅器121のIM3L、IM3Uの
レベル差と等しくすることが可能となる。例えば、Δf
1の場合、歪み発生回路112、電力増幅器121共に
出力負荷インピーダンスをS点とすることによって、I
M3LとIM3Uとのレベル差をゼロにする。あるい
は、歪み発生回路112の出力負荷インピーダンスをT
点とし、電力増幅器121の出力負荷インピーダンスを
U点とすることによって、歪み発生回路112、電力増
幅器121共にIM3LとIM3Uのレベル差は3dB
となり、IM3LとIM3Uの両方において、充分な歪
み抑圧量を得ることが可能となる。
【0110】入力端子101から入力された信号は、方
向性結合器170に入力され、一方の信号は電力分配器
103に入力される。方向性結合器170のもう一方の
出力信号は、包絡線検波器171で包絡線検波され、包
絡線成分のみが出力される。その出力信号は、制御回路
172に入力される。そして、入力された信号に応じ
て、Δfの周波数が検出され、それに応じた制御信号が
発生し、歪み発生回路112、電力増幅器121の出力
バイアス供給回路135のバリキャップダイオード18
0のバリキャップダイオード制御端子181に入力され
る。その制御電圧に応じて、バリキャップダイオード1
80は、Δfの周波数における出力負荷インピーダンス
がS点(ショート)になるようにその容量値を制御す
る。
【0111】このようにすることによって、キャリア信
号の周波数間隔(Δf)が変化した場合でも、歪み発生
回路112、電力増幅器121の歪み成分のIM3Lと
IM3U共にそのレベルを揃えることが可能となり、充
分大きな歪み抑圧量を得ることが可能となる。
【0112】なお、本実施の形態では、制御回路172
で、キャリア信号の周波数間隔(Δf)の出力負荷イン
ピーダンスをショートになるように制御したが、これ
は、歪み発生回路112のIM3LとIM3Uのレベル
差と、電力増幅器121のIM3LとIM3Uのレベル
差が等しくなるように制御した場合でも、本実施の形態
と同様の効果が得られる。
【0113】なお、本実施の形態では、歪み発生回路1
12と電力増幅器121の出力回路111、120の両
方の出力バイアス供給回路にバリキャップダイオードを
用いたが、これをどちらか1つ以上に使用した場合で
も、本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0114】なお、本実施の形態では、制御回路172
で、歪み発生回路112の出力回路111と電力増幅器
121の出力回路120の出力バイアス供給回路のバリ
キャップダイオードを制御しているが、これをどちらか
1つ以上の出力回路を制御した場合でも、本実施の形態
と同様の効果が得られる。
【0115】なお、本実施の形態では、入力回路10
9、118の入力整合回路133、出力回路111、1
20の出力整合回路136において、バリキャップダイ
オードを用いて入出力負荷インピーダンスを変化させて
いないが、入力回路109、118、出力回路111、
120の整合回路に少なくとも一つ以上においてバリキ
ャップダイオードを用いた場合でも、本実施の形態と同
様な効果が得られる。
【0116】なお、本実施の形態では、歪み発生素子1
10、電力増幅素子119を電界効果トランジスタ(F
ET)を用いて構成したが、これを両者ともバイポーラ
トランジスタを用いても良い。また、歪み発生素子11
0には、ダイオードを用いても良い。以上の場合でも、
本実施の形態と同様の効果が得られる。
【0117】なお、本実施の形態では、遅延回路10
4、107として、セミリジットケーブル等の同軸ケー
ブルを用いて構成したが、これを遅延フィルタ、もしく
は例えばマイクロストリップ線路のような伝送線路を用
いても良い。また、例えば可変遅延フィルタのように遅
延時間の変えることが可能な遅延回路を用いても良い。
以上の場合でも、本実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0118】なお、本実施の形態では、入出力回路の負
荷インピーダンスを変えるために、バリキャップダイオ
ードを用いて構成しているが、これを別の容量値を変え
ることが可能な容量可変キャパシタを用いても、本実施
の形態と同様の効果が得られる。
【0119】また、本発明において、位相量の制御と、
振幅の制御の順序は、上記実施の形態では、まず位相量
を制御し、その出力信号について振幅制御したが、この
逆でもかまわない。
【0120】なお、別の本発明は、上述した本発明のい
ずれかのプリディストーション回路を備えた移動体通信
用基地局装置である。
【0121】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明は、広い動作電力範囲において、大きな歪み補償
