JP2011115642A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】案内通路に変更を加える簡単な構造で入賞手段全体の上下方向の寸法を小型化できると共に、遊技盤側の取り付け孔の加工時のバリ等に関係なく案内通路により遊技球を円滑に案内できるようにする。
【解決手段】遊技盤7の取り付け孔49に嵌合して装着された入賞手段15を備え、この入賞手段15は遊技盤7の前側の入賞口37から入賞した遊技球を遊技盤7の裏側に案内する案内通路39を、取り付け孔49の周壁61の下部側に近接して配置する。案内通路39はその少なくとも後部側に遊技球を案内する左右一対の案内レール62を備え、案内レール62間の少なくとも後端を含む後部側に上下に開放状の開放部65を設け、案内レール62の下側の周壁61に、下側へと凹入する凹部79を開放部65に対応して設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に関し、遊技盤の取り付け孔に嵌合して装着された入賞手段の案内通路と取り付け孔の周壁との相対構造に関するものである。
パチンコ機等の弾球遊技機は、遊技盤の遊技領域の略中央に画像表示手段を配置し、この画像表示手段と遊技領域の最下部のアウト球口との間に特別図柄始動手段と大入賞手段とを上下に配置し、その特別図柄始動手段に遊技球が入賞したときにその遊技球を検出して特別図柄表示手段の特別図柄が所定時間変動し、変動後の特別図柄が大当たり図柄で停止したときに大入賞手段が開放して多数の遊技球が入賞し易くなり、その入賞数に応じて多数の遊技球を賞球として払い出すようになっている。
特別図柄始動手段は常時開放式の入賞口と、開閉部材により開閉される開閉式の入賞口とを遊技盤の前側に上下に配置すると共に、各入賞口の後方側の上下に、各入賞口に入賞した遊技球を遊技盤の裏側へと案内する樋状の案内通路を配置し、この上下の案内通路間に開閉部材を開閉する開閉駆動手段を配置して、何れの入賞口に遊技球が入賞したときにも特別図柄が変動するようにしている(特許文献1)。
特開2004−249142号公報
近年の弾球遊技機では、遊技領域を拡大して大型の画像表示手段を配置する一方、画像表示手段の画像表示部の側方等に大型の可動式演出手段等を設ける傾向にある。このため画像表示手段等の大型化に伴って遊技球の転動領域が著しく制限され、その狭い領域に特別図柄始動手段、大入賞手段等の遊技部品を接近させて配置する必要があり、特別図柄始動手段の小型化が望まれている。
しかし、従来の特別図柄始動手段は上下の案内通路に樋状のものを使用し、その案内通路を経て遊技盤の裏側へと遊技球を案内するようにしている。従って、案内通路の通路面上を遊技球が転動することになり、通路面の上側には必ず遊技球の直径分以上の高さの球通過空間を確保する必要がある。このため下側の案内通路の後部上側に開閉駆動手段を配置する場合には、下側の案内通路の通路面から開閉駆動手段までの間隔が大になり、特別図柄始動手段の全体の上下方向の寸法を小型化し難いという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑み、案内通路に変更を加える簡単な構造で入賞手段全体の上下方向の寸法を小型化できると共に、遊技盤側の取り付け孔の加工時のバリ等に関係なく案内通路により遊技球を円滑に案内できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技盤7の取り付け孔49に嵌合して装着された入賞手段15を備え、該入賞手段15は前記遊技盤7の前側の入賞口37から入賞した遊技球を前記遊技盤7の裏側に案内する案内通路39を、前記取り付け孔49の周壁61の下部側に近接して備えた弾球遊技機において、前記案内通路39はその少なくとも後部側に遊技球を案内する左右一対の案内レール62を備え、該案内レール62間の少なくとも後端を含む後部側に上下に開放状の開放部65を設け、前記案内レール62の下側の前記周壁61に、下側へと凹入する凹部79を前記開放部65に対応して設けたものである。
