JP2006208088A - 圧力センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ターミナルを有するケースにセンサチップを設け、ターミナルとセンサチップとを電気的に接続してなる圧力センサにおいて、圧力媒体がセンサチップの受圧面やそこに接続されるボンディングワイヤに、直接接触する構成としても、センサチップの保護や電気リークの防止を適切に行う。
【解決手段】 ケース10に設けられたセンサチップ20の受圧面20aに、圧力導入孔32から圧力媒体が直接導入され、ボンディングワイヤ13のうち一端部と他端部との間の中間部は、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材51にて被覆され、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aは、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材52にて被覆されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ターミナルを有するケースに圧力検出素子を設け、ターミナルと圧力検出素子とを電気的に接続するとともに、圧力検出素子に圧力媒体が直接導入されるようになっている圧力センサに関する。
従来より、ケースと、ケースに設けられ圧力媒体からの圧力を受ける受圧面を有する圧力検出素子と、ケースのうち圧力検出素子の周囲に設けられたターミナルと、一端部が圧力検出素子の受圧面側と電気的に接続され、他端部がターミナルと電気的に接続されたボンディングワイヤと、を備える圧力センサが提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
このような圧力センサにおいては、圧力検出素子をメタルダイアフラムで覆い、メタルダイアフラム内にオイル等の圧力伝達媒体を封止することで、圧力検出素子を圧力媒体から保護するとともに、メタルダイアフラムにて圧力媒体の圧力を受圧し、圧力伝達媒体を介して圧力検出素子へ伝達していた。
図4は、このようなメタルダイアフラムを有する従来の圧力センサの一般的な構成を示す概略断面図である。
本圧力センサにおいては、ケースとしてのコネクタケース10と圧力導入部材としてのハウジング30とが組み合わされている。コネクタケース10の一端側の表面(図4中、下方側の端面)には凹部11が形成されている。
この凹部11には、受圧面20aを有する圧力検出素子20が配設されている。ここでは、圧力検出素子20は、受圧面20aとは反対側の面にて台座21に一体化されて、コネクタケース10に搭載されている。
また、コネクタケース10には、複数個の金属製棒状のターミナル12が設けられている。各ターミナル12の一端側(図4中、下方端側)の端部は、圧力検出素子20の搭載領域の周囲において凹部11の底面から突出している。
そして、各ターミナル12の突出部の先端面と圧力検出素子20の受圧面20aとは、ワイヤボンディングにより形成されたアルミニウムからなるワイヤ13を介して結線され電気的に接続されている。
また、各ターミナル12の突出部の周囲には、コネクタケース10とターミナル12との隙間を封止するためのシール剤14が設けられている。
そして、凹部11内には、圧力検出素子20、ターミナル12、ワイヤ13を覆うように液体としてのオイル15が充填されている。このオイル15は、フッ素オイル等よりなり、主として圧力伝達媒体として機能するものである。
次に、ハウジング30は、たとえばステンレス(SUS)等の金属材料よりなる。このハウジング30は、一端側(図4中の上方端側)に開口部31を有するとともに、他端側(図4中の下方端側)に外部から圧力媒体が導入される圧力導入孔32を有する。この圧力媒体は、たとえば上記したエアコンの冷媒や自動車のエンジンや駆動系の潤滑用オイル等である。
そして、ハウジング30には、その開口部31にコネクタケース10の一端側(図4中の下端側)が挿入された状態で、凹部11を覆うようにコネクタケース10に、かしめなどにより組み付けられている。
さらに、ハウジング30の一端側には、メタルダイアフラム34が設けられ、金属製の押さえ部材(リングウェルド)35を介して溶接などにより、ハウジング30に対して固定されている。それにより、メタルダイアフラム34はその周辺部がハウジング30に固定された状態となり、オイル15を封止しつつ凹部11と圧力導入孔32とを区画している。
こうして組み合わせられたケース10とハウジング30において、コネクタケース10の凹部11とメタルダイアフラム34との間で、オイル15が封入されているため、このオイル15が封入された室が、圧力検出室40として構成されている。
また、圧力検出室40の外周囲には、環状の溝(Oリング溝)41が形成され、この溝41内には、圧力検出室40を気密封止するためのOリング42が配設されている。そして、Oリング42は、コネクタケース10と押さえ部材35とにより挟まれて押圧されており、これによって、Oリング42はメタルダイアフラム34とともに圧力検出室40を封止する役割を果たしている。
