JP3393518B2 - モノリシック集積化低位相歪電力増幅器 - Google Patents

モノリシック集積化低位相歪電力増幅器

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JP3393518B2 JP21912294A JP21912294A JP3393518B2 JP 3393518 B2 JP3393518 B2 JP 3393518B2 JP 21912294 A JP21912294 A JP 21912294A JP 21912294 A JP21912294 A JP 21912294A JP 3393518 B2 JP3393518 B2 JP 3393518B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば携帯電話機など
の無線通信装置において、帯域制限されたディジタル信
号の変調波を低位相歪で高効率に増幅する低位相歪電力
増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機などに使用されている多値P
SK変調ディジタル方式の無線通信装置では、送信用電
力増幅器の高出力・高効率化および低歪化が要求されて
いる。無線通信装置の低歪化は、増幅器のA級動作によ
り実現するのが簡単である。しかし、A級動作は、直流
入力からマイクロ波出力への変換効率が悪い。そこで、
高効率が要求される電池駆動の携帯電話機などではAB
級動作が主流になっている。
【0003】ところが、AB級動作のFET増幅器で
は、入力電力に対する出力位相が大きく変化することが
わかっている。このような増幅器で多値PSK変調波を
増幅すると出力信号スペクトラムが広がり、隣接チャネ
ルへ妨害を与えてしまう。そこで、図8に示すように、
FETを用いた電力増幅器31の前段にプリディストー
ション型の位相歪補償回路32を接続し、そこで逆方向
の位相を発生させて位相歪を打ち消す構成が考えられて
いる(小倉、「Si-バイポーラトランジスタを用いた簡
易型リニアライザ」、1993年電子情報通信学会春季大
会、No.C-73 )。
【0004】この位相歪補償回路32は、レベル調整用
アッテネータ33とSi バイポーラトランジスタを用い
た逆位相歪発生器34により構成される。FETを用い
た電力増幅器31は、入力電力の増加に伴って通過位相
が進む特性を有する。一方、Si バイポーラトランジス
タを用いた逆位相歪発生器34は入力電力の増加に伴っ
て通過位相が遅れる特性であり、FETを用いた電力増
幅器31で発生する位相歪と逆の位相歪をあらかじめ入
力信号に与えて注入することにより不要な位相歪を打ち
消す構成になっている。しかし、このような位相歪補償
回路32はSiバイポーラトランジスタを用いているの
で、FETを用いた電力増幅器31とのモノリシックI
C化が困難であった。
【0005】図9は、低位相歪化を図った従来の電力増
幅器の構成を示す(特開平5−152877号)。図に
おいて、41は入力端子、42は出力端子、43はソー
ス接地FET、44は入力整合回路、45は出力整合回
路、46はFETのゲートバイアス端子、47はFET
のドレインバイアス端子、48は非線形抵抗である。
【0006】本構成は、ソース接地FET増幅器の利得
低下によるドレインコンダクタンスGd の増大により位
相が進み、ドレイン・ゲート間コンダクタンスGdgの増
大により位相が遅れることに着目したものである。すな
わち、位相変化を打ち消すように端子電圧に応じて変化
する非線形抵抗48をドレイン・ゲート間に挿入するこ
とにより、FET増幅器の位相変化を小さくする構成に
なっている。しかし、このような電力増幅器では、非線
形抵抗48のような特別な制御素子を用いているので、
最適なGdgを作りだすための調整が困難であり、さらに
それを能動的に制御するには特別な周辺回路が必要であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力増幅器にお
いて、位相歪を抑えるためにA級動作で使用すれば電力
効率が悪くなる。また、AB級動作時の位相歪を補償す
るために従来の位相歪補償回路を付加すれば、モノリシ
ックIC化が困難なために装置コストが高くなる。ま
た、非線形抵抗を用いた構成においても、ドレイン・ゲ
ート間に負帰還がかかるので利得が小さくなり、高出力
・高効率化が望めなかった。
【0008】本発明は、特別な付加回路を用いずにFE
T増幅器の入力電力に対する位相変化が小さく、電力効
率がよく、モノリシックIC化が容易で低コストな低位
相歪電力増幅器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の低位相歪電力増
幅器は、増幅器として機能するソース接地FET(ドレ
イン接地FET)と、増幅作用のある逆位相歪発生器と
して機能するドレイン接地FET(ソース接地FET)
