JP2006145316A - 圧力センサおよびその組み付け構造 - Google Patents

圧力センサおよびその組み付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 一面側にセンシング部が設けられてなるセンサチップとこれを収納するケースとが、接着剤を介して固定されてなる圧力センサにおいて、簡素な構成にて耐腐食性の確保と高圧力印加時におけるセンサチップとケースとの固定の確保とを両立する。
【解決手段】 一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20と、センサチップ20を収納するケース10とを備え、センサチップ20とケース10とが接着剤50を介して固定されてなる圧力センサ100において、センサチップ20は、センシング部21が設けられている一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっており、センサチップ20には中間部材40が接合されており、中間部材40とケース10とは接着剤50を介して接着固定されるとともに、当該接着方向が圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一面側にセンシング部が設けられてなるセンサチップとこれを収納するケースとが、接着剤を介して固定されてなる圧力センサ、および、そのような圧力センサを圧力媒体が流れる相手側配管に組み付けてなる組み付け構造に関する。
従来より、耐腐食性、高耐圧性を確保した圧力センサとしては、液封式の2重ダイアフラム構造を有するものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
このものは、ケースにセンサチップを収納し、このセンサチップにおける歪みゲージや配線などのセンシング部が形成されている一面をオイルで覆い、このオイルをメタルダイアフラムにて封止したものである。そして、メタルダイアフラムの表面に圧力媒体からの圧力が受圧されるようになっている。
また、このものでは、センサチップは、薄肉のダイアフラムが形成されそのダイアフラム上に歪みゲージなどが形成された半導体ダイアフラム式の圧力検出素子を用いており、センサチップのダイアフラムとメタルダイアフラムとの2重ダイアフラム構造となっている。
このように構成することにより、センサチップの一面のセンシング部がメタルダイアフラムおよびオイルによって保護されて耐腐食性が確保されるとともに、上記メタルダイアフラムおよびオイルを介してセンサチップのセンシング部形成面に圧力が加わるため、圧力検出が可能になっている。
一方、従来より、一面側にセンシング部が設けられてなるセンサチップとこれを収納するケースとを、接着剤を介して固定するとともに、センシング部が形成されている一面側とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受け、圧力検出を行うようにした圧力センサが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
このものでは、センシング部が形成されている一面側とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受けるため、センシング部が圧力媒体にさらされない裏面受圧式とすることができる。
特開平7−243926号公報 特開平9−43076号公報
しかしながら、上記の2重ダイアフラム構造のものでは、センサチップと圧力媒体との間にメタルダイアフラムおよび封入オイルを介在させることによって耐腐食性を確保していたが、オイルの熱膨張による特性精度の悪化、メタルダイアフラムの採用によるコストアップが問題となっていた。
そのためには、オイルおよびメタルダイアフラムが無い簡素な構成であっても、耐腐食性を確保することのできる上記裏面受圧方式の圧力センサを採用することがよいと考えられる。
しかしながら、この裏面受圧式の圧力センサでは、センサチップとケースとの固定手段として接着剤を用いているため、接着強度が低くく、高圧力を受圧した場合、センサチップがケースから剥離してしまう恐れがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、一面側にセンシング部が設けられてなるセンサチップとこれを収納するケースとが、接着剤を介して固定されてなる圧力センサにおいて、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップとケースとの固定を確保できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、一面側にセンシング部(21)が設けられてなるセンサチップ(20)と、センサチップ(20)を収納するケース(10)とを備え、センサチップ(20)とケース(10)とが接着剤(50)を介して固定されてなる圧力センサにおいて、センサチップ(20)は、センシング部(21)が設けられている前記一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっており、センサチップ(20)には中間部材(40)が接合されており、中間部材(40)とケース(10)とは接着剤(50)を介して接着固定されるとともに、当該接着方向が圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であることを特徴としている。