本発明によれば、案内通路39に変更を加える簡単な構造で入賞手段15全体の上下方向の寸法を小型化できると共に、遊技盤7側の取り付け孔49の加工時のバリ等に関係なく案内通路39により遊技球を円滑に案内できる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図9は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、1は遊技機本体で、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側にヒンジ3廻りに開閉自在に枢着された前枠4とを備えている。
前枠4の前側にはヒンジ3と略同一軸心上のヒンジ(図示省略)廻りに開閉自在なガラス扉5と開閉扉6とが上下に配置されている。前枠4にはガラス扉5の裏側に対応して遊技盤7が着脱自在に装着され、また開閉扉6の裏側に対応して発射手段8が装着されている。開閉扉6には発射用の遊技球を貯留する球供給皿9と、発射手段8の作動用の発射ハンドル10とが設けられている。発射手段8は発射ハンドル10を操作したときに作動して、球供給皿9から供給される遊技球を1個ずつ遊技盤7側へと発射させるようになっている。
遊技盤7にはガラス扉5の窓孔に対応してガイドレール11と遊技領域12とが設けられている。ガイドレール11は発射手段8から発射された遊技球を遊技領域12の上部側へと案内するようになっている。
遊技領域12には上下方向の略中央に画像表示手段13が配置され、この画像表示手段13と遊技領域12の最下部のアウト球口14との間に特別図柄始動手段15、大入賞手段16が上下方向に互いに近接して配置されている。また遊技領域12には画像表示手段13の側方に普通図柄始動手段17が、大入賞手段16の左右両側に普通入賞手段18が夫々配置されている。
画像表示手段13は演出画像の表示用であって、演出図柄19、その他の演出画像を表示する液晶式等の画像表示部20と、この画像表示部20を支持する表示ケース21とを備えている。遊技領域12には表示ケース21の一部等の適当箇所に普通図柄表示手段22、特別図柄表示手段23が設けられている。
普通図柄表示手段22は例えば2個の表示素子22a,22bを備え、普通図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に表示素子22a,22bが所定時間交互に点滅発光し、その一方の表示素子22aが発光状態で停止したときに当たりとなり、他方の表示素子22bが発光状態で停止したときに外れとなる。
特別図柄表示手段23は例えば7セグメント式等の表示手段により構成され、特別図柄始動手段15が遊技球を検出することを条件に特別図柄を所定時間変動表示し、変動後に特別図柄が大当たり図柄、外れ図柄の何れかで停止するようになっている。なお、画像表示手段13の演出図柄19は特別図柄と同期して停止するようになっており、特別図柄が大当たり図柄で停止したときには3個が一致又は同種の大当たり図柄を停止表示し、外れ図柄で停止したときには外れ図柄を停止表示する。
大入賞手段16は図2、図4、図5に示すように大入賞口24が形成された前飾り板25と、この前飾り板25の裏側に設けられた入賞ケース26と、入賞ケース26の前端下部が左右方向の支軸により枢支され且つ大入賞口24を開閉する開閉板27と、開閉板27を開閉駆動するソレノイド等の開閉駆動手段28と、入賞ケース26の後部側に装着された入賞検出スイッチ(図示省略)とを備えている。
そして、この大入賞手段16は特別図柄表示手段23の変動後の特別図柄が大当たり図柄で停止したときに、図5に二点鎖線で示すように開閉板27が前上がり状に回動して大入賞口24を開放し、上方から開閉板27上に落下する遊技球を開閉板27を経て大入賞口24へと案内し、またその入賞した遊技球を遊技盤7の裏側に排出するようになっている。
大入賞手段16は前飾り板25が遊技盤7の前面に着脱自在に装着され、入賞ケース26、開閉駆動手段28が遊技盤7の取り付け孔30に嵌合して裏側へ突出している。入賞ケース26の後部側上面には、上側の特別図柄始動手段15から落下する遊技球を後方へと案内して落下させる案内樋29が設けられている。なお、案内樋29は入賞ケース26の左右方向の略中央に配置されているが、左右方向の一方に偏位して設けてもよい。
