JP2006140440A - 電気アークの検出および抑制 - Google Patents

電気アークの検出および抑制 Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマチャンバ内に発生するアーキング検出・抑制回路とアルゴリズムの提供。
【解決手段】PLC12とDSP14から構成されるアーク検出抑制回路10を備える。アンテナ47からの電磁場信号48、方向性結合器からの前進出力信号25、反射出力信号27等1つ以上のセンサ信号に対して閾値を設け、アークを検出し場合RF電源20に対して、短期間に出力を低減することによってアークを抑制させ、次いで元の値に回復させる。アークが再び始まると、RF電源20は、出力を低減し、次いで出力を回復するステップを繰り返す。
【選択図】図1

Description

発明の分野
本発明は、一般的に、電源が電力を供給している負荷の電気アークまたは電気インピーダンスの他の異常な変化を検出または抑制するための装置および方法に関する。好ましくは、負荷は、半導体およびフラットパネルディスプレイなどの電子コンポーネントを製造するために使用されるプラズマチャンバであり、本発明が検出または抑制する異常な変化は、プラズマチャンバ内の電気アークを備える。
発明の背景
半導体デバイスやフラットパネルディスプレイなどの電子ワークピースの製造時に一般に使用される化学気相成長、スパッタ堆積、およびプラズマ強化エッチングプロセスなどのさまざまなプロセスを実行するために、プラズマチャンバが使用される。一般に、プラズマチャンバ内のプラズマは、電力源からのRFまたはDC電力をプラズマに結合することによって持続される。典型的に、結合は、チャンバ内の電極またはチャンバ内またはチャンバに隣接するアンテナや磁気コイルに電源を接続することによって達成される。
プラズマチャンバ内の条件は、一般的に、チャンバ内で実行される製造プロセスの進行中に変化し、このような変化が、チャンバ内に電気アークを生じさせることがある。プラズマと製造されるワークピースとの間、またはプラズマとチャンバコンポーネントの任意のものとの間に電気アークが生じれば、ワークピースまたはチャンバコンポーネントに損傷が生じてしまうことがある。アークが持続する時間の経過とともに、損傷の危険性が高まる。
このような損傷を最小限に抑え、または防止するために、プラズマチャンバ内での電気アーク、またはチャンバが電源に与える電気負荷インピーダンスを変化させる任意の他の異常を迅速に検出可能な装置が必要とされている。さらに、プラズマプロセスを可能な限りほとんど中断せずに継続しながら、アークを抑制(すなわち、停止)可能な装置が必要とされている。
より一般的に、電源が電力を供給している電気負荷の異常な変化を迅速に検出または抑制可能な装置が必要とされている。
発明の概要
本発明の1つの態様は、1つ以上のセンサをモニタすることによって、プラズマチャンバにおける電気アークを検出する装置および方法である。各センサは、電力源によって供給される電力の特性に応答するか、またはチャンバ内の電磁条件に応答するように、プラズマチャンバに結合される。プラズマチャンバに結合されたセンサによって検出される電磁条件は、例えば、チャンバ内の電場、磁場、または光学的放射であってもよい。
モニタリングは、センサによって生成された電気信号、または1つ以上のこのようなセンサ信号から(すなわち、センサ信号に応じて)導出される値がしきい値に交わるときを検出することを備えることが好ましい。センサ信号から導出された値の1つの例は、センサ信号の変化率である。
電源がRF電源である場合、プラズマチャンバに供給されるRF電力に応答するセンサが、前進RF電力、反射RF電力、および反射電力係数の1つ以上を検出し、RF電源とプラズマチャンバとの間に接続されたRF方向性結合器を備えることが好ましい。モニタリングは、反射RF電力または反射電力係数が第1のしきい値を超えるとき、または反射電力または反射電力係数の変化率が第2のしきい値を超えるとき、アークの発生を検出することを備えることが好ましい。
本発明の第2の態様が、製造プロセスの異なるステップまたはステージで、異なる電力レベルを生成するように電力源によって生成された出力を製造プロセスコントローラが制御する製造システムに適合される。本発明のこの態様において、前述した1つ以上のしきい値は、プロセスコントローラによって現在選択されている電力レベルに応答して動的に調節される。本発明の1つの利点として、しきい値が電源の出力に密接に合わせることができるため、アークを高感度に検出可能であることが挙げられる。
本発明の第3の態様は、プラズマチャンバにおいて実行中のプラズマプロセスを停止することなく、アークを抑制する装置および方法である。アークが検出されると、電源は、好ましくは、ゼロ電力へ出力を少しの間下げる。通常、これによりアークはなくなる。非常に短い期間、典型的に、数ミリ秒以下が経過した後、電源は、好ましくは、元の値へ出力を上げる。アークが再び始まれば、電源は、短期間、再度出力を下げる。典型的に、アークは、出力を下げたこれらの短期間を数回繰り返した後に完全に消失するため、チャンバにおいて実行中のプラズマプロセスを、わずか10ミリ秒程の中断後に典型的に再開することができる。
本発明の第4の態様は、電力源が接続された電気負荷の電気インピーダンスの異常な変化を検出する装置および方法である。第4の態様は、アーク以外のインピーダンスの異常を含み、プラズマチャンバである必要がない電気負荷を含むようにするための第1の態様の一般化である。電源によって負荷に供給される出力の特徴に応答する1つ以上のセンサをモニタすることによって、負荷の電気インピーダンスの異常な変化が検出される。モニタリングは、センサによって生成された電気信号、または1つ以上のセンサ信号から導出された値がしきい値に交わるときを検出することを備えることが好ましい。センサ信号から導出された値の1つの例は、センサ信号の変化率である。
電源が、RF電源である場合、センサが、前進RF電力、反射RF電力、および反射電力係数の1つ以上を検出し、RF電源と負荷との間に接続されたRF方向性結合器を備えることが好ましい。モニタリングは、反射RF電力または反射電力係数が第1のしきい値を超えるとき、または反射電力または反射電力係数の変化率が第2のしきい値を超えるとき、異常な変化を検出することを備えることが好ましい。
本発明の第5の態様は、電力源が接続された電気負荷の電気インピーダンスの異常な変化を反転する(すなわち、正常に戻す)装置および方法である。第4の態様は、アーク以外のインピーダンスの異常を含み、プラズマチャンバである必要がない電気負荷を含むようにするための第3の態様の一般化である。
負荷の電気インピーダンスの異常な変化が検出されると、電源は、好ましくは、ゼロ電力へ出力を少しの間下げる。これにより異常がなくなることもある。非常に短い期間、典型的に、数ミリ秒以下が経過した後、電源は、好ましくは、元の値へ出力を上げる。異常が再び検出されれば、電源は、短期間、再度出力を下げる。異常は、出力を下げたこれらの短期間を数回繰り返した後に完全に消失することもあるため、電源の正常動作を再開することができる。
図1は、本発明の異なる態様による、アークの検出とアークの抑制を同時に行うことが可能な装置を示す。この装置は、本明細書において、「アーク検出抑制回路(arc detection and suppression circuit)」、略して「ADSC」と呼ぶ電気回路10を含む。ADSC10は、以下に記載する本発明の新規のアーク検出抑制アルゴリズムを実行する。ADSCは、プログラマブルコンピュータ、アナログ電気回路、またはディジタルおよびアナログ回路の組み合わせなどのディジタル回路であってもよく、これらの例については、以下に記載する。
上記の[本発明の概要]において述べたように、本発明のアーク検出抑制回路は、より一般的に、アーク以外にもインピーダンスの異常を検出または抑制するために有益である。このようなより一般的な場合において、ADSC10は、「インピーダンス異常検出抑制回路」と呼ぶことができる。インピーダンス異常の抑制とは、インピーダンスを正常な値または正常な範囲の値に戻すように、異常な状況を反転させるということを意味する。好ましい実施形態の以下の記載は、アークを繰り返し参照しているが、「アーク(arcing)」という用語は、本明細書全体を通して「インピーダンス異常」に置き換えることができる。
同様に、[本発明の概要]において述べたように、本発明は、プラズマチャンバである必要がない電気負荷に対しても有益である。電力源によって負荷に供給される出力の特徴に応答する1つ以上のセンサをモニタすることによって、負荷の電気インピーダンスの異常な変化が検出される。好ましい実施形態の以下の記載は、プラズマチャンバを繰り返し参照しているが、プラズマチャンバは、任意の電気負荷に置き換えることができる。
ADSC10が接続された例示的な製造システムは、RF方向性結合器24の入力に接続されたRF電力22を有するRF電源20を含む。(市販のRF電力発生器は、単一のエンクロージャ内においてRF電源と方向性結合器とを組み合わせていることが多い。)方向性結合器は、RFインピーダンス整合網28の入力に接続されたRF電力26を有する。方向性結合器は、RF電源20から整合網28へ伝播する前進および反射RF電力を検知または測定し、前進および反射センサ出力信号25、27を生成し、これらの値は、前進および反射RF電力測定値SおよびSをそれぞれ表す。RF整合網の出力は、プラズマチャンバ30内の電極32に接続される。このパラグラフで記載するコンポーネントは、RF電力されるプラズマチャンバを備えた従来の製造システムに含まれる。
また、本発明は、RF電源以外の出力を供給する電力源、例えば、プラズマスパッタリングチャンバに出力を供給するために接続されたDC電源などにも適用可能である。電力源がDC電源である場合、反射された出力はないが、前進する電力を含む以下に記載する他のセンサ信号をすべて使用して、電力供給用に電源が接続された電気負荷の電気アークまたは他の異常なインピーダンス変化を検出および抑制することができる。したがって、RF電源、イネーブル入力、電力設定点入力に関するすべての参照は、DC電源に同等に当てはまる。