それによれば、センサチップ(20)は、センシング部(21)が形成されている一面側でなく、その反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受け、圧力検出を行うことになる。つまり、本圧力センサは、センシング部(21)が圧力媒体にさらされない裏面受圧式とすることができる。
そのため、本発明によれば、センサチップを覆うとともに圧力伝達を行うオイルやメタルダイアフラムが無い簡素な構成であっても、センシング部(21)が圧力媒体にさらされないため、耐腐食性を確保することができる。
また、中間部材(40)とセンサチップ(20)とは接合されているので、これら両者の接続は、接着剤(50)による接続に比べて強固なものになる。そして、センサチップ(20)は、ケース(10)に対して、この中間部材(40)を介して接着剤(50)により接着固定される。
ここにおいて、中間部材(40)とケース(10)との接着方向が、圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であるから、高圧力が印加されたとしても、その高圧力により中間部材(40)とケース(10)とは押しつけ合う形になる。つまり、これら両者(10、40)の接着が保持される方向へ圧力が加わるので、当該接着部の接続は十分に確保される。
このように、本発明によれば、一面側にセンシング部(21)が設けられてなるセンサチップ(20)とこれを収納するケース(10)とが、接着剤(50)を介して固定されてなる圧力センサ(100)において、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップ(20)とケース(10)との固定を確保することができる。
ここで、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の圧力センサにおいては、中間部材(40)は、センサチップ(20)の前記他面側に接合されており、中間部材(40)には、圧力媒体からの圧力をセンサチップ(20)の前記他面へ導入するための導入孔(41)が設けられているものにできる。
このように、中間部材(40)がセンサチップ(20)の他面側に接合されている場合、中間部材(40)に、圧力媒体からの圧力をセンサチップ(20)の他面へ導入するための導入孔(41)を設ければ、センサチップ(20)による受圧が適切に行われるため、好ましい。
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1または請求項2に記載の圧力センサにおいては、中間部材(40)は、ガラスからなるものにできる。
また、請求項4に記載の発明のように、請求項1〜請求項3に記載の圧力センサにおいては、センサチップ(20)と中間部材(40)との接合は、陽極接合であるものにできる。
また、請求項5に記載の発明のように、請求項1〜請求項4に記載されている圧力センサにおいては、ケース(10)には、センサチップ(20)が収納可能な開口部(11)が設けられており、中間部材(40)は、ケース(10)の外側にて開口部(11)に面して配置されるとともに、中間部材(40)の一部が開口部(11)の縁部に接着剤(50)を介して固定されており、センサチップ(20)は、開口部(11)に収納されるとともに中間部材(40)のうち開口部(11)に面する部位に接合されているものにできる。
また、請求項6に記載の発明のように、請求項1〜請求項5に記載の圧力センサにおいては、センサチップ(20)は、センサチップ(20)の前記他面側にて圧力導入用の孔(23)を有する台座(22)に接合されており、台座(22)を介して中間部材(40)に接合されているものにできる。
また、請求項7に記載の発明のように、請求項1〜請求項6に記載の圧力センサにおいては、センサチップ(20)としては、前記他面側にて圧力媒体からの圧力を受圧することで歪み、この歪みに基づく電気信号がセンシング部(21)から出力されるものを採用することができる。
また、請求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7に記載の圧力センサにおいて、センサチップ(20)は、前記他面側にて圧力媒体からの圧力を受圧するとともに、前記一面側にて大気圧を受圧するものであり、圧力媒体からの圧力と大気圧との差圧に基づいて圧力検出を行うようになっていることを特徴としている。
このように、本発明の圧力センサは、2つの圧力の差圧に基づいて圧力検出を行う相対圧検出型の圧力センサとして使用することができる。
また、請求項9に記載の発明では、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の圧力センサ(100)と、圧力センサ(100)によって測定されるべき圧力媒体が流れる相手側配管(200)とを備え、相手側配管(200)には、圧力センサ(100)が挿入可能な開口部(201)が設けられており、圧力センサ(100)を相手側配管(200)の開口部(201)に挿入した状態で、ケース(10)と相手側配管(200)とが、互いに固定されており、相手側配管(200)の開口部(201)から圧力媒体の圧力が圧力センサ(100)へ導入されるようになっていることを特徴とする圧力センサの組み付け構造が提供される。
まず、本発明によれば、上記した請求項1〜請求項8に記載の圧力センサ(100)を有しているため、上記した各手段と同様に、一面側にセンシング部(21)が設けられてなるセンサチップ(20)とこれを収納するケース(10)とが、接着剤(50)を介して固定されてなる圧力センサにおいて、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップ(20)とケース(10)との固定を確保することができる。