特別図柄始動手段15は図2〜図9に示すように、遊技盤7に前側から装着された前本体部34と、この前本体部34に対向して遊技盤7に裏側から着脱自在に装着された後部ケース35とを備えている。
前本体部34には入賞口36,37と、この入賞口36,37から入賞した遊技球を遊技盤7の裏側へと案内する案内通路38,39とが設けられている。また後部ケース35には案内通路38,39からの遊技球を遊技盤7の裏側で所定方向に案内して落下させる裏案内通路40,41と、この裏案内通路40,41を通過する遊技球を検出する入賞検出スイッチ42,43とが設けられている。
前本体部34は前飾り板45と、この前飾り板45の前側に設けられた上下2個の入賞口36,37と、前飾り板45の後側に設けられた上下2個の案内通路38,39と、下側の入賞口37を開閉する開閉部材46と、案内通路38,39間に配置され且つ開閉部材46を開閉駆動する開閉駆動手段47と、この開閉駆動手段47上に配置され且つ上側の案内通路38の後端に接続された屈曲案内通路48とを備え、前飾り板45が遊技盤7の前面に着脱自在に装着され、案内通路38,39、開閉駆動手段47が遊技盤7の取り付け孔49に嵌合して遊技盤7の裏側に突出している。なお、取り付け孔49の前端は前飾り板45により塞がれている。
後部ケース35は屈曲案内通路48を覆う通路カバー50と、屈曲案内通路48からの遊技球をその一側で落下させる落下通路51と、この落下通路51からの遊技球を遊技盤7に沿って横方向に案内する横案内通路52と、落下通路51の途中に配置された入賞検出スイッチ42と、下側の案内通路38の後端に接続される裏案内通路41と、この裏案内通路41の途中に配置された入賞検出スイッチ43とを備え、落下通路51、横案内通路52等により裏案内通路40が構成されている。なお、後部ケース35には裏案内通路41と通路カバー50との間に、横案内通路52の反対側から横方向に凹入し且つ開閉駆動手段47及び屈曲案内通路48が収まる凹所53が設けられている。
2個の入賞口36,37は前飾り板45から遊技盤7の前側に突出している。上側の入賞口36は常時開放式であり、下側の入賞口37は左右一対の開閉部材46により開閉される開閉式である。下側の入賞口37は左右方向の略中央に遊技球を後方へと案内する入賞通路54を有し、この入賞通路54は左右一対の案内板55により構成されている。なお、入賞通路54は遊技球を後方へと案内するものであれば、案内板55のないものでもよい。
開閉部材46は入賞口37の入賞通路54の左右両側に配置され、前飾り板45とその前側の入賞口ケース56との間に挿支された後方向の枢軸57により開閉揺動自在に枢支され、左右両側に開放したときに開閉部材46上に落下する遊技球を入賞通路54へと案内するようになっている。なお、開閉部材46は枢軸57よりも内側に係合突起58が設けられている。また入賞口37は前飾り板45と入賞口ケース56との間に形成されている。
各案内通路38,39は各入賞口36,37からの遊技球を遊技盤7の裏側へと案内するためのもので、前飾り板45の裏側に設けられた支持ケース59の上側に案内通路38が、また支持ケース59内に案内通路39が夫々設けられている。なお、支持ケース59、案内通路38,39は前飾り板45の裏側に一体に成型されているが、別体に成型して固定してもよい。
上側の案内通路38は前後方向に長い樋状に構成され、この案内通路38からの遊技球は屈曲案内通路48、落下通路51、横案内通路52を経て遊技盤7の裏側で横方向に案内され、横案内通路52の先端から大入賞手段16の入賞ケース26の側方を経て下方に落下する。
支持ケース59の底部側は取り付け孔49の周壁61の下側部分に近接して配置されており、この支持ケース59の下側に案内通路39が前後方向に設けられている。このため案内通路39は周壁61の下側部分に近接している。
下側の案内通路39は左右に間隔を置いて配置された左右一対の案内レール62を備えている。そして、案内通路39の前部側、即ちこの案内通路39の後部上側に配置された開閉駆動手段47よりも前側では、一対の案内レール62間に底板63が配置されており、この底板63と一対の案内レール62とにより案内通路39の前部側が樋状に構成されている。