プラズマチャンバ30内で実行される各製造プロセスは、従来、プロセスコントローラ34によって制御され、このコントローラは、製造プロセスのアクションおよびパラメータを指示および制御するように、プロセスシーケンスプログラムを格納および実施するコンピュータである。例えば、従来、プロセスコントローラ34は、プラズマチャンバに対してワークピースを入出させるロボットを制御し、チャンバ内へさまざまな試薬ガスの流れを調整するガス弁を制御し、プロセスチャンバ内のガス圧力を調整する排気弁を制御するようにプログラムされている。プロセスコントローラは、従来、プロセスチャンバ30か、プロセスチャンバが接続されたマルチチャンバプラットフォームまたはメインフレームのいずれかのコンポーネントとして供給される。
多くの製造プロセスが、異なるRF電力レベルで実行されるプロセスステップのシーケンスを含む。したがって、プロセスコントローラ34の従来の追加機能は、RF電源20が、プロセスの異なるステップまたはステージで、異なるレベルのRF電力をプラズマチャンバ30に供給するように、RF電源20のRF電力レベルを制御することである。詳しく言えば、プロセスコントローラ34は、RF電源20のRF電力制御入力21へ、ディジタルまたはアナログ電気信号であるRF電力設定点信号36(図2A)を送信し、任意の時間点でのこの信号の値は、プロセスコントローラによって実施されているプロセスシーケンスによって現在特定されているRF電力レベルを表す。
実際のRF電力レベルが、RF電力設定点信号36の値によって表される所望のRF電力レベルと等しくなるように、RF電力22で生成されたRF信号の実際の電力レベルを調整しようとすることによって、RF電源20は、RF電力設定点信号36に応答する。以下で説明するように、電気アークなどのプロセスチャンバにおける異常な状況により、RF電源20が、RF電力設定点信号36によって指定されたRF電力レベルを生成できなくなることがある。
本発明の好ましい実施形態において、RF電力設定点信号36は、RF電力レベルの移行が、プロセスコントローラによって現在実施されているプロセスシーケンスによって特定されるときをADSCが検出できるように、ADSC10にさらに接続される。
本明細書において以下に記載するアーク検出およびアーク抑制アルゴリズムのステップは、ADSC10によって実行される。ADSCは、以下に記載するすべての機能を実行するようにプログラムされた単一の従来のコンピュータプロセッサからなるものであってもよい。このようなアプローチは、近い将来、経済的に実現可能になると予測されるが、現時点では、このようなすべての機能を実行する速度を備えた単一のプロセッサは高価なもので望ましくない。したがって、本明細書におけるADSCの好ましい実施形態は、2つのコンピュータプロセッサ、すなわち、プログラマブルロジックコントローラ(PLC:programmable logic controller)12と呼ぶ比較的低速のプロセッサと、ディジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)14と呼ぶ非常に高速のプロセッサとを含む。また、ADSCは、以下に記載されるような、アナログ・ディジタル変換器およびアナログ傾き検出器または微分器などのアナログ電気回路を含んでもよい。
PLCおよびDSPの両方は、プログラマブル算術計算ユニットと、入力データ、出力データ、および以下に記載するアルゴリズムによって使用されるパラメータを格納するためのメモリとを含む。DSPは、多数のセンサ信号をサンプリングし、センサ信号から他の値を場合によりに導出し、次に、それらの値をしきい値(以下に画成)と実時間で比較する。DSPは、1マイクロ秒未満でこれらすべてのステップを実行できる程度に高速のものであることが好ましい。PLCは、スピードがあまり重視されないインタフェースおよびロギング機能を実行するため、より低速のものであってもよい。
アーク検出およびアーク抑制アルゴリズムの以下の記載に、PLC12とDSP14との間での機能の好ましい振り分けが含まれている。しかしながら、DSPまたはPLCによって実行される以下に記載される任意の機能は、ADSCのすべての機能を実行する単一のコンピュータプロセッサなど、ADSC内の任意のアナログまたはディジタル回路やコンピュータプロセッサによって代わりに実行することもできる。
2.アークの検出
アーク検出抑制コンピュータ(ADSC)10は、「アークの抑制」という見出しで以下に記載するアーク抑制アルゴリズムと、以下のパラグラフで記載するアーク検出アルゴリズムの両方を実行するようにプログラムされる。
DSPは、1つ以上のセンサによって生成されたセンサ出力信号S(S、S、Sなど)を実時間でモニタし、センサ出力信号Sの任意のものが、プラズマチャンバ内のアークを示唆する異常な値を有するときを検出することによって、プラズマチャンバ30内での電気アークの発生を検出する。
プラズマチャンバ30内でのアークを検出するために出力を使用可能なセンサの1つの広義のカテゴリーは、チャンバ内での電場、磁場、または光学的放射など、チャンバ内の電磁条件を検知するように、プラズマチャンバに結合されるセンサである。このようなセンサの一例は、プラズマによって放射される光をモニタする光学センサ(図示せず)である。別の例は、プラズマチャンバ内に載置されたEMFプローブまたはアンテナ47である。アンテナは、電磁場(EMF)検出器46の入力に接続され、この検出器は、アンテナが受信する電磁場強度の測定値を表す値を有するセンサ出力信号48を生成する。EMF検出器の出力48は、DSP14に接続される。
プラズマチャンバ30内のアークを検出するために出力を使用可能なセンサの別の広義のカテゴリーは、RF電源によってプラズマに供給されるRF電力の特徴を検知(すなわち、検出)するように、RF電源20とプラズマチャンバとの間に結合されたセンサである。
このようなセンサの1つの例は、図1に示す、RF電源20とRFインピーダンス整合網28との間に接続された従来の方向性結合器24である。例示した方向性結合器は、2つのセンサ出力信号25、27を生成し、これらの信号の振幅は、方向性結合器によって検知された前進RF電力および反射RF電力をそれぞれ表す。他の方向性結合器は、反射出力係数としても知られる、反射RF電力と前進RF電力との比率またはこの比率の平方根のいずれかを表すセンサ出力を生成してもよい。上述したように、市販のRF電力発生器は、単一のエンクロージャ内にRF電源と方向性結合器とを組み合わせていることが多い。方向性結合器の前進および反射出力25、27が、DC信号ではなくRF信号であれば、方向性結合器とADSCの各出力間に、従来のエンベロープ検出器(すなわち、整流器とその後の低域通過フィルタ)が接続されなければならない。
RF電力の特徴を検知するセンサの第2の例は、高調波センサなどのRFひずみ分析器であり、この分析器は、RF電圧または電流の基本周波数より実質的に高い周波数にある上記電圧または電流の任意のスペクトル成分の振幅を測定することによって、RF電源によってチャンバに供給されるRF電圧または電流のひずみを検出する。
このようなセンサの第3の例は、電気的に調整可能なRF整合網28であり、この整合網は、整合網を調整するために電気制御信号に応答して値が調節されるインダクタまたはコンデンサを有する。これらの電気制御信号は、制御信号の変化が、プラズマチャンバによってRF整合網の出力へ与えられた電気インピーダンスの変化を知らせるため、センサ出力信号として有益である。同様に、他のタイプのRF整合網28は、RF源20の周波数を調節することによって調整可能である。このような周波数調整可能な整合網を用いて、RF源の出力またはこのような周波数を制御するコントローラの出力は、センサ出力信号Sを構成することができる。
図2は、プラズマチャンバ30内でのアークの発生を検出するために、方向性結合器24によって生成された前進RF電力信号25と反射RF電力信号27をどのように使用できるかを図示すグラフである。図2Aは、プロセスコントローラ34がRF電源20に送信するRF電力設定点信号36を示す。この値は、RF電源とプラズマチャンバ30によって与えられた負荷インピーダンスとの両方に変動および不安定性がないものとした場合のRF電力22の振幅の状態を表す。図2は、時間t〜t間のRF電力Pの第1のレベルと、時間t〜t間のRF電力Pのより低いレベルとを要求するプラズマチャンバにおいて実行されている製造プロセスを図示す。
図2Bおよび図2Cは、方向性結合器24によって検出された前進RF電力信号25および反射RF電力信号27をそれぞれ示し、これらの信号は、この例において、第1および第2のセンサ信号SおよびSである。プラズマチャンバ内のアークは、時間tで始まり、時間tで終わる。アークが発生している間隔t〜tの間、前進RF電力は低下し、反射RF電力は増大する。本発明において、本発明者らは、プラズマチャンバ内のアークを識別するために、前進および反射RF電力のこのような変化を検出する。
RFアンテナ47などのプラズマチャンバの内部に結合された光学センサまたはEMFセンサは、図2Cにグラフで示した反射電力信号27と同様に挙動する。詳しく言えば、これらのセンサの任意のものは、ノイズや不安定性を重ね合わせた比較的低い定常状態値を有し、プラズマチャンバ内でアークが発生すると、実質的に値が増加する。
本発明者らは、反射RF電力信号27が、1つの最も信頼できるアークの指標であることを見い出したが、これは、アークが発生していない際、この値が比較的安定したものであるためである。また、前進RF電力信号25、EMFセンサ信号48、および反射RF電力信号の傾き(時間微分)も、反射RF電力信号を補足するために有益な信号であるが、不安定性またはノイズがより高いという特徴がある。
本発明において、各センサ信号Sは、出力信号が、本明細書においてアーク検出しきい値と呼ばれるしきい値Lを下回るか、または上回るかにしたがって、アークが発生していることを指し示すものと見なされる。前進RF電力25(S)などのいくつかのセンサ信号は、これらの値がしきい値を下回ると、アークの発生を指し示すのに対して、反射RF電力27(S)およびEMF検出器46〜48(S)などの他のセンサ信号は、これらの値がしきい値を超えると、アークの発生を指し示す。両方のタイプのセンサ信号を対象として含む用語に一貫性をもたせるために、本明細書では、センサ出力信号Sとそれに対応するアーク検出しきい値Lとの比較の結果Rを、その比較がアークの発生を指し示すか指し示さないかにしたがって、正または負であると呼ぶとともに、センサ出力信号を、センサ出力信号Sとそれに対応するしきい値Lとを比較した結果Rが正であるか負であるかにしたがって、悪い値または良い値を有すると呼ぶ。したがって、前進RF電力センサ信号25(S)は、第1のしきい値Lを下回れば悪いとみなされるのに対して、反射RF電力センサ信号27(S)およびEMF検出器信号48(S)は、第2のしきい値Lおよび第3のしきい値Lをそれぞれ超えれば悪いと見なされる。
