JP2006129642A - ステッピングモータ。 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筐体、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部の回転軸線方向の寸法公差を吸収させながら組み立てることを可能にしたステッピングモータを提供する。
【解決手段】 ステッピングモータ1は、シャフト3の外周に配置されてなるロータ5と、ロータ5に回転力を付与するステータ7,7Aと、シャフト3を軸線L方向に与圧するスラスト与圧部15と、それらを収容するケース9とを備えている。そして、ケース9は、軸線L方向に筒状に延びるケース本体91と、ケース本体91の開口側端部91aにおいて軸線L方向に位置調整可能に嵌め合わされると共に、スラスト与圧部15を介してシャフト3を軸線L方向に支持する蓋部93hを有するキャップ93と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク装置等に利用されるステッピングモータに関するものである。
このようなステッピングモータとして、特許文献1に記載のものが知られている。ステッピングモータは、回転を制御し易い特性から、パソコン等の光ディスク装置における光ディスクのピックアップレンズの駆動に用いられている。ピックアップレンズを回転軸の軸線方向に駆動する際のスラスト力を吸収するために、ステッピングモータには回転軸を軸線方向に与圧するスラスト与圧部が設けられている。近年、光ディスク装置の薄型化の要求に伴い、ステッピングモータにおいても限られた厚さの空間内に収納されるため、径方向の寸法を小さくすることが要求されている。
特開平8−308167号公報
しかしながら、このようなステッピングモータでは、径方向の寸法を小さくしつつも十分なトルクを確保するため、回転軸の軸線方向の寸法を大きくする必要がある。ステッピングモータの軸線方向の寸法が大きくなると、それに伴って筐体、ロータ及びステータを構成する各部品の軸線方向の寸法も大きくなるので、各部品を成形し難くなる。そして、各部品の軸線方向の寸法公差が累積すると、ロータ及びステータが筐体内部に収まらなくなる場合や、ロータ及びステータと筐体との間で軸線方向にガタが発生する場合がある。また、ロータ及びステータが筐体内でガタつくことで、スラスト与圧部にもガタが発生するおそれが高くなるので、スラスト与圧部が適正な与圧を発生できなくなるおそれも高くなり、モータ駆動中に回転軸の軸線方向の振動が大きくなって適正な回転精度が得られないという問題が発生し得る。
そこで、本発明は、筐体、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部の回転軸線方向の寸法公差を吸収させながら組み立てることを可能にしたステッピングモータを提供することを目的とする。
本発明のステッピングモータは、回転軸の外周に配置されてなるロータと、ロータに回転力を付与するステータと、回転軸を軸線方向に与圧するスラスト与圧部と、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部を収容する筐体とを備え、筐体は、軸線方向に筒状に延びる筐体本体と、筐体本体の開口側端部において軸線方向に位置調整可能に嵌め合わされると共に、スラスト与圧部を介して回転軸を軸線方向に支持する蓋部を有するキャップと、を備えたことを特徴とする。
このステッピングモータでは、筐体のキャップの位置を軸線方向に調整することで、筐体の内部空間の軸線方向の長さを調整することができる。その結果、筐体、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部の寸法公差を吸収させつつ、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部を筐体内に確実に収めることができる。
また、筐体の軸線方向における長さは、筐体の直径の2倍以上であることが好ましい。径方向の寸法を小さくするステッピングモータの構成としては、例えば、軸線方向においてロータを挟むように一対のステータを対向して配置し、ステータが有するコイルを軸線方向においてロータと並列させる構成が考えられる。この構成によれば、一対のコイルとロータとが軸線方向に並列することになるので、筐体の軸線方向における長さが径方向の長さに比較して、例えば2倍以上に大きくなりやすい。このような軸線方向に長いステッピングモータにおいては、特に、モータを構成する各部品の軸線方向の累積寸法公差が大きくなりやすいが、本発明によれば、この累積寸法公差を吸収させながら、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部を筐体内に確実に収めることができる。
