JP2006136509A - パチンコ機の変動入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ機の機外から針金等を挿入して変動入賞装置の開閉部材を開く不正行為を防止するとともに、閉店時等の補償のために店員がガラス枠を開けて遊技球を入賞させる際に開閉部材を容易に開放できるようにするる。
【解決手段】 大入賞口扉を外扉102と内扉103とで構成し、不正行為により外扉102と内扉103とを同時に開くことはできないようにする。また、外扉102の貫通孔に弾性体で形成した中空摘み135を嵌め込み、内扉103には閉位置にて中空摘み135の内側に嵌まり込む突起部を設けて、閉店時等の補償のために遊技球を入賞させる際には、店員がガラス枠を開け、外扉102の中空摘み135を摘んで内扉103の突起部ごと引っ張ることにより、外扉102と内扉103とを同時に開けることができるようにする。また、両扉102、103を開位置に保持可能なストッパ部材125を設ける。
【選択図】 図5

Description

本発明は、パチンコ機の変動入賞装置に関し、特に、不正行為防止のための技術に関する。
従来から、パチンコ機には、変動入賞装置、可変入賞装置、大入賞口などの名称で呼ばれている短時間に大量の賞球を獲得できる状態に変換可能な入賞装置が設けられている。この入賞装置(以下、変動入賞装置と呼ぶ。)は、通常時には開閉部材が閉じて入賞口に遊技球が入球しないようになっているが、所定条件が成立すると(大当たり)、開閉部材が開いて遊技球が入球し易い状態に変換するよう構成されている。例えば遊技盤面に図柄始動口と図柄表示装置を備えたパチンコ機では、発射された遊技球が図柄始動口に入賞することにより、大当たり乱数値が1つ抽出され、その値が予め決められた大当たり値と一致することが、上記所定条件であり、その条件が成立した場合、図柄表示装置に大当たり図柄が表示されると共に、変動入賞装置が作動し、遊技球が入球し易い状態に変換する。このような短時間に大量の賞球を獲得できる状態に変換可能な変動入賞装置がパチンコ遊技の面白さの大きな部分を占めている。
しかし、変動入賞装置が作動し、遊技球が入球し易い状態に変換するのは、乱数抽選という電気的くじ引きの結果であり、それ相応の投資が必要だったり、運に恵まれる必要があったりするため、不正な操作により賞球を獲得しようとする遊技者(ゴト師)が後を絶たない。そして、その不正行為(ゴト行為)の1つに、上皿パネルやガラス枠などの隙間から針金や薄板などを挿入し、変動入賞装置の開閉部材を不正に開いて、発射した遊技球が変動入賞装置の入賞口に入球し易くし、不正に多量の賞球を得ようとするものがある。
また、パチンコホールでは、遊技者に有利な遊技状態のまま、例えば確変遊技状態のまま閉店をむかえると、ホール側はその時点で遊技を終了してもらう代わりに、大当たり1回分の遊技球を補償することを行っている。そして、そのために店員は大当たり時ではない期間にパチンコ機のガラス枠を開け、大入賞口を開いて遊技球を入賞させる。また、営業時間内においても、遊技中に盤面に遊技球が詰まったりして、本来なら大入賞口に入賞させることができたにもかかわらずできなかった場合など、同じように遊技球を補償するために店員がガラス枠を開け、大入賞口を開いて遊技球を入賞させることがある。
針金などを挿入して変動入賞装置の開閉部材を開こうとする不正行為に対しては、これを防止するために、大当たり中でない大入賞口での検知結果は即座に賞球せずに記憶するだけにしておき、パチンコ機裏面の払出基板に設けたスイッチを押下すると払い出しできるようにすることが従来から提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、この場合は、払い出しを再開するときに、パチンコ機裏面のボタンを押すためにパチンコ機全体を開けるという手間のかかる作業が必要であり、また、パチンコ機全体を開けると、島設備の上下とパチンコ機との間の遊技球の経路が遮断されるため、島設備の球補給路から、また、パチンコ機上部の球タンクの補給路から球が零れ、パチンコ機下部では、機外へ排出される入賞球やアウト球が遊技者の手前に零れるという不都合がある。