図3は、図1のADSC10によって実行されるアルゴリズムを示す。まず、ADSC(以下に説明するように、PLC12またはDSP14のいずれか)は、第1、第2、および第3のアーク検出しきい値L、L、およびLを確立し、DSP内のメモリにしきい値を格納する(ステップ100)。以下、「アーク検出しきい値の調節」という見出しで、アーク検出しきい値を確立する代替の方法について説明する。
実時間において、DSPは、センサ信号S(前進RF電力信号25)、S(反射RF電力信号27)、およびS(EMF検出器信号48)の各々の値を周期的にサンプリングする(ステップ104)。「サンプリング」という用語は、DSP内の従来のサンプルホールド回路によって実行されているように、特定の電気信号を受信し、選択された時間点でその瞬間的な値を格納するというこを意味する。
DSPは、第1、第2、および第3のセンサ信号S、S、およびSの現在のサンプリング値を、第1、第2、および第3のしきい値L、L、およびLとそれぞれ比較する(ステップ108)。DSPは、これらの比較の任意の結果が正であれば、すなわち、第1のセンサ信号S(前進RF電力信号25)が、第1のしきい値Lを下回れば、第2のセンサ信号S(反射RF電力信号27)が第2のしきい値Lを超えれば、または第3のセンサ信号S(EMF検出器信号48)が第3のしきい値Lを超えれば、アークが発生したというアラートを発信する(ステップ150)。
DSPは、電気通信バス15上でアークアラート信号をPLCに送信することによって、アークが生じたという信号を発信することが好ましい(図2D)(ステップ150)。PLCは、DSPからアークアラート信号を受信したときに、どの改善措置を実行すべきかを特定するようにプログラミングされる(ステップ152)。適切な改善措置の例は、(1)以下の「アークの抑制」というタイトルの第9節に記載するアーク抑制アルゴリズム、すなわち、図9のステップ200〜206を実行すること、(2)通信バス16を介して、プラズマチャンバへのRF電力を直ちに遮断するようにプロセスコントローラ34に指示するコマンドを送信すること、(3)通信バス16を介して、プラズマチャンバ内に現在あるワークピースの処理が完了するまで待機した後、プラズマチャンバの動作を遮断するようにプロセスコントローラ34に指示するコマンドを送信すること、または(4)外部通信バス18を介して、チャンバを動作する人にアラートを発信し、および/または、プラズマチャンバの動作を中断することなく、コンピュータメモリにイベントをログすることである。
すべての比較の結果Rが負になると、すなわち、すべてのセンサ信号Sが、そのそれぞれのしきい値Lの「良い」側に戻ると、DSPは、図2Dの時間tに示すように、アークアラート信号14をクリアにし、または取り除く。
3.サンプリング間隔および最小アーク持続時間
センサ信号をサンプリングするステップ(ステップ104)と、各センサ信号を対応するアーク検出しきい値と比較するステップ(ステップ108)は、サンプリング間隔ΔTと呼ぶ間隔で周期的に繰り返される。
サンプリング間隔より短い持続時間でアークが発生すれば、センサ信号Sは、良いから悪いに変化し、次いで、センサ信号の連続サンプリグ間隔の間に良いに戻り(ステップ104)、この場合、ADSCは、アークが発生したことを検出しない。アークの持続時間が短すぎて、プラズマチャンバにおいて製造されるワークピースまたはチャンバの任意のコンポーネントのいずれかに損傷を与える危険性を生じ得なければ、このようにアークの検出ができないことは、必ずしも好ましくないわけではない。逆に、ADSCは、このような損傷を及ぼす危険が十分にある長い持続時間のアークを確実に検出することが重要である。したがって、好ましくは、サンプリング間隔は、このように実質的に損傷を及ぼす危険性を生じる最短のアーク持続時間より長くないものにすべきである。以下に説明する理由により、サンプリング間隔は、このような持続時間の4分の1または10分の1程度である。
センサ信号にランダムノイズや不安定性があると、アークが発生していなくても、そのセンサ信号がそのそれぞれのしきい値を短期間交わってしまうことがある。このようなノイズスパイクがアークの発生として誤認されないようにするため、アーク検出アルゴリズムでは、アーク検出アルゴリズムがアークが発生したという信号を発信する前に、本明細書において最小アーク持続時間しきい値「D」と呼ぶ、少なくとも最小時間の間、正の比較結果(すなわち、「悪い」値を有するセンサ)が持続する必要があることが好ましい。損傷を及ぼす可能性のあるアークイベントを確実に検出するために、好ましくは、最小アーク持続時間しきい値は、プラズマチャンバにおいて製造されているワークピースまたはチャンバの任意のコンポーネントのいずれかに実質的に損傷を及ぼす危険性が生じる最短アーク持続時間より長くないものにすべきである。
各センサ信号を対応するしきい値と比較するステップが、周期的なサンプリング間隔でディジタル回路によって実行される場合、図8のアナログ比較器回路ではなく、本明細書に記載するすべての実施形態におけるように、センサ信号ノイズまたは不安定性に応答する誤ったアーク検出は、正の比較結果が少なくとも複数の「N」の連続サンプリング間隔の間持続するようにすることで回避することができる(ステップ106)。本明細書において、正の比較カウントしきい値と呼ぶこの複数Nは、少なくとも3であることが好ましい。本明細書の好ましい実施形態において、N=10である。
最小アーク持続時間しきい値Dは、サンプリング間隔ΔTと正の比較カウントしきい値Nとの積になる。アーク検出システムの実施例をデザインする際、設計者は、上述した考慮すべき点に基づいて、最小アーク持続時間しきい値と、正の比較カウントしきい値を選択すべきである。サンプリング間隔ΔTは、選択された正の比較カウントしきい値Nによって除算された選択された最小アーク持続時間しきい値D以下のものであるべきである。
図4は、正の比較結果の数をカウントし、そのカウントが正の比較カウントしきい値N以上である場合のみアークが発生したというアラートを発信することに関するステップ112、120、および130を含むアーク検出アルゴリズムを図示する。アルゴリズムの他のステップは、図3の前述したアルゴリズムと同じものである。
ステップ112、120、および130は、DSPによって実行されることが好ましい。DSPは、正の比較カウントしきい値Nをメモリ内に格納する。また、DSPは、センサ信号Sと対応するアーク検出しきい値Lとの間のすべての比較のすべての結果Rが負になるたびに、値がクリアにされた、すなわち、ゼロにリセットされた数値カウントをメモリ内に格納する(ステップ112)。逆に、少なくとも1つのこのような比較が正の結果である任意のサンプリング間隔において、DSPは、メモリに格納されたカウントをインクリメントする(ステップ120)。カウントがインクリメントされるたびに、カウントは、正の比較カウントしきい値Nと比較される(ステップ130)。カウントがN以上であれば、DSPは、上述したように、通信バス15を介してアラートを発信する(ステップ150)。
本発明は、薄膜トランジスタのアレイを有するフラットパネルディスプレイを作製するために使用されるガラス基板上に膜を堆積するために使用されるプラズマチャンバでテストを行った。これらのテストによれば、10マイクロ秒は、短すぎて損傷を生じ得ないアークと、基板上のあるトランジスタに実質的に損傷を及ぼす危険性があるアークとの間の適度なしきい値である。ゆえに、誤ったアラートの危険性を最小限に抑えるために、ステップ130では、アークを指し示すセンサの異常な出力、すなわち、ステップ108において1つ以上の正の比較結果が、アークが発生したというアラートを発信する(ステップ150)前に、少なくとも10マイクロ秒の最小アーク持続時間しきい値Dの間持続する必要がある。好ましい実施形態において、正の比較カウントしきい値Nは10であり、サンプリング間隔ΔTは1マイクロ秒である。
アークを検出する目的が、主に、ワークピース上のトランジスタに損傷を及ぼすであろう短い持続時間のアークを検出することではなく、ワークピースに亀裂や破損を生じ得るほど長い持続時間のアークを検出することであれば、100msと同程度の長さのアークは、典型的に、ガラス基板である基板に損傷を与えないことが観察されたため、最小アーク持続時間しきい値は、100msと同程度、または1秒であってもよい。
場合により、ADSCは、正の比較結果の数がアークアラートを発信するのに十分であるかにかかわらず、比較が正の結果を有するたびに、センサ信号の値を記録するログをメモリに格納してもよい(ステップ122)。このようなログは、製造プロセスの性能を高めるために、後の分析で有益なものとなることがある。実時間でログを更新する必要がないため、DSP14は、通信バス15を介してPLC12にセンサ値を送信でき、次いで、PLCは、独自のメモリにデータを格納できる。
4.アーク検出しきい値の調節
各アーク検出しきい値Lの値は、DSP14内のメモリに格納されるべきである。これらの値は、DSP14のプログラミングの一環として確立されてもよい。より好ましくは、プラズマチャンバを動作する人が、アーク検出しきい値Lの所望の値を工場制御コンピュータに入力してもよく、このコンピュータは、通信バス18を介してPLC12にしきい値を伝送し、次いで、PLC12は、バス15を介してDSPにしきい値Lを伝送する。
各アーク検出しきい値Lは、(1)アークが存在しない場合、対応するセンサ信号Sが通常有するであろう値の範囲と、(2)プラズマチャンバにアークが発生しているときに対応するセンサ信号Sが通常有するであろう値の範囲との間の範囲に設定されるべきである。図2Bおよび図2Cに図示するように、アークがない場合のセンサ信号Sは、RF電源20およびチャンバ内のプラズマの負荷インピーダンスのノイズおよび不安定性が原因で、ある範囲にわたって変動し、負荷インピーダンスのノイズおよび不安定が生じる1つの原因として、プラズマチャンバにおいて実行されている製造プロセスの進行中に、プラズマの化学的性質が変化することが挙げられる。
