JP5299905B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機に係り、詳しくは、遊技盤等に加えられる振動を検出する振動検出器を備えた弾球遊技機に関する。
上記のような弾球遊技機の代表例であるパチンコ機は、遊技盤を立設姿勢で着脱可能に収容保持する前枠と、前枠の後面側に横開き開閉可能に設けられ常には遊技盤の背後を覆って配設される裏セット盤と、前面の表示部が遊技機正面に臨んで配設され遊技展開に応じた画像を表示する画像表示器などを備えて構成される。画像表示器は、多様な画像表示による遊技展開の複雑化を可能とするため、一般的に、液晶表示パネルなどのカラー画像表示器が用いられ、よりダイナミックな画像演出を可能とするため、画像表示器の大型化が進展している。
一方、パチンコ機は、ある程度の期間遊技に供されると遊技者の関心が離れ、稼働率が低下する。このような場合に、所謂盤面替えと称される新台の入れ替え作業によって遊技盤が交換されると、比較的高額な画像表示器が本来の寿命よりもはるかに短い使用期間で廃棄されることとなり、新台入れ替えのコスト面でも環境保護の面でも好ましくない。そのため、近年では、画像表示器を裏セット盤に設けることにより、遊技盤が入れ替えられても、画像表示器はそのまま利用可能とした構成の弾球遊技機が提案されている(特許文献1参照)。
また、このような新台入れ替えのコスト面や環境保護の面を考える場合、画像表示器だけでなく、遊技機を叩いて不正に入賞や当たりを得ようとする不正行為(所謂ゴト行為)を検出するための振動検出センサを、新台入れ替え作業による遊技盤交換時に無駄に廃棄されないようにすることも重要である。
例えば、所謂第2種特別電動役物を使用したパチンコ機(以下、第2種パチンコ遊技機ともいう)として、始動入賞口への入賞を契機として開閉動作する可動翼片(開閉部材)を有する役物装置(入球役物)を備え、該可動翼片の開放時に取り込まれた遊技球が役物装置内の特定領域を通過した際に、通常遊技状態から、遊技者にとって有利となる特別遊技状態へと移行するように構成された所謂第2種パチンコ遊技機が知られている(特許文献2参照)。この第2種パチンコ遊技機は、遊技領域に役物装置を備え、該役物装置の上部左右に配置された一対の可動翼片を開閉動作させ、開閉する可動翼片によって取り込まれた遊技球を、第1通過経路と第2通過経路とに振り分けるように構成される。第1通過経路は、通過する遊技球を、一方向に回転する回転体(所謂クルーン)の一般入賞口及び特定入賞口(所謂Vゾーン)の何れか一方に入賞させ得るように案内し、第2通過経路は、通過する遊技球を、第1通過経路の場合とは異なる位置(上記回転体の中央部分)に落下させ得るように案内する。第2通過経路は、第1通過経路よりも特定入賞口に入賞し易いように構成される。
このような特許文献2記載のパチンコ機は、第1通過経路における下流側に、一方向回転する回転体の一般入賞口及び特定入賞口の何れかに入賞可能に導く通行部位と、該通行部位を通過した遊技球を排出するため導入する排出口と、これら通行部位及び排出口の近傍に起立状態で配置された、竹箒部を把持する人形状の可動部材とを有しており、該可動部材がその起立状態を変えることで、竹箒部の先端で排出口を塞ぐ状態(停留可能状態)と、竹箒部で排出口を塞がない、該排出口への導入可能状態(停留不能状態)とを切換えるように構成されている。
ところで、特許文献2記載のパチンコ機では、始動入賞口への入賞により可動翼片が開閉動作して遊技球が役物装置内に取り込まれて、例えば第1通過経路に導かれた場合、該遊技球が通行部位に接近する際に可動部材が排出口を塞ぐ停留可能状態になっていれば、該遊技球は通行部位に進入して回転体の特定入賞口を狙うことが可能になる。しかし、これとは逆に、遊技球が通行部位に接近した際に可動部材が排出口を塞がない停留不能状態になっていると、該遊技球は通行部位に進入することはできず、該通行部位を通過して排出口から排出されてしまうことになる。
そのため、悪意の遊技者(不正行為者)は、このような停留不能状態において球受け皿等を遊技球の転動に合わせて強く叩き(所謂ドツキ)、その振動を役物装置自体に伝えることで、第1通過経路を転動移動する遊技球に異常な動きを与え、それにより、本来は通過するはずの通行部位側に遊技球を寄せて進入させるようにする。このような不正行為(所謂ゴト行為)は、回転体の特定入賞口(所謂Vゾーン)が通行部位に接近してきたタイミングで行われるもので、不正行為者は、一度で成功しなくても、それを何度もやることで成功させるのである。
このような不正行為への対応策として、振動検出センサを遊技盤におけるセンター飾りの背面側に取り付け、不正行為者が球受け皿等を強く叩くことで遊技盤側に与えた振動を該振動検出センサで検出した際に、予め決められた措置をとるように構成した弾球遊技機が知られている(特許文献3参照)。この措置としては、例えばその後の遊技を無効にしたり、警告を音、光、表示等で発したりするようなものである。
また、上述のような不正行為は、上記第2種パチンコ遊技機だけでなく、所謂第1種特別電動役物を使用したパチンコ機(以下、第1種パチンコ遊技機ともいう)においても行われる。即ち、該第1種パチンコ遊技機では、多くの機種が遊技領域の中央部分にセンター飾りを備えており、該センター飾りに設けられたワープ導入口から導入された遊技球が、該センター飾りの下側に設けられたステージ上に放出されて転がり移動した際に、球受け皿等を強く叩くことで該遊技球の転動軌跡を故意に変化させて、下方の始動チャッカーに通じる所謂100%ルートに不正に導いたり、また、該始動チャッカー近傍の釘(障害釘)に絡んでいる遊技球を球受け皿等を強く叩くことで始動チャッカーに無理矢理入賞させようとしたりするのである。
このような第1種パチンコ遊技機における不正行為に対しても、上述と同様に、振動検出センサで振動を検出して警告等を発するように対策することができる。
特開2005−305032号公報 特開2004−174238号公報 特開2005−312678号公報
しかし、上記特許文献3記載の第2種パチンコ遊技機では、振動検出センサが遊技盤の裏面に固定されているため、新台入れ替え等で盤面替えが行われると、決して安くはない使用可能な振動検出センサを、交換する遊技盤毎に毎回使い捨てることになり、新台入れ替えのコスト面においても環境保護の面においても好ましいことではない。これは、上述した第1種パチンコ遊技機においても同様である。
そこで本発明は、振動検出センサ等の振動検出器を、新台入れ替え等に際して取り替えられる交換対象側に搭載するのではなく、遊技盤を支持する非交換対象側に保持しつつ、新たな遊技盤を前枠にセットしたとき振動を適正に検出し得る状態になるように構成し、もって上述した課題を解決し得る弾球遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1〜図12参照)、遊技領域(PA)に遊技球を打ち出して遊技してなる弾球遊技機(PM)において、
前面側に前記遊技領域(PA)が形成される遊技盤(10)と、
前記遊技盤(10)を立設姿勢で着脱可能に収容保持する前枠(2)と、
前記遊技盤(10)の後面側を覆うように前記前枠(2)の後方に配置された裏セット盤(30)と、
前記遊技盤(10)に作用した所定の基準値以上の振動を検出可能な振動検出器(48)と、
前記振動検出器(48)を前記遊技盤(10)の裏面側に接触させる接触位置に保持する第1の状態と、前記振動検出器(48)を前記前枠(2)及び前記裏セット盤(30)の何れか一方に保持する第2の状態とに変更可能な状態変更手段(40,56、47,57、61)と、を備える、
ことを特徴とする弾球遊技機(PM)にある。