かかる圧力センサは、たとえば、ハウジング30のネジ部33を介して、車両の適所に取り付けられる。そして、外部からの圧力媒体が、ハウジング30の圧力導入孔32を介して圧力センサ内に導入される。
すると、導入された圧力がメタルダイアフラム34に印加され、メタルダイアフラム34には応力が発生する。この応力は、圧力検出室40内のオイル15を介して、圧力検出素子20へ伝達され、圧力検出素子20の受圧面20aに印加される。
そして、印加された圧力に応じた電気信号がセンサ信号として、圧力検出素子20から出力される。このセンサ信号は、圧力検出素子20からワイヤ13、ターミナル12を介して、外部回路などへ伝達される。
特開平7−209115号公報 特開平7−243926号公報
ところで、上記したような従来の圧力センサは、たとえば自動車に搭載され、エアコンの冷媒圧や自動車のエンジンや駆動系の潤滑用オイル圧を検出する圧力センサ等に適用できる。
ここにおいて、本発明者らは、コストダウンを目的として、この種の圧力センサにおいて、上記図4におけるメタルダイアフラム34およびオイル15等を廃止した構造を検討している。
しかしながら、メタルダイアフラム34やオイル15等を廃止した場合、エアコンの冷媒や自動車のエンジンや駆動系の潤滑用オイルなどの圧力媒体が直接、圧力検出素子20の受圧面20aおよびボンディングワイヤ13に導入される。
そして、圧力媒体中には、たとえば、水分や酸化性のガス・液体などが含有されており、圧力検出素子20の受圧面20aやボンディングワイヤ13に直接圧力媒体が接触した場合、圧力検出素子20の特性劣化やボンディングワイヤ13間の電気リークが発生し、センサ特性が悪化する恐れがある。
そこで、この場合には、圧力検出素子20とボンディングワイヤ13とを接続した後、これら圧力検出素子20およびボンディングワイヤ13を、スプレーを用いて絶縁コーティング材を散布することが考えられる。
しかしながら、このように、スプレーを用いて絶縁コーティングする場合は、ボンディングワイヤの全周を絶縁コーティング材で被覆することは困難で、完全な絶縁性を得るためには、コーティング材を多量に散布する必要がある。
すると、ボンディングワイヤ13と接続されている圧力検出素子20の受圧面20aの部分にも、必要以上に多量のコーティング材が付着してしまい、センサ特性を満足できなくなるという問題が生じる。
また、スプレーを用いて絶縁コーティングする方法では、ケース10の部分にも絶縁コーティング材が付着してしまう。通常は、樹脂成形品であるケース10とコーティング材との間の接着力は弱いため、たとえば、圧力センサが組み込まれているエアコンシステム等が稼動中に、このコーティング材が剥離して冷媒中に浮遊し、システムの目詰まりを引き起こすという問題が生じる。
また、スプレーを用いて絶縁コーティングする際に、ケース10の部分にコーティング材がまったく付着しないように、マスキングすることは技術的に困難であり、コスト的にもメリットが無い。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、ターミナルを有するケースに圧力検出素子を設け、ターミナルと圧力検出素子とを電気的に接続してなる圧力センサにおいて、圧力媒体が圧力検出素子の受圧面やそこに接続されるボンディングワイヤに、直接接触する構成としても、圧力検出素子の保護や電気リークの防止を適切に行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ケース(10)と、ケース(10)に設けられ圧力媒体からの圧力を受ける受圧面(20a)を有する圧力検出素子(20)と、ケース(10)のうち圧力検出素子(20)の周囲に設けられたターミナル(12)と、一端部が圧力検出素子(20)の受圧面(20a)側と電気的に接続され、他端部がターミナル(12)と電気的に接続されたボンディングワイヤ(13)と、を備える圧力センサにおいて、次のような点を特徴としている。
すなわち、本発明の圧力センサにおいては、圧力検出素子(20)の受圧面(20a)に圧力媒体が直接導入されるようになっており、ボンディングワイヤ(13)のうち一端部と他端部との間の中間部は、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材(51)にて被覆されており、ボンディングワイヤ(13)と圧力検出素子(20)との接続部、ボンディングワイヤ(13)とターミナル(12)との接続部、および、圧力検出素子(20)の受圧面(20a)は、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材(52)にて被覆されていることを特徴としている。
それによれば、ボンディングワイヤ(13)の側と、その接続相手である圧力検出素子(20)およびターミナル(12)の側とで、コーティング材を2種類に分けることができる。
そのため、まず、ボンディングワイヤ(13)として、一端部と他端部との間の中間部となる部位が第1のコーティング材(51)にて被覆されたものを用い、このボンディングワイヤ(13)の一端部、他端部をそれぞれ圧力検出素子(20)、ターミナル(12)に接続し、しかる後、ボンディングワイヤ(13)と圧力検出素子(20)およびターミナル(12)との接続部、圧力検出素子(20)の受圧面(20a)を、第2のコーティング材(52)にて被覆するというコーティング方法を採用できる。