さらに詳しく言えば、反射RF電力SおよびチャンバEMF検出器信号Sなど、アークが発生すると値が増加する各センサ測定値に関して、対応するアーク検出しきい値は、実際にアークが生じていないときのアークの誤った検出を回避できるように十分に高いものであり、また、アークに検出に失敗することがないように十分に低いもの、すなわち、アークが確実に検出されるように十分に低いものであるべきである。言い換えれば、各アーク検出しきい値Lは、アークの発生時、対応するセンサ測定値Sが対応するしきい値Lを確実に超えるように十分に低いものであるべきあり、アークが存在しない時、対応するセンサ測定値Sが、しきい値Lをほとんど超えることがないように十分に高いものであるべきである。
「低い(low)」および「下回る(below)」を「高い(high)」および「上回る(above)」に置き換えることを除いて、前進電力測定値Sなど、アークの発生時に値が減少するセンサ測定値にも同じ原理が当てはまる。すなわち、アーク検出しきい値Lは、アークの発生時、前進電力Sがしきい値Lを確実に下回るように十分に高いものであるべきであり、アークが存在しない時、前進電力Sがしきい値Lをほとんど下回らないように十分低いものであるべきである。
アーク検出しきい値Lは、上述したように、製造プロセス全体を通して固定されたままにすることもできる。しかしながら、アーク検出しきい値Lの最適な値は、プロセスの異なるステップで異なるものであってもよい。プロセスチャンバ内において実行される製造プロセスは、チャンバ内のRF電力レベルおよび/またはガスの化学的性質があるステップから次のステップへと変化する連続ステップを伴う場合が多い。例えば、ワークピース上に電子デバイスを形成するためのプロセスは、プラズマ強化洗浄ステップを含んでもよく、その後、ある材料のプラズマ強化化学気相成長が続き、その後、異なる材料のプラズマ強化化学気相成長が続く。
図2A〜図2Cは、第1のRF電力レベルPで第1の時間間隔t〜t中に第1のプロセスステップが実行され、第1のRF電力レベルPで第2の時間間隔t〜t中に第2のプロセスステップが実行されるプロセスを示す。図2Bは、第1の時間間隔t〜t中に前進RF電力信号Sと比較するアーク検出しきい値Lが、前進RF電力信号Sより常に大きいため、間隔t〜t中は無益であり、間隔t〜tの間、正の比較結果Rを生成することで、アークの発生を誤って指示してしまうことを示す。この誤った結果を回避するために、第2の時間間隔t〜t中、Lの代わりに、より低いアーク検出しきい値L1Aを用いるべきである。
本発明の1つの考慮される実施形態により、各プロセスステップに対して、開始時間、停止時間、およびDSPによってモニタされているセンサの各々に対してあるべきアーク検出センサしきい値Lを特定する表をPLCのメモリ内に格納することによって、製造プロセスの異なるステップで、アーク検出しきい値Lの異なるセットが与えられる。PLCは、各々の新しいプロセスステップの始まりに、センサしきい値L(L、L、Lなど)の新しいセットをDSPに転送する。この実施形態の1つの利点は、表に格納されたしきい値が、単にRF電力レベルのしきい値を基にしているのではなく、各プロセスステップ中にガスの化学的性質または他の動作条件の差を考慮することができる。
しかしながら、本発明者らは、RF電力設定点信号36の値にのみをアーク検出しきい値の基にすることで、確実なアーク検出にとって十分であることを見い出した。この方法は、プラズマチャンバにおいて異なる製造プロセスを実行することが望まれるたびに、PLCのメモリに格納されたパラメータをカスタマイズ化する必要がないという利点がある。したがって、本発明の好ましい実施形態において、DSPは、チャンバプロセスコントローラ34から、コントローラがRF電源20へその電力を制御するために送信するRF電力設定点信号36を受信するように接続される。RF電力設定点信号36は、プロセスの現在のステップで意図したRF電力をDSPにすぐに指示する。
この実施形態において、DSPは、図5に示すように、サンプリング間隔ごとに、RF電力設定点信号36の現在の値を受信するステップと、RF電力設定点信号の関数として(as a function)、各アーク検出しきい値Lを決定するステップを繰り返すことが好ましい(ステップ100)。各センサ測定値を対応するしきい値と比較するステップ(ステップ108)の直前にステップ100が繰り返し実行されるように、ステップ100が、サンプリング間隔ごとに繰り返される一連のステップ内にある点で、図5に示すこの実施形態のアルゴリズムは、前述した実施形態(図3および図4)のアルゴリズムと異なる。好ましい実施形態において、ステップ100、104、および108は、毎マイクロ秒繰り返される。
単純であるが効果的な実施例において、乗算定数Kが、各アーク検出しきい値Lに関連付けられる。しきい値は、各アーク検出しきい値L(L、L、Lなど)を、そのそれぞれの乗算定数K(K、K、Kなど)とRF電力設定点、すなわち、RF電力設定点信号36の現在の値との積に設定することによって、周期的に更新される(ステップ100)。
RF電力設定点に変化があった後、DSPがアーク検出しきい値Lを迅速に更新できるように、乗算定数Kは、好ましくは、より低速のPLCではなく、DSPのメモリに格納されるべきであり、DSPは、好ましくは、しきい値Lと乗算定数Kの乗算を実行すべきである。
乗算定数Kの値は、経験的に決定されてもよい。例えば、SおよびSが前進および反射RF電力である場合、KおよびKの適切な値は、K=0.90およびK=0.03であってもよい。すなわち、前進RF電力Sが、RF電力設定点の90%を下回れば、または反射RF電力Sが、RF電力設定点の3%を上回れば、アークが検出されるということである。
乗算には、加算、減算、および比較より高い計算力が必要とされるため、アーク検出アルゴリズムで乗算ステップを回避することで、より安価なDSP回路を使用することができるようになる。結果として、本発明の好ましい実施形態では、上記パラグラフに記載した乗算定数Kまたは任意の他の乗算ステップを使用しない。その代わりとして、DSPは、表の参照を実行することによって、RF電力設定点信号36に応答して、アーク検出しきい値Lを決定する。参照表は、プラズマチャンバにおけるワークピースの処理中に、プロセスコントローラ34が特定すると予測されるさまざまなRF電力設定点を複数の範囲に分割した後、各アーク検出しきい値Lに対する値を各電力設定点範囲に割り当てることによって画成される。表の各行は、所与の表の行の適用範囲を画成する最小および最大電力設定点の第1列および第2列と、各アーク検出しきい値Lの追加の列とを含む。
参照表全体、すなわち、RF電力設定点の各範囲に対するアーク検出しきい値は、DSPのメモリに格納されることが好ましい。DSPは、RF電力設定点信号36の現在の値を読み取り、表のどの行が現在の設定点よりそれぞれ低いおよび高い最小および最大電力設定点値を有するかを決定し、次いで、該当する表の行の残りの列に特定された値に各アーク検出しきい値Lを設定することによって、図5に示すアルゴリズムのステップ100を実行する。
例えば、表1は、1つのセンサ信号、すなわち反射RF電力信号Sしか使用しないADSCの1つの実施形態の場合の参照表を図示する。表2は、2つのセンサ信号、すなわち、前進RF電力信号Sおよび反射RF電力信号Sを使用するADSCの代替実施形態の場合の参照表の行のサブセットを図示する。
Figure 2006140440

Figure 2006140440

ステップ100がサンプリング間隔ごとにDSPが実行するステップのループ内にあることを示す他に、図5は、以下に記載するセンサ信号から値を導出する特徴に関するステップ106と、以下に記載するヒステリシス特徴に関するステップ102、114、および140を示す点で、図3および図4とはさらに異なる。これらの特徴の各々は、本発明の随意の態様であり、図5にまとめて含まれているにもかかわらず、他の特徴が含まれているかどうかとは別に含み得るものである。
図5は、サンプリング間隔ごとに更新されるアーク検出しきい値Lを示す(ステップ100)を示すが、アーク検出しきい値は、ある程度低い率で更新されてもよく、この場合、DSPではなくより低速のPLCによってステップ100を実行することが可能であってもよい。この代替実施形態において、PLCは、RF電力設定点信号36を受信し、アーク検出しきい値Lの値を確立し、通信バス15を介してPLCにしきい値を伝送する。PLCは、センサ信号をサンプリングするステップと、それらの信号とアーク検出しきい値とを比較するステップとを実行する際に、DSPが同期されるサンプリング間隔に対して非同期にこれらのステップを実行できる(ステップ104〜140)。
5.アーク検出しきい値のヒステリシス
上述したアーク検出アルゴリズムの随意のさらなる改良は、アーク検出しきい値にヒステリシスを追加することであり、これは、アークの開始とアークの終了を識別するための、異なるしきい値を確立することを意味する。図5は、ヒステリシス特徴を含むADSCによって実行されるアルゴリズムの1つの実施形態を示す。
DSPが、アークが始まったことを決定し、アークアラート信号をPLCまたは外部デバイスに送信すると(ステップ150)、DSPは、ヒステリシスモードを有効にする(ステップ140)。DSPは、ヒステリシスモードが有効にされたかを指示するために、メモリにバイナリビット(「フラグ」)を設定またはクリアすることが好ましい。
ヒステリシスモードが有効にされている間、DSPは、DSPが現在のセンサ信号とアーク検出しきい値とを比較するたびに(ステップ108)、各アーク検出しきい値Lから対応するヒステリシスオフセットHを減算する(ステップ102)。減算は、図5に示すように、別のステップであってもよく、または比較演算の一部であってもよい(ステップ108)。
各ヒステリシスオフセットHは、対応するしきい値Lが、対応するセンサ信号Sの正常または「良い」値より大きければ正でなければならず、対応するしきい値Lが、対応するセンサ信号Sの正常または「良い」値より小さければ負であるべきである。したがって、ヒステリシスオフセットの効果は、DSPがアークのイベントが終了したと認識する前に、DSPが、各センサ信号に正常または理想の値の付近に戻すように要求することである。
また、すべての比較(ステップ108)の結果Rが負であり、DSPがアークアラート信号を取り除く(クリアする)と(ステップ110)、DSPは、ヒステリシスオフセットが、アーク検出しきい値から減算されないように(ステップ102)、ヒステリシスモードを無効にする(ステップ114)。