量を得ることが可能なプリディストーション回路を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のプリディストーション
回路の構造図
【図2】本発明の実施の形態1の歪み発生回路の構造図
【図3】(a) ポートaにおける信号の周波数スペク
トラムの説明図 (b) ポートbにおける信号の周波数スペクトラムの
説明図 (c) ポートcにおける信号の周波数スペクトラムの
説明図 (d) ポートdにおける信号の周波数スペクトラムの
説明図 (e) ポートeにおける信号の周波数スペクトラムの
説明図 (f) ポートfにおける信号の周波数スペクトラムの
説明図 (g) 電力増幅器単体の出力信号の周波数スペクトラ
ムの説明図 (h) ポートgにおける信号の周波数スペクトラムの
説明図
【図4】(a) A点における歪み発生回路の出力信号
の周波数スペクトラムの説明図 (b) A点における電力増幅器の出力信号の周波数ス
ペクトラムの説明図 (c) B点における歪み発生回路の出力信号の周波数
スペクトラムの説明図 (d) B点における電力増幅器の出力信号の周波数ス
ペクトラムの説明図 (e) C点における歪み発生回路の出力信号の周波数
スペクトラムの説明図 (f) C点における電力増幅器の出力信号の周波数ス
ペクトラムの説明図 (g) C点における負荷調整後の歪み発生回路の出力
信号の周波数スペクトラムの説明図 (h) 動作点A、B、Cの説明図
【図5】本発明の実施の形態1の歪み発生回路の構造図
【図6】本発明の実施の形態2の歪み発生回路の構造図
【図7】本発明の実施の形態2の負荷インピーダンスの
変化の様子を説明するスミスチャート図
【図8】本発明の実施の形態2の歪み発生回路の構造図
【図9】本発明の実施の形態3のプリディストーション
回路の構造図
【図10】本発明の実施の形態3の歪み発生回路の構造
【図11】本発明の実施の形態3の負荷インピーダンス
について説明するスミスチャート図
【図12】(a) T点における電力増幅器の出力信号
の周波数スペクトラムの説明図 (b) U点における電力増幅器の出力信号の周波数ス
ペクトラムの説明図 (c) T点における歪み発生回路の出力信号の周波数
スペクトラムの説明図 (d) U点における歪み発生回路の出力信号の周波数
スペクトラムの説明図 (e) S点における電力増幅器の出力信号の周波数ス
ペクトラムの説明図 (f) S点における歪み発生回路の出力信号の周波数
スペクトラムの説明図
【図13】従来のプリディストーション回路の構造図
【図14】従来の歪み発生回路の構造図
【符号の説明】
101、131、201、231 入力端子 102、132、202、232 出力端子 103、106、203、206 電力分配器 104、107、204、207 遅延回路 105、108、205、208 電力合成器 109、118、209、218 入力回路 110、210 歪み発生素子 111、120、211、220 出力回路 112、212 歪み発生回路 113、115、213、215 可変位相器 114、116、214、216 可変減衰器 117、122、170、217、222 方向性結合
器 119、219 電力増幅素子 121、221 電力増幅器 123、125、223、225 レベル検出器 124、126、172、224、226 制御回路 133、233 入力整合回路 134、234 入力バイアス供給回路 135、235 出力バイアス供給回路 136、236 出力整合回路 137、139、144、148、149、150、1
53、154、182、237、239、244、24
6、247、248 キャパシタ 138、145、160、161、238、245 伝
送線路 140、142、240、242 インダクタ 141、241 入力バイアス供給端子 143、243 出力バイアス供給端子 146、151、180 バリキャップダイオード 147、152、181 バリキャップダイオード制御
端子 171 包絡線検波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 誠司 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 FA01 FA20 GN03 GN05 HA09 HA21 HA29 HA30 HA33 KA12 KA15 KA16 KA23 KA29 KA55 KA68 SA13 TA01 TA03 TA05 5J500 AA01 AA41 AC21 AF01 AF20 AH09 AH21 AH29 AH30 AH33 AK12 AK15 AK16 AK23 AK29 AK55 AK68 AS13 AT01 AT03 AT05 5K060 BB07 CC04 CC13 DD04 HH06 HH09 KK06

