JP2007260259A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御を複雑にすることなく、他の遊技機との間で連鎖的な演出を実行できる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技場の島設備50単位で実行される電源の同時投入に応じて、LCD106への所定時間分の背景画像Bの繰り返し表示を開始し、さらに遊技の進行状況に応じた演出画像を前記背景画像Bに重ねて表示するに際し、初期状態変更スイッチ37により設定された島設備50内での設置位置に応じて、設置位置に応じて予め定められた時間分だけ遅れた表示位置から背景画像Bの表示を開始する。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技の進行状況に応じた演出画像を表示手段に表示する遊技機に関する。
従来、大型表示器を備えた全面表示パチンコ機が提案されている。この全面表示パチンコ機は、遊技盤を構成する部材が透明であり、当該透明の遊技盤の裏面側に遊技盤とほぼ同一外形の表示器を配設することで、遊技を進行している遊技者から見ると、遊技盤全体が表示画面となり、これにオーバラップするようにパチンコ球が複数の遊技釘や風車等に跳ね返りながら落下していく。
このような大型表示器を搭載したパチンコ機では、演出表示のスケールが拡大し、より一層の演出効果を期待することができる。
また、このような遊技機は、一般に、遊技場の島設備の両面側に複数の遊技機が背中合わせに並べて設置されるようになっている。
従来、島設備内に設置された複数のパチンコ機で統一感のある客待ち演出を行うために、遊技機に電源投入時から所定期間毎に0となる客待ちカウンタを設け、統一感を出したい複数の遊技機の電源を同時に投入するようにして、図柄変動終了後所定時間が経過し、かつ客待ちカウンタが0になった場合に客待ち演出を開始することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、複数の遊技機を電気的に接続して、ある台で予告が発生した場合、他の台においても連鎖的に予告表示を実行することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−283385公報 特開2004−8824公報
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、電源投入から所定時間毎に同じ演出が出現するだけであり、相互に異なる画像ではあるが関連性のある連鎖的な演出を行うことができない、という問題点があった。
また、上記特許文献2記載の技術では、連鎖的な演出を行うことはできるものの、遊技台同士を電気的に接続するために制御が複雑になってしまう、という問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、制御を複雑にすることなく、他の遊技機との間で連鎖的な演出を実行できる遊技機を提供することが目的である。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、電源の投入に応じて表示手段への所定時間分のループ画像の繰り返し表示を開始し、遊技の進行状況に応じた演出画像を前記ループ画像に重ねて表示する遊技機であって、前記ループ画像の表示位置を設定するための設定手段と、前記設定手段により設定された表示位置から前記ループ画像の繰り返し表示を開始する演出制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、電源の投入に応じて、表示手段への所定時間分のループ画像の繰り返し表示を開始し、さらに遊技の進行状況に応じた演出画像をループ画像に重ねて表示するようにしている。
ここで、本発明では、設定手段により設定された表示位置から前記ループ画像の繰り返し表示を開始するようにしているので、制御を複雑にすることなく、他の遊技機との間で連鎖的な演出を実行できる。
特に、請求項2に記載のように、表示位置を、遊技場の島設備内での設置位置に応じて設定することにより、さらに連鎖的な演出を実行できる。
また、本発明は、請求項3記載のように、前記表示位置は、隣り合う台同士で所定量ずつ異なるようにすることにより、連鎖的な演出をなめらかに行なうことができる。
また、請求項4に記載のように、前記表示位置は、前記ループ画像の表示領域を前記島設備に設置される遊技機の台数に応じて分割して得られた分割領域を示すものであり、前記演出制御手段は、前記ループ画像の前記表示位置により示される分割領域の表示を開始するようにしてもよい。
請求項4記載の発明によれば、複数の遊技機により、一体的な画像表示を行うことができる。
以上説明した如く本発明によれば、制御を複雑にすることなく、他の遊技機との間で連鎖的な演出を実行できる、という優れた効果を有する。
図1に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにホールの島設備50(図示省略、図4参照)に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレーム24に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側には、交換可能とされた遊技盤100(図2参照)がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球PBを貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
図示を省略するが、球皿部34の底面は双方向に傾斜しており、一方は図1の正面視にて左側から右側に下る傾斜を手前側に配置し、他方は右側から左側に下る傾斜を奥側に配置し、両傾斜は正面視にて右側で円滑に連続形成されている。
手前側の傾斜はパチンコ機10間に設けられた現金用遊技球貸出機(図示省略)を球皿部34の正面視、左側から受け入れて、右側に転動案内する一方、奥側の傾斜は球皿部34に受け入れた遊技球PB、後述する賞品球、あるいはカード式貸出機を介した貸出球などを球排出口46から受け入れて正面視、右側から左側に向かって転動案内する。
この奥側の傾斜は、当該傾斜の下位方向に沿って遊技球転動流路の幅寸法を漸次、狭く形成されており、これにより、球皿部34にある遊技球PBがパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に一列に整列させながら送り込まれる。
パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図3参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図2には本実施の形態に係る遊技盤100が示されている。
遊技盤100は、基板として透明の平板状合成樹脂材が適用されている(以下、透明遊技盤100という)。
透明遊技盤100は、その表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置(図示省略)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
前記透明遊技盤100の裏面側には、少なくとも遊技領域101のほぼ全域に亘って表示面が対向する大型の液晶表示装置106が配設されている。すなわち、遊技領域101が液晶表示装置106の表示領域となっていて、遊技者の視野のほぼ全域が覆われる。
遊技領域101には、遊技領域101の中心部を基準として図2の左側に、通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、図2の下部には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設されており、この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置してアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が設けられており、当該開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっている。開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球が開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車や遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘(何れも図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたLCD106や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図3参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、アタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ228が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド175、保留ランプ176、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されている。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの抽選(以下「特図抽選」と呼ぶ)が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たり(大当たり)となった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。なお、この大当たりについては、通常の当たりと、特別遊技状態の終了後に次の当たり確率がアップする確変モード、或いは図柄変動パターン時間を短縮する時短モードが付加される場合がある。
また、主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカ146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
本実施形態のパチンコ機10では、LCD106の表示画面の大部分において、演出図柄変動パターンを表示し、表示画面における極めて小さい領域に特別図柄変動パターンを表示するようにしている。なお、特別図柄変動パターンは、別途独立した表示装置で表示するようにしてもよい。
ここで、特図抽選の結果が「大当たり」となり、LCD106における図柄変動パターン演出並びにスピーカ146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、特別遊技状態である大当たり処理が実行される。
この大当たり処理は、アタッカー112が所定回数(ラウンド)開放するものであり、1ラウンドの開放時間は約30秒とされ、この間に最大10個の遊技球PBが入賞可能となる。すなわち、時間制限である30秒、或いは数制限である10個の何れか一方が先に満足されると、そのラウンドは終了となり、次ラウンドに移行する。
このため、特別遊技状態では、通常遊技状態よりも短期間で多くの入賞が期待され、遊技者にとって有利な遊技状態とすることができる。
また、前述したように、LCD106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、LCD106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
ここで、図4に示されるように、本実施の形態では、ホール内に複数の島設備50が存在し、1つの島設備50には、パチンコ機10が2列、背中合わせに設置される。各列には、パチンコ機10が10台ずつ並べられており、島設備50全体では合計20台のパチンコ機10が設置される。
また、本実施の形態では、1つの島設備50の片面側に並んだ10台のパチンコ機10A〜10Jについて、隣り合うパチンコ機10同士でLCD106に表示する背景画像が連続するように構成している。
すなわち、図5に示されるように、隣り合うパチンコ機10同士で、背景画像Bの表示開始位置を所定量ずつずらすことにより、背景画像Bが順次隣のパチンコ機10に流れていくように表示するようにしている。
なお、図5には、パチンコ機10A〜10JのLCD106A〜106Jの表示状態の一例と、背景画像Bの表示開始位置との対応関係が模式的に示されている。また、同図に示される例では、Fフレームの背景画像Bを順次繰り返し表示する。さらに、矢印Pは、Fフレームの背景画像Bの表示順序を示しており、矢印Mは、背景画像Bが流れる方向を示している。
なお、Fフレームの画像は、例えばLCD106へのフレームレートが30fps(frame per second)の場合、F/30秒分の画像であることを意味する。