それによって、ボンディング前に、ボンディングワイヤ(13)のほぼ全体を第1のコーティング材(51)によってコーティングすることになるため、ボンディング後にスプレーなどでコーティングを行う場合に比べて、ボンディングワイヤ(13)の全体を、第1のコーティング材(51)にて、効率よく被覆することができる。
また、ボンディング後は、ボンディングワイヤ(13)と圧力検出素子(20)およびターミナル(12)との接続部、および、圧力検出素子(20)の受圧面(20a)に対して、ポッティングなどにより第2のコーティング材(52)を配置することができるため、第2のコーティング材(52)によって当該接続部や受圧面(20a)に対して極力選択的な被覆を行うことができる。
そのため、コーティング材(51、52)を効率よく使用して各部を適切に被覆することができるとともに、コーティング材(51、52)がケース(10)に付着することを極力防止することができる。
このようにして、本発明によれば、ターミナル(12)を有するケース(10)に圧力検出素子(20)を設け、ターミナル(12)と圧力検出素子(20)とを電気的に接続してなる圧力センサにおいて、圧力媒体が圧力検出素子(20)の受圧面(20a)やそこに接続されるボンディングワイヤ(13)に、直接接触する構成としても、圧力検出素子(20)の保護や電気リークの防止を適切に行うことができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の圧力センサにおいて、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)は、同一の材料からなるものであることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の圧力センサにおいて、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)は、異なる材料からなるものであることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明では、請求項2または請求項3に記載の圧力センサにおいて、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)は、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものからなることを特徴としている。
このように、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)は、同一の材料でもよいし、異なる材料でもよく、具体的には、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の材料として、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものを採用することができる。
請求項5に記載の発明では、ケース(10)に圧力検出素子(20)およびターミナル(12)を設け、圧力検出素子(20)とターミナル(12)との間にてワイヤボンディングを行うことにより、ボンディングワイヤ(13)の一端部を圧力検出素子(20)の受圧面(20a)側に電気的に接続し、ボンディングワイヤ(13)の他端部をターミナル(12)に電気的に接続してなる圧力センサの製造方法において、次のような特徴的な工程を有する製造方法が提供される。
・受圧面(20a)に圧力媒体が直接導入されるような位置に、圧力検出素子(20)をケース(10)に対して設けること。
・ワイヤボンディング工程では、ボンディングワイヤ(13)として、一端部と他端部との間の中間部となる部位が、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材(51)にて被覆されたものを用い、ボンディングワイヤ(13)の一端部、他端部をそれぞれ圧力検出素子(20)、ターミナル(12)に接続すること。
・しかる後、ボンディングワイヤ(13)と圧力検出素子(20)との接続部、ボンディングワイヤ(13)とターミナル(12)との接続部、および、圧力検出素子(20)の受圧面(20a)を、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材(52)にて被覆すること。本発明の製造方法はこれらの工程を有することを特徴としている。
それによれば、ボンディング前に、ボンディングワイヤ(13)のほぼ全体を第1のコーティング材(51)によってコーティングすることになるため、ボンディング後にスプレーなどでコーティングを行う場合に比べて、ボンディングワイヤ(13)の全体を、第1のコーティング材(51)にて、効率よく被覆することができる。
また、ボンディング後は、ボンディングワイヤ(13)と圧力検出素子(20)との接続部、ボンディングワイヤ(13)とターミナル(12)との接続部、および、圧力検出素子(20)の受圧面(20a)に対して、ポッティングなどにより第2のコーティング材(52)を配置することができるため、第2のコーティング材(52)によって当該接続部や受圧面(20a)に対して極力選択的な被覆を行うことができる。