また、そのほか上記請求項1〜請求項8に記載の圧力センサ(100)において発揮される作用効果が、本発明においても発揮される。
また、本発明の組み付け構造によれば、ケース(10)と相手側配管(200)とがかしめ固定され、相手側配管(200)から直接圧力センサ(100)へ圧力が導入できるので、従来必要であった圧力導入孔を持つハウジングが、本発明の圧力センサ(100)では不要になる。そのため、いっそうの構成の簡素化が図れる。
ここで、請求項10に記載の発明のように、請求項9に記載の圧力センサの組み付け構造においては、圧力センサ(100)のケース(10)と相手側配管(200)とは、かしめにより互いに固定されているものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力センサ100の全体概略断面構成を示す図であり、本圧力センサ100が相手側配管200に組み付けられた組み付け構造の状態にて示されている。
この圧力センサ100は、センサチップ20の一面と他面との差圧に基づいて圧力検出を行う相対圧型の圧力センサである。そして、この圧力センサ100は、たとえば自動車に搭載され、エアコンの冷媒圧や自動車のエンジンや駆動系の潤滑用オイル圧を検出する圧力センサ等に適用できる。
[構成等]
本圧力センサ100は、大きくは、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20と、センサチップ20を収納するケース10とを備え、センサチップ20とケース10とが接着剤30を介して固定されてなる。
ここで、本実施形態では、ケース10はコネクタケース10であり、このコネクタケース10は、本例では、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を型成形することにより作られており、おおよそ段付きの円柱状をなしている。
このコネクタケース10の一端側の表面(図1中、下方側の端面)には、センサチップ20が収納可能な開口部11が形成されている。そして、この開口部11には、圧力検出素子としてのセンサチップ20が配設されている。
本例のセンサチップ20は、その一面(図1中の上面)が受圧面としてのダイアフラムとなっており、当該一面側にセンシング部21が設けられている。具体的には、センサチップ20は、シリコン半導体などを半導体製造技術を用いて加工することにより形成されたものである。
そして、センサチップ20におけるダイアフラムは、センサチップ20の他面(図1中の下面)の一部をエッチングなどにより除去することで凹部を形成し、この凹部の底部として形成されるものである。
また、センサチップ20の一面には、センシング部21として図示しない歪みゲージや配線などが形成されている。そして、センサチップ20は、ダイアフラムが圧力によって歪み、この歪みに基づく電気信号が、上記センシング部21からセンサ信号として出力される半導体ダイアフラム式の圧力検出素子である。
本例では、センサチップ20は、センサチップ20の他面側にてガラスやセラミックなどからなる台座22に陽極接合などにより接合されている。この台座22は、圧力導入用の孔23を有しており、この圧力導入用の孔23を介して、圧力がセンサチップ20の他面に印加されるようになっている。
そして、台座22と一体化されたセンサチップ20は、台座22を介して中間部材40に接合されている。この中間部材40は、ガラスやセラミックなどからなるものであり、中間部材40と台座22とは、接合されている。
つまり、センサチップ20は、台座22に接合され、この台座22を介して中間部材40に接合されている。本例では、台座22および中間部材40はともにガラスからなるものであり、中間部材40と台座22とセンサチップ20とは、互いに陽極接合により接合されたものとしている。
このように、本例では、中間部材40は、センサチップ20の他面側に接合されており、センサチップ20と中間部材40との接合は、台座22を介してはいるものの、陽極接合である。
この陽極接合は、一般的に知られているものであるが、陽極接合とは、センサチップ20がシリコン半導体、台座22および中間部材40がガラスやセラミックなどからなる場合、これらを積層して電圧を印加することで、各部材の界面でたとえばSiとOとの共有結合が生じることにより、各部材が接合されるものである。
また、中間部材40は、コネクタケース10の一端側の表面の外側において開口部11に面して当該開口部11を覆うように配置されている。
そして、中間部材40の一部すなわち周辺部がコネクタケース10における開口部11の縁部に、接着剤50を介して接着固定されている。ここにおいて、この接着剤50は、従来の圧力センサにおいてもセンサチップとケースとの接着に用いられていたものを採用できる。具体的には、接着剤50は、たとえばシリコン系樹脂などの樹脂などからなる接着剤である。
そして、コネクタケース10の開口部11に収納されたセンサチップ20は、中間部材40のうち開口部11に面する部位に接合されている。つまり、センサチップ20は、台座22を介して中間部材40に接合され、さらに中間部材40を介してコネクタケース10に接着剤50を介して接着固定されている。
ここで、センサチップ20と台座22との接合および台座22と中間部材40との接合は、陽極接合などであるので、中間部材40とコネクタケース10との接着剤50による接続に比べて、接続強度は大きい。
なお、センサチップ20−台座22−中間部材40間の接合は、中間部材40とコネクタケース10との接着剤50による接続に比べて接続強度が大きいものであれば、陽極接合以外でもよい。