また、針金などによる不正行為を防止する機械的なロック機構を設け、正規の駆動源の作用でしか大入賞口が開かないようにするとともに、補償等の正当な行為として店員が大入賞口を開けようとする場合には、ガラス枠を開けて摘みを引くことによりロックが解除され、手で大入賞口の開閉部材を開けられるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この場合は、ガラス枠を開けることなく針金などを使って不正に大入賞口を開けようとする不正行為自体が殆ど不可能で、それでいて、遊技球を補償するために店員がガラス枠を開けて大入賞口を開放する行為が可能となる。
特開2004−159944号公報 特開2002−18005号公報
上述のように機械的なロック機構を設け、正規の駆動源の作用でしか大入賞口が開かないようにするとともに、補償時には店員がガラス枠を開け、手でロックを解除して変動入賞装置の開閉部材を開けることができるようにすると、不正行為を防止でき、また、補償作業が可能となるが、この場合は、ロック機構に加えて、補償作業において店員が手でロックを解除して開閉部材を開放できる状態に変換するためのロック解除機構が必要で、複雑な機構を2つも設けることになり、加えて駆動源と開閉部材の間にさらに別のリンク機構も必要で、部品点数が増加し、作動不具合や故障の発生が多くなる。また、この場合、早急な対処が求められる補償作業を行うのに、店員はガラス枠を開けた後、片手でロック解除機構の摘みを引っ張りながら、もう片方の手で変動入賞装置の開閉部材を開けることになり、開閉部材を開けるだけに両手が必要となってしまい、遊技球を入賞させるのが不自由で、作業効率が悪い。そして、こうした問題は、不正行為を防止するために変動入賞装置の開閉部材を内外二重の扉で構成する場合に特に顕著となる。変動入賞装置の開閉部材を外扉と内扉とで構成した場合、片手でロック解除機構の摘みを引っ張りながら外扉だけでなく内扉も開け、なおかつ、遊技球を入賞させる作業を行うのは非常に大変な作業である。
本発明はこうした問題を解決するためのもので、パチンコ機の機外から針金等を挿入して変動入賞装置の開閉部材を開く不正行為を防止するために開閉部材を内外二重の扉で構成するとともに、閉店時等の補償のために店員がガラス枠を開けて遊技球を入賞させる際に開閉部材を容易に開放できるようにすることを目的とする。
請求項1に係るパチンコ機の変動入賞装置は、遊技領域において盤面に沿い略垂直に起立した位置を閉位置とし盤面前方へ所定角度傾動した位置を開位置として開閉作動する扉式の開閉手段を備え、該開閉手段の開閉作動により入賞口に遊技球が入球し難い第1の状態と入賞口に遊技球が入球し易い第2の状態とに変換可能で、該開閉手段の閉作動時に前記第1の状態となり、開作動時に前記第2の状態となるパチンコ機の変動入賞装置であって、前記開閉手段は、盤面側の配置となる外扉と該外扉の内側に配置され閉位置にて外扉より上端位置が低い設定となる内扉とからなり、前記外扉には、その内外両面に開口する貫通孔が形成されて、該貫通孔に前記外扉の外面側に突出する弾性体で形成された中空摘みが嵌め込まれ、前記内扉には、前記中空摘みに対向する位置に、閉位置にて前記中空摘みの内側に嵌まり込む突起部が設けられていることを特徴とする。
パチンコ機の変動入賞装置において、このように、開閉手段を、盤面側の配置となる外扉と該外扉の内側に配置され閉位置にて外扉より上端位置が低い設定となる内扉とで構成することにより、通常時には外扉と内扉とが共に閉じて入賞口に遊技球が入球し難い第1の状態となり、所定条件が成立すると(大当たり)、外扉と内扉とが共に開いて入賞口に遊技球が入球し易い第2の状態になるよう開閉手段を作動させるようにすることができるとともに、上皿パネルやガラス板パネルなどの隙間から針金や薄板などが挿入され、その例えば針金が装置本体パネルと外扉との間の僅かな隙間から挿し込まれても、外扉と内扉とが同時に開かないようにして不正行為を防止することができる。また、外扉の貫通孔に弾性体で形成された中空摘みが嵌め込まれ、その中空摘みに閉位置にて内扉の突起部が嵌まり込む構成であるため、閉店時等の補償のために遊技球を入賞させる際は、店員はガラス枠を開け、外扉の中空摘みを摘んで引っ張ることにより2枚の扉を同時に開けることができる。