そのため、コーティング材(51、52)を効率よく使用して各部を適切に被覆することができるとともに、コーティング材(51、52)がケース(10)に付着することを極力防止することができる。
したがって、本発明によれば、ターミナル(12)を有するケース(10)に圧力検出素子(20)を設け、ターミナル(12)と圧力検出素子(20)とを電気的に接続してなる圧力センサにおいて、圧力媒体が圧力検出素子(20)の受圧面(20a)やそこに接続されるボンディングワイヤ(13)に、直接接触する構成としても、圧力検出素子(20)の保護や電気リークの防止を適切に行うことができる。
また、請求項6に記載の発明のように、請求項5に記載の圧力センサの製造方法においては、第2のコーティング材(52)による被覆は、ポッティングにより行うようにすることができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項5または請求項6に記載の圧力センサの製造方法において、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)として、同一の材料からなるものを用いることを特徴としている。
また、請求項8に記載の発明では、請求項5または請求項6に記載の圧力センサの製造方法において、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)として、異なる材料からなるものを用いることを特徴としている。
また、請求項9に記載の発明では、請求項7または請求項8に記載の圧力センサの製造方法において、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)として、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものを用いることを特徴としている。
このように、上記製造方法においても、第1のコーティング材(51)および第2のコーティング材(52)は、同一の材料でもよいし、異なる材料でもよく、具体的には、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の材料として、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものを採用することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1は、本発明の実施形態に係る圧力センサ100の全体概略断面構成を示す図であり、図2は、図1に示される圧力センサ100における圧力検出素子20の近傍部の拡大図である。
この圧力センサ100は、たとえば自動車に搭載され、エアコンの冷媒圧や自動車のエンジンや駆動系の潤滑用オイル圧を検出する圧力センサ等に適用できる。
[構成等]
本圧力センサ100においては、ケースとしてのコネクタケース10と圧力導入部材としてのハウジング30とが組み合わされている。
コネクタケース10は、本例では、PPS(ポリフェニレンサルファイド)やPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂を型成形することにより作られ、略円柱状をなしている。このコネクタケース10の一端側の表面(図1中、下方側の端面)には凹部11が形成されている。
この凹部11には、圧力検出素子としてのセンサチップ20が配設されている。本例のセンサチップ20は、シリコン半導体などの半導体基板に対してダイアフラム21(図2参照)を形成し、このダイアフラム21が受けた圧力を電気信号に変換し、この電気信号をセンサ信号として出力する半導体ダイアフラム式のものである。
より具体的には、図2に示されるように、センサチップ20は、表面(図2中の下面)が圧力媒体からの圧力を受ける受圧面20aとなっている。そして、センサチップ20は、裏面(図2中の上面)側に凹部が形成され、この凹部に対応した表面側すなわち受圧面20a側に薄肉部としてのダイアフラム21を有するものである。
つまり、センサチップ20のダイアフラム21は、センサチップ20を構成する半導体基板の裏面の一部をエッチングなどにより除去することで上記凹部を形成し、この凹部の底部として形成されるものである。
そして、センサチップ20は、その裏面側にてガラス当からなる台座22に陽極接合等により一体化されている。ここで、センサチップ20の裏面の凹部は、センサチップ20と台座22との間で気密に封止され、たとえば真空などの基準圧力室として構成されている。
そして、台座22と一体化されたセンサチップ20は、この台座22を凹部11の底面に接着剤23(図2参照)を介して接着することで、コネクタケース10に搭載されている。この接着剤23はたとえばシリコン系接着剤などである。
また、図1、図2に示されるように、コネクタケース10には、センサチップ20と外部の回路等とを電気的に接続するための複数個の金属製棒状のターミナル(コネクタピン)12が設けられている。
本例では、ターミナル12は黄銅にNiメッキ等のメッキ処理を施した材料よりなり、インサートモールドによりコネクタケース10と一体に成形されることによりコネクタケース10内にて保持されている。