なお、本発明における上記「前面側」は、遊技領域に向かって対座して遊技している遊技者が位置する側を意味している。また、本発明における上記「接触位置」は、振動検出器を遊技盤裏面側に接触させて該振動検出器による振動検出を可能にする位置を意味する。更に、本発明における上記「遊技盤の裏面側に接触」は、振動検出器を遊技盤の裏面に直接的に接触させる場合、及び、振動検出器を遊技盤の裏面に他部材を介在した形で間接的に接触させる場合の双方を含む概念であり、いずれの場合においても振動検出器による振動検出が可能となる。
請求項2に係る本発明は(例えば図2、図3、図7〜図9、及び図11参照)、前記状態変更手段は、
前記振動検出器(48)を挿入固定して前記遊技盤(10)の裏面側に接触させた状態に保持する保持部(例えば40,56)と、
前記前枠(2)及び前記裏セット盤(30)の何れか一方に配置されて、前記保持部(例えば40,56)から取り外された前記振動検出器(48)を仮止め保持可能な仮止め部(例えば47,57)とからなる、
請求項1に記載の弾球遊技機(PM)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図11参照)、前記仮止め部(例えば57)は、
前記遊技盤(10)が前記前枠(2)に装着された状態で前記保持部(例えば56)の後側に位置整合するように設けられると共に、仮止めされた前記振動検出器(48)を、前記保持部(56)に向けて移動させることにより該保持部(56)に挿入保持するように構成され、かつ、該保持部(例えば56)に挿入保持された前記振動検出器(48)の後端面(48e)を係止して押さえる係止部(57b)を有してなる、
請求項2に記載の弾球遊技機(PM)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図9及び図12参照)、前記状態変更手段は、
前記前枠(2)及び前記裏セット盤(30)の何れか一方に支持された状態で、前記振動検出器(48)を弾性部材(62)で付勢することにより、前記遊技盤(10)が前記前枠(2)に装着された際に該遊技盤(10)の裏面側に接触する前記接触位置に保持する保持部(例えば61)からなる、
請求項1に記載の弾球遊技機(PM)にある。
請求項5に係る本発明は(例えば図2〜図4、図6、図7及び図10参照)、前記弾球遊技機の作動を統括的に制御する主制御基板(42)と、
前記遊技領域(PA)に設けられ、画像を表示する表示部(55)を有する画像表示器(50)と、
前記主制御基板(42)から入力される演出指令信号に基づいて前記画像表示器(50)に画像制御信号を出力し、前記表示部(55)に遊技展開に応じた画像を表示させる演出制御基板(44)と、
前記主制御基板(42)との間で双方通信可能で該主制御基板(42)からの払出指令信号に基づいて球払出装置(34)の作動を制御する払出制御基板(43)と、を備え、
前記振動検出器(48)は前記払出制御基板(43)に電気的に接続され、かつ、
前記画像表示器(50)が前記遊技盤(10)の背後に位置するように前記裏セット盤(30)に設けられると共に、前記表示部(55)を前記弾球遊技機の正面から視認可能に臨ませる窓部(15b)が前記遊技盤(10)に設けられ、
前記主制御基板(42)及び前記演出制御基板(44)が、前記窓部(15b)よりも下方かつ前記遊技盤(10)の下端面よりも上方の該遊技盤(10)の後面下部領域に配設され、かつ前記遊技盤(10)の後面下部領域に前後方向で重なり合うように配設され、
前記画像表示器(50)と前記主制御基板(42)とが弾球遊技機の背面視において上下に並んで視認可能に配設され、
前記演出制御基板(44)は、前記遊技展開に応じた画像の表示を含み前記前枠(2)に収容される前記遊技盤(10)の種別に応じて相反する演出機能を実現するための制御要素により構成され、
前記演出制御基板(44)から出力される音響制御信号を増幅して遊技機前面側に設けられたスピーカ(26)に出力する増幅器を含み、前記前枠(2)に収容される前記遊技盤(10)の種別に拘わらず共通の演出機能を実現するための制御要素により構成された枠演出接続基板(45)を備え、
前記枠演出接続基板(45)及び前記払出制御基板(43)が前記前枠(2)の背面下部に前後方向で重なり合うように配設され、
前記主制御基板(42)と前記払出制御基板(43)とが弾球遊技機の背面視において上下に並んで視認可能に配設されてなる、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の弾球遊技機(PM)にある。
請求項6に係る本発明は(例えば図1、図2及び図10参照)、遊技機本体の叩き可能部位(例えば8a)に配置されて人体の接触の有無を検知する接触検知センサ(36)と、
前記遊技領域(PA)に配置された特定入賞部(所謂第1種パチンコ遊技機の場合は例えば14、所謂第2種パチンコ遊技機の場合はVゾーン)への入賞を判定する入賞判定手段(59)と、
前記振動検出器(48)による振動検出、前記入賞判定手段(59)による前記特定入賞部(14)への入賞判定、及び前記接触検知センサ(36)による人体接触検知に基づき、前記特定入賞部への入賞を不正行為による不正入賞と判定する不正入賞判定手段(60)と、を備える、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の弾球遊技機(PM)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、遊技盤に作用した所定の基準値以上の振動を検出可能な振動検出器と、振動検出器を遊技盤の裏面側に接触させる接触位置に保持する第1の状態と振動検出器を前枠及び裏セット盤の何れか一方に保持する第2の状態とに変更可能な状態変更手段とを備えるので、振動検出器を、交換対象の遊技盤側に搭載するのではなく、非交換対象である遊技盤背面側の基板に電気的に接続した状態で該背面側に保持し、交換した遊技盤を前枠にセットした時点で、遊技盤に加わる振動を適正に検知し得る状態にすることができる。従って、従前のように、新台入れ替え等で盤面替えが行われる際に、振動検出器を、交換する遊技盤毎に毎回使い捨てるような問題を解消することができる。
請求項2に係る本発明によると、状態変更手段が、振動検出器を挿入固定して遊技盤の裏面側に接触させた状態に保持する保持部と、前枠及び裏セット盤の何れか一方に配置されて、保持部から取り外された振動検出器を仮止め保持可能な仮止め部とからなるので、新台入れ替え等で盤面替えする際には、保持部から取り外した振動検出器を仮止め部に仮止め保持しておき、その状態で遊技盤を新しいものに交換した後、仮止め部から取り外した振動検出器を、新たな遊技盤に設けられている保持部に挿入保持することで、極めて容易に振動検出器の取付け作業を行うことができる。
請求項3に係る本発明によると、仮止め部は、遊技盤が前枠に装着された状態で保持部の後側に位置整合するように設けられると共に、仮止めされた振動検出器を、保持部に向けて移動させることにより該保持部に挿入保持するように構成されるので、振動検出器の仮止め部への仮止め工程、前枠側への装着工程を、極めて容易にワンタッチ的に行うことができ、作業性が向上される。更に、仮止め部が、保持部に挿入保持された振動検出器の後端面を係止して押さえる係止部を有するので、仮止め部側から保持部側に移動させて挿入した振動検出器を係止部で自動的に係止することができ、作業性がより向上される。
請求項4に係る本発明によると、状態変更手段が、前枠及び裏セット盤の何れか一方に支持された状態で、振動検出器を弾性部材で付勢することにより、遊技盤が前枠に装着された際に該遊技盤の裏面側に接触する接触位置に保持する保持部からなるので、振動検出器を極めて簡単に振動検知状態にセットすることができ、作業性がより向上される。