また、キャップの筐体本体側の端部には、筐体本体の開口側端部の外面に接する拡径したガイド部が設けられてもよい。この場合、ガイド部を筐体本体の開口側端部に嵌め込む際、キャップを軸線方向に滑らせながら蓋部の位置を調整することができ、モータの組み立て作業性を良好にすることができる。
また、筐体本体の外面に接する平行な2平面間にキャップのガイド部が位置するように、ガイド部には第1の切り欠き部が設けられてもよい。この場合、キャップの径方向の寸法が上記の2平面間に収まる寸法となる。すなわちキャップの径方向の寸法を筐体本体と同じにすることができるので、キャップにガイド部を設けた場合でもモータの径方向の寸法が大きくならず、モータの薄型化を図ることができる。
また、筐体本体から回転軸の径方向に突出する駆動電流供給用コネクタを更に備え、キャップのガイド部には、コネクタが嵌り込む第2の切り欠き部が設けられてもよい。この場合、第2の切り欠き部にコネクタが嵌り込むことで、キャップの周方向の位置決めが達成される。
本発明によれば、筐体、ロータ、ステータ及びスラスト与圧部の回転軸線方向の寸法公差を吸収させながらステッピングモータを組み立てることが可能になる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るステッピングモータの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示すステッピングモータ1は、光ディスク装置に内蔵され、光ディスクのデータを読み取るピックアップレンズを駆動するためのモータとして用いられる。ステッピングモータ1は、円柱形状をなしており、光ディスク装置内の限られた厚さの空間内に収納されるため、径が約5mmと小型化が図られている。ステッピングモータ1は、回転軸としてのシャフト3の外周に固着されてN極とS極とが交互に着磁された永久磁石からなるロータ5を有しており、シャフト3の軸線Lの方向においてロータ5の両側には、一対のステータ7,7Aが配置されている。そして、ロータ5及びステータ7,7Aは、真ちゅう又はステンレス等の非磁性体からなる円筒状のケース9に収容されている。詳細は後述するが、このケース9は、軸線L方向に円筒形状に延びて後端部が開口したケース本体(筐体本体)91と、ケース本体91の後端部に嵌め合わされたキャップ93とからなる。
このように、ステータ7,7Aが軸線L方向においてロータ5に並列して配置される結果、ステッピングモータ1の小径化が図られる。また、小径化に寄与すべくロータ5の直径は小さいため、ロータ5の軸線L方向の寸法を長くすることで、ステッピングモータ1の必要なトルクが確保されている。この実施形態においては、モータ1の全長は直径の2倍以上の約13.5mmとなり、ステッピングモータ1は軸線L方向に長く延びた円柱形状をなしている。
ステータ7は、磁界を発生するためのコイル25が巻回されたコイルボビン27と、このコイルボビン27を収容するヨーク29とを備えている。このヨーク29は、磁性体からなる内ヨーク31、外ヨーク33及びその両者を連結するスリーブ21で構成されている。内ヨーク31及び外ヨーク33は、スリーブ21の両端部にそれぞれ同心的に連結されている。
スリーブ21は、シャフト3を取り囲むようにシャフト3とコイルボビン27との間に配置され、軸線L方向に延びる管状に形成されている。スリーブ21は、シャフト3と接触しない程度の内径寸法を有し、シャフト3を貫通させている。内ヨーク31は、スリーブ21のロータ5に近い側の端部に連結されており、軸線Lに直交する円板状の基部31aと、基部31aの周囲に等間隔で立設された4つの第1磁極歯31bとを有している。第1磁極歯31bは、ロータ5を取り囲むようにロータ5の外周面に対向する位置まで延びている。外ヨーク33は、スリーブ21のロータ5から遠い側の一端に連結されており、軸線Lに直交する円板状の基部33aと、基部33aの周囲に等間隔で立設された4つの第2磁極歯33bとを有している。第2磁極歯33bは、ロータ5を取り囲むようにロータ5の外周面に対向する位置まで延び、第1磁極歯31bに接触しないようにそれぞれが第1磁極歯31b同士の間に入り込むように位置している。その結果、ロータ5の外周面には、第1磁極歯31bと第2磁極歯33bとが交互に対向して配列されることになる。
このヨーク29内に収容されたコイルボビン27は貫通孔27aを有しており、この貫通孔27aにスリーブ21が貫通され、コイルボビン27は、内ヨーク31の基部31aと外ヨーク33の基部33aと第2磁極歯33bとスリーブ21とに囲まれて、ヨーク29内に収容されている。コイルボビン27には、コイル25が巻回されており、このコイル25は、第2磁極歯33bの間から引き出された端子27bに電気的に接続されている。この端子27bを介して外部からコイル25にパルス電流が通電されることで、コイル25が磁界を発生する。そして、発生した磁界が、スリーブ21、内ヨーク31及び外ヨーク33を通じ、ロータ5の外周面に対向する磁極歯31b,33bまで伝達されることで、ロータ5を回転させるような磁界がロータ5の周囲に形成されることになる。