また案内通路39の後部側、即ち開閉駆動手段47の下側に対応する部分には、一対の案内レール62間に下側に開放する開放部65が設けられている。そして、案内通路39の後部側では、両案内レール62の相対向する球案内部64bにより、遊技球の下部がこの球案内部64bよりも下側に突出した状態で遊技球を案内するようになっている。開放部65は案内レール62の後端を含んで、案内通路39の後部側に設けられている。
案内レール62は案内通路39の左右両側から起立する側壁部62aとを一体に備えた背面視略L字状であり、後下がりに若干傾斜状に配置されている。また案内レール62の球案内部64bには面取りが施されている。
開閉駆動手段47は保持ケース66内に収容されたソレノイド67を備え、また保持ケース66は上下の案内通路38,39に対応して支持ケース59の裏側に固定されている。保持ケース66の上側に屈曲案内通路48が設けられている。なお、屈曲案内通路48は後部ケース35側に設けてもよい。
ソレノイド67のプランジャー68は前側に突出し、その前端部の操作具69を介して開閉部材46を開閉操作するようになっている。プランジャー68はバネ70により突出方向に付勢されている。操作具69は案内通路39の上側で支持ケース59内に配置されると共に、上下方向の中間部で左右方向の支軸71により揺動自在に枢支されている。
操作具69は支軸71よりも前側で各開閉部材46の係合突起58を上下両側から挟む左右一対の操作部72を有し、プランジャー68の前後移動により支軸71廻りに回動して開閉部材46を枢軸57廻りに回動させるようになっている。なお、開閉部材46は、通常はバネ70により枢軸57廻りに起立して入賞口36,37を閉鎖している。操作部72は案内通路39の左右両側に配置されている。
屈曲案内通路48は案内通路38からの遊技球を遊技盤7に沿ってその一側の落下通路51側に屈曲させて案内するためのもので、通路カバー50により覆われている。横案内通路52は落下通路51からの遊技球を大入賞手段16の左右方向の一側方へと案内して落下させるためのものである。落下通路51、横案内通路52の裏側は後壁74により塞がれている。入賞検出スイッチ42は落下通路51の途中で後部ケース35に形成された保持部75に挿脱自在に挿入され、係止爪76により係止されている。
裏案内通路41は案内通路39に接続して後ろ下方へと斜め方向に形成され、案内通路39からの遊技球を大入賞手段16の案内樋29上へと案内し落下させるようになっている。入賞検出スイッチ43は裏案内通路41の途中で後部ケース35に形成された保持部77に挿脱自在に挿入され、係止爪78により係止されている。入賞検出スイッチ43は裏案内通路41が後ろ下方に傾斜しているため、この裏案内通路41を横切るように前下がりに斜め方向に配置されている。なお、後部ケース35と大入賞手段16の入賞ケース26は上下に近接して配置されている。
特別図柄始動手段15用の取り付け孔49は案内通路38,39、支持ケース59等を含む前本体部34側の形状に対応して遊技盤7に前後方向に貫通状に形成されている。取り付け孔49は遊技盤7の遊技領域12に対して前後方向に略直角に孔加工された周壁61と、案内レール62の下側の周壁61に開放部65に対応して配置され且つ下側へと凹入して形成された凹部79とを有する。
周壁61は遊技盤7の前後両面に跨がって前面側(遊技領域12側)から孔加工されている。凹部79は遊技盤7の裏面側から遊技盤7の厚さ方向の中間部、例えば遊技盤7の後部側に背面視円弧状に凹入して形成されており、下部側の周壁61に対して段付き状になっている。このため取り付け孔49は案内レール62の下側が下方に凹んだ形状になっている。なお、周壁61、凹部79を含む取り付け孔49の孔加工はルータ等の回転工具が使用される。