請求項5に係る本発明によると、弾球遊技機の作動を統括的に制御する主制御基板と、遊技領域に設けられ、画像を表示する表示部を有する画像表示器と、主制御基板から入力される演出指令信号に基づいて画像表示器に画像制御信号を出力し、表示部に遊技展開に応じた画像を表示させる演出制御基板と、主制御基板との間で双方通信可能で該主制御基板からの払出指令信号に基づいて球払出装置の作動を制御する払出制御基板とを備え、振動検出器が払出制御基板に電気的に接続されるので、振動検出器からの振動検出信号を主制御基板に出力できると共に、該主制御基板を経由して例えば演出制御基板に振動検出信号を送って、不正行為を抑制するような画面を表示することが可能になる。また、主制御基板及び演出制御基板が、窓部よりも下方かつ遊技盤の下端面よりも上方の該遊技盤の後面下部領域に配設され、かつ遊技盤の後面下部領域に前後方向で重なり合うように配設されるので、新台入れ替え等で遊技盤を着脱交換する際に、遊技盤に固有の主制御基板及び演出制御基板を一体的に交換することができ、作業性がより向上される。更に、演出制御基板が遊技盤の後面下部領域に位置しているので、画像表示器を裏セット盤の最後部に配置し、画像表示器の前方に奥行きのある遊技領域を確保することが可能となる。
請求項6に係る本発明によると、接触検知センサが、遊技機本体の叩き可能部位に配置されて人体の接触の有無を検知し、入賞判定手段が、遊技領域に配置された特定入賞部への入賞を判定し、不正入賞判定手段が、振動検出器による振動検出、入賞判定手段による特定入賞部への入賞判定、及び接触検知センサによる人体接触検知に基づき、特定入賞部への入賞を不正行為による不正入賞と判定するので、特定入賞部への入賞があった場合、遊技場係員が実際に現場を見ているか否かに拘わらず、該入賞を、所謂ドツキによる不正行為で取得したものであると容易に特定することができる。そして、不正入賞判定手段が、振動検出器による振動検出、及び入賞判定手段による入賞判定に加え、球受け皿等の叩き可能部位に配置された接触検知センサによる人体接触検知を条件として、特定入賞部への入賞を不正入賞と判定するので、自身の弾球遊技機(本機)にて特定入賞部への正当な入賞が得られた際に、隣りの弾球遊技機(他機)で行われたドツキによる振動が本機に伝わったとしても、本機にて叩き可能部位に対する接触(つまり、ドツキ時の人体接触)が検知されなければドツいたことにはならず、従って、本機側での特定入賞を不正入賞と判定されることはない。このように、本機で遊技している遊技者が、特定入賞部への入賞を折角取得したのに、隣りの弾球遊技機で発生したドツキによる振動の影響で当該特定入賞が無効になる等の不合理な事象の発生を、確実に回避することができる。
本発明を適用した弾球遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 図1中のI−I矢視の側断面図である。 上記パチンコ機の背面図である。 上記パチンコ機の分解斜視図である。 上記パチンコ機に装着される遊技盤の例として示す遊技盤の正面図である。 上記遊技盤の背面図である。 上記遊技盤の中央での側断面図である。 本実施形態における遊技盤の化粧板裏面側に固定された保持部及び該保持部に装着される振動検出センサを、該保持部を縦断面した状態で示す側面図であり、(a)は振動検出センサの挿入前の状態、(b)は振動検出センサの挿入開始の状態、(c)は振動検出センサの挿入完了状態をそれぞれ示す。 本実施形態における払出制御基板のケース裏面に固定した仮止め部及び該仮止め部に仮止めされる振動検出センサを、該仮止め部を縦断面した状態で示す側面図であり、(a)は振動検出センサの挿入前の状態、(b)は振動検出センサの挿入完了状態をそれぞれ示す。 本実施形態におけるパチンコ機の制御系を一部抜粋して示す概略ブロック図である。 変形例1における遊技盤の化粧板裏面側に固定した保持部と、該保持部の後側に配置される仮止め部を、これら保持部及び仮止め部を縦断面した状態で示す側面図であり、(a)は振動検出センサの挿入前の状態、(b)は振動検出センサの挿入開始の状態、(c)は振動検出センサの挿入完了状態をそれぞれ示す。 変形例2における裏セット盤側に固定された保持部を縦断面した状態で示す側面図であり、(a)は化粧板のセット前の状態、(b)は化粧板のセット後の状態をそれぞれ示す。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。本発明を適用した弾球遊技機の代表例として、パチンコ機PMの正面図及び背面図をそれぞれ図1及び図3に、図1中のI−I矢視の側断面図を図2に、パチンコ機PMの分解斜視図を図4に示すと共に、このパチンコ機に装着される遊技盤の例として示す遊技盤10の正面図、背面図及び側断面図をそれぞれ図5,6,7に示しており、これらの図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について概要説明する。
なお、後述する実施形態及び変形例においては、本発明に係る弾球遊技機を、所謂第1種特別電動役物を使用したパチンコ機に適用した例を挙げて説明するが、本発明はこれに限らず、所謂第2種特別電動役物及び第3種特別電動役物の機能を有する弾球遊技機にも適用できることは勿論である。
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに枠組みされて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズの開閉搭載用の前枠2が正面左側に配設されたヒンジ機構3a,3bにより支持されて前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して外枠1と係合された閉鎖状態に保持される。
前枠2の前方には、前枠2の前面域に合わせた方形枠状で中央上部に複層ガラス6が装着されたガラス枠5が互いの左側縁上下に設けられたヒンジ機構7a,7bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に支持されており、常には施錠装置4により前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2の上部領域には、前面側に遊技領域PAが形成される遊技盤10を立設姿勢で収容保持する収容枠21が設けられており、この収容枠21に遊技盤10が前枠後面側から着脱可能に収容されて固定され、常には前枠前面を覆って閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス6を透視して前面の遊技領域を視認可能に臨ませるようになっている。
図1及び図4においては遊技盤10の詳細構成の記載を省略するが、遊技盤10は、所定板厚の積層合板にセルを貼付し、或いは透明な樹脂製の板材を用いた化粧板11を基板として構成され、化粧板11の前面に固定されて上向きに開く内レール12と、前枠2に形成されたアーチ状の外レール22とに囲まれて縦長円形の遊技領域PAが区画形成される。遊技領域PAには、多数本の遊技釘、風車、中央飾り、各種入賞具などの遊技構成部品が設けられ、遊技領域PAの下端部には入賞具に落入することなく落下した遊技球を裏面側に排出させるアウト口が化粧板11を前後に貫通して形成されている。遊技盤10の後面側の下部領域には、後に詳述する球寄せカバー17、主制御基板42、演出制御基板44などが設けられる。