たとえば、センサチップ20−台座22−中間部材40間の接合においては、センサチップ20、台座22および中間部材40の材質によっては、ロウ付け、はんだ付け、溶着などを採用してもよい。さらには、台座22を省略して、センサチップ20を直接、中間部材40に接合してもよい。
また、中間部材40には、相手側配管200を流れる圧力媒体からの圧力(図1中の矢印Y参照)をセンサチップ20の他面へ導入するための導入孔41が設けられている。具体的には、中間部材40はドーナツ板状をなすものにできる。そして、この導入孔41から導入される圧力は、台座22の孔23を介してセンサチップ20の他面へ印加されるようになっている。
このように、本実施形態では、センサチップ20には中間部材40が接合されており、中間部材40とコネクタケース10とは接着剤50を介して接着固定されているが、図1中の矢印Yに示されるように、当該接着方向が圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向となっている。
また、図1に示されるように、コネクタケース10には、センサチップ20と外部の回路等とを電気的に接続するための金属製棒状のターミナル(コネクタピン)12が設けられている。
本例では、ターミナル12は黄銅にNiメッキ等のメッキ処理を施した材料よりなり、インサートモールドによりコネクタケース10と一体に成形されることによりコネクタケース10内にて保持されている。
ターミナル12の一端側(図1中、下方端側)の端部は、センサチップ20の搭載領域の周囲において開口部11の内に露出している。
そして、図1に示されるように、ターミナル12の露出部とセンサチップ20とは、ワイヤボンディングにより形成されたAu(金)やAl(アルミ)などからなるボンディングワイヤ13を介して結線され電気的に接続されている。なお、センサチップ20とターミナル12との接続は、ボンディングワイヤ以外でもよい。
また、図1に示されるように、開口部11内においては、センサチップ20、台座22、ターミナル12の露出部およびボンディングワイヤ13は、シリコーンゲルやフッ素ゲルなどの保護部材14により被覆されている。
一方、コネクタケース10の他端側(図1中、上方端側)は、ターミナル12における上記露出部とは反対側の他端側を、たとえばワイヤハーネスなどの外部配線部材(図示せず)を介して、たとえば車両のECUなどの外部回路に電気的に接続するための接続部15となっている。
このような接続部15を備えていることにより、本圧力センサ100においては、センサチップ20と外部との間の信号の伝達は、ボンディングワイヤ13およびターミナル12を介して行われるようになっている。
また、コネクタケース10の接続部15は、コネクタケース10の他端側に開口した開口部となっており、この接続部15の開口部と上記センサチップ20が収納されている開口部11とは連通している。
それにより、センサチップ20の一面すなわち受圧面には、接続部15の開口部からセンサチップ20が収納されている開口部11を介して、大気圧が導入されるようになっている。
一方、上述したように、センサチップ20の他面には、相手側配管200を流れる圧力媒体からの圧力が印加されるようになっている。ここにおいて、大気圧と相手側配管200内の圧力雰囲気とは、センサチップ20によって区画されている。
そして、本実施形態の圧力センサ100は、図1に示されるように、本圧力センサ100によって測定されるべき圧力媒体が流れる相手側配管200に対して組み付けられた状態で使用される。この圧力媒体は、たとえば上記したエアコンの冷媒や自動車の潤滑用オイル等である。
この相手側配管200は、金属などからなるものであり、図1に示されるように、圧力センサ100が挿入可能な開口部201が設けられている。そして、圧力センサ100を配管200の開口部201に挿入した状態で、コネクタケース10と相手側配管200とが、かしめられて固定されている。
ここでは、圧力センサ100のコネクタケース10は、相手側配管200の開口部201への挿入部が段付きの大径部となっている。そして、配管200の開口部201は、このコネクタケース10の大径部が接する座面を有する段付き内孔となっている。
そして、圧力センサ100は、配管200の開口部201に挿入され、コネクタケース10の段部に対して、これに対向する配管200の開口部201の縁部202がかしめられている。
ここで、コネクタケース10の外周面には、シール用のOリング16が設けられており、圧力センサ100と配管200の開口部201との間を気密に封止している。このOリング16は、たとえばシリコンゴム等の弾性材料よりなる。
そのため、この配管200の開口部201から圧力媒体の圧力が、漏れなく圧力センサ100へ導入されるようになっている。この圧力センサ100の圧力検出動作は次の通りである。
圧力媒体の圧力は、中間部材40の導入孔41から台座22の孔23を介してセンサチップ20の他面側へ印加される。一方、コネクタケース10の開口部11内に位置するセンサチップ20の一面には、保護部材14を介して大気圧が印加されている。
そして、センサチップ20の一面と他面とで(つまり、センサチップ20のダイアフラムの表面と裏面とで)受圧されたそれぞれの圧力の差圧に基づいて、センサチップ20のダイアフラムが歪み、この歪みに応じたレベルの電気信号が、センサチップ20から出力される。
この出力信号は、ボンディングワイヤ13からターミナルピン12を介して、上記外部回路に送られる。こうして、本実施形態の圧力センサ100による圧力検出が行われるようになっている。
以上が、本実施形態の圧力センサ100における圧力検出動作である。このように、本圧力センサ100は相対圧検出型の圧力センサとなっており、センサチップ20は、センシング部21が設けられている一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっている。