上記構成のパチンコ機において、遊技領域12の上部から落下する遊技球が普通図柄始動手段17を通過すると、普通図柄表示手段22の普通図柄が点滅して所定時間変動する。そして、変動後の普通図柄が当たり図柄で停止すれば、特別図柄始動手段15の開閉駆動手段47が作動し、左右一対の開閉部材46が上広がり状に揺動して入賞口37が開放される。即ち、開閉部材46は通常バネ70により閉状態に保持されている。そこで、開閉駆動手段47のソレノイド67が励磁すると、プランジャー68がバネ70に抗して後退して操作具69が支軸71廻りに図5のように時計方向に回動するため、操作部72、係合突起58を介して開閉部材46が枢軸57廻りに開方向に傾動し、入賞口37を開放する。
特別図柄始動手段15は常時開放式の入賞口36と開閉式の入賞口37とを上下に有し、その何れかの入賞口36,37に遊技球が入賞すれば、対応する入賞検出スイッチ42,43がその遊技球を検出する。
例えば、常時開放式の入賞口36に遊技球が入賞すると、その遊技球は案内通路38を経て遊技盤7の裏側へと案内される。そして、遊技球は屈曲案内通路48で遊技盤7に沿って横方向へと向きを変えて案内されて落下通路51内を下方に落下し、その落下中に入賞検出スイッチ42を通過して検出される。
その後、遊技球は大入賞手段16の上側近傍の横案内通路52により遊技盤7の裏側に沿って横方向に案内された後、大入賞手段16の入賞ケース26の側方近傍を下方に落下する。このため入賞口36に入賞した遊技球が、遊技盤7の裏側で大入賞手段16上に落下することはない。
また開閉式の入賞口37側では開閉部材46が開状態になると、開閉部材46上に落下する遊技球が入賞口37へと入賞する。そして、その遊技球は一対の案内板55上を経て案内通路39側へと案内され、この案内通路39により遊技盤7の裏側へと案内された後、裏案内通路41を経て大入賞手段16の入賞ケース26上の案内樋29上に落下し、この案内通路39の後端から大入賞手段16の後方側へと落下する。そして、遊技球は裏案内通路40,41の途中で入賞検出スイッチ43を通過して検出される。
入賞検出スイッチ42,43の何れかが遊技球の入賞を検出すると、主制御基板(図示省略)で大当たり、外れの抽選が行なわれ、その抽選結果に応じて演出制御基板(図示省略)の制御により、特別図柄表示手段23の特別図柄が所定時間変動して大当たり図柄、外れ図柄の何れかで停止する。また演出制御基板の制御により、特別図柄表示手段23の特別図柄の変動等に同期して画像表示手段13の演出図柄19が所定時間変動して、大当たり図柄、外れ図柄に対応する演出図柄19で停止する。そして、抽選結果が大当たりの場合には、特別図柄が大当たり図柄で停止した後に大入賞手段16の開閉板27が所定回数開閉する等、遊技者に有利な特別遊技に移行する。
下側の入賞口37に入賞した遊技球を案内通路39により遊技盤7の裏側に案内する際に、案内通路39の前部側では底板63と一対の案内レール62とが樋状になっているため、その遊技球は図5、図7にb1に示すように底板63上を転動して、この底板63と左右の案内レール62の何れか一方とにより案内される。
しかし、開閉駆動手段47の下側を通過する後部側では一対の案内レール62間が開放部65となっているため、この一対の案内レール62の球案内部64bにより、図5、図7にb2に示すようにその一部が案内レール62の球案内部64bから下側に突出した状態で遊技球を案内する。このため左右の案内レール62の傾斜角度が同じであるにも拘わらず、底板63を通過した後の遊技球は、それまでの底板63上を転動する場合に比較して下方に下がった状態で案内され、案内通路39を図5に示すように軌跡bに沿って案内されることになる。
従って、案内通路39の後部側では、この案内通路39上を通過する遊技球の高さが案内通路39の傾斜角度分以上に低くなるため、それだけ特別図柄始動手段15の上下方向の寸法を小さくすることができる。
特に開閉駆動手段47を案内通路39の上側に配置する場合には、開閉駆動手段47の下側で左右の案内レール62によって遊技球を案内することにより、開閉駆動手段47の下側を通過する遊技球の高さが低くなるため、開閉駆動手段47の下側に遊技球の通過空間を十分に確保しながら、開閉駆動手段47を案内通路39に接近させて配置でき全体の上下方向の寸法を小さくすることができる。
しかも案内レール62の球案内部64bで遊技球を案内する後部側は、左右の案内レール62間に開放部65があるため、樋状の場合に比較して案内通路39の後部側の上下方向の寸法を薄くすることができる。