収容枠21の下側に位置する前枠2の下部領域には、遊技補助盤と称される補助機構部(図示せず)が設けられており、この遊技補助盤に、遊技球を発射する遊技球発射装置24や、遊技領域PAに到達することなく戻ってきたファール球を回収するファール球回収通路(図示せず)などが設けられている。遊技補助盤の前方を覆うガラス枠5の下部には、前面側に遊技球を貯留する上下の球皿8a,8bが設けられ、後面側には上球皿8aに貯留された遊技球を、1球ずつ遊技球発射装置24に送り出す整流器25が設けられている。ガラス枠5の前面上部にはスピーカ26が設けられ、前面下部には、上球皿8aにチャンスボタン27、下球皿8bの右側方に発射ハンドル9が取り付けられている。
一方、前枠2の後方に位置して裏セット盤30が設けられている。裏セット盤30は、上下左右の枠部を有して外枠1の内寸よりも幾分小型の矩形枠状に形成された基枠体31をベースとし、正面視左側上下に配設されたヒンジ機構を介して前枠後方に横開き開閉及び着脱が可能に連結されており、常には収容枠21に収容された遊技盤10の後面側を覆って配設される。基枠体31の上方枠部31Uには、多数の遊技球を貯留する球貯留タンク32が取り付けられ、基枠体31の左方枠部(背面視右側の枠部)31Lには、球貯留タンク32から整列状態で導かれた遊技球を整列状態で待機させる整列待機通路が形成された待機通路部材33、及び整列待機通路に待機された遊技球を所定条件のもと払い出す球払出装置34が取り付けられる。
基枠体31の下方枠部31Dには、球払出装置34により払い出された遊技球を上球皿8aに導く払出通路や、上球皿8aが満杯の状態で払い出された遊技球を下球皿8bに導く溢れ玉通路、遊技盤10から排出された遊技済み球を遊技島の回収樋に流下させる遊技済み球排出通路などの球通路構造35が形成されている。また、下方枠部31Dの後面側には、後述する電源基板41、払出制御基板43、枠演出接続基板45などが取り付けられ、これらの制御基板とパチンコ機各部の電気・電子部品がコネクタケーブルで接続され、パチンコ機PMが遊技可能に構成される。なお、前述した主制御基板や演出制御基板を含む各制御基板は、不正な改造行為を防止するため透明な樹脂製の基板ケースに収容された状態で取り付けられている。
このように概要構成されるパチンコ機PMにあって、遊技展開に応じて種々の画像が表示部55に表示される液晶表示パネル(画像表示器)50が、基枠体31の後面側上部に取り付けられる。液晶表示パネル50は、前面開放の矩形箱状に形成された透明樹脂製の保護ケース51に収容されており、保護ケース51の上部及び左右の側部には各々外方に突出する固定フランジ部51fが形成されている。基枠体31の上方枠部31U及び左右の枠部31L,31Rには、固定フランジ部51fに対応してパネル保持部が形成されており、このパネル保持部に固定フランジ部がネジ固定されて液晶表示パネル50が基枠体31の後面側から取り付けられ、パネル前面の表示部55が裏セット盤30の前面側から視認可能に配設される。
各図では、遊技領域PAに設けられる中央飾りや入賞装置等の記載を省略しているが、遊技領域PAの中央部には、化粧板11を前後に貫通する中央飾り取付孔13(図7参照)が開口形成され、この中央飾り取付孔13に中央飾り(センター飾り)15が取り付けられる。中央飾り15は、化粧板11の前面に固定されて中央飾り取付孔の周縁を飾る前面装飾枠15aと、この前面装飾枠15aと繋がり中央飾り取付孔13を通って後方に延びる箱枠状(角筒状)の囲壁装飾枠(窓部)15bとを有し、囲壁装飾枠15bの後端が液晶表示パネル50の表示部直前まで延びて構成される。
また中央飾り15は、図1及び図5に示すように、中央遊技領域CPAにおける表示部55の左側部にワープ導入口16を有しており、該中央遊技領域CPAにおける表示部55の下側にステージSを有している。ステージSの中央部の手前側には、該ステージS上を転がり移動してタイミング良く位置した遊技球を前側に落下させて始動チャッカー14に導くために円弧状に窪んだ凹部20が形成されている。凹部20の左右には、該凹部20に導入されなかった遊技球を始動チャッカー14とは異なる方向に落下させる凹部23が形成されている。なお、上記「ワープ導入」は、遊技領域PAに打ち出された遊技球を、該遊技領域PAの比較的下側に位置する不図示の道釘(複数本の釘の列)等を経ることなく、始動チャッカー14側に導くことを意味する概念である。
図2、図4、図6及び図7に示すように、囲壁装飾枠15bの開口面域は、裏セット盤30に設けられる液晶表示パネル50の表示サイズに合わせて形成されており、囲壁装飾枠15bと複層ガラス6の後面と液晶表示パネル50の前面とに囲まれて奥行きのある中央遊技領域CPAが形成され、この中央遊技領域CPAを通してパチンコ機PMの正面から液晶表示パネルの表示部55を視認可能になっている。なお、囲壁装飾枠15bの内側又は液晶表示パネルの表示部前方に、透明樹脂製の仕切板を設けてもよく、化粧板11を透明樹脂により構成して、液晶表示パネル50の表示部55全体を視認可能に構成してもよい。
遊技盤10の後面側には、化粧板11の裏面側に排出された遊技済み球を集合させて基枠体の下方枠部31Dに設けられた遊技済み球排出通路に流下させる球寄せカバー17が設けられている。球寄せカバー17は、中央飾り15の外側を覆う蓋状に形成されて化粧板11にビス止めされており、後面に囲壁装飾枠15bの後端部を挿通させる開口が形成されている。そして、この球寄せカバー17の下部領域を跨いで、化粧板11の裏面下部にアーチ状の基板支持ブラケット18が固定され、この基板支持ブラケット18にパチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御基板42、パチンコ機PMの演出制御を行う演出制御基板44が取り付けられる。
一方、裏セット盤30の後面側には、下方枠部31Dに設けられた払出通路や溢れ玉通路、遊技済み球排出通路などの球通路構造35の後方に基板支持ブラケット38が固定され、この基板支持ブラケット38に、遊技施設側から受電して各制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板41、主制御基板42から入力される払出指令信号に基づいて球払出装置34の作動を制御し、遊技球発射装置24の作動を制御する払出制御基板(枠制御基板)43、演出制御基板44から入力される演出制御信号に基づいた作動を実行する枠演出接続基板45などが取り付けられる。払出制御基板43は更に、主制御基板42から入力される払出指令信号に基づいて球払出装置34の作動を制御する。
ここで、演出制御基板44及び枠演出接続基板45は、パチンコ機PMの各部に設けられた遊技演出用の表示機器やアクチュエータ、音響機器などの演出用機器の作動を制御し、遊技盤10において展開される遊技に応じた演出を実現するための回路基板であり、従来は演出基板として一体に構成されていた回路基板である。遊技演出用の表示機器として、遊技盤10に設けられた各種のLEDやランプ(ランプ等という)、ガラス枠5に設けられたランプ等やチャンスボタン27、裏セット盤30に設けられた液晶表示パネル50などが例示され、アクチュエータとして遊技盤10に設けられた各種入賞装置駆動用のソレノイドやモータ、発射ハンドル9に設けられたバイブレータ、音響機器としてガラス枠5に設けられたスピーカ26やブザーなどが例示される。
ところで、演出用機器に出力される信号の具体的な内容(コンテンツ)が遊技盤ごとに相違しても、ガラス枠5に設けられたランプ等を点滅させるためのインターフェースやスピーカ26を駆動可能な電圧まで増幅する増幅器などは、前枠2に収容される遊技盤10の種別によらず共通である。そこで、本パチンコ機PMでは、従来一体に構成され裏セット盤に設けられていた演出基板を、遊技盤10の種別に応じて相違する演出機能を実現するための制御要素により構成される演出制御基板44と、遊技盤10の種別にかかわらず共通の演出機能を実現するための制御要素により構成される枠演出接続基板45とに分割し、遊技盤固有の演出機能を実現するための制御要素により構成される演出制御基板44を遊技盤10に設け、共通の演出機能を実現するための制御要素により構成される枠演出接続基板45を裏セット盤30に設けている。