ヒステリシスオフセットは、DSPのプログラミングに含まれてもよく、またはバス18を介してPLCにチャンバを操作する人によって伝送されてもよい。より好ましくは、アーク検出しきい値が、上述したような参照表に格納されれば、ヒステリシスオフセットは、同じ表に格納されてもよい。本発明者らは、本発明において、前進RF電力および反射RF電力センサ信号にそれぞれ対応するアーク検出しきい値の両方に対して、25ワットのヒステリシス値を基本設定にしている。
6.プロセス移行中のアーク検出の無効化
本発明者らは、RF電力が最初にオンにされると、またはRF電力設定点がより高いレベルまたは低いレベルへ進むと、センサ測定値Sは、アークが発生したときの変化に類似して一時的に変化し得ることを見い出した。詳しく言えば、RF電力設定点が増大すると、前進RF電力Sは、RF電力設定点36と同じ率で増大することができない。RF電力設定点が、増大または低下すると、チャンバ内でのプラズマの結果的に得られる変化は、反射RF電力SとチャンバEMF信号Sとの両方に一時的なサージ電圧を生成することがある。このように挙動がアークとして誤って指し示されないようにするために、本発明の好ましい実施形態により、ADSCは、RF電力設定点のこれらの迅速な変化の期間中、図3〜図5のアーク検出アルゴリズムを実行できないようになる。
詳しく言えば、RF電力が最初にオンにされると、ADSCは、RF電力が最終的な値まで増大し安定化するのに必要な時間より長いことが好ましい所定の初期一時停止期間後まで、アーク検出アルゴリズムの実行を開始しない。同様に、ADSCは、RF電力設定点信号36が、時間tおよびtに図2Aに図示するように、より高い値または低い値へ進んだり、または急速に変化したりするときはいつでも、アーク検出アルゴリズムの実行を一時停止する。一時停止期間は少なくとも70msであることが好ましく、少なくとも100msであることが更に好ましい。
DSPは、RF電力設定点信号36をモニタし、それが実質的に変化するときを検出するようにプログラムされることが好ましい。この場合、DSPは、DSPのメモリに格納された所定の一時停止期間、アーク検出アルゴリズムの一時停止を始動すべきである。一時停止期間中、DSPは、RF設定点の新しい値に応答して、アーク検出しきい値Lを更新できる(図3または図4のステップ100)。一時停止期間が終了すると、DSPは、ステップ104でアーク検出アルゴリズムの実行を再開すべきである。
本発明のこの実施形態において、アーク検出アルゴリズムのステップ102〜152が、RF電力設定点が実質的に変化するときはいつでも一時停止されるため、各々の一時停止期間中を除いて、アーク検出しきい値を更新するステップ、すなわち、ステップ100を実行する必要がない。したがって、図5に示すアルゴリズムの実施形態にあるように、サンプリング間隔ごとにステップ100を繰り返しても意味がない。
7.センサ信号からの値の導出
上述したように、センサ信号Sを直接モニタする他に、「センサ導出値」と呼ぶ1つ以上の値Viをモニタすることが有益な場合があり、この場合、各センサ導出値は、1つ以上の実際のセンサ信号Sから導出される(すなわち、これらの信号に応じたものである)。図6は、センサ信号から値を導出するステップを追加するために修正された図5のアーク検出アルゴリズムを示す(ステップ106)。比較するステップにおいて(ステップ108)、各アーク検出しきい値Lは、図5に示すように、センサ信号Sの代わりに、対応するセンサ導出値Viと比較される。
有益なセンサ導出値の例は、(1)複数センサ信号の和または平均、(2)反射RF電力27と前進RF電力25との間の比率など、2つのセンサ信号間の比率、および(3)反射RF電力信号27の傾きなど、センサ信号の1つの傾きまたは時間導関数である。
さらに、センサ導出値Viの任意のものは、センサ導出値とアーク検出しきい値を比較するステップ(図6、ステップ108)が、センサ信号をアーク検出しきい値と比較するステップ(図3〜図5、ステップ108)の代わりではなく、その一般化であるように、センサ信号Sのうちの1つと単に等しい。結果的に、図6は、図5のアルゴリズムを包含するものであり、その一般化である。
上述したアーク検出アルゴリズムのように、所与のセンサ導出値Viが、通常、アークが存在しない場合に対応するアーク検出しきい値Lより小さければ、ステップ108の比較の結果Rは、センサ導出値Viがしきい値Lより大きいかまたは小さいかにしたがって、正または負であると見なされる。逆に、所与のセンサ導出値Viが、通常、アークが存在しない場合にしきい値Lより大きければ、比較の結果Rは、センサ導出値Viがしきい値Lより小さいまたは大きいかどうかに応じて、正または負であると見なされる。
本発明者らがアークを検出するために特に効果的であると見い出したセンサ導出値の組み合わせが、反射RF電力信号27に等しいものとして第1のセンサ導出値Vを画成し、反射RF電力信号の傾きに等しいものとして第2のセンサ導出値Vを画成することである。図1の実施形態において、DSPは、反射RF電力信号のサンプルに基づいて、反射RF電力信号の傾きを数学的に計算するようにプログラミングできる。信号の傾きをその信号の連続サンプルに応じて計算するための数学的アルゴリズムが周知である。あるいは、以下に記載する図8の実施形態は、反射RF電力信号の傾きに比例した信号を生成するために、アナログ傾き検出器を用いる。
8.長期および短期アーク持続時間の区別
アークによって生じる損傷の深刻さが、アークの持続時間とともに増すため、ADSCが、短期および長期の持続時間アークの間を区別することが望ましいこともある。例えば、ガラス基板上のフラットパネルディスプレイを作製するためのプラズマチャンバにおいて、10マイクロ秒より長いアークは、ディスプレイのトランジスタに損傷を与える危険性を呈するのに対して、1秒より長いアークは、ガラス基板に亀裂を生じる危険性を呈する。ログに10マイクロ秒アークの発生を記録するには十分なこともあるが、0.1秒持続時間のアークでは、破損の可能性がある基板が他のチャンバコンポーネントに損傷を及ぼさないように、プラズマチャンバの動作をすぐに遮断することが必要なこともある。
図7は、少なくともNの連続サンプルに対してアークが持続するかどうかを検出するための追加のステップ160〜164を含む図6のアーク検出アルゴリズムの変形例を示し、この場合、Nは、最小の正の結果カウントNより大きい、好ましくは、少なくとも10倍より大きい整数である。例えば、サンプリング間隔が1マイクロ秒であれば、Nは、0.1秒より長い持続時間のアークを発信するために、10であるべきである。
ステップ160〜164は、メモリにNの値を格納するDSPによって実行されるのが好ましい。図4〜6のアルゴリズムのステップ112、120、および130において使用される同じカウントは、ステップ160においてNと比較される。カウントがN以上であれば、DSPは、好ましくは、バス15上でPLCに信号を送信することによって、長期にわたってアークが発生したという信号を発信する(ステップ162)。次いで、PLCは、プラズマチャンバの遮断などの改善措置を始動でき(ステップ164)、これは、より短い持続時間のアークに応答して施される改善措置(ステップ152)より深刻である。
9.アナログしきい値検出器回路
図8は、図1のDSP14の代替となり得るアナログしきい値検出器回路を示す。しきい値検出器回路は、アーク検出アルゴリズムにおけるアーク検出しきい値Lとそれぞれ比較される各センサ信号Sまたはセンサ導出値Viに対して、従来のアナログ比較器回路または演算増幅器301〜306を用いる。各比較器回路301〜306の出力は、対応する比較の結果R〜Rである(図3〜図6のいずれかのアーク検出アルゴリズムのステップ108)。
図8に示すしきい値検出器回路は、6つのセンサ導出値を6つの対応するアーク検出しきい値L〜L6と比較する6つの比較器回路を有する。しかしながら、図示した回路は、1つのみを含む、任意の数のセンサ導出値またはセンサ信号で比較を実行でき、この場合、対応するアーク検出しきい値と別々に比較されるセンサ導出値およびセンサ信号の総数に等しい、すなわち、ステップ108において生成される別個の比較結果Rの数に等しい多数の比較器回路を含む。
しきい値検出器回路は、図1の実施形態においてDSP14に接続されるセンサ信号Sの各々を受信するように接続される(ステップ104)。図8の実施形態において対応する比較器回路301、303、および305によって受信したセンサ導出値V、V、およびVの3つは、前述した実施形態におけるセンサ信号S、S、およびS、すなわち、前進RF電力信号25、反射RF電力信号27、およびEMF検出器信号48と同じである(ステップ104)。対応する比較器回路302、304、および306によって受信する追加のセンサ導出値V、V、およびVは、これらの信号の対応する傾きである。本発明者らは、センサ信号の傾きの大きさの増大が、アークの発生の有益な指標になることを見い出した。
傾きは、各センサ信号25、27、48を対応する傾き検出器回路321、322、323の入力に接続することによって導出される(ステップ106)。各傾き検出器の出力は、対応する比較器302、304、306の入力とつながる。傾き検出器は、微分器回路と、その後に低域通過フィルタとを含む市販の回路である。
各比較器回路301〜306は、正の入力および負の入力を有する。各比較器回路の1つの入力は、所望のセンサ信号Sまたはセンサ導出値Viに比例する電圧信号を受信するように接続される。他の入力は、対応するアーク検出しきい値Lに比例する電圧信号を受信するように接続される。後者の電圧は、対応するしきい値調節回路311〜316によって生成される。
各しきい値調節回路311〜316は、単に、図9に示すように、所望のアーク検出しきい値Lを確立するように手動で調節される電位差計60に接続される固定電圧源であり得る。好ましくは、電位差計は、ディジタル制御可能な電位差計として機能するディジタル制御されたレジスタはしご形回路網60と取り替えることもできる。はしご形回路網60のディジタル制御入力は、通信バス15を介してPLC12に接続されることが好ましく、それによって、PLCは各しきい値を調節することができるようになる(図3〜図6のステップ100および102)。