このため案内通路39を含む前本体部34を合成樹脂材料により成型するに際して、例えば金型からの抜き取りを考慮して案内通路39の下面の全体を略同じ高さにする場合にも、案内通路39の下側への突出量を極力小さく抑えることができる。
また各案内通路38,39に接続する裏案内通路40,41と入賞検出スイッチ42,43とを前本体部34から分離して後部ケース35側に設け、この後部ケース35を遊技盤7の裏側に装着しているので、入賞検出スイッチ42,43等が前本体部34側にある場合に比較してその上下方向の寸法を小さくできる。
このように案内通路39の後部側に、開放部65介して案内レール62を左右に設けた場合、案内通路39を取り付け孔49の下側の周壁61と上下に近接して配置すれば、取り付け孔49の孔加工時に後端縁側に発生するバリが遊技球に干渉する惧れがある。
しかし、案内レール62の後部側に対応して取り付け孔49の周壁61に凹部79を設けているため、遊技盤7の取り付け孔49の加工時のバリ等に関係なく案内通路38により遊技球を円滑に案内することができる。しかも、凹部79は遊技盤7の裏側から段付き状に形成しているため、取り付け孔49の前端側の開口が下側に大きくなるようなこともなく、前飾り板45により取り付け孔49の開口を確実に覆うことができる。
図10〜図13は本発明の第2の実施例を例示する。この実施例の案内通路39は左右一対の案内レール62を有し、その各案内レール62には開閉駆動手段47に対応する後部側の相対向する内側に切り欠き部81が形成されている。従って、切り欠き部81の前側の案内レール62の球案内部64a間の間隔と切り欠き部81側の球案内部64b間の間隔は、図13(A)(B)に示すように前側に比して後側が大になっている。
なお、この実施例でも、案内通路38,39の前部側には一対の案内レール62をその下側で接続する底板63があるが、この底板63は遊技球と接触しないようになっている。また案内通路39の後部側には案内レール62間に切り欠き部81に対応して開放部65が設けられている。
この実施例では、一対の案内レール62は、案内通路39の略全長にわたってその球案内部64a,64bにより遊技球を案内する。しかし、開閉駆動手段47に対応する後部側では左右の案内レール62の球案内部64b間の間隔が広くなっているため、この開閉駆動手段47の下側を通過する遊技球は、第1の実施例と同様に低い位置を通過することになる。
図14は本発明の第3の実施例を例示する。図14は案内通路38,39の全長にわたって案内レール62を設け、その相対向する球案内部64bで遊技球を案内するようにしている。そして、図14(A)は両球案内部64bを略平行とし、図14(B)は両球案内部64bを末広がり状にしている。
このように案内通路39の全長にわたって案内レール62を設ける場合にも、遊技盤7の取り付け孔49の周壁61側に形成される凹部79は、案内通路39の後部側、取り分け取り付け孔49の孔加工時にバリが発生し易い後端部側に設ければよい。
以上、本発明の各実施例について詳述したが、本発明はこの各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、左右の案内レール62間に開放部65があって球案内部64bにより遊技球を案内する区間は、案内通路39の後部側で且つその上側に配置される開閉駆動手段47と遊技球が干渉しない範囲であればよい。従って、実施例に例示のソレノイド67のように、開閉駆動手段47の本体部が他の部分より大きいか、又は下側への突出量が大きい場合には、その本体部よりも若干前側から後方にわたって設けるのが望ましい。
左右の案内レール62の球案内部64bにより遊技球を案内する区間は、その全長にわたって設けてもよいが、少なくとも案内通路39の後部にあれば十分であり、後部を除く他の区間は樋状に構成してもよい。
実施例では入賞手段として特別図柄始動手段15を例示しているが、特別図柄始動手段15以外のものでもよい。また実施例では、上側に常時開放式の入賞口36,37を、下側に開閉部材46により開閉可能な開閉式の入賞口36,37を備えたものを例示しているが、常時開放式の入賞口36と開閉式の入賞口37との何れか一方のみを備えた入賞手段でもよい。