更に、前述したステータ7と略同一構成を有するステータ7Aは、磁界を発生するためのコイル25Aが巻回されたコイルボビン27Aと、このコイルボビン27Aを収容するヨーク29Aとを備えている。このヨーク29Aは、磁性体からなる内ヨーク31A、外ヨーク33A及びその両者を連結するスリーブ21Aで構成されている。なお、コイルボビン27A、ヨーク29A、内ヨーク31A、外ヨーク33A、及びスリーブ21Aの構成は、それぞれ、コイルボビン27、ヨーク29、内ヨーク31、外ヨーク33、及びスリーブ21の構成と同一であるので詳細な説明を省略する。
以上説明してきたように、一対のステータ7,7Aは、磁極歯31b,33bが所定の位相でずれるように、ロータを挟んで軸線L方向に対向して配置されている。また、ステータ7,7Aから突出する端子27b,27Abを含む駆動電流供給用コネクタ30が、ケース本体91の側面から突出して設けられており、ステッピングモータ1は、このコネクタ30を介して外部の電源(図示せず)から駆動電流の供給を受ける。そして、コネクタ30の端子27b,27Abを介して外部からの駆動電流がコイル25,25Aに通電され、この通電方向が順次切り替えられることで、ロータ5が回転力を付与され、ロータ5及びシャフト3が軸線Lを中心としてステップ状に回転することとなる。
上記のシャフト3は、ステータ7のスリーブ21を貫通しつつケース9の前端の開口から外部へ突出しており、ケース9外において、シャフト3にはリードスクリュー部11が形成されている。このリードスクリュー部11によって、シャフト3の回転を、被駆動部材であるピックアップレンズ(図示せず)の軸線L方向の駆動に変換することができる。ステッピングモータ1のケース9の前端にはケース9の外周面に接する平面上に位置しリードスクリュー部11に沿って延びるスクリュー用フレーム12が連結されている。このスクリュー用フレーム12は、先端に設けられた軸受け部14によって、リードスクリュー部11の先端を軸支している。
リードスクリュー部11によってピックアップレンズを駆動する際には、シャフト3はリードスクリュー部11からの反作用としてスラスト力を受けることになる。そこで、駆動時に発生するこのスラスト力を吸収するために、スリーブ21A内には、シャフト3の後方においてスラスト与圧部15が収納されている。このスラスト与圧部15には、シャフト3に近い方から球状のボール17、リアピボット19及びコイルスプリング20の順で配列されている。
このボール17の前側は、シャフト3の後部に形成された軸受け凹部3aの周縁部に接触するように配置され、ボール17の後側は、リアピボット19に接している。このような構造により、スリーブ21Aはリアピボット19のスラスト軸受けとして機能し、シャフト3は、リアピボット19に対して軸線Lを中心に円滑に回転可能とされている。そして、このリアピボット19は、スリーブ21Aに接触した状態で軸線L方向に摺動可能に支持されると共に、後端がコイルスプリング20の一端に支持されている。コイルスプリング20の他端は、ケース9のキャップ93に設けられた蓋部93aに接触しており、コイルスプリング20は、蓋部93aによって軸線L方向に支持されながらリアピボット19に向けて付勢力を付与している。スラスト与圧部15のこのような構成により、シャフト3は、スラスト与圧部15を介してキャップ93の蓋部93aによって軸線L方向に支持され、スラスト与圧部15の付勢力によってリードスクリュー部11の先端が軸受け部14に押し付けられている。
このようなステッピングモータ1において、ステータ7,7Aを構成する内ヨーク31,31A、外ヨーク33,33A、スリーブ21,21Aの各部品や、筐体9を構成する筐体本体91及キャップ93は、プレスによる深絞り加工等で成形される。これらの部品は軸線L方向に長く、しかも非常に小型の部品であるので、プレス加工によって高い寸法精度を得ることが難しい。そして、ステータ7,7Aは、筐体9内においてロータ5と共に軸線L方向に配列されることから、ステータ7,7Aの各部品の寸法公差が軸線L方向に累積することで、ステータ7,7A及びロータ5が筐体9の内部に収まらなくなる場合や、ステータ7,7Aが筐体9内で軸線L方向にガタつく場合がある。ステッピングモータ1では、軸線L方向の長さが直径の2倍以上といった軸線L方向に長い円柱形状をなし、上記各部品も軸線L方向に長いことから、このような問題が特に発生しやすい。