アークが存在しない場合に対応するアーク検出しきい値より通常小さく、アークに応答して増大するセンサ信号Sまたはセンサ導出値Viが、対応する比較器回路の正の入力に接続されなければならない。対応するしきい値調節回路は、負の入力に接続されなければならない。例は、反射RF電力信号27(図2C)、その傾きV、EMF検出器信号48、およびその傾きVである。逆に、アークが存在しない場合に対応するアーク検出しきい値より通常大きく、アークに応答して低減するセンサ信号Sまたはセンサ導出値Viが、対応する比較器回路の負の入力に接続されなければならない。対応するしきい値調節回路は、正の入力に接続されなければならない。例は、前進RF電力信号25(図2B)、およびその傾きVである。
図1のDSP14の代わりに、図8のアナログしきい値検出器回路を用いるこの実施形態は、図3〜図6に示すアーク検出アルゴリズムの上述した変形例の任意のものを実行するために使用することができる。図8のアナログしきい値検出器回路は、上述したアーク検出アルゴリズムのステップ104、106、および108を実行し、PLC12は、アルゴリズムの他のステップを実行するようにプログラミングされる。アナログしきい値検出器回路が、サンプリング間隔の代わりに継続的に比較を実行するため、フローチャートループにおいて繰り返し実行されるように図3〜図6に示されているステップ102〜140が、アナログしきい値検出器回路とともに継続的に実行することができる。アナログしきい値検出器回路によって生成される比較結果Riが、PLCの入力を中断するように接続されれば、PLCは、サンプリングまたはポーリング間隔が経過した後にのみ応答するのではなく、正の結果Rにすぐに応答し得る(ステップ120〜152)。
10.アークの抑制
上述したようにアークを検出することに加え、ADSC10は、アークを抑制するためのアルゴリズムを実行するようにプログラミングされることが好ましく、これは、ADSCがアークを検出した後にアークの持続時間を最小限に抑えることを意味する。簡潔に言えば、本発明のアーク抑制方法は、RF電源20によってプラズマチャンバに短時間与えられるRF電力をオフにすることであり、これは、通例、アークを抑え(停止し)、次いで、RF電力を前のレベルに戻す。
図1に示す回路は、本発明のアーク抑制方法を実行可能である。RF電源20は、RF電源の出力がオンかオフかをオンおよびオフ状態が決定するバイナリ信号を受信する「イネーブル」入力23を含む。イネーブル入力信号23が「オン」状態にあると、RF電源は、上述したように、RF電力設定点入力21によって指定された電力レベルを出力する。イネーブル入力信号23が「オフ」状態にある場合、RF電源は、RF電力設定点信号21にかかわらず、出力22でゼロ電力を与える。
ADSC10、好ましくは、DSP14は、RF電源のイネーブル入力23に接続されたバイナリRF電力イネーブル信号70を生成する。通常、RF電源が、プロセスコントローラ34からRF電力設定点信号36によってRF電力がどのレベルに指定されているかどうかを出力するように、DSPは、RF電力イネーブル信号を「オン」状態に維持する。
図10に、図1の回路によって実行されるアーク抑制アルゴリズムが示されている。
アーク抑制アルゴリズムは、前述したアーク検出アルゴリズム(図3〜図6のステップ100〜150)がアークを検出しなければ実行されない(ステップ150)。
DSPによって実行されるアーク検出アルゴリズムが、アークが発生していることを決定すると(ステップ150〜152)、DSPは、アークを抑えようとする試みの数を表すDSPのメモリに格納されたカウント「C」をクリアにする(ゼロにリセットする)(ステップ200)ことによって、アーク抑制アルゴリズムの実行を開始する。この時点で、DSPは、RF電力イネーブル信号70を「オフ」状態に変化させ、これは、RF電源20に、その出力22をゼロに下げるように命令する(ステップ201)。ステップ200および201は、同時または任意の順序で実行することができる。
DSPは、アーク抑制期間Tと呼ばれる所定の期間、「オフ」状態にRF電力イネーブル信号70を維持する(ステップ201)。期間Tの持続時間は、この期間T後、元のRF電力が回復すると、アークが抑えられたまま、すなわち、アークが再開しないという無視できない可能性を達成するのに十分に長いものであることが好ましい。
好ましい実施形態において、アーク抑制期間Tのデフォルト値は、2ミリ秒である。より一般的に、期間Tは、20ms以下であることが好ましく、5ms以下であることがさらに好ましい。
低減された出力期間Tが終了した後、RF電源20の出力22が、プロセスコントローラ34からRF電力設定点信号36によって指定された電力レベルに戻ること、すなわち、RF電力が、チャンバにおいて実行されているプロセスの現在のステップに対して通常のレベルに戻ることに応答して、DSPは、RF電力イネーブル信号70を「オン」状態に変える(ステップ202)。
RF電力が回復した後、DSPは、図3〜図6のアーク検出アルゴリズムのステップ104〜108を実行することによって(ステップ203)、アークが抑えられたか(除去されたか)をテストする。ステップ108の比較のすべてが負の結果を有せば、アーク抑制はうまくいったと見なされる(図10のステップ203の結果は「すべて負」)。したがって、DSPは、ステップ150において設定されてもよい任意のアークアラート信号をクリアにし(ステップ210)、図10のアーク抑制アルゴリズムの実行を中止し、ステップ100で始まる図3〜図6のアーク検出アルゴリズムの実行を再開する。
逆に、ステップ108の比較の任意のものが正の結果を有せば、アークが停止しなかったため、またはRF電力が通常レベルに戻るとアークが再発したため、アーク抑制はうまくいかなかったと見なされる(ステップ203の結果は「1つ以上が正」)。いずれの場合も、DSPは、メモリに格納された前述したカウント「C」を1インクリメントするため(ステップ204)、カウントは、現在のアークを抑制しようと試みて成功しなかった際に、ステップ201を実行した回数を指し示す。
次に、DSPは、カウント「C」を、DSPのメモリに同様に格納された所定の最大許容数Nと比較する。アークを抑制しようとして成功しなかった試みの回数が、最大許容数N以下であれば(ステップ205の結果が「いいえ」)、DSPは、ステップ200においてカウントをクリアにするステップを迂回して、ステップ201で始まるアーク抑制アルゴリズムを繰り返す。
逆に、アークを抑制しようとして成功しなかった試みの回数が、最大許容数Nより大きければ(ステップ205の結果が「はい」)、DSPは、PLCが改善措置をとるようにプログラミング可能であることに応答して、通信バス15に介してPLCにアークアラート信号を送信する(ステップ206)。このような改善措置の例は、「アークの検出」という見出しの上記第2節の終盤付近に記載した改善措置(2)〜(4)である。
記載したアルゴリズムの1つの可能な変形例は、ステップ205においてアーク抑制アルゴリズムの繰り返しを停止するときを決定するために、試みの固定回数Nではなく基準を用いることであり、または、任意のこのような基準を省き(ステップ204および205)、アークが取り除かれるまで不明確にアーク抑制アルゴリズムを単に継続することである。
RF電源が、「イネーブル」入力23を有さなければ、アーク抑制アルゴリズムは、プロセスコントローラ34のRF電力設定点の出力36と、RF電源20の電力設定点の入力21との間に、ANDゲート、スイッチ、またはマルチプレクサ(MUX)40を挿間することによって実行され得る。
図11は、2つのデータ入力を有するマルチプレクサ40を用いる1つの実施形態を示す。第1のデータ入力は、プロセスコントローラ34によって生成されるRF電力設定点信号36を受信するように接続され、その値は、プラズマ30において実行されているプロセスの現在のステップで、プロセスコントローラが決定するRF電力が望まれることを表す。マルチプレクサの第2のデータ入力は、ゼロの設定点出力を表す固定の電圧に接続される(図11に文字ゼロ「0」として示す)。
ANDゲート、スイッチ、またはマルチプレクサ40は、DSP14から「RF電力イネーブル」バイナリ信号70を受信するように接続された制御入力を有する。RF電力イネーブル信号が「オン」状態にある場合、ANDゲート、スイッチ、またはマルチプレクサ40は、RF電力設定点信号36をRF電源20の電力設定点の入力に接続する。RF電力イネーブル信号が「オフ」状態にある場合、ANDゲート、スイッチ、またはマルチプレクサ40は、前述したゼロ値を電力設定点の入力21を結合する。
図2Eは、DSPがアーク抑制アルゴリズムを実行しているとき、時間間隔t〜tの間に正常値とゼロとの間を変動する電力設定点の入力21を示す。また、図2Eは、アークが存在していない間、時間間隔t〜tおよびt〜tの間に高レベルと、時間間隔t〜tの間にプロセスコントローラ34によって命令されたより低いレベルにある電力設定点の入力21を示す。
図11に示すデザインの1つの可能な変形例は、ゼロより大きいが、プロセスコントローラ34によって与えられる設定点信号36によって特定された設定点出力より実質的に低いレベルまでRF電力を低下させることによって、アークを抑制することである。これは、マルチプレクサ40の第2の入力に接続されたゼロ信号「0」を、値がこのように低減された電力レベルを表す電圧源と取り替えることによって実行され得る。
図12は、RF電源20の設定点入力21に接続されたRF電力設定点信号72を発生するようにDSPがプログラミングされ、マルチプレクサ40、およびプロセスコントローラ34とRF電源20との間の接続が不要になるさらなる変形例を示す。図12の実施形態において、DSPは、図1および図11の実施形態において、DSPがRF電力イネーブル信号23を「イネーブル」値に設定する時間の間、プロセスコントローラからDSPによって受信される電力設定点信号36と同じ値に電力設定点信号72を設定するようにプログラミングされる。逆に、図1および図11の実施形態において、DSPがRF電力イネーブル信号23を「ディスエーブル」値に設定した時間の間、DSPは、図12の実施形態において、上記節で記載したように、ゼロまたはアークを抑制するために低減したレベルのいずれかへ、電力設定点信号72を設定するようにプログラミングされる。