請求項2に係るパチンコ機の変動入賞装置は、請求項1に係るパチンコ機の変動入賞装置において、前記内扉は駆動源に連結されて開閉駆動され、前記外扉は弾性体により常時起立するよう付勢されるとともに前記内扉を介して前記駆動源により開方向にのみ駆動されるよう構成されていることを特徴とする。
このように、内扉は駆動源に連結されて開閉駆動され、外扉は弾性体により常時起立するよう付勢されるとともに内扉を介して駆動源により開方向にのみ駆動されるよう構成することで、通常時には、内扉が駆動源による駆動力で閉じるとともに外扉が弾性体による付勢力で閉じ、所定条件が成立したときには(大当たり)、内扉が駆動源による駆動力で開くとともに外扉が内扉を介して駆動源による駆動力で開くようにでき、また、針金等が挿し込まれて開閉手段が強制的に開けられようとしたときに、内扉は開かないで、外扉だけが付勢力に抗して開くようにできる。
請求項3に係るパチンコ機の変動入賞装置は、請求項1、2に係るパチンコ機の変動入賞装置において、前記開閉手段を開位置に保持可能なストッパ部材を設けたことを特徴とする。
このようなストッパ部材を設けることで、変動入賞装置の開閉手段を継続的に開位置に保持でき、閉店時等の補償のために遊技球を入賞させる際に、店員は開閉手段を手で押えている必要がなくなり、スムーズに補償作業を行える。
以上のとおり、本発明によれば、パチンコ機の機外から針金等を挿入して変動入賞装置の開閉部材を開く不正行為を、開閉部材を内外二重の扉で構成することにより防止するともに、閉店時等の補償のために店員がガラス枠を開けて遊技球を入賞させる際に開閉部材を容易に開放できるようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施の形態の第1例)
図1〜図9は本発明の実施の形態の第1例を示す。図1はパチンコ機の正面図、図2は遊技盤面図、図3は変動入賞装置の分解斜視図、図4は変動入賞装置の大入賞口扉閉作動状態の正面図(a)および固定部材等を省略した斜視図(b)、図5は変動入賞装置の大入賞口扉開作動状態の正面図(a)および固定部材等を省略した斜視図(b)、図6は変動入賞装置の大入賞口扉の外扉のみ開いた状態の正面図(a)および固定部材等を省略した斜視図(b)、図7は変動入賞装置の図4におけるA−A断面に相当する大入賞口扉閉作動状態の断面図(a)、大入賞口扉開作動開始直後の状態の断面図(b)および大入賞口扉開作動状態の断面図(c)、図8は変動入賞装置の図4におけるB−B断面に相当する大入賞口扉閉作動状態の断面図(a)、補償時等に大入賞口扉開放用の摘みを摘んだ状態の断面図(b)およびそのC部拡大図(c)、図9変動入賞装置の図4におけるD−D断面に相当する大入賞口扉開作動状態の断面図(a)およびそのE部拡大図(b)である。
図1に示すパチンコ機1は、所謂第1種パチンコ機であって、前枠2の前面にガラス枠3が開閉可能に装着され、ガラス枠3の下に上皿パネル4が開閉可能に装着されている。また、上皿パネル4の下方に隣接する前枠2下部前面には下皿パネル5が一体に設けられている。また、上皿パネル4には上受け皿6が、下皿パネル5には下受け皿7がそれぞれ形成され、下皿パネル5の一側には発射ハンドル8が設けられている。そして、前枠2には、ガラス枠3の後方に図2に示す遊技盤11が配置されている。
図2に示すように、遊技盤11の盤面には、レール12,13によって遊技領域14が区画され、該遊技領域14の略中央に特別図柄表示装置15、特別図柄記憶LED16および普通図柄記憶LED17を備えたセンターケース18が設けられ、その下に左右の可動片19、20により開閉される図柄始動口を構成する普通電動役物21が設けられ、下部中央に大入賞口扉22により開閉される大入賞口を構成する変動入賞装置(特別電動役物)23が設けられ、また、センターケース18の左右側方に始動ゲート24,25および風車26,27が設けられ、普通電動役物21の左右側方に普通袖入賞口28,29および普通袖下入賞口30,31が設けられ、変動入賞装置23の左右側方に普通下入賞口32,33が設けられ、下端部中央にアウト口34が設けられている。