この問題を解決するために、ステッピングモータ1のケース9は、ケース本体91と、ケース本体91の後端部に嵌め合わされるキャップ93とで構成されている。そして、ケース9の組み立ての際には、キャップ93は、軸線L方向に位置調整されながらケース本体91に嵌め合わされる。このとき、キャップ93の蓋部93hがステータ7Aの後端部に接触するようにキャップ93の嵌め合わせの位置が軸線L方向に調整され、ステータ7,7A及びロータ5は、キャップ93の内部空間において軸線L方向に隙間なく収納される。その嵌め合わせの後、例えば溶接によってケース本体91とキャップ93とが連結される。
なお、円筒形状のケース本体91の側壁部には、開口側端部91a側から切り込まれた切り込み部91bが設けられており、この切り込み部91bを介してコネクタ30がケース9の外に突出している。
図3及び図4に示すように、キャップ93は、ケース本体91と同じ外径及び内径を有すると共に、一方の端部が開口した円筒部93fを有している。円筒部93fの他方の端部に位置する円盤状の蓋部93hの中央には、内側から見て円形凹部をなすバネ受け部93aが形成されており、このバネ受け部93aは、前述のコイルスプリング20を接触させることで、スラスト与圧部15を介してシャフト3を支持する。円筒部93fの開口側の端部には、軸線L方向に突出してケース本体91の開口側端部91aの外側面に接するガイド部93bが設けられている。ガイド部93bは、円筒部93fよりも大きい外径を有すると共に、ケース本体91の開口側端部91aにしまりばめをもって嵌り合う程度の内径を有している。
キャップ93がケース本体91に嵌りあった際、ガイド部93bはケース本体91の開口側端部91aの外面に接することとなる。そして、キャップ93は、このガイド部93bによってケース本体91に対して同心を維持しつつ軸線L方向に滑るように案内される。このとき、キャップ93の蓋部93hがステータ7Aの後端に接触する位置にまで移動できるように、キャップ93の軸線L方向の寸法は、円筒部93fの開口側の端面93jとケース本体91の開口側端部91aとの間に間隙G(図1及び図2参照)が形成されるような寸法になっている。このことで、キャップ93の蓋部93hをステータ7Aの後端に接触させて、ステータ7,7A及びロータ5をケース9内部に軸線L方向に隙間なく収納することが可能となり、ステータ7,7A等のケース9内でのガタつきを抑えることができる。
また、ガイド部93bはコネクタ30の位置よりも奥の位置まで移動可能なため、ガイド部93bには、コネクタ30が嵌り込むためのコネクタ用切り欠き部(第2の切り欠き部)93sが形成されている。このコネクタ用切り欠き部93sは、ちょうどコネクタ30に嵌り込む幅を有しているので、コネクタ用切り欠き部93sがコネクタ30に嵌り込むことによってキャップ93の周方向の位置決めが可能となる。
また、ガイド部93bには、径方向で対向する位置に一対の減高用切り欠き部(第1の切り欠き部)93u,93tが形成されている。この切り欠き部93u,93tによって、ガイド部93bは、円筒部93fの外周面に接する(すなわち、ケース本体91の外周面にも接する)平行な2平面S1,S2の間で、この2平面S1,S2からはみ出さないように位置することとなる。なお、この平面S1,S2は、コネクタ30がケース9から突出する方向及び軸線L方向に平行な平面である。よって、キャップ93にガイド部93bが設けられたことによりステッピングモータ1の径が拡大してしまうが、減高用切り欠き部93u,93tを形成することにより、コネクタ30が突出した方向に垂直な方向におけるモータ1の外径寸法を大きくしないようにしている。このことで、ステッピングモータ1の薄型化を図ることができ、光ディスク装置内の限られた厚さのスペースに収めることを容易にしている。
このように、キャップ93をケース本体91に対して軸線L方向に移動可能とすることで、両者を溶接等で接合する前に、蓋部93hの位置を軸線L方向に調整することができる。このため、このステッピングモータ1によれば、ステータ7,7Aの軸線L方向の寸法公差を吸収しながらステータ7,7A、ロータ5及びスラスト与圧部15を確実に筐体9内に収めた上で、ケース本体91とキャップ93とを連結することができる。また、蓋部93hをステータ7Aの後端に接触さるようにキャップ93の位置を軸線L方向に調整することで、ステータ7,7Aをケース9内部に軸線L方向に隙間なく収納することが可能となり、ステータ7,7Aのケース9内でのガタつきを抑えることができる。また、このように組み立てられたケース9の内部においては、スラスト与圧部15もガタつきがないように収められ、コイルスプリング20が適正な量だけ収縮した状態で収納されることになるので、スラスト与圧部15で発生する付勢力が適正なものとなり、モータ1の適正な回転精度を得ることができる。