各ターミナル12の一端側(図1中、下方端側)の端部は、センサチップ20の搭載領域の周囲において凹部11の底面から突出している。つまり、コネクタケース10のうちセンサチップ20の周囲に、ターミナル12が設けられている。
そして、図2に示されるように、各ターミナル12の突出部の先端面とセンサチップ20の受圧面20a側とは、ボンディングワイヤ13を介して結線され電気的に接続されている。このボンディングワイヤ13は、ワイヤボンディングにより形成されたAu(金)やAl(アルミ)などからなるものである。
また、図1に示されるように、各ターミナル12の突出部の周囲には、コネクタケース10とターミナル12との隙間を封止するためのシール剤14が設けられている。このシール剤14は、シリコン系樹脂よりなるものであり、このシール剤14により、もし、ターミナル12が突出する凹部11の底面部分に隙間があっても、その隙間は封止された状態となる。
これは、コネクタケース10には、型成形の際にターミナル12を埋設しているので、成型樹脂等からなるコネクタケース10と金属であるターミナル12との熱膨張係数の違いにより、コネクタケース10とターミナル12間の気密性が悪く、ターミナル12の周囲に隙間が生じ、この隙間から圧力媒体の漏れが生じる恐れがある。そのため、ターミナル12とコネクタケース10との間にシール剤14を設けている。
一方、コネクタケース10の他端側(図1中、上方端側)は、ターミナル12における上記突出部とは反対側の他端側を、例えばワイヤハーネス等の外部配線部材(図示せず)を介して上記外部回路(車両のECU等)に電気的に接続するための接続部16となっている。こうして、センサチップ20と外部との間の信号の伝達は、ワイヤ13およびターミナル12を介して行われるようになっている。
次に、ハウジング30は、たとえばステンレス(SUS)等の金属材料よりなる。このハウジング30は、一端側(図1中の上方端側)に開口部31を有するとともに、他端側(図1中の下方端側)に外部から圧力媒体が導入される圧力導入孔32を有する。この圧力媒体は、たとえば上記したエアコンの冷媒や自動車の潤滑用オイル等である。
また、ハウジング30の他端側の外面には、圧力センサ100を自動車の適所、たとえば、エアコンの冷媒配管や自動車の燃料配管等の箇所に固定するためのネジ部33が形成されている。
そして、ハウジング30には、その開口部31にコネクタケース10の一端側(図1中の下端側)が挿入された状態で、凹部11を覆うようにコネクタケース10に組み付けられている。ここで、ハウジング30の一端側の端部30aがコネクタケース10にかしめ固定されている。
さらに、ハウジング30の一端側には、環状の溝(Oリング溝)40が形成され、この溝40内には、ハウジング30とコネクタケース10との間を気密に封止するためのOリング41が配設されている。このOリング41は、たとえばシリコンゴム等の弾性材料よりなる。
そして、このような圧力センサ10において、圧力検出素子としてのセンサチップ20は、その受圧面20aが、ハウジング30の圧力導入孔32に面した状態で配置されている。つまり、本圧力センサ100では、センサチップ20の受圧面20aに圧力媒体が直接導入される、すなわち圧力媒体が直接接触するようになっている。
また、本実施形態のように、センサチップ20が半導体ダイアフラム式のものであり、センサチップ20の受圧面20aがダイアフラム21の表面である場合、この受圧面20aには、ゲージ抵抗や配線などの電気的な素子が形成されており、これらの素子を保護するという点からも、圧力媒体からの保護は必要である。
そのため、本圧力センサ100においては、圧力媒体にさらされるセンサチップ20やそのセンサチップ20に接続されたボンディングワイヤ13を、圧力媒体から保護するために、これらセンサチップ20およびボンディングワイヤ13をコーティング材51、52により被覆している。
上述したように、本実施形態では、ボンディングワイヤ13は、一端部がセンサチップ20の受圧面20a側と電気的に接続され、他端部がターミナル12と電気的に接続されたものとなっている。
そして、図2に示されるように、本実施形態の圧力センサ100においては、このような接続状態にあるボンディングワイヤ13のうち一端部と他端部との間の中間部は、冷媒などの圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材51にて被覆されている。
さらに、図2に示されるように、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aは、冷媒などの圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材52にて被覆されている。
これら第1のコーティング材51および第2のコーティング材52は、同一の材料でもよいし、異なる材料でもよい。具体的には、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の材料として、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものを採用することができる。
[製造方法等]
次に、上記圧力センサ100の製造方法について述べる。ターミナル12がインサート成形されたコネクタケース10を用意する。