とを組み合わせて構成する。
【0010】
【作用】本発明では、増幅作用のあるドレイン接地FE
T(ソース接地FET)を用いた逆位相歪発生器での位
相遅れ(位相進み)と、ソース接地FET(ドレイン接
地FET)を用いた増幅器での位相進み(位相遅れ)と
を組み合わせることにより、電力増幅器全体の位相歪を
打ち消すことができる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の低位相歪電力増幅器の第1
実施例の構成を示す(請求項1)。
【0012】図において、11は入力端子、12は出力
端子、13はドレイン接地FET20を用いた逆位相歪
発生器、14はソース接地FET25を用いた増幅器で
あり、逆位相歪発生器13と増幅器14が縦続に接続さ
れる。21,26は入力整合回路、22,27は出力整
合回路、23,28はゲートバイアス端子、24,29
はドレインバイアス端子である。
【0013】なお、逆位相歪発生器13をソース接地F
ETを用いた構成とし、増幅器14をドレイン接地FE
Tを用いた構成としてもよい(請求項2)。以下、図2
〜図6を参照して本構成の動作原理について説明する。
【0014】図2は、ソース接地FET増幅器とドレイ
ン接地FET増幅器のAB級動作時の入出力特性を示
す。矢印は1dB利得圧縮点を示す。一般に、ソース接地
FET増幅器では入力電力の増加に伴って利得が低下す
るとともに、出力位相が進む方向に変化する。一方、ド
レイン接地FET増幅器では入力電力の増加に伴って利
得が低下するとともに、出力位相が遅れる方向に変化す
る。
【0015】ここで、ソース接地FET増幅器とドレイ
ン接地FET増幅器で位相歪が逆になる要因を解析的に
説明する。図3は非線形FET等価回路を示す。非線形
素子としては、Gdg、Cgs、Ggs、Gd が考えられる。
大信号領域すなわち飽和領域に達した場合には、ドレイ
ン・ゲート間でブレークダウン電流が流れ、ゲートのジ
ョットキー接合において順方向リーク電流が流れるの
で、GdgおよびGgsの増大により位相が変化する。一
方、位相変化が生じはじめる初期段階では、Gd および
Cgsの増大が特に位相特性に影響を及ぼす。
【0016】次に、Gd およびCgsの増大による位相変
化について、図4に示す簡略化した等価回路を用いて説
明する。図4(1) はソース接地FETの等価回路であ
る。小信号解析を簡単にするために、大信号時にのみ影
響を与えるGdg,Cdg,Ggsを省略する。ここでは、入
出力インピーダンスをZ0 とする。
【0017】
【数1】
【0018】となる。また、その位相は、
【0019】
【数2】
【0020】となる。ここで、
【0021】
【数3】
【0022】とおくと、
【0023】
【数4】
【0024】が成り立つ。よって、ソース接地FETの
場合には、 Gd の増加に応じて位相が進む Cgsの増加に応じて位相が遅れる ことがわかる。
【0025】次に、ドレイン接地FETについて説明す
る。図4(2) はドレイン接地FETの等価回路である。
さらに、解析を簡単にするために、入出力間に直列に入
っており容量値が小さく位相変化にさほど影響を及ぼさ
ないと考えられるCdsを省略する。
【0026】
【数5】
【0027】となる。また、その位相は、
【0028】
【数6】
【0029】となる。ここで、
【0030】
【数7】
【0031】とおくと、
【0032】
【数8】
【0033】が成り立つ。また、
【0034】
【数9】
【0035】であるので、1−gm0<0のとき、
【0036】
【数10】
【0037】となる。ここで、f= 1.9GHz、Cgs=
1.1pF、Z0 =50Ωのときに、 1−ωCgsZ0=1−2π×1.9×109×1.1×10-12×50≒
0.4 >0 となるので、
【0038】
【数11】
【0039】が成り立つ。よって、ドレイン接地FET
の場合には、1−gm0<0のとき、 Gd の増加に応じて位相が遅れる Cgsの増加に応じて位相が遅れる ことがわかる。
【0040】以上のことから、Gd がソース接地FET
とドレイン接地FETで位相の進み遅れが逆になる主な
要因であることがわかる。図5は、ソース接地FETと
ドレイン接地FETのゲート電圧Vgsに対する位相特性
を示す。バイアス点を飽和電流値Idssの1/2から1/
10まで変化させ、1dB利得圧縮点での位相を比較してい
る。ソース接地FETでは、Idss/4付近で位相変化が
小さく、Idss/10付近に近くなると位相が大きく進む。
一方、ドレイン接地FETでは、Idss/2付近で位相が
遅れ、Idss/10付近に近くなると位相変化が小さくな
る。したがって、ソース接地FETでは動作点をIdss/
4付近に設定し、ドレイン接地FETでは動作点をIdss
/10付近に設定すると位相歪を低減できる。すなわち、
単体での位相特性の改善には、ソース接地FETでは動
作点をIdss/4付近に設定し、ドレイン接地FETでは