演出制御基板44は、主制御基板42から入力される演出指令信号に基づいて液晶表示パネル50に画像制御信号を出力し、表示部55に遊技展開に応じた画像を表示させる。つまり、演出制御基板44は、主制御基板42から入力される演出指令信号を受け、遊技盤10の構成及び遊技の展開状況に応じたランプ制御信号、アクチュエータ制御信号、画像制御信号、音響制御信号などの演出制御信号を生成し出力する。枠演出接続基板45は、演出制御基板44から出力され枠演出接続基板45に入力される演出制御信号を受け、ガラス枠5や前枠2等の遊技機本体側に設けられた演出用機器を作動させるのに適した駆動信号に変換して出力する。
また、前枠2に遊技盤10を立設姿勢で着脱可能に収容保持させ、その後方を覆って裏セット盤30を閉止すると、裏セット盤30の最後部に位置して上方に液晶表示パネル50、下方に払出制御基板43が配設され、この液晶表示パネル50と払出制御基板43との間に遊技盤10の最後部に設けられた主制御基板42が配設される。つまり、パチンコ機PMを後方から見た背面視において、上方から順に液晶表示パネル50、主制御基板42、払出制御基板43が機体の最後部に並んで配設される。
そのため、遊技において「当り」の発生を制御する主制御基板42や、球払出装置34の作動を制御する払出制御基板43について、不正行為を防止するため保護ケース内の制御基板が目視検査可能であるとの規制要件を満たし、かつ液晶表示パネル50を最大限大型化できると共に、液晶表示パネル50の前方に、広く奥行きのある中央遊技領域CPAを確保することができる。
以上のパチンコ機PMでは、液晶表示パネル50が遊技盤10の背後に位置して裏セット盤30に設けられると共に、表示部55を遊技機正面から視認可能に臨ませる囲壁装飾枠(窓部)15bが遊技盤10に設けられ、主制御基板42及び演出制御基板44が、囲壁装飾枠(窓部)15bよりも下方かつ遊技盤10の下端面よりも上方の該遊技盤10の後面下部領域に配設され、かつ遊技盤10の後面下部領域に前後方向で重なり合うように配設されている。液晶表示パネル50と主制御基板42とは、パチンコ機PMの背面視において上下に並んで視認可能に配設されている。演出制御基板42は、遊技展開に応じた画像の表示を含み前枠2に収容される遊技盤10の種別に応じて相反する演出機能を実現するための制御要素により構成される。また、枠演出接続基板45及び払出制御基板43は、前枠2の背面下部に前後方向で重なり合うように配設されており、主制御基板42及び払出制御基板43は、パチンコ機PMの背面視において上下に並んで視認可能に配設されている。更に、下方枠部31Dの後面側に配置された枠演出接続基板45は、演出制御基板44から出力される音響制御信号を増幅して遊技機前面側に設けられたスピーカ26に出力する増幅器を含み、前枠2に収容される遊技盤10の種別に拘わらず共通の演出機能を実現するための制御要素により構成されている。
ついで、本発明の特徴である振動検出センサの取付け構造について、図2、図3及び図7〜図9を参照して説明する。
本パチンコ機PMでは、図2及び図3に示すように、前枠2に取り付けられた裏セット盤30には、即ち、遊技機本体の下側における払出制御基板43の矩形状の透明カバー46の背面上部には、保持部40から取り外した振動検出センサ(振動検出器)48を仮止め保持可能な仮止め部47が固定されている。なお、該仮止め部47は、裏セット盤30側でなく前枠2側に設けることができることは勿論である。
仮止め部47には、透明カバー46内の払出制御基板43に接続されたコネクタ部52に一端部を機械的及び電気的に接続された電気的接続ケーブル(以下、ハーネスという)49の他端部に接続された振動検出センサ48が、新台入れ替え等による盤面替え時等に挿入されて仮止めされる。振動検出センサ48は、3次元(3軸)加速度センサや1次元(1軸)加速度センサ等から構成されるもので、払出制御基板43に接続され、所定の基準値以上の振動を検出可能に構成されている。この所定の基準値は、パチンコ機PMに振動が作用しても該振動が遊技に影響を与えない程度の微弱なものであればそれをその都度検出しないように、予め設定されている。
また、遊技盤10の化粧板11の下側の裏面側には、盤面替え後の該化粧板11に振動検出センサ48を接触状態で取り付けるための保持部40が固定されている。該保持部40は、周囲を基板等の各部品に囲まれているため、新台入れ替え等で盤面替えされる際には、化粧板11の背面側に装着された演出制御基板44と該化粧板11との間の隙間から振動検出センサ48を手作業で挿入することで、化粧板11裏面側に予め固定されている保持部40に該振動検出センサ48を挿入して保持するのである。
すなわち、保持部40は、図3及び図8に示すように、パチンコ機PMの背面側から見た際の背面視が矩形状に形成され、遊技盤10の化粧板11の裏面側に対し、断面L字部材39を介して外周部が固定されている。保持部40は、外周面の複数箇所において図8の左右方向(振動検出センサ48の挿入方向)に切り込まれて内面40a側に若干量突出するように形成された爪部40bを有している。該爪部40bは、他部より薄肉状に形成されて弾性を有する弾性薄肉部40cにより、外方向に押圧された際に内方向に押し返す付勢力を持つように構成されている。爪部40bには、外方側に突出する指掛け部40dが一体に形成されている。
一方、保持部40に挿入されて取り付けられる振動検出センサ48は、全体的に略々直方体状に形成され、その外周面48aにおける爪部40bに対応する位置に、係合凹部48cが形成されている。外周面48aは、保持部40の内面40aの矩形サイズより若干小さい矩形サイズに形成されて、保持部40への挿入が容易になるように構成されている。振動検出センサ48は、その後端面48eにハーネス49が機械的及び電気的に接続され、保持部40に挿入される前端面48dの外周部に面取りされた面取部48bが形成されている。
このような振動検出センサ48を保持部40に装着する際は、まず図8(a)に示すように、保持部40の開口に対して振動検出センサ48を位置決めしながら、図8(b)に示すように、該開口に押し込む。これにより、振動検出センサ48が、面取部48bを内面40aに沿わせながら保持部40の内方に外周面48aを摺接させつつ進入し、内面40a側に突出する爪部40bが面取部48bで外方に押し分けられながら外周面48aに沿って係合凹部48cに係合し、図8(c)に示すように、振動検出センサ48を、前端面48dが化粧板11の裏面側に密着した状態で保持部40側に堅固に固定する。
なお、本実施形態において保持部40により化粧板11の裏面側、即ち遊技盤10の裏面側に接触される振動検出センサ48は、遊技盤10の裏面(つまり化粧板11の裏面)に直接的に接触されても、遊技盤10の裏面(つまり化粧板11の裏面)に他部材(例えば始動チャッカー14に入賞した遊技球を遊技盤裏面側にて迂回させる形で排出する通路部材)を介在した形で間接的に接触されてもよく、いずれの場合においても振動検出センサ48による振動検出は良好に行われる。
また、仮止め部47は、図3及び図9に示すように、パチンコ機PMの背面側から見た際の背面視が矩形状に形成され、払出制御基板43を収容する透明カバー46の裏面に対し、断面L字部材37を介して外周が固定されている。なお、仮止め部47は、透明カバー46裏面に限らず、交換対象である遊技盤10側でなく非交換対象である前枠2側や裏セット盤30側であれば、他の部位に取り付けられてもよいことは勿論である。