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリア信号を増幅する増幅部と、 前記増幅部にてキャリア信号を増幅する際に発生する歪
    み信号と実質上同一の周波数の歪み信号を発生させる歪
    み生成部とを備え、 前記歪み生成部からの出力信号を前記増幅部で増幅する
    ことによって、 前記キャリア信号を増幅する際に発生する歪み信号を抑
    圧するプリディストーション回路において、 前記歪み生成部の負荷インピーダンスを変える調整機構
    を備えるプリディストーション回路。
  2. 【請求項2】 前記歪み生成部の負荷インピーダンスを
    変える調整機構に代えて、前記増幅部の負荷インピーダ
    ンスを変える調整機構を備える請求項1記載のプリディ
    ストーション回路。
  3. 【請求項3】 前記負荷インピーダンスを変える調整機
    構は、前記増幅部の出力信号のレベルをもとに調整する
    請求項1または2記載のプリディストーション回路。
  4. 【請求項4】 前記負荷インピーダンスを変える調整機
    構は、可変キャパシタを用いる請求項1、2または3記
    載のプリディストーション回路。
  5. 【請求項5】 前記負荷インピーダンスを変える調整機
    構は、直列に接続された、可変キャパシタと伝送線路と
    を用いる請求項1、2または3記載のプリディストーシ
    ョン回路。
  6. 【請求項6】 前記可変キャパシタはバリキャップダイ
    オードである請求項4、または5記載のプリディストー
    ション回路。
  7. 【請求項7】 前記負荷インピーダンスを変える調整機
    構は、可変インダクタを用いる請求項1、2または3記
    載のプリディストーション回路。
  8. 【請求項8】 入力信号を分配する第1の電力分配器
    と、 前記第1の電力分配器の分配された一方の出力信号の伝
    播時間を遅延させる第1の遅延回路と、 前記第1の電力分配器に分配された他方の出力信号を分
    配する第2の電力分配器と、 前記第2の電力分配器に分配された一方の出力信号の伝
    播時間を遅延させる第2の遅延回路と、 前記第2の電力分配器に分配された他方の出力信号を入
    力し、歪み信号を発生する、第1の入力回路、第1の歪
    み発生素子および第1の出力回路で構成された第1の歪
    み発生回路と、 前記第1の歪み発生回路からの出力信号の位相および振
    幅を調整する第1の可変位相器および第1の可変減衰器
    と、 前記第1の可変減衰器または第1の可変位相器からの出
    力信号と、前記第2の遅延回路からの出力信号とを合成
    する第1の電力合成器と、 前記第1の電力合成器からの出力信号の位相および振幅
    を調整する第2の可変位相器および第2の可変減衰器
    と、 前記第2の可変減衰器または第2の可変位相器からの出
    力信号を分配する第3の電力分配器と、 前記第3の電力分配器からの一方の出力信号と前記第1
    の遅延回路からの出力信号とを合成する第2の電力合成
    器と、 前記第3の電力分配器からの他方の出力信号のレベルを
    検出する第1のレベル検出器と、 前記第1のレベル検出器の出力信号をもとに制御信号を
    生成する第1の制御回路と、 前記第2の電力合成器からの出力信号を増幅する、第2
    の入力回路、第1の電力増幅素子および第2の出力回路
    で構成された第1の電力増幅器と、 前記第1の電力増幅器の出力信号を分配する第4の電力
    分配器と、 前記第4の電力分配器の出力信号のレベルを検出する第
    2のレベル検出器と、 前記第2のレベル検出器の出力信号をもとに制御信号を
    生成する第2の制御回路とを備え、 前記第1の制御回路からの制御信号により、前記第1の
    可変位相器および前記第1の可変減衰器を制御し、 前記第2の制御回路からの制御信号により、前記第2の
    可変位相器および前記第2の可変減衰器を制御するとと
    もに、さらに、前記第1の入力回路、前記第1の出力回
    路、前記第2の入力回路および前記第2の出力回路のう
    ち少なくとも1つを制御するプリディストーション回
    路。
  9. 【請求項9】 前記第1の歪み発生回路は、前記第1の
    歪み発生素子と、前記第1の歪み発生素子の入力整合を
    行う第1の入力整合回路と、前記第1の歪み発生素子の
    入力にバイアス電圧を印加する第1の入力バイアス供給
    回路と、前記第1の歪み発生素子の出力整合を行う第1
    の出力整合回路と、前記第1の歪み発生素子の出力にバ