動作点をIdss/10付近に設定すればよい。
【0041】このように、ソース接地FETとドレイン
接地FETの位相変化は互いに逆特性になるので、ドレ
イン接地FETとソース接地FETを縦続に接続し、動
作点を適切に設定すれば、図6に示すように互いの位相
歪を補償することができる。
【0042】なお、図6は、前段にドレイン接地FET
を用いた逆位相歪発生器を配置し、後段にソース接地F
ETを用いた増幅器を配置した構成の位相変化−入力電
力特性を示し、ΔPは前段ドレイン接地FETの利得分
による位相変化のずれを示す。
【0043】したがって、図1に示す構成のように、ド
レイン接地FETを用いた逆位相歪発生器13とソース
接地FETを用いた増幅器14を組み合わせ、各段ごと
の動作点を最適化することにより、電力増幅器全体で位
相歪を補償することができる。この構成では、ともに増
幅作用のあるFETを組み合わせているので、電力効率
が高くかつモノリシックIC化が容易である。なお、ド
レイン接地FETおよびソース接地FETを3段以上の
多段構成としても、同様に低位相歪電力増幅器を実現す
ることができる。
【0044】図7は、本発明の低位相歪電力増幅器の第
2実施例の構成を示す(請求項3)。図において、11
は入力端子、12は出力端子、13はドレイン接地FE
T20を用いた逆位相歪発生器、14はソース接地FE
T25を用いた増幅器であり、増幅器14と逆位相歪発
生器13が縦続に接続される。
【0045】なお、増幅器14をドレイン接地FETを
用いた構成とし、逆位相歪発生器13をソース接地FE
Tを用いた構成としてもよい(請求項4)。本実施例の
構成においても、第1実施例と同様に、ソース接地FE
Tとドレイン接地FETの位相変化は互いに逆特性にな
る。したがって、ソース接地FETを用いた増幅器とド
レイン接地FETを用いた逆位相歪発生器を縦続に接続
し、動作点を適切に設定することにより互いの位相歪を
補償することができる。すなわち、電力増幅器全体で位
相歪を補償することができる。この構成では、ともに増
幅作用のあるFETを組み合わせているので、電力効率
が高くかつモノリシックIC化が容易である。なお、ソ
ース接地FETおよびドレイン接地FETを3段以上の
多段構成としても、同様に低位相歪電力増幅器を実現す
ることができる。
【0046】なお、以上示した回路構成は、飽和領域で
動作する電力増幅器だけでなく、大きな位相変化が問題
となる振幅制限回路などにも適用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の低位相歪
電力増幅器は、ソース接地FETとドレイン接地FET
とを組み合わせることにより、増幅器全体の位相歪を打
ち消して低位相歪化を実現することができる。これによ
り、多値PSK変調波の増幅時に出力端子におけるスペ
クトラムの広がりを小さくでき、隣接チャネルに及ぼす
影響を小さくすることができる。
【0048】また、各FETを同一基板上に作製するこ
とができるので、電力増幅器全体のモノリシックIC化
が極めて容易になり、コストを低減することができる。
また、位相歪を抑えることで増幅器のバックオフを小さ
くして飽和領域付近での動作が可能となり、使用時の電
力効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低位相歪電力増幅器の第1実施例の構
成を示す図。
【図2】ソース接地FET増幅器とドレイン接地FET
増幅器の入出力特性を示す図。
【図3】非線形FET等価回路を示す図。
【図4】ソース接地FETおよびドレイン接地FETの
等価回路を示す図。
【図5】ソース接地FETとドレイン接地FETのゲー
ト電圧Vgsに対する位相特性を示す図。
【図6】前段ドレイン接地FET、後段ソース接地FE
T構成の位相変化−入力電力特性を示す図。
【図7】本発明の低位相歪電力増幅器の第2実施例の構
成を示す図。
【図8】低歪化を図った従来の電力増幅器の構成を示す
図。
【図9】低歪化を図った従来の電力増幅器の構成を示す
図。
【符号の説明】
11 入力端子 12 出力端子 13 逆位相歪発生器 14 増幅器 20 ドレイン接地FET 21,26 入力整合回路 22,27 出力整合回路 23,28 ゲートバイアス端子 24,29 ドレインバイアス端子 25 ソース接地FET 31 電力増幅器 32 位相歪補償回路 33 レベル調整用アッテネータ 34 逆位相歪発生器 41 入力端子 42 出力端子 43 ソース接地FET 44 入力整合回路 45 出力整合回路 46 ゲートバイアス端子 47 ドレインバイアス端子 48 非線形抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−165109(JP,A) 特開 昭60−157305(JP,A) 特開 平5−235646(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03F 1/00 - 3/72

