JP2006140665A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 信号伝達手段を介して給電される撮像装置であって、撮像レンズと、該撮像レンズで集光された光を電気信号に変換し、映像を出力する手段と、該映像を出力する手段以外の電力を消費する手段とを備え、該映像を出力する手段および電力を消費する手段を複数のグループに分け、第1のグループに属する手段は、他のグループに属する手段に対して優先的に駆動する。
【選択図】 図3
Description
一方で、監視カメラは多機能になり、AF(Auto Focus)や電動ズーム可能なレンズを搭載したものやパンおよびティルト駆動もできるものが発売されている。
本発明は、監視カメラ等の撮像装置で必須である映像出力を損なうことなく、十分な電力供給がある従来の外部電源用の撮像装置に対して、機能の劣ることがない、像歪や画像を犠牲にすることがない多機能な撮像装置を提供することを課題とする。
本発明者は、監視カメラ等の撮像装置においては、全ての機能が常時必要というものではなく、各機能を考慮して、組合せを考えることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、上記の課題を達成するため本発明は、信号伝達手段を介して給電される撮像装置であって、撮像レンズと、該撮像レンズで集光された光を電気信号に変換し、映像を出力する手段と、該映像を出力する手段以外の電力を消費する手段とを備え、該映像を出力する手段および電力を消費する手段を複数のグループに分け、第1のグループに属する手段は、他のグループに属する手段に対して優先的に駆動することを特徴とする。
また、前記撮像装置に電力を供給する外部電源を備えるものにおいては、該外部電源を使用する場合は前記複数グループに属する手段の同時駆動を可能化するとよい。
前記他のグループが複数ある場合、複数のグループ間では、互いに排他的に駆動する。複数のグループの駆動要求が重複した場合、優先順位は順番そのものを予め設定しておいてもよいが、駆動要求の発生順としたり、または既に駆動されているものがあればそれが属するグループを優先するなど順番の決め方を予め設定しても良い。
監視カメラであるので映像出力は全てに対して優先でなければならない。映像通信は常時の場合と静止画等を所定の周期で送信する場合とがある。フォーカスは常時使用ではないが、ピントが合っていなければ監視カメラとしての機能をなさないし、被写体が移動した場合やパン、ティルトを行なった場合でもフォーカスは必要なので最優先機能の一つである。パンは重要な機能であり、ティルト、ズーム、IRカットフィルター切替に対して、優先機能であるとしている。ただし、ビル内の廊下等の細長い場所等の監視はパンではなく、ティルトを優先にすることは言うまでもない。ズーム機能は広角にすれば監視は可能であり、パンおよびティルト機能に対して下位の優先機能である。IRカットフィルター切替機能は通常、カラーと白黒の切替を行っており、どちらを選択しても監視は可能であるので、パンおよびティルト機能に対して下位の優先機能である。このように電力を消費するものを複数のグループに分ける。
2グループに分ける場合は、例えば、第1のグループは映像を出力する手段および撮像レンズフォーカス手段とし、第2のグループは撮像レンズズーム手段とする。
[実施例1]
図1は本発明の実施例1に係る監視カメラシステムの全体図である。同図において、1はネットワークサーバ機能を内蔵したネットワークカメラであり、撮影レンズと該撮影レンズで集光された光を光電変換する光電変換機能を持ち、フォーカス機能、ズーム機能およびIRカットフィルター切替機能を内蔵している。ネットワークサーバ機能とカメラ機能を別々に構成しても良い。4はネットワークカメラ1に電源を供給する外部電源である。
104はCCD等からなる光電変換素子である。105は映像制御部であり、104により光電変換された被写体像を映像信号に変換し、制御部102へ出力する。
なお、モーターは動作が行なわれていても、惰性で駆動され、電力を消費していないものがあるが、この場合は消費されなくなった時点で動作が行なわれていないものとすることとする。
不図示の電源が投入されることにより、ステップ201で動作を開始し、まず、ステップ202で外部電源からの供給でないか、否かを確認する。外部電源から供給の場合はステップ202でNOとなり、ステップ201へ戻り、これを繰り返す。すなわち、電力を外部電源5(図1)から供給する場合は、フォーカス、ズーム、パン、ティルト、IRカットフィルター切替のいずれもが常時駆動可能となり、これらの間ならびにこれらと映像出力および映像通信との間に駆動の優先順位はない。
ステップ203で通信中の場合はNOとなり、ステップ204へ進む。
以下に、本発明の実施例2を説明する。