また、LCD106A〜106Jにまたがって示す曲線は、背景画像の表示例を示すものであり、同図に示されるように、各パチンコ機10A〜10JのLCD106A〜106Jに表示される背景画像がつながりを持っていることを示している。
すなわち、同図に示す例では、背景画像Bは、106Jから106Aに向かって流れるように表示される。
そこで、図3に示されるように、本実施の形態に係るパチンコ機10は、初期状態変更スイッチ37を備えた構成とされている。当該初期状態変更スイッチ37は、ジョグダイアルとされており、1〜10のチャンネルの何れかに設定可能となっている。また、初期状態変更スイッチ37は、遊技機の背面等、普段は見えない場所に設けられており、以下の表1に示されるように、島設備50における当該パチンコ機10の設置位置に応じたチャンネルがパチンコ機10を島設備50に設置する際に設定される。
Figure 2007260259
このようにして設置位置に応じたチャンネルが設定される初期状態変更スイッチ37は、演出制御部152に接続されている。演出制御部152では、電源が投入されると、初期状態変更スイッチ37により設定されたチャンネルを識別して、図柄制御部156を介してチャンネルに応じた表示開始位置からのLCD106への背景画像Bの繰り返し表示を開始する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
図6は、電源が投入された場合に演出制御部152により実行される背景表示開始処理の流れを示すフローチャートであり、以下、同図を参照して背景表示開始処理について説明する。
まず、ステップ202では、初期状態設定変更スイッチ37の設定状態を取得し、次のステップ204では、設定状態が1チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ206に移行し、開始位置を1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
また、ステップ204で否定判定となった場合はステップ208に移行して、設定状態が2チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ210に移行し、開始位置を(F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ208で否定判定となった場合はステップ212に移行して、設定状態が3チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ214に移行し、開始位置を(2F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ212で否定判定となった場合はステップ216に移行して、設定状態が4チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ218に移行し、開始位置を(3F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ216で否定判定となった場合はステップ220に移行して、設定状態が5チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ222に移行し、開始位置を(4F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ220で否定判定となった場合はステップ224に移行して、設定状態が6チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ226に移行し、開始位置を(5F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ224で否定判定となった場合はステップ228に移行して、設定状態が7チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ230に移行し、開始位置を(6F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ228で否定判定となった場合はステップ232に移行して、設定状態が8チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ234に移行し、開始位置を(7F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ232で否定判定となった場合はステップ236に移行して、設定状態が9チャンネルであるか否かを判定し、当該判定が肯定判定となった場合はステップ238に移行し、開始位置を(8F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ236で否定判定となった場合は、設定状態が10チャンネルであると判断して、ステップ240に移行して、開始位置を(9F/10)+1番目のフレームに設定し、その後にステップ242に移行する。
ステップ242では、設定した開始位置からFフレームの背景画像Bの繰り返し表示を開始する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球PBは球送り装置により一球ずつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理が実行され、その抽選結果は、普通図柄表示装置107に、2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。
この普通図柄の抽選結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が所定時間開放され、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞しやすい状態となる。
また、特別図柄始動入賞口108へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの抽選処理が実行され、その抽選結果は、LCD106の下部の一部の領域(あるいは、独立した別の領域)では、2個の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。また、この表示に伴い、LCD106のほぼ全域では、演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示される。この演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感を持って観察する。