常時開放式の入賞手段又は開閉式の入賞手段の場合にも、案内通路38,39の全長にわたって、下側が開放するように一対の案内レール62を設けてもよいし、案内通路38,39がその下側の周壁61に接近する後部側の、後端を含む所要範囲にのみ一対の案内レール62を設けてもよい。
凹部79は遊技盤7の裏側から加工するが、遊技盤7の前面近傍を除いて、案内通路38,39の樋状以外の部分の略全体に対応するように設けてもよいし、取り付け孔49の後端縁から前側への一部範囲に設けてもよい。即ち凹部79は案内レール62の球案内部64bの区間よりも長く設けるか、又は球案内部64bの区間と略同じ長さとしてもよいし、球案内部64bの区間の内その後部側にのみ設けてもよい。逆に凹部79の前端を前飾り板45で覆うだけの余裕がある場合には、凹部79は遊技盤7の前後に貫通して形成してもよい。従って、凹部79は案内レール62の球案内部64bの区間の少なくとも後部側にあればよい。
案内レール62間の下側が開放状の区間は、球案内部64bの区間の全体でもよいし、その区間の後部側のみでもよい。このため案内レール62間の下側が開放状の区間は、少なくとも球案内部64bの区間の後部側にあればよい。
本発明の第1の実施例を示すパチンコ機全体の正面図である。 同遊技盤の要部の正面図である。 同遊技盤の要部の平面断面図である。 同遊技盤の要部の背面図である。 同遊技盤の要部の側面断面図である。 同遊技盤の要部の平面断面図である。 同特別図柄始動手段の前本体部側の背面図である。 同特別図柄始動手段の分解斜視図である。 同特別図柄始動手段と遊技盤の取り付け孔との関係の分解斜視図である。 本発明の第2の実施例を示す遊技盤の要部の側面断面図である。 同特別図柄始動手段の前本体部側の背面図である。 同特別図柄始動手段の前本体部側の斜視図である。 同案内通路の説明図である。 本発明の第3の実施例を示す案内通路の説明図である。
7 遊技盤
15 特別図柄始動手段(入賞手段)
37 入賞口
39 案内通路
46 開閉部材
47 開閉駆動手段
49 取り付け孔
61周壁
62 案内レール
65 開放部
79 凹部

Claims (4)

  1. 遊技盤(7)の取り付け孔(49)に嵌合して装着された入賞手段(15)を備え、該入賞手段(15)は前記遊技盤(7)の前側の入賞口(37)から入賞した遊技球を前記遊技盤(7)の裏側に案内する案内通路(39)を、前記取り付け孔(49)の周壁(61)の下部側に近接して備えた弾球遊技機において、前記案内通路(39)はその少なくとも後部側に遊技球を案内する左右一対の案内レール(62)を備え、該案内レール(62)間の少なくとも後端を含む後部側に上下に開放状の開放部(65)を設け、前記案内レール(62)の下側の前記周壁(61)に、下側へと凹入する凹部(79)を前記開放部(65)に対応して設けたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記入賞口(37)を開閉する開閉部材(46)と、前記案内通路(39)の後部の上側近傍に配置され且つ前記開閉部材(46)を開閉駆動する開閉駆動手段(47)とを備え、前記案内通路(39)は少なくとも前記開閉駆動手段(47)の下側に対応する部分に前記案内レール(62)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記取り付け孔(49)は前記遊技盤(7)に対して略直角に孔加工された前後方向の周壁(61)と、該周壁(61)の下側後部に段付き状に加工された前記凹部(79)とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記案内通路(39)はその略全長に前記案内レール(62)を有し、該案内レール(62)間の間隔は前記案内通路(39)の前部側よりも後部側が大であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
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