このパチンコ機1は、上皿パネル4の後方に遊技球を発射する発射装置(図示せず)が設けられている。そして、遊技球は上受け皿6から整流器(図示せず)を経て発射装置に供給され、発射装置により発射されて、レール12,13に案内され、遊技領域14に打ち込まれる。そして、遊技球は遊技領域14をランダムな経路を経て流下し、普通入賞口である始動ゲート24,25、普通袖入賞口28,29、普通袖下入賞口30,31、普通下入賞口32,33あるいは大入賞口(変動入賞装置23)に入球(すなわち入賞)すると、それを契機として、賞球ユニット(図示せず)から賞球が払い出される。また、アウト球となった遊技球はアウト口34から回収される。
変動入賞装置23は、大入賞口扉22が遊技領域14において盤面に沿い略垂直に起立した位置を閉位置とし盤面前方へ所定角度傾動した位置を開位置として開閉作動する扉式の開閉手段を構成し、該大入賞口扉22の開閉作動により入賞口(大入賞口)に遊技球が入球し難い第1の状態と入賞口(大入賞口)に遊技球が入球し易い第2の状態とに変換可能であって、通常時には開閉手段である大入賞口扉22が閉じて入賞口(大入賞口)に遊技球が入球(入賞)し難い第1の状態となっているが、発射された遊技球が図柄始動口(普通電動役物21)に入賞すると、大当たり乱数値が1つ抽出され、その値が予め決められた大当たり値と一致すると(所定条件が成立)、大当たりとなって、特別図柄表示装置に大当たり図柄が表示されると共に、変動入賞装置23が作動し、大入賞口扉22が開いて遊技球が入球し易い第2の状態に変換する。
図3に示すように、変動入賞装置23は、遊技盤11の盤面に前方から嵌めこまれネジ止めされる大入賞口パネル101(装置本体パネル)と、開閉手段としての大入賞口扉22を構成する外扉102および内扉103と、それら外扉102および内扉103を支持する左右の扉軸104,105および付勢手段としての右方のバネ107(弾性体)と、外扉102および内扉103に扉軸104,105を取り付け、バネ107を付設して装置本体パネル101に組み付けた状態で、後方から組み付けられて外扉102および内扉103を固定し、装置本体パネルの背面にネジ止めされる固定部材108と、内扉連結部材109と、固定部材108の裏側に配置されてネジ止めされる駆動手段としての内扉駆動ソレノイド110とで構成されている。大入賞口扉22は外扉102と内扉103とで構成される。
大入賞口パネル101は、上部中央に略矩形の開口121が設けられ、その開口121の左右側面の下部に軸受け部122が設けられ、前面の、開口121の右側縁下方に、バネ107の下端部を受ける溝状のバネ受け部123(図4〜図6参照)が設けられ、開口121の上面内側に段下がり状に外扉受け部124が設けられている。また、大入賞口パネル101には、開口121の左右側方に前述の普通下入賞口32,33が形成されている。そして、大入賞口パネル101の前面左右両側には、手のひら形状で、大入賞口パネル101の前面に沿って回動させることにより開閉手段である外扉102および内扉103を開位置に保持可能なストッパ部材125が設けられている。
外扉102は、本体部分が大入賞口パネル101の開口121をほぼ塞ぐ正面視にて略矩形の板部材で、変動入賞装置23の正面から見て右の側面にバネ107の上端部を受けるバネ収納溝131が設けられ、底面の左右両端に扉軸104,105を挿入する扉軸支持部132が設けられている。また、外扉102には、大入賞口23の正面から見て左端側に、内外両面に開口する貫通孔134が形成されて、該貫通孔134に外扉102の外面側に突出する軟質な合成ゴム(弾性体)で形成された中空摘み135が嵌め込まれている。この中空摘み135には、後述する内扉103の突起部143が嵌まり込む。中空摘み135は、後述の図8に示すように、外扉102の貫通孔134に嵌め込まれる部分の端面側に、貫通孔134に入りやすいよう先が面取り状となった鍔部136が形成され、外側(摘む部分に近い側)から外扉102を挟む位置にもう一個の鍔部137が形成されている。