[製造方法等]
次に、上記圧力センサ100の製造方法について述べる。ターミナル12がインサート成形されたコネクタケース10を用意する。また、接合により一体化されたセンサチップ20、台座22および中間部材40を用意する。
そして、コネクタケース10の開口部11内へ、センサチップ20および台座22を挿入するとともに、シリコン系樹脂等よりなる接着剤50を介して中間部材40とコネクタケース10とを接着し固定する。
また、センサチップ20とターミナル12の露出部とをボンディングワイヤ13を介して結線し、その後、コネクタケース10の開口部11内へ上記保護部材14を配置し、これを硬化させる。こうして圧力センサ100ができあがる。
この圧力センサ100は、相手側配管200の開口部201に挿入され、配管200の開口部201の縁部202をコネクタケース10に対してかしめる。それにより、圧力センサ100と相手側配管200とが固定され、両者100、200の組み付け構造ができあがる。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20と、センサチップ20を収納するケース10とを備え、センサチップ20とケース10とが接着剤50を介して固定されてなる圧力センサにおいて、センサチップ20は、センシング部21が設けられている一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっており、センサチップ20には中間部材40が接合されており、中間部材40とケース10とは接着剤50を介して接着固定されるとともに、当該接着方向が圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であることを特徴とする圧力センサ100が提供される。
それによれば、センサチップ20は、センシング部21が形成されている一面側でなく、その反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受け、圧力検出を行うことになる。つまり、本圧力センサ100は、センシング部21が圧力媒体にさらされない裏面受圧式とすることができる。
そのため、本実施形態の圧力センサ100によれば、センサチップを覆うとともに圧力伝達を行うオイルやメタルダイアフラムが無い簡素な構成であっても、センシング部21が圧力媒体にさらされないため、耐腐食性を確保することができる。
また、中間部材40とセンサチップ20とは接合されているので、これら両者20、40の接続は、接着剤50による接続に比べて強固なものになる。そして、センサチップ20は、コネクタケース10に対して、この中間部材40を介して接着剤50により接着固定される。
ここにおいて、中間部材40とケース10との接着方向が、圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であるから、高圧力が印加されても、その高圧力により中間部材40とケース10とは押しつけ合う形になる。つまり、これら両者10、40の接着が保持される方向へ圧力が加わるので、当該接着部の接続は十分に確保される。
ちなみに、従来の裏面受圧式の圧力センサにおいては、上記特許文献2にも記載されているように、センサチップの裏面側(つまり他面側)に、圧力導入用の孔を有するガラス台座を接合し、このガラス台座をケースの内壁に接着したものである。そのため、高圧力が加わると、その圧力によって接着部には剥離方向の力が作用し、剥離に至るおそれが大きかった。
その点、本実施形態によれば、センサチップ20と接合された台座22を中間部材40に接合するとともに、中間部材40をケース10の外壁に接着しているため、圧力の印加方向と接着しようとする方向とが同じ方向となり、圧力印加によって接着部には、接着方向の力が作用する、
このように、本実施形態によれば、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20とこれを収納するケース10とが、接着剤50を介して固定されてなる圧力センサ100において、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップ20とケース10との固定を確保することができる。
ここで、本実施形態の圧力センサ100においては、中間部材40は、センサチップ20の他面側に接合されており、中間部材40には、圧力媒体からの圧力をセンサチップ20の他面へ導入するための導入孔41が設けられていることも特徴のひとつである。
このように、中間部材40がセンサチップ20の他面側に接合されている場合、中間部材40に、圧力媒体からの圧力をセンサチップ20の他面へ導入するための導入孔41を設ければ、センサチップ20による受圧が適切に行われ、好ましい。
また、本実施形態の圧力センサ100においては、台座22および中間部材40としてガラスからなるものを採用し、シリコン半導体からなるセンサチップ20−台座22−中間部材40間の接合は、陽極接合とすることができる。このようにすれば、比較的容易勝安価なものにできる。
また、本実施形態の圧力センサ100においては、ケース10に、センサチップ20が収納可能な開口部11が設けられており、中間部材40は、ケース10の外側にて開口部11に面して配置されるとともに、中間部材40の一部が開口部11の縁部に接着剤50を介して固定されており、センサチップ20は、開口部11に収納されるとともに中間部材40のうち開口部11に面する部位に接合されていることも特徴のひとつである。