RF電源およびプラズマチャンバと組み合わせたアーク検出抑制回路の略図的ブロック図である。 プラズマチャンバ内でのアーク発生中の電気信号をシミュレートしたグラフである。 基本的なアーク検出アルゴリズムのフローチャートである。 最小持続時間しきい値より短時間のアークの識別を拒絶する改良されたアーク検出アルゴリズムのフローチャートである。 アーク検出しきい値に対してヒステリシスを追加し、電力源の電力設定点の関数として、サンプリング間隔ごとにしきい値を更新するさらに修正されたアーク検出アルゴリズムのフローチャートである。 アーク検出しきい値とセンサ信号から導出された値とを比較するために修正された図5のアルゴリズムのフローチャートである。 アークが特定の持続時間より長い間続くかどうかを検出するためのステップを追加するさらに改良されたアルゴリズムのフローチャートである。 アナログ電圧比較器が組み込まれたしきい値検出器の略図的ブロック図である。 電位差計を有するしきい値調節回路の電気略図である。 アーク抑制アルゴリズムのフローチャートである。 RF電源のRF設定点入力に接続されたマルチプレクサを含む、図1の回路の代替実施形態である。 DSPがRF電源に電力設定点信号を与える、図1の回路の別の代替実施形態である。
符号の説明
10…ADSC、12…PLC、14…DSP、15…電気通信バス、18…外部通信バス、20…RF電源、21,36…RF電力設定点入力、22,26…RF電力、23…イネーブル入力信号、24…方向性結合器、25,27,48…センサ出力信号、28…RFインピーダンス整合網、30…プラズマチャンバ、32…電極、34…プロセスコントローラ、46…EMF検出器、47…RFアンテナ、70…RF電力イネーブル信号。

Claims (59)

  1. 1つ以上のセンサに応答して、電源が電力を供給する電気負荷の異常な変化を検出するための電気回路であり、各センサが、前記電力または前記負荷の電磁条件に応答したセンサ信号を生成する電気回路であって、
    各センサ導出信号の値が、前記センサ信号の1つ以上に応じたものであるように、各センサ信号を受信し、1つ以上のセンサ導出信号を生成するためのセンサ信号受信回路と、
    前記センサ導出信号を受信し、各センサ導出信号に対して、対応する比較結果を生成するための比較器回路であって、各比較結果が、真または偽のいずれかであり得る値を有し、前記比較器が、前記対応するセンサ導出信号が、前記センサ導出信号に関連付けられたしきい値より大きいかまたは小さいかにしたがって、各比較結果の値を決定する比較器回路と、
    前記比較結果の任意のものが肯定的であれば、電気負荷の異常な変化を知らせるアラートを発信するためのアラート回路と、
    を備える、回路。
  2. 前記それぞれのしきい値が、前記負荷に電気アークが存在しない場合、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に通常交わらないように確立された、請求項1に記載の回路。
  3. 前記それぞれのしきい値が、前記負荷に電気アークが発生すれば、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に交わると想定されるように確立された、請求項2に記載の回路。
  4. 前記それぞれのしきい値が、前記負荷に電気アークが発生すれば、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に交わると想定されるように確立された、請求項1に記載の回路。
  5. 前記センサ導出値の1つが、前記センサ信号の1つである、請求項1に記載の回路。
  6. 前記センサ導出値の1つが、前記センサ信号の1つの変化率である、請求項1に記載の回路。
  7. 前記電気負荷が、プラズマチャンバであり、
    前記センサ信号の1つが、前記プラズマチャンバからの放射に応答する、請求項1に記載の回路。
  8. 前記電気負荷が、プラズマチャンバであり、
    前記センサ信号の1つが、前記プラズマチャンバ内の電磁場に応答する、請求項1に記載の回路。
  9. 前記センサ信号の1つが、前記電源と前記負荷との間の反射RF電力に応答し、
    前記アラート回路が、前記反射RF電力がそれに関連付けられたしきい値を超えれば、アラートを発信する、請求項1に記載の回路。
  10. 前記センサ信号の1つが、前記電源と前記負荷との間の反射RF電力に応答し、
    前記アラート回路が、前記反射RF電力の変化率がそれに関連付けられたしきい値を超えれば、アラートを発信する、請求項1に記載の回路。
  11. 前記電源が、前記電源によって供給された電力が、電力設定点信号に応答するレベルを有するように、電力設定点信号によって制御され、
    前記比較器回路が、前記電力設定点信号に応答して、前記しきい値の少なくとも1つを調節する、請求項1に記載の回路。
  12. 前記比較器回路が、前記電力設定点信号に比例するように、前記しきい値の少なくとも1つを調節する、請求項11に記載の回路。
  13. 電力設定点値の複数の範囲を画成し、前記しきい値の1つ以上に対してそれぞれの値を各範囲に関連付ける表が格納されたメモリ回路をさらに備え、
    前記比較器回路が、前記しきい値の1つ以上のそれぞれの値を、前記電力設定点信号の現在の値を含む電力設定点値の範囲に関連付けられた表に格納された値に設定する、請求項11に記載の回路。
  14. 前記センサ導出値の各々が、前記負荷に異常な変化がない場合に、値の正常範囲によって特徴付けられ、
    前記比較器回路が、前記電気負荷の異常な変化を知らせるアラートを発信するアラート回路に応答して、前記しきい値の少なくとも1つを、前記しきい値に関連付けられた前記センサ導出値の値の正常範囲に近い値に変化させる、請求項1に記載の回路。
  15. 前記比較器回路が、前記電気負荷の異常な変化を知らせる前記アラートに応答して、前記しきい値の少なくとも1つを変化させた後、関連付けられたしきい値にすでに交差したすべてのセンサが、関連付けられたしきい値の元の側へ交わって戻ったときを決定し、次いで、前記電気負荷の異常な変化を知らせる前記アラートに応答して、前記比較器回路が変化させた前記しきい値のすべてを元の値に回復させる、請求項14に記載の回路。
  16. 前記比較器回路および前記アラート回路が、プログラマブルコンピュータであり、
    前記センサ導出信号が、前記コンピュータのメモリに格納された値である、請求項1に記載の回路。
  17. 電源が電力を供給するプラズマチャンバにおいて、電気アークが発生しているかどうかを検出するための電気回路であって、
    前記電力または前記プラズマチャンバの電磁条件に応答して各センサがセンサ信号を生成する1つ以上のセンサと、
    各センサ導出信号の値が、前記センサ信号の1つ以上に応じたものであるように、各センサ信号を受信し、1つ以上のセンサ導出信号を生成するためのセンサ信号受信回路と、
    前記センサ導出信号を受信し、各センサ導出信号に対して、対応する比較結果を生成するための比較器回路であって、各比較結果が、真または偽のいずれかであり得る値を有し、前記比較器が前記対応するセンサ導出信号が、前記センサ導出信号に関連付けられたしきい値より大きいかまたは小さいかに応じて、各比較結果の値を決定する比較器回路と、
    前記比較結果の任意のものが肯定的であれば、プラズマチャンバにおける電気アークを知らせるアラートを発信するためのアラート回路と、
    を備える、回路。
  18. 前記それぞれのしきい値が、前記プラズマチャンバに電気アークが存在しない場合、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に通常交わらないように確立された、請求項17に記載の回路。
  19. 前記それぞれのしきい値が、前記プラズマチャンバに電気アークが発生すれば、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に交わると想定されるように確立された、請求項18に記載の回路。
  20. 前記それぞれのしきい値が、前記プラズマチャンバに電気アークが発生すれば、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に交わると想定されるように確立された、請求項17に記載の回路。
  21. 前記センサ導出値の1つが、前記センサ信号の1つである、請求項17に記載の回路。
  22. 前記センサ導出値の1つが、前記センサ信号の1つの変化率である、請求項17に記載の回路。
  23. 前記センサ信号の1つが、前記プラズマチャンバからの放射に応答する、請求項17に記載の回路。
  24. 前記センサ信号の1つが、前記プラズマチャンバ内の電磁場に応答する、請求項17に記載の回路。
  25. 前記電源が、RF電力を前記プラズマチャンバに供給し、
    前記センサ信号の1つが、前記電源と前記プラズマチャンバとの間の反射RF電力に応答し、
    前記アラート回路が、前記反射RF電力が、それに関連付けられたしきい値を超えれば、アラートを発信する、請求項17に記載の回路。
  26. 前記電源が、RF電力を前記プラズマチャンバに供給し、
    前記センサ信号の1つが、前記電源と前記プラズマチャンバとの間の反射RF電力に応答し、
    前記アラート回路が、前記反射RF電力の変化率が、それに関連付けられたしきい値を超えれば、アラートを発信する、請求項17に記載の回路。
  27. 前記電源が、前記電源によって供給された電力が、電力設定点信号に応答するレベルを有するように、電力設定点信号によって制御され、
    前記比較器回路が、前記電力設定点信号に応答して、前記しきい値の少なくとも1つを調節する、請求項17に記載の回路。
  28. 前記比較器回路が、前記電力設定点信号に比例するように、前記しきい値の少なくとも1つを調節する、請求項27に記載の回路。
  29. 電力設定点値の複数の範囲を画成し、前記しきい値の1つ以上に対してそれぞれの値を各範囲に関連付ける表が格納されたメモリ回路をさらに備え、
    前記比較器回路が、前記しきい値の1つ以上のそれぞれの値を、前記電力設定点信号の現在の値を含む電力設定点値の範囲に関連付けられた表に格納された値に設定する、請求項27に記載の回路。
  30. 前記センサ導出値の各々が、前記プラズマチャンバに電気アークがない場合に、値の正常範囲によって特徴付けられ、
    前記比較器回路が、前記プラズマチャンバの電気アークを知らせるアラートを発信するアラート回路に応答して、前記しきい値の少なくとも1つを、前記しきい値に関連付けられた前記センサ導出値の値の正常範囲に近い値に変化させる、請求項17に記載の回路。
  31. 前記比較器回路が、前記プラズマチャンバの電気アークを知らせる前記アラートに応答して、前記しきい値の少なくとも1つを変化させた後、関連付けられたしきい値にすでに交差したすべてのセンサが、関連付けられたしきい値の元の側へ交わって戻ったときを決定し、次いで、前記プラズマチャンバの電気アークを知らせる前記アラートに応答して、前記比較器回路が変化させた前記しきい値のすべてを元の値に回復させる、請求項30に記載の回路。