シリコン系樹脂等よりなる接着剤23を用いて、コネクタケース10の凹部11内へ、センサチップ20を台座22を介して接着し固定する。こうして、受圧面20aに圧力媒体が直接導入されるような位置に、センサチップ20をケース10に対して設けることができる。
そして、凹部11内へシール剤14を注入し、硬化させることにより配置する。次に、ワイヤボンディングを行って、各ターミナル12の突出部の先端面とセンサチップ20の受圧面20aとをボンディングワイヤ13で結線する。
ここで、このワイヤボンディング工程では、ボンディングワイヤ13として、一端部と他端部との間の中間部となる部位が上記第1のコーティング材51にて被覆されたものを用い、このボンディングワイヤ13の一端部、他端部をそれぞれセンサチップ20、ターミナル12に接続する。
図3は、具体的なボンディングワイヤ13のコーティング方法を示す工程図である。ワイヤボンディングに用いられる金やアルミニウムなどからなるボンディングワイヤ13を用意する(図3(a)参照)。
そして、上記した各樹脂等からなる第1のコーティング材51の溶液を用意し、この溶液中にボンディングワイヤ13を浸漬する。つまり、ディッピングなどの方法により、ボンディングワイヤ13の全周を第1のコーティング材51により被覆する(図3(b)参照)。
次に、このコーティングされたボンディングワイヤ13を用いて、ワイヤボンディング装置により、ワイヤボンディングを行う。
このワイヤボンディングにおいては、接続の直前に、ボンダーから引き出されたボンディングワイヤ13の接続部に対して、第1のコーティング材51を焼き飛ばしたり、溶媒で溶かしたり、機械的に除去したりすることで、当該接続部から第1のコーティング材51を除去し、続いて、センサチップ20やターミナル12に対してボンディングを行う。
なお、図3(c)に示されるように、全周がコーティングされたボンディングワイヤ13のうち、あらかじめ接続部となる部位、つまり、最終的にセンサチップ20、ターミナル12に接続される一端部、他端部となる予定の部位について、上記方法と同様にして、第1のコーティング材51を除去しておき、これをボンディング装置にセットして、ワイヤボンディングを行ってもよい。
こうして、ワイヤボンディング工程が終了すると、ボンディングワイヤ13は、センサチップ20の受圧面20aされた一端部およびターミナル12と接続された他端部を除く中間部が、第1のコーティング材51により被覆された状態となっている。
そして、次に、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aに対して、ディスペンサを用いたポッティング法などにより第2のコーティング材52を選択的に塗布し、これらの部分を被覆する。こうして、センサチップ20およびボンディングワイヤ13のコーティングが終了する。
続いて、ハウジング30を用意し、Oリング41を介してハウジング30の開口部31をコネクタケース10の一端部に嵌合させる。次に、ハウジング30の端部30aをコネクタケース10にかしめることにより、ハウジング30とコネクタケース10と一体化する。
こうして、コネクタケース10とハウジング30との組合せ固定がなされ、図1に示される圧力センサ100が完成する。
かかる圧力センサ100の基本的な圧力検出動作について述べる。圧力センサ100は、たとえば、ハウジング30のネジ部33を介して、車両の適所に取り付けられる。そして、外部からの圧力媒体(上記したエアコンの冷媒や自動車の潤滑用オイル等)が、ハウジング30の圧力導入孔32を介して圧力センサ100内に導入される。
すると、導入された圧力が、センサチップ20の受圧面20aに印加され、センサチップ20のダイアフラム21が歪む。そして、印加された圧力に応じた電気信号がセンサ信号として、センサチップ20から出力される。
このセンサ信号は、センサチップ20からボンディングワイヤ13、ターミナル12を介して、上記外部回路へ伝達される。以上が、圧力センサ100における基本的な圧力検出動作である。
[効果等]
ところで、本実施形態によれば、ケース10と、ケース10に設けられ圧力媒体からの圧力を受ける受圧面20aを有する圧力検出素子としてのセンサチップ20と、ケース10のうちセンサチップ20の周囲に設けられたターミナル12と、一端部がセンサチップ20の受圧面20a側に電気的に接続され、他端部がターミナル12に電気的に接続されたボンディングワイヤ13と、を備える圧力センサにおいて、次のような点を特徴とする圧力センサ100が提供される。
すなわち、本圧力センサ100においては、センサチップ20の受圧面20aに圧力媒体が直接導入されるようになっており、ボンディングワイヤ13のうち一端部と他端部との間の中間部は、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材51にて被覆されており、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aは、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材52にて被覆されていることを特徴としている。