また、本実施形態の圧力センサ100においては、センサチップ20は、センサチップ20の他面側にて圧力導入用の孔23を有する台座22に接合されており、台座22を介して中間部材40に接合されていることも特徴のひとつである。
また、本実施形態の圧力センサ100においては、センサチップ20として、他面側にて圧力媒体からの圧力を受圧することで歪み、この歪みに基づく電気信号がセンシング部21から出力されるものを採用していることも特徴のひとつである。
さらに、本実施形態の圧力センサ100においては、センサチップ20は、他面側にて受圧した圧力媒体からの圧力と一面側にて受圧した大気圧との差圧に基づいて圧力検出を行う相対圧検出型の圧力センサとして機能することも特徴のひとつである。
また、本実施形態によれば、上記圧力センサ100と、圧力センサ100によって測定されるべき圧力媒体が流れる相手側配管200とを備え、相手側配管200には、圧力センサ100が挿入可能な開口部201が設けられており、圧力センサ100を相手側配管200の開口部201に挿入した状態で、ケース10と相手側配管200とが、互いに固定されており、相手側配管200の開口部201から圧力媒体の圧力が圧力センサ100へ導入されるようになっていることを特徴とする圧力センサ100の組み付け構造が提供される。
この組み付け構造によれば、まず、上記した特徴点を有する圧力センサ100を有しているため、上記同様に、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップ20とケース10との固定を確保することができる。また、その他の上記圧力センサ100の作用効果も発揮される。
また、本実施形態の組み付け構造によれば、ケース10と相手側配管200とがかしめ固定され、相手側配管200から直接圧力センサ100へ圧力が導入できるので、従来必要であった圧力導入孔を持つハウジングが、本実施形態の圧力センサ100では不要になる。そのため、いっそうの構成の簡素化が図れる。
また、本実施形態の組み付け構造では、圧力センサ100のケース10と相手側配管200とは、かしめにより互いに固定されているものとしていることも特徴点のひとつである。
特に、図1に示される例では、圧力センサ100のコネクタケース10における相手側配管200の開口部201の縁部202との対向部に段差部を設け、配管200の開口部201の縁部をこのケース10の段差部にかしめることにより、上記かしめの固定を行っている。このことも特徴的なことである。
(第2実施形態)
上記実施形態では、ケース10と相手側配管200とがかしめ固定されており、従来必要であった圧力導入孔を持つハウジングが不要であったが、このようなハウジングを有する圧力センサとしてもよい。
図2は、本発明の第2実施形態に係る圧力センサ200の全体概略断面構成を示す図である。上記実施形態との相違点を中心に述べる。本圧力センサ200においては、ケースとしてのコネクタケース10と圧力導入部材としてのハウジング60とが組み合わされている。
このハウジング60は、たとえばステンレス(SUS)等の金属材料よりなる。このハウジング60は、一端側(図2中の上方端側)に開口部61を有するとともに、他端側(図2中の下方端側)に外部から圧力媒体が導入される圧力導入孔62を有する。この圧力媒体は、たとえば上記したエアコンの冷媒や自動車の潤滑用オイル等である。
また、ハウジング60の他端側の外面には、圧力センサ200を自動車の適所、たとえば、エアコンの冷媒配管や自動車の燃料配管等の箇所に固定するためのネジ部63が形成されている。
そして、ハウジング60には、その開口部61にコネクタケース10の一端側(図2中の下端側)が挿入された状態で、開口部11および中間部材40を覆うようにコネクタケース10に組み付けられている。ここで、ハウジング60の一端側の端部60aがコネクタケース10にかしめ固定されている。
ここで、コネクタケース10の外周面に設けられている上記Oリング16により、ハウジング60とコネクタケース10との間が気密に封止されている。
このような本実施形態の圧力センサ200は、上記図1に示される圧力センサ100を作製した後、ハウジング60を用意し、Oリング16を介してハウジング60の開口部61をコネクタケース10の一端部に嵌合させる。
次に、ハウジング60の端部60aをコネクタケース10にかしめることにより、ハウジング60とコネクタケース10とを一体化する。こうして、コネクタケース10とハウジング60との組合せ固定がなされ、図3に示される本実施形態の圧力センサ200が完成する。
かかる圧力センサ200は、たとえば、ハウジング60のネジ部63を介して、車両の適所に取り付けられる。そして、外部からの圧力媒体(たとえば上記したエアコンの冷媒や自動車の潤滑用オイル等)が、ハウジング60の圧力導入孔62を介して中間部材40の導入孔41に導入される。
すると、導入された圧力が、センサチップ20の他面側に印加される。この後は、上記第1実施形態と同じようにして、印加された圧力に応じた電気信号がセンサ信号として、センサチップ20から出力され、ボンディングワイヤ13およびターミナル12を介して、上記外部回路へ伝達される。以上が、本実施形態の圧力センサ200における圧力検出動作である。
ところで、本実施形態によれば、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20と、センサチップ20を収納するケース10とを備え、センサチップ20とケース10とが接着剤50を介して固定されてなる圧力センサにおいて、センサチップ20は、センシング部21が設けられている一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっており、センサチップ20には中間部材40が接合されており、中間部材40とケース10とは接着剤50を介して接着固定されるとともに、当該接着方向が圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であることを特徴とする圧力センサ200が提供される。