特図抽選の結果が「当たり(大当たり)」であった場合は、LCD106の表示画面に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカ146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり動作を実行する。
大当たり動作としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高15〜16ラウンド(継続回数)開放される。
なお、アタッカー112内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回のアタッカー112開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。
これにより、遊技者は、発射した遊技球PBをアタッカー112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
また、当たり図柄が、例えば「777」等の予め定められた所定の図柄であり、かつ当該所定の図柄が奇数の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり動作の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、あるいは大当たり確率は変わらないが普通図柄表示装置107の変動時間が短縮され、始動口108が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、遊技場の島設備50単位で実行される電源の同時投入に応じて、LCD106への所定時間分の背景画像B(ループ画像)の繰り返し表示を開始し、さらに遊技の進行状況に応じた演出画像を前記背景画像Bに重ねて表示するに際し、島設備50内での設置位置に応じて、設置位置が所定方向に1ずれる毎に予め定められた時間分だけ遅れた開始位置から背景画像Bの表示を開始するようにしているので、複数の遊技機間で連鎖的な演出を実行できる。
また、本発明では、繰り返し表示を開始する位置(表示位置)を、島設備50内における設置位置に応じて初期状態変更スイッチ37により設定された位置情報により特定するようにしており、隣接する位置に設置されたパチンコ機とのやり取りを行なわないので、制御を複雑にすることがない。
なお、本実施の形態では、パチンコ機10を10台並べて設置し、10台のパチンコ機10について背景画像Bを連鎖的に表示する形態にして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチンコ機10が複数台であれば特に台数に制限はない。
また、本実施の形態では、Fフレームの背景画像Bを、連鎖的な表示を行うパチンコ機10の数で均等に分割して、各分割位置を開始位置とする形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、背景画像Bを、連鎖的な表示を行うパチンコ機10の数以上に分割し、隣り合う遊技機の表示開始位置を隣り合う分割位置に設定すれば、順次背景画像Bが隣の遊技機に流れるような演出は実行可能である。また、パチンコ機10の数以下に分割することも可能であるが、連鎖的な表示を行うという観点から、3以上の数に分割することが好ましい。
なお、ループ画像は、どのフレームから表示を開始しても滑らかにつながるような画像であれば、ループ画像の長さや内容は適宜設定し得ることは言うまでもない。
また、本実施の形態に係るパチンコ機10の構成(図1乃至図4参照)及び処理の流れ(図5及び図6参照)は一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、島設備においては、一般に、島設備に設置された遊技機全てに電源の供給が同時に開始されるようになっているが、島設備に設置された遊技機それぞれの電源の供給が同時に開始されれば、電源の同時投入の方法は問わない。
なお、本発明では、隣り合う遊技機同士で所定の時間差をもって背景画像の表示を開始する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、隣り合う遊技機同士で、同一フレームの互いに異なる領域を表示するようにすることもできる。この場合、表1の表示開始位置に代えて、表示領域を設置位置及びチャンネルに対応付けしておく必要がある。
この場合、複数の遊技機の背景画像を合わせると一体的な背景画像として捉えることができるので、連鎖的な演出を実行できる。
実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るパチンコ機が設置される島設備の一例を示す説明図である。 実施の形態に係る背景画像Bの表示開始位置に関する説明図である。 実施の形態に係る背景表示開始処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機
37 初期状態変更スイッチ(設定手段)
50 島設備
100 透明遊技盤
100A 盤面
106 LCD(表示手段)
150 主制御部
152 演出制御部(演出制御手段)
156 図柄制御部

Claims (4)

  1. 電源の投入に応じて表示手段への所定時間分のループ画像の繰り返し表示を開始し、遊技の進行状況に応じた演出画像を前記ループ画像に重ねて表示する遊技機であって、
    前記ループ画像の表示位置を設定するための設定手段と、
    前記設定手段により設定された表示位置から前記ループ画像の繰り返し表示を開始する演出制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示位置は、遊技場の島設備内での設置位置に応じて設定されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記表示位置は、隣り合う台同士で所定量ずつ異なることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記表示位置は、前記ループ画像の表示領域を前記島設備に設置される遊技機の台数に応じて分割して得られた分割領域を示すものであり、
    前記演出制御手段は、前記ループ画像の前記表示位置により示される分割領域の表示を開始することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
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