内扉103は、本体部分が外扉102よりやや小さい正面視にて略矩形の板部材で、裏面下部の正面から見て右端に、後述する内扉連結部材109の凸部162と連結するC字型の形状の垂下連結部141が設けられ、底面に、外扉102の左右の扉支持部132の間に嵌まり込んで扉軸104,105を受け入れる扉軸支持部142が設けられている。また、内扉103には、外扉102の貫通孔134に嵌め込まれた中空摘み135に対向する前面左端側の位置に、閉位置にて中空摘み135の内側に嵌まり込む突起部143が設けられている。そして、その突起部143の左右側方には、後述する図8に示すように、中空摘み135の鍔部136と内扉103とを干渉させないための溝144が設けられている。
固定部材108は、左右に大入賞口の一般領域を規定する一般領域口151,152が設けられ、前面には、一般領域口151,152の外側に隣接して、外扉102の左右の扉軸支持部132と内扉103の扉軸支持部142とに挿入された扉軸105,106を大入賞口パネル101の左右の軸受け部122に押し込んだ位置に支持する扉軸支持部153,154が設けられ、また、前面右の一般領域口152と扉軸支持部154との間に、内扉103の垂下連結部141と連結する後述の内扉連結部材109の凸部162を貫通させる上下に長いスリット溝155が設けられ、このスリット溝155に沿って上下に延びる凸部支持レール156が設けられている。また、固定部材108の裏面には、図示しないが内扉駆動ソレノイド110を固定するネジ穴が設けられている。
内扉連結部材109は、L字型の形状で、下部に内扉駆動ソレノイド110と連結する連結部161が設けられ、正面の中央部左端には内扉103の垂下連結部141と連結する凸部162が設けられている。
大入賞口扉22を構成する外扉102と内扉103は、双方の扉軸支持部132および142を揃えて扉軸104,105を挿通することにより連結する。そして、扉軸104,105にバネ107を装着し、装置本体パネル101の開口121後方から、扉軸104,105を大入賞口パネル101の左右の軸受け部122に挿入し、バネ107の上部を外扉102の右側面のバネ収納溝131に嵌め込み、下部を大入賞口パネル101前面右方のバネ受け部123に嵌め込む。そして、後方から固定部材108を装着し、扉軸支持部153,154により扉軸104,105を軸受け部122に押し込んだ位置に支持する状態でネジ止めする。そして、内扉連結部材109を連結した内扉駆動ソレノイド110を取り付ける。また、固定部材108には図5等に示すように一般領域口151,152の下方に入賞センサ111を設ける。
この変動入賞装置23において、外扉102は、バネ107により常時盤面に沿い略垂直に起立する閉位置に向けて付勢され、また、バネ107の付勢力に抗して人為操作により盤面前方へ所定角度傾動する開位置に向けて回動可能である。また、内扉103は、垂下連結部141が内扉連結部材109の凸部162を介し内扉駆動ソレノイド110に連結され、内扉連結部材109が内扉駆動ソレノイド110により駆動されて凸部162が凸部支持レール156に沿って上下運動を行うことにより開閉駆動される。そして、外扉102は、開方向へは図7の(b)および(c)に示すように内扉103を介し連動して駆動される。
図7の(a)に示すように、外扉102は閉位置にて上端部が大入賞口パネル101の外扉受け部124の前面に当接する。また、内扉103は閉位置にて外扉102より上端位置が低い設定で、上端面が内面側から外面側に向かって下り傾斜した傾斜面sとされている。また、外扉102は、内面の外扉受け部124との当接部の下方に切り欠き部133が形成されている。
外扉102と内扉103は、閉位置では共に起立し、外扉102の上端部が外扉受け部124の前面に当接した状態で、内扉103の上端部が大入賞口パネル101の外扉受け部124の下方に入り込み、外扉102の切り欠き部133と内扉103の外面との間に上部開放の空間kが形成される。また、図5、図7の(c)および図9に示すように、外扉102と内扉103が共に開いた時、内扉103は外扉102の切り欠き部133に重なり、中空摘み135の下面が大入賞口パネル101の外面に当接して、両扉102,103が完全に開いた状態で停止し、この状態で、外扉102の上端部内面と内扉102の内面は略面一で、共に遊技球を受ける面となって遊技球pを入賞口に案内する。