    イアス電圧を印加する第1の出力バイアス供給回路とを
    有し、 前記第1の入力整合回路および前記第1の出力整合回路
    の少なくとも1つは、負荷インピーダンスを変えること
    が可能な容量可変キャパシタを用いている請求項8に記
    載のプリディストーション回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の電力増幅器は、前記第1の
    電力増幅素子と、前記第1の電力増幅素子の入力整合を
    行う第2の入力整合回路と、前記第1の電力増幅素子の
    入力にバイアス電圧を印加する第2の入力バイアス供給
    回路と、前記第1の電力増幅素子の出力整合を行う第2
    の出力整合回路と、前記第1の電力増幅素子の出力にバ
    イアス電圧を印加する第2の出力バイアス供給回路とを
    有し、 前記第2の入力整合回路および前記第2の出力整合回路
    の少なくとも1つは、負荷インピーダンスを変えること
    が可能な容量可変キャパシタを用いている請求項8に記
    載のプリディストーション回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の歪み発生回路は、前記第1
    の歪み発生素子と、前記第1の歪み発生素子の入力整合
    を行う第1の入力整合回路と、前記第1の歪み発生素子
    の入力にバイアス電圧を印加する第1の入力バイアス供
    給回路と、前記第1の歪み発生素子の出力整合を行う第
    1の出力整合回路と、前記第1の歪み発生素子の出力に
    バイアス電圧を印加する第1の出力バイアス供給回路と
    を有し、 前記第1の入力整合回路および前記第1の出力整合回路
    の少なくとも1つは、負荷インピーダンスを変えること
    が可能な、容量可変キャパシタと伝送線路とを直列に接
    続して用いている請求項8に記載のプリディストーショ
    ン回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の電力増幅器は、前記第1の
    電力増幅素子と、前記第1の電力増幅素子の入力整合を
    行う第2の入力整合回路と、前記第1の電力増幅素子の
    入力にバイアス電圧を印加する第2の入力バイアス供給
    回路と、前記第1の電力増幅素子の出力整合を行う第2
    の出力整合回路と、前記第1の電力増幅素子の出力にバ
    イアス電圧を印加する第2の出力バイアス供給回路とを
    有し、 前記第2の入力整合回路および前記第2の出力整合回路
    の少なくとも1つは、負荷インピーダンスを変えること
    が可能な、容量可変キャパシタと伝送線路とを直列に接
    続して用いている請求項8に記載のプリディストーショ
    ン回路。
  13. 【請求項13】 入力信号を分配する第5の電力分配器
    と、 前記第5の電力分配器の出力信号を分配する第6の電力
    分配器と、 前記第6の電力分配器の分配された一方の出力信号の伝
    播時間を遅延させる第3の遅延回路と、 前記第6の電力分配器に分配された他方の出力信号を分
    配する第7の電力分配器と、 前記第7の電力分配器に分配された一方の出力信号の伝
    播時間を遅延させる第4の遅延回路と、 前記第7の電力分配器に分配された他方の出力信号を入
    力することで歪み信号を発生する、第3の入力回路、第
    2の歪み発生素子および第3の出力回路で構成された第
    2の歪み発生回路と、 前記第2の歪み発生回路からの出力信号の位相および振
    幅を調整する第3の可変位相器および第3の可変減衰器
    と、 前記第3の可変減衰器または第3の可変位相器からの出
    力信号と前記第4の遅延回路からの出力信号とを合成す
    る第3の電力合成器と、 前記第3の電力合成器からの出力信号の位相および振幅
    を調整する第4の可変位相器および第4の可変減衰器
    と、 前記第4の可変減衰器または第5の可変位相器からの出
    力信号を分配する第8の電力分配器と、 前記第8の電力分配器からの出力信号と前記第3の遅延
    回路からの出力信号とを合成する第4の電力合成器と、 前記第8の電力分配器からの出力信号のレベルを検出す
    る第3のレベル検出器と、 前記第3のレベル検出器の出力信号をもとに制御信号を
    生成する第3の制御回路と、 前記第4の電力合成器からの出力信号を増幅する、第4
    の入力回路、第2の電力増幅素子および第4の出力回路
    で構成された第2の電力増幅器と、 前記第2の電力増幅器の出力信号を分配する第9の電力
    分配器と、 前記第9の電力分配器の出力信号のレベルを検出する第