本実施形態の圧力センサ200は、圧力センサ200のうちハウジング60を除いた部分は、上記実施形態の圧力センサ100(図1参照)と実質的に同様の構成を持つものであり、その作用効果は、上記実施形態と同様である。
つまり、本実施形態においても、センサチップ20は、センシング部21とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受けるため、オイルやメタルダイアフラムが無い簡素な構成であっても、センシング部21が圧力媒体にさらされず耐腐食性を確保可能な裏面受圧式とすることができる。
また、本実施形態においても、中間部材40とセンサチップ20とは接合によって接続強度が確保され、中間部材40とケース10との接着方向を圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向としていることによって高圧力が印加されても接着部の接続が十分に確保される。
よって、本実施形態においても、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20とこれを収納するケース10とが、接着剤50を介して固定されてなる圧力センサ200において、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップ20とケース10との固定を確保することができる。
また、上記図1に示される圧力センサの組み付け構造によるハウジングが不要となる効果を除けば、本実施形態においても、上記実施形態に記載した圧力センサと同様の作用効果が発揮される。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係る圧力センサ300の全体概略断面構成を示す図である。
本実施形態は、上記第2実施形態に示したようなハウジングを有する圧力センサを提供するものであり、上記第2実施形態を一部変形したものである。上記第2実施形態との相違点を中心に述べる。
図3に示されるように、本実施形態の圧力センサ300では、ハウジング60とコネクタケース10との間を気密に封止するOリング16の位置を変更したものである。上記第2実施形態の圧力センサでは、上記図2に示されるように、コネクタケース10のうちハウジング60への挿入部である段付きの大径部の外周側面に溝を設け、この溝にOリング16を設けていた。
それに対して、本実施形態の圧力センサ300においては、図3に示されるように、コネクタケース10の上記大径部の外周端面に溝を設け、この溝にOリング16を設けている。
本実施形態の圧力センサ300によれば、上記第2実施形態の圧力センサに比べて、金属製のハウジング60のシール面精度が出しやすいという利点がある。
また、本実施形態によっても、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20と、センサチップ20を収納するケース10とを備え、センサチップ20とケース10とが接着剤50を介して固定されてなる圧力センサにおいて、センサチップ20は、センシング部21が設けられている一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっており、センサチップ20には中間部材40が接合されており、中間部材40とケース10とは接着剤50を介して接着固定されるとともに、当該接着方向が圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であることを特徴とする圧力センサ300が提供される。
それによって、本実施形態においても、上記第2実施形態の圧力センサと同様の作用効果を奏するものである。
つまり、本実施形態においても、センサチップ20は、センシング部21とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受けるため、オイルやメタルダイアフラムが無い簡素な構成であっても、センシング部21が圧力媒体にさらされず耐腐食性を確保可能な裏面受圧式とすることができる。
また、本実施形態においても、中間部材40とセンサチップ20とは接合によって接続強度が確保され、中間部材40とケース10との接着方向を圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向としていることによって高圧力が印加されても接着部の接続が十分に確保される。
よって、本実施形態においても、一面側にセンシング部21が設けられてなるセンサチップ20とこれを収納するケース10とが、接着剤50を介して固定されてなる圧力センサ200において、簡素な構成にて耐腐食性を確保するとともに、高圧力が印加されてもセンサチップ20とケース10との固定を確保することができる。
(他の実施形態)
なお、ケースとしては、上記したようにセンサチップを収納し、裏面受圧式を実現でき且つ中間部材による効果が得られるように接着が行えるものであれば、上記コネクタケース10に限定されるものではない。
また、センサチップとしては、上記した半導体ダイアフラム式のものに限定されるものではなく、一面側にセンシング部が設けられ他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能なものであればよい。