図4は本発明の実施例2に係る監視カメラシステムの全体図である。同図において、1および6はネットワークカメラであり、撮影レンズと該撮影レンズで集光された光を光電変換する光電変換機能を持ち、フォーカス機能、ズーム機能を内蔵している。また、これらのカメラ1および6は定期的に静止画を通信するように設定されている。4および7はネットワークカメラ1および6それぞれに電源を供給する外部電源である。5はPOEハブであり、所定の電力供給と映像信号およびズーム等の制御コマンド信号の伝達を行なう。POEハブ5はネットワークカメラ1および6に接続されている。2はネットワークであり、通常のネットワークあるいはLAN(Local Area Network)である。3は監視用のモニターを兼ねたネットワークサーバであり、映像表示および制御コマンド信号を、ネットワーク2を介して、ネットワークカメラ1に出すことができる。
304はCCD等からなる光電変換素子である。305は映像制御部であり、304により光電変換された被写体像を映像信号に変換し、制御部302へ出力する。
また、制御部302は外部電源303から電力供給がある場合には外部電源303から電力供給を受けるようになっている。外部電源から電力供給がない場合にはPOE端子より、電力供給を受ける。
電源(図示せず)が投入されることにより、スタート(ステップ401)となり、まず、ステップ402で外部電源からの電力供給でないか、どうかを確認する。外部電源から供給する場合はNOとなり、ステップ401へ戻り、これを繰り返す。すなわち、外部電源からの電力を供給する場合は、すべての機能を常時駆動可能とする。
また、電力消費を行なう機能が少ない場合には、実施例2に示すように、2つのグループに分けることにより、2台以上のカメラの場合も適応することができる。
2:ネットワーク
3:ネットワークサーバ
4:外部電源
5:POEハブ
101:POE端子
102:制御部
104:光電変換素子
111:パン動作駆動部
Claims (11)
- 信号伝達手段を介して給電される撮像装置であって、撮像レンズと、該撮像レンズで集光された光を電気信号に変換し、映像を出力する手段と、該映像を出力する手段以外の電力を消費する手段と、を備え、
該映像を出力する手段および電力を消費する手段を複数のグループに分け、第1のグループに属する手段は、他のグループに属する手段に対して優先的に駆動することを特徴とする撮像装置。 - さらに、第2のグループに属する手段は、第3のグループに属する手段に対して優先的に駆動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- さらに、第2のグループに属する手段と第3のグループに属する手段とを排他的に駆動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記映像を出力する手段以外の電力を消費する手段は、撮像レンズフォーカス手段、撮像レンズズーム手段、パン駆動手段、ティルト駆動手段、赤外カットフィルター挿抜手段および映像通信手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の撮像装置。
- 前記映像を出力する手段、映像通信手段および撮像レンズフォーカス手段を第1のグループ、パンまたはティルト駆動手段を第2のグループとしたことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 各グループに属する手段は、そのグループに属する手段の全部が同時に駆動された場合でも、前記信号伝達手段を介して給電される電力の許容値を超えないように組み合わされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の撮像装置。
- 前記映像を出力する手段以外の電力を消費する手段は、撮像レンズフォーカス手段および撮像レンズズーム手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記映像を出力する手段および撮像レンズフォーカス手段を第1のグループとしたことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
- 複数の撮像装置の映像を時分割で受信して監視する監視カメラシステムの前記撮像装置であって、前記各グループに属する手段は、そのグループに属する手段の全部が同時に駆動された場合でも、前記信号伝達手段を介して給電される電力の許容値を前記撮像装置の台数で除した値を超えないように組み合わされていることを特徴とする請求項1、7または8に記載の撮像装置。
- 前記撮像装置に電力を供給する外部電源を備え、該外部電源を使用する場合は前記複数グループに属する手段の同時駆動を可能化すること特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の撮像装置。
- 前記信号伝達手段は、POE(Power Over Ethernet)の信号ケーブルであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の撮像装置。
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