    4のレベル検出器と、 前記第4のレベル検出器の出力信号をもとに制御信号を
    生成する第4の制御回路と、 前記第5の電力分配器に分配された他方の出力信号の包
    絡線成分を検波する第1の包絡線検波器と、 前記第1の包絡線検波器からの出力信号をもとに制御信
    号を生成する第5の制御回路とを備え、 前記第3の制御回路からの制御信号により、前記第3の
    可変位相器および前記第4の可変減衰器を制御し、 前記第4の制御回路からの制御信号により、前記第4の
    可変位相器および前記第4の可変減衰器を制御し、 前記第5の制御回路からの制御信号により、前記第3の
    出力回路および前記第4の出力回路のうち少なくとも1
    つを制御するプリディストーション回路。
  14. 【請求項14】 前記第4の制御回路からの制御信号に
    より、前記第3の入力回路、前記第3の出力回路、前記
    第4の入力回路および前記第4の出力回路のうち少なく
    とも1つを制御する請求項13に記載のプリディストー
    ション回路。
  15. 【請求項15】 前記第3の入力整合回路、前記第3の
    出力整合回路、前記第4の入力整合回路および前記第4
    の出力整合回路のうち少なくとも1つは、容量可変キャ
    パシタを用いている請求項13または14に記載のプリ
    ディストーション回路。
  16. 【請求項16】 前記第3の入力整合回路、前記第3の
    出力整合回路、前記第4の入力整合回路および前記第4
    の出力整合回路のうち少なくとも1つは、負荷インピー
    ダンスを変えることが可能な、容量可変キャパシタと伝
    送線路とを直列に接続して用いている請求項13または
    14に記載のプリディストーション回路。
  17. 【請求項17】 前記第2の歪み発生回路は、前記第2
    の歪み発生素子と、前記第2の歪み発生素子の入力整合
    を行う第3の入力整合回路と、前記第2の歪み発生素子
    の入力にバイアス電圧を印加する第3の入力バイアス供
    給回路と、前記第2の歪み発生素子の出力整合を行う第
    3の出力整合回路と、前記第2の歪み発生素子の出力に
    バイアス電圧を印加する第3の出力バイアス供給回路と
    を有し、 前記第3の出力バイアス供給回路は、負荷インピーダン
    スを変えることが可能な容量可変キャパシタを用いてい
    る請求項13から16のいずれかに記載のプリディスト
    ーション回路。
  18. 【請求項18】 前記第2の電力増幅器は、前記第2の
    電力増幅素子と、前記第2の電力増幅素子の入力整合を
    行う第4の入力整合回路と、前記第2の電力増幅素子の
    入力にバイアス電圧を印加する第4の入力バイアス供給
    回路と、前記第2の電力増幅素子の出力整合を行う第4
    の出力整合回路と、前記第2の電力増幅素子の出力にバ
    イアス電圧を印加する第4の出力バイアス供給回路とを
    有し、 前記第4の出力バイアス供給回路は、負荷インピーダン
    スを変えることが可能な容量可変キャパシタを用いてい
    る請求項13から16のいずれかに記載のプリディスト
    ーション回路。
  19. 【請求項19】 前記第3の出力バイアス供給回路と前
    記第4の出力バイアス供給回路のうち少なくとも1つ以
    上は、容量可変キャパシタを用いている請求項13から
    16のいずれかに記載のプリディストーション回路。
  20. 【請求項20】 前記第2の歪み発生回路の前記第3の
    出力回路および前記第2の電力増幅器の前記第4の出力
    回路の出力負荷インピーダンスにおいて、 前記第1の包絡線検波器で検波された包絡線成分の出力
    負荷インピーダンスがショートになるように、前記第3
    および前記第4の出力バイアス供給回路の容量可変キャ
    パシタの少なくとも1つ以上を制御する請求項17から
    19のいずれかに記載のプリディストーション回路。
  21. 【請求項21】 前記容量可変キャパシタがバリキャッ
    プダイオードである請求項9から12、および、17か
    ら20のいずれかに記載のプリディストーション回路。
  22. 【請求項22】 前記第1から前記第4の入力整合回路
    および前記第1から前記第4の出力整合回路において、 前記可変キャパシタの代わりに可変インダクタを用いて
    いる請求項9から16のいずれかに記載のプリディスト
    ーション回路。
  23. 【請求項23】 請求項1〜22のいずれかに記載のプ
    リディストーション回路を備えた移動体通信用基地局装
    置。
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