要するに、本発明は、一面側にセンシング部が設けられてなるセンサチップと、センサチップを収納するケースとを備え、センサチップとケースとが接着剤を介して固定されてなる圧力センサにおいて、センサチップを、他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能なものとし、センサチップに中間部材を接合し、中間部材とケースとを接着剤を介して接着固定するとともに、当該接着方向を圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向としたことを要部とするものであり、その他の部分については、適宜設計変更が可能である。
本発明の第1実施形態に係る圧力センサの全体概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る圧力センサの全体概略断面図である。 本発明の第3実施形態に係る圧力センサの全体概略断面図である。
符号の説明
10…ケースとしてのコネクタケース、11…コネクタケースの開口部、
20…センサチップ、21…センシング部、22…台座、23…圧力導入用の孔、
40…中間部材、41…中間部材の導入孔、
50…接着剤、100…圧力センサ、
200…相手側配管、201…相手側配管の開口部。

Claims (10)

  1. 一面側にセンシング部(21)が設けられてなるセンサチップ(20)と、
    前記センサチップ(20)を収納するケース(10)とを備え、
    前記センサチップ(20)と前記ケース(10)とが接着剤(50)を介して固定されてなる圧力センサにおいて、
    前記センサチップ(20)は、前記センシング部(21)が設けられている前記一面とは反対側の他面にて圧力媒体からの圧力を受圧することで圧力検出が可能になっており、
    前記センサチップ(20)には中間部材(40)が接合されており、
    前記中間部材(40)と前記ケース(10)とは前記接着剤(50)を介して接着固定されるとともに、当該接着方向が前記圧力媒体からの圧力が印加される方向に沿った方向であることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記中間部材(40)は、前記センサチップ(20)の前記他面側に接合されており、
    前記中間部材(40)には、前記圧力媒体からの圧力を前記センサチップ(20)の前記他面へ導入するための導入孔(41)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記中間部材(40)は、ガラスからなるものであることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記センサチップ(20)と前記中間部材(40)との接合は、陽極接合であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  5. 前記ケース(10)には、前記センサチップ(20)が収納可能な開口部(11)が設けられており、
    前記中間部材(40)は、前記ケース(10)の外側にて前記開口部(11)に面して配置されるとともに、前記中間部材(40)の一部が前記開口部(11)の縁部に前記接着剤(50)を介して固定されており、
    前記センサチップ(20)は、前記開口部(11)に収納されるとともに前記中間部材(40)のうち前記開口部(11)に面する部位に接合されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  6. 前記センサチップ(20)は、前記センサチップ(20)の前記他面側にて圧力導入用の孔(23)を有する台座(22)に接合されており、
    前記台座(22)を介して前記中間部材(40)に接合されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  7. 前記センサチップ(20)は、前記他面側にて前記圧力媒体からの圧力を受圧することで歪み、この歪みに基づく電気信号が前記センシング部(21)から出力されるものであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  8. 前記センサチップ(20)は、前記他面側にて前記圧力媒体からの圧力を受圧するとともに、前記一面側にて大気圧を受圧するものであり、
    前記圧力媒体からの圧力と前記大気圧との差圧に基づいて圧力検出を行うようになっていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1つに記載の圧力センサ(100)と、
    前記圧力センサ(100)によって測定されるべき圧力媒体が流れる相手側配管(200)とを備え、
    前記相手側配管(200)には、前記圧力センサ(100)が挿入可能な開口部(201)が設けられており、
    前記圧力センサ(100)を前記相手側配管(200)の前記開口部(201)に挿入した状態で、前記ケース(10)と前記相手側配管(200)とが、互いに固定されており、
    前記相手側配管(200)の前記開口部(201)から前記圧力媒体の圧力が前記圧力センサ(100)へ導入されるようになっていることを特徴とする圧力センサの組み付け構造。
  10. 前記圧力センサ(100)の前記ケース(10)と前記相手側配管(200)とは、かしめにより互いに固定されていることを特徴とする請求項9に記載の圧力センサの組み付け構造。
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