仮止め部47は、外周面の複数箇所において図9の左右方向(振動検出センサ48の挿入方向)に切り込まれて内面47a側に若干量突出するように形成された爪部47bを有している。該爪部47bは、他部より薄肉状に形成されて弾性を有する弾性薄肉部47cにより、外方向に押圧された際に内方向に付勢力を持つように構成されている。爪部47bの先端部は、保持部40の爪部40bの角張った形状に比して丸く形成されており、振動検出センサ48が挿入された際に、外周面48aに沿って外方に撓んだ後、係合凹部48cに対して係合して振動検出センサ48の抜けを阻止し、また該振動検出センサ48が引っ張られて抜かれる際には、係合凹部48cの形状に沿って外方に撓んで該係合凹部48cから比較的簡単に外れて振動検出センサ48を解放するように構成されている。このため、仮止め部47には、保持部40における指掛け部40dが設けられておらず、仮止め時の作業性を向上させている。
また、図1に示すように、パチンコ機PMの遊技機本体の上球皿(叩き可能部位)8aには、正面部分、左部分及び右部分に、人体の接触の有無を検知する接触検知センサ(接触検知手段)36が配置されており、これらはそれぞれの部位に、パチンコ機PMで弾球遊技している遊技者の手等(人体)が接触したことを検知する。該接触検知センサ36は、図1の上球皿8aにおける破線で記載した符号36で示す部位の表面に被膜(メッキ)された導電性の金属材を接触部として備えており、該接触部に人体が触れた際、その被接触信号を、主制御基板42の不正入賞判定手段60(図10参照)に送信する。
ここで、本パチンコ機PMにおける制御系に関し、その抜粋した一部について図10を参照して説明する。
すなわち、図10に示すように、遊技盤10側に装着された状態で、新台入れ替え等で盤面替え時に交換対象となる主制御基板42及び演出制御基板44は、該主制御基板42側から演出制御基板44に一方向通信可能となるように電気的に接続されている。演出制御基板44には、液晶表示パネル50が電気的に接続されている。また、盤面替え時に非交換対象となる払出制御基板43は、主制御基板42との間で双方向通信可能となるように該主制御基板42に電気的に接続されている。払出制御基板43は、振動検出センサ48から振動検出信号を受信し、該振動検出信号に応じた信号を主制御基板42に出力し、また、球払出装置34に球払出信号を出力する。
主制御基板42は、入賞判定手段59及び不正入賞判定手段60を備えている。入賞判定手段59は、発射ハンドル9の操作で作動する遊技球発射装置24(図4参照)によって打ち出された遊技球が始動チャッカー(特定入賞部)14や他の入賞口(図示せず)の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。不正入賞判定手段60は、振動検出センサ48による振動検出、入賞判定手段59による始動チャッカー14等への入賞判定、及び接触検知センサ36による人体接触検知に基づき、該始動チャッカー14への入賞を不正行為による不正入賞と判定する。
なお、本発明に係る弾球遊技機が所謂第2種パチンコ遊技機である場合には、上記特定入賞部は、遊技領域PAの略々中央部に配置される入球役物としてのセンター飾り(図示せず)内に設けられた不図示の回転体(所謂クルーン)のV入賞口(所謂Vゾーン)に相当し、上記入賞判定手段59は該V入賞口への入賞の有無を判定し、上記不正入賞判定手段60は、振動検出センサ48による振動検出、入賞判定手段59によるV入賞口への入賞判定、及び接触検知センサ36による人体接触検知に基づき、該V入賞口への入賞を不正行為による不正入賞と判定することになる。
以上の構成を備える本パチンコ機PMにあっては、新台入れ替え等による盤面替えに際して、遊技場への設置状態において遊技盤10側の保持部40に保持されている振動検出センサ48を、指掛け部40dに指等を掛けて爪部40bを外方向にやや持ち上げるようにしながら振動検出センサ48を保持部40から離れる方向に引っ張ると、爪部40bが係合凹部48cから外れて、該振動検出センサ48が保持部40から離脱する。
このようにして保持部40から外した振動検出センサ48を、図9(a)に示すように、仮止め部47の開口に対向させた状態で該開口に押し込むと、該振動検出センサ48は、面取部48bで仮止め部47の爪部47bを押し分けながら進入する。これにより、内面47a側に突出している爪部47bが面取部48bで外方に押し上げられつつ外周面48aに沿って係合凹部48cに係合し、図9(b)に示すように、振動検出センサ48は、前端面48dが透明カバー46から若干の隙間をあけた状態で仮止め部47側に仮止めされる。
この状態において、化粧板11に演出制御基板44及び主制御基板42が装着された状態の旧版の遊技盤10を裏セット盤30側から取り外した後、入れ替えるべき新たな遊技盤10を裏セット盤30側に装着する。その後、仮止め部47に仮止めしていた振動検出センサ48を仮止め部47から引っ張るようにして取り外し、保持部40にその周囲の隙間を手作業で通して振動検出センサ48を接近させ、保持部40に該振動検出センサ48を押し込むようにして、前端面48dを化粧板11の裏面側に密着した状態で該保持部40に固定する。
以上説明した本実施形態では、遊技盤10に作用した所定の基準値以上の振動を検出可能な振動検出センサ48と、該振動検出センサ48を遊技盤10の裏面側に接触させる接触位置に保持する第1の状態と該振動検出センサ48を前枠2及び裏セット盤30の何れか一方に保持する第2の状態とに変更可能な、保持部40及び仮止め部47からなる状態変更手段とを備える。これにより、振動検出センサ48を、交換対象である遊技盤10側に搭載するのではなく、非交換対象である遊技盤10背面側の払出制御基板43に電気的に接続した状態で該背面側の仮止め部47に保持し、交換した遊技盤10を前枠2にセットした時点で、遊技盤10に加わる振動を適正に検知し得る状態にすることができる。このため、従前のように、新台入れ替え等で盤面替えが行われる際に、振動検出センサ48を、交換する遊技盤毎に毎回使い捨てるような問題を解消することができる。なお、上記「接触位置」は、振動検出センサ48を遊技盤10の裏面側に接触させて該振動検出センサ48による振動検出を可能にする位置を意味している。
また、本実施形態では、上記状態変更手段が、振動検出センサ48を挿入固定して遊技盤10の裏面側に接触させた状態に保持する保持部40と、前枠2及び裏セット盤30の何れか一方に配置されて、保持部40から取り外された振動検出センサ48を仮止め保持可能な仮止め部47とからなる。このため、盤面替え等する際には、保持部40から取り外した振動検出センサ48を仮止め部47に仮止め保持しておき、その状態で遊技盤10を新しいものに交換した後、仮止め部47から取り外した振動検出センサ48を、新たな遊技盤10に設けられている保持部40に挿入保持することで、極めて容易に振動検出センサ48の取付け作業を行うことができる。
更に、本実施形態によると、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御基板42と、表示部55を有する液晶表示パネル50と、演出指令信号に基づいて液晶表示パネル50に画像制御信号を出力し、表示部55に遊技展開に応じた画像を表示させる演出制御基板44と、主制御基板42からの払出指令信号に基づいて球払出装置34の作動を制御する払出制御基板43とを備え、振動検出センサ48が払出制御基板43に電気的に接続される。このため、振動検出センサ48からの振動検出信号を主制御基板42に出力することができ、また、該主制御基板42を経由して演出制御基板44に振動検出信号を送って、不正行為を抑制するような画面を表示することができる。