  32. 前記比較器回路および前記アラート回路が、プログラマブルコンピュータであり、
    前記センサ導出信号が、前記コンピュータのメモリに格納された値である、請求項17に記載の回路。
  33. 電源が電力を供給する電気負荷における電気アークを抑制するための電気回路であって、
    電源によって供給される電力が制御するための制御入力を有する、電力を電気負荷に供給するように適合された電源と、
    前記電気負荷に電気アークが発生しているかどうかを値が指示する信号を出力するアーク検出回路と、
    前記アーク検出回路の前記出力信号を受信し、前記電源の前記制御入力に制御信号を送信するように接続された制御回路とを備え、
    前記アーク検出回路が、前記電気負荷に電気アークが発生していることを指示する信号を出力した後、前記制御回路が、第1の期間、前記電力レベルを低減するように前記電源に命令する第1の値に前記制御信号を設定し、次いで、前記第1の期間後、前記第1の期間前のレベルに前記電力を戻すように前記電源に命令する第2の値に前記制御信号を設定する、回路。
  34. 前記制御回路が前記制御信号を前記第2の値に設定した後、前記アーク検出回路が、前記電気負荷に電気アークが発生していることを指示する信号を再度出力すれば、前記制御回路が、第2の期間、前記電力レベルを低減するように前記電源に命令する第1の値に前記制御信号を設定し、次いで、前記第2の期間後、前記第2の期間前のレベルに前記電力を戻すように前記電源に命令する前記第2の値に前記制御信号を設定する、請求項33に記載の回路。
  35. 前記制御回路が、前記制御信号を前記第1の値に設定した回数を計数し、前記カウントが、所定の最大値以上であると、前記制御回路が、前記制御信号を前記第2の値に引き続き設定しない、請求項33に記載の回路。
  36. 前記電気負荷が、プラズマチャンバである、請求項33に回路。
  37. 前記アーク検出回路が、
    前記電力または電気負荷の電磁条件に応答して各センサがセンサ信号を生成する1つ以上のセンサと、
    各センサ導出信号の値が、前記センサ信号の1つ以上に応じたものであるように、各センサ信号を受信し、1つ以上のセンサ導出信号を生成するためのセンサ信号受信回路と、
    前記センサ導出信号を受信し、各センサ導出信号に対して、対応する比較結果を生成するための比較器回路であって、各比較結果が、真または偽のいずれかであり得る値を有し、前記比較器が、前記対応するセンサ導出信号が、前記センサ導出信号に関連付けられたしきい値より大きいかまたは小さいかにしたがって、各比較結果の値を決定する比較器回路と、
    を備える、請求項33に記載の回路。
  38. 前記アーク検出回路および前記制御回路の少なくとも1つが、プログラマブルコンピュータである、請求項33に記載の回路。
  39. 電源が電力を供給する電気負荷の異常な変化を検出する方法であって、
    電源から電気を供給するステップと、
    前記電力を電気負荷に結合するステップと、
    各センサ信号が前記電力または前記負荷の電磁条件に応答する、1つ以上のセンサ信号を生成するステップと、
    各センサ誘導値が前記センサ信号の1つ以上に応じたものである、1つ以上のセンサ誘導値を確立するステップと、
    各しきい値が、前記センサ誘導値の1つに関連付けられるように、1つ以上のしきい値を確立するステップと、
    各センサ誘導値をそれに関連付けられたしきい値に比較するステップと、
    前記センサ導出値の少なくとも1つが、それに関連付けられたしきい値に交われば、アラートを発信するステップと、
    を備える、方法。
  40. 1つ以上のしきい値を確立する前記ステップが、前記負荷に電気アークが存在しない場合、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に通常交わらないように前記しきい値を確立する工程をさらに備える、請求項39に記載の方法。
  41. 1つ以上のしきい値を確立する前記ステップが、前記負荷に電気アークが発生すれば、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に交わると想定されるように前記しきい値を確立する工程をさらに備える、請求項40に記載の方法。
  42. 1つの以上のしきい値を確立する前記ステップが、前記負荷に電気アークが発生すれば、各センサ導出値が、それに関連付けられたしきい値に交わると想定されるように前記しきい値を確立する工程をさらに備える、請求項39に記載の方法。
  43. 前記センサ導出値の1つが、前記センサ信号の1つである、請求項39に記載の方法。
  44. 前記センサ導出値の1つが、前記センサ信号の1つの変化率である、請求項39に記載の方法。
  45. 前記電気負荷が、プラズマチャンバであり、
    前記センサ信号の1つが、前記プラズマチャンバからの放射に応答する、請求項39に記載の方法。
  46. 前記電気負荷が、プラズマチャンバであり、
    前記センサ信号の1つが、前記プラズマチャンバ内の電磁場に応答する、請求項39に記載の方法。
  47. 前記電源が、RF電力を負荷に供給し、
    前記センサ信号の1つが、前記電源と前記負荷との間の反射RF電力に応答し、
    前記発信するステップが、前記反射RF電力が、それに関連付けられたしきい値を超えれば、アラートを発信する工程を備える、請求項39に記載の方法。
  48. 前記電源が、RF電力を負荷に供給し、
    前記センサ信号の1つが、前記電源と前記負荷との間の反射RF電力に応答し、
    前記発信するステップが、前記反射RF電力の変化率が、それに関連付けられたしきい値を超えれば、アラートを発信する工程を備える、請求項39に記載の方法。
  49. 電力設定点信号を生成するステップと、
    前記電源によって供給された電力が、前記電力設定点信号に応答するレベルを有するように、前記電源を制御するステップと、
    をさらに備え、
    前記電力を供給するステップと同時に、1つ以上のしきい値を確立する前記ステップが、
    前記電力設定点信号をモニタするステップと、
    前記電力設定点信号に応答して、前記しきい値の少なくとも1つを調節するステップと、
    を備える、請求項39に記載の方法。
  50. 1つ以上のしきい値を確立する前記ステップが、前記電力設定点信号に比例するように前記しきい値の少なくとも1つを調節するステップを備える、請求項49に記載の方法。
  51. 電力設定点値の複数の範囲を画成し、前記しきい値の1つ以上に対してそれぞれの値を各範囲に関連付ける表をメモリに格納するステップをさらに備え、
    1つ以上のしきい値を確立する前記ステップが、
    前記電力設定点信号の現在の値を決定するステップと、
    前記しきい値の1つ以上のそれぞれの値を、前記電力設定点信号の現在の値を含む電力設定点値の範囲に関連付けられた表に格納された値に設定するステップとをさらに備える、請求項49に記載の方法。
  52. 前記センサ導出値の各々が、前記負荷に異常な変化がない場合に、値の正常範囲によって特徴付けられ、
    前記アラートを発生するステップが、前記しきい値の少なくとも1つを、前記しきい値に関連付けられた前記センサ導出値の値の正常範囲に近い値に変化させるステップをさらに備える、請求項39に記載の方法。
  53. 前記しきい値の少なくとも1つを前記正常範囲に近い値に変化させる前記ステップに引き続き、
    関連付けられたしきい値にすでに交わったすべてのセンサが、関連付けられたしきい値の元の側に戻って交わるまで、前記比較するステップを実行するステップと、
    次いで、前記しきい値の少なくとも1つを前記正常範囲に近い値に変化するステップにおいて変えられたすべてのしきい値を元の値に回復させるステップとをさらに備える、請求項52に記載の方法。
  54. 電源が電力を供給する電気負荷の電気アークを抑制する方法であって、順次的な、
    所定の期間、前記電源によって前記負荷に供給された電力を低減するステップと、
    前記低減ステップの前に、前記電力をその値に回復するステップと、
    前記電気負荷に電気アークが発生しているかどうかを検出するステップと、
    前記検出するステップが、前記アークが発生していることを検出すれば、前記低減ステップおよび前記回復ステップを繰り返すステップと、
    を備える、方法。
  55. 前記検出するステップが、前記アークが発生していることを検出しなくなるまで、前記低減するステップ、前記回復するステップ、および前記検出するステップを繰り返すステップをさらに備える、請求項54に記載の方法。
  56. 前記電力を低減するステップの前に、メモリに格納されたカウントをゼロにリセットするステップと、
    前記検出するステップと前記繰り返すステップの間に、
    前記カウントをインクリメントするステップと、
    前記カウントを所定の最大値と比較するステップと、
    前記カウントが前記最大値以上であれば、前記繰り返すステップを実行する前に、前記方法の実行を停止するステップとを実行するステップと、をさらに備える、請求項54に記載の方法。
  57. 前記比較するステップが、前記インクリメントステップの前に実行される、請求項56に記載の方法。
  58. 前記電気負荷が、プラズマチャンバである、請求項57に記載の方法。
  59. 前記検出するステップが、
    各センサ信号が、前記電力または前記負荷の電磁条件に応答する、1つ以上のセンサ信号を生成するステップと、
    各センサ導出値が、前記センサ信号の1つ以上に応じるものである、1つ以上のセンサ導出値を確立するステップと、
    各しきい値が、前記センサ導出値の1つに関連付けられるように、1つ以上のしきい値を確立するステップと、
    各センサ導出値をそれに関連付けられたしきい値と比較するステップと、
    前記センサ導出値の少なくとも1つが、それに関連付けられたしきい値に交われば、前記アークが発生していることを検出するステップとを備える、請求項57に記載の方法。
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