また、ケース本体91とガイド部93bとは、締まりばめをもって嵌り合う寸法になっていることから、溶接等で連結する前に、嵌め合いのみでコイルスプリング20の付勢力を押さえ込んでモータ1の仮組立をすることができる。そして、この仮組立の状態においてモータ1を駆動させて検品を行うことができるので、この検品において駆動不良が発見された場合にも、再びケース9を開けて内部の不良を改めることができる。その結果、ステッピングモータ1の不良率を減少させ歩留まりを向上させることができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されない。例えば、キャップ93のガイド部93bにはコネクタ用切り欠き部93sを設けなくてもよい。この場合の例示として、図5〜図7に示すように、キャップ53のガイド部53bには、対向する位置に一対の減高用切り欠き部53t,53uが形成されている。このキャップ53では、この減高用切り欠き部53t,53uが形成されている方向におけるモータの寸法を大きくしないようにしている。このキャップ53を備えたステッピングモータでは、ガイド部53bがコネクタの位置に達しない範囲でキャップ53が軸線L方向に移動し、蓋部53hの位置調整が可能となっている。
また、本発明は、円形断面を有する円形のステッピングモータ1だけではなく、図8に示すような、いわゆる小判型のステッピングモータ61に適用してもよい。なお、ステッピングモータ61の構成要素のうち、ステッピングモータ1と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付している。ステッピングモータ61のケース8は、ケース本体81とガイド部83bを有するキャップ83とからなり、キャップ83のガイド部83bがケース本体81の開口側端部81aに嵌め込まれることにより、蓋部83hが軸線L方向に位置調整可能となっている。また、ガイド部83bには、減高用切り欠き部83tが形成されており、この減高用切り欠き部83tが形成されている方向におけるモータの寸法を大きくしないようにしている。
本発明に係るステッピングモータの実施形態を示す断面図である。 図1のステッピングモータを示す斜視図である。 キャップの斜視図である。 図3のキャップの底面図である。 本発明に係るステッピングモータに適用する他のキャップを示す斜視図である。 図5のキャップを示す側面図である。 図5のキャップを示す底面図である。 本発明に係るステッピングモータの他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1,61…ステッピングモータ、3…シャフト(回転軸)、5…ロータ、7,7A…ステータ、8,9…ケース(筐体)、81,91…ケース本体(筐体本体)、81a,91a…開口側端部、53,83,93…キャップ、93a…バネ受け部、53b,83b,93b…ガイド部、53t,53u,83t,93u,93t…減高用切り欠き部(第1の切り欠き部)、93s…コネクタ用切り欠き部(第2の切り欠き部)、15…スラスト与圧部、30…駆動電流供給用コネクタ、L…軸線、S1,S2…平面。

Claims (5)

  1. 回転軸の外周に配置されてなるロータと、前記ロータに回転力を付与するステータと、前記回転軸を軸線方向に与圧するスラスト与圧部と、前記ロータ、前記ステータ及び前記スラスト与圧部を収容する筐体とを備え、
    前記筐体は、
    前記軸線方向に筒状に延びる筐体本体と、
    前記筐体本体の開口側端部において前記軸線方向に位置調整可能に嵌め合わされると共に、前記スラスト与圧部を介して前記回転軸を前記軸線方向に支持する蓋部を有するキャップと、を備えたことを特徴とするステッピングモータ。
  2. 前記筐体の前記軸線方向における長さは、前記筐体の直径の2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
  3. 前記キャップの前記筐体本体側の端部には、前記筐体本体の前記開口側端部の外面に接する拡径したガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のステッピングモータ。
  4. 前記筐体本体の外面に接する平行な2平面間に前記キャップの前記ガイド部が位置するように、前記ガイド部には第1の切り欠き部が設けられたことを特徴とする請求項3に記載のステッピングモータ。
  5. 前記筐体本体から前記回転軸の径方向に突出する駆動電流供給用コネクタを更に備え、
    前記キャップの前記ガイド部には、前記コネクタが嵌り込む第2の切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載のステッピングモータ。
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