この変動入賞装置23は、通常時には図4に示すように大入賞口扉22が閉じる。このとき、内扉駆動ソレノイド110は非作動で、図7の(a)に示すように内扉連結部材109が下降して凸部162が下がり、凸部162が垂下連結部141を押し下げることにより内扉103が起立し、外扉102はバネ107の付勢力で起立して上端部が大入賞口パネル101の外扉受け部124の前面に当接する。この状態で、内扉103は上端部が大入賞口パネル101の外扉受け部124の下方に入り込み、外扉102の切り欠き部133と内扉103の外面との間に上部開放の空間kが形成される。
そして、所定条件が成立すると(大当たり)、内扉駆動ソレノイド110が作動し、内扉103を開くべく内扉連結部材109が上昇し、その作動開始直後に図7の(b)に示すように凸部162が僅かに上がり、凸部162が垂下連結部141を僅かに押し上げたところで内扉103が外扉102に重なって、あたかも一枚の扉の形になり、その後、内扉連結部材109がさらに上昇することにより、内扉103が外扉102を押す状態となって、図5および図7の(c)に示すように両扉102,103が完全に開く。
また、この変動入賞装置23は、前枠2と上皿パネル4やガラス枠3との間等の僅かの隙間から針金等を挿入して大入賞口扉22を開けようとする不正行為がなされようとした場合には、例えばその針金は先端が外扉受け部124の前面に沿って下降し、上端が外扉受け部124の下方に入り込んで、しかも内面側から外面側に向かって下り傾斜した傾斜面sとなっている内扉103には引っ掛からないで、外扉102と内扉103との間の空間kに入り込む。そのため、針金は外扉102だけにしか引っ掛けることができず、この状態で針金wを引っ張っても、外扉102しか開かない。内扉103は閉位置のままの状態である。この状態で内扉103を開けようとすると、外扉102を開けたまま別の針金等を挿入して内扉103に引っ掛ける必要があり、手間がかかり、結果として不正行為を防止できる。
また、この変動入賞装置23は、閉店時等の補償のために遊技球を入賞させる際、店員はガラス枠3を開け、図8の(b)および(c)に示すように外扉102の中空摘み135を摘んで内扉103の突起部143ごと引っ張ることにより、外扉102と内扉103とを同時に開けることができ、この状態で、ストッパ部材125を回すことにより、図5に示すように外扉102および内扉103を開位置に保持することができ、出玉補償をスムーズに行うことができる。
(実施の形態の他の例)
また、本発明は図10に示すような実施の形態も可能である。この場合も基本的な構成および作用については上記実施の形態の第1例と同様である。以下、第1例と共通する部分については同じ符号を使用して詳細な説明を省略し、主として第1例と異なる部分を中心に説明する。
図10は実施の形態の第2例の変動入賞装置の固定部材等を省略した大入賞口扉開作動状態の斜視図(a)、ストッパで大入賞扉開位置に保持した状態の斜視図(b)および大入賞口扉の外扉のみ開いた状態の斜視図(c)である。この例では、第1例の内扉103が略矩形の板部材であるのに対し、本体部分が一定間隔(頂部での間隔が11mm未満)の山切状の形状の内扉203(入賞阻止部材)を有している。この場合、内扉203が山切状の形状をしているため、外部から挿入した針金等を引っ掛けることは、第1例以上に困難である。そして、この場合も、閉店時等の補償のために遊技球を入賞させる際、店員はガラス枠3を開け、外扉102の中空摘み135を摘んで内扉103の突起部143ごと引っ張ることにより、外扉102と内扉103とを同時に開けることができ、この状態で、ストッパ部材125を回すことにより、図10の(b)に示すように外扉102および内扉103を開位置に保持することができ、出玉補償をスムーズに行うことができる。