更に、本実施形態によると、主制御基板42及び演出制御基板44が、囲壁装飾枠(窓部)15bよりも下方かつ遊技盤10の下端面よりも上方の該遊技盤10の後面下部領域に配設され、かつ遊技盤10の後面下部領域に前後方向で重なり合うように配設されるので、新台入れ替え等で遊技盤10を着脱交換する際に、遊技盤10に固有の主制御基板42及び演出制御基板44を一体的に交換することができ、作業性がより向上される。また、演出制御基板44が遊技盤10の後面下部領域に位置しているので、液晶表示パネル50を裏セット盤30の最後部に配置し、液晶表示パネル50の前方に奥行きのある遊技領域を確保することができる。
そして、本実施形態によると、接触検知センサ36が、遊技機本体の上球皿8aに配置されて人体の接触の有無を検知し、入賞判定手段59が、遊技領域PAに配置された特定入賞部(本発明を所謂第1種パチンコ遊技機に適用した本実施形態では始動チャッカー14となり、本発明を所謂第2種パチンコ遊技機に適用した場合はV入賞口となる)への入賞を判定し、不正入賞判定手段60が、振動検出センサ48による振動検知、入賞判定手段59による上記特定入賞部への入賞判定、及び接触検知手段36による人体接触検知に基づき、上記特定入賞部への入賞を不正行為による不正入賞と判定する。これにより、特定入賞部への入賞があった場合、遊技場係員が実際に現場を見ているか否かに拘わらず、該入賞を、所謂ドツキによる不正行為で取得したものであると容易に特定することができる。
そして、不正入賞判定手段60が、振動検出センサ48による振動検知、及び入賞判定手段59による入賞判定に加え、上球皿8aに配置された接触検知センサ36による人体接触検知を条件として、上記特定入賞部への入賞を不正入賞と判定する。これにより、自身のパチンコ機PM(本機)にて特定入賞部への正当な入賞が得られた際に、隣りのパチンコ機(他機)で行われたドツキによる振動が本機に伝わったとしても、本機にて叩き可能部位に対する接触(つまり、ドツキ時の人体接触)が検知されなければドツいたことにはならず、従って、本機側での特定入賞を不正入賞と判定されることはない。このように、本機で遊技している遊技者が、上記特定入賞部への入賞を折角取得したのに、隣りのパチンコ機で発生したドツキによる振動の影響で当該特定入賞が無効になる等の不合理な事象の発生を、確実に回避することができる。これらの構成は、後述する変形例1及び2においても同様に適用できることは勿論である。
なお、本実施形態では、仮止め部47を、前枠2側に配置される透明カバー46に設けたが、これに限らず、前枠2における適宜の部位やその他の部位、裏セット盤30における適宜の部位やその他の部位、或いは、前枠2や裏セット盤30から支持部材等で延出された部位に設けることもでき、その場合にも、同様の効果を得ることができる。またこれは、後述する変形例1及び2においても同様である。
次に、図11を参照して、本実施形態の変形例1について説明する。
すなわち、図11に示すように、保持部56及び仮止め部57は、遊技盤10が前枠2に装着され、裏セット盤30が前枠2に取り付けられた状態において、該前枠2の前後方向(図11における左右方向)で位置整合するように設けられている。つまり、仮止め部57は、支持部材54を介して裏セット盤30側に支持された状態で、裏セット盤30が前枠2に取り付けられると、化粧板11裏面側の保持部56の後側(遊技領域PAに向かって対座して遊技している遊技者が位置する側と反対の側を意味する)に位置整合した状態で当接する。このように、断面L字部材39を介して遊技盤10の化粧板11の裏面側に固定された保持部56と、該保持部56の断面形状及びサイズが同等で該保持部56の後側に密着するように支持部材54を介して裏セット盤30側に支持された仮止め部57とが、前枠2の前後方向で位置整合するように設けられている。なお、符号54aは、仮止め部57の内面57aで形成される後部開口に合わせて形成した開口部である。
本変形例1における仮止め部57は、図9に示した仮止め部47とは異なり、爪部47bのような爪部は有さず、後側(図11の右側)から挿入された振動検出センサ48を一旦仮止め保持した状態で(図11(a)参照)、該振動検出センサ48の前端面48d側に突出する爪部(係止部)57bを有している。該爪部57bは、他部より薄肉状に形成されて弾性を有する弾性薄肉部57cにより、外方向に押圧された際に内方向に付勢力を持つように構成されている。爪部57bの先端部は、振動検出センサ48が矢印A方向に挿入された際に、面取部48bによって押し上げられて外周面48aに沿って外方に撓んだ後(図11(b)参照)、該爪部57bを通過して保持部56の内面56a側に挿入された時点で該爪部57bが外周面48aから外れて矢印B方向に回動して元の状態に復帰し、振動検出センサ48の後端面48eに当接して該振動検出センサ48を保持部56から抜けないように保持する(図11(c)参照)。これにより、振動検出センサ48は、化粧板11の裏面11a側に前端面48dを当接(接触)させた形で、加えられる振動を適正に検出し得る状態となる。
一方、新台入れ替え等に際して振動検出センサ48を保持部56から取り外す場合は、爪部57bの上部の指掛け部57dに指等を掛けて後方に引き上げ、その状態で、ハーネス49を静かに引っ張りながら、保持部56から仮止め部57側に移動させて該仮止め部57に保持(仮止め)する。この状態において、盤面替え作業を行い、その後、新たな遊技盤10をセットした時点で、該遊技盤10の化粧板11裏面側の保持部56に位置整合した仮止め部57側から、該仮止め部57の内方に仮止めしている振動検出センサ48を保持部56側に押し出し移動させることで、該振動検出センサ48を遊技盤10側に再び装着する。なお、本変形例1において、振動検出センサ48は係合凹部48cを備えてはいない。また、本変形例1において、本発明に係る状態変更手段は、保持部56と仮止め部57とから構成される。
以上のような本変形例1では、前述した実施形態と略々同様の効果を得られると共に、仮止め部57が、遊技盤10が前枠2に装着された状態で保持部56の後側に位置整合するように設けられ、かつ仮止めされた振動検出センサ48を、保持部56に向けて移動させることにより該保持部56に挿入保持するように構成されるため、振動検出センサ48の仮止め部57への仮止め工程、前枠2側への装着工程を、極めて容易にワンタッチ的に行うことができ、作業性が向上される。
また、本変形例1では、仮止め部57が、保持部56に挿入保持された振動検出センサ48の後端面48eを係止して押さえる爪部(係止部)57bを有するので、仮止め部57側から保持部56側に移動させて挿入した振動検出センサ48を爪部57bで自動的に係止することができ、これにより、作業性がより向上される。なお、本変形例1における仮止め部57は、支持部材54を介して裏セット盤30側に支持されるが、これに限らず、非交換対象である前枠2側や裏セット盤30側であれば、他の部位に取り付けられてもよいことは勿論である。
引き続き、図12を参照して、本実施形態の変形例2について説明する。
すなわち、本変形例2では、図12に示すように、裏セット盤30における化粧板11の裏面11aに対向し得る部位に、振動検出センサ48を裏セット盤30側に保持する保持部61を備えている。該保持部61は、図12の左側から見た正面視が矩形状に構成されている。つまり、保持部61は、内面61aに振動検出センサ48を摺動自在に収容し得る角筒状に構成されており、開口を有する前側を化粧板11側に向けた状態で、閉塞した後側を裏セット盤30側に連結される支持部材63に固定支持されている。保持部61は、振動検出センサ48の後端面48eに接続されたハーネス49を外方に突出させる穴部61bを有し、内方に収容した振動検出センサ48の後端面48eに一端が固定され且つ底面61cに他端が固定されこれら両端部間に縮設されたコイルばね(弾性部材)62を有している。弾性部材としては、コイルばね62に代えて、板ばね、ゴム材等を使用することも可能である。なお、本変形例2において、本発明に係る状態変更手段は、保持部61により構成される。