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AB級動作をするソース接地FETを用
    いた増幅器の前段にドレイン接地FETを用いた逆位相
    歪発生器を接続した低位相歪電力増幅器において、 前記増幅器と前記逆位相歪発生器は同一基板上にモノリ
    シックに集積化され、 前記ソース接地FETおよび前記ドレイン接地FET
    は、出力位相−入力電力特性における1dB利得圧縮点
    での出力位相の変化をバイアス点に依存して互いに正負
    逆方向に変化させる非線形コンダクタンスをドレイン−
    ソース間に有し、 前記増幅器は、前記1dB利得圧縮点
    での電力効率が概ね最大となるように前記ソース接地F
    ETのバイアス点が飽和ドレイン電流の1/4から1/
    10の範囲内で予め設定され、 前記逆位相歪発生器は、前記非線形コンダクタンスを制
    御して、前記1dB利得圧縮点での出力位相の変化が概
    ね零となるように前記ドレイン接地FETのバイアス点
    が飽和ドレイン電流の1/2から1/10の範囲内で予め
    設定された ことを特徴とするモノリシック集積化低位相
    歪電力増幅器。
  2. 【請求項2】 AB級動作をするドレイン接地FETを
    用いた増幅器の前段にソース接地FETを用いた逆位相
    歪発生器を接続した低位相歪電力増幅器において、 前記増幅器と前記逆位相歪発生器は同一基板上にモノリ
    シックに集積化され、 前記ソース接地FETおよび前記ドレイン接地FET
    は、出力位相−入力電力特性における1dB利得圧縮点
    での出力位相の変化をバイアス点に依存して互いに正負
    逆方向に変化させる非線形コンダクタンスをドレイン−
    ソース間に有し、 前記増幅器は、前記1dB利得圧縮点での電力効率が概
    ね最大となるように前記ドレイン接地FETのバイアス
    点が飽和ドレイン電流の1/2から1/10の範囲内で予
    め設定され、 前記逆位相歪発生器は、前記非線形コンダクタンスを制
    御して、前記1dB利得圧縮点での出力位相の変化が概
    ね零となるように前記ソース接地FETのバイアス点が
    飽和ドレイン電流の1/4から1/10の範囲内で予め設
    定された ことを特徴とするモノリシック集積化低位相歪
    電力増幅器。
  3. 【請求項3】 AB級動作をするソース接地FETを用
    いた増幅器の後段にドレイン接地FETを用いた逆位相
    歪発生器を接続した低位相歪電力増幅器において、 前記増幅器と前記逆位相歪発生器は同一基板上にモノリ
    シックに集積化され、 前記ソース接地FETおよび前記ドレイン接地FET
    は、出力位相−入力電力特性における1dB利得圧縮点
    での出力位相の変化をバイアス点に依存して互いに正負
    逆方向に変化させる非線形コンダクタンスをドレイン−
    ソース間に有し、 前記増幅器は、前記1dB利得圧縮点での電力効率が概
    ね最大となるように前記ソース接地FETのバイアス点
    が飽和ドレイン電流の1/4から1/10の範囲内で予め
    設定され、 前記逆位相歪発生器は、前記非線形コンダクタンスを制
    御して、前記1dB利得圧縮点での出力位相の変化が概
    ね零となるように前記ドレイン接地FETのバイアス点
    が飽和ドレイン電流の1/2から1/10の範囲内で予め
    設定された ことを特徴とするモノリシック集積化低位相
    歪電力増幅器。
  4. 【請求項4】 AB級動作をするドレイン接地FETを
    用いた増幅器の後段にソース接地FETを用いた逆位相
    歪発生器を接続した低位相歪電力増幅器において、 前記増幅器と前記逆位相歪発生器は同一基板上にモノリ
    シックに集積化され、 前記ソース接地FETおよび前記ドレイン接地FET
    は、出力位相−入力電力特性における1dB利得圧縮点
    での出力位相の変化をバイアス点に依存して互いに正負
    逆方向に変化させる非線形コンダクタンスをドレイン−
    ソース間に有し、 前記増幅器は、前記1dB利得圧縮点での電力効率が概
    ね最大となるように前記ドレイン接地FETのバイアス
    点が飽和ドレイン電流の1/2から1/10の範囲内で予
    め設定され、 前記逆位相歪発生器は、前記非線形コンダクタンスを制
    御して、前記1dB利得圧縮点での出力位相の変化が概
    ね零となるように前記ソース接地FETのバイアス点が
    飽和ドレイン電流の1/4から1/10の範囲内で予め設
    定された ことを特徴とするモノリシック集積化低位相歪
    電力増幅器。
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