実施の形態の第1例のパチンコ機の正面図である。 実施の形態の第1例の遊技盤面図である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の分解斜視図である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の大入賞口扉閉作動状態の正面図(a)および固定部材等を省略した斜視図(b)である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の大入賞口扉開作動状態の正面図(a)および固定部材等を省略した斜視図(b)である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の大入賞口扉の外扉のみ開いた状態の正面図(a)および固定部材等を省略した斜視図(b)である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の図4におけるA−A断面に相当する大入賞口扉閉作動状態の断面図(a)、大入賞口扉開作動開始直後の状態の断面図(b)および大入賞口扉開作動状態の断面図(c)である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の図4におけるB−B断面に相当する大入賞口扉閉作動状態の断面図(a)、補償時等に大入賞口扉開放用の摘みを摘んだ状態の断面図(b)およびそのC部拡大図(c)である。 実施の形態の第1例の変動入賞装置の図4におけるD−D断面に相当する大入賞口扉開作動状態の断面図(a)およびそのE部拡大図(b)である。 実施の形態の第2例の変動入賞装置の固定部材等を省略した大入賞口扉開作動状態の斜視図(a)、ストッパで大入賞扉開位置に保持した状態の斜視図(b)および大入賞口扉の外扉のみ開いた状態の斜視図(c)である。
符号の説明
1 パチンコ機
11 遊技盤
14 遊技領域
22 大入賞口扉
23 変動入賞装置(特別電動役物)
101 大入賞口パネル(装置本体パネル)
102 外扉
103,203 内扉
104,105 扉軸
107 バネ(弾性体)
108 固定部材
109 内扉連結部材
110 内扉駆動ソレノイド
121 開口(大入賞口)
122 軸受け部
124 外扉受け部
125 ストッパ部材
132 扉軸支持部
133 切り欠き部
134 貫通孔
135 中空摘み
141 垂下連結部
142 扉軸支持部
143 突起部
151,152 一般領域口
153,154 扉軸支持部
155 スリット溝
156 凸部支持レール
161 連結部
162 凸部
k 空間
p 遊技球
s 傾斜面

Claims (3)

  1. 遊技領域において盤面に沿い略垂直に起立した位置を閉位置とし盤面前方へ所定角度傾動した位置を開位置として開閉作動する扉式の開閉手段を備え、該開閉手段の開閉作動により入賞口に遊技球が入球し難い第1の状態と入賞口に遊技球が入球し易い第2の状態とに変換可能で、該開閉手段の閉作動時に前記第1の状態となり、開作動時に前記第2の状態となるパチンコ機の変動入賞装置であって、
    前記開閉手段は、盤面側の配置となる外扉と該外扉の内側に配置され閉位置にて外扉より上端位置が低い設定となる内扉とからなり、前記外扉には、その内外両面に開口する貫通孔が形成されて、該貫通孔に前記外扉の外面側に突出する弾性体で形成された中空摘みが嵌め込まれ、前記内扉には前記中空摘みに対向する位置に、閉位置にて前記中空摘みの内側に嵌まり込む突起部が設けられていることを特徴とするパチンコ機の変動入賞装置。
  2. 前記内扉は駆動源に連結されて開閉駆動され、前記外扉は弾性体により常時起立するよう付勢されるとともに前記内扉を介して前記駆動源により開方向にのみ駆動されるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の変動入賞装置。
  3. 前記開閉手段を開位置に保持可能なストッパ部材を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のパチンコ機の変動入賞装置。
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