以上の構成を備える本変形例2において、保持部61に振動検出センサ48が保持されただけの準備段階では、図12(a)に示すように、振動検出センサ48は保持部61の開口からやや突出した状態にある。そして、新台入れ替え等で遊技盤10が取り替えられ、新しい遊技盤10の化粧板11が前枠2にセットされると、裏面11a側が、保持部61に保持されてやや突出している振動検出センサ48の前端面48dに当接(接触)し、該前端面48dを保持部61の内方に向けて押し付ける。これにより、振動検出センサ48は、図12(b)に示すように、コイルばね62の付勢力に抗して押し込まれた状態で、前端面48dを化粧板11の裏面11a側に適正に押し当てて、遊技盤10に加えられた振動を検知し得る状態になる。
以上のような本変形例2によると、前述した実施形態と略々同様の効果を得られると共に、状態変更手段が、前枠2及び裏セット盤30の何れか一方に支持された状態で、振動検出センサ48をコイルばね62で付勢することにより、遊技盤10が前枠2に装着された際に該遊技盤10の裏面側に接触する上記接触位置に保持する保持部61からなるので、振動検出センサ48を極めて簡単に振動検知状態にセットすることができ、これにより、作業性がより向上される。なお、本変形例2における保持部61は、支持部材63を介して裏セット盤30側に支持されるが、これに限らず、非交換対象である前枠2側や裏セット盤30側であれば、他の部位に取り付けられてもよいことは勿論である。
以上、本発明をその好適な実施形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明の弾球遊技機は、上記実施形態及び変形例の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態及び変形例の構成から種々の修正及び変更を施した弾球遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る弾球遊技機は、パチンコ機、雀球遊技機、アレンジボール遊技機等に用いることが可能であり、特に遊技球の移動軌跡を不正に変化させる所謂ドツキを検出するための振動検出センサを備えるものに用いて好適である。
2 前枠
8a 叩き可能部位(上球皿)
10 遊技盤
14 特定入賞部(始動チャッカー)
15b 窓部(囲壁装飾枠)
26 スピーカ
30 裏セット盤
34 球払出装置
36 接触検知センサ
40,56 状態変更手段(保持部)
42 主制御基板
43 払出制御基板
44 演出制御基板
45 枠演出接続基板
47,57 状態変更手段(仮止め部)
48 振動検出器(振動検出センサ)
48e 後端面
50 画像表示器(液晶表示パネル)
55 表示部
57b 係止部(爪部)
59 入賞判定手段
60 不正入賞判定手段
61 状態変更手段(保持部)
62 弾性部材(コイルばね)
PA 遊技領域
PM 弾球遊技機(パチンコ機)

Claims (6)

  1. 遊技領域に遊技球を打ち出して遊技してなる弾球遊技機において、
    前面側に前記遊技領域が形成される遊技盤と、
    前記遊技盤を立設姿勢で着脱可能に収容保持する前枠と、
    前記遊技盤の後面側を覆うように前記前枠の後方に配置された裏セット盤と、
    前記遊技盤に作用した所定の基準値以上の振動を検出可能な振動検出器と、
    前記振動検出器を前記遊技盤の裏面側に接触させる接触位置に保持する第1の状態と、前記振動検出器を前記前枠及び前記裏セット盤の何れか一方に保持する第2の状態とに変更可能な状態変更手段と、を備える、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記状態変更手段は、
    前記振動検出器を挿入固定して前記遊技盤の裏面側に接触させた状態に保持する保持部と、
    前記前枠及び前記裏セット盤の何れか一方に配置されて、前記保持部から取り外された前記振動検出器を仮止め保持可能な仮止め部とからなる、
    請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記仮止め部は、
    前記遊技盤が前記前枠に装着された状態で前記保持部の後側に位置整合するように設けられると共に、仮止めされた前記振動検出器を、前記保持部に向けて移動させることにより該保持部に挿入保持するように構成され、かつ、該保持部に挿入保持された前記振動検出器の後端面を係止して押さえる係止部を有してなる、
    請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記状態変更手段は、
    前記前枠及び前記裏セット盤の何れか一方に支持された状態で、前記振動検出器を弾性部材で付勢することにより、前記遊技盤が前記前枠に装着された際に該遊技盤の裏面側に接触する前記接触位置に保持する保持部からなる、
    請求項1に記載の弾球遊技機。
  5. 前記弾球遊技機の作動を統括的に制御する主制御基板と、
    前記遊技領域に設けられ、画像を表示する表示部を有する画像表示器と、
    前記主制御基板から入力される演出指令信号に基づいて前記画像表示器に画像制御信号を出力し、前記表示部に遊技展開に応じた画像を表示させる演出制御基板と、
    前記主制御基板との間で双方通信可能で該主制御基板からの払出指令信号に基づいて球払出装置の作動を制御する払出制御基板と、を備え、
    前記振動検出器は前記払出制御基板に電気的に接続され、かつ、
    前記画像表示器が前記遊技盤の背後に位置するように前記裏セット盤に設けられると共に、前記表示部を前記弾球遊技機の正面から視認可能に臨ませる窓部が前記遊技盤に設けられ、
    前記主制御基板及び前記演出制御基板が、前記窓部よりも下方かつ前記遊技盤の下端面よりも上方の該遊技盤の後面下部領域に配設され、かつ前記遊技盤の後面下部領域に前後方向で重なり合うように配設され、
    前記画像表示器と前記主制御基板とが弾球遊技機の背面視において上下に並んで視認可能に配設され、
    前記演出制御基板は、前記遊技展開に応じた画像の表示を含み前記前枠に収容される前記遊技盤の種別に応じて相反する演出機能を実現するための制御要素により構成され、
    前記演出制御基板から出力される音響制御信号を増幅して遊技機前面側に設けられたスピーカに出力する増幅器を含み、前記前枠に収容される前記遊技盤の種別に拘わらず共通の演出機能を実現するための制御要素により構成された枠演出接続基板を備え、
    前記枠演出接続基板及び前記払出制御基板が前記前枠の背面下部に前後方向で重なり合うように配設され、
    前記主制御基板と前記払出制御基板とが弾球遊技機の背面視において上下に並んで視認可能に配設されてなる、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の弾球遊技機。
  6. 遊技機本体の叩き可能部位に配置されて人体の接触の有無を検知する接触検知センサと、
    前記遊技領域に配置された特定入賞部への入賞を判定する入賞判定手段と、
    前記振動検出器による振動検出、前記入賞判定手段による前記特定入賞部への入賞判定、及び前記接触検知センサによる人体接触検知に基づき、前記特定入賞部への入賞を不正行為による不正入賞と判定する不正入賞判定手段と、を備える、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の弾球遊技機。
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