また、本実施形態によれば、ケース10にセンサチップ20およびターミナル12を設け、センサチップ20とターミナル12との間にてワイヤボンディングを行うことにより、ボンディングワイヤ13の一端部をセンサチップ20の受圧面20a側に電気的に接続し、ボンディングワイヤ13の他端部をターミナル12に電気的に接続してなる圧力センサの製造方法において、次のような特徴的な工程を有する製造方法が提供される。
・受圧面20aに圧力媒体が直接導入されるような位置に、センサチップ20をケース10に対して設けること。
・ワイヤボンディング工程では、ボンディングワイヤ13として、一端部と他端部との間の中間部となる部位が、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材51にて被覆されたものを用い、ボンディングワイヤ13の一端部、他端部をそれぞれセンサチップ20、ターミナル12に接続すること。
・しかる後、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aを、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材52にて被覆すること。本実施形態の製造方法はこれらの工程を有することを特徴としている。
本実施形態の圧力センサ100は、ボンディングワイヤ13の側と、その接続相手であるセンサチップ20およびターミナル12の側とで、コーティング材51、52を2種類に分けているという特徴点を持つため、その製造方法においても、上記特徴的な工程を実現することができる。
つまり、本実施形態によれば、ボンディング前に、ボンディングワイヤ13のほぼ全体を第1のコーティング材51によってコーティングすることになるため、ボンディング後にスプレーなどでコーティングを行う場合に比べて、ボンディングワイヤ13の全体を、第1のコーティング材51にて、効率よく被覆することができる。
また、ボンディング後は、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aに対して、ポッティングなどにより第2のコーティング材52を配置することができるため、上記スプレーによる方法に比べて、第2のコーティング材52によって当該接続部や受圧面20aに対して極力選択的な被覆を行うことができる。
そのため、コーティング材51、52を効率よく使用して各部を適切に被覆することができるとともに、コーティング材51、52がケース10に付着することを極力防止することができる。
したがって、本実施形態によれば、ターミナル12を有するケース10にセンサチップ20を設け、ターミナル12とセンサチップ20とを電気的に接続してなる圧力センサに100おいて、圧力媒体がセンサチップ20の受圧面20aやそこに接続されるボンディングワイヤ13に、直接接触する構成としても、センサチップ20の保護や電気リークの防止を適切に行うことができる。
また、本実施形態の製造方法においては、第2のコーティング材52による被覆を、ポッティングにより行うことも特徴のひとつである。
もちろん、第2のコーティング材52による被覆は、ボンディングワイヤ13とセンサチップ20との接続部、ボンディングワイヤ13とターミナル12との接続部、および、センサチップ20の受圧面20aに対して、第2のコーティング材52を選択的に配置するものであれば、ポッティング以外でもかまわない。
また、本実施形態の圧力センサ100およびその製造方法においては、第1のコーティング材51および第2のコーティング材52は、同一の材料でもよいし、異なる材料でもよいことも特徴のひとつである。
さらに、本実施形態の圧力センサ100およびその製造方法においては、第1のコーティング材51および第2のコーティング材52として、冷媒などの圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の材料であるポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものを採用できることも特徴のひとつである。
(他の実施形態)
なお、ケースは、一端側に圧力検出素子を設置できるとともにターミナルを有し、さらに一端側にターミナルの一端部が突出しているものであればよく、上記コネクタケースに限定されるものではない。
また、圧力検出素子は、上記半導体ダイアフラム式のものに限定されるものではなく、受けた圧力を電気信号に変換し、この電気信号をセンサ信号として出力できるものであればよい。
要するに、本発明は、ターミナルを有するケースに圧力検出素子を設け、ターミナルと圧力検出素子とを電気的に接続してなる圧力センサにおいて、上述したように、ボンディングワイヤの中間部と、ボンディングワイヤの接続部および圧力検出素子とで、コーティング材を2つに分け、ボンディングワイヤを接続前にコーティングし、ボンディングワイヤを接続後はその接続部および圧力検出素子を選択的にコーティングすることで、効率的かつ選択性に優れたコーティング技術を要部とするものであり、その他の部分については、適宜設計変更が可能である。
本発明の実施形態に係る圧力センサの全体概略断面図である。 図1に示される圧力センサにおける圧力検出素子の近傍部の拡大図である。 ボンディングワイヤのコーティング方法を示す工程図である。 メタルダイアフラムを有する従来の圧力センサの一般的な全体構成を示す概略断面図である。
符号の説明
10…ケースとしてのコネクタケース、12…ターミナル、
13…ボンディングワイヤ、20…圧力検出素子としてのセンサチップ、
20a…センサチップの受圧面、51…第1のコーティング材、
52…第2のコーティング材。

Claims (9)

  1. ケース(10)と、
    前記ケース(10)に設けられ圧力媒体からの圧力を受ける受圧面(20a)を有する圧力検出素子(20)と、
    前記ケース(10)のうち前記圧力検出素子(20)の周囲に設けられたターミナル(12)と、
    一端部が前記圧力検出素子(20)の受圧面(20a)側と電気的に接続され、他端部が前記ターミナル(12)と電気的に接続されたボンディングワイヤ(13)と、を備える圧力センサにおいて、
    前記圧力検出素子(20)の受圧面(20a)に前記圧力媒体が直接導入されるようになっており、
    前記ボンディングワイヤ(13)のうち前記一端部と前記他端部との間の中間部は、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材(51)にて被覆されており、
    前記ボンディングワイヤ(13)と前記圧力検出素子(20)との接続部、前記ボンディングワイヤ(13)と前記ターミナル(12)との接続部、および、前記圧力検出素子(20)の受圧面(20a)は、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材(52)にて被覆されていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記第1のコーティング材(51)および前記第2のコーティング材(52)は、同一の材料からなるものであることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記第1のコーティング材(51)および前記第2のコーティング材(52)は、異なる材料からなるものであることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  4. 前記第1のコーティング材(51)および前記第2のコーティング材(52)は、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものからなることを特徴とする請求項2または3に記載の圧力センサ。
  5. ケース(10)に圧力検出素子(20)およびターミナル(12)を設け、前記圧力検出素子(20)と前記ターミナル(12)との間にてワイヤボンディングを行うことにより、ボンディングワイヤ(13)の一端部を前記圧力検出素子(20)の受圧面(20a)側に電気的に接続し、前記ボンディングワイヤ(13)の他端部を前記ターミナル(12)に電気的に接続してなる圧力センサの製造方法において、
    前記受圧面(20a)に圧力媒体が直接導入されるような位置に、前記圧力検出素子(20)を前記ケース(10)に対して設け、
    前記ワイヤボンディング工程では、前記ボンディングワイヤ(13)として、前記一端部と前記他端部との間の中間部となる部位が、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第1のコーティング材(51)にて被覆されたものを用い、前記ボンディングワイヤ(13)の一端部、他端部をそれぞれ前記圧力検出素子(20)、前記ターミナル(12)に接続し、
    しかる後、前記ボンディングワイヤ(13)と前記圧力検出素子(20)との接続部、前記ボンディングワイヤ(13)と前記ターミナル(12)との接続部、および、前記圧力検出素子(20)の受圧面(20a)を、圧力媒体に対する耐性を有する電気絶縁性の第2のコーティング材(52)にて被覆することを特徴とする圧力センサの製造方法。
  6. 前記第2のコーティング材(52)による被覆は、ポッティングにより行うことを特徴とする請求項5に記載の圧力センサの製造方法。
  7. 前記第1のコーティング材(51)および前記第2のコーティング材(52)として、同一の材料からなるものを用いることを特徴とする請求項5または6に記載の圧力センサの製造方法。
  8. 前記第1のコーティング材(51)および前記第2のコーティング材(52)として、異なる材料からなるものを用いることを特徴とする請求項5または6に記載の圧力センサの製造方法。
  9. 前記第1のコーティング材(51)および前記第2のコーティング材(52)として、ポリアミドイミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、エポキシ系樹脂から選択されたものを用いることを特徴とする請求項7または8に記載の圧力センサの製造方法。
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JP2017138113A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 日本電産トーソク株式会社 油